JPS62133959A - 医療用液体容器 - Google Patents
医療用液体容器Info
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- JPS62133959A JPS62133959A JP60274119A JP27411985A JPS62133959A JP S62133959 A JPS62133959 A JP S62133959A JP 60274119 A JP60274119 A JP 60274119A JP 27411985 A JP27411985 A JP 27411985A JP S62133959 A JPS62133959 A JP S62133959A
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- ethylene
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- liquid
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、医療用の液体容器に関する。特に。
クローズド医療システムに用いられる高圧蒸気滅菌に耐
え漬れ得る医療用の液体容器に関する。
え漬れ得る医療用の液体容器に関する。
[従来の技術]
近年1輸液等の医療において、内容液が外界と接触する
ことを防止するためにクローズドシステムが用いられる
ようになってきている。このクローズドシステムに用い
られる医療用の液体容器は。
ことを防止するためにクローズドシステムが用いられる
ようになってきている。このクローズドシステムに用い
られる医療用の液体容器は。
重力と容器の素材の柔軟性によって内容液を排出するこ
とが必要である。また、この種の医療用の液体容器は、
内容液を滅菌するために高圧蒸気滅菌に耐える耐熱性を
有する必要がある。さらに内容液を外部から監視できる
ように、透明な材料で形成されていることが好ましい。
とが必要である。また、この種の医療用の液体容器は、
内容液を滅菌するために高圧蒸気滅菌に耐える耐熱性を
有する必要がある。さらに内容液を外部から監視できる
ように、透明な材料で形成されていることが好ましい。
このような目的のために、従来医療用の液体容器の材質
として。
として。
軟質ポリ塩化ビニルやエチレン−酢酸ビニル共重合体が
主に用いられていた。
主に用いられていた。
[発明が解決しようとする問題点]
軟質ポリ塩化ビニルは多量の可塑剤を含んでおり、可塑
剤が内容液中に溶出する恐れがあり安全性の面で問題視
されている。エチレン−酢酸ビニル共重合体は、成形時
に脱酢酸がおこり内容液中に溶出する恐れがあり、また
そのままでは、高圧蒸気滅菌に耐え得る耐熱性を持って
いない。そこで、エチレン−酢酸ビニル共重合体を放射
線の照射によって架橋して所定の耐熱性を持たせるよう
にしなければならず、容器製造に付加的な工程を要する
という問題点があった。さらに、放射線の照射によって
、エチレン−酢酸ビニル共重合体の分解がおこり、アセ
トン、アセトアルデヒド、酢酸、イソブタン、n−ブタ
ン、ブタジェン、プロピレン等の有機、ガスが発生する
ので、この有機ガスを除去するためのエアーレーション
をしなければならず、容器製造に付加的な工程を要し、
さらに安全性の面でも充分な保証をおこなうことが困難
であった。
剤が内容液中に溶出する恐れがあり安全性の面で問題視
されている。エチレン−酢酸ビニル共重合体は、成形時
に脱酢酸がおこり内容液中に溶出する恐れがあり、また
そのままでは、高圧蒸気滅菌に耐え得る耐熱性を持って
いない。そこで、エチレン−酢酸ビニル共重合体を放射
線の照射によって架橋して所定の耐熱性を持たせるよう
にしなければならず、容器製造に付加的な工程を要する
という問題点があった。さらに、放射線の照射によって
、エチレン−酢酸ビニル共重合体の分解がおこり、アセ
トン、アセトアルデヒド、酢酸、イソブタン、n−ブタ
ン、ブタジェン、プロピレン等の有機、ガスが発生する
ので、この有機ガスを除去するためのエアーレーション
