JPH0678597A - ステッピングモータ駆動制御方法 - Google Patents

ステッピングモータ駆動制御方法

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JPH0678597A
JPH0678597A JP4226073A JP22607392A JPH0678597A JP H0678597 A JPH0678597 A JP H0678597A JP 4226073 A JP4226073 A JP 4226073A JP 22607392 A JP22607392 A JP 22607392A JP H0678597 A JPH0678597 A JP H0678597A
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stepping motor
belt
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color
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JP4226073A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Sakai
良博 堺
Hideya Furuta
秀哉 古田
Reo Munakata
伶夫 宗像
Kenichi Mizuma
健一 水摩
Yasunori Kawaishi
康則 河石
Minoru Sugiyama
実 杉山
Hideki Kamiyama
英樹 上山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Control Of Stepping Motors (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、ステッピングモータのロータとス
テータとの負荷による変位角度を減少させることを目的
とする。 【構成】 この発明は、トナー像又は転写紙からなる被
担持体を担持し又はトナー像及び転写紙からなる被担持
体を担持し回転駆動されることにより前記被担持体を搬
送する担持体をステッピングモータにより駆動する画像
形成装置のステッピングモータ駆動制御方法において、
前記ステッピングモータ51のロータ変位角度を前記ス
テッピングモータ51に流れる電流をシステム制御板5
5及び中間転写ベルト駆動モータ制御板67で制御する
ことによって補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像形成装置においてト
ナー像又は転写紙からなる被担持体を担持し又はトナー
像及び転写紙からなる被担持体を担持する担持体を駆動
するためのステッピングモータの駆動制御を行うステッ
ピングモータ駆動制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、負荷の速度制御及び位置制御をし
ながら負荷を駆動する手段としては、サーボモータが使
用されていたが、サーボモータは高価であるという欠点
を有することから、負荷の速度制御及び位置制御をしな
がら負荷を駆動する手段としてステッピングモータが多
く使用されるようになってきた。
【0003】例えば、複写機,プリンタ等の画像形成装
置には、像担持体上に複数色のトナー像を順次に形成し
てこれらのトナー像を搬送ベルトで搬送される転写紙に
重ねて転写するカラー画像形成装置や、像担持体上に複
数色のトナー像を順次に形成してこれらのトナー像を中
間転写ベルトに重ねて転写した後に転写紙に転写するカ
ラー画像形成装置などがあり、このような画像形成装置
においてトナー像及び転写紙からなる被担持体を担持す
る搬送ベルトや、トナー像を担持する中間転写ベルトな
どの担持体をステッピングモータで駆動するようになっ
てきた。
【0004】また、ステッピングモータで負荷を駆動す
る場合には、一定の負荷で負荷の位置を検知して補正す
ることによって負荷の位置合わせを行う位置合わせ方法
が用いられている。この位置合わせ方法は、ステッピン
グモータのロータ変位角度(ロータとステータとの変位
角度)があってもそれが問題とならない場合には用いら
れない。
【0005】また、特開平2ー95199号公報には、
パルス幅変調のデューティ値を変えることにより起動初
期時には大電流をパルスモータに供給し、その後、モー
タ回転が立ち上がったときに供給電流を低下させて定常
回転させるようにしたパルスモータの駆動方法が記載さ
れている。さらに、特開昭61ー73134号公報に
は、ステッピングモータを所定の自起動周波数と所定の
モータ電圧V1で駆動し、予め設定した最高周波数まで
増速した時点でモータ電圧V1を保持電圧V2に切り換え
ると共に、所定位置に負荷が達した時点で再び保持電圧
2をモータ電圧V1に切り換えるものが記載されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ステッピングモータは
負荷の大小により駆動中においてもロータとステータと
が負荷のトルクに対応した変位角度をなす位置を保った
まま回転するので、回転中の負荷変動によりロータとス
テータとの位置関係がずれてしまう。例えば5相ステッ
ピングモータはロータ軸にトルクTが加えられてロータ
に変位角度が与えられた時には、その外力に対応したト
ルクTaを発生してつりあう。ステッピングモータのロ
ータ軸に加えられる外力のトルクTがステッピングモー
タの最大トルクThを越えると、ステッピングモータは
ロータが不安定点をとびこえて次の安定点まで移ってし
まう。
【0007】5相ステッピングモータの角度ートルク特
性(θーT)特性は図6に示すようになり、これは5相
