JPH05289530A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH05289530A
JPH05289530A JP4090700A JP9070092A JPH05289530A JP H05289530 A JPH05289530 A JP H05289530A JP 4090700 A JP4090700 A JP 4090700A JP 9070092 A JP9070092 A JP 9070092A JP H05289530 A JPH05289530 A JP H05289530A
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JP
Japan
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image
carrier
image forming
intermediate transfer
forming apparatus
Prior art date
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Pending
Application number
JP4090700A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Kamiyama
英樹 上山
Yasunori Kawaishi
康則 河石
Hideo Yuu
英雄 兪
Takashi Bisaiji
隆 美才治
Toshiaki Motohashi
俊昭 本橋
Mitsuru Takahashi
充 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05289530A publication Critical patent/JPH05289530A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、良好な画像を得ることができて被
担持物と担持体との分離を確実に行うことも可能となる
ようにすることを目的とする。 【構成】 この発明は、トナー像または転写紙またはト
ナー像および転写紙からなる被担持物を担持して回転に
より搬送する担持体28を有する画像形成装置におい
て、接地され前記担持体28に対して被担持物の搬送途
中位置で接触する接地部材30,34を備えたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トナー像または転写紙
またはトナー像および転写紙像からなる被担持物を担持
して回転により搬送する担持体を有する複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】画像形成装置には、トナー、転写紙また
はトナーおよび転写紙からなる被担持物を担持して次の
工程まで搬送する担持体を有するものがある。ここに、
担持体は、例えばトナー像担持体上から転写されたトナ
ー像を担持してこれを転写紙等の被転写体に転写する工
程まで回転により搬送する中間転写体または転写紙、若
しくはトナー像を担持している転写紙等を担持して転写
工程または定着工程等の次の工程まで回転により搬送す
る搬送ベルト等であり、他の静電的に被担持物を担持し
て搬送する担持体に関して共通の技術的思想を有する。
【0003】担持体が感光体上から転写されたトナー像
を担持してこれを転写紙等の被転写体に転写する工程ま
で回転により搬送する中間転写ベルトである場合には、
例えば中間転写ベルトにベルト転写バイアスローラを接
触させてベルト転写バイアスローラに所定のバイアス電
圧を印加することにより感光体上のトナー像を感光体と
接触状態にある中間転写ベルトに転写し、このようなト
ナー像の転写を各色のトナー像について中間転写ベルト
上に重ねて行うことによってフルカラー画像を形成して
このフルカラー画像を回転により搬送する。そして、中
間転写ベルトに紙転写バイアスローラを接触させてこの
紙転写バイアスローラに所定のバイアス電圧を印加する
ことによって中間転写ベルト上のフルカラー画像を転写
紙に転写し、この転写紙を中間転写ベルトから分離して
定着装置へ搬送する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記画像形成装置で
は、良好な転写画像を得るためにはベルト転写バイアス
ローラと紙転写バイアスローラとにそれぞれ印加する各
バイアス電圧が互いに影響を及ぼし合わないようにする
ことが必要であり、良好な転写画像を得難い。また、担
持体を中間転写ベルトとした場合、転写紙を中間転写ベ
ルトから分離する分離部において、中間転写ベルト上に
電荷が保持されていると転写紙を中間転写ベルトから確
実に分離することができなかった。本発明の目的は上記
欠点を除去し、良好な画像を得ることができて被担持物
と担持体との分離を確実に行うことも可能となる画像形
成装置を提供する事を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、トナー像または転写紙また
はトナー像および転写紙からなる被担持物を担持して回
転により搬送する担持体を有する画像形成装置におい
て、接地され前記担持体に対して被担持物の搬送途中位