をしなければならず、容器製造に付加的な工程を要し、
さらに安全性の面でも充分な保証をおこなうことが困難
であった。
そこで1本発明は溶出なの高い成分を全く含まず、充分
な柔軟性を備え、透明性に優れ、高圧蒸気滅菌に耐え得
る耐熱性を有する。潰れ得る医療用の液体容器を提供す
ることを目的とするものである。
な柔軟性を備え、透明性に優れ、高圧蒸気滅菌に耐え得
る耐熱性を有する。潰れ得る医療用の液体容器を提供す
ることを目的とするものである。
C問題点を解決するための手段]
本発明は、輸液バッグ等として好適なポリオレフィン系
樹脂製の医療用の液体容器を提供することを目的とする
が1本発明者らは1種々のポリオレフィン系樹脂を用い
て医療用の液体容器の検討を行った結果、密度がQ、t
19〜0.91g / c Tll”であるエチレン−
αオレフィン共重合体と密度が0.915〜0.935
g/cTr13であるエチレン−αオレフィン共重合
体の混合物からなる重合体材料で形成することにより高
圧蒸気滅菌に耐え、潰れ得る医療用の液体容器が得られ
ることを見い出し本発明に達した。
樹脂製の医療用の液体容器を提供することを目的とする
が1本発明者らは1種々のポリオレフィン系樹脂を用い
て医療用の液体容器の検討を行った結果、密度がQ、t
19〜0.91g / c Tll”であるエチレン−
αオレフィン共重合体と密度が0.915〜0.935
g/cTr13であるエチレン−αオレフィン共重合
体の混合物からなる重合体材料で形成することにより高
圧蒸気滅菌に耐え、潰れ得る医療用の液体容器が得られ
ることを見い出し本発明に達した。
本発明者らが、先に特願昭60−133690に示した
ように、医療用の液体容器の材質として、密度が0.9
15〜0.930 g / c m”であるエチレン−
αオレフィン共重合体が適していることがわかった。本
発明者らが、さらに研究を進めていった結果、密度が0
.915〜0.930 g / c m3であるエチレ
ン−αオレフィン共重合体をさらに柔軟にすることによ
り、内容液の排出速度をさらに一定に保つことができ残
液量もより少なくできることがわりかた。
ように、医療用の液体容器の材質として、密度が0.9
15〜0.930 g / c m”であるエチレン−
αオレフィン共重合体が適していることがわかった。本
発明者らが、さらに研究を進めていった結果、密度が0
.915〜0.930 g / c m3であるエチレ
ン−αオレフィン共重合体をさらに柔軟にすることによ
り、内容液の排出速度をさらに一定に保つことができ残
液量もより少なくできることがわりかた。
すなわち、密度が0.89〜0.91g / c m’
であるエチレン−αオレフィン共重合体と密度が0.9
15〜0゜935g/cm3であるエチレン−αオレフ
ィン共重合体の混合物からなる重合体材料で医療用の液
体容器を作製することにより、上記問題点を解決した。
であるエチレン−αオレフィン共重合体と密度が0.9
15〜0゜935g/cm3であるエチレン−αオレフ
ィン共重合体の混合物からなる重合体材料で医療用の液
体容器を作製することにより、上記問題点を解決した。
[作用]
次に1本発明を図面に基づいて具体的に説明する。
本発明の医療用の液体容器の一例を第1図に示す。医療
用の液体容器1は、容器部2と排出口3から構成される
。本発明の医療用の液体容器1は。
用の液体容器1は、容器部2と排出口3から構成される
。本発明の医療用の液体容器1は。
密度が0.89〜0.91g / c m3である直鎖
状のエチレン−αオレフィン共重合体と密度が0.91
5〜0.935g/cm’である直鎖状のエチレン−α
オレフィン共重合体の混合物からなる重合体材料のイン
フレーション成形によって得たチューブ状のシートの両
端開放を熱溶着すことによって得たものである。一方の
融着端部4には、液体容器1を懸垂するための懸垂口5
が設けられ、他方の融着端部6には、既述の排出口3が
挿入溶着されている。本発明の医療用の液体容器は、密
度が0.&9〜0.91g/cTl′I3である直鎖状
