JPH067852B2 - 液体容器およびその製造方法 - Google Patents
液体容器およびその製造方法Info
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- JPH067852B2 JPH067852B2 JP23278685A JP23278685A JPH067852B2 JP H067852 B2 JPH067852 B2 JP H067852B2 JP 23278685 A JP23278685 A JP 23278685A JP 23278685 A JP23278685 A JP 23278685A JP H067852 B2 JPH067852 B2 JP H067852B2
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- JP
- Japan
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- container
- liquid container
- peripheral edge
- opening
- thickness
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
Landscapes
- Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
- Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)
- Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は,医療用の液体容器およびその製造方法に関す
る。特に,クローズド医療システムに用いられる高圧蒸
気滅菌に耐え、容易に潰れ得る(フレキシブル)医療用
の液体容器およびその製造方法に関する。
る。特に,クローズド医療システムに用いられる高圧蒸
気滅菌に耐え、容易に潰れ得る(フレキシブル)医療用
の液体容器およびその製造方法に関する。
[従来の技術] 近年,輸液等の医療において,内容液が外界と接触する
ことを防止するためにクローズドシステムが用いられる
ようになってきている。このクローズドシステムに用い
られる医療用の液体容器は,重力と容器の構造と容器の
素材の柔軟性によって内容液を排出することが必要であ
る。また,この種の医療用の液体容器は,内容液を滅菌
するために高圧蒸気滅菌に耐える耐熱性を有する必要が
ある。さらに内容液を外部から監視できるように,透明
な材料で形成されていることが好ましい。このような目
的のために,従来医療用の液体容器の材質として,軟質
ポリ塩化ビニルやエチレン−酢酸ビニル共重合体が主に
用いられていた。また本発明者が特願昭60−1295
63号(特開昭61−287728号公報で開示したよ
うな方法でポリオレフィン系樹脂を用いた医療用の液体
容器もある。
ことを防止するためにクローズドシステムが用いられる
ようになってきている。このクローズドシステムに用い
られる医療用の液体容器は,重力と容器の構造と容器の
素材の柔軟性によって内容液を排出することが必要であ
る。また,この種の医療用の液体容器は,内容液を滅菌
するために高圧蒸気滅菌に耐える耐熱性を有する必要が
ある。さらに内容液を外部から監視できるように,透明
な材料で形成されていることが好ましい。このような目
的のために,従来医療用の液体容器の材質として,軟質
ポリ塩化ビニルやエチレン−酢酸ビニル共重合体が主に
用いられていた。また本発明者が特願昭60−1295
63号(特開昭61−287728号公報で開示したよ
うな方法でポリオレフィン系樹脂を用いた医療用の液体
容器もある。
[発明が解決しようとする問題点] 軟質ポリ塩化ビニルは多量の可塑剤を含んでおり,可塑
剤が内容液中に溶出する恐れがあり安全性の面で問題視
されている。エチレン−酢酸ビニル共重合体は,成形時
に脱酢酸がおこり内容液中に溶出する恐れがあり,また
そのままでは,高圧蒸気滅菌に耐え得る耐熱性を持って
いない。そこで,エチレン−酢酸ビニル共重合体を放射
線の照射によって架橋して所定の耐熱性を持たせるよう
にしなければならず,容器製造に付加的な工程を要する
という問題点があった。そこで,安全性が高く優れた物
性を有し,また価格的にも安価であるポリオレフィン系
樹脂が有望視されている。
剤が内容液中に溶出する恐れがあり安全性の面で問題視
されている。エチレン−酢酸ビニル共重合体は,成形時
に脱酢酸がおこり内容液中に溶出する恐れがあり,また
そのままでは,高圧蒸気滅菌に耐え得る耐熱性を持って
いない。そこで,エチレン−酢酸ビニル共重合体を放射
線の照射によって架橋して所定の耐熱性を持たせるよう
にしなければならず,容器製造に付加的な工程を要する
という問題点があった。そこで,安全性が高く優れた物
性を有し,また価格的にも安価であるポリオレフィン系
樹脂が有望視されている。
しかしながら,このようなポリオレフィン系樹脂を用い
て所望の医療用の液体容器を作製することは極めて困難
であった。一般にポリオレフィン系樹脂は,誘電損失が