置で接触する接地部材を備えたものであり、請求項2記
載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前
記接地部材の表面粗さを中心線平均粗さで0.8以下に
規定したものであり、請求項3記載の発明は、請求項1
記載の画像形成装置において、前記接地部材の前記担持
体に接触する部分の表面粗さを中心線平均粗さで0.8
以下に規定したものであり、請求項4記載の発明は、請
求項1記載の画像形成装置において、前記担持体の前記
接地部材に接触する面の表面粗さを中心線平均粗さで
0.8以下に規定したものであり、請求項5記載の発明
は、請求項1記載の画像形成装置において、前記担持体
の前記接地部材に接触する面と反対側の面の表面電位を
100V以下に規定したものであり、請求項6記載の発
明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記接地
部材の前記担持体への喰い込み量を1mm以上に規定し
たものであり、請求項7記載の発明は、請求項1記載の
画像形成装置において、前記接地部材として円筒状のロ
ーラを用い、このローラの前記担持体への喰い込み量を
このローラの直径の5%以上に規定したものであり、請
求項8記載の発明は、請求項2記載の画像形成装置にお
いて、前記担持体に接する電圧印加部材を備え、この電
圧印加部材に印加される電圧値によって前記接地部材の
表面粗さを規定したものであり、請求項9記載の発明
は、請求項8記載の画像形成装置において、前記電圧印
加部材に印加される電圧値によって前記接地部材の前記
担持体に接触する部分の表面粗さを規定したものであ
り、請求項10記載の発明は、請求項4記載の画像形成
装置において、前記担持体に接する電圧印加部材を備
え、この電圧印加部材に印加される電圧値によって前記
担持体の前記接地部材に接触する面の表面粗さを規定し
たものであり、請求項11記載の発明は、請求項5記載
の画像形成装置において、前記担持体に接する電圧印加
部材を備え、この電圧印加部材に印加される電圧値によ
って前記担持体上の前記接地部材に接触する面の反対側
の表面電位を規定したものであり、請求項12記載の発
明は、請求項6記載の画像形成装置において、前記担持
体に接する電圧印加部材を備え、この電圧印加部材に印
加される電圧値によって前記接地部材の前記担持体への
喰い込み量を規定したものであり、請求項13記載の発
明は、請求項7記載の画像形成装置において、前記担持
体に接する電圧印加部材を備え、この電圧印加部材に印
加される電圧値によって前記ローラの直径に対する前記
ローラの前記担持体への喰い込み量の割合を規定したも
のである。
【0006】
【作用】担持体が被担持物を担持し、回転により被担持
物を搬送する。
【0007】
【実施例】本発明はトナー像または転写紙またはトナー
像および転写紙像からなる被担持物を担持して回転によ
り搬送する担持体を有する画像形成装置に関するもので
ある。ここに、担持体は例えば像担持体上から転写され
たトナー像を担持してこれを転写紙等の被転写体に転写
する工程まで回転により搬送する中間転写体または転写
紙、若しくはトナー像を担持している転写紙等を担持し
て転写工程または定着工程等の次の工程まで回転により
搬送する搬送ベルト等であり、他の静電的に被担持物を
担持して搬送する担持体に関して共通の技術的思想を有
する。以下、担持体を中間転写ベルトとした本発明の実
施例について説明する。
【0008】図2は本発明の第1実施例のカラー複写装
置の概略を示し、図3は感光体ドラムおよび中間転写ベ
ルトの回りの部分を拡大して示す。カラー画像読み取り
装置(以下、カラースキャナと称す)1は、原稿台2上
の原稿3を照明ランプ4により照明し、その反射光像を
ミラー群5〜7およびレンズ8を介してカラーセンサー
9に結像して原稿のカラー画像情報を例えば青、緑、赤
毎に色分解して読み取り、電気的な画像信号に変換す
る。このカラースキャナ1のカラーセンサー9で得られ
たB、G、Rの色分解画像信号はその強度レベルをもと
にして画像処理部(図示せず)で色変換処理を受けて黒
(以下BKと称す)、シアン(以下Cと称す)、マゼン
タ(以下Mと称す)、黄色(以下Yと称す)のカラー画
像データに変換される。
【0009】カラー画像記録装置(以下カラープリンタ
と称す)10はその画像処理部からのカラー画像データ
によりBK、C、M、Yの顕像を形成して最終的なカラ
ーコピーを作成する。ここに、BK、C、M、Yの画像
データを得るためのカラースキャナ1は、カラープリン
タ10の動作とタイミングを取ったスキャナースタート
信号を制御部から受けて図2において、照明ランプ4及
び光学系5〜7が左矢印方向へ移動することによって原
稿台2上の原稿を走査し、1回の原稿走査毎に1色の画
像データを得る。カラースキャナ1がこのような動作を
合計4回繰り返すことによって、画像処理部が順次にB
K、C、M、Yの4色の画像データを得る。そして、各
色の画像データを得る度毎にカラープリンタ2で順次に
その画像データにより顕像を形成してこれらを重ね合わ
せて4色フルカラー画像を作成する。
【0010】次に、カラープリンタ10について説明す
る。書き込み光学ユニット11は、上記画像処理部から
のカラー画像データを光信号に変換して感光体ドラム1
2に原稿画像に対応した光書き込みを行なって静電潜像