のエチレン−αオレフィン共重合体と密度が0.915
〜0.935 g/ c m’である直鎖状のエチレン
−αオレフィン共重合体の混合物からなる重合体材料の
押出成形によって得られたシート二枚を重ね合わせ、そ
の周縁部を熱溶着することによって得ることができる。
状のエチレン−αオレフィン共重合体と密度が0.91
5〜0.935g/cm’である直鎖状のエチレン−α
オレフィン共重合体の混合物からなる重合体材料のイン
フレーション成形によって得たチューブ状のシートの両
端開放を熱溶着すことによって得たものである。一方の
融着端部4には、液体容器1を懸垂するための懸垂口5
が設けられ、他方の融着端部6には、既述の排出口3が
挿入溶着されている。本発明の医療用の液体容器は、密
度が0.&9〜0.91g/cTl′I3である直鎖状
のエチレン−αオレフィン共重合体と密度が0.915
〜0.935 g/ c m’である直鎖状のエチレン
−αオレフィン共重合体の混合物からなる重合体材料の
押出成形によって得られたシート二枚を重ね合わせ、そ
の周縁部を熱溶着することによって得ることができる。
また2本発明の医療用の液体容器の別の例を第2図に示
す。本発明の医療用の液体容器21は、容器部22と排
出口23から構成される。本発明の医療用の液体容器2
1は、密度が01L9〜0.930/ CTll”であ
る直鎖状のエチレン−αオレフィン共重合体と密度が0
.915〜0.935 g / c m3である直鎖状
ノエチレンーαオレフィン共重合体の混合物からなる重
合体材料で、上端部に小口径の排出口23とそれに続く
容器部22を有するブロー成形品を成形し。
す。本発明の医療用の液体容器21は、容器部22と排
出口23から構成される。本発明の医療用の液体容器2
1は、密度が01L9〜0.930/ CTll”であ
る直鎖状のエチレン−αオレフィン共重合体と密度が0
.915〜0.935 g / c m3である直鎖状
ノエチレンーαオレフィン共重合体の混合物からなる重
合体材料で、上端部に小口径の排出口23とそれに続く
容器部22を有するブロー成形品を成形し。
そのブロー成形品の側方周縁部24および下方周縁部2
5を熱溶着することによって得られる。
5を熱溶着することによって得られる。
密度が0.89〜0.91g / c rn”である直
鎖状のエチレン−αオレフィン共重合体と密度が0.9
15〜0゜935 g / c 1113である直鎮状
のエチレン−αオレフィン共重合体の混合物からなる重
合体材料は、高圧蒸気滅菌に耐え得る耐熱性、内容液を
外部から監視できる透明性、クローズド医療システムに
用いても内容液をスムーズに排出することかできる柔軟
性を有し、破袋に対する強度も充分に備えている。
鎖状のエチレン−αオレフィン共重合体と密度が0.9
15〜0゜935 g / c 1113である直鎮状
のエチレン−αオレフィン共重合体の混合物からなる重
合体材料は、高圧蒸気滅菌に耐え得る耐熱性、内容液を
外部から監視できる透明性、クローズド医療システムに
用いても内容液をスムーズに排出することかできる柔軟
性を有し、破袋に対する強度も充分に備えている。
密度が0.915〜0.935 g / c m3にな
るように。
るように。
エチレンにαオレフィンを共重合させた直鎮状ポリオレ
フィン樹脂、すなわち直鎖状低密度ポリエチレンは、透
明であり120℃以上の耐熱性を有し柔軟であり大きな
引張強度を有している。しかしながら、材料をさらに柔
軟にすることにより。
フィン樹脂、すなわち直鎖状低密度ポリエチレンは、透
明であり120℃以上の耐熱性を有し柔軟であり大きな
引張強度を有している。しかしながら、材料をさらに柔
軟にすることにより。
クローズド医療システムへより好適に用いることができ
る液体容器を提供することができる。すなわち、充分な
柔軟性を有する医療用の液体容器であれば、排液量は時
間にほぼ比例し、排液終了後の残液量も排出口近辺のデ
ッドスペースによるものたけで、非常に少なくすること
ができる。耐熱性、透明性等を悪くせずにさらに柔軟に
するためには、直鎖状低密度ポリエチレンに密度が0.