低いために高周波電界を与えても溶着するほど発熱する
ことはないので,塩化ビニル樹脂とは異なり高周波シー
ルすることは不可能である。従って,例えば医療用の液
体容器を二枚のポリオレフィン製シートにより形成しよ
うとする場合,シートを重ね合わせて所定部位をインパ
ルスシールやヒートシールにより溶着しようとする。と
ころが,高周波シールとは異なりインパルスシールは,
複雑な形状に溶着することが困難であり,またヒートシ
ールは外部加熱であるので,肉厚の異なる材料を円筒等
の外周上で溶着することが困難であるため,どうしても
医療用の液体容器の上端部に設けられる小口径の開口部
をうまく形成することができなかった。
て所望の医療用の液体容器を作製することは極めて困難
であった。一般にポリオレフィン系樹脂は,誘電損失が
低いために高周波電界を与えても溶着するほど発熱する
ことはないので,塩化ビニル樹脂とは異なり高周波シー
ルすることは不可能である。従って,例えば医療用の液
体容器を二枚のポリオレフィン製シートにより形成しよ
うとする場合,シートを重ね合わせて所定部位をインパ
ルスシールやヒートシールにより溶着しようとする。と
ころが,高周波シールとは異なりインパルスシールは,
複雑な形状に溶着することが困難であり,またヒートシ
ールは外部加熱であるので,肉厚の異なる材料を円筒等
の外周上で溶着することが困難であるため,どうしても
医療用の液体容器の上端部に設けられる小口径の開口部
をうまく形成することができなかった。
一方,このような小口径の開口部と容器部を一体的に形
成できる中空成形法によるポリオレフィン製医療用の液
体容器の製法も考えられるが,このようにして得られる
従来の医療用の液体容器は,その材質が柔軟性に乏しい
こと,容器部が円筒状であり容器周縁部が立体構造に成
り易いため潰れ難いことおよび容器部の下方周縁部の近
傍部位の壁の厚みがその中央部よりも厚くなっているこ
とにより,液体容器に充填された内容液を排出するとい
う作用が阻害されていた。したがって,従来の中空成形
法による医療用の液体容器は,クローズドシステムにお
いて内容液の排出が迅速かつ完全に行われないものとな
ってしまった。
成できる中空成形法によるポリオレフィン製医療用の液
体容器の製法も考えられるが,このようにして得られる
従来の医療用の液体容器は,その材質が柔軟性に乏しい
こと,容器部が円筒状であり容器周縁部が立体構造に成
り易いため潰れ難いことおよび容器部の下方周縁部の近
傍部位の壁の厚みがその中央部よりも厚くなっているこ
とにより,液体容器に充填された内容液を排出するとい
う作用が阻害されていた。したがって,従来の中空成形
法による医療用の液体容器は,クローズドシステムにお
いて内容液の排出が迅速かつ完全に行われないものとな
ってしまった。
[問題点を解決するための手段] 本発明は,輸液バッグ等として好適なポリオレフィン系
樹脂製の医療用の液体容器を提供することを目的とする
が,本発明者は,ポリオレフィン系樹脂製の医療用の液
体容器の形状および製法について各種検討を行った結
果,所定形状の開口部と扁平な形状の容器部を有するよ
うに中空成形された容器の下方周縁部をその内方におい
てインパルスシール,ヒートシールまたは超音波シール
により溶着して下方周縁部の立体部分を扁平に潰すこと
で,好適な医療用の液体容器が得られることを見い出し
本発明に達したものである。
樹脂製の医療用の液体容器を提供することを目的とする
が,本発明者は,ポリオレフィン系樹脂製の医療用の液
体容器の形状および製法について各種検討を行った結
果,所定形状の開口部と扁平な形状の容器部を有するよ
うに中空成形された容器の下方周縁部をその内方におい
てインパルスシール,ヒートシールまたは超音波シール
により溶着して下方周縁部の立体部分を扁平に潰すこと
で,好適な医療用の液体容器が得られることを見い出し
本発明に達したものである。
すなわち、本発明は、密度が0.915〜0.930g/cm3でオル
ゼン剛性が4000kg/cm2以下のポリオレフィン系樹脂で形
成される、容器部とその上端部に開口部を有する医療用
フレキシブル液体容器において、中空成形で成形され、
開口部の中心軸に対して垂直な平面で切断したときの容
器の横断面の形状が楕円形であり、かつ容器部の壁の厚
みが中央部より側方周縁部の近傍部位の方が薄く、更に
容器部の下方周縁部が熱溶着されていることを特徴とす
るクローズドシステムに用いられる医療用フレキシブル
液体容器である。特定のポリオレフィン系樹脂を用い中
空成形により、容器部を、横断面が楕円形で、かつ側方
周縁部近傍の厚みが中央部の厚みより薄い構造とし、更
に下方周縁部を熱溶着することによって、中空成形容器
の利点である優れた成形性(特に開口部と容器部の一体
成形性)を保持しつつ、その課題であった構造上の潰れ
難さを大幅に解決し、排液に伴い容器が容易に潰れるよ
うにしたので、排液速度が迅速一定でかつ残液量を顕著
に低減させることができる。すなわち、容器内のエアー
部分はできるだけ少ないことが望まれる、液体を充填し
密封した医療用容器から該液体をクローズドの状態を維
持したままで容器外へ排出する輸液容器等のクローズド
