JPH07210003A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH07210003A JPH07210003A JP664094A JP664094A JPH07210003A JP H07210003 A JPH07210003 A JP H07210003A JP 664094 A JP664094 A JP 664094A JP 664094 A JP664094 A JP 664094A JP H07210003 A JPH07210003 A JP H07210003A
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- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 転写紙の後端部に発生する版画画像と言う異
常画像のない画像形成装置を提供する。 【構成】 感光体ドラム9に形成されたトナー像を中間
転写ベルト19に転写する一次転写部Fと、中間転写ベ
ルト19から転写紙24に転写する二次転写部Sとを有
する画像形成装置において、二次転写部Sに配設された
二次転写電界形成手段を構成する紙転写バイアスローラ
23−1及びバイアス電源43と、中間転写ベルト19
上におけるトナー画像の後端部42を検知する光検知装
置40と、光検知装置40からの信号に基づいてバイア
ス電源43により紙転写バイアスローラ23−1に印加
される転写電圧を下げる電界制御手段41とを具備す
る。
常画像のない画像形成装置を提供する。 【構成】 感光体ドラム9に形成されたトナー像を中間
転写ベルト19に転写する一次転写部Fと、中間転写ベ
ルト19から転写紙24に転写する二次転写部Sとを有
する画像形成装置において、二次転写部Sに配設された
二次転写電界形成手段を構成する紙転写バイアスローラ
23−1及びバイアス電源43と、中間転写ベルト19
上におけるトナー画像の後端部42を検知する光検知装
置40と、光検知装置40からの信号に基づいてバイア
ス電源43により紙転写バイアスローラ23−1に印加
される転写電圧を下げる電界制御手段41とを具備す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンター及
びファクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装置
に関し、詳しくは、像担持体に形成されたトナー像を中
間転写体に転写する一次転写部と、上記中間転写体から
転写紙に転写する二次転写部とを有する画像形成装置、
及び像担持体に形成されたトナー像を転写紙に転写する
転写部を有する画像形成装置に関する。
びファクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装置
に関し、詳しくは、像担持体に形成されたトナー像を中
間転写体に転写する一次転写部と、上記中間転写体から
転写紙に転写する二次転写部とを有する画像形成装置、
及び像担持体に形成されたトナー像を転写紙に転写する
転写部を有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】像担持体に形成されたトナー像を中間転
写体に転写する一次転写部と、上記中間転写体から転写
紙に転写する二次転写部とを有する画像形成装置におい
て、中間転写体上に形成したトナー像を転写紙に転写す
る場合、その転写紙全体に均一電荷を付与するために紙
転写バイアスローラに規定の電圧を印加する転写電界形
成装置及びこれを用いた作動制御方法が採用されてい
る。
写体に転写する一次転写部と、上記中間転写体から転写
紙に転写する二次転写部とを有する画像形成装置におい
て、中間転写体上に形成したトナー像を転写紙に転写す
る場合、その転写紙全体に均一電荷を付与するために紙
転写バイアスローラに規定の電圧を印加する転写電界形
成装置及びこれを用いた作動制御方法が採用されてい
る。
【0003】上記転写電界形成装置及び作動制御方法を
改良するものとして、特開平5−94100号公報に示
されているように、中間転写方式で、二次転写後の転写
紙の分離不良を防止するための技術が提案されている。
これは、画像が形成されていない転写材(転写紙)の先
端部が二次転写部に到達する以前には、二次転写ローラ
(紙転写バイアスローラ)に規定値よりも小さい二次転
写電流を供給して一定時間保持し、この時間経過後、転
写材に転写された画像先端が来たときは二次転写ローラ
に供給する二次転写電流を増加させて規定値の電流を供
給するように制御するものである。
改良するものとして、特開平5−94100号公報に示
されているように、中間転写方式で、二次転写後の転写
紙の分離不良を防止するための技術が提案されている。
これは、画像が形成されていない転写材(転写紙)の先
端部が二次転写部に到達する以前には、二次転写ローラ
(紙転写バイアスローラ)に規定値よりも小さい二次転
写電流を供給して一定時間保持し、この時間経過後、転
写材に転写された画像先端が来たときは二次転写ローラ
に供給する二次転写電流を増加させて規定値の電流を供
給するように制御するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た両技術において、二次転写部に供給された転写紙の後
端部の所では、その転写電圧が過大になって、トナー画
像のトナーが転写紙から中間転写体に飛翔する現象が生
じ、ハーフトーンの所が特に目立つ版画画像と呼ばれる
画像劣化が発生する問題点がある。
た両技術において、二次転写部に供給された転写紙の後
端部の所では、その転写電圧が過大になって、トナー画
像のトナーが転写紙から中間転写体に飛翔する現象が生
じ、ハーフトーンの所が特に目立つ版画画像と呼ばれる
画像劣化が発生する問題点がある。
【0005】本発明は、上記問題点を解決し、転写紙の
後端部に発生する版画画像と言う異常画像のない画像形
成装置を提供することを目的とする。
後端部に発生する版画画像と言う異常画像のない画像形
成装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
像担持体に形成されたトナー像を中間転写体に転写する
一次転写部と、上記中間転写体から転写紙に転写する二
次転写部とを有する画像形成装置において、上記二次転
写部に配設された二次転写電界形成手段と、上記中間転
写体上におけるトナー画像の後端部を検知する検知手段
と、該検知手段からの信号に基づいて上記二次転写電界
形成手段の転写電圧を下げる電界制御手段とを具備した
ことを特徴としている。
像担持体に形成されたトナー像を中間転写体に転写する
一次転写部と、上記中間転写体から転写紙に転写する二
次転写部とを有する画像形成装置において、上記二次転
写部に配設された二次転写電界形成手段と、上記中間転
写体上におけるトナー画像の後端部を検知する検知手段
と、該検知手段からの信号に基づいて上記二次転写電界
形成手段の転写電圧を下げる電界制御手段とを具備した
ことを特徴としている。
【0007】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、上記中間転写体が中間転写ベルト
であり、上記検知手段が、上記後端部を光学的に検知す
る光検知手段であることを特徴としている。
像形成装置において、上記中間転写体が中間転写ベルト
であり、上記検知手段が、上記後端部を光学的に検知す
る光検知手段であることを特徴としている。
【0008】請求項3記載の発明は、請求項1記載の画
像形成装置において、上記中間転写体が中間転写ベルト
であり、上記検知手段が、上記後端部を表面電位によっ
て検知する表面電位検知手段であることを特徴としてい
る。
像形成装置において、上記中間転写体が中間転写ベルト
であり、上記検知手段が、上記後端部を表面電位によっ
て検知する表面電位検知手段であることを特徴としてい
る。
【0009】請求項4記載の発明は、像担持体に形成さ
れたトナー像を中間転写体に転写する一次転写部と、上
記中間転写体から転写紙に転写する二次転写部とを有す
る画像形成装置において、上記二次転写部に配設された
二次転写電界形成手段と、上記二次転写部に供給される
上記転写紙の後端部を検知する検知手段と、該検知手段
からの信号に基づいて上記二次転写電界形成手段の転写
電圧を下げる電界制御手段とを具備したことを特徴とし
ている。
れたトナー像を中間転写体に転写する一次転写部と、上
記中間転写体から転写紙に転写する二次転写部とを有す
る画像形成装置において、上記二次転写部に配設された
二次転写電界形成手段と、上記二次転写部に供給される
上記転写紙の後端部を検知する検知手段と、該検知手段
からの信号に基づいて上記二次転写電界形成手段の転写
電圧を下げる電界制御手段とを具備したことを特徴とし
ている。
【0010】請求項5記載の発明は、像担持体に形成さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部を有する画像形
