JPH0678766B2 - 誘導発熱ロ−ラ装置 - Google Patents

誘導発熱ロ−ラ装置

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JPH0678766B2
JPH0678766B2 JP61204414A JP20441486A JPH0678766B2 JP H0678766 B2 JPH0678766 B2 JP H0678766B2 JP 61204414 A JP61204414 A JP 61204414A JP 20441486 A JP20441486 A JP 20441486A JP H0678766 B2 JPH0678766 B2 JP H0678766B2
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JP
Japan
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roller body
induction heating
heating mechanism
roller
opening end
Prior art date
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JP61204414A
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JPS6362912A (ja
Inventor
良夫 北野
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Tokuden Co Ltd Kyoto
Original Assignee
Tokuden Co Ltd Kyoto
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は誘導発熱ローラ装置に関する。
(従来の技術) 周知のようにこの種装置は、回転軸によって回転される
ローラ本体と、その内部に配置される誘導発熱機構とに
よって構成され、前記誘導発熱機構はローラ本体の軸心
方向に沿う長さの鉄心と、その鉄心に巻装される誘導コ
イルとによって構成されるのを普通としている。
ところでこの種装置は種々の方面に使用されているが、
たとえば合成繊維の熱延伸工程に使用される装置では、
そのローラ本体の働き巾の寸法の設定に面一性が見出せ
ないのが実情である。
その理由は負荷としての糸条フィラメントの種類、ロー
ラ本体への巻き付け回数、或いは単一糸条、2糸条、4
糸条、8糸条掛けとの複合した組合せがあり、一方高速
回転を容易ならしめるために、ローラ本体の面長の短
縮、重量の軽減を計って限界設計を強いられるので、ロ
ーラ本体の長さ寸法が著しく多種化されるからである。
このようにローラ本体が多種化されるとき、これに使用
する誘導発熱機構も、各ローラ本体の長さ寸法に応じて
その都度設計、製作することが要求されるようになり、
そのためこの種装置の製作工程が長期化するとともに、
それに応じて生産コストも高くなるといった欠点が生ず
る。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は所定の仕様によって設計、製作された誘導発
熱機構を、この誘導発熱機構よりも長い寸法のローラ本
体に、その長さ寸法の大小に係わらず、いずれのローラ
本体にもその使用を可能とすることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この発明は誘導発熱機構を、これよりも同軸方向に長い
ローラ本体の内部に配置するとともに、一方の端部に連
結部を、他方の端部にフランジ部を備えた取付部材を、
その連結部を誘導発熱機構の端部に、またフランジ部を
ローラ本体の開口端面に向い合うようにフレームに固定
したことを特徴とする。
(実施例) この発明の実施例を図によって説明する。1は磁性材料
からなり、一端は閉塞され、他端は開口されているロー
ラ本体で、これに回転軸2が同軸心に固定されてあり、
この回転軸2の回転によって回転するようにされてあ
る。3は固定されてあるフレームであり、回転軸2はこ
のフレーム3に軸受4を介して回転自在に支持されてい
る。
5は誘導発熱機構で、鉄心6と、これに巻装されてある
誘導コイル7とによって主として構成されてある。この
誘導発熱機構5はローラ本体1と同軸心に、しかもロー
ラ本体1の内部に配置されてある。そして取付部材8を
介してフレーム3に固定されてある。
この発明にしたがい、誘導発熱機構5の軸心方向に沿う
長さよりも同軸方向に沿って長いローラ本体1が使用さ
れる。したがってローラ本体1の内部に配置された誘導
発熱機構5の、ローラ本体1の開口端面側の端部は、ロ
ーラ本体1の開口端面(実際にはローラ本体1の有効巾
を有する端部)より、ローラ本体1の軸心方向に沿って
内側に距離Lだけ位置的にずれるようになる。
これに対し取付部材8がこの位置のずれを吸収するよう
に取り付けられる。すなわち取付部材8はその一端に、
誘導発熱機構5の端部にボルト9によって固定される連
結部10を、また他方の端部には、フレーム3にボルト11
によって固定されるフランジ部12を備えている。このフ
ランジ部12はローラ本体1の開口端面に向い合う。
更にローラ本体1の周壁部13には、その軸心と平行して
延びる孔14が円周方向に沿って複数形成されてあり、そ
の各孔14は円周方向に沿う環状孔15によって相互に連通
されてある。そして各孔14には、水、油のような気液二
相の熱媒体が封入されてある。
以上の構成において、誘導発熱機構5の誘導コイル7を
交流電源によって励磁すると、ローラ本体1の周壁部13
に交流電流が誘起されて発熱するようになる。この場合
誘導発熱機構5に相対する周壁部分に交流電流が誘起さ
れるようになり、したがってこの誘起された交流電流に
よっては、周壁部13がその全長にわたって発熱すること
はない。
すなわちローラ本体1の周壁部13のうち、誘導発熱機構
5とは向かい合っていない距離Lに相当する範囲にある
周壁部分には、交流電流は誘起されず、したがってこの
