JPH0678519A - 渦電流式減速装置の磁石支持構造 - Google Patents
渦電流式減速装置の磁石支持構造Info
- Publication number
- JPH0678519A JPH0678519A JP25056292A JP25056292A JPH0678519A JP H0678519 A JPH0678519 A JP H0678519A JP 25056292 A JP25056292 A JP 25056292A JP 25056292 A JP25056292 A JP 25056292A JP H0678519 A JPH0678519 A JP H0678519A
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- JP
- Japan
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- magnets
- magnet support
- fixed cylinder
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- magnet
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 可動と不動の磁石支持体に対し磁石を簡単に
結合できるようにし、製造経費を低く、引きずりトルク
を小さく、制動能力の増大を可能にする。 【構成】 1対の制動円板3の間に断面長方形の内空部
を有する非磁性体からなる固定筒5を配設する。固定筒
5の両端壁に周方向等間隔に設けた多数の開口に強磁性
板6を嵌合固定する。固定筒5の内空部中心に、制動円
板3と平行な環状の磁石支持板8を回動可能に支持す
る。磁石支持板8の両面に、各強磁性板6に1つずつ対
向しかつ極性が周方向交互に異なるように磁石13を結
合する。各強磁性板6の内面に磁石13の内外周側から
磁石支持板へ対向しかつ極性が周方向交互に異なるよう
に磁石12,14を結合する。
結合できるようにし、製造経費を低く、引きずりトルク
を小さく、制動能力の増大を可能にする。 【構成】 1対の制動円板3の間に断面長方形の内空部
を有する非磁性体からなる固定筒5を配設する。固定筒
5の両端壁に周方向等間隔に設けた多数の開口に強磁性
板6を嵌合固定する。固定筒5の内空部中心に、制動円
板3と平行な環状の磁石支持板8を回動可能に支持す
る。磁石支持板8の両面に、各強磁性板6に1つずつ対
向しかつ極性が周方向交互に異なるように磁石13を結
合する。各強磁性板6の内面に磁石13の内外周側から
磁石支持板へ対向しかつ極性が周方向交互に異なるよう
に磁石12,14を結合する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として大型車両の摩擦
ブレ―キを補助する渦電流式減速装置、特に可動と不動
の各磁石支持体に対する永久磁石(以下、これを単に磁
石という)の取付が簡単で、非制動時の磁気洩れが少
い、渦電流式減速装置の磁石支持構造に関するものであ
る。
ブレ―キを補助する渦電流式減速装置、特に可動と不動
の各磁石支持体に対する永久磁石(以下、これを単に磁
石という)の取付が簡単で、非制動時の磁気洩れが少
い、渦電流式減速装置の磁石支持構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】特願平2-201817号に開示される渦電流式
減速装置の磁石支持構造では、左右1対の制動円板の間
に断面長方形の内空部を有する非磁性体の固定筒が配設
され、固定筒の内空部に内外1対の磁性体の磁石支持筒
の一方が固定され、他方が回動可能に支持される。固定
筒の両端壁は周方向等間隔に並ぶ多数の開口に強磁性板
を嵌合され、各磁石支持筒は各強磁性板に1つずつ対向
し、かつ強磁性板に対する極性が周方向交互に異なる磁
石を結合される。可動の磁石支持筒を磁石の配列ピツチ
分だけ回動することにより、各強磁性板に対向する内外
1対の磁石支持筒の磁石の極性が同じく、強磁性板を通
過して制動円板に磁界を及ぼす制動位置と、各強磁性板
に対向する内外1対の磁石支持筒の磁石の極性が互いに
異なり、制動円板に磁界を及ぼさない非制動位置とに切
り換えられる。
減速装置の磁石支持構造では、左右1対の制動円板の間
に断面長方形の内空部を有する非磁性体の固定筒が配設
され、固定筒の内空部に内外1対の磁性体の磁石支持筒