成装置において、上記転写部に配設された転写電界形成
手段と、上記像担持体上におけるトナー画像の後端部を
検知する検知手段と、該検知手段からの信号に基づいて
上記転写電界形成手段の転写電圧を下げる電界制御手段
とを具備したことを特徴としている。
れたトナー像を転写紙に転写する転写部を有する画像形
成装置において、上記転写部に配設された転写電界形成
手段と、上記像担持体上におけるトナー画像の後端部を
検知する検知手段と、該検知手段からの信号に基づいて
上記転写電界形成手段の転写電圧を下げる電界制御手段
とを具備したことを特徴としている。
【0011】請求項6記載の発明は、請求項5記載の画
像形成装置において、上記検知手段が、上記後端部を光
学的に検知する光検知手段であることを特徴としてい
る。
像形成装置において、上記検知手段が、上記後端部を光
学的に検知する光検知手段であることを特徴としてい
る。
【0012】請求項7記載の発明は、請求項5記載の画
像形成装置において、上記検知手段が、上記後端部を表
面電位によって検知する表面電位検知手段であることを
特徴としている。
像形成装置において、上記検知手段が、上記後端部を表
面電位によって検知する表面電位検知手段であることを
特徴としている。
【0013】請求項8記載の発明は、像担持体に形成さ
れたトナー像を転写紙に転写する転写部を有する画像形
成装置において、上記転写部に配設された転写電界形成
手段と、上記転写部に供給される上記転写紙の後端部を
検知する検知手段と、該検知手段からの信号に基づいて
転写電界形成手段の転写電圧を下げる電界制御手段とを
具備したことを特徴としている。
れたトナー像を転写紙に転写する転写部を有する画像形
成装置において、上記転写部に配設された転写電界形成
手段と、上記転写部に供給される上記転写紙の後端部を
検知する検知手段と、該検知手段からの信号に基づいて
転写電界形成手段の転写電圧を下げる電界制御手段とを
具備したことを特徴としている。
【0014】像担持体としては、感光体ドラムが用いら
れる。中間転写体としては、中間転写ベルトが用いられ
るが、中間転写ドラムを用いても良い。トナー像を担持
する担持体として上記のものが一般的に用いられるが、
本発明は、静電的にトナー像を担持し搬送する画像形成
装置に関して共通の技術的思想である。
れる。中間転写体としては、中間転写ベルトが用いられ
るが、中間転写ドラムを用いても良い。トナー像を担持
する担持体として上記のものが一般的に用いられるが、
本発明は、静電的にトナー像を担持し搬送する画像形成
装置に関して共通の技術的思想である。
【0015】
【作用】請求項1記載の発明によれば、トナー像を担持
した中間転写体から転写紙に転写するときに、検知手段
により中間転写体上におけるトナー画像の後端部が検知
される。その信号に基づいて、電界制御手段により、転
写紙の後端部に印加される二次転写電界形成手段の転写
電圧が下げられる。
した中間転写体から転写紙に転写するときに、検知手段
により中間転写体上におけるトナー画像の後端部が検知
される。その信号に基づいて、電界制御手段により、転
写紙の後端部に印加される二次転写電界形成手段の転写
電圧が下げられる。
【0016】請求項2記載の発明によれば、トナー像を
担持した中間転写ベルトから転写紙に転写するときに、
光検知手段により中間転写ベルト上におけるトナー画像
の後端部が光学的に検知される。その信号に基づいて、
電界制御手段により、転写紙の後端部に印加される二次
転写電界形成手段の転写電圧が下げられる。
担持した中間転写ベルトから転写紙に転写するときに、
光検知手段により中間転写ベルト上におけるトナー画像
の後端部が光学的に検知される。その信号に基づいて、
電界制御手段により、転写紙の後端部に印加される二次
転写電界形成手段の転写電圧が下げられる。
【0017】請求項3記載の発明によれば、トナー像を
担持した中間転写ベルトから転写紙に転写するときに、
表面電位検知手段により中間転写ベルト上におけるトナ
ー画像の後端部がその表面電位の差によって検知され
る。その信号に基づいて、電界制御手段により、転写紙
の後端部に印加される二次転写電界形成手段の転写電圧
が下げられる。
担持した中間転写ベルトから転写紙に転写するときに、
表面電位検知手段により中間転写ベルト上におけるトナ
ー画像の後端部がその表面電位の差によって検知され
る。その信号に基づいて、電界制御手段により、転写紙
の後端部に印加される二次転写電界形成手段の転写電圧
が下げられる。
【0018】請求項4記載の発明によれば、トナー像を
担持した中間転写体から転写紙に転写するときに、検知
手段により二次転写部に供給される転写紙の後端部が検
知される。その信号に基づいて、電界制御手段により、
転写紙の後端部に印加される二次転写電界形成手段の転
写電圧が下げられる。
担持した中間転写体から転写紙に転写するときに、検知
手段により二次転写部に供給される転写紙の後端部が検
知される。その信号に基づいて、電界制御手段により、
転写紙の後端部に印加される二次転写電界形成手段の転
写電圧が下げられる。
【0019】請求項5記載の発明によれば、トナー像を
担持した像担持体から転写紙に転写するときに、検知手
段により像担持体上におけるトナー画像の後端部が検知
される。その信号に基づいて、電界制御手段により、転
写紙の後端部に印加される転写電界形成手段の転写電圧
が下げられる。
担持した像担持体から転写紙に転写するときに、検知手
段により像担持体上におけるトナー画像の後端部が検知
される。その信号に基づいて、電界制御手段により、転
写紙の後端部に印加される転写電界形成手段の転写電圧
が下げられる。
【0020】請求項6記載の発明によれば、トナー像を
担持した像担持体から転写紙に転写するときに、光検知
手段により像担持体上におけるトナー画像の後端部が光
学的に検知される。その信号に基づいて、電界制御手段
により、転写紙の後端部に印加される転写電界形成手段
の転写電圧が下げられる。
担持した像担持体から転写紙に転写するときに、光検知
手段により像担持体上におけるトナー画像の後端部が光
学的に検知される。その信号に基づいて、電界制御手段
により、転写紙の後端部に印加される転写電界形成手段
の転写電圧が下げられる。
【0021】請求項7記載の発明によれば、トナー像を
担持した像担持体から転写紙に転写するときに、表面電
位検知手段により像担持体上におけるトナー画像の後端
部がその表面電位の差によって検知される。その信号に
基づいて、電界制御手段により、転写紙の後端部に印加
される転写電界形成手段の転写電圧が下げられる。
担持した像担持体から転写紙に転写するときに、表面電
位検知手段により像担持体上におけるトナー画像の後端
部がその表面電位の差によって検知される。その信号に
基づいて、電界制御手段により、転写紙の後端部に印加
される転写電界形成手段の転写電圧が下げられる。
【0022】請求項8記載の発明によれば、トナー像を
担持した像担持体から転写紙に転写するときに、検知手
段により転写部に供給される転写紙の後端部が検知され
る。その信号に基づいて、電界制御手段により、転写紙
の後端部に印加される転写電界形成手段の転写電圧が下
げられる。
担持した像担持体から転写紙に転写するときに、検知手
段により転写部に供給される転写紙の後端部が検知され
る。その信号に基づいて、電界制御手段により、転写紙
の後端部に印加される転写電界形成手段の転写電圧が下
げられる。
【0023】
【実施例】以下、図1及び図2を参照して本発明の実施
例の詳細を説明する。図1は、本発明の一実施例を採用
する画像形成装置の一つであるカラー複写機における像
担持体として感光体ドラム、中間転写体として中間転写
ベルトを用いた場合の複写機全体の概略構成図を、ま
た、図2は、図1に示した感光体ドラム、中間転写ベル
ト回りの拡大図をそれぞれ示している。以下に、本装置
の構成・動作を説明する。
例の詳細を説明する。図1は、本発明の一実施例を採用
する画像形成装置の一つであるカラー複写機における像
担持体として感光体ドラム、中間転写体として中間転写
ベルトを用いた場合の複写機全体の概略構成図を、ま
た、図2は、図1に示した感光体ドラム、中間転写ベル
ト回りの拡大図をそれぞれ示している。以下に、本装置
の構成・動作を説明する。
【0024】カラー複写機は、後述するカラー画像読み
取り装置1とプリンタ部をなすカラープリンタ2とで構
成されており、このうち、カラー画像読み取り装置(以
下、カラースキャナーという)1は、原稿3の画像を照
明ランプ4、ミラー5−1、5−2、5−3及びレンズ
6を介してカラーセンサー7に結像させるようになって
おり、原稿のカラー画像情報を、例えば、ブルー(Bl
ue)、グリーン(Green)、レッド(Red)の
色分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換する。
なお、これら分解光は、以下の説明において便宜上、
B、G、Rと表現する。
取り装置1とプリンタ部をなすカラープリンタ2とで構
成されており、このうち、カラー画像読み取り装置(以