を形成する。この書き込み光学ユニット11は、レーザ
13や,その発光駆動制御を行う発光駆動制御部(図示
せず)、ポリゴンミラー14,これを回転させるモータ
15、f/θレンズ16,反射ミラー17等で構成され
ている。
【0011】感光体ドラム12は矢印の如く反時計方向
に回転するが、その回りには感光体クリーニング装置
(クリーニング前除電器18を含む)19、除電ランプ
20、帯電器21、電位センサー22、BK現像器2
3、C現像器24、M現像器25、Y現像器26,現像
濃度パターン検知器27、中間転写ベルト28などが配
置されている。各現像器23〜26は、感光体ドラム1
2上の静電潜像を現像するために現像剤の穂を感光体ド
ラム12の表面に接触させて回転する現像スリーブ23
a,24a,25a,26aと、内部の現像剤を汲み上
げて攪拌するために回転する現像パドル23b,24
b,25b,26bおよび現像剤のトナー濃度を検知す
るトナー濃度検知センサー23c,24c,25c,2
6cなどで構成されている。待機状態では4箇の現像器
23〜26の全てが現像スリーブ23a,24a,25
a,26a上の現像剤は穂切り(現像不作動)状態にな
っているが、現像器23〜26の各現像動作の順序(B
K、C、M、Yの各画像形成の順序)はBK、C、M、Y
の順でその静電潜像を現像する順序となっている。ただ
し、各色の画像形成の順序はこれに限定されるものでは
なく、任意の順序とすることができる。
【0012】複写動作の開始時には、感光体ドラム12
が回転して帯電器21により均一に帯電される。そし
て、カラースキャナ1が所定のタイミングでBK画像デ
ータを得るための読み取りを開始し、このカラースキャ
ナ1からの画像データにより画像処理部がBK画像デー
タを得てこのBK画像データに基づいて書き込み光学ユ
ニット11が感光体ドラム12にレーザー光による光書
き込みを行って潜像を形成する。以下、このBK画像デ
ータによる静電潜像をBK潜像と称す。C、M、Yの各
画像データによる静電潜像も同様にC潜像、M潜像、Y
潜像と称す。このBK潜像をその先端部から現像可能と
すべく、BK現像器23の現像位置に潜像先端部が到達
する前に現像スリーブ23aが回転を開始して現像剤の
穂立てを行い、BK潜像をBKトナーで現像する。そして
以後、感光体ドラム12上のBK潜像領域の現像動作を
続けるが、潜像後端部がBK現像位置を通過した時点で
速やかにBK現像器23の現像スリーブ23a上の現像
剤穂切りを行なって現像不作動状態にする。これは少な
くとも、次のC画像データによるC潜像先端部が到達す
る前に完了させる。なお、現像剤の穂切りは現像スリー
ブ23aの回転方向を、現像動作中とは逆方向に切替え
ることで行う。このとき、他の現像器24〜26は現像
不作動状態のままである。
【0013】感光体ドラム12上のBKトナー像は、感
光体ドラム12と等速で駆動されている中間転写ベルト
28の表面に転写される(以下、感光体ドラム12から
中間転写ベルト28へのトナー像転写をベルト転写と称
す)。ベルト転写は、感光体ドラム12と中間転写ベル
ト28が接触している状態において、電極を構成する中
間転写ベルト28と接触している転写バイアスローラ2
9に所定のバイアス電圧を印加することで行う。感光体
ドラム12はBKトナー像の転写後にクリーニング前除
電器18を含む感光体クリーニング装置19により除電
及びクリーニングを受け、再び帯電器21により均一に
帯電される。なお、中間転写ベルト28は感光体ドラム
12に順次に形成されたBK、C、M、Yの各トナー像
が同ー面に順次に位置合せして転写されることにより4
色重ねのベルト転写画像が形成され、その後、このベル
ト転写画像が転写紙にー括して転写される。中間転写ベ
ルトユニットの構成・動作については後述する。
【0014】ところで、感光体ドラム12側ではBK作
像工程の次にC作像工程に進むが、このC作像工程では
所定のタイミングでカラースキャナ1がC画像データを
得るための読み取りを始め、カラースキャナ1からの画
像データにより画像処理部がC画像データを得てこのC
画像データに基づいて書き込み光学ユニット11が感光
体ドラム12にレーザー光による光書き込みを行ってC
潜像を形成する。
【0015】C現像器24はその現像位置に対して、先
のBK潜像後端部が通過した後で且つC潜像の先端が到
達する前に現像スリーブ24aが回転を開始して現像剤
の穂立てを行い、C潜像をCトナーで現像する。以後、
C現像器24は感光体ドラム12上のC潜像領域の現像
を続けるが、C潜像の後端部が通過した時点で、先のB
K現像器23の場合と同様にC現像スリーブ24a上の
現像剤の穂切りを行う。これもやはり次のM潜像先端部
が到達する前に完了する。感光体ドラム12上のCトナ
ー像は、感光体ドラム12と等速で駆動されている中間
転写ベルト28の表面に転写される。感光体ドラム12
はCトナー像の転写後にクリーニング前除電器18を含
む感光体クリーニング装置19により除電及びクリーニ
ングを受け、再び帯電器21により均一に帯電される。
【0016】感光体ドラム12側ではC作像工程の次に
M作像工程に進むが、このM作像工程では所定のタイミ
ングでカラースキャナ1がM画像データを得るための読
み取りを始め、カラースキャナ1からの画像データによ
り画像処理部がM画像データを得てこのM画像データに