の一方が固定され、他方が回動可能に支持される。固定
筒の両端壁は周方向等間隔に並ぶ多数の開口に強磁性板
を嵌合され、各磁石支持筒は各強磁性板に1つずつ対向
し、かつ強磁性板に対する極性が周方向交互に異なる磁
石を結合される。可動の磁石支持筒を磁石の配列ピツチ
分だけ回動することにより、各強磁性板に対向する内外
1対の磁石支持筒の磁石の極性が同じく、強磁性板を通
過して制動円板に磁界を及ぼす制動位置と、各強磁性板
に対向する内外1対の磁石支持筒の磁石の極性が互いに
異なり、制動円板に磁界を及ぼさない非制動位置とに切
り換えられる。
【0003】上述の渦電流式減速装置の磁石支持構造で
は、制動能力を高めるために磁石を大きくすると、非制
動時に磁気洩れが生じ、制動円板に引きずりトルクを及
ぼす。特に、内外1対の磁石支持筒の間に配される軸受
を経て磁気回路が生じるのを防止するためには、軸受を
非磁性体とする必要がある。また、不動の磁石支持筒を
固定筒に鋳込み、可動の磁石支持筒は別個に磁石を鋳込
むことは、多種少量生産の場合に製造経費が嵩む。
は、制動能力を高めるために磁石を大きくすると、非制
動時に磁気洩れが生じ、制動円板に引きずりトルクを及
ぼす。特に、内外1対の磁石支持筒の間に配される軸受
を経て磁気回路が生じるのを防止するためには、軸受を
非磁性体とする必要がある。また、不動の磁石支持筒を
固定筒に鋳込み、可動の磁石支持筒は別個に磁石を鋳込
むことは、多種少量生産の場合に製造経費が嵩む。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上述の
問題に鑑み、可動と不動の磁石支持体に対し磁石を簡単
に結合できるようにし、製造経費を低く、引きずりトル
クを小さく、制動能力を向上できる、渦電流式減速装置
の磁石支持構造を提供することにある。
問題に鑑み、可動と不動の磁石支持体に対し磁石を簡単
に結合できるようにし、製造経費を低く、引きずりトル
クを小さく、制動能力を向上できる、渦電流式減速装置
の磁石支持構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の構成は1対の制動円板の間に断面長方形の
内空部を有する非磁性体からなる固定筒を配設し、固定
筒の両端壁に周方向等間隔に強磁性板を配設し、固定筒
の内空部中心に制動円板と平行な環状の磁石支持板を回
動可能に支持し、磁石支持板の両面に各強磁性板に1つ
ずつ対向する極性が周方向交互に異なるように磁石を結
合し、各強磁性板の内面に前記磁石の内外周側から磁石
支持板に対向する極性が周方向交互に異なるように磁石
を結合したものである。
に、本発明の構成は1対の制動円板の間に断面長方形の
内空部を有する非磁性体からなる固定筒を配設し、固定
筒の両端壁に周方向等間隔に強磁性板を配設し、固定筒
の内空部中心に制動円板と平行な環状の磁石支持板を回
動可能に支持し、磁石支持板の両面に各強磁性板に1つ
ずつ対向する極性が周方向交互に異なるように磁石を結
合し、各強磁性板の内面に前記磁石の内外周側から磁石
支持板に対向する極性が周方向交互に異なるように磁石
を結合したものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、不動の磁石支持体は固定筒の
端壁に磁石を機械的に結合し、可動の磁石支持体は磁石
支持板の両面に磁石を機械的に結合して構成され、磁石
支持板は内周縁部を左右1対の軸受により固定筒の内筒
部に支持される。これにより、組立が簡単になり、多種
多様な減速装置を安価に提供できる。
端壁に磁石を機械的に結合し、可動の磁石支持体は磁石
支持板の両面に磁石を機械的に結合して構成され、磁石
支持板は内周縁部を左右1対の軸受により固定筒の内筒
部に支持される。これにより、組立が簡単になり、多種
多様な減速装置を安価に提供できる。
【0007】可動の磁石支持体と不動の磁石支持体との
間に磁気回路に影響を及ぼす軸受がないので、非制動時
の磁気洩れが少く、磁石を多数の同心円上に配設するこ
とにより制動能力を向上できる。
間に磁気回路に影響を及ぼす軸受がないので、非制動時
の磁気洩れが少く、磁石を多数の同心円上に配設するこ
とにより制動能力を向上できる。
【0008】
【実施例】図1は本発明による渦電流式減速装置の正面
断面図、図2は図1の線2A−2Aによる平面展開図で
ある。本発明による渦電流式減速装置は、例えば車両用
変速機の出力回転軸2に結合される導体からなる1対の
制動円板3と、制動円板3の間に配設される非磁性体か