下、カラースキャナーという)1は、原稿3の画像を照
明ランプ4、ミラー5−1、5−2、5−3及びレンズ
6を介してカラーセンサー7に結像させるようになって
おり、原稿のカラー画像情報を、例えば、ブルー(Bl
ue)、グリーン(Green)、レッド(Red)の
色分解光毎に読み取り、電気的な画像信号に変換する。
なお、これら分解光は、以下の説明において便宜上、
B、G、Rと表現する。
【0025】そして、このカラースキャナー1で得た
B、G、Rの色分解画像信号強度レベルを基にして、画
像処理部(図示されず)で色変換処理を行ない、ブラッ
ク(以下、BKと記す)、シアン(同、C)、マゼンタ
(同、M)、イエロー(同、Y)のカラー画像データを
得る。
B、G、Rの色分解画像信号強度レベルを基にして、画
像処理部(図示されず)で色変換処理を行ない、ブラッ
ク(以下、BKと記す)、シアン(同、C)、マゼンタ
(同、M)、イエロー(同、Y)のカラー画像データを
得る。
【0026】これを、次に述べるカラー画像記録装置
(以下、カラープリンターと称す)2によって、BK、
C、M、Yのトナーを用いて顕像化し、これらトナー像
を重ね合わせて4色フルカラー画像を形成する。
(以下、カラープリンターと称す)2によって、BK、
C、M、Yのトナーを用いて顕像化し、これらトナー像
を重ね合わせて4色フルカラー画像を形成する。
【0027】次にカラープリンター2の概要を説明す
る。書き込み光学ユニットは、カラースキャナー1から
のカラー画像データを光信号に変換して原稿画像に対応
した光書き込みを行なうユニットであり、レーザ光源8
−1からのレーザビームを駆動モータ8−3により回転
されるポリゴンミラー8−2を介して走査し、fθレン
ズ8−4、反射鏡8−5によって像担持体としての感光
体ドラム9に走査光を導き、静電潜像を形成するように
なっている。
る。書き込み光学ユニットは、カラースキャナー1から
のカラー画像データを光信号に変換して原稿画像に対応
した光書き込みを行なうユニットであり、レーザ光源8
−1からのレーザビームを駆動モータ8−3により回転
されるポリゴンミラー8−2を介して走査し、fθレン
ズ8−4、反射鏡8−5によって像担持体としての感光
体ドラム9に走査光を導き、静電潜像を形成するように
なっている。
【0028】感光体ドラム9は、矢印の如く反時計方向
に回転するが、その周りには、クリーニング前除電器を
含む感光体クリーニングユニット10、除電ランプ1
1、帯電器12、電位センサー13、BK現像器14、
C現像器15、M現像器16、Y現像器17、現像濃度
パターン検知器18、中間転写体としての中間転写ベル
ト19などの電子写真複写工程を実行するための機器、
手段が配置されている。
に回転するが、その周りには、クリーニング前除電器を
含む感光体クリーニングユニット10、除電ランプ1
1、帯電器12、電位センサー13、BK現像器14、
C現像器15、M現像器16、Y現像器17、現像濃度
パターン検知器18、中間転写体としての中間転写ベル
ト19などの電子写真複写工程を実行するための機器、
手段が配置されている。
【0029】各現像器は、図2において、感光体ドラム
9上の静電潜像を現像するために、感光体ドラム9に現
像剤を対向させた状態で回転する現像スリーブ(14−
1、15−1、16−1、17−1)と、現像剤を汲み
上げ・攪拌するために回転する現像パドル(14−2、
15−2、16−2、17−2)及び現像剤のトナー濃
度検知センサー(14−3、15−3、16−3、17
−3)などで構成されている。
9上の静電潜像を現像するために、感光体ドラム9に現
像剤を対向させた状態で回転する現像スリーブ(14−
1、15−1、16−1、17−1)と、現像剤を汲み
上げ・攪拌するために回転する現像パドル(14−2、
15−2、16−2、17−2)及び現像剤のトナー濃
度検知センサー(14−3、15−3、16−3、17
−3)などで構成されている。
【0030】現像動作の順序(カラー画像形成順序)
を、BK、C、M、Yとした場合につき説明する。但
し、画像形成順序はこれに限定されるものではない。
を、BK、C、M、Yとした場合につき説明する。但
し、画像形成順序はこれに限定されるものではない。
【0031】コピー動作が開始されると、カラースキャ
ナ1で所定のタイミングによりBK画像データの読み取
りがスタートし、この画像データに基づきレーザー光に
よる光書き込み・潜像形成が始まる。以下、BK画像デ
ータによる静電潜像をBK潜像と称す。C、M、Yにつ
いても同じ。BK潜像の先端部からの現像が行なえるよ
うに、BK現像器14の現像位置に潜像先端部が到達す
る前に、現像スリーブ14−1を回転開始させて現像剤
の穗立てを行ってBK潜像をBKトナーで現像する。以
後、BK潜像領域の現像動作を続けるが、BK潜像後端
部がBK現像位置を通過した時点でBK現像スリーブ1
4−1上の現像剤の穗切りを行い、現像不作動状態にす
る。これは少なくとも、次のC画像データによるC潜像
先端部が到達する前に完了させる。
ナ1で所定のタイミングによりBK画像データの読み取
りがスタートし、この画像データに基づきレーザー光に
よる光書き込み・潜像形成が始まる。以下、BK画像デ
ータによる静電潜像をBK潜像と称す。C、M、Yにつ
いても同じ。BK潜像の先端部からの現像が行なえるよ
うに、BK現像器14の現像位置に潜像先端部が到達す
る前に、現像スリーブ14−1を回転開始させて現像剤
の穗立てを行ってBK潜像をBKトナーで現像する。以
後、BK潜像領域の現像動作を続けるが、BK潜像後端
部がBK現像位置を通過した時点でBK現像スリーブ1
4−1上の現像剤の穗切りを行い、現像不作動状態にす
る。これは少なくとも、次のC画像データによるC潜像
先端部が到達する前に完了させる。
【0032】感光体ドラム9に形成されたBKトナー像
は、感光体ドラム9と等速駆動されている中間転写ベル
ト19の表面に転写される。以下、感光体ドラム9から
中間転写ベルト19へのトナー像転写をベルト転写と称
す。
は、感光体ドラム9と等速駆動されている中間転写ベル
ト19の表面に転写される。以下、感光体ドラム9から
中間転写ベルト19へのトナー像転写をベルト転写と称
す。
【0033】ベルト転写は、感光体ドラム9と中間転写
ベルト19が接触状態において、ベルト転写バイアスロ
ーラ20に所定のバイアス電圧を印加することで行う。
中間転写ベルト19には、感光体9に順次形成されるB
K、C、M、Yのトナー像を同一面に順次位置合せして
4色重ねのベルト転写画像を形成し、その後、転写紙に
一括転写を行う。この中間転写ベルトユニットの構成・
動作については後述する。
ベルト19が接触状態において、ベルト転写バイアスロ
ーラ20に所定のバイアス電圧を印加することで行う。
中間転写ベルト19には、感光体9に順次形成されるB
K、C、M、Yのトナー像を同一面に順次位置合せして
4色重ねのベルト転写画像を形成し、その後、転写紙に
一括転写を行う。この中間転写ベルトユニットの構成・
動作については後述する。
【0034】感光体ドラム9側ではBK工程の次にC工
程に進むが、所定のタイミングによってカラースキャナ
ー1によるC画像データの読み取りが始まり、その画像
データによるレーザー光書き込みにより、C潜像を形成
する。
程に進むが、所定のタイミングによってカラースキャナ
ー1によるC画像データの読み取りが始まり、その画像
データによるレーザー光書き込みにより、C潜像を形成
する。
【0035】C現像器15は、その現像位置に対して、
先のBK潜像後端部が通過した後で、かつ、C潜像の先
端が到達する前に現像スリーブ15−1の回転を開始し
て現像剤の穂立てを行い、C潜像をCトナーで現像す
る。
先のBK潜像後端部が通過した後で、かつ、C潜像の先
端が到達する前に現像スリーブ15−1の回転を開始し
て現像剤の穂立てを行い、C潜像をCトナーで現像す
る。
【0036】以後、C潜像領域の現像を続けるが、潜像
後端部が通過した時点で、先のBK現像器の場合と同様
にC現像スリーブ15−1上での現像剤の穂切りを行
う。これもやはり次のM潜像先端部が到達する前に完了
させる。
後端部が通過した時点で、先のBK現像器の場合と同様
にC現像スリーブ15−1上での現像剤の穂切りを行
う。これもやはり次のM潜像先端部が到達する前に完了
させる。
【0037】なお、M及びYの工程については、それぞ
れの画像データ読み取り、潜像形成、現像の動作が上述
のBK、Cの工程と同様であるのでその説明は省略す
る。
れの画像データ読み取り、潜像形成、現像の動作が上述
のBK、Cの工程と同様であるのでその説明は省略す
る。
【0038】次に、中間転写ベルトユニットについて説
明する。中間転写ベルト19は、ベルト転写バイアスロ
ーラ20、ベルト駆動ローラ21、テンションローラ5
0及びテンションローラ52に張架されており、図示さ
れない駆動モータにより後述するように駆動制御され
る。
明する。中間転写ベルト19は、ベルト転写バイアスロ
ーラ20、ベルト駆動ローラ21、テンションローラ5