システムにおいて、最小限のエアー量(液面が読める程
度)で、排液を迅速かつ完全に行うことができる。ま
た、ポリオレフィン系樹脂を用いることにより、十分な
耐熱性および柔軟性を有し優れた安全性を確保すること
ができる。
ゼン剛性が4000kg/cm2以下のポリオレフィン系樹脂で形
成される、容器部とその上端部に開口部を有する医療用
フレキシブル液体容器において、中空成形で成形され、
開口部の中心軸に対して垂直な平面で切断したときの容
器の横断面の形状が楕円形であり、かつ容器部の壁の厚
みが中央部より側方周縁部の近傍部位の方が薄く、更に
容器部の下方周縁部が熱溶着されていることを特徴とす
るクローズドシステムに用いられる医療用フレキシブル
液体容器である。特定のポリオレフィン系樹脂を用い中
空成形により、容器部を、横断面が楕円形で、かつ側方
周縁部近傍の厚みが中央部の厚みより薄い構造とし、更
に下方周縁部を熱溶着することによって、中空成形容器
の利点である優れた成形性(特に開口部と容器部の一体
成形性)を保持しつつ、その課題であった構造上の潰れ
難さを大幅に解決し、排液に伴い容器が容易に潰れるよ
うにしたので、排液速度が迅速一定でかつ残液量を顕著
に低減させることができる。すなわち、容器内のエアー
部分はできるだけ少ないことが望まれる、液体を充填し
密封した医療用容器から該液体をクローズドの状態を維
持したままで容器外へ排出する輸液容器等のクローズド
システムにおいて、最小限のエアー量(液面が読める程
度)で、排液を迅速かつ完全に行うことができる。ま
た、ポリオレフィン系樹脂を用いることにより、十分な
耐熱性および柔軟性を有し優れた安全性を確保すること
ができる。
また、本発明は、密度が0.915〜0.930g/cm3でオルゼン
剛性が4000kg/cm2以下であるポリオレフィン系樹脂を、
上端部に開口部とそれに続く扁平な形状の容器部を有す
る金型を用いて、容器部の壁の厚みが中央部より側方周
縁部の近傍部位の方が薄くなるように中空成形した後、
下方周縁部の近傍を外部加熱法により熱溶着することを
特徴とするクローズドシステムに用いられる医療用フレ
キシブル液体容器の製造方法である。中空成形法によ
り、容器の開口部等を容器部と一体的に形成することが
可能となり、また容器の壁の厚みを中央部より周縁部近
傍を薄くなるよう調節して成形し更に下方周縁部を溶着
することによって、排液特性等に優れた医療用容器を製
造することができる。
剛性が4000kg/cm2以下であるポリオレフィン系樹脂を、
上端部に開口部とそれに続く扁平な形状の容器部を有す
る金型を用いて、容器部の壁の厚みが中央部より側方周
縁部の近傍部位の方が薄くなるように中空成形した後、
下方周縁部の近傍を外部加熱法により熱溶着することを
特徴とするクローズドシステムに用いられる医療用フレ
キシブル液体容器の製造方法である。中空成形法によ
り、容器の開口部等を容器部と一体的に形成することが
可能となり、また容器の壁の厚みを中央部より周縁部近
傍を薄くなるよう調節して成形し更に下方周縁部を溶着
することによって、排液特性等に優れた医療用容器を製
造することができる。
[作用] 次に,本発明を図面に基づいて具体的に説明する。
第1図および第2(a),(b)図に示されるように,
本発明の医療用の液体容器1は,上端部に小口径の開口
部2を有しているポリオレフィン系樹脂のブロー成形品
であるが,その容器部3の下方周縁部4は熱溶着されて
いる。熱溶着された下方周縁部4には,液体容器1を懸
垂するための懸垂口5が設けられている。第2(b)図
に示すように,開口部2の中心軸に対して垂直な平面で
切断したときの容器部3の横断面の形状を楕円形にする
ことにより容器部3が潰れ易くなり,内容液の排出をス
ムーズにし残液量を少なくすることができる。
本発明の医療用の液体容器1は,上端部に小口径の開口
部2を有しているポリオレフィン系樹脂のブロー成形品
であるが,その容器部3の下方周縁部4は熱溶着されて
いる。熱溶着された下方周縁部4には,液体容器1を懸
垂するための懸垂口5が設けられている。第2(b)図
に示すように,開口部2の中心軸に対して垂直な平面で
切断したときの容器部3の横断面の形状を楕円形にする
ことにより容器部3が潰れ易くなり,内容液の排出をス
ムーズにし残液量を少なくすることができる。
本発明の医療用の液体容器1を形成する材料は,密度が
0.915〜0.930g/cm3でオルゼン剛性が4000kg/cm2以下
であるポリオレフィン系樹脂である。密度が0.930g/c
m3以上あるいはオルゼン剛性が4000kg/cm2以上である
ポリオレフィン系樹脂を用いると,液体容器が硬くて潰
れ難いので内容液をスムーズに排出できない。また,密
度が0.915g/cm3以下のポリオレフィン系樹脂は,耐熱
性が悪く高圧蒸気滅菌に耐えられない。ポリオレフィン
系樹脂としては,直鎖状低密度ポリエチレン(LLDP
E)が好ましい。LLDPEは,エチレンとα−オレフ
ィンの共重合体であり,α−オレフィンは炭素数4のブ
テン−1,炭素数6の4メチルペンテン−1,炭素数8
のオクテン−1などがある。さらに,好ましくはα−オ