らなる固定筒5と、固定筒5に支持した左右1対の不動
の磁石支持体5Aと、可動の磁石支持体8とを備えてい
る。制動円板3はボス3aを回転軸2にスプライン嵌合
して固定される。ボス3aから放射状に延びる多数のス
ポーク3bと冷却フイン3cを有する制動円板3とは、
鋳造により一体に形成される。
断面図、図2は図1の線2A−2Aによる平面展開図で
ある。本発明による渦電流式減速装置は、例えば車両用
変速機の出力回転軸2に結合される導体からなる1対の
制動円板3と、制動円板3の間に配設される非磁性体か
らなる固定筒5と、固定筒5に支持した左右1対の不動
の磁石支持体5Aと、可動の磁石支持体8とを備えてい
る。制動円板3はボス3aを回転軸2にスプライン嵌合
して固定される。ボス3aから放射状に延びる多数のス
ポーク3bと冷却フイン3cを有する制動円板3とは、
鋳造により一体に形成される。
【0009】固定筒5は断面長方形の内空部を備えてお
り、例えば断面U形をなす筒体に直円筒形の蓋を外嵌し
て構成される。固定筒5はボス5aから放射方向に延び
る多数のスポーク5bと一体に形成され、ボス5aは軸
受4により回転軸2を支持する。固定筒5は適当な手段
により例えば変速機の歯車箱に固定される。固定筒5の
両端壁は不動の磁石支持体5Aを構成する。磁石支持体
5Aは周方向等間隔に設けた多数の扇形の開口に強磁性
板(ポールピース)6を嵌合固定される。好ましくは、
強磁性板6は固定筒5の成形時鋳込まれる。
り、例えば断面U形をなす筒体に直円筒形の蓋を外嵌し
て構成される。固定筒5はボス5aから放射方向に延び
る多数のスポーク5bと一体に形成され、ボス5aは軸
受4により回転軸2を支持する。固定筒5は適当な手段
により例えば変速機の歯車箱に固定される。固定筒5の
両端壁は不動の磁石支持体5Aを構成する。磁石支持体
5Aは周方向等間隔に設けた多数の扇形の開口に強磁性
板(ポールピース)6を嵌合固定される。好ましくは、
強磁性板6は固定筒5の成形時鋳込まれる。
【0010】可動の磁石支持体は制動円板3に平行な環
状の磁石支持板8からなり、固定筒5の内空部の左右中
心に配され、内周縁を固定筒5の内筒部に左右1対の軸
受7により回動可能に支持される。磁石支持板8の外周
縁からスリツト31を経て突出する板片に形成したウオ
ーム歯車8aに、固定筒5の外筒部に固定した電動機1
6のウオーム軸15が噛み合され、磁石支持板8は磁石
13の配列ピツチp分だけ正逆回動可能とされる。
状の磁石支持板8からなり、固定筒5の内空部の左右中
心に配され、内周縁を固定筒5の内筒部に左右1対の軸
受7により回動可能に支持される。磁石支持板8の外周
縁からスリツト31を経て突出する板片に形成したウオ
ーム歯車8aに、固定筒5の外筒部に固定した電動機1
6のウオーム軸15が噛み合され、磁石支持板8は磁石
13の配列ピツチp分だけ正逆回動可能とされる。
【0011】可動の磁石支持板8は両面の径方向ほぼ中
心を通る円上に、各強磁性板6に対向する磁石13を非
磁性体からなるボルトとナツト(図示せず)により結合
される。磁石13は強磁性板6に対応して扇形をなし、
強磁性板6に対する極性が周方向交互に異なるように配
設される。
心を通る円上に、各強磁性板6に対向する磁石13を非
磁性体からなるボルトとナツト(図示せず)により結合
される。磁石13は強磁性板6に対応して扇形をなし、
強磁性板6に対する極性が周方向交互に異なるように配
設される。
【0012】不動の磁石支持体5Aは固定筒5の両端壁
に配設した各強磁性板6の内面に、磁石支持板8に対向
する磁石12,14をボルト(図示せず)により結合し
て構成される。磁石12,14は内外周側から磁石13
を挟むように配され、かつ磁石支持板8に対する極性が
周方向交互に異なるよう配設される。磁石12,14も
強磁性板6に対応して扇形とされ、固定筒5の各内周面
に密着される。
に配設した各強磁性板6の内面に、磁石支持板8に対向
する磁石12,14をボルト(図示せず)により結合し
て構成される。磁石12,14は内外周側から磁石13
を挟むように配され、かつ磁石支持板8に対する極性が
周方向交互に異なるよう配設される。磁石12,14も
強磁性板6に対応して扇形とされ、固定筒5の各内周面
に密着される。
【0013】次に、本発明による渦電流式減速装置の作
動について説明する。図1に示すように、非制動時、1
対の制動円板3は回転軸2と一緒に回転されるのに対
し、各磁石12,14と磁石13との強磁性板6に対す