0及びテンションローラ52に張架されており、図示さ
れない駆動モータにより後述するように駆動制御され
る。
【0039】ベルトクリーニングユニット22は、図2
に示すように、ブラシローラ22−1、ゴムブレード2
2−2、及びベルトからの接離機構22−3などで構成
されており、1色目のBK画像をベルト転写した後の、
2、3、4色目をベルト転写している間は、接離機構2
2−3によってベルト面から離間させられるようになっ
ている。
に示すように、ブラシローラ22−1、ゴムブレード2
2−2、及びベルトからの接離機構22−3などで構成
されており、1色目のBK画像をベルト転写した後の、
2、3、4色目をベルト転写している間は、接離機構2
2−3によってベルト面から離間させられるようになっ
ている。
【0040】紙転写ユニット23は、紙転写バイアスロ
ーラ23−1、ローラクリーニングブレード23−2、
及びベルトからの接離機構23−3などで構成されてい
る。
ーラ23−1、ローラクリーニングブレード23−2、
及びベルトからの接離機構23−3などで構成されてい
る。
【0041】紙転写バイアスローラ23−1は、通常、
中間転写ベルト19面から離間しているが、中間転写ベ
ルト19面に形成された4色の重ね画像を転写紙に一括
転写する時には、タイミングを設定されて接離機構23
−3により押圧され、紙転写バイアスローラ23−1に
よって所定のバイアス電圧を印加しながら転写紙へトナ
ー像の転写を行う。
中間転写ベルト19面から離間しているが、中間転写ベ
ルト19面に形成された4色の重ね画像を転写紙に一括
転写する時には、タイミングを設定されて接離機構23
−3により押圧され、紙転写バイアスローラ23−1に
よって所定のバイアス電圧を印加しながら転写紙へトナ
ー像の転写を行う。
【0042】紙転写バイアスローラ23−1の背面と対
向する位置には、ベルト駆動ローラ21が設けられてい
る。
向する位置には、ベルト駆動ローラ21が設けられてい
る。
【0043】転写紙24は、図1に示すように、給紙ロ
ーラ25、レジストローラ26によって、中間転写ベル
ト19面上に転写された4色重ね画像の先端部が転写位
置に到達するタイミングに合わせて給紙される。
ーラ25、レジストローラ26によって、中間転写ベル
ト19面上に転写された4色重ね画像の先端部が転写位
置に到達するタイミングに合わせて給紙される。
【0044】次に、中間転写ベルト19の動作について
説明する。中間転写ベルト19の動き方は、1色目のB
Kトナー像のベルト転写が後端部まで終了した後の動作
方式として次の3通りが考えられるが、このなかの1方
式かまたはコピーサイズに応じて(コピー速度面など
で)効率的な方式の組合わせによって動作させる。
説明する。中間転写ベルト19の動き方は、1色目のB
Kトナー像のベルト転写が後端部まで終了した後の動作
方式として次の3通りが考えられるが、このなかの1方
式かまたはコピーサイズに応じて(コピー速度面など
で)効率的な方式の組合わせによって動作させる。
【0045】(1)一定速往動方式 これは、1番目の色のトナー像を転写された後において
も、一定速度により中間転写ベルト19の移動を継続さ
せる方式であり、この方式の場合には、感光体ドラム9
側で可視像処理される次の色のトナー像の画像先端と中
間転写ベルト19上での画像先端とが合致するようにタ
イミングを設定されて画像処理が行なわれる。そして、
そのための工程は次のとおりである。
も、一定速度により中間転写ベルト19の移動を継続さ
せる方式であり、この方式の場合には、感光体ドラム9
側で可視像処理される次の色のトナー像の画像先端と中
間転写ベルト19上での画像先端とが合致するようにタ
イミングを設定されて画像処理が行なわれる。そして、
そのための工程は次のとおりである。
【0046】.BKトナー像のベルト転写後も、その
まま一定速で往動を続ける。
まま一定速で往動を続ける。
【0047】.中間転写ベルト19面上のBK画像先
端位置が、再び感光体ドラム9との接触部のベルト転写
位置に到達した時、感光体ドラム9側は次のCトナー像
の先端部が丁度その位置にくるように、タイミングをと
って画像形成されている。
端位置が、再び感光体ドラム9との接触部のベルト転写
位置に到達した時、感光体ドラム9側は次のCトナー像
の先端部が丁度その位置にくるように、タイミングをと
って画像形成されている。
【0048】その結果、C画像はBK画像に正確に位置
合せして中間転写ベルト19上に重ねてベルト転写され
る。
合せして中間転写ベルト19上に重ねてベルト転写され
る。
【0049】.その後も同様動作によってM、Y画像
工程に進み、4色重ねのベルト転写画像を得る。
工程に進み、4色重ねのベルト転写画像を得る。
【0050】.4色目のYトナー像ベルト転写工程に
引き続きそのまま往動しながら中間転写ベルト19面上
の4色重ねトナー像を、上記したように転写紙24に一
括転写する。
引き続きそのまま往動しながら中間転写ベルト19面上
の4色重ねトナー像を、上記したように転写紙24に一
括転写する。
【0051】(2)スキップ往動方式 これは、1番目の色のトナー像を転写された後、感光体
ドラム9から中間転写ベルト19を離間させ、1番目の
色のトナー像を転写する場合よりも高速で今までと同じ
方向に移動させ、所定量を移動した時点で、当初の移動
速度に切り換えて、再度、感光体ドラム9に当接させる
方式である。この方式は、例えば、中間転写ベルト19
の長さに対して転写される画像の長さが短い場合に実行
され、感光体ドラム9側での作像のためのサイクルタイ
ムが長くなるのを防止できるものであり、このための工
程は次のとおりである。
ドラム9から中間転写ベルト19を離間させ、1番目の
色のトナー像を転写する場合よりも高速で今までと同じ
方向に移動させ、所定量を移動した時点で、当初の移動
速度に切り換えて、再度、感光体ドラム9に当接させる
方式である。この方式は、例えば、中間転写ベルト19
の長さに対して転写される画像の長さが短い場合に実行
され、感光体ドラム9側での作像のためのサイクルタイ
ムが長くなるのを防止できるものであり、このための工
程は次のとおりである。
【0052】.BKトナー像のベルト転写が終了した
ら、感光体ドラム9面から中間転写ベルト19を離間さ
せ、そのままの往動方向に高速スキップさせて所定量を
移動したら当初の往動速度に戻す。その後再び感光体ド
ラム9に中間転写ベルト19を接触させる。
ら、感光体ドラム9面から中間転写ベルト19を離間さ
せ、そのままの往動方向に高速スキップさせて所定量を
移動したら当初の往動速度に戻す。その後再び感光体ド
ラム9に中間転写ベルト19を接触させる。
【0053】.中間転写ベルト19面上のBK画像先
端位置が再びベルト転写位置に到達した時、感光体ドラ
ム9側は次のCトナー像の先端部が丁度その位置にくる
ようにタイミングをとって画像形成されている。その結
果、C画像はBK画像に正確に位置合わせして重ねてベ
ルト転写される。
端位置が再びベルト転写位置に到達した時、感光体ドラ
ム9側は次のCトナー像の先端部が丁度その位置にくる
ようにタイミングをとって画像形成されている。その結
果、C画像はBK画像に正確に位置合わせして重ねてベ
ルト転写される。
【0054】.その後も同様動作によってM、Y画像
工程に進み4色重ねのベルト転写画像を得る。
工程に進み4色重ねのベルト転写画像を得る。
【0055】.4色目のYトナー像ベルト転写工程に
引き続きそのままの往動速度で、ベルト19面上の4色
重ねトナー像を転写紙24に一括転写する。
引き続きそのままの往動速度で、ベルト19面上の4色
重ねトナー像を転写紙24に一括転写する。
【0056】(3)往復動(クイックリターン)方式 これは、1番目の色のトナー像を転写された後、感光体
ドラム9から中間転写ベルト19を離間させ、今までよ
りも高速で逆方向に中間転写ベルト19を移動させて、
前に転写されたトナー像の位置を、感光体ドラム9に担
持されている次の色のトナー像の位置に合致させた状態
で待機し、再度、中間転写ベルト19を感光体ドラム9
に当接させて感光体ドラム9と同方向に移動を開始する
ようにし、この動作を最終色のトナー像の転写まで継続
させる方式である。
ドラム9から中間転写ベルト19を離間させ、今までよ
りも高速で逆方向に中間転写ベルト19を移動させて、
前に転写されたトナー像の位置を、感光体ドラム9に担
持されている次の色のトナー像の位置に合致させた状態
で待機し、再度、中間転写ベルト19を感光体ドラム9
に当接させて感光体ドラム9と同方向に移動を開始する
ようにし、この動作を最終色のトナー像の転写まで継続
させる方式である。
【0057】この方式は、中間転写ベルト19上の画像
位置を感光体ドラム9の画像位置に合わせる場合の制御
に関していうと、中間転写ベルト19を順方向に移動さ
せるのでなく、今まで進行した移動量のみを逆行させる
だけであるので中間転写ベルト19の移動量をそれほど
確保しなくて済むことを考慮すれば、制御が簡単になる
ものであり、このための工程は次のとおりである。
