JPH0679126B2 - フラツト発光ストロボ用露光制御回路 - Google Patents

フラツト発光ストロボ用露光制御回路

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JPH0679126B2
JPH0679126B2 JP60032440A JP3244085A JPH0679126B2 JP H0679126 B2 JPH0679126 B2 JP H0679126B2 JP 60032440 A JP60032440 A JP 60032440A JP 3244085 A JP3244085 A JP 3244085A JP H0679126 B2 JPH0679126 B2 JP H0679126B2
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light emission
gate
signal
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博明 中村
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Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、絞り優先TTLダイレクト測光式のフォーカル
プレーンシャッタカメラにフラット発光ストロボ装置を
用いてシンクロ撮影を行なう場合に好適なフラット発光
ストロボ用露光制御回路に関する。
(従来技術) 周知のようにフォーカルプレーンシャッタを採用するカ
メラにおいてはストロボ同調秒時より高速のシャッタ秒
時ではストロボが同調発光し得ず、通常のストロボ撮影
が行なえないという不具合があった。即ち、ストロボ同
調秒時より高速のシャッタ秒時では、フォーカルプレー
ンシャッタが全開せず、先幕と後幕とによって形成され
るスリットがフイルム面の前方を走行することになる
が、このような場合、どの時点でストロボ装置を閃光発
光させたとしてもフイルム面の一部だけがストロボ光に
よって露光されて、均一な露光の写真を撮影することが
できなかった。
そこで、上記のような不具合を解消するために、スリッ
トがフイルム面の前方を走行している間に実質的に均等
な閃光発光を継続して行なうフラット発光ストロボが種
々提供されている。このフラット発光ストロボは主とし
てスタティック形フラット発光ストロボとダイナミック
形フラット発光ストロボに分類される。即ち、スタティ
ック形フラット発光ストロボは、閃光放電管に直列にス
イッチング素子を接続し、同閃光放電管の発光強度が一
定値となるようにスイッチング素子をオン・オフ制御す
るものである。また、ダイナミック形フラット発光スト
ロボは、閃光放電管に直列にスイッチング素子を接続
し、同閃光放電管の発光がパルス状の小発光を繰返し行
ない単位時間当りの発光量を一定に保つように同スイッ
チング素子をオン・オフ制御するものである。
そして、このようなフラット発光ストロボを絞り優先TT
Lダイレクト測光式のフォーカルプレーンシャッタカメ
ラに組合せてシンクロ撮影を行なう場合には、絞りを設
定し、シャッタレリーズを行なうと絞り込み,ミラーア
ップがなされ、しかる後、先幕が走行開始し、シャッタ
秒時制御のための発光光量の積分が開始される。また、
この積分が開始される直前もしくは開始されると同時に
フラット発光ストロボがトリガされ、実質的に均等なフ
ラット発光が開始される。よって被写体は自然光とフラ
ット発光ストロボの光を照射され、その被写体の反射光
は撮影レンズを透過してフイルム面及びシャッタ幕面に
入射する。従って、こゝで反射された光を受光し積分し
てシャッタ秒時制御を行なえば適正露光のシンクロ撮影
を行なうことができる。つまりTTLダイレクト測光スト
ロボ撮影が行なえることになる。
ところで、フラット発光ストロボにおける実質的に均等
な発光の持続時間は、スタティック形フラット発光スト
ロボの場合には発光揮度で、またダイナミック形フラッ
ト発光ストロボの場合は単位時間当りの発光量が絞り値
とフイルム感度(ISO)値に基づいて設定されると、上
記持続時間は、ストロボの発光エネルギーがメインコン
デンサであるので一義的に決められてしまう。この持続
時間をTとし、後幕が走行開始してからフイルム露光
終了までに要する時間をTとし、フイルム露出時間
(シャッタ秒時値と等価)をTとすると、T+T
≦Tの時は、フイルムが露光開始してからフイルムが
露光終了するまでの間、実質的に均等な発光は維持され
るが、T+T>Tの時は、後幕が走行終了するま
で実質的に均等な発光が維持できず、フイルムのスリッ
ト露光の途中でストロボ発光が終了し、以後のスリット
露光はストロボ発光が行なわれず、この結果フイルムの
露光むらを起こすことになる。
このために従来のフラット発光ストロボを用いたカメラ
にあっては、例えば特開昭56−110922号公報に開示され
ているように、上記持続時間を、シャッタ幕が画面を走
行するに必要な時間以上の一定時間(例えば15msec)に
設定してフラット発光させている。従って、シャッタ秒
時が短い時間に測光制御された場合には、フイルム露光
に寄与しない無駄な発光が行なわれることになり、メイ
ンコンデンサのエネルギの有効利用がなされないという
問題点がある。
(目的) 本発明の目的は、フラット発光ストロボ撮影を絞り優先
のTTLダイレクト測光式のフォーカルプレーンシャッタ
カメラで行なう際にフイルムの露光むらの生じることが
ないフラット発光ストロボ用露光制御回路を提供するこ
とにある。
(概要) 本発明に係るフラット発光ストロボ用露光制御回路は、
シャッタレリーズに伴なって計時を開始し、ストロボの
総発光エネルギと単位時間当りの発光光量に関連して定