レフィンが4メチルペンテン−1およびオクテン−1の
LLDPEを用いた液体容器が良い。すなわち,α−オ
レフィンが4メチルペンテン−1およびオクテン−1の
LLDPEは,同じ耐熱性を有するLLDPEの中で柔
軟であり透明性が良いので医療用の液体容器に適してい
る。
0.915〜0.930g/cm3でオルゼン剛性が4000kg/cm2以下
であるポリオレフィン系樹脂である。密度が0.930g/c
m3以上あるいはオルゼン剛性が4000kg/cm2以上である
ポリオレフィン系樹脂を用いると,液体容器が硬くて潰
れ難いので内容液をスムーズに排出できない。また,密
度が0.915g/cm3以下のポリオレフィン系樹脂は,耐熱
性が悪く高圧蒸気滅菌に耐えられない。ポリオレフィン
系樹脂としては,直鎖状低密度ポリエチレン(LLDP
E)が好ましい。LLDPEは,エチレンとα−オレフ
ィンの共重合体であり,α−オレフィンは炭素数4のブ
テン−1,炭素数6の4メチルペンテン−1,炭素数8
のオクテン−1などがある。さらに,好ましくはα−オ
レフィンが4メチルペンテン−1およびオクテン−1の
LLDPEを用いた液体容器が良い。すなわち,α−オ
レフィンが4メチルペンテン−1およびオクテン−1の
LLDPEは,同じ耐熱性を有するLLDPEの中で柔
軟であり透明性が良いので医療用の液体容器に適してい
る。
また,本発明の医療用の液体容器1は,容器部3の壁の
厚みを中央部7より側方周縁部8の方が薄くなるように
することが好ましい。すなわち,側方周縁部8の壁の厚
みが薄いと,容器3が潰れ易くなり内容液の排出をより
スムーズに行うことができる。側方周縁部8の方が中央
部7より壁の厚みが薄いので,側方周縁部8が潰れ中央
部7において内面相互が接触し易くなり,残液量を少な
くすることができる。
厚みを中央部7より側方周縁部8の方が薄くなるように
することが好ましい。すなわち,側方周縁部8の壁の厚
みが薄いと,容器3が潰れ易くなり内容液の排出をより
スムーズに行うことができる。側方周縁部8の方が中央
部7より壁の厚みが薄いので,側方周縁部8が潰れ中央
部7において内面相互が接触し易くなり,残液量を少な
くすることができる。
また,本発明の医療用の液体容器1の容器部壁は,その
厚みを0.05〜0.35mm好ましくは0.1〜0.3mmとすることが
できる。さらに詳しくは,側方周縁部6の近傍部位の厚
みを0.1〜0.15mm,中央部5近辺の厚みを0.2〜0.3mmに
することが好ましい。従来の軟質ポリ塩化ビニル製容器
やエチレン−酢酸ビニル共重合体製容器の壁の厚みは,
充分な耐水蒸気透過性と強度を得るために0.35〜0.45mm
であったが,本発明の液体容器は,耐水蒸気透過性およ
び強度が優れているのでこのように薄くすることができ
る。
厚みを0.05〜0.35mm好ましくは0.1〜0.3mmとすることが
できる。さらに詳しくは,側方周縁部6の近傍部位の厚
みを0.1〜0.15mm,中央部5近辺の厚みを0.2〜0.3mmに
することが好ましい。従来の軟質ポリ塩化ビニル製容器
やエチレン−酢酸ビニル共重合体製容器の壁の厚みは,
充分な耐水蒸気透過性と強度を得るために0.35〜0.45mm
であったが,本発明の液体容器は,耐水蒸気透過性およ
び強度が優れているのでこのように薄くすることができ
る。
このような構成を有する本発明の医療用の液体容器は,
以下のごとく製造される。第3図および第4(a),
(b)図に示すような,上端部に小口径の開口部32を
有し,開口部32と扁平な容器部33が一体成形されて
いる,密度が0.915〜0.930g/cm3でオルゼン剛性が400
0kg/cm2以下であるポリオレフィン系樹脂のブロー成形
品31を成形する。このブロー成形品31の容器部33
は,第4(b)図に示すように可能な限り扁平な形状が
好ましい。さらに,容器部33の側方周縁部38の近傍
の壁の厚みが中央部37の近傍より薄くなるように成形
することが好ましい。
以下のごとく製造される。第3図および第4(a),
(b)図に示すような,上端部に小口径の開口部32を
有し,開口部32と扁平な容器部33が一体成形されて
いる,密度が0.915〜0.930g/cm3でオルゼン剛性が400
0kg/cm2以下であるポリオレフィン系樹脂のブロー成形
品31を成形する。このブロー成形品31の容器部33
は,第4(b)図に示すように可能な限り扁平な形状が
好ましい。さらに,容器部33の側方周縁部38の近傍
の壁の厚みが中央部37の近傍より薄くなるように成形
することが好ましい。
すなわち,ダイから中空状の溶融ポリオレフィン系樹脂
を出して,上端部に開口部とそれに続く扁平な形状の容
器部を有する金型中に装填し、続いて金型の上部からエ
アーを吹き込み容器を成形する際に、ダイから出す中空
状溶融樹脂の厚みを調整することによって、容器部の壁
の厚みが中央部より側方周縁部の近傍部位の方が薄くな
るように成形するとよい。
を出して,上端部に開口部とそれに続く扁平な形状の容
器部を有する金型中に装填し、続いて金型の上部からエ
アーを吹き込み容器を成形する際に、ダイから出す中空
状溶融樹脂の厚みを調整することによって、容器部の壁