位置を感光体ドラム9の画像位置に合わせる場合の制御
に関していうと、中間転写ベルト19を順方向に移動さ
せるのでなく、今まで進行した移動量のみを逆行させる
だけであるので中間転写ベルト19の移動量をそれほど
確保しなくて済むことを考慮すれば、制御が簡単になる
ものであり、このための工程は次のとおりである。
【0058】.BKトナー像のベルト転写が終了した
ら、感光体ドラム9面から中間転写ベルト19を離間さ
せ、そして往動を停止させると同時に逆方向に高速リタ
ーンさせる。リターンは、中間転写ベルト19面上のB
K画像先端位置がベルト転写相当位置を逆方向に通過
し、予め設定された距離分を移動した後に停止させて待
機状態にする。
ら、感光体ドラム9面から中間転写ベルト19を離間さ
せ、そして往動を停止させると同時に逆方向に高速リタ
ーンさせる。リターンは、中間転写ベルト19面上のB
K画像先端位置がベルト転写相当位置を逆方向に通過
し、予め設定された距離分を移動した後に停止させて待
機状態にする。
【0059】.感光体ドラム9側のCトナー像の先端
部がベルト転写位置より手前の所定位置に到達した時点
に、中間転写ベルト19を再び往動方向にスタートさせ
る。また中間転写ベルト19を感光体ドラム9面に再び
接触させる。この場合も、C画像が中間転写ベルト19
面上でBK画像に正確に重なるような条件に制御されて
ベルト転写される。
部がベルト転写位置より手前の所定位置に到達した時点
に、中間転写ベルト19を再び往動方向にスタートさせ
る。また中間転写ベルト19を感光体ドラム9面に再び
接触させる。この場合も、C画像が中間転写ベルト19
面上でBK画像に正確に重なるような条件に制御されて
ベルト転写される。
【0060】.その後も同様動作によってM、Y画像
工程に進み4色重ねのベルト転写画像を得る。
工程に進み4色重ねのベルト転写画像を得る。
【0061】.4色目のYトナー像のベルト転写工程
に引き続き、リターンせずにそのままの速度で往動し
て、中間転写ベルト19面上の4色重ねトナー像を転写
紙24に一括転写する。
に引き続き、リターンせずにそのままの速度で往動し
て、中間転写ベルト19面上の4色重ねトナー像を転写
紙24に一括転写する。
【0062】中間転写ベルト19面から4色重ねトナー
像を一括転写された転写紙24は、図1において、紙搬
送ユニット27で定着器28に搬送され、所定温度にコ
ントロールされた定着ローラ28−1と加圧ローラ28
−2とでトナー像を溶融定着してコピートレイ29に搬
出され、フルカラーコピーを得る。
像を一括転写された転写紙24は、図1において、紙搬
送ユニット27で定着器28に搬送され、所定温度にコ
ントロールされた定着ローラ28−1と加圧ローラ28
−2とでトナー像を溶融定着してコピートレイ29に搬
出され、フルカラーコピーを得る。
【0063】ベルト転写後の感光体ドラム9は、感光体
クリーニングユニット10(クリーニング前除電器10
−1、ブラシローラ10−2、ゴムブレード10−3)
で表面をクリーニングされ、また、除電ランプ11で均
一に除電される。
クリーニングユニット10(クリーニング前除電器10
−1、ブラシローラ10−2、ゴムブレード10−3)
で表面をクリーニングされ、また、除電ランプ11で均
一に除電される。
【0064】転写紙24にトナー像を転写した後の中間
転写ベルト19は、クリーニングユニット22を再び接
離機構22−3で押圧して表面をクリーニングされる。
転写ベルト19は、クリーニングユニット22を再び接
離機構22−3で押圧して表面をクリーニングされる。
【0065】リピートコピーの時は、カラースキャナ1
の動作及び感光体ドラム9への画像形成は、1枚目のY
(4色目)画像工程に引き続き所定のタイミングで2枚
目のBK(1色目)画像工程に進む。
の動作及び感光体ドラム9への画像形成は、1枚目のY
(4色目)画像工程に引き続き所定のタイミングで2枚
目のBK(1色目)画像工程に進む。
【0066】中間転写ベルト19は、1枚目の4色重ね
画像を転写紙24へ一括転写する工程に引き続き、表面
をクリーニングユニット22でクリーニングされた領域
に、2枚目のBKトナー像がベルト転写されるようにす
る。その後は、1枚目と同様の動作になる。
画像を転写紙24へ一括転写する工程に引き続き、表面
をクリーニングユニット22でクリーニングされた領域
に、2枚目のBKトナー像がベルト転写されるようにす
る。その後は、1枚目と同様の動作になる。
【0067】図1において、転写紙カセット30、3
1、32、33には、各種サイズの転写紙が収納されて
おり、操作パネル(図示なし)で指定されたサイズ紙の
収納カセットからタイミングをとってレジストローラ2
6の方向に向けて給紙、搬送される。符号34はOHP
用紙や厚紙などの手差し給紙トレイを示している。
1、32、33には、各種サイズの転写紙が収納されて
おり、操作パネル(図示なし)で指定されたサイズ紙の
収納カセットからタイミングをとってレジストローラ2
6の方向に向けて給紙、搬送される。符号34はOHP
用紙や厚紙などの手差し給紙トレイを示している。
【0068】以上までは4色フルカラーを得るコピーモ
ードの説明であったが、3色コピーモード、2色コピー
モードの場合は指定された色と回数の分について上記同
様の動作を行うことになる。
ードの説明であったが、3色コピーモード、2色コピー
モードの場合は指定された色と回数の分について上記同
様の動作を行うことになる。
【0069】単色コピーモードの場合は、所定枚数が終
了するまでの間、その色の現像器のみを現像作動(剤穂
立て)状態にするとともに、中間転写ベルト19は、感
光体ドラム9面に接触したまま往動方向に一定速駆動
し、さらにベルトクリーナー22も中間転写ベルト19
に接触したままの状態でコピー動作を行う。
了するまでの間、その色の現像器のみを現像作動(剤穂
立て)状態にするとともに、中間転写ベルト19は、感
光体ドラム9面に接触したまま往動方向に一定速駆動
し、さらにベルトクリーナー22も中間転写ベルト19
に接触したままの状態でコピー動作を行う。
【0070】次に、上述したカラープリンターに適用し
た本発明の一実施例について、図3を参照して詳細に述
べる。なお、図3はカラープリンターの転写装置部分を
主に示し、図2と同一の構成及び機能を有する構成部品
及び部材等には同一符号を付し、必要のない限りその説
明を省略する。同図において、符号42は中間転写ベル
ト19上に転写されて形成されたトナー画像の後端部の
みを誇張して示す。上述したように、中間転写ベルト1
9は、ベルト転写バイアスローラ20、ベルト駆動ロー
ラ21、テンションローラ50及び52間に張架され図
中矢印A方向に図示されない駆動モータにより回転駆動
される。ここで、符号Fは、感光体ドラム9に形成され
たトナー像を中間転写ベルト19に転写する一次転写部
を示す。符号Sは、中間転写ベルト19に転写されたト
ナー像を中間転写ベルト19から転写紙24に転写する
二次転写部を示す。
た本発明の一実施例について、図3を参照して詳細に述
べる。なお、図3はカラープリンターの転写装置部分を
主に示し、図2と同一の構成及び機能を有する構成部品
及び部材等には同一符号を付し、必要のない限りその説
明を省略する。同図において、符号42は中間転写ベル
ト19上に転写されて形成されたトナー画像の後端部の
みを誇張して示す。上述したように、中間転写ベルト1
9は、ベルト転写バイアスローラ20、ベルト駆動ロー
ラ21、テンションローラ50及び52間に張架され図
中矢印A方向に図示されない駆動モータにより回転駆動
される。ここで、符号Fは、感光体ドラム9に形成され
たトナー像を中間転写ベルト19に転写する一次転写部
を示す。符号Sは、中間転写ベルト19に転写されたト
ナー像を中間転写ベルト19から転写紙24に転写する
二次転写部を示す。
【0071】一次転写部Fにおけるベルト転写バイアス
ローラ20には、パーパックバイアス用電源53が接続
されていて、パーパックバイアス用電源53によりベル
ト転写バイアスローラ20に所定の転写電圧が印加され
る。一方、二次転写部Sにおける紙転写バイアスローラ
23−1には、可変直流電源でなるバイアス電源43が
接続されている。上記のとおり、中間転写ベルト19上
に形成されたトナー像を中間転写ベルト19から転写紙
24に転写するための二次転写電界形成手段は、紙転写
バイアスローラ23−1及びバイアス電源43で構成さ
れる。
ローラ20には、パーパックバイアス用電源53が接続
されていて、パーパックバイアス用電源53によりベル
ト転写バイアスローラ20に所定の転写電圧が印加され
る。一方、二次転写部Sにおける紙転写バイアスローラ
23−1には、可変直流電源でなるバイアス電源43が
接続されている。上記のとおり、中間転写ベルト19上
に形成されたトナー像を中間転写ベルト19から転写紙
24に転写するための二次転写電界形成手段は、紙転写
バイアスローラ23−1及びバイアス電源43で構成さ
れる。
【0072】二次転写部Sにおける中間転写ベルト19