基づいて書き込み光学ユニット11が感光体ドラム12
にレーザー光による光書き込みを行ってM潜像を形成す
る。
【0017】M現像器25はその現像位置に対して、先
のC潜像後端部が通過した後で且つM潜像の先端が到達
する前に現像スリーブ25aが回転を開始して現像剤の
穂立てを行い、M潜像をMトナーで現像する。以後、M
現像器25は感光体ドラム12上のM潜像領域の現像を
続けるが、M潜像の後端部が通過した時点で、先のC現
像器24の場合と同様にM現像スリーブ25a上の現像
剤の穂切りを行う。これもやはり次のY潜像先端部が到
達する前に完了する。感光体ドラム12上のMトナー像
は、感光体ドラム12と等速で駆動されている中間転写
ベルト28の表面に転写される。感光体ドラム12はM
トナー像の転写後にクリーニング前除電器18を含む感
光体クリーニング装置19により除電及びクリーニング
を受け、再び帯電器21により均一に帯電される。
【0018】感光体ドラム12側ではM作像工程の次に
Y作像工程に進むが、このY作像工程では所定のタイミ
ングでカラースキャナ1がY画像データを得るための読
み取りを始め、カラースキャナ1からの画像データによ
り画像処理部がY画像データを得てこのY画像データに
基づいて書き込み光学ユニット11が感光体ドラム12
にレーザー光による光書き込みを行ってY潜像を形成す
る。
【0019】Y現像器26はその現像位置に対して、先
のM潜像後端部が通過した後で且つY潜像の先端が到達
する前に現像スリーブ26aが回転を開始して現像剤の
穂立てを行い、Y潜像をYトナーで現像する。以後、Y
現像器26は感光体ドラム12上のY潜像領域の現像を
続けるが、Y潜像の後端部が通過した時点で、先のM現
像器25の場合と同様にY現像スリーブ26a上の現像
剤の穂切りを行う。これもY潜像後端部が到達した後に
完了する。感光体ドラム12上のYトナー像は、感光体
ドラム12と等速で駆動されている中間転写ベルト28
の表面に転写される。
【0020】次に、中間転写ベルトユニットについて説
明する。中間転写ベルト28は、駆動ローラ31、ベル
ト転写バイアスローラ29および従動ローラ群32,3
3に張架されており、図示してない駆動モータにより駆
動ローラ31が駆動されて中間転写ベルト28が回転す
る。ベルトクリーニング装置35は、ブラシローラ35
a、ゴムブレード35b、中間転写ベルト28に対する
接離機構35cなどで構成されており、1色目のBK画
像をベルト転写した後にC画像,M画像,Y画像をベル
ト転写バイアスローラ29に転写しているときには、ブ
ラシローラ35a及びゴムブレード35bが接離機構3
5cによってベルト転写バイアスローラ29から離間さ
れている。
【0021】紙転写ユニット36は、紙転写バイアスロ
ーラ36a、ローラークリーニングブレード36b、中
間転写ベルト28に対する接離機構36cなどで構成さ
れている。紙転写バイアスローラ36aは通常、中間転
写ベルト28から離間しているが、中間転写ベルト28
に形成された4色の重ね画像が転写紙にー括して転写さ
れる時にタイミングを取って接離機構36cで押圧され
て中間転写ベルト28に当接し、該紙転写バイアスロー
ラ36aに所定のバイアス電圧がバイアス電源より印加
されて紙転写バイアスローラ36aと中間転写ベルト2
8との間を通過する転写紙へ中間転写ベルト28上の4
色の重ね画像を転写させる。
【0022】この場合、転写紙は転写紙カセット37〜
40のうち選択されたものから給紙ローラ41〜44の
いずれかによりレジストローラ45へ給紙され、又は手
差し給紙トレイ46から給紙ローラ41によりレジスト
ローラ45へ給紙され、レジストローラ45はその転写
紙を中間転写ベルト28上の4色重ね画像の先端部が紙
転写位置に到達するタイミングに合わせて給紙する。さ
て、中間転写ベルト28の動き方は、1色目のBKトナ
ー像のベルト転写が後端部まで終了した後の動作方式と
して次のー定速往動方式,スキップ往動方式及び往復動
(クイックリターン)方式が考えられるが、この中の1
方式、またはこれらをコピーサイズに応じて(コピー速
度面などで)効率的に組合わせた方式が用いられる。
【0023】1)ー定速往動方式 中間転写ベルト28がBKトナー像のベルト転写後
も、そのままー定速で往動を続ける。 感光体ドラム12側は中間転写ベルト28上のBK画
像先端位置が再び感光体ドラム12との接触部のベルト
転写位置に到達した時に、次のCトナー像の先端部が丁
度そのベルト転写位置にくるようにタイミングを取って
画像が形成される。その結果、C画像はBK画像に正確
に位置合せされて中間転写ベルト28上に重ねてベルト
転写される。 その後も同様な動作によってM作像工程、Y作像工程
が行われ、中間転写ベルト28上に4色重ねのベルト転
写画像が得られる。 中間転写ベルト28が4色目のYトナー像のベルト転
写を行う工程に引き続いてそのまま往動しながら4色重
ねトナー像を上述のように転写紙へー括して転写する。
【0024】2)スキップ往動方式 中間転写ベルト28はBKトナー像のベルト転写が終
了したら、感光体ドラム12から離間され、そのまま往
動方向に高速スキップされて所定量を移動し、当初の往
動速度に戻る。その後、中間転写ベルト28が再び感光
体ドラム12に接触される。 感光体ドラム12側は中間転写ベルト28上のBK画