の厚みが中央部より側方周縁部の近傍部位の方が薄くな
るように成形するとよい。
以上のように,ブロー成形されたブロー成形品31は,
外部加熱装置によりその下方周縁部34の近傍部位を第
5図に示すように溶着する。溶着後,不要部分である下
方周縁部の外側部分を切断し本発明の医療用の液体容器
を作製する。
外部加熱装置によりその下方周縁部34の近傍部位を第
5図に示すように溶着する。溶着後,不要部分である下
方周縁部の外側部分を切断し本発明の医療用の液体容器
を作製する。
また,本発明の医療用の液体容器の別の実施例を第6図
に示す。医療用の液体容器61は,その開口部62に輸
液セットのビン針を貫通させて使用されるので,開口部
62は手で保持しやすいようにある程度硬いことが望ま
しい。それゆえ,開口部62は容器部63よりも壁の厚
みを厚くする必要がある。本発明の液体容器の製造方法
のように,ブロー成形により開口部62と容器部63を
一体成形すると,開口部62と容器部63を連続的につ
ないでいる肩部周縁部69の壁の厚みも必然的に厚くな
り,この部分が潰れ難くなることがある。この場合,こ
の肩部周縁部69を圧して熱溶着することにより,容器
部63をより潰れ易くし残液量を少なくすることができ
る。
に示す。医療用の液体容器61は,その開口部62に輸
液セットのビン針を貫通させて使用されるので,開口部
62は手で保持しやすいようにある程度硬いことが望ま
しい。それゆえ,開口部62は容器部63よりも壁の厚
みを厚くする必要がある。本発明の液体容器の製造方法
のように,ブロー成形により開口部62と容器部63を
一体成形すると,開口部62と容器部63を連続的につ
ないでいる肩部周縁部69の壁の厚みも必然的に厚くな
り,この部分が潰れ難くなることがある。この場合,こ
の肩部周縁部69を圧して熱溶着することにより,容器
部63をより潰れ易くし残液量を少なくすることができ
る。
[実施例] 以下,実施例をあげて本発明をより具体的に説明する。
実施例1 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:モアテック,出光
石油化学(株)製,密度:0.920g/cm3,オルゼン剛
性:2400kg/cm2)を所定形状の開口部および扁平な容
器部を有するブロー成形品を得た。このブロー成形品の
容器部の中央部近辺の壁の厚みは300μmで,側方周縁
部の近傍部位の壁の厚みは150μmであった。また,容
器部の横断面の形状は,長軸が120mm,短軸が15mmの楕
円形状であった。このブロー成形品を圧して下方周縁部
の近傍を接触させ,この部位を温度150℃,圧力4kg/c
m2の熱板ホットシーラーで約5秒間加熱し溶着した後,
不要となった端部を切断し,懸垂口部を設け輸液用容器
を作製した。
石油化学(株)製,密度:0.920g/cm3,オルゼン剛
性:2400kg/cm2)を所定形状の開口部および扁平な容
器部を有するブロー成形品を得た。このブロー成形品の
容器部の中央部近辺の壁の厚みは300μmで,側方周縁
部の近傍部位の壁の厚みは150μmであった。また,容
器部の横断面の形状は,長軸が120mm,短軸が15mmの楕
円形状であった。このブロー成形品を圧して下方周縁部
の近傍を接触させ,この部位を温度150℃,圧力4kg/c
m2の熱板ホットシーラーで約5秒間加熱し溶着した後,
不要となった端部を切断し,懸垂口部を設け輸液用容器
を作製した。
この容器に水550ml(容器内のエアー量は25mlとし
た)を注入し,開口部を直鎖状低密度ポリエチレン製フ
ィルムで密封しゴム栓を装着した。
た)を注入し,開口部を直鎖状低密度ポリエチレン製フ
ィルムで密封しゴム栓を装着した。
この輸液容器を115℃で40分間高圧蒸気滅菌をしたが,
滅菌後著しい変形は見られなかった。
滅菌後著しい変形は見られなかった。
また,通常の輸液手技に従って輸液セットのビン針を開
口部に貫通させ,開口部から輸注用の針までの高さを70
cmとし,クレンメで滴下量が約50ml/分となるように調
整固定し,排液量と時間との関係を測定したところ,排
液量は時間にほぼ比例した。また,排液終了後の残液量
は5mlと非常に少なかった。
口部に貫通させ,開口部から輸注用の針までの高さを70
cmとし,クレンメで滴下量が約50ml/分となるように調
整固定し,排液量と時間との関係を測定したところ,排
液量は時間にほぼ比例した。また,排液終了後の残液量
は5mlと非常に少なかった。
実施例2 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:ウルトゼックス,
三井石油化学工業(株)製,密度:0.930g/cm3,オル
ゼン剛性:3500kg/cm2)を所定形状の開口部および扁
平な容器を有するブロー成形品を得た。このブロー成形
品の容器部の中央部近辺の壁の厚みは200μmで,側方
周縁部の近傍部位の壁の厚みは100μmであった。ま
た,容器部の横断面の形状は,長軸が120mm,短軸が15m
mの楕円形状であった。このブロー成形品を圧して下方
周縁部の近傍を接触させ,この部位を温度150℃,圧力