の外側近傍には、中間転写ベルト19上に転写され形成
されたトナー画像の後端部42をその表面の光学的な差
から検知する光検知手段としての光検知装置40が配設
されている。光検知装置40は、図示されない投光部及
び受光部を具備してなる光反射型の周知の光電センサで
構成されている。
の外側近傍には、中間転写ベルト19上に転写され形成
されたトナー画像の後端部42をその表面の光学的な差
から検知する光検知手段としての光検知装置40が配設
されている。光検知装置40は、図示されない投光部及
び受光部を具備してなる光反射型の周知の光電センサで
構成されている。
【0073】光検知装置40とバイアス電源43との間
には、電界制御手段41が配設されている。光検知装置
40は電界制御手段41に、電界制御手段41はバイア
ス電源43にそれぞれ電気回路的に接続されている。電
界制御手段41は、光検知装置40からの信号に基づい
て、二次転写時における転写紙24の後端部において、
バイアス電源43により紙転写バイアスローラ23−1
に印加される転写電圧を下げるように制御する機能を有
する。電界制御手段41は、バイアス電源制御回路で構
成されている。
には、電界制御手段41が配設されている。光検知装置
40は電界制御手段41に、電界制御手段41はバイア
ス電源43にそれぞれ電気回路的に接続されている。電
界制御手段41は、光検知装置40からの信号に基づい
て、二次転写時における転写紙24の後端部において、
バイアス電源43により紙転写バイアスローラ23−1
に印加される転写電圧を下げるように制御する機能を有
する。電界制御手段41は、バイアス電源制御回路で構
成されている。
【0074】次に、図3及び図4のタイミングチャート
を参照して動作を説明する。
を参照して動作を説明する。
【0075】中間転写ベルト19上に形成されたトナー
画像の先端部(図示せず)が光検知装置40により検知
されると、光検知装置40からトナー画像有りのH信号
(オン信号)が電界制御手段41へ出力され、電界制御
手段41からバイアス電源43が指令信号を受けて、バ
イアス電源43から紙転写バイアスローラ23−1にそ
の二次転写に適した転写電圧1.6KVが印加される。
このH信号の出力と同時に、これにタイミングをとって
レジストローラ26(図1に示す)により転写紙24が
図中矢印X方向に給送され、転写紙24の先端部が紙転
写バイアスローラ23−1に到達すると、転写電圧1.
6KVの下で上記トナー画像に対応して二次転写が行わ
れる。
画像の先端部(図示せず)が光検知装置40により検知
されると、光検知装置40からトナー画像有りのH信号
(オン信号)が電界制御手段41へ出力され、電界制御
手段41からバイアス電源43が指令信号を受けて、バ
イアス電源43から紙転写バイアスローラ23−1にそ
の二次転写に適した転写電圧1.6KVが印加される。
このH信号の出力と同時に、これにタイミングをとって
レジストローラ26(図1に示す)により転写紙24が
図中矢印X方向に給送され、転写紙24の先端部が紙転
写バイアスローラ23−1に到達すると、転写電圧1.
6KVの下で上記トナー画像に対応して二次転写が行わ
れる。
【0076】こうして、転写紙24が紙転写バイアスロ
ーラ23−1に到達してから所定時間経過すると、トナ
ー画像の後端部42が光検知装置40により検知され
る。すなわち、光検知装置40からトナー画像無しのL
信号(オフ信号)が電界制御手段41へ出力されると、
電界制御手段41は、このL信号(オフ信号)に基づ
き、所定の遅れ時間0.1msec、すなわちトナー画
像の後端部42が紙転写バイアスローラ23−1に到達
し、紙転写バイアスローラ23−1が後述する1.2K
Vの転写電圧に下げられるに要する時間後に、上記転写
電圧1.6KVよりも低い1.2KVの転写電圧を印加
するようにバイアス電源43を制御する。これにより、
転写紙24の後端部には、バイアス電源43により紙転
写バイアスローラ23−1に1.6KVから1.2KV
に下げられた転写電圧が印加される。
ーラ23−1に到達してから所定時間経過すると、トナ
ー画像の後端部42が光検知装置40により検知され
る。すなわち、光検知装置40からトナー画像無しのL
信号(オフ信号)が電界制御手段41へ出力されると、
電界制御手段41は、このL信号(オフ信号)に基づ
き、所定の遅れ時間0.1msec、すなわちトナー画
像の後端部42が紙転写バイアスローラ23−1に到達
し、紙転写バイアスローラ23−1が後述する1.2K
Vの転写電圧に下げられるに要する時間後に、上記転写
電圧1.6KVよりも低い1.2KVの転写電圧を印加
するようにバイアス電源43を制御する。これにより、
転写紙24の後端部には、バイアス電源43により紙転
写バイアスローラ23−1に1.6KVから1.2KV
に下げられた転写電圧が印加される。
【0077】したがって、この実施例によれば、トナー
像を担持した中間転写ベルト19から転写紙24に転写
する二次転写時において、電界制御手段41により、転
写紙24の後端部に印加される二次転写電界形成手段の
転写電圧が下げられることにより、転写紙24上に転写
されたトナー画像が中間転写体19に飛翔しないので、
版画画像のない良好な画像を得ることができる。
像を担持した中間転写ベルト19から転写紙24に転写
する二次転写時において、電界制御手段41により、転
写紙24の後端部に印加される二次転写電界形成手段の
転写電圧が下げられることにより、転写紙24上に転写
されたトナー画像が中間転写体19に飛翔しないので、
版画画像のない良好な画像を得ることができる。
【0078】図5に、図3及び図4に示した実施例の変
形実施例を示す。この変形実施例は、図3及び図4に示
した実施例の光検知装置40に代えて、中間転写ベルト
19上に転写され形成されたトナー画像の後端部42を
その表面電位の差によって検知する表面電位検知手段と
しての表面電位検知装置40Aを設けたことのみ相違す
る。この変形実施例の動作は、上記実施例と略同じであ
るのでその説明を省略する。
形実施例を示す。この変形実施例は、図3及び図4に示
した実施例の光検知装置40に代えて、中間転写ベルト
19上に転写され形成されたトナー画像の後端部42を
その表面電位の差によって検知する表面電位検知手段と
しての表面電位検知装置40Aを設けたことのみ相違す
る。この変形実施例の動作は、上記実施例と略同じであ
るのでその説明を省略する。
【0079】したがって、上記変形実施例によれば、ト
ナー像を担持した中間転写ベルト19から転写紙24に
転写する二次転写時において、表面電位検知装置40A
により中間転写ベルト19上におけるトナー画像の後端
部42がその表面電位の差によって検知される。その信
号に基づいて、電界制御手段41により、転写紙24の
後端部に印加される二次転写電界形成手段の転写電圧が
下げられることにより、転写紙24上に転写されたトナ
ー画像が中間転写ベルト19に飛翔しないので、版画画
像のない良好な画像を得ることができる。
ナー像を担持した中間転写ベルト19から転写紙24に
転写する二次転写時において、表面電位検知装置40A
により中間転写ベルト19上におけるトナー画像の後端
部42がその表面電位の差によって検知される。その信
号に基づいて、電界制御手段41により、転写紙24の
後端部に印加される二次転写電界形成手段の転写電圧が
下げられることにより、転写紙24上に転写されたトナ
ー画像が中間転写ベルト19に飛翔しないので、版画画
像のない良好な画像を得ることができる。
【0080】図6に別の実施例を示す。この実施例は、
図3及び図4に示した実施例の光検知装置40を削除す
ると共に、二次転写部Sに供給される転写紙24の後端
部を検知する検知手段として転写紙検知装置44を有す
ることのみ相違する。転写紙検知装置44は、図示され
ない投光部及び受光部を具備してなる光透過型の周知の
光電センサで構成されている。転写紙検知装置44は、
二次転写部Sの紙転写バイアスローラ23−1よりも図
において右側、すなわち転写紙24の給送路の上流側の
所定位置に設けられている。
図3及び図4に示した実施例の光検知装置40を削除す
ると共に、二次転写部Sに供給される転写紙24の後端
部を検知する検知手段として転写紙検知装置44を有す
ることのみ相違する。転写紙検知装置44は、図示され
ない投光部及び受光部を具備してなる光透過型の周知の
光電センサで構成されている。転写紙検知装置44は、
二次転写部Sの紙転写バイアスローラ23−1よりも図
において右側、すなわち転写紙24の給送路の上流側の
所定位置に設けられている。
【0081】次に動作を説明する。転写紙24の先端部
が、二次転写部Sに到達すると、バイアス電源43から
紙転写バイアスローラ23−1にその二次転写に適した
転写電圧が印加され、その転写電圧の下で中間転写ベル
ト19上に形成されたトナー画像(図示せず)に対応し
て二次転写が行われる。
が、二次転写部Sに到達すると、バイアス電源43から
紙転写バイアスローラ23−1にその二次転写に適した