まる発光持続時間からフォーカルプレーンシャッタの後
幕が露光用画面を走行する時間を差し引いて設定された
後幕解除限界時間の計時が完了したときに出力信号を生
じるリミッタ回路を設け、この回路の出力信号とTTLダ
イレクト測光回路の出力信号とのいずれか早い方の出力
でシャッタ後幕の走行開始を行なうことを特徴とするも
のである。
(実施例) 本発明の具体的な実施例を説明する前に、本発明の基本
的な原理を第1図及び第2図を用いて説明する。
フラット発光ストロボの発光特性はスタティック形のフ
ラット発光を例にすれば、第1図に示す符号Xで示すよ
うに実質的に均等な発光の持続時間Tを有している。
フォーカルプレーンシャッタの先幕Pは例えば3〜6mse
cの助走時間の後、フイルム面Fの前方を走行し、時間
を経過した時点でフイルム面Fをすべて露呈し停止
する。
また、先幕Pが走行開始するに伴なってTTLダイレクト
測光が開始され、適正露光値になった時点で後幕Qが走
行を開始する。
そして、先幕Pがフイルム面Fにかかってから後幕Qが
フイルム面Fにかかるまでの時間Ts1が第2図に示すよ
うに1/1000secである場合には、先幕Pが走行してから
時間Ts1(1/1000sec)遅れて後幕Qが走行を開始し、
後幕Qはフイルム面Fにかかってから時間To後にフイル
ム面Fを全て覆うようになる。従ってTs1+Toの時間の
みフラット発光すれば良いことになる。そして、測光を
制御されたシャッタ秒時Tが遅くなり(Ts2,Ts3,
Ts4;1/500,1/250,1/125)T+Tの時間が長くなる
と、Ts+Toが総発光時間Tを越えてしまい、スリット
露光むらを生じる。このために本発明においては、総発
光時間Tから、後幕が走行開始してから走行終了する
までの時間Tを差し引いた時間、即ち後幕解除限界時
間T′を予め設定し、その後幕解除限界時間T′に
達したら、測光制御されるシャッタ秒時に関係なく強制
的に後幕走行を開始させるようにしてスリット露光むら
を防止するようにしている。勿論、上記設定時間に達す
る前に測光制御されたシャッタ秒時の終了点にきたとき
には後幕走行を開始させるようにしているのである。
次に、本発明の具体的な実施例を第3図以降の図を用い
て説明する。先ず、本発明の第1実施例を第3図及び第
4図を用いて説明する。本実施例はカメラ側に第3図に
示すカメラ側回路部200を設け、ストロボ側に第4図に
示すストロボ側回路部300を設けたものである。即ち、
カメラ側回路部200は第3図に示すように、カメラのフ
ォーカルプレーンシャッタの先幕(図示せず)の走行開
始に伴なってオンになるスイッチ1の一端が動作電源Vc
cに接続され、他端は、トリガ回路201aを形成する抵抗
2,3を順次に介して接地されている。この両抵抗2,3の接
続点はNPN形のトランジスタ4のベースに接続され、同
トランジスタ4のエミッタは接地され、コレクタは抵抗
5を介して動作電源Vccに接続されている。更に同トラ
ンジスタ4のコレクタはインバータ6を介してRS形のフ
リップフロップ回路(以下、「FF回路」と略称する)7
のセット入力端Sに接続されている。このFF回路7の出
力端は、入力信号がLレベルからHレベルに立上ると、
Hレベルのワンショットパルスを出力するワンショット
パルス発生回路(以下、「パルス発生回路」と略称す
る)8の入力端に接続され、同回路8の出力端からトリ
ガ回路201aの出力信号としての発光開始信号S1が制御回
路203のFF回路23のリセット端と第4図に示すストロボ
側回路部300に送出されるようになっている。
また、上記FF回路7の出力端はインバータ9を介して測
光回路202を形成するアナログスイッチ10の制御入力端
に接続されている。積分回路を形成するオペアンプ11の
反転入力端は接地されると共に、カメラに設けられた、
主としてフイルム面からの反射光を測光する受光ダイオ
ード12のアノードに接続されている。同受光ダイオード
12のカソードは、上記オペアンプ11の非反転入力端に接
続され、オペアンプ11の非反転入力端はアナログスイッ
チ10を介して自身の出力端に接続され、同非反転入力端
と出力端には積分コンデンサ13が接続されている。
このオペアンプ11の出力端は電圧比較回路を形成するオ
ペアンプ14の非反転入力端、即ち比較入力端に接続され
ている。また動作電源Vccは定電流源15と可変抵抗16を
順次に介して接地されている。この可変抵抗16の中間タ
ップは上記オペアンプ14の反転入力端に接続され、同オ
ペアンプ14の出力端は、測光回路202の出力として、制
御回路203を形成するオアゲート17の一方の入力端に供
給されるようになっている。このオアゲート17の出力端
はパルス発生回路18と抵抗19を順次に介してNPN形のト
ランジスタ20のベースに接続されている。このトランジ
スタ20のエミッタは接地され、コレクタは、カメラに設
けられた、後幕係止を解除するための釈放形の電磁石の
コイル21を介して動作電源Vccに接続されている。上記
オアゲート17の出力端はパルス発生回路22のトリガ端と
FF回路23のセット入力端に接続されている。上記パルス
発生回路22の出力端はダイオード24を介し後幕走行信号
S2として第4図に示す制御回路側に送出されるようにな
っている。また、FF回路23の出力端はインバータ25を介
してアンドゲード26の一方の入力端に接続され、同アン
ドゲード26の他方の入力端は上記ダイオード24のカソー
ドに接続されている。このアンドゲード26の出力端は上
記オアゲート17の他方の入力端とオアゲート27の一方の
入力端に接続されている。同オアゲート27の他方の入力
端には上記オアゲート17の出力端が接続され、同オアゲ
ート27の出力端は上記トリガ回路201aのFF回路7のリセ