4kg/cm2の熱板ホットシーラーで約5秒間加熱し溶着
した後,不要となった端部を切断し,懸垂口部を設け輸
液用容器を作製した。
三井石油化学工業(株)製,密度:0.930g/cm3,オル
ゼン剛性:3500kg/cm2)を所定形状の開口部および扁
平な容器を有するブロー成形品を得た。このブロー成形
品の容器部の中央部近辺の壁の厚みは200μmで,側方
周縁部の近傍部位の壁の厚みは100μmであった。ま
た,容器部の横断面の形状は,長軸が120mm,短軸が15m
mの楕円形状であった。このブロー成形品を圧して下方
周縁部の近傍を接触させ,この部位を温度150℃,圧力
4kg/cm2の熱板ホットシーラーで約5秒間加熱し溶着
した後,不要となった端部を切断し,懸垂口部を設け輸
液用容器を作製した。
この容器に水550ml(容器内のエアー量は25mlとし
た)を注入し,開口部を直鎖状低密度ポリエチレン製フ
ィルムで密封しゴム栓を装着した。
た)を注入し,開口部を直鎖状低密度ポリエチレン製フ
ィルムで密封しゴム栓を装着した。
この輸液容器を115℃で40分間高圧蒸気滅菌をしたが,
滅菌後著しい変形は見られなかった。
滅菌後著しい変形は見られなかった。
また,通常の輸液手技に従って輸液セットのビン針を開
口部に貫通させ,開口部から輸注用の針までの高さを70
cmとし,クレンメで滴下量が約50ml/分となるように調
整固定し,排液量と時間との関係を測定したところ,排
液量は時間にほぼ比例した。また,排液終了後の残液量
は3mlと非常に少なかった。
口部に貫通させ,開口部から輸注用の針までの高さを70
cmとし,クレンメで滴下量が約50ml/分となるように調
整固定し,排液量と時間との関係を測定したところ,排
液量は時間にほぼ比例した。また,排液終了後の残液量
は3mlと非常に少なかった。
比較例1 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:モアテック,出光
石油化学(株)製,密度0.935g/cm3,オルゼン剛性:
4600kg/cm2)を実施例1と同様にして輸液用容器を作
製した。
石油化学(株)製,密度0.935g/cm3,オルゼン剛性:
4600kg/cm2)を実施例1と同様にして輸液用容器を作
製した。
この容器に水550ml(容器内のエアー量は25mlとし
た)を注入し,開口部を直鎖状低密度ポリエチレン製フ
ィルムで密封しゴム栓を装着した。
た)を注入し,開口部を直鎖状低密度ポリエチレン製フ
ィルムで密封しゴム栓を装着した。
この輸液容器を115℃で40分間高圧蒸気滅菌をしたが,
滅菌後著しい変形は見られなかった。
滅菌後著しい変形は見られなかった。
しかし,通常の輸液手技に従って輸液セットのビン針を
開口部に貫通させ,開口部から輸注用の針までの高さを
70cmとし,クレンメで滴下量が約50ml/分となるように
調整固定し,排液量と時間との関係を測定したところ,
排液量は時間とともに減少した。さらに,排液終了後の
残液量は55mlと多かった。
開口部に貫通させ,開口部から輸注用の針までの高さを
70cmとし,クレンメで滴下量が約50ml/分となるように
調整固定し,排液量と時間との関係を測定したところ,
排液量は時間とともに減少した。さらに,排液終了後の
残液量は55mlと多かった。
比較例2 直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:モアテック,出光
石油化学(株)製,密度0.920g/cm3,オルゼン剛性:
2400kg/cm2)を所定形状の開口部およびほぼ円筒状の
容器部を有するブロー成形品を得た。このブロー成形品
の容器部の壁の厚みは全体にほぼ均一で300μmであっ
た。また,容器部の横断面は,直径が85mmのほぼ円に近
い形状であった。このブロー成形品を圧して下方周縁部
の近傍を接触させ,この部位を温度150℃,圧力4kg/c
m2の熱板ホットシーラーで約5秒間加熱し溶着した後,
不要となった端部を切断し,懸垂口部を設け輸液用容器
を作製した。
石油化学(株)製,密度0.920g/cm3,オルゼン剛性:
2400kg/cm2)を所定形状の開口部およびほぼ円筒状の
容器部を有するブロー成形品を得た。このブロー成形品
の容器部の壁の厚みは全体にほぼ均一で300μmであっ
た。また,容器部の横断面は,直径が85mmのほぼ円に近
い形状であった。このブロー成形品を圧して下方周縁部
の近傍を接触させ,この部位を温度150℃,圧力4kg/c
m2の熱板ホットシーラーで約5秒間加熱し溶着した後,
不要となった端部を切断し,懸垂口部を設け輸液用容器
を作製した。
この容器に水550ml(容器内のエアー量は25mlとし
た)を注入し,開口部を直鎖状低密度ポリエチレン製フ
ィルムで密封しゴム栓を装着した。
た)を注入し,開口部を直鎖状低密度ポリエチレン製フ
ィルムで密封しゴム栓を装着した。
この輸液容器を115℃で40分間高圧蒸気滅菌をしたが,
滅菌後著しい変形は見られなかった。
滅菌後著しい変形は見られなかった。
しかし,通常の輸液手技に従って輸液セットのビン針を
開口部に貫通させ,開口部から輸注用の針までの高さを