転写電圧が印加され、その転写電圧の下で中間転写ベル
ト19上に形成されたトナー画像(図示せず)に対応し
て二次転写が行われる。
【0082】こうして、転写紙24が紙転写バイアスロ
ーラ23−1に到達してから所定時間経過し、転写紙2
4の後端部が転写紙検知装置44により検知されると、
その信号が転写紙検知装置44から電界制御手段41へ
出力される。電界制御手段41は、その信号に基づき、
所定の遅れ時間(中間転写ベルト19上に形成されたト
ナー画像の後端部が紙転写バイアスローラ23−1に到
達し、これとタイミングを合わせて転写紙24の後端部
が紙転写バイアスローラ23−1に到達するまでに要す
る時間)後に、二次転写に適した上記転写電圧よりも低
い転写電圧を印加するようにバイアス電源43を制御す
る。これにより、転写紙24の後端部には、電界制御手
段41によりバイアス電源43から紙転写バイアスロー
ラ23−1に上記転写電圧よりも低い転写電圧が印加さ
れる。
ーラ23−1に到達してから所定時間経過し、転写紙2
4の後端部が転写紙検知装置44により検知されると、
その信号が転写紙検知装置44から電界制御手段41へ
出力される。電界制御手段41は、その信号に基づき、
所定の遅れ時間(中間転写ベルト19上に形成されたト
ナー画像の後端部が紙転写バイアスローラ23−1に到
達し、これとタイミングを合わせて転写紙24の後端部
が紙転写バイアスローラ23−1に到達するまでに要す
る時間)後に、二次転写に適した上記転写電圧よりも低
い転写電圧を印加するようにバイアス電源43を制御す
る。これにより、転写紙24の後端部には、電界制御手
段41によりバイアス電源43から紙転写バイアスロー
ラ23−1に上記転写電圧よりも低い転写電圧が印加さ
れる。
【0083】したがって、この実施例によれば、トナー
像を担持した中間転写ベルト19から転写紙24に転写
する二次転写時において、電界制御手段41により、転
写紙24の後端部に印加される二次転写電界形成手段の
転写電圧が下げられることにより、転写紙24上に転写
されたトナー画像が中間転写体19に飛翔しないので、
版画画像のない良好な画像を得ることができる。
像を担持した中間転写ベルト19から転写紙24に転写
する二次転写時において、電界制御手段41により、転
写紙24の後端部に印加される二次転写電界形成手段の
転写電圧が下げられることにより、転写紙24上に転写
されたトナー画像が中間転写体19に飛翔しないので、
版画画像のない良好な画像を得ることができる。
【0084】なお、上記各実施例及び上記変形実施例に
おいて、上記転写電圧の下げる幅は、コピーモード及び
転写紙の種類等によって異なり、そのコピーモード及び
転写紙の種類等に応じて適正に設定される。
おいて、上記転写電圧の下げる幅は、コピーモード及び
転写紙の種類等によって異なり、そのコピーモード及び
転写紙の種類等に応じて適正に設定される。
【0085】なお、上記実施例における図4のタイミン
グチャートの各数値は、単なる一例であって、そのプロ
セススピード、中間転写ベルトの体積固有抵抗、転写紙
の材質等によって適宜変更されることは言うまでもな
い。
グチャートの各数値は、単なる一例であって、そのプロ
セススピード、中間転写ベルトの体積固有抵抗、転写紙
の材質等によって適宜変更されることは言うまでもな
い。
【0086】また、上記各実施例及び上記変形実施例に
おいては、二次転写電界形成手段を構成する手段の一つ
として紙転写バイアスローラ23−1を用いたが、金属
シート、導電性ブラシ等の他の接触型の電界形成手段を
用いても良い。
おいては、二次転写電界形成手段を構成する手段の一つ
として紙転写バイアスローラ23−1を用いたが、金属
シート、導電性ブラシ等の他の接触型の電界形成手段を
用いても良い。
【0087】本発明は、上記実施例及び変形実施例に限
らず、像担持体に形成されたトナー像を転写紙に転写す
る転写部を有する画像形成装置において、上記転写部に
配設された転写電界形成手段と、上記像担持体上におけ
るトナー画像の後端部を検知する検知手段と、該検知手
段からの信号に基づいて上記転写電界形成手段の転写電
圧を下げる電界制御手段とを具備しているものでも良い
(請求項5記載の発明)。また、これらの画像形成装置
において、上記検知手段が、上記後端部を光学的に検知
する光検知手段であっても良く(請求項6記載の発
明)、或いは上記後端部を表面電位によって検知する表
面電位検知手段であっても良い(請求項7記載の発
明)。
らず、像担持体に形成されたトナー像を転写紙に転写す
る転写部を有する画像形成装置において、上記転写部に
配設された転写電界形成手段と、上記像担持体上におけ
るトナー画像の後端部を検知する検知手段と、該検知手
段からの信号に基づいて上記転写電界形成手段の転写電
圧を下げる電界制御手段とを具備しているものでも良い
(請求項5記載の発明)。また、これらの画像形成装置
において、上記検知手段が、上記後端部を光学的に検知
する光検知手段であっても良く(請求項6記載の発
明)、或いは上記後端部を表面電位によって検知する表
面電位検知手段であっても良い(請求項7記載の発
明)。
【0088】さらに、本発明は、上記実施例、上記変形
実施例及び請求項5乃至請求項7記載の発明に限らず、
像担持体に形成されたトナー像を転写紙に転写する転写
部を有する画像形成装置において、上記転写部に配設さ
れた転写電界形成手段と、上記転写部に供給される上記
転写紙の後端部を検知する検知手段と、該検知手段から
の信号に基づいて転写電界形成手段の転写電圧を下げる
電界制御手段とを具備しているものであっても良い(請
求項8記載の発明)。すなわち、本発明は、トナー像を
担持する担持体として、具体的には像担持体として感光
体ドラムや、中間転写体として中間転写ベルト或いは中
間転写ドラム等を用いた、静電的にトナー像を担持し搬
送する画像形成装置に関して共通の技術的思想であり、
それらに適用できるものである。
実施例及び請求項5乃至請求項7記載の発明に限らず、
像担持体に形成されたトナー像を転写紙に転写する転写
部を有する画像形成装置において、上記転写部に配設さ
れた転写電界形成手段と、上記転写部に供給される上記
転写紙の後端部を検知する検知手段と、該検知手段から
の信号に基づいて転写電界形成手段の転写電圧を下げる
電界制御手段とを具備しているものであっても良い(請
求項8記載の発明)。すなわち、本発明は、トナー像を
担持する担持体として、具体的には像担持体として感光
体ドラムや、中間転写体として中間転写ベルト或いは中
間転写ドラム等を用いた、静電的にトナー像を担持し搬
送する画像形成装置に関して共通の技術的思想であり、
それらに適用できるものである。
【0089】なお、図6に示した別の実施例において、
二次転写部Sに供給される転写紙24の後端部を検知す
る検知手段として転写紙検知装置44を用いたが、これ
に限らず、例えばレジストローラ26(図1に示す)の
オン作動を基準として時間をカウントすることによっ
て、或いは他の位置検知センサを二次転写部若しくは適
当な位置に配設することにより行っても良い。また、こ
れらの検知手段及び検知方法を、上記請求項8記載の発
明の、転写部に供給される転写紙の後端部を検知する検
知手段及び方法に適用しても良い。
二次転写部Sに供給される転写紙24の後端部を検知す
る検知手段として転写紙検知装置44を用いたが、これ
に限らず、例えばレジストローラ26(図1に示す)の
オン作動を基準として時間をカウントすることによっ
て、或いは他の位置検知センサを二次転写部若しくは適
当な位置に配設することにより行っても良い。また、こ
れらの検知手段及び検知方法を、上記請求項8記載の発
明の、転写部に供給される転写紙の後端部を検知する検
知手段及び方法に適用しても良い。
【0090】さらに、本発明の画像形成装置に使用され
る転写紙は、これに限らず、OHP用紙や厚紙、或いは
透明樹脂等からなる転写シート等であっても良い。
る転写紙は、これに限らず、OHP用紙や厚紙、或いは
透明樹脂等からなる転写シート等であっても良い。
【0091】なお、本発明は、上記各実施例及び変形実
施例に限らず、これらの各電界制御手段に、例えば特開
平5−94100号公報に示されている技術、すなわ
ち、紙転写バイアスローラ23−1を直流電源で定電流
制御し、かつ転写紙のトナー画像が形成されていない先
端部領域おいてはそれ以降のトナー画像が形成されてい
る領域に対する規定の適正な二次転写電流よりも小さい
値(電流ゼロを含む)に設定するようにバイアス電源4
3を制御する技術を付加しても良い。
施例に限らず、これらの各電界制御手段に、例えば特開
平5−94100号公報に示されている技術、すなわ
ち、紙転写バイアスローラ23−1を直流電源で定電流
制御し、かつ転写紙のトナー画像が形成されていない先
端部領域おいてはそれ以降のトナー画像が形成されてい
る領域に対する規定の適正な二次転写電流よりも小さい
値(電流ゼロを含む)に設定するようにバイアス電源4
3を制御する技術を付加しても良い。
【0092】同じく、請求項5乃至請求項8記載の発明