ット端に接続されている。
このように構成されたカメラ側回路部200には第4図に
示すようなストロボ側回路部300が接続されるようにな
っている。即ち、低電圧の電源電池(図示せず)の電圧
を約300Vの高電圧に昇圧する昇圧電源回路50が設けられ
ていて、この回路50の負極出力端は接地されると共に負
電圧の動作電源供給ライン(以下、「ラインl0」と略称
する)に接続され、同回路50の正極出力端は、整流用の
ダイオード51を介して正電圧の動作電源供給ライン(以
下、「ラインl1」と略称する)に接続されている。そし
て両ラインl0,l1間には、抵抗52とネオンランプ53の直
列回路で形成される充電完了表示回路が接続されると共
にストロボ発光エネルギ源となるメインコンデンサ54が
接続されている。また、上記両ラインl0,l1間には周知
のトリガ回路201dが接続されている。更に、上記両ライ
ンl0,l1間には閃光放電管55とスイッチ回路56の直列回
路が接続されている。そして、このスイッチ回路56をオ
ン・オフ制御するための制御回路部300bが設けられてい
る。この制御回路部300bは上記第3図に示すカメラ側回
路部200からの発光開始信号S1と発光停止/後幕走行開
始信号S2を受けて上記スイッチ回路56をオン・オフ制御
する機能と、上記第3図に示すカメラ側回路部200に後
幕走行開始信号S2を送出し後幕を強制的に走行開始させ
る機能を有して構成されている。即ち、上記信号S2の送
受端は発光制御回路57の第1制御入力端C1に接続され、
同回路57の第2制御入力端C2にはラインl1が接続されて
いる。同回路57の出力端から送出される送出される発光
制御信号Bはスイッチ回路56に入力されるようになって
いる。発光開始信号S1が供給される端子はFF回路59のセ
ット入力端に接続されると共にトリガ回路201bのトリガ
入力端に接続されている。上記FF回路59の出力端は、ア
ンドゲート60の一方の入力端に接続され、同アンドゲー
ド60の他方の入力端には発振回路61の出力端が接続され
ている。また上記発光制御回路57のリセット出力端はFF
回路59のリセット端とFF回路62のリセット端に接続され
ている。更に上記FF回路59のセット入力端はFF回路62の
セット入力端に接続され、同FF回路62の出力端はアンド
ゲート63の一方の入力端に接続され、同アンドゲート63
の他方の入力端には上記発振回路61の出力端が接続され
ている。そしてアンドゲート63の出力端は後幕解除限界
時間の計時を行なうリミッタ回路64の入力端に接続さ
れ、同回路64の出力端はダイオード65を介して発光制御
回路57の第1入力端に接続されると共に上記第3図に示
すカメラ側回路部200に後幕走行信号S2を送出するよう
になっている。
このようにカメラ側回路部200およびストロボ側回路部3
00は構成されているので、シャッタレリーズを行なう
と、先幕走行が開始し、これに伴なってスイッチ1が閉
じられる。すると、トランジスタ4のベース電位が上昇
し同トランジスタ4がオンになり同トランジスタ4のコ
レクタが接地されるのでインバータ6の出力がHレベル
になりFF回路7がセットされる。すると、インバータ9
を介してアナログスイッチ10がオフとなって受光ダイオ
ード12に流れる光電流による積分がコンデンサ13によっ
て開始する。これと同時にパルス発生回路8がトリガさ
れ、Hレベルのワンショットパルスが発光開始信号S1
してストロボ側回路部300に送出される。
このとき、パルス発生回路8の出力パルスによってFF回
路23がリセットされ、これに伴なってアンドゲート26が
開かれ、信号S2の入力が許容されるようになる。
信号S1がトリガ回路201bに入力され、同回路201bの出力
端から高圧のトリガ信号が閃光放電管55のトリガ電極に
印加され、同閃光放電管55が励起状態にされる。これと
同時に発光開始信号S1によってFF回路59がセットされ、
アンドゲード60が開かれ、発振回路61の出力パルスが発
光制御回路57に入力され、発光制御信号Bによってスイ
ッチ回路56がオンになって閃光放電管55による発光が開
始する。このときメインコンデンサ54の電圧は、閃光放
電管55の発光輝度に関連する値として発光制御回路57に
入力され、この電圧に基づいて同回路57から送出される
発光制御信号Bによってスイッチ回路56が制御され、閃
光放電管55による発光が実質的に均等となるようにされ
る。
しかる後、オペアンプ11の出力電圧値、即ち、測光積分
値が可変抵抗16によって設定された基準値に達するとオ
ペアンプ14の出力がHレベルになり、オアゲート17を介
してパルス発生回路18がトリガされ、同回路18の出力パ
ルスによってトランジスタ20がオンとなり、コイル21に
動作電源Vccから通電されるので、後幕走行が開始す
る。これと同時にオアゲート17の出力によってパルス発
生回路22がトリガされ、同回路22にHレベルのワンショ
ットパルスが生じ、このパルスはダイオード24を介して
後幕走行信号S2として発光制御回路57に入力される。す
ると発光制御回路57によって、上記信号S2にHレベルの
ワンショットパルスが生じたときから、後幕走行時間T
以上の予め設定された時間が経過したときに発光停止
するに適正な制御信号がスイッチ回路56に入力され、同
回路56がオフとなって閃光放電管55の発光が停止する。
一方、スイッチ1が閉じられると同時にFF回路62の出力
端がHレベルに反転するのでアンドゲート63が開かれ、
発振回路61の出力パルスがリミッタ回路64に入力され、
上記後幕解除限界時間の計時が開始される。そして上記
測光回路202のオペアンプ14の出力端にHレベルが送出
されなかった場合には、リミッタ回路64の後幕解除限界
出力が上記後幕解除限界時間の計時が完了した時点で送