89〜0.91g/cm3である直鎖状のエチレン−α
オレフィン共重合体を混合することにより達成すること
ができる。すなわち、エチレンにαオレフィンを等モル
近く共重合させることにより、結晶構造を排除し非結晶
にすることによって、密度を0.89〜0.91g/c
ゴまで落とすことができる。その結果。
る液体容器を提供することができる。すなわち、充分な
柔軟性を有する医療用の液体容器であれば、排液量は時
間にほぼ比例し、排液終了後の残液量も排出口近辺のデ
ッドスペースによるものたけで、非常に少なくすること
ができる。耐熱性、透明性等を悪くせずにさらに柔軟に
するためには、直鎖状低密度ポリエチレンに密度が0.
89〜0.91g/cm3である直鎖状のエチレン−α
オレフィン共重合体を混合することにより達成すること
ができる。すなわち、エチレンにαオレフィンを等モル
近く共重合させることにより、結晶構造を排除し非結晶
にすることによって、密度を0.89〜0.91g/c
ゴまで落とすことができる。その結果。
密度が低い分だけ引張強度がやや弱いと言う欠点はある
が、柔軟性が高まるほか、直鎖状ポリオレフィン樹脂で
あるので120℃近くの耐熱性がある。それゆえ、密度
が0.915〜0.935 g / c m3になるよ
うに、エチレンにαオレフィンを共重合させた直鎖状ポ
リオレフィン樹脂、すなわち直鎖状低密度ポリエチレン
に密度が0.89〜0.91g / c T′rI3で
ある直鎖状のエチレン−αオレフィン共重合体を混合し
た重合体材料は、高圧蒸気滅菌に耐え得る耐熱性を有し
、内容液を外部から監視できるように透明であり、クロ
ーズド医療システムに用いても内容液をスムーズに排出
することができる柔軟性を有し、破袋に対する強度も充
分に備えている。
が、柔軟性が高まるほか、直鎖状ポリオレフィン樹脂で
あるので120℃近くの耐熱性がある。それゆえ、密度
が0.915〜0.935 g / c m3になるよ
うに、エチレンにαオレフィンを共重合させた直鎖状ポ
リオレフィン樹脂、すなわち直鎖状低密度ポリエチレン
に密度が0.89〜0.91g / c T′rI3で
ある直鎖状のエチレン−αオレフィン共重合体を混合し
た重合体材料は、高圧蒸気滅菌に耐え得る耐熱性を有し
、内容液を外部から監視できるように透明であり、クロ
ーズド医療システムに用いても内容液をスムーズに排出
することができる柔軟性を有し、破袋に対する強度も充
分に備えている。
また1本発明に用いるαオレフィンには、炭素数が4の
ブテン−1,炭素数が6のヘキセン−1や4メチルペン
テン−1,炭素数が8のオクテン−1を用いることがで
きる。特に本発明に用いる密度が0.89〜0.91g
/ c TTT’である直鎖状低密度ポリエチレンに
おいては、αオレフィンが4メチルペンテン−1あるい
はオクテン−1であるのが好ましい。すなわち、αオレ
フィンか4メチルペンテン−1あるいはオクテン−1で
ある直鎖状低密度ポリエチレンは、特に高圧蒸気滅菌に
耐える耐熱性が優れており、大きな引張強度を有してい
るからである。
ブテン−1,炭素数が6のヘキセン−1や4メチルペン
テン−1,炭素数が8のオクテン−1を用いることがで
きる。特に本発明に用いる密度が0.89〜0.91g
/ c TTT’である直鎖状低密度ポリエチレンに
おいては、αオレフィンが4メチルペンテン−1あるい
はオクテン−1であるのが好ましい。すなわち、αオレ
フィンか4メチルペンテン−1あるいはオクテン−1で
ある直鎖状低密度ポリエチレンは、特に高圧蒸気滅菌に
耐える耐熱性が優れており、大きな引張強度を有してい
るからである。
密度が0.89〜0.91g / c m3である直鎖
状のエチレン−αオレフィン共重合体と密度が0.91
5〜0゜935 g / c m3である直鎖状のエチ
レン−αオレフィン共重合体の混合物からなる重合体材
料で作製した医療用の液体容器は、高圧蒸気滅菌に耐え
得る耐熱性を有し、内容液を外部から監視できるように
透明であり、クローズド医療システムに用いても内容液
をスムーズに排出することができる柔軟性を有し、破袋
に対する強度も充分に備えている。
状のエチレン−αオレフィン共重合体と密度が0.91
5〜0゜935 g / c m3である直鎖状のエチ
レン−αオレフィン共重合体の混合物からなる重合体材
料で作製した医療用の液体容器は、高圧蒸気滅菌に耐え