70cmとし,クレンメで滴下量が約50ml/分となるように
調整固定し,排液量と時間との関係を測定したところ,
排液量は時間とともに減少した。さらに,排液終了後の
残液量は100mlと非常に多かった。
開口部に貫通させ,開口部から輸注用の針までの高さを
70cmとし,クレンメで滴下量が約50ml/分となるように
調整固定し,排液量と時間との関係を測定したところ,
排液量は時間とともに減少した。さらに,排液終了後の
残液量は100mlと非常に多かった。
[発明の効果] 以上述べたように,本発明の液体容器は以下に示す利点
を有する。
を有する。
開口部と容器部を一体成形により作製することができ
るので製造が容易である。
るので製造が容易である。
材質がポリオレフィン系樹脂であるから,可塑剤等の
溶出性の高い成分を全く含まず安全性が高い。
溶出性の高い成分を全く含まず安全性が高い。
高圧蒸気滅菌に耐える耐熱性を有する。
中空成形容器であるにも拘らず、容易に潰れ得る容器
であるから、クローズドシステムに好適に用いることが
できる。すなわち、液体を充填し密封した容器から該液
体をクローズドの状態を維持したままで容器外へ排出す
る輸液容器等のクローズドシステムにおいて、容器内部
のエアー部分が少なくても、排液に伴い容器が容易に潰
れるので、排液スピードが一定でかつ残液量を顕著に低
減させることができる。
であるから、クローズドシステムに好適に用いることが
できる。すなわち、液体を充填し密封した容器から該液
体をクローズドの状態を維持したままで容器外へ排出す
る輸液容器等のクローズドシステムにおいて、容器内部
のエアー部分が少なくても、排液に伴い容器が容易に潰
れるので、排液スピードが一定でかつ残液量を顕著に低
減させることができる。
第1図は本発明の医療用の液体容器の一実施例を示す正
面図,第2(a)図は同実施例のIIa−IIa縦断面図,
第2(b)図は同実施例のIIb−IIb横断面図,第3図
は本発明の医療用の液体容器を作製するためのブロー成
形品の一実施例を示す正面図,第4(a)図は同ブロー
成形品のIVa−IVa縦断面図,第4(b)図は同ブロー
成形品のIVb−IVb横断面図,第5図は同ブロー成形品
の下方周縁部の近傍付近を溶着した状態を示す正面図,
第6図は本発明の医療用の液体容器の他の実施例を示す
正面図である。 1,61…液体容器、2,62…開口部、3,63…容
器部、4,64…液体容器の下方周縁部、5,65…懸
垂口、7…液体容器の容器部の中央部、8,68…液体
容器の容器部の側方周縁部、31…ブロー成形品、32
…開口部、33…容器部、34…ブロー成形品の下方周
縁部、37…ブロー成形品の容器部の中央部、38…ブ
ロー成形品の容器部の側方周縁部、69…液体容器の肩
部周縁部
面図,第2(a)図は同実施例のIIa−IIa縦断面図,
第2(b)図は同実施例のIIb−IIb横断面図,第3図
は本発明の医療用の液体容器を作製するためのブロー成
形品の一実施例を示す正面図,第4(a)図は同ブロー
成形品のIVa−IVa縦断面図,第4(b)図は同ブロー
成形品のIVb−IVb横断面図,第5図は同ブロー成形品
の下方周縁部の近傍付近を溶着した状態を示す正面図,
第6図は本発明の医療用の液体容器の他の実施例を示す
正面図である。 1,61…液体容器、2,62…開口部、3,63…容
器部、4,64…液体容器の下方周縁部、5,65…懸
垂口、7…液体容器の容器部の中央部、8,68…液体
容器の容器部の側方周縁部、31…ブロー成形品、32
…開口部、33…容器部、34…ブロー成形品の下方周
縁部、37…ブロー成形品の容器部の中央部、38…ブ
ロー成形品の容器部の側方周縁部、69…液体容器の肩
部周縁部
Claims (9)
- 【請求項1】密度が0.915〜0.930g/cm3でオルゼン剛性
が4000kg/cm2以下のポリオレフィン系樹脂で形成され
る、容器部とその上端部に開口部を有する医療用フレキ
シブル液体容器において、中空成形で成形され、開口部
の中心軸に対して垂直な平面で切断したときの容器の横
断面の形状が楕円形であり、かつ容器部の壁の厚みが中
央部より側方周縁部の近傍部位の方が薄く、更に容器部
の下方周縁部が熱溶着されていることを特徴とするクロ
ーズドシステムに用いられる医療用フレキシブル液体容
器。 - 【請求項2】ポリオレフィン系樹脂が直鎖状低密度ポリ
エチレンを主成分とする特許請求の範囲第1項記載の液
体容器。 - 【請求項3】容器部壁の厚みが0.05〜0.35mmの範囲にあ
る特許請求の範囲第1項または第2項記載の液体容器。 - 【請求項4】容器部の厚みが、側方周縁部の近傍部位で
0.1〜0.15mm、中央部近辺で0.2〜0.3mmである特許請求
の範囲第3項記載の液体容器。 - 【請求項5】密度が0.915〜0.930g/cm3でオルゼン剛性
が4000kg/cm2以下であるポリオレフィン系樹脂を、上端
部に開口部とそれに続く扁平な形状の容器部を有する金
型を用いて、容器部の壁の厚みが中央部より側方周縁部
の近傍部位の方が薄くなるように中空成形した後、下方
周縁部の近傍を外部加熱法により熱溶着することを特徴
とするクローズドシステムに用いられる医療用フレキシ