出される。従って、この後幕解除限界出力によって発光
制御回路57から後幕が走行開始してから終了するまでの
時間Toを経過した後、スイッチ回路56がオフとなる。
また、リミッタ回路64の後幕解除限界出力はダイオード
65を介して信号S2としてアンドゲート26とオアゲート17
を順次通過し、パルス発生回路18をトリガしトランジス
タ20をオンにし、コイル21に動作電源Vccから通電し、
強制的に後幕走行を開始させる。これと共に信号S2はア
ンドゲート26,オアゲート27を順次通過し、FF回路7を
リセットしアナログスイッチ10をオンにし積分用のコン
デンサ13をディスチャージし次回の撮影に備える。これ
と同時に発光制御回路57のリセット端から送出されるリ
セット信号によってFF回路59,62がリセットされアンド
ゲード60,63が共に閉じられすべての回路がリセットさ
れ、次回の撮影に備えられる。
次に本発明の第2実施例を説明する。この実施例はダイ
ナミック形フラット発光ストロボに本発明を適用したも
ので上記第3図に示すカメラ側回路部200と、第5図に
示すストロボ側主回路部400と、第6図に示すストロボ
側制御回路部500とを組合せて用いるようにしたもので
ある。第5図において、上記第3図に示すと同様の昇圧
電源回路50には上述同様のダイオード51,抵抗52,ネオン
ランプ53,メインコンデンサ54が接続されている。そし
て、ラインl0,l1間にはトリガ回路201bが接続されると
共に閃光放電管55とスイッチ回路56の直列回路が接続さ
れている。
上記トリガ回路201bは抵抗70とトリガコンデンサ71とト
リガトランス72の一次コイルの直列回路がラインl1,l0
間に接続され、同抵抗70とトリガコンデンサ71の接続点
はトリガサイリスタ73のアノードに接続され、同トリガ
サイリスタ73のカソードはラインl0に接続されている。
このトリガサイリスタ73のゲート・カソードには抵抗75
が接続され、同ゲートには、抵抗76とコンデンサ77の並
列回路,抵抗78を順次に接続した回路を介して第6図に
示す回路から送出される発光トリガ信号A1が供給される
ようになっている。なお、上記抵抗75,76,78とコンデン
サ77で形成される回路を説明の都合上、結合回路74と称
する。
上記トリガトランス72の出力端は閃光放電管55のトリガ
電極に接続されている。ラインl1,l0間には閃光放電管5
5とスイッチ回路56の直列回路が接続されている。即
ち、閃光放電管55の一端はラインl0に接続され、他端は
メインサイリスタ80のアノード・カソードと小発光用の
コンデンサ81を順次に介してラインl0に接続されてい
る。上記メインサイリスタ80のカソード,ラインl1の間
には上記コンデンサ81の初期状態において充電するため
の抵抗82が接続されている。上記メインサイリスタ80の
カソードとラインl0間にはコイル83,サイリスタ84のア
ノード・カソードが接続されている。このサイリスタ84
のカソード・ゲートには上記結合回路74と同様の構成の
結合回路74aを介してオアゲート85の出力端に接続さ
れ、同オアゲート85の2つの入力端には第6図に示す制
御回路から送出される発光トリガ信号A1と発光再開信号
A2がそれぞれ供給されるようになっている。
上記メインサイリスタ80のカソード・ゲートには上記結
合回路74と同様の構成の結合回路74bを介してダイオー
ド86のカソードが接続され、同ダイオード86のアノード
はラインl0に接続されている。
このように構成された回路には第6図に示すストロボ側
制御回路部500が接続されるようになっている。
即ち、第5図に示すストロボ側主回路部400から送出さ
れるモニタ電圧信号Mが供給される端子は2乗回路101,
1/x回路102,V−Fコンバータ103を順次に介してアンド
ゲート104の一方の入力端に接続されている。このアン
ドゲート104の他方の入力端には発光開始信号S1がセッ
ト端に供給されるFF回路105の出力端が接続されてい
る。同FF回路105の出力端はパルス発生回路106のトリガ
入力端に接続され、同回路106の出力端から上記第5図
に示す主回路側に発光開始信号A1が送出されるようにな
っている。同アンドゲート104の出力端は、ダイナミッ
ク形フラット発光における小発光の間隔を設定するため
の発光間隔設定カウンタ107のカウント入力端に接続さ
れている。同カウンタ107にはISO情報等のデータx1が入
力されていて、同カウンタ107の出力端はパルス発生回
路108のトリガ入力端に接続され、同回路108の出力端か
ら上記第5図に示す主回路側に発光再開信号A2が送出さ
れるようになっている。
上記モニタ電圧信号Mが供給される端子と接地端との間
には抵抗109と抵抗110の直列回路で形成される分圧回路
が接続され、両抵抗109,110の接続点は電圧比較回路を
形成するオペアンプ111の反転入力端に接続されてい
る。また、動作電流源Vccの印加端子と接地端との間に
は、定電流源112と可変抵抗113の直列回路で形成される
基準電圧発生回路が接続され、同定電流源112と可変抵
抗113の接続点はオペアンプ111の非反転入力端に接続さ
れている。このオペアンプ111の出力端は逆流防止用の
ダイオード117を介してFF回路118のセット端に接続さ
れ、同FF回路118の出力端はアンドゲート119の一方の入
力端に接続されている。このアンドゲート119の他方の
入力端には、発振回路120の出力端が接続され、同アン
ドゲート119の出力端は後幕走行時間Toを計時するため
の後幕走行時間カウンタ121のカウント入力端に接続さ
れ、同カウンタ121の出力端は、パルス発生回路122を介
してFF回路123のセット入力端に接続され、同回路123の
出力端はアンドゲート124の一方の入力端に接続され、