得る耐熱性を有し、内容液を外部から監視できるように
透明であり、クローズド医療システムに用いても内容液
をスムーズに排出することができる柔軟性を有し、破袋
に対する強度も充分に備えている。
[実施例]
以下、実施例をあげて本発明をより具体的に説明する。
実施例1
直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:モアテック、出光
石油化学■製、密度: 0.920 g / c m3
)90重量%と密度が0.90g/cm3である直鎖状
のエチレン−αオレフィン共重合#、(商品名: NU
C−FLX、日本ユニカー(慟製)10重量%を混合し
た重合体材料をインフレーション成形し、折径か130
mm 、肉厚が0.25+n+nのチューブ状シートを
得な。
石油化学■製、密度: 0.920 g / c m3
)90重量%と密度が0.90g/cm3である直鎖状
のエチレン−αオレフィン共重合#、(商品名: NU
C−FLX、日本ユニカー(慟製)10重量%を混合し
た重合体材料をインフレーション成形し、折径か130
mm 、肉厚が0.25+n+nのチューブ状シートを
得な。
このインフレーションフィルムを長さ250mmに切断
し、一端(低部)を熱溶着し、同時に他端(」二部)に
高密度ポリエチレン製の排出口(内径15mm。
し、一端(低部)を熱溶着し、同時に他端(」二部)に
高密度ポリエチレン製の排出口(内径15mm。
外径17+nm)を挿入し、熱溶着して輸液容器を作製
した。
した。
この容器に水550 mlを注入し、開口部を直鎖状低
密度ポリエチレン製フィルムで密封しゴム栓を装着した
。。
密度ポリエチレン製フィルムで密封しゴム栓を装着した
。。
この輸液容器を115℃で40分間高圧蒸気滅菌をした
が、滅菌後著しい変形は見られなかった。
が、滅菌後著しい変形は見られなかった。
また1通常の輸液手技に従って輸液セットのビン針を開
口部に貫通させ、開口部から輸注用の針までの高さを7
0cmとし、クレンメで滴下量が約101/分となるよ
うに調整固定し、排液量と時間との関係を測定しなとこ
ろ、排液量は時間にほぼ比―シた。また、排液″終了後
の残液量は1mlと非常に少なかった。
口部に貫通させ、開口部から輸注用の針までの高さを7
0cmとし、クレンメで滴下量が約101/分となるよ
うに調整固定し、排液量と時間との関係を測定しなとこ
ろ、排液量は時間にほぼ比―シた。また、排液″終了後
の残液量は1mlと非常に少なかった。
実施例2
直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:ウルトゼックス、
三井石油化学工業■製、密度: 0.930 g/C背
)70重量%と密度が0.90g/cゴである直鎖状の
エチレン−αオレフィン共重合体(商品名: NUC−
FLX、日本ユニカー味製)30重量%を混合した重合
体材料をインフレーション成形し。
三井石油化学工業■製、密度: 0.930 g/C背
)70重量%と密度が0.90g/cゴである直鎖状の
エチレン−αオレフィン共重合体(商品名: NUC−
FLX、日本ユニカー味製)30重量%を混合した重合
体材料をインフレーション成形し。
折径が130mm 、肉厚が0.25mmのチューブ状
シートを得た。このインフレーションフィルムを長さ2
50mmに切断し、一端(低部)を熱溶着し、同時に他
端(上部)に高密度ポリエチレン製の排出口(内径15
mm、外径17mm)を挿入し、熱溶着して輸液容器を
作製した。
シートを得た。このインフレーションフィルムを長さ2
50mmに切断し、一端(低部)を熱溶着し、同時に他
端(上部)に高密度ポリエチレン製の排出口(内径15
mm、外径17mm)を挿入し、熱溶着して輸液容器を
作製した。
この容器に水550 allを注入し、開口部を直鎖状
低密度ポリエチレン製フィルムで密封しゴム栓を装着し
た。
低密度ポリエチレン製フィルムで密封しゴム栓を装着し
た。
この輸液容器を115℃で40分間高圧蒸気滅菌をした
が、滅菌後著しい変形は見られなかった。
が、滅菌後著しい変形は見られなかった。
また2通常の輸液手技に従って輸液セットのビン針を開
口部に貫通させ、開口部から輸注用の針までの高さを7
0cmとし、クレンメで滴下量が約1Oit/分となる
ように調整固定し、排液量と時間との関係を測定したと