ステッピングモータに対する印加電圧が24V,電流が
1.4A,1.8Aの場合の特性である。このθーT特
性から明らかなように5相ステッピングモータは、電流
が1.4Aの場合、負荷のトルクTが0Kgcmの時ロ
ータとステータの変位角度が0度であるが、1.5Kg
cmの負荷トルクが与えられると、ロータとステータと
の変位角度が0.22度になり、4Kgcmの負荷トル
クが与えられると、ロータとステータとの変位角度が
0.6度になる。このように5相ステッピングモータは
ロータとステータとの変位角度が負荷トルクに応じて増
加し、ロータとステータとがずれた状態で回転する。
【0008】例えば像担持体上に4色のトナー像を順次
に形成してこれらのトナー像を中間転写ベルトに重ねて
転写した後に転写紙に転写するカラー画像形成装置にお
いては、像担持体から中間転写ベルトへの1色目のトナ
ー像の転写を開始する前からその1色目のトナー像の転
写が終了するまでの間と、像担持体から中間転写ベルト
への4色目のトナー像の転写の途中から転写紙に対する
トナー像の転写終了までの間に中間転写ベルトをクリー
ニング装置でクリーニングしているが、このカラー画像
形成装置における中間転写ベルトを5相ステッピングモ
ータで駆動する場合には、中間転写ベルトをクリーニン
グ装置でクリーニングしている時には4Kgcmのトル
クが加わり、それ以外の時にはトルクが0Kgcmとな
る。
【0009】このため、像担持体から中間転写ベルトへ
トナー像が転写される位置は1色のトナー像,4色目の
トナー像の途中以降と、2色目及び3色目のトナー像と
でずれてしう。中間転写ベルトは5相ステッピングモー
タのハーフステップ0.36度で約94μ移動する。よ
って、0.094mm×0.6/0.36=0.157
mmとなるから、1色のトナー像,4色目のトナー像の
途中以降と、2色目及び3色目のトナー像とは0.15
7mmずれることになり、中間転写ベルト上に1色目乃
至4色目のトナー画像の転写で形成されるカラー画像が
乱れて非常にみにくくなる。
【0010】また、このような画像の乱れは、像担持体
上に4色のトナー像を順次に形成してこれらのトナー像
を中間転写ベルトに重ねて転写した後に転写紙に転写す
るカラー画像形成装置で生ずるだけでなく、像担持体上
に複数色のトナー像を順次に形成してこれらのトナー像
を搬送ベルトで搬送される転写紙に重ねて転写するカラ
ー画像形成装置などでも同様に生ずる。
【0011】また、上記位置合わせ方法は、負荷の位置
合わせをステッピングモータの回転中に行うにはステッ
ピングモータのロータとステータとの変位角度により負
荷の位置がずれてしまい、上述した像担持体上に複数色
のトナー像を順次に形成してこれらのトナー像を搬送ベ
ルトで搬送される転写紙に重ねて転写するカラー画像形
成装置などでは非常に問題となる。
【0012】また、特開平2ー95199号公報や特開
昭61ー73134号公報に記載されているものは、モ
ータの電流又は電圧を切り換えるものであり、ステッピ
ングモータのロータとステータとの負荷による変位角度
の補正は全く行っていないので、上記問題を解消するこ
とができない。
【0013】本発明は、上記欠点を改善し、ステッピン
グモータのロータとステータとの負荷による変位角度を
減少させることができるステッピングモータ駆動制御方
法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、トナー像又は転写紙からな
る被担持体を担持し又はトナー像及び転写紙からなる被
担持体を担持し回転駆動されることにより前記被担持体
を搬送する担持体をステッピングモータにより駆動する
画像形成装置のステッピングモータ駆動制御方法におい
て、前記ステッピングモータのロータ変位角度を前記ス
テッピングモータに流れる電流を制御することによって
補正する。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載のス
テッピングモータ駆動制御方法において、前記担持体の
クリーニング時に前記ステッピングモータに流す電流を
多くすることによって前記ステッピングモータのロータ
変位角度を補正する。
【0016】請求項3記載の発明は、転写紙に転写され
るトナー像を担持し回転駆動されることによりこのトナ
ー像を搬送する担持体をステッピングモータにより駆動
する画像形成装置のステッピングモータ駆動制御方法に
おいて、前記担持体上のトナー像を転写紙に転写する時
に前記ステッピングモータに流れる電流を多くすること
によって前記ステッピングモータのロータ変位角度を補
正する。
【0017】
【実施例】本発明は、画像形成装置においてトナー像又
は転写紙からなる被担持体を担持し又はトナー像及び転
写紙からなる被担持体を担持する担持体を駆動するため
のステッピングモータの駆動制御を行うステッピングモ
ータ駆動制御方法であり、担持体は、像担持体から転写
されたトナー像を担持しこれを転写紙等の被転写体への
トナー像転写位置まで回転駆動されることにより搬送す
る中間転写体、または転写紙、またはトナー像を担持し
ている転写紙等の被担持体を担持し転写工程または定着
工程等の次の工程の位置まで回転駆動されることにより
搬送する搬送ベルト等であり、他の静電的に被担持体を
担持して搬送する担持体に関しても共通の技術的思想で
ある。
【0018】図2は本発明を応用した画像形成装置の一
例の概略を示し、図3はその感光体ドラムおよび中間転
写ベルトの回りの部分を拡大して示す。この画像形成装
置はカラー複写装置の例である。カラー画像読み取り装
置(以下、カラースキャナと称す)1は、原稿台2上の
原稿3を照明ランプ4により照明し、その反射光像をミ
ラー群5〜7およびレンズ8を介してカラーセンサー9
に結像して原稿のカラー画像情報を例えば青、緑、赤毎