像先端位置が再びベルト転写位置に到達した時に、次の
Cトナー像の先端部が丁度そのベルト転写位置にくるよ
うにタイミングを取って画像が形成される。その結果、
C画像はBK画像に正確に位置合わせされて重ねてベル
ト転写される。 その後も同様な動作によってM作像工程、Y作像工程
が行われ、中間転写ベルト28上に4色重ねのベルト転
写画像が得られる。 中間転写ベルト28は4色目のYトナー像のベルト転
写を行う工程に引き続いてそのままの往動速度で、4色
重ねトナー像を転写紙にー括して転写する。
【0025】3)往復動(クイックリターン)方式 中間転写ベルト28はBKトナー像のベルト転写が終
了したら、感光体ドラム12から離間され、往動を停止
すると同時に逆方向に高速にリターンする。このリター
ンは、中間転写ベルト28上のBK画像先端位置がベル
ト転写相当位置を逆方向に通過し、さらに予め設定され
た距離分を移動した後に停止して待機状態になる。 次に感光体ドラム12側はCトナー像の先端部がベル
ト転写位置より手前の所定位置に到達した時点で、中間
転写ベルト28を再び往動方向にスタートし、感光体ド
ラム12に再び接触する。この場合も、C画像が中間転
写ベルト28上でBK画像に正確に重なるような条件に
制御される。 その後も同様な動作によってM作像工程、Y作像工程
が行われ、中間転写ベルト28上に4色重ねのベルト転
写画像が得られる。 中間転写ベルト28は4色目のYトナー像のベルト転
写工程に引き続いてリターンせずにそのままの速度で往
動して4色重ねトナー像を転写紙にー括して転写する。
【0026】さて、中間転写ベルト28から4色重ねト
ナー像がー括して転写された転写紙は、紙搬送ユニット
47により定着器48へ搬送され、定着器48の所定温
度にコントロールされている定着ローラ48aと加圧ロ
ーラ48bによりトナー像が溶融定着されてコピートレ
イ49へフルカラーコピーとして搬出される。また、ベ
ルト転写後の感光体ベルト12は、感光体クリーニング
装置19でクリーニング前除電器18により均一に除電
されてブラシローラ19a及びゴムブレード19bによ
り表面がクリーニングされる。また、転写紙へトナー像
を転写した後の中間転写ベルト28はクリーニングユニ
ット36により表面がクリーニングされ、このときクリ
ーニングユニット36は接離機構36cで押圧される。
【0027】連続的に複写を行うリピートコピー時に
は、カラースキャナ1の動作および感光体ドラム12へ
の画像形成が1枚目のY(4色目)作像工程に引き続い
て開始され、所定のタイミングで2枚目のBK(1色
目)作像工程に進む。また、中間転写ベルト28は4色
重ね画像を1枚目の転写紙へー括して転写する工程に引
き続いて表面がクリーニング装置35でクリーニングさ
れてそこに2枚目のBKトナー像がベルト転写される。
その後は1枚目と同様な動作が行われ、以降1枚毎に同
様な動作が行われる。
【0028】なお、転写紙カセット37〜40は各種サ
イズの転写紙が収納されており、給紙ローラ41〜44
により操作パネル(図示せず)で指定されたサイズの転
写紙が収納されている転写紙カセットからタイミングを
取ってレジストローラ45へ給紙される。手差し給紙ト
レイ46はOHP用紙や厚紙などを手差しモードで給紙
する場合に用いられる。
【0029】以上の動作は4色フルカラーのコピーを得
るコピーモードの動作であるが、3色コピーモードや2
色コピーモードでコピーを得る場合は操作部で指定され
た色と回数の分について上記と同様の動作を行うことに
なる。また、単色のコピーを得る単色コピーモードの場
合は、所定枚数の複写が終了するまでの間にその単色の
現像器のみを現像作動(現像剤の穂立て)状態にして、
中間転写ベルト28を感光体ドラム12に接触したまま
で往動方向にー定速度で駆動し、さらにベルトクリーニ
ングユニット35も中間転写ベルト28に接触したまま
の状態として複写動作を行う。
【0030】この第1実施例では、電極を構成するベル
ト転写バイアスローラ29および紙転写バイアスローラ
36aがそれぞれ中間転写ベルト28上に印加する各バ
イアス電圧が互いに影響を及ぼし合わないようにするこ
とが良好な転写画像を得るために必要である。そのため
に、図1に示すようにベルト転写バイアスローラ29と
紙転写バイアスローラ36aとの間に接地部材30,3
4を設けてこの接地部材30,34を中間転写ベルト2
8に接触させている。そして、この接地部材30,34
を接地して中間転写ベルト28上の電荷を接地部材3
0,34を通してアースへ逃がしてやることにより、ベ
ルト転写バイアスローラ29と紙転写バイアスローラ3
6aのそれぞれが中間転写ベルト28上に印加するバイ
アス電圧が互いに影響を受けないようにしている。この
ため、転写紙上のトナー像は良好な転写画像となる。
【0031】上記第1実施例において、アース性を評価
するために、接地部材30,34の表面粗さを規定し、
そのときに得られる画像への影響を調べた。この結果で
は図4に示すように接地部材30,34の表面粗さが中
心線平均粗さで0.8a(JISB0601)を越える
と、文字のチリ、転写異常等が発生した。ここに、〇は
良好な画像が得られた場合であり、×は良好な画像が得
られない場合である。そこで、本発明の第2実施例で
は、上記第1実施例において、接地部材30,34の表