ころ、排液量は時間にほぼ比例した。また、排液終了後
の残液量は1.5 mlと非常に少なかった。
口部に貫通させ、開口部から輸注用の針までの高さを7
0cmとし、クレンメで滴下量が約1Oit/分となる
ように調整固定し、排液量と時間との関係を測定したと
ころ、排液量は時間にほぼ比例した。また、排液終了後
の残液量は1.5 mlと非常に少なかった。
実施例3
直鎖状低密度ポリエチレン(商品名:モアテック、出光
石油化学■製、密度: 0.92θg / c m’
)90重量%と密度が0.90g/cT′r13である
直鎖状のエチレン−αオレフィン共重合体く商品名:
NUC−FLX、日本ユニカー味製) 10重量%を混
合した重合体材料を所定形状の開口部、扁平な容器部を
有するブロー成形品を得た。このブロー成形品の容器部
の中央部近辺の壁の厚みは300μmで。
石油化学■製、密度: 0.92θg / c m’
)90重量%と密度が0.90g/cT′r13である
直鎖状のエチレン−αオレフィン共重合体く商品名:
NUC−FLX、日本ユニカー味製) 10重量%を混
合した重合体材料を所定形状の開口部、扁平な容器部を
有するブロー成形品を得た。このブロー成形品の容器部
の中央部近辺の壁の厚みは300μmで。
側方周縁部および下方周縁部の近傍部位の壁の厚みは1
50μmであった。また、容器部の横断面の形状は、長
軸が120mm、短軸が15m mの楕円形状であった
。このブロー成形品の容器部を圧して側方および下方周
縁部の近傍を接触させ、この部位を加熱溶着した後、不
要となった端部を切断し輸液容器とした。
50μmであった。また、容器部の横断面の形状は、長
軸が120mm、短軸が15m mの楕円形状であった
。このブロー成形品の容器部を圧して側方および下方周
縁部の近傍を接触させ、この部位を加熱溶着した後、不
要となった端部を切断し輸液容器とした。
この容器に水550 mlを注入し、開口部を直鎖状低
密度ポリエチレン製フィルムで密封しゴム栓を装着した
。
密度ポリエチレン製フィルムで密封しゴム栓を装着した
。
この輸液容器を115℃で40分間高圧蒸気滅菌をした
が、滅菌後著しい変形は見られなかった。
が、滅菌後著しい変形は見られなかった。
また1通常の輸液手技に従って輸液セットのビン針を開
口部に貫通させ、開口部から輸注用の針までの高さを7
0cmとし、クレンメで滴下量が約10m1/分となる
ように調整固定し、排液量と時間との関係を測定したと
ころ、排液量は時間にほぼ比例した。また、排液終了後
の残液量は3mlと非常に少なかった。
口部に貫通させ、開口部から輸注用の針までの高さを7
0cmとし、クレンメで滴下量が約10m1/分となる
ように調整固定し、排液量と時間との関係を測定したと
ころ、排液量は時間にほぼ比例した。また、排液終了後
の残液量は3mlと非常に少なかった。
[発明の効果]
以上述べたように1本発明の液体容器は以下に示す利点
を有する。
を有する。
■材質がポリオレフィン系樹脂であるから、可塑剤等の
溶出性の高い成分を全く含まず安全性が高い。
溶出性の高い成分を全く含まず安全性が高い。
■高圧蒸気滅菌に耐える耐熱性を有する。
■材質が充分に柔軟であるため容易に潰れ得る容器であ
るから、クローズド医療システムに好適に用いることが
できる。
るから、クローズド医療システムに好適に用いることが
できる。
■透明性が良いので、容易に内容液の監視を行うことが
できる。
できる。
■引張強度が大きいので、破袋に対する安全性が高い。
第1図は本発明の医療用の液体容器の第一実施例を示す
正面図、第2図は本発明の医療用の液体容器の第二実施
例を示す正面図である。 1.21・・・液体容器、 2.22・・・容器部。 3.23・・・排出口1 4.6・・・融着端部。 5.26・・・懸垂口、 24・・・側方周縁
部。 25・・・下方周縁部。
正面図、第2図は本発明の医療用の液体容器の第二実施
例を示す正面図である。 1.21・・・液体容器、 2.22・・・容器部。 3.23・・・排出口1 4.6・・・融着端部。 5.26・・・懸垂口、 24・・・側方周縁
部。 25・・・下方周縁部。
Claims (3)
- (1)密度が0.89〜0.91g/cm^3であるエ
チレン−αオレフィン共重合体と密度が0.915〜0
.935g/cm^3であるエチレン−αオレフィン共
重合体の混合物からなる重合体材料で形成される高圧蒸