に色分解して読み取り、電気的な画像信号に変換する。
このカラーセンサー9は原稿のカラー画像情報を例えば
青、緑、赤毎に色分解する色分解手段と、この色分解手
段で色分解された各色の画像情報を電気的な画像信号に
変換する撮像素子、例えばCCDとにより構成され、3
色同時読み取りを行う。カラーセンサー9で得られた
青、緑、赤の色分解画像信号はその強度レベルをもとに
して画像処理部(図示せず)で色変換処理を受けて黒
(以下BKと称す)、シアン(以下Cと称す)、マゼン
タ(以下Mと称す)、黄色(以下Yと称す)のカラー画
像データに変換される。
【0019】電子写真方式のカラー画像記録装置(以下
カラープリンタと称す)10はその画像処理部からのカ
ラー画像データによりBK、C、M、Yの顕像を形成し
て最終的なカラーコピーを作成する。ここに、BK、
C、M、Yの画像データを得るためのカラースキャナ1
は、カラープリンタ10の動作とタイミングを取ったス
キャナースタート信号を制御部から受けて図2におい
て、照明ランプ4及び光学系5〜7からなる可動光学系
が左矢印方向へスキャナモータで駆動されて移動するこ
とによって原稿台2上の原稿を走査し、1回の原稿走査
毎に1色の画像データを得る。カラースキャナ1がこの
ような動作を合計4回繰り返すことによって、画像処理
部が順次にBK、C、M、Yの4色の画像データを得
る。そして、各色の画像データを得る度毎にカラープリ
ンタ2で順次にその画像データにより顕像を形成してこ
れらを重ね合わせて4色フルカラー画像を作成する。
【0020】次に、カラープリンタ10について説明す
る。書き込み光学ユニット11は、上記画像処理部から
のカラー画像データを光信号に変換して感光体ドラム1
2に原稿画像に対応した光書き込みを行なって静電潜像
を形成する。この書き込み光学ユニット11は、レーザ
13や,その発光駆動制御を行う発光駆動制御部(図示
せず)、ポリゴンミラー14,これを回転させるモータ
15、f/θレンズ16,反射ミラー17等で構成され
ている。
【0021】感光体ドラム12は矢印の如く反時計方向
に回転するが、その回りには感光体クリーニング装置
(クリーニング前除電器18を含む)19、除電ランプ
20、帯電器21、電位センサー22、BK現像器2
3、C現像器24、M現像器25、Y現像器26,現像
濃度パターン検知器27、中間転写ベルト28などが配
置されている。各現像器23〜26は、感光体ドラム1
2上の静電潜像を現像するために現像剤の穂を感光体ド
ラム12の表面に接触させて回転する現像スリーブ23
a,24a,25a,26aと、内部の現像剤を汲み上
げて攪拌するために回転する現像パドル23b,24
b,25b,26bおよび現像剤のトナー濃度を検知す
るトナー濃度検知センサー23c,24c,25c,2
6cなどで構成されている。待機状態では4箇の現像器
23〜26の全てが現像スリーブ23a,24a,25
a,26a上の現像剤は穂切り(現像不作動)状態にな
っているが、現像器23〜26の各現像動作の順序(B
K、C、M、Yの各画像形成の順序)はBK、C、M、Y
の順でその静電潜像を現像する順序となっている。ただ
し、各色の画像形成の順序はこれに限定されるものでは
なく、任意の順序とすることができる。
【0022】複写動作の開始時には、感光体ドラム12
が回転して帯電器21により均一に帯電される。そし
て、カラースキャナ1が所定のタイミングでBK画像デ
ータを得るための読み取りを開始し、このカラースキャ
ナ1からの画像データにより画像処理部がBK画像デー
タを得てこのBK画像データに基づいて書き込み光学ユ
ニット11が感光体ドラム12にレーザー光による光書
き込みを行って潜像を形成する。以下、このBK画像デ
ータによる静電潜像をBK潜像と称す。C、M、Yの各
画像データによる静電潜像も同様にC潜像、M潜像、Y
潜像と称す。このBK潜像をその先端部から現像可能と
すべく、BK現像器23の現像位置に潜像先端部が到達
する前に現像スリーブ23aが回転を開始して現像剤の
穂立てを行い、BK潜像をBKトナーで現像する。そして
以後、感光体ドラム12上のBK潜像領域の現像動作を
続けるが、潜像後端部がBK現像位置を通過した時点で
速やかにBK現像器23の現像スリーブ23a上の現像
剤穂切りを行なって現像不作動状態にする。これは少な
くとも、次のC画像データによるC潜像先端部が到達す
る前に完了させる。なお、現像剤の穂切りは現像スリー
ブ23aの回転方向を、現像動作中とは逆方向に切替え
ることで行う。このとき、他の現像器24〜26は現像
不作動状態のままである。
【0023】感光体ドラム12上のBKトナー像は、感
光体ドラム12と等速で駆動されている中間転写ベルト
28の表面に転写される(以下、感光体ドラム12から
中間転写ベルト28へのトナー像転写をベルト転写と称
す)。ベルト転写は、感光体ドラム12と中間転写ベル
ト28が接触している状態において、電極を構成する中
間転写ベルト28と接触している転写バイアスローラ2
9に所定のバイアス電圧を印加することで行う。感光体
ドラム12はBKトナー像の転写後にクリーニング前除
電器18を含む感光体クリーニング装置19により除電
及びクリーニングを受け、再び帯電器21により均一に
帯電される。なお、中間転写ベルト28は感光体ドラム
12に順次に形成されたBK、C、M、Yの各トナー像
が同ー面に順次に位置合せして転写されることにより4
色重ねのベルト転写画像が形成され、その後、このベル
ト転写画像が転写紙にー括して転写される。中間転写ベ
ルトユニットの構成・動作については後述する。
【0024】ところで、感光体ドラム12側ではBK作
像工程の次にC作像工程に進むが、このC作像工程では
所定のタイミングでカラースキャナ1がC画像データを
得るための読み取りを始め、カラースキャナ1からの画