他方の入力端には上記パルス発生回路108の出力端が接
続されている。
このように構成された本実施例において、シャッタレリ
ーズを行なうと先幕走行が開始し、これに伴なってスイ
ッチ1がオンになる。すると上述同様にして第7図に示
すように発光開始信号S1にHレベルのワンショットパル
スが生じ、このHレベルパルスでFF回路105がセットさ
れ、パルス発生回路106をトリガし、同回路106の出力の
発光トリガ信号A1にHレベルのワンショットパルスを生
じる。この信号A1のHレベルパルスは結合回路74を介し
てトリガサイリスタ73をオンにする。すると、ラインl1
→抵抗70→トリガコンデンサ71→トリガトランス72の1
次コイル→ラインl0の経路で、既に充電されているトリ
ガコンデンサ71の放電電流がトリガトランス72の一次コ
イルに流れ、同トランス72の2次コイルに数KVの高圧が
生じ、閃光放電管55が励起状態にされる。これと同時に
発光トリガ信号A1のHレベルパルスは、オアゲート85と
結合回路74aを介してサイリスタ84をオンにする。サイ
リスタ84がオンになると、ラインl1→抵抗82→コンデン
サ81→ラインl0の経路で充電完了状態にされているコン
デンサ81の充電電荷がコンデンサ81→コイル83→サイリ
スタ84のアノード・カソード→ラインl0→コンデンサ81
の経路で放電され、コイル83の作用によって過放電さ
れ、コンデンサ81とコイル83の接続点の電位Vc1がライ
ンl0の電位より低くなる。よって、コンデンサ81→ライ
ンl0→ダイオード86のアノード・カソード→結合回路74
aの抵抗78a→抵抗76aとコンデンサ77aの並列回路→抵抗
75a→コンデンサ81の経路で電流が流れ、サイリスタ80
のゲート電位が同サイリスタ80のカソード電位より高く
なるのでサイリスタ80がオンになる。従って、ラインl1
→閃光放電管55→サイリスタ80のアノード・カソード→
小発光用コンデンサ81→ラインl0の経路で閃光発光電流
が流れ発光を開始する。この発光は、上記閃光発光電流
によってコンデンサ81が充電されている間、継続して行
なわれ、コンデンサ81への充電電流がサイリスタ80の保
持電流以下になると同サイリスタ80がオフになり、再発
光に備えられる。
一方、FF回路105の出力がHレベルに反転するとアンド
ゲート104が開かれ、メインコンデンサ54の電圧、即ち
モニタ電圧信号Mが2乗回路101,1/x回路102,V−Fコン
バータ103によってメインコンデンサ54の充電電荷エネ
ルギに反比例した周波数の信号が作り出される。
これは、メインコンデンサ54の電圧が低いときの方が高
いときより1つの小発光当りの発光量が少ないため、一
定間隔で小発光を繰返し行なわせていたのでは単位時間
当りの発光量がメインコンデンサ54の電圧の低下に伴な
って少なくなってしまう。このために、メインコンデン
サ54の電圧低下(エネルギ減少)に従って小発光の間隔
を短かくし単位時間当りの発光量を一定にするためであ
る。
またモニタ電圧信号Mは抵抗109,110によって分圧さ
れ、オペアンプ111の反転入力端に供給され、可変抵抗1
13の電圧Vxと比較される。この電圧Vxは次のようにして
設定される。即ち、フラット発光ストロボの単位時間当
りの発光エネルギをPとすると総発光時間Tは次式
のようになる。
(ただし、Vcm:メインコンデンサの電圧,V:総発光
時間終了時のメインコンデンサの電圧とする) そして、後幕が走行開始してから終了するまでの時間T
に発光するエネルギはTであり、Tのエ
ネルギを残して後幕走行を開始させる必要があるから、
言い換えればTのエネルギが残っているメインコ
ンデンサの電圧になつたときに後幕を強制的に走行させ
る必要がある。その時のメインコンデンサの電圧をVx′
とすると次式が成立する。
(ただし、R1:抵抗109の抵抗値,R2:抵抗110の抵抗値)
従って上記Vx以上に可変抵抗113の端子電圧、即ちオペ
アンプ111の非反転入力端の電圧を設定すれば良い。こ
のように設定されているので、測光回路202の出力が生
じたときには上述同様にコイル21によって後幕走行が開
始され、後幕走行信号S2でFF回路118がセットされ、ア
ンドゲート119が開かれ、後幕走行時間カウンタ121に発
振回路120の出力パルスが入力され、カウントアップ、
即ち、時間Tに達したときにパルス発生回路122がト
リガされ、FF回路123がセットされ、パルス発生回路108
から発光停止信号A2が送出された時点で回路各部がリセ
ットされフラット発光が終了する。
本実施例においては、後幕走行を強制的に行なう際には
後幕走行信号S2を基準にしてフラット発光の発光停止信
号A2をカウンタ121で作り出している。従って、後幕走
行のバラツキ等を見込んである程度余裕を持たせた時間
の経過後に発光停止信号A2にHレベルのワンショットパ
ルスを生じさせている。このために若干のエネルギロス
が生じる。これを解消したのが次に説明する第3実施例
である。
次に本発明の第3実施例を第8図ないし第11図を用いて
説明する。本実施例はスタティック形フラット発光を行
なうストロボに本発明を適用したもので、カメラ側に第
8図に示すカメラ側回路部600を設け、ストロボ側に第
9図に示すストロボ側主回路部700と第10図に示すスト
ロボ側制御回路部701を設けたものである。即ち、第8
図に示すカメラ側回路部600は上記第3図に示すカメラ
側回路部200の一部を変更したもので、パルス発生回路2
2の入力端を、オアゲート17の出力端に接続せずに後幕
走行完了検出回路130の出力端に接続している。カメラ
の後幕がフイルム画面を走行完了するに伴なってオフに
なるスイッチ131の一端は動作電源Vccの印加端子に接