る極性が異なる配列では、左右1対の強磁性板6の間で
短絡的磁気回路が生じ、制動円板3に磁界を及ぼさな
い。1対の強磁性板6は磁石12〜14を両側から全面
的に挟む状態にあるから、制動円板3への磁気洩れは殆
ど生じない。したがつて、制動円板3は引きずりトルク
を受けない。非制動時、磁石12〜14の全面が左右1
対の強磁性板6の間に挟まれるから、磁気洩れは殆どな
い。
動について説明する。図1に示すように、非制動時、1
対の制動円板3は回転軸2と一緒に回転されるのに対
し、各磁石12,14と磁石13との強磁性板6に対す
る極性が異なる配列では、左右1対の強磁性板6の間で
短絡的磁気回路が生じ、制動円板3に磁界を及ぼさな
い。1対の強磁性板6は磁石12〜14を両側から全面
的に挟む状態にあるから、制動円板3への磁気洩れは殆
ど生じない。したがつて、制動円板3は引きずりトルク
を受けない。非制動時、磁石12〜14の全面が左右1
対の強磁性板6の間に挟まれるから、磁気洩れは殆どな
い。
【0014】図2に示すように、制動時、電動機16に
より磁石支持板8を磁石13の配列ピツチp分だけ回動
すると、全ての磁石12〜14の強磁性板6に対する極
性が同じになり、周方向に隣接する各組の磁石12〜1
4(図2には磁石13だけを代表して示す)が強磁性性
板6を経て1対の制動円板3の間に磁気回路を形成す
る。回転する制動円板3が磁界を横切る時、制動円板3
に渦電流が発生し、制動円板3が制動トルクを受ける。
より磁石支持板8を磁石13の配列ピツチp分だけ回動
すると、全ての磁石12〜14の強磁性板6に対する極
性が同じになり、周方向に隣接する各組の磁石12〜1
4(図2には磁石13だけを代表して示す)が強磁性性
板6を経て1対の制動円板3の間に磁気回路を形成す
る。回転する制動円板3が磁界を横切る時、制動円板3
に渦電流が発生し、制動円板3が制動トルクを受ける。
【0015】上述のように、磁石支持板8の磁石13の
配列ピツチp分の回動により、各磁石12〜14は左右
1対の強磁性板6の間で短絡的磁気回路を形成する非制
動状態と、周方向に隣接する2対の強磁性板6を経て1
対の制動円板3に磁界を及ぼす磁気回路を形成する制動
状態とに切り換わる。
配列ピツチp分の回動により、各磁石12〜14は左右
1対の強磁性板6の間で短絡的磁気回路を形成する非制
動状態と、周方向に隣接する2対の強磁性板6を経て1
対の制動円板3に磁界を及ぼす磁気回路を形成する制動
状態とに切り換わる。
【0016】上述の実施例では、磁石支持板8は両面の
1つの円上に磁石13を配列されているが、図3に示す
ように、磁石支持板8は両面の2つの同心円上に磁石1
3,13Aを配設し、一方、不動の磁石支持体5Aは各
強磁性板6の内面に、各磁石13,13Aの内外周側を
挟むように磁石支持板8へ対向する磁石12,14,1
4Aを結合すれば、減速装置の外径寸法の許される限り
制動能力を増大でき、図示の非制動状態で外部への磁気
洩れを効果的に抑制できる。
1つの円上に磁石13を配列されているが、図3に示す
ように、磁石支持板8は両面の2つの同心円上に磁石1
3,13Aを配設し、一方、不動の磁石支持体5Aは各
強磁性板6の内面に、各磁石13,13Aの内外周側を
挟むように磁石支持板8へ対向する磁石12,14,1
4Aを結合すれば、減速装置の外径寸法の許される限り
制動能力を増大でき、図示の非制動状態で外部への磁気
洩れを効果的に抑制できる。
【0017】
【発明の効果】本発明は上述のように、1対の制動円板
の間に断面長方形の内空部を有する非磁性体からなる固
定筒を配設し、固定筒の両端壁に周方向等間隔に強磁性
板を配設し、固定筒の内空部中心に制動円板と平行な環
状の磁石支持板を回動可能に支持し、磁石支持板の両面
に各強磁性板に1つずつ対向する極性が周方向交互に異
なるように磁石を結合し、各強磁性板の内面に前記磁石
の内外周側から磁石支持板に対向する極性が周方向交互
に異なるように磁石を結合したものであり、可動の磁石
支持板を支持する軸受は固定筒の内筒部に配設されるか
ら、特に材質を限定されず、普通のものを使用でき、磁
気回路に悪影響を及ぼさない。
の間に断面長方形の内空部を有する非磁性体からなる固
定筒を配設し、固定筒の両端壁に周方向等間隔に強磁性
板を配設し、固定筒の内空部中心に制動円板と平行な環
状の磁石支持板を回動可能に支持し、磁石支持板の両面
に各強磁性板に1つずつ対向する極性が周方向交互に異
なるように磁石を結合し、各強磁性板の内面に前記磁石