像データにより画像処理部がC画像データを得てこのC
画像データに基づいて書き込み光学ユニット11が感光
体ドラム12にレーザー光による光書き込みを行ってC
潜像を形成する。
【0025】C現像器24はその現像位置に対して、先
のBK潜像後端部が通過した後で且つC潜像の先端が到
達する前に現像スリーブ24aが回転を開始して現像剤
の穂立てを行い、C潜像をCトナーで現像する。以後、
C現像器24は感光体ドラム12上のC潜像領域の現像
を続けるが、C潜像の後端部が通過した時点で、先のB
K現像器23の場合と同様にC現像スリーブ24a上の
現像剤の穂切りを行う。これもやはり次のM潜像先端部
が到達する前に完了する。感光体ドラム12上のCトナ
ー像は、感光体ドラム12と等速で駆動されている中間
転写ベルト28の表面に転写される。感光体ドラム12
はCトナー像の転写後にクリーニング前除電器18を含
む感光体クリーニング装置19により除電及びクリーニ
ングを受け、再び帯電器21により均一に帯電される。
【0026】感光体ドラム12側ではC作像工程の次に
M作像工程に進むが、このM作像工程では所定のタイミ
ングでカラースキャナ1がM画像データを得るための読
み取りを始め、カラースキャナ1からの画像データによ
り画像処理部がM画像データを得てこのM画像データに
基づいて書き込み光学ユニット11が感光体ドラム12
にレーザー光による光書き込みを行ってM潜像を形成す
る。
【0027】M現像器25はその現像位置に対して、先
のC潜像後端部が通過した後で且つM潜像の先端が到達
する前に現像スリーブ25aが回転を開始して現像剤の
穂立てを行い、M潜像をMトナーで現像する。以後、M
現像器25は感光体ドラム12上のM潜像領域の現像を
続けるが、M潜像の後端部が通過した時点で、先のC現
像器24の場合と同様にM現像スリーブ25a上の現像
剤の穂切りを行う。これもやはり次のY潜像先端部が到
達する前に完了する。感光体ドラム12上のMトナー像
は、感光体ドラム12と等速で駆動されている中間転写
ベルト28の表面に転写される。感光体ドラム12はM
トナー像の転写後にクリーニング前除電器18を含む感
光体クリーニング装置19により除電及びクリーニング
を受け、再び帯電器21により均一に帯電される。
【0028】感光体ドラム12側ではM作像工程の次に
Y作像工程に進むが、このY作像工程では所定のタイミ
ングでカラースキャナ1がY画像データを得るための読
み取りを始め、カラースキャナ1からの画像データによ
り画像処理部がY画像データを得てこのY画像データに
基づいて書き込み光学ユニット11が感光体ドラム12
にレーザー光による光書き込みを行ってY潜像を形成す
る。
【0029】Y現像器26はその現像位置に対して、先
のM潜像後端部が通過した後で且つY潜像の先端が到達
する前に現像スリーブ26aが回転を開始して現像剤の
穂立てを行い、Y潜像をYトナーで現像する。以後、Y
現像器26は感光体ドラム12上のY潜像領域の現像を
続けるが、Y潜像の後端部が通過した時点で、先のM現
像器25の場合と同様にY現像スリーブ26a上の現像
剤の穂切りを行う。これもY潜像後端部が到達した後に
完了する。感光体ドラム12上のYトナー像は、感光体
ドラム12と等速で駆動されている中間転写ベルト28
の表面に転写される。
【0030】次に、中間転写ベルトユニットについて説
明する。中間転写ベルト28は、駆動ローラ31、ベル
ト転写バイアスローラ29及び従動ローラ群32,33
に張架されており、駆動ローラ31がスプロケット50
とカップリングで連結される。スプロケット50と,ス
テッピングモータからなる中間転写ベルト駆動モータ5
1に直結されたスプロケット52とはタイミングベルト
53により連結され、ステッピングモータ51により駆
動ローラ31が駆動されて中間転写ベルト28が回転す
る。
【0031】ベルトクリーニング装置(ベルトクリー
ナ)35は、ブラシローラ35a、ゴムブレード35
b、中間転写ベルト28に対する接離機構35cなどで
構成されており、1色目のBK画像をベルト転写した後
にC画像,M画像,Y画像をベルト転写バイアスローラ
29に転写しているときには、ブラシローラ35a及び
ゴムブレード35bが接離機構35cによってベルト転
写バイアスローラ29から離間されている。
【0032】紙転写ユニット36は、紙転写バイアスロ
ーラ36a、ローラークリーニングブレード36b、中
間転写ベルト28に対する接離機構36cなどで構成さ
れている。紙転写バイアスローラ36aは通常、中間転
写ベルト28から離間しているが、中間転写ベルト28
に形成された4色の重ね画像が転写紙にー括して転写さ
れる時にタイミングを取って接離機構36cで押圧され
て中間転写ベルト28に当接し、該紙転写バイアスロー
ラ36aに所定のバイアス電圧がバイアス電源より印加
されて紙転写バイアスローラ36aと中間転写ベルト2
8との間を通過する転写紙へ中間転写ベルト28上の4
色の重ね画像を転写させる。
【0033】この場合、転写紙は転写紙カセット37〜
40のうち選択されたものから給紙ローラ41〜44の
いずれかによりレジストローラ45へ給紙され、又は手
差し給紙トレイ46から給紙ローラ41によりレジスト
ローラ45へ給紙され、レジストローラ45はその転写
紙を中間転写ベルト28上の4色重ね画像の先端部が紙
転写位置に到達するタイミングに合わせて給紙する。
【0034】さて、中間転写ベルト28の動き方は、1
色目のBKトナー像のベルト転写が後端部まで終了した
後の動作方式として次のー定速往動方式,スキップ往動
方式及び往復動(クイックリターン)方式が考えられる
が、この中の1方式、またはこれらをコピーサイズに応
じて(コピー速度面などで)効率的に組合わせた方式が
用いられる。
【0035】1)ー定速往動方式 中間転写ベルト28がBKトナー像のベルト転写後