続され、同スイッチ131の他端は抵抗132と133を順次に
介して接地されている。この抵抗132,133の接続点はNPN
形のトランジスタ134のベースに接続され、同トランジ
スタのエミッタは接地され、コレクタは、抵抗135を介
して動作電源Vccの印加端子に接続されると共に後幕走
行完了検出回路130の出力端としてパルス発生回路22の
トリガ入力端に接続されている。また同回路22の出力端
からダイオード24を介して第10図に示すストロボ側制御
回路部701に後幕走行信号S2′が送出されるようになっ
ていると共に、同ストロボ側制御回路部701から送出さ
れる後幕走行信号S2′が同カメラ側回路部600のアンド
ゲート26に供給されるようになっている。
第9図に示す主回路は、上記第5図に示す閃光放電管55
とスイッチ回路56と抵抗82とを変えたものであって、ラ
インl1には閃光放電電流の立上りと立下りを緩やかにす
るためのコイル90の一端が接続され、同コイルの他端は
閃光放電管55とスイッチ回路140を介してラインl0に接
続されている。即ち、ラインl1,l0の間には抵抗141,転
流コンデンサ142,抵抗143の直列回路が接続されてい
て、転流コンデンサ142と抵抗143の接続点は閃光放電管
55の他端に接続されると共に、カソードがラインl0に接
続されたメインサイリスタ144のアノードに接続されて
いる。また、ラインl1には上記転流コンデンサ142に急
速充電を行なうためのサイリスタ145のアノードが接続
され、同サイリスタ145のカソードは抵抗141と転流コン
デンサ142の接続点に接続されている。また、サイリス
タ145のカソードは転流用のサイリスタ146のアノードに
接続され、同サイリスタ146のカソードはラインl0に接
続されている。
上記メインサイリスタ144のカソード・ゲートは結合回
路74cを介してオアゲート147の出力端に接続され、同オ
アゲート147の入力端のそれぞれには後述する第10図に
示す制御回路から送出される発光開始信号A1と発光再開
信号A2が供給されるようになっている。上記サイリスタ
145のゲート・カソードには、結合回路74dを介して後述
する第10図に示す制御回路から送出される急速充電信号
A4が供給されるようになっていて、上記転流サイリスタ
146のゲート・カソードにも結合回路74eを介して発光停
止信号A3が供給されるようになっている。
このように構成されたストロボ側主回路部700には第10
図に示すストロボ側制御回路部701が接続されるように
なっている。第9図に示す主回路から送出されるモニタ
電圧信号Mが供給される端子は、抵抗151と抵抗152で形
成される分圧回路を介して接地され、両抵抗151,152の
接続点は電圧比較回路を形成するオペアンプ153の反転
入力端に接続されている。動作電源Vccの印加端子と接
地端との間には定電流源154と可変抵抗155の直列回路が
設けられている。この定電流源154と可変抵抗155の接続
点は上記オペアンプ153の非反転入力端に接続されてい
る。同オペアンプ153の出力端は逆流防止用のダイオー
ド156を介してFF回路157のセット入力端に接続されてい
る。同FF回路157の出力端はアンドゲート158の一方の入
力端に接続され、同アンドゲート158の他方の入力端に
は発振回路159の出力端が接続されている。上記アンド
ゲート158の出力端は、後幕走行時間カウンタ160のカウ
ント入力端に接続されている。同カウンタ160の出力端
はパルス発生回路161のトリガ入力端に接続されてい
る。
上記ダイオード156のカソードは、インバータ162,163で
形成される遅延回路とダイオード164のアノード・カソ
ードを介して後幕走行信号S2′の送受端に接続され、同
送受端は、パルス発生回路165のトリガ入力端に接続さ
れている。
上記ダイオード156のカソードはパルス発生回路166とイ
ンバータ167を介して、一方の入力端に上記パルス発生
回路165の出力端が接続されたアンドゲート168の他方の
入力端に接続されている。上記パルス発生回路165の出
力パルス幅は上記パルス発生回路166の出力パルス幅よ
り小さく設定されている。
上記アンドゲート168の出力端はオアゲート169の一方の
入力端に接続され、同オアゲート169の他方の入力端は
上記パルス発生回路161の出力端に接続されている。ま
た、オアゲート169の出力端はFF回路170のセット入力端
に接続され、同回路170の出力端はアンドゲート171の一
方の入力端に接続されている。
上記第8図に示すカメラ側回路から送出される発光開始
信号S1が供給される端子は、FF回路172のセット入力端
に接続され、同FF回路172の出力端はインバータ173,抵
抗174を介してNPN形のトランジスタ175のベースに接続
されている。このトランジスタ175のコレクタは上記定
電流源154と可変抵抗155の接続点に接続されエミッタは
接地されている。
上記FF回路172のセット入力端はオアゲート176の一方の
入力端に接続されると共に上記第9図に示す主回路700
側に発光トリガ信号A1が送出されるようになっている。
このオアゲート176の出力端は、FF回路177のセット入力
端に接続され、同FF回路177の出力端は上記V−Fコン
バータ183の出力端が一方の入力端に接続されたアンド
ゲート178の他方の入力端に接続されている。このアン
ドゲート178の出力端は、発光開始時点または発光再開
時点から発光停止時点までの時間t2(第11図参照)を設
定するための発光間隔設定カウンタ179のカウント入力
端に接続され、同カウンタ179の出力端は、パルス発生
回路180を介してFF回路181のセット入力端に接続されて
いる。このFF回路181の出力端は、アンドゲート182の一