ブル液体容器の製造方法。 - 【請求項6】ポリオレフィン系樹脂が直鎖状低密度ポリ
エチレンを主成分とする特許請求の範囲第5項記載の液
体容器の製造方法。 - 【請求項7】容器部壁の厚みが0.05〜0.35mmの範囲にあ
る特許請求の範囲第5項または第6項記載の液体容器の
製造方法。 - 【請求項8】容器部の厚みが、側方周縁部および下方周
縁部の近傍部位で0.1〜0.15mm、中央部近辺で0.2〜0.3m
mである特許請求の範囲第7項記載の液体容器の製造方
法。 - 【請求項9】外部加熱法がヒートシール、インパルスシ
ールおよび超音波シールのいずれがである特許請求の範
囲第5項ないし第8項いずれか一項に記載の液体容器の
製造方法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23278685A JPH067852B2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 | 液体容器およびその製造方法 |
PCT/JP1986/000298 WO1986007254A1 (en) | 1985-06-14 | 1986-06-13 | Medical liquid container and method of manufacturing same |
EP86903599A EP0229184B1 (en) | 1985-06-14 | 1986-06-13 | Medical liquid container and method of manufacturing same |
AT86903599T ATE80548T1 (de) | 1985-06-14 | 1986-06-13 | Medizinischer fluessigkeitsbehaelter und dessen herstellung. |
DE8686903599T DE3686764T2 (de) | 1985-06-14 | 1986-06-13 | Medizinischer fluessigkeitsbehaelter und dessen herstellung. |
US07/267,717 US5023119A (en) | 1985-06-14 | 1988-11-03 | Medical solution container and method of making the same |
US07/612,169 US5126175A (en) | 1985-06-14 | 1990-12-20 | Medical solution container |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23278685A JPH067852B2 (ja) | 1985-10-18 | 1985-10-18 | 液体容器およびその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6294165A JPS6294165A (ja) | 1987-04-30 |
JPH067852B2 true JPH067852B2 (ja) | 1994-02-02 |
Family
ID=16944719
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23278685A Expired - Lifetime JPH067852B2 (ja) | 1985-06-14 | 1985-10-18 | 液体容器およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH067852B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0237638U (ja) * | 1988-09-05 | 1990-03-13 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58216061A (ja) * | 1982-06-07 | 1983-12-15 | テルモ株式会社 | 医療用容器 |
JPS61290954A (ja) * | 1985-06-19 | 1986-12-20 | 磯野 啓之介 | 液体容器 |
-
1985
- 1985-10-18 JP JP23278685A patent/JPH067852B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58216061A (ja) * | 1982-06-07 | 1983-12-15 | テルモ株式会社 | 医療用容器 |
JPS61290954A (ja) * | 1985-06-19 | 1986-12-20 | 磯野 啓之介 | 液体容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6294165A (ja) | 1987-04-30 |
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