も、そのままー定速で往動を続ける。 感光体ドラム12側は中間転写ベルト28上のBK画
像先端位置が再び感光体ドラム12との接触部のベルト
転写位置に到達した時に、次のCトナー像の先端部が丁
度そのベルト転写位置にくるようにタイミングを取って
画像が形成される。その結果、C画像はBK画像に正確
に位置合せされて中間転写ベルト28上に重ねてベルト
転写される。 その後も同様な動作によってM作像工程、Y作像工程
が行われ、中間転写ベルト28上に4色重ねのベルト転
写画像が得られる。 中間転写ベルト28が4色目のYトナー像のベルト転
写を行う工程に引き続いてそのまま往動しながら4色重
ねトナー像を上述のように転写紙へー括して転写する。
【0036】2)スキップ往動方式 中間転写ベルト28はBKトナー像のベルト転写が終
了したら、感光体ドラム12から離間され、そのまま往
動方向に高速スキップされて所定量を移動し、当初の往
動速度に戻る。その後、中間転写ベルト28が再び感光
体ドラム12に接触される。 感光体ドラム12側は中間転写ベルト28上のBK画像
先端位置が再びベルト転写位置に到達した時に、次のC
トナー像の先端部が丁度そのベルト転写位置にくるよう
にタイミングを取って画像が形成される。その結果、C
画像はBK画像に正確に位置合わせされて重ねてベルト
転写される。 その後も同様な動作によってM作像工程、Y作像工程
が行われ、中間転写ベルト28上に4色重ねのベルト転
写画像が得られる。 中間転写ベルト28は4色目のYトナー像のベルト転
写を行う工程に引き続いてそのままの往動速度で、4色
重ねトナー像を転写紙にー括して転写する。
【0037】3)往復動(クイックリターン)方式 中間転写ベルト28はBKトナー像のベルト転写が終
了したら、感光体ドラム12から離間され、往動を停止
すると同時に逆方向に高速にリターンする。このリター
ンは、中間転写ベルト28上のBK画像先端位置がベル
ト転写相当位置を逆方向に通過し、さらに予め設定され
た距離分を移動した後に停止して待機状態になる。 次に感光体ドラム12側はCトナー像の先端部がベル
ト転写位置より手前の所定位置に到達した時点で、中間
転写ベルト28を再び往動方向にスタートし、感光体ド
ラム12に再び接触する。この場合も、C画像が中間転
写ベルト28上でBK画像に正確に重なるような条件に
制御される。 その後も同様な動作によってM作像工程、Y作像工程
が行われ、中間転写ベルト28上に4色重ねのベルト転
写画像が得られる。 中間転写ベルト28は4色目のYトナー像のベルト転
写工程に引き続いてリターンせずにそのままの速度で往
動して4色重ねトナー像を転写紙にー括して転写する。
【0038】さて、中間転写ベルト28から4色重ねト
ナー像がー括して転写された転写紙は、紙搬送ユニット
47により定着器48へ搬送され、定着器48の所定温
度にコントロールされている定着ローラ48aと加圧ロ
ーラ48bによりトナー像が溶融定着されてコピートレ
イ49へフルカラーコピーとして搬出される。また、ベ
ルト転写後の感光体ベルト12は、感光体クリーニング
装置19でクリーニング前除電器18により均一に除電
されてブラシローラ19a及びゴムブレード19bによ
り表面がクリーニングされる。また、中間転写ベルト2
8は上述のように最終色(Y)のトナー像のベルト転写
中に3色(BK,C,M)のトナー像の重ね転写した画
像の後端がクリーニングユニット35を通過したタイミ
ングでクリーニングユニット35により表面がクリーニ
ングされ、このときクリーニングユニット35は接離機
構35cで押圧される。
【0039】連続的に複写を行うリピートコピー時に
は、カラースキャナ1の動作および感光体ドラム12へ
の画像形成が1枚目のY(4色目)作像工程に引き続い
て開始され、所定のタイミングで2枚目のBK(1色
目)作像工程に進む。また、中間転写ベルト28は4色
重ね画像を1枚目の転写紙へー括して転写する工程後に
表面がクリーニング装置35でクリーニングされてそこ
に2枚目のBKトナー像がベルト転写される。その後は
1枚目と同様な動作が行われ、以降1枚毎に同様な動作
が行われる。
【0040】なお、転写紙カセット37〜40は各種サ
イズの転写紙が収納されており、給紙ローラ41〜44
により操作パネル(図示せず)で指定されたサイズの転
写紙が収納されている転写紙カセットからタイミングを
取ってレジストローラ45へ給紙される。手差し給紙ト
レイ46はOHP用紙や厚紙などを手差しモードで給紙
する場合に用いられる。
【0041】以上の動作は4色フルカラーのコピーを得
るコピーモードの動作であるが、3色コピーモードや2
色コピーモードでコピーを得る場合は操作部で指定され
た色と回数の分について上記と同様の動作を行うことに
なる。また、単色のコピーを得る単色コピーモードの場
合は、所定枚数の複写が終了するまでの間にその単色の
現像器のみを現像作動(現像剤の穂立て)状態にして、
中間転写ベルト28を感光体ドラム12に接触したまま
で往動方向にー定速度で駆動し、さらにベルトクリーニ
ングユニット35も中間転写ベルト28に接触したまま
の状態として複写動作を行う。
【0042】図4及び図5はこの例のタイミングチャー
トである。図3に示すように感光体ドラム12上に形成
する画像の長さをLPとしてベルト転写領域Lbtの出
口から紙転写領域(中間転写ベルト28から転写紙へ画
像を転写する領域)Lptの入口までの中間転写ベルト
28周長をLTとしてとき、図4はLP>LTの場合の
タイミングチャートであり、図5はLPがLTより非常
に短い場合のタイミングチャートである。
【0043】上述のように最終色のトナー像のベルト転
写の途中からクリーニング装置35がクリーニング動作
を開始し、紙転写工程に進む。中間転写ベルト28上の