方の入力端に接続され、同アンドゲート182の他方の入
力端には、上記V−Fコンバータ103の出力端が接続さ
れ、同アンドゲート182の出力端は発光間隔の発光停止
時点から発光再開時点までの時間t1(第11図参照)を設
定するための発光間隔設定カウンタ184のカウント入力
端に接続されている。このカウンタ184の出力端はパル
ス発生回路185の入力端に接続され、同回路185の出力端
は遅延回路186の入力端に接続され、同回路186の出力端
から上記第9図に示す主回路700側に充電制御信号A4
送出されるようになっている。また上記パルス発生回路
185の出力端は上記第9図に示す主回路700側に発光再開
信号A2を送出するようになっていると共に、上記オアゲ
ート176の他方の入力端に接続され、更にオアゲート187
の一方の入力端に接続されている。
また上記パルス発生回路180の出力端は、上記第9図に
示す主回路700側に発光停止信号A3を送出するようにな
っていると共に、上記アンドゲート171の他方の入力端
に接続され、更にオアゲート188の一方の入力端に接続
されている。このオアゲート188の出力端は上記FF回路1
77のリセット入力端に接続されている。
そして、上記アンドゲート171の出力端からリセット信
号Rが送出されるようになっていて、同リセット信号R
は、FF回路157,170,172の各リセット入力端と、カウン
タ160,179,184の各リセット入力端と、オアゲート187,1
88のそれぞれ他方の入力端に供給されるようになってい
る。
このように構成された本実施例において、シャッタレリ
ーズを行なうと先幕走行が開始し、これに伴なってスイ
ッチ1がオンになる。すると上述同様にして発光開始信
号S1にHレベルのワンショットパルスが生じ、このHレ
ベルパルスでFF回路172,177がセットされトランジスタ1
75がオフになり、アンドゲート178が開かれる。
これと同時に走行開始信号A1にHレベルのワンショット
パルスが生じ、このHレベルパルスは結合回路74を介し
てトリガサイリスタ73を上述同様にオンし、一方、オア
ゲート147と結合回路74cを介してメインサイリスタ144
をオンにして発光を開始する。そして発光間隔設定回路
179によって発光開始時点から発光停止止時点までのカ
ウントが、メインコンデンサからのモニタ電圧信号Mに
基づいて行なわれる。即ち、発光輝度を一定に保つため
に時間t2はメインコンデンサの電圧(モニタ電圧信号M
の電圧)低下に伴なって長くしていて、モニタ電圧信号
Mは2乗回路101とV−Fコンバータ183によってメイン
コンデンサのエネルギに比例した周波数のパルスを上記
カウンタ179でカウントしているのである。このカウン
タ179の出力にHレベルが生じ、パルス発生回路180がト
リガされ、発光再開信号A3にHレベルのワンショットパ
ルスが生じる。このパルスはオアゲート188を通過しFF
回路177をリセットしアンドゲート178を閉じるので、V
−Fコンバータ103の出力が上記カウンタ179に入力され
なくなる。
これと同時に発光停止信号A3によってFF回路181がセッ
トされ、アンドゲート182が開かれ、V−Fコンバータ1
03の出力パルスに基づいて発光間隔設定カウンタ184の
カウントが開始される。
上記発光停止信号A3のHレベルのワンショットパルスは
結合回路74eを介して転流サイリスタ146をオンにする。
すると、転流コンデンサ142によってメインサイリスタ1
44のアノード・カソードが逆バイアスされるので同サイ
リスタ144がオフになる。すると閃光放電管55に、ライ
ンl1→閃光放電管55→コンデンサ142→サイリスタ146の
アノード・カソード→ラインl0の経路で電流が流れ、余
発光を行なう。この余発光はコンデンサ142に充電完了
となるまで続く。
また、上記発光停止信号A3のHレベルのワンショットパ
ルスによってFF回路181がセットされ、アンドゲート182
が開かれるのでモニタ電圧信号Mが2乗回路101,1/x回
路102を順次に介してV−Fコンバータ103に供給された
ときに同コンバータ103の出力端にメインコンデンサの
エネルギに反比例したパルス信号がアンドゲート182を
通過し発光間隔設定カウンタ184に入力され、所定の時
間t1に対応するカウント数に達したときにパルス発生回
路185がトリガされ発光再開信号A2にHレベルのワンシ
ョットパルスを生じさせる。
この発光再開信号A2は、オアゲート147,結合回路74cを
順次に介してメインサイリスタ144を再びオンにする。
すると閃光放電管55による発光が再開する。この信号A2
は遅延回路186によって遅延され、急速充電信号A4とし
て結合回路74dを介してサイリスタ145をオンにする。す
ると、コンデンサ142に、ラインl1→サイリスタ145のア
ノード・カソード→コンデンサ142→メインサイリスタ1
44のアノード・カソード→ラインl0の経路で急速に充電
され、次回の発光停止に備えられる。また、上記発光再
開信号A2に生じるHレベルのワンショットパルスによっ
てFF回路177を再びセットし上述同様に時間t2のカウン
トがカウンタ179によって行なわれ、時間t2後に発光停
止信号A3がストロボ側主回路部700に送出される。
すると、上述同様にしてメインサイリスタ144がオフ
し、コンデンサ142による余発光が生じ、再び発光再開
信号A2にHレベルのワンショットパルスが生じ発光再開
することに備えられ、このような動作が繰返し行なわ
れ、スタティック形のフラット発光が行なわれる。
このようなスタティック形のフラット発光の発光波形は
第11図に示すように発光が進み、メインコンデンサの電
圧低下に伴なって再発光時の発光立上りはなだらかにな
り余発光の立下りは早くなる。
このために時間t2はメインコンデンサの電圧低下に伴な