周壁部分は発熱しない。
しかし孔14がその全長にわたって形成されてあるため、
熱媒体の気化凝縮作用による潜熱によって、周壁部13は
その全長にわたって均温化されるようになる。この作用
は従来のこの種装置における熱媒体と同じである。
この発明にしたがってローラ本体1が誘導発熱機構5よ
りも長いものが使用されても、使用するローラ本体1の
長さに関係なく、誘導発熱機構5は同じ長さのもの、す
なわち同一設計仕様のものを使用することができる。し
たがって誘導発熱機構5はこれを標準化することができ
るようになる。長さの異なるローラ本体1に使用すると
きは、取付部材8として、単にローラ本体1と誘導発熱
機構5との長さの差Lに相当する長さのものを使用すれ
ばよい。
一方前記のような取付部材8はその使用目的から言っ
て、或る程度以上の長さのものを使用するようになる。
そのためフレーム3の中央を取付部材8の内部まで延長
して延長部を形成し、この延長部に軸受4を設置するよ
うにすると、その軸受4は必然的にローラ本体1の内部
に設置することができるようになる。
このような位置に軸受4を設置すると、その位置はロー
ラ本体1の回転重心により近いため、高速回転性能がそ
れだけ向上するようになって、極めて都合がよい。
(発明の効果) 以上詳述したこの発明によれば、ローラ本体の長さの如
何を問わず同じ仕様の誘導発熱機構を使用することがで
き、単に長さの異なる取付部材を使用すればよいだけで
あるから、この種装置の生産工期の縮小及び生産コスト
の低減が可能となるとともに、軸受をローラ本体の内部
に設置することができるため、これを回転重心に接近さ
せることができ、したがって高速回転性能を向上させる
ことができるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の一実施例を示し、上半分を断面図とした
正面図である。 1…ローラ、2…回転軸、3…フレーム、4…軸受、5
…誘導発熱機構、8…取付部材、10…連結部、12…フラ
ンジ部、13…周壁部、14…孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転軸の回転によって回転される一端が開
    口端面とされたローラ本体と、前記ローラ本体を加熱さ
    せる誘導発熱機構を備えた誘導発熱ローラ装置におい
    て、 前記誘導発熱機構を、これよりも同軸方向に長い前記ロ
    ーラ本体の内部に配置するとともに、一方の端部に連結
    部を、他方の端部にフランジ部を備えた取付部材を前記
    ローラ本体の内部に配置し、前記連結部を、前記ローラ
    本体の開口端面より内側にある前記誘導発熱機構の端部
    に固定し、また前記フランジ部を、前記ローラ本体の開
    口端面に向い合うようにしてフレームに固定し、前記ロ
    ーラ本体の周壁部の内部には、前記ローラ本体の軸心方
    向に沿って延び、かつ前記誘導発熱機構の端部を超えて
    前記ローラ本体の開口端面側にまで延長する複数の孔
    を、相互に連通させて前記ローラ本体の円周方向に設
    け、前記孔に気液二相の熱媒体を封入してなる 誘導発熱ローラ装置。
  2. 【請求項2】回転軸の回転によって回転される一端が開
    口端面とされたローラ本体と、前記ローラ本体を加熱さ
    せる誘導発熱機構を備えた誘導発熱ローラ装置におい
    て、 前記誘導発熱機構を、これよりも同軸方向に長い前記ロ
    ーラ本体の内部に配置するとともに、一方の端部に連結
    部を、他方の端部にフランジ部を備えた取付部材を前記
    ローラ本体の内部に配置し、前記連結部を、前記ローラ
    本体の開口端面より内側にある前記誘導発熱機構の端部
    に固定し、また前記フランジ部を、前記ローラ本体の開
    口端面に向い合うようにしてフレームに固定し、前記ロ
    ーラ本体の周壁部の内部には、前記ローラ本体の軸心方
    向に沿って延び、かつ前記誘導発熱機構の端部を超えて
    前記ローラ本体の開口端面側にまで延長する複数の孔
    を、相互に連通させて前記ローラ本体の円周方向に設
    け、前記孔に気液二相の熱媒体を封入し、更に前記フレ
    ームを前記取付部材の内部まで延長して延長部を形成
    し、前記延長部に、前記回転軸を前記フレームに対して
    支持する軸受を設置してなる 誘導発熱ローラ装置。
JP61204414A 1986-08-29 1986-08-29 誘導発熱ロ−ラ装置 Expired - Lifetime JPH0678766B2 (ja)

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JPS6362912A JPS6362912A (ja) 1988-03-19
JPH0678766B2 true JPH0678766B2 (ja) 1994-10-05

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2501615B2 (ja) * 1987-03-18 1996-05-29 住友電気工業株式会社 超電導薄膜の作製方法
JP2567446B2 (ja) * 1987-03-18 1996-12-25 住友電気工業株式会社 超電導薄膜の作製方法
JP2501616B2 (ja) * 1987-03-18 1996-05-29 住友電気工業株式会社 超電導薄膜の作製方法

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JPS5250462Y2 (ja) * 1972-05-08 1977-11-16
JPS596001B2 (ja) * 1975-09-29 1984-02-08 セイコーエプソン株式会社 ジキユウデンタイザイリヨウ

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JPS6362912A (ja) 1988-03-19

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