画像の先端部は、図4に示すようにベルト転写終了時点
では未だ紙転写ユニット36による紙転写位置より手前
側にあり、そのままの速度で順方向に移動して紙転写工
程位置に進む。
【0044】また、中間転写ベルト28はベルト転写が
行われる時には順方向に往動し、その後に逆方向に復動
して元の位置にリターンするが、そのリターン時の速度
は往動時の速度より速い速度でステッピングモータ51
により駆動され、リターン時間が短縮される。
【0045】原稿に対する最終複写動作の終了後には中
間転写ベルト28のクリーニング装置35による最終ク
リーニングが行われるが、この最終クリーニングでは次
に複写動作を開始したときの中間転写ベルト28の画像
形成領域に転写残トナー領域(前回の転写で転写されて
クリーニングで除去されない領域)が入ることがないよ
うにすることが必要である。中間転写ベルト28のクリ
ーニング装置35によるクリーニングの条件は、中間転
写ベルト28の1周分以上をクリーニングすること、少
なくともその時に複写した画像のサイズによらずにこの
装置の複写可能な最大画像サイズ及び必要余裕分の領域
をクリーニングすること、という2つの条件のいずれか
を満たすように設定される。
【0046】図1はこの実施例の回路構成を示す。カラ
ースキャナ1ではスキャナ制御板54がシステム制御板
からなる制御部55からの制御信号に基づいてカラーC
CD(カラースキャナ)9及び上記スキャナモータ56
を制御し、カラーCCD9からの画像信号を画像処理ユ
ニット(画像処理部)57に送る。
【0047】また、書き込み光学ユニット11では、ポ
リゴン同期検知器58がポリゴンミラー14からのレー
ザ光を画像領域外で検知してその検知信号をレーザ駆動
制御板59に送り、ポリゴンモータ60がシステム制御
板55により制御されてポリゴンミラー14を回転させ
る。レーザ駆動制御板59は画像処理ユニット57から
の画像信号によりレーザ13を駆動する。
【0048】また、システム制御板55はスキャナ制御
板54,画像処理ユニット57,操作部61,エディタ
62及びこの装置の各種周辺機器63との間で信号のや
りとりをし、原稿サイズ検知器64,転写紙サイズ検知
器65及びこの装置の各種検知器66からの検知信号を
取り込んでこの検知信号を用いて中間転写ベルト駆動モ
ータ制御板67,AC負荷制御板68,ベルト接離ソレ
ノイド69,紙転写ローラ接離ソレノイド70,ベルト
クリーナ接離ソレノイド71,現像スリーブ23a〜2
6a,この装置の各種プロセス負荷72及び各種駆動負
荷73を制御する。
【0049】原稿サイズ検知器64はカラースキャナ1
における原稿台2上の原稿のサイズを検知し、転写紙サ
イズ検知器65は転写紙カセット37〜40の各転写紙
のサイズを検知する。中間転写ベルト駆動モータ制御板
67はステッピングモータ51の駆動制御を行い、AC
負荷制御板68は定着装置48の定着ヒータやその他の
AC負荷の駆動制御を行う。ベルト接離ソレノイド69
は中間転写ベルト28を感光体ドラム12に対して接離
する接離機構を制御し、紙転写ローラ接離ソレノイド7
0が接離機構36cを制御してベルトクリーナ接離ソレ
ノイド71が接離機構35cを制御する。
【0050】システム制御板55は転写基準信号の立ち
下がりで中間転写ベルト駆動モータ制御板67を介して
ステッピングモータ51の駆動を開始して中間転写ベル
ト28を順方向に往動させ、中間転写ベルト28の速度
を立ち上げる。ここに、転写基準信号は書き込み光学ユ
ニット11で1色目のBK画像データによる画像書き込
みが開始されるのに同期して立ち上がる一定時間幅t0
のパルス信号であり、感光体ドラム12に対するBK画
像データによる画像書き込みの開始からt0後にステッ
ピングモータ51の駆動が開始される。
【0051】また、システム制御板55は中間転写ベル
ト28の回転開始に先立ってベルトクリーナ接離ソレノ
イド71をオンさせて接離機構35cによりクリーニン
グ装置35を中間転写ベルト28に押圧させることによ
りクリーニング装置35に中間転写ベルト28のクリー
ニングを開始させる。システム制御板55は転写基準信
号の立ち下がりから一定の時間遅れたタイミングでベル
ト接離ソレノイド69をオンさせ、中間転写ベルト28
を感光体ドラム12に当接させる。そして、中間転写ベ
ルト28が一定の距離を移動した後に感光体ドラム12
から中間転写ベルト28に1色目のBkトナー像が転写
される。このとき、中間転写ベルト28は既にクリーニ
ング装置35によりクリーニングされている。
【0052】1色目のBkトナー像のベルト転写中はク
リーニング装置35のクリーニングブレード35aが中
間転写ベルト28に当接しているので、ステッピングモ
ータ51のシャフトには約4Kgcmのトルクが加わ
る。このとき、ステッピングモータ51は中間転写ベル
ト駆動モータ制御板67により1.4Aの電流が流され
る。
【0053】ステッピングモータ51は5相ステッピン
グモータが用いられ、このとき従来は図6に示すように
ロータとステータとは0.6度ずれる。このずれは中間
転写ベルト28上のトナー像の転写位置に換算すると、
約0.157mmとなり、感光体ドラム12上の1色目
のBkトナー像は中間転写ベルト28上に正規の位置よ
り約0.157mmずれた位置に転写される。
【0054】この例では、システム制御板55が1色目
のBkトナー像のベルト転写を行う時にはその前に(ク
リーニング装置35を作動させる前に)上記ずれを極力
減少させるために中間転写ベルト駆動モータ制御板67
を介してステッピングモータ51の電流を1.4Aから
1.8Aに切り換える。このため、ステッピングモータ
51のロータとステータとの変位角度が小さくなる。図
6に示すようにステッピングモータ51は1.8Aの電
流が流れる時にはロータとステータとの変位角度が0.