って長くし、時間t1はメインコンデンサの電圧低下に伴
ない短くしている。
しかる後、測光回路の出力にHレベル信号が生じると、
このHレベル信号はオアゲート17を通過し、パルス発生
回路18をトリガする。すると上述同様にコイル21への通
電がなされ、後幕走行が開始する。そして後幕走行が完
了するとスイッチ131がオフになってパルス発生回路22
がトリガされ、後幕走行信号S2′にHレベルのワンショ
ットパルスが生じる。この信号S2′のHレベルパルスで
パルス発生回路165がトリガされ、同回路の出力端にH
レベルのワンショットパルスが生じ、アンドゲート168,
オアゲート169を通じてFF回路170をセットし、アンドゲ
ート171を開く。
すると、パルス発生回路180からの発光停止信号A3にH
レベルのワンショットパルスが生じたときに上記アンド
ゲート171の出力端にHレベルのワンショットパルスが
生じ、このパルス信号はリセット信号Rとして回路各部
のリセット端に送出され、全回路がリセットされ一連の
フラット発光が終了する。
一方、オペアンプ14の出力がHレベルになる前、即ち測
光回路による積分が所定値に達する前にオペアンプ153
の出力がHレベルに反転すると、ダイオード156を介し
てパルス発生回路166をトリガし、回路166の出力端にH
レベルのワンショットパルスが生じる。このパルスはイ
ンバータ167によって反転され、アンドゲート168の他方
の入力端に供給される。
また、上記オペアンプ153のHレベル出力はダイオード1
56を介してインバータ162と163で形成される遅延回路に
よって遅延される。この遅延されたパルスは、ダイオー
ド164を介してパルス発生回路165をトリガしアンドゲー
ト168の一方の入力端にHレベルのワンショットパルス
を供給する。ここでパルス発生回路165の出力パルス幅
はパルス発生回路166より小さくなっているので、アン
ドゲート168の他方の入力端に入力されるパルスのLレ
ベルの立下りより遅れてアンドゲート168の一方の入力
端に入力されるパルスがHレベルに立上り、またアンド
ゲート168の他方の入力端に入力されるパルスのHレベ
ルへの立上りより早くアンドゲート168の一方の入力端
に入力されるパルスがLレベルに立下るので、アンドゲ
ート168の出力はLレベルを保っている。従ってオペア
ンプ153の出力端に生じるHレベル出力と同時に発光停
止がなされないことになる。
上記後幕走行信号S2′はインバータ25によって開かれて
いるアンドゲート26を通過し、更にオアゲート17を通過
しパルス発生回路18をトリガしコイル21に通電がなさ
れ、後幕走行が開始する。
これと同時にオペアンプ153の出力によってFF回路157が
セットされ、アンドゲート158が開かれるので発振回路1
59の出力パルスが後幕走行時間カウンタ160に入力さ
れ、後幕走行開始から後幕走行終了までの時間Tを経
過するとパルス発生回路161がトリガされ、FF回路170が
セットされ、上述同様にフラット発光の停止がなされ
る。
(発明の効果) このように本発明によれば、絞り優先TTLダイレクト測
光式のフォーカルプレーンシャッタカメラにフラット発
光ストロボを組合せてストロボ撮影を行なう場合に、フ
ラット発光ストロボの総発光エネルギが不足である場合
でも強制的に後幕走行を開始させているのでスリット露
光の全域にわたって露光むらをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、本発明に係るフラット発光ストロ
ボ用露光制御回路の原理を説明するための線図、 第3図は、本発明の第1実施例を示すフラット発光スト
ロボ用露光制御回路のカメラ側の電気回路図、 第4図は、上記第3図に示すカメラ側の電気回路に接続
されるストロボ側の電気回路図、 第5図は、本発明の第2実施例を示すフラット発光スト
ロボ用露光制御回路のストロボ側の主電気回路図、 第6図は、上記第5図に示すストロボ側主回路に接続さ
れるストロボ側制御回路図、 第7図は、上記第2実施例の動作を説明するための波形
図、 第8図は、本発明の第3実施例を示すフラット発光スト
ロボ用露光制御回路のカメラ側の電気回路図、 第9図は、上記第8図に示すカメラ側回路に接続される
ストロボ側の電気回路図、 第10図は、上記第9図に示すストロボ側主回路に接続さ
れるストロボ側制御回路図、 第11図は、上記第3実施例の動作を説明するための波形
図である。 201a,201b……トリガ回路 202……測光回路 64……リミッタ回路 300b……制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】実質的に均等な発光をするフラット発光ス
    トロボを使用した絞り優先TTLダイレクト測光式のフォ
    ーカルプレーンシャッタカメラにおいて、 シャッタレリーズに伴なって発光開始させるトリガ回路
    と、 シャッタレリーズに伴なって積分を開始し、その積分値
    が適正露光量を得る値になったときに出力信号を生じる
    測光回路と、 シャッタレリーズに伴なって計時を開始し、ストロボの
    総発光エネルギと単位時間当りの発光光量に関連して定
    まる発光持続時間からフォーカルプレーンシャッタの後
    幕が露光用画面を走行する時間を差し引いて設定された
    後幕解除限界時間の計時が完了したときに出力信号を生
    じるリミッタ回路と、 上記測光回路及びリミッタ回路のいずれかの出力信号が
    生じたときに上記後幕の走行を開始させる制御回路と、 を具備したことを特徴とするフラット発光ストロボ用露
    光制御回路。
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