は、これに限らず、これらの各電界制御手段に、例えば
特開平5−94100号公報に示されている技術、すな
わち、画像が形成されていない転写紙の先端部が転写部
に到達する以前及び転写紙のトナー画像が形成されてい
ない先端部領域おいてはそれ以降のトナー画像が形成さ
れている領域に対する規定値よりも小さい転写電圧を転
写電界形成手段に印加する(若しくは転写電流を供給す
る)ように転写電界形成手段のバイアス電源を制御する
技術を付加しても良い。
は、これに限らず、これらの各電界制御手段に、例えば
特開平5−94100号公報に示されている技術、すな
わち、画像が形成されていない転写紙の先端部が転写部
に到達する以前及び転写紙のトナー画像が形成されてい
ない先端部領域おいてはそれ以降のトナー画像が形成さ
れている領域に対する規定値よりも小さい転写電圧を転
写電界形成手段に印加する(若しくは転写電流を供給す
る)ように転写電界形成手段のバイアス電源を制御する
技術を付加しても良い。
【0093】
【発明の効果】以上述べたように請求項1乃至4記載の
発明によれば、上記構成により、転写紙の後端部に印加
される二次転写電界形成手段の転写電圧が下げられるこ
とにより、転写紙上に転写されたトナー画像が中間転写
体に飛翔しないので、版画画像のない良好な画像を得る
ことができる。
発明によれば、上記構成により、転写紙の後端部に印加
される二次転写電界形成手段の転写電圧が下げられるこ
とにより、転写紙上に転写されたトナー画像が中間転写
体に飛翔しないので、版画画像のない良好な画像を得る
ことができる。
【0094】請求項5乃至8記載の発明によれば、上記
構成により、転写紙の後端部に印加される転写電界形成
手段の転写電圧が下げられることにより、転写紙上に転
写されたトナー画像が像担持体に飛翔しないので、版画
画像のない良好な画像を得ることができる。
構成により、転写紙の後端部に印加される転写電界形成
手段の転写電圧が下げられることにより、転写紙上に転
写されたトナー画像が像担持体に飛翔しないので、版画
画像のない良好な画像を得ることができる。
【図1】本発明の画像形成装置の一つであるカラー複写
機の概略構成を示す配置図である。
機の概略構成を示す配置図である。
【図2】図1に示したカラー複写機における感光体ドラ
ム・中間転写ベルト回りの拡大構成図である。
ム・中間転写ベルト回りの拡大構成図である。
【図3】カラープリンターに適用した本発明の一実施例
を示す一次転写部及び二次転写部廻りの拡大構成図であ
る。
を示す一次転写部及び二次転写部廻りの拡大構成図であ
る。
【図4】図3に示した実施例の特徴を説明するための転
写電圧のタイミングチャートである。
写電圧のタイミングチャートである。
【図5】図3に示した実施例の変形実施例を示す二次転
写部廻りの要部の拡大構成図である。
写部廻りの要部の拡大構成図である。
【図6】カラープリンターに適用した本発明の別の実施
例を示す一次転写部及び二次転写部廻りの拡大構成図で
ある。
例を示す一次転写部及び二次転写部廻りの拡大構成図で
ある。
1 カラースキャナー 2 カラープリンター 3 原稿 7 カラーセンサー 9 像担持体としての感光体ドラム 10 感光体クリーニングユニット 19 中間転写体としての中間転写ベルト 21 ベルト駆動ローラ 22 ベルトクリーニングユニット 23 紙転写ユニット 23−1 二次転写電界形成手段を構成する紙転写バイ
アスローラ 24 転写紙 40 光検知手段としての光検知装置 40A 表面電位検知手段としての表面電位検知装置 41 電界制御手段 42 中間転写ベルト上におけるトナー画像の後端
部 43 二次転写電界形成手段を構成するバイアス電
源 44 転写紙の後端部を検知する検知手段としての
転写紙検知装置
アスローラ 24 転写紙 40 光検知手段としての光検知装置 40A 表面電位検知手段としての表面電位検知装置 41 電界制御手段 42 中間転写ベルト上におけるトナー画像の後端
部 43 二次転写電界形成手段を構成するバイアス電
源 44 転写紙の後端部を検知する検知手段としての
転写紙検知装置
Claims (8)
- 【請求項1】像担持体に形成されたトナー像を中間転写
体に転写する一次転写部と、上記中間転写体から転写紙
に転写する二次転写部とを有する画像形成装置におい
て、 上記二次転写部に配設された二次転写電界形成手段と、
上記中間転写体上におけるトナー画像の後端部を検知す
る検知手段と、該検知手段からの信号に基づいて上記二
次転写電界形成手段の転写電圧を下げる電界制御手段と
を具備したことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】上記中間転写体が中間転写ベルトであり、 上記検知手段が、上記後端部を光学的に検知する光検知
手段であることを特徴とする請求項1記載の画像形成装
置。 - 【請求項3】上記中間転写体が中間転写ベルトであり、 上記検知手段が、上記後端部を表面電位によって検知す
る表面電位検知手段であることを特徴とする請求項1記
載の画像形成装置。 - 【請求項4】像担持体に形成されたトナー像を中間転写
体に転写する一次転写部と、上記中間転写体から転写紙
に転写する二次転写部とを有する画像形成装置におい
て、 上記二次転写部に配設された二次転写電界形成手段と、
上記二次転写部に供給される上記転写紙の後端部を検知
する検知手段と、該検知手段からの信号に基づいて上記
二次転写電界形成手段の転写電圧を下げる電界制御手段
とを具備したことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項5】像担持体に形成されたトナー像を転写紙に
転写する転写部を有する画像形成装置において、 上記転写部に配設された転写電界形成手段と、上記像担
持体上におけるトナー画像の後端部を検知する検知手段
と、該検知手段からの信号に基づいて上記転写電界形成
手段の転写電圧を下げる電界制御手段とを具備したこと
を特徴とする画像形成装置。 - 【請求項6】上記検知手段が、上記後端部を光学的に検
知する光検知手段であることを特徴とする請求項5記載
の画像形成装置。 - 【請求項7】上記検知手段が、上記後端部を表面電位に
よって検知する表面電位検知手段であることを特徴とす
る請求項5記載の画像形成装置。 - 【請求項8】像担持体に形成されたトナー像を転写紙に
転写する転写部を有する画像形成装置において、 上記転写部に配設された転写電界形成手段と、上記転写
部に供給される上記転写紙の後端部を検知する検知手段
と、該検知手段からの信号に基づいて転写電界形成手段
の転写電圧を下げる電界制御手段とを具備したことを特
徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP664094A JPH07210003A (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP664094A JPH07210003A (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07210003A true JPH07210003A (ja) | 1995-08-11 |
Family
ID=11643973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP664094A Pending JPH07210003A (ja) | 1994-01-25 | 1994-01-25 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07210003A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006184627A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2021177213A (ja) * | 2020-05-08 | 2021-11-11 | 沖電気工業株式会社 | 画像形成装置及び転写制御方法 |
-
1994
- 1994-01-25 JP JP664094A patent/JPH07210003A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006184627A (ja) * | 2004-12-28 | 2006-07-13 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP4680586B2 (ja) * | 2004-12-28 | 2011-05-11 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP2021177213A (ja) * | 2020-05-08 | 2021-11-11 | 沖電気工業株式会社 | 画像形成装置及び転写制御方法 |
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