気滅菌に耐え潰れ得る液体容器。 - (2)エチレン−αオレフィン共重合体のαオレフィン
がブテン−1、ヘキセン−1、4メチルペンテン−1、
オクテン−1のいずれかである特許請求の範囲第1項記
載の液体容器。 - (3)密度が0.89〜0.91g/cm^3であるエ
チレン−αオレフィン共重合体が、非晶質ポリオレフィ
ンである特許請求の範囲第1項または第2項記載の液体
容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60274119A JPH0614952B2 (ja) | 1985-12-04 | 1985-12-04 | 医療用液体容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60274119A JPH0614952B2 (ja) | 1985-12-04 | 1985-12-04 | 医療用液体容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62133959A true JPS62133959A (ja) | 1987-06-17 |
JPH0614952B2 JPH0614952B2 (ja) | 1994-03-02 |
Family
ID=17537280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60274119A Expired - Lifetime JPH0614952B2 (ja) | 1985-12-04 | 1985-12-04 | 医療用液体容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614952B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0329659A (ja) * | 1989-06-28 | 1991-02-07 | Nissho Corp | 輸液バッグ |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53125452A (en) * | 1977-04-09 | 1978-11-01 | Mitsui Petrochem Ind Ltd | Polyolefin composition |
JPS5425952A (en) * | 1977-07-28 | 1979-02-27 | Hitachi Chem Co Ltd | Preparation of friction material |
JPS56152853A (en) * | 1980-04-30 | 1981-11-26 | Nippon Oil Co Ltd | Polyethylene resin composition |
JPS58169466A (ja) * | 1982-01-07 | 1983-10-05 | フレセニウス・ア−ゲ− | バツグ |
JPS58216061A (ja) * | 1982-06-07 | 1983-12-15 | テルモ株式会社 | 医療用容器 |
JPS59203560A (ja) * | 1983-05-02 | 1984-11-17 | 株式会社ニツシヨ− | プラスチック製薬液容器 |
-
1985
- 1985-12-04 JP JP60274119A patent/JPH0614952B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS59203560A (ja) * | 1983-05-02 | 1984-11-17 | 株式会社ニツシヨ− | プラスチック製薬液容器 |
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---|---|---|---|---|
JPH0329659A (ja) * | 1989-06-28 | 1991-02-07 | Nissho Corp | 輸液バッグ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0614952B2 (ja) | 1994-03-02 |
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