面粗さを中心線平均粗さで0.8a以下として良好な画
像を得るようにした。
【0032】本発明の第3実施例は上記第2実施例にお
いて、接地部材30,34の表面粗さを規定する部分を
中間転写ベルト28と接する部分に限定している。この
ようにしても接地部材30,34のアース性は変わら
ず、接地部材30,34の表面仕上げを施す面積が減少
するので、その分コストを抑えることができる。
【0033】また、上記第1実施例において、アース性
を評価するために、中間転写ベルト28の接地部材3
0,34との接触面の表面粗さを規定し、そのときに得
られる画像への影響を調べた。この結果では図5に示す
ように中間転写ベルト28の接地部材30,34との接
触面の表面粗さが中心線平均粗さで0.8a(JISB
0601)を越えると、文字のチリ、転写異常等が発生
した。そこで、本発明の第4実施例は上記第1実施例に
おいて、中間転写ベルト28の接地部材30,34に接
触する面の表面粗さを中心線平均粗さで0.8a以下に
して良好な画像を得るようにした。
【0034】また、上記第1実施例において、アース性
を評価するために、中間転写ベルト28の接地部材3
0,34と接触する位置における外側の表面電位を図6
に示すように接地部材30,34と対向する位置におい
た電位センサ50によって測定し、この表面電位の画像
への影響を調べた。この結果では図7に示すように接地
部材30,34による接地部における中間転写ベルト2
8の外側の表面電位が100Vを越えると、文字のチ
リ、転写異常等が発生した。そこで、本発明の第5実施
例は、上記第1実施例において、接地部材30,34に
よる接地部における中間転写ベルト28の外側の表面電
位を100V以下にして良好な画像を得るようにした。
【0035】上記第1実施例において、アース性を評価
するために、接地部材30,34の中間転写ベルト28
への喰い込み量を変化させてそのときに得られる画像へ
の影響を調べた。ここで言う喰い込み量とは図8に示す
ように、接地部材30,34がない状態と、接地部材3
0,34が中間転写ベルト28に接触した状態とで中間
転写ベルト28の位置がどの位変化したかを表わす変化
量である。この結果では図9に示すように接地部材3
0,34の中間転写ベルト28への喰い込み量が1mm
を下回ると、文字のチリ、転写異常等が発生した。そこ
で、本発明の第6実施例では、上記第1実施例におい
て、接地部材30,34の中間転写ベルト28への喰い
込み量を1mm以上に規定して良好な画像を得るように
した。
【0036】上記第1実施例において、アース性を評価
するために、接地部材30,34として円筒状のローラ
(以下アースローラと称す)を用い、このアースローラ
の直径および中間転写ベルト28への喰い込み量を変化
させてそのときに得られる画像への影響を調べた。ここ
では、アースローラの直径に対するアースローラの喰い
込み量の割合を喰い込み率としている。この結果では図
10に示すようにアースローラの中間転写ベルト28へ
の喰い込み率が5%を下回ると、文字のチリ、転写異常
等が発生した。そこで、本発明の第7実施例では、上記
第1実施例において、アースローラの中間転写ベルト2
8への喰い込み率を5%以上に規定して良好な画像が得
るようにした。
【0037】上記第2実施例においては、中間転写ベル
ト28に電圧印加部材29,36aが接しているので、
この電圧印加部材29,36aに印加される電圧値によ
って接地部材30,34の表面粗さの画像に対する影響
が異なってくる。その様子を図11に示す。この図11
から明らかなように電圧印加部材の印加電圧値が比較的
低い場合には、接地部材30,34の表面粗さを中心線
平均粗さで0.8a以下と規制する必要があるが、電圧
印加部材29,36aに印加される電圧値が高くなって
くると、接地部材30,34の表面粗さの画像に対する
影響の割合が小さくなってくるために接地部材30,3
4の表面粗さが0.8aを越えるような場合であっても
良好な画像を得ることが可能となる。そこで、本発明の
第8実施例は、上記第2実施例において、電圧印加部
(電圧印加部材29,36a)の電位の程度によって接
地部材30,34の表面粗さを規定して良好な画像を得
るようにした。
【0038】本発明の第9実施例は、上記第8実施例に
おいて、接地部材30,34の表面粗さを規定する部分
を中間転写ベルト28に接する部分に限定している。こ
のようにしても接地部材30,34のアース性は変わら
ず、表面仕上げを施す面積が減少するので、その分コス
トを抑えることができる。
【0039】上記第4実施例においては、中間転写ベル
ト28に電圧印加部材29,36aが接しているので、
この電圧印加部材29,36aに印加される電圧値によ
って中間転写ベルト28の接地部材30,34との接触
面の表面粗さの画像に対する影響が異なってくる。その
様子を図12に示す。この図12から明らかなように電
圧印加部材29,36aの印加電圧値が比較的低い場合
には中間転写ベルト28の接地部材30,34との接触
面の表面粗さを中心線平均粗さで0.8a以下と規制す
る必要があるが、電圧印加部材29,36aに印加され
る電圧値が高くなってくると、中間転写ベルト28の接
地部材30,34との接触面の表面粗さの画像に対する
影響の割合が小さくなってくるために、中間転写ベルト
28の接地部材30,34との接触面の表面粗さが0.