36度になる。これは中間転写ベルト28上の位置に換
算すると、約0.1mmであり、上記ずれはステッピン
グモータ51に流れる電流が1.4Aのままである場合
に比べて0.057mm減少して画像の乱れを減少させ
ることができる。
【0055】システム制御板55は感光体ドラム12か
ら中間転写ベルト28への1色目のBkトナー像のベル
ト転写終了後に中間転写ベルト駆動モータ制御板67を
介してステッピングモータ51を制御して中間転写ベル
ト28を逆方向に復動させ、中間転写ベルト28を元の
位置にリターンさせる。また、システム制御板55はB
kトナー像のベルト転写終了と略同時にベルト接離ソレ
ノイド69をオフさせて中間転写ベルト28を感光体ド
ラム12から離させ、かつ、Bkトナー像のベルト転写
終了と略同時にベルトクリーナ接離ソレノイド71をオ
フさせて接離機構35cでクリーニング装置35を中間
転写ベルト28に離させることによってクリーニング装
置35に中間転写ベルト28のクリーニングを終了させ
る。
【0056】次に、システム制御板55は書き込み光学
ユニット11で2色目のC画像データによる画像書き込
みが開始されるのに同期して立ち上がる一定時間幅t0
の転写基準信号の立ち下がりから一定の時間遅れたタイ
ミングでベルト接離ソレノイド69をオンさせ、中間転
写ベルト28を感光体ドラム12に当接させる。そし
て、中間転写ベルト28が一定の距離を移動した後に感
光体ドラム12から中間転写ベルト28に2色目のCト
ナー像のベルト転写が行われる。このCトナー像のベル
ト転写時にはクリーニング装置35が中間転写ベルト2
8から離れているので、ステッピングモータ51はシャ
フトに加わるトルクが0Kgcmになり、ロータとステ
ータとの変位角度がなく、感光体ドラム12上の2色目
のCトナー像は中間転写ベルト28上に正規の位置に転
写される。
【0057】システム制御板55は感光体ドラム12か
ら中間転写ベルト28への2色目のCトナー像のベルト
転写終了後に中間転写ベルト駆動モータ制御板67を介
してステッピングモータ51を制御して中間転写ベルト
28を逆方向に復動させ、中間転写ベルト28を元の位
置にリターンさせ、また、Cトナー像のベルト転写終了
と略同時にベルト接離ソレノイド69をオフさせて中間
転写ベルト28を感光体ドラム12から離させる。
【0058】同様に、システム制御板55は書き込み光
学ユニット11で3色目のM画像データによる画像書き
込みが開始されるのに同期して立ち上がる一定時間幅t
0の転写基準信号の立ち下がりから一定の時間遅れたタ
イミングでベルト接離ソレノイド69をオンさせ、中間
転写ベルト28を感光体ドラム12に当接させる。そし
て、中間転写ベルト28が一定の距離を移動した後に感
光体ドラム12から中間転写ベルト28に3色目のMト
ナー像のベルト転写が行われる。このMトナー像のベル
ト転写時にもクリーニング装置35が中間転写ベルト2
8から離れているので、ステッピングモータ51はシャ
フトに加わるトルクが0Kgcmになり、ロータとステ
ータとの変位角度がなく、感光体ドラム12上の2色目
のCトナー像は中間転写ベルト28上に正規の位置に転
写される。
【0059】システム制御板55は感光体ドラム12か
ら中間転写ベルト28への3色目のMトナー像のベルト
転写終了後に中間転写ベルト駆動モータ制御板67を介
してステッピングモータ51を制御して中間転写ベルト
28を逆方向に復動させ、中間転写ベルト28を元の位
置にリターンさせる。また、システム制御板55はMト
ナー像のベルト転写終了と略同時にベルト接離ソレノイ
ド69をオフさせて中間転写ベルト28を感光体ドラム
12から離させる。
【0060】さらに、システム制御板55は書き込み光
学ユニット11で4色目のY画像データによる画像書き
込みが開始されるのに同期して立ち上がる一定時間幅t
0の転写基準信号の立ち下がりから一定の時間遅れたタ
イミングでベルト接離ソレノイド69をオンさせ、中間
転写ベルト28を感光体ドラム12に当接させる。そし
て、中間転写ベルト28が一定の距離を移動した後に感
光体ドラム12から中間転写ベルト28に4色目のYト
ナー像のベルト転写が行われる。
【0061】システム制御板55はYトナー像のベルト
転写の途中から、すなわち、最終色(Y)のトナー像の
ベルト転写中に3色(BK,C,M)のトナー像の重ね
転写した画像の後端がクリーニングユニット35を通過
したタイミングでベルトクリーナ接離ソレノイド71を
オンさせて接離機構35cによりクリーニング装置35
を中間転写ベルト28に押圧させることによりクリーニ
ング装置35に中間転写ベルト28のクリーニングを開
始させ、かつ、このクリーニング開始に先立って上記ず
れを極力減少させるために中間転写ベルト駆動モータ制
御板67を介してステッピングモータ51の電流を1.