の内外周側から磁石支持板に対向する極性が周方向交互
に異なるように磁石を結合したものであり、可動の磁石
支持板を支持する軸受は固定筒の内筒部に配設されるか
ら、特に材質を限定されず、普通のものを使用でき、磁
気回路に悪影響を及ぼさない。
【0018】可動の磁石支持板と可動の磁石支持体の複
数の同心円上に磁石を配設すれば、小形で制動能力の高
い減速装置が得られる。
数の同心円上に磁石を配設すれば、小形で制動能力の高
い減速装置が得られる。
【0019】可動の磁石支持板は両面に磁石をボルトに
より結合されるから、組立が簡単であり、搭載位置、制
動能力などの仕様に応じた多種少量生産の場合に製造経
費が安い。
より結合されるから、組立が簡単であり、搭載位置、制
動能力などの仕様に応じた多種少量生産の場合に製造経
費が安い。
【0020】可動の磁石支持板は磁性体である普通の鋼
板を使用できるので、強度上有利である。
板を使用できるので、強度上有利である。
【図1】本発明に係る渦電流式減速装置の磁石支持構造
を示す正面断面図である。
を示す正面断面図である。
【図2】図1の線2A−2Aによる磁石支持構造を示す
平面展開図である。
平面展開図である。
【図3】本発明の変更実施例に係る磁石支持構造を示す
正面断面図である。
正面断面図である。
3:制動円板 5:固定筒 5A:不動の磁石支持体
6:強磁性板 8:可動の磁石支持板 12〜14:磁
石
6:強磁性板 8:可動の磁石支持板 12〜14:磁
石
Claims (1)
- 【請求項1】1対の制動円板の間に断面長方形の内空部
を有する非磁性体からなる固定筒を配設し、固定筒の両
端壁に周方向等間隔に強磁性板を配設し、固定筒の内空
部中心に制動円板と平行な環状の磁石支持板を回動可能
に支持し、磁石支持板の両面に各強磁性板に1つずつ対
向する極性が周方向交互に異なるように磁石を結合し、
各強磁性板の内面に前記磁石の内外周側から磁石支持板
に対向する極性が周方向交互に異なるように磁石を結合
したことを特徴とする、渦電流式減速装置の磁石支持構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25056292A JPH0678519A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 渦電流式減速装置の磁石支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25056292A JPH0678519A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 渦電流式減速装置の磁石支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678519A true JPH0678519A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=17209745
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25056292A Pending JPH0678519A (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 渦電流式減速装置の磁石支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0678519A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003073592A1 (fr) * | 2002-02-28 | 2003-09-04 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Reducteur de vitesse a courants de foucault |
CN111173865A (zh) * | 2020-03-11 | 2020-05-19 | 重庆工业职业技术学院 | 制动盘 |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP25056292A patent/JPH0678519A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003073592A1 (fr) * | 2002-02-28