8aを越えるような場合であっても良好な画像を得るこ
とが可能となる。そこで、本発明の第10実施例は、上
記第4実施例において、電圧印加部(電圧印加部材2
9,36a)の電位の程度によって中間転写ベルト28
の接地部材30,34との接触面の表面粗さを規定して
良好な画像を得るようにした。
【0040】上記第5実施例においては、中間転写ベル
ト28に電圧印加部材29,36aが接しているので、
この電圧印加部材29,36aに印加される電圧値によ
って接地部材30,34の位置における中間転写ベルト
28上の電位への影響が異なってくる。その様子を図1
3に示す。この図13から明らかなように電圧印加部材
29,36aの印加電圧値が比較的低い場合には、接地
部材30,34による接地部の中間転写ベルト28の外
側の表面電位を100V以下程度に規制する必要がある
が、電圧印加部材29,36aに印加される電圧値が高
くなってくると、接地部電位への影響の割合が小さくな
ってくるために、接地部における中間転写ベルト28の
外側の表面電位が100Vを越えるような場合であって
も良好な画像を得ることが可能となる。そこで、本発明
の第11実施例は、上記第5実施例において、電圧印加
部(電圧印加部材29,36a)の電位の程度によって
接地部における中間転写ベルト28の外側の電位を規定
して良好な画像を得るようにした。
【0041】上記第6実施例においては、中間転写ベル
ト28に電圧印加部材29,36aが接しているので、
この電圧印加部材29,36aに印加される電圧値によ
って、接地部材30,34の中間転写ベルト28への喰
い込み量の画像に対する影響が異なってくる。その様子
を図14に示す。この図14から明らかなように電圧印
加部材29,36aの印加電圧値が比較的低い場合には
接地部材30,34の中間転写ベルト28への喰い込み
量を1mm以上に規制する必要があるが、電圧印加部材
29,36aに印加される電圧値が高くなってくると、
接地部材30,34の中間転写ベルト28への喰い込み
量の画像に対する影響の割合が小さくなってくるため
に、接地部材30,34の中間転写ベルト28への喰い
込み量が1mmを下回るような場合であっても良好な画
像を得ることが可能となる。そこで、本発明の第12実
施例は、上記第6実施例において、電圧印加部(電圧印
加部材29,36a)の電位の程度によって接地部材3
0,34の中間転写ベルト28への喰い込み量を規定し
て良好な画像を得るようにした。
【0042】上記第7実施例においては、中間転写ベル
ト28に電圧印加部材29,36aが接しているので、
この電圧印加部材29,36aに印加される電圧値によ
ってアースローラの中間転写ベルト28への喰い込み率
の画像に対する影響が異なってくる。その様子を図15
に示す。この図15から明らかなように電圧印加部材2
9,36aの印加電圧値が比較的低い場合にはアースロ
ーラの中間転写ベルト28への喰い込み率を5%以上に
規制する必要があるが、電圧印加部材29,36aに印
加される電圧値が高くなってくると、アースローラの中
間転写ベルト28への喰い込み率の影響の割合が小さく
なってくるために、アースローラの中間転写ベルト28
への喰い込み率が5%を下回るような場合であっても良
好な画像を得ることが可能となる。そこで、本発明の第
13実施例は、上記第7実施例において、電圧印加部
(電圧印加部材29,36a)の電位の程度によってア
ースローラの中間転写ベルト28への喰い込み率を規定
して良好な画像を得るようにした。
【0043】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、トナー像または転写紙またはトナー像および転写紙
からなる被担持物を担持して回転により搬送する担持体
を有する画像形成装置において、接地され前記担持体に
対して被担持物の搬送途中位置で接触する接地部材を備
えたので、担持体上の電荷を接地部材を通してアースへ
逃がしてやることができて良好な画像を得ることがで
き、被担持物と担持体との分離を確実に行うことも可能
となる。
【0044】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、前記接地部材の表面粗さを
中心線平均粗さで0.8以下に規定したので、良好な画
像を得ることができる。
【0045】請求項3記載の発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、前記接地部材の前記担持体
に接触する部分の表面粗さを中心線平均粗さで0.8以
下に規定したので、接地部材の表面仕上げを施す面積が
減少してその分コストを抑えることができる。
【0046】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、前記担持体の前記接地部材
に接触する面の表面粗さを中心線平均粗さで0.8以下
に規定したので、良好な画像を得ることができる。
【0047】請求項5記載の発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、前記担持体の前記接地部材
に接触する面と反対側の面の表面電位を100V以下に
規定したので、良好な画像を得ることができる。
【0048】請求項6記載の発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、前記接地部材の前記担持体
への喰い込み量を1mm以上に規定したので、良好な画
像を得ることができる。
【0049】請求項7記載の発明によれば、請求項1記
載の画像形成装置において、前記接地部材として円筒状
のローラを用い、このローラの前記担持体への喰い込み
量をこのローラの直径の5%以上に規定したので、良好
な画像を得ることができる。
【0050】請求項8記載の発明によれば、請求項2記
載の画像形成装置において、前記担持体に接する電圧印
加部材を備え、この電圧印加部材に印加される電圧値に
よって前記接地部材の表面粗さを規定したので、良好な
画像を得ることができる。
【0051】請求項9記載の発明によれば、請求項8記
載の画像形成装置において、前記電圧印加部材に印加さ
れる電圧値によって前記接地部材の前記担持体に接触す
る部分の表面粗さを規定したので、接地部材の表面仕上
げを施す面積が減少してその分コストを抑えることがで
きる。
【0052】請求項10記載の発明によれば、請求項4
記載の画像形成装置において、前記担持体に接する電圧
印加部材を備え、この電圧印加部材に印加される電圧値
によって前記担持体の前記接地部材に接触する面の表面
粗さを規定したので、良好な画像を得ることができる。
【0053】請求項11記載の発明によれば、請求項5
記載の画像形成装置において、前記担持体に接する電圧
印加部材を備え、この電圧印加部材に印加される電圧値
によって前記担持体上の前記接地部材に接触する面の反
対側の表面電位を規定したので、良好な画像を得ること
ができる。
【0054】請求項12記載の発明によれば、請求項6
記載の画像形成装置において、前記担持体に接する電圧
印加部材を備え、この電圧印加部材に印加される電圧値
によって前記接地部材の前記担持体への喰い込み量を規
定したので、良好な画像を得ることができる。