4Aから1.8Aに切り換える。このため、ステッピン
グモータ51のロータとステータとの変位角度が小さく
なり、ステッピングモータ51のロータとステータとの
変位角度が0.36度になって上記ずれが0.057m
m減少する。
【0062】また、システム制御板55はYトナー像の
ベルト転写終了と略同時にベルト接離ソレノイド69を
オフさせて中間転写ベルト28を感光体ドラム12から
離させる。
【0063】また、中間転写ベルト28上のカラー画像
を紙転写ユニット36により転写紙に転写する紙転写時
には、トナー像のベルト転写時と同様にステッピングモ
ータ51のロータとステータとの変位角度が発生して従
来は中間転写ベルト28と転写紙との速度差による異常
画像(画像の伸縮)が発生したが、システム制御板55
は紙転写時には中間転写ベルト駆動モータ制御板67を
介してステッピングモータ51の電流を1.4Aから
1.8Aに切り換える。このため、ステッピングモータ
51のロータとステータとの変位角度が小さくなり、画
像の伸縮が減少する。
【0064】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、トナー像又は転写紙からなる被担持体を担持し又は
トナー像及び転写紙からなる被担持体を担持し回転駆動
されることにより前記被担持体を搬送する担持体をステ
ッピングモータにより駆動する画像形成装置のステッピ
ングモータ駆動制御方法において、前記ステッピングモ
ータのロータ変位角度を前記ステッピングモータに流れ
る電流を制御することによって補正するので、ステッピ
ングモータのロータとステータとの負荷による変位角度
を減少させることができ、画像の乱れを減少させること
ができる。
【0065】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載のステッピングモータ駆動制御方法において、前記担
持体のクリーニング時に前記ステッピングモータに流す
電流を多くすることによって前記ステッピングモータの
ロータ変位角度を補正するので、ステッピングモータの
ロータとステータとの負荷による変位角度を減少させる
ことができ、画像の乱れを減少させることができる。
【0066】請求項3記載の発明によれば、転写紙に転
写されるトナー像を担持し回転駆動されることによりこ
のトナー像を搬送する担持体をステッピングモータによ
り駆動する画像形成装置のステッピングモータ駆動制御
方法において、前記担持体上のトナー像を転写紙に転写
する時に前記ステッピングモータに流れる電流を多くす
ることによって前記ステッピングモータのロータ変位角
度を補正するので、ステッピングモータのロータとステ
ータとの負荷による変位角度を減少させることができ、
画像の伸縮を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を応用した画像形成装置の一例の回路構
成を示すブロック図である。
【図2】同画像形成装置の概略を示す断面図である。
【図3】同画像形成装置の一部を示す断面図である。
【図4】同画像形成装置のタイミングチャートである。
【図5】同画像形成装置のタイミングチャートである。
【図6】5相ステッピングモータの角度ートルク特性を
示す特性図である。
【符号の説明】
12 感光体ドラム 28 中間転写ベルト 36 紙転写ユニット 51 ステッピングモータ 55 システム制御板 67 中間転写ベルト駆動モータ制御板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水摩 健一 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 河石 康則 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 杉山 実 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 上山 英樹 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー像又は転写紙からなる被担持体を担
    持し又はトナー像及び転写紙からなる被担持体を担持し
    回転駆動されることにより前記被担持体を搬送する担持
    体をステッピングモータにより駆動する画像形成装置の
    ステッピングモータ駆動制御方法において、前記ステッ
    ピングモータのロータ変位角度を前記ステッピングモー
    タに流れる電流を制御することによって補正することを
    特徴とするステッピングモータ駆動制御方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載のステッピングモータ駆動制
    御方法において、前記担持体のクリーニング時に前記ス
    テッピングモータに流す電流を多くすることによって前
    記ステッピングモータのロータ変位角度を補正すること
    を特徴とするステッピングモータ駆動制御方法。
  3. 【請求項3】転写紙に転写されるトナー像を担持し回転
    駆動されることによりこのトナー像を搬送する担持体を
    ステッピングモータにより駆動する画像形成装置のステ
    ッピングモータ駆動制御方法において、前記担持体上の
    トナー像を転写紙に転写する時に前記ステッピングモー
    タに流れる電流を多くすることによって前記ステッピン
    グモータのロータ変位角度を補正することを特徴とする
    ステッピングモータ駆動制御方法。
JP4226073A 1992-08-25 1992-08-25 ステッピングモータ駆動制御方法 Pending JPH0678597A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4837144A (en) * 1986-04-25 1989-06-06 Fujirebio Kabushiki Kaisha, Also Trading As Fujirebio Inc. Method of measuring lipid-bound sialic acid

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4837144A (en) * 1986-04-25 1989-06-06 Fujirebio Kabushiki Kaisha, Also Trading As Fujirebio Inc. Method of measuring lipid-bound sialic acid

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