【0055】請求項13記載の発明によれば、請求項7
記載の画像形成装置において、前記担持体に接する電圧
印加部材を備え、この電圧印加部材に印加される電圧値
によって前記ローラの直径に対する前記ローラの前記担
持体への喰い込み量の割合を規定したので、良好な画像
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の一部を示す側面図であ
る。
【図2】同第1実施例の概略を示す断面図である。
【図3】同第1実施例の感光体ドラム・中間転写ベルト
回り部分の拡大図である。
【図4】本発明の第2実施例について接地部材表面粗さ
の影響を説明するための図である。
【図5】本発明の第4実施例について中間転写ベルト表
面粗さの影響を説明するための図である。
【図6】本発明の第5実施例を説明するための図であ
る。
【図7】同第5実施例について接地部における中間転写
ベルト表面電位の影響を説明するための図である。
【図8】本発明の第6実施例について接地部材の中間転
写ベルトへの喰い込みを説明するための図である。
【図9】同第6実施例について接地部材の中間転写ベル
トへの喰い込み量の影響を説明するための図である。
【図10】本発明の第7実施例についてアースローラの
中間転写ベルトへの喰い込み率の影響を説明するための
図である。
【図11】本発明の第8実施例について電圧印加部材の
印加電圧値と接地部材の表面粗さの画像に対する影響を
説明するための図である。
【図12】本発明の第10実施例について電圧印加部材
の印加電圧値と,中間転写ベルトの接地部材との接触面
の表面粗さの画像に対する影響を説明するための図であ
る。
【図13】本発明の第11実施例について電圧印加部材
の印加される電圧値による接地部材の位置における中間
転写ベルト上の電位への影響を説明するための図であ
る。
【図14】本発明の第12実施例について電圧印加部材
の印加電圧値と接地部材の中間転写ベルトへの喰い込み
量の画像に対する影響を説明するための図である。
【図15】本発明の第13実施例について電圧印加部材
の印加電圧値とアースローラの中間転写ベルトへの喰い
込み率の画像に対する影響を説明するための図である。
【符号の説明】
12 感光体ドラム 28 中間転写ベルト 29 ベルト転写バイアスローラ 30,34 接地部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 美才治 隆 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 本橋 俊昭 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内 (72)発明者 高橋 充 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株式 会社リコー内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トナー像または転写紙またはトナー像およ
    び転写紙からなる被担持物を担持して回転により搬送す
    る担持体を有する画像形成装置において、接地され前記
    担持体に対して被担持物の搬送途中位置で接触する接地
    部材を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記接地部材の表面粗さを中心線平均粗さで0.8以下に
    規定したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記接地部材の前記担持体に接触する部分の表面粗さを中
    心線平均粗さで0.8以下に規定したことを特徴とする
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記担持体の前記接地部材に接触する面の表面粗さを中心
    線平均粗さで0.8以下に規定したことを特徴とする画
    像形成装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記担持体の前記接地部材に接触する面と反対側の面の表
    面電位を100V以下に規定したことを特徴とする画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記接地部材の前記担持体への喰い込み量を1mm以上に
    規定したことを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載の画像形成装置において、前
    記接地部材として円筒状のローラを用い、このローラの
    前記担持体への喰い込み量をこのローラの直径の5%以
    上に規定したことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】請求項2記載の画像形成装置において、前
    記担持体に接する電圧印加部材を備え、この電圧印加部
    材に印加される電圧値によって前記接地部材の表面粗さ
    を規定したことを特徴とする画像形成装置。
  9. 【請求項9】請求項8記載の画像形成装置において、前
    記電圧印加部材に印加される電圧値によって前記接地部
    材の前記担持体に接触する部分の表面粗さを規定したこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  10. 【請求項10】請求項4記載の画像形成装置において、
    前記担持体に接する電圧印加部材を備え、この電圧印加
    部材に印加される電圧値によって前記担持体の前記接地
    部材に接触する面の表面粗さを規定したことを特徴とす
    る画像形成装置。
  11. 【請求項11】請求項5記載の画像形成装置において、
    前記担持体に接する電圧印加部材を備え、この電圧印加
    部材に印加される電圧値によって前記担持体上の前記接
    地部材に接触する面の反対側の表面電位を規定したこと
    を特徴とした画像形成装置。
  12. 【請求項12】請求項6記載の画像形成装置において、
    前記担持体に接する電圧印加部材を備え、この電圧印加
    部材に印加される電圧値によって前記接地部材の前記担
    持体への喰い込み量を規定したことを特徴とした画像形
    成装置。
  13. 【請求項13】請求項7記載の画像形成装置において、
    前記担持体に接する電圧印加部材を備え、この電圧印加
    部材に印加される電圧値によって前記ローラの直径に対
    する前記ローラの前記担持体への喰い込み量の割合を規
    定したことを特徴とした画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1014218A2 (en) * 1998-11-24 2000-06-28 Ricoh Company, Ltd Method and apparatus for image forming performing cleaning and discharging operations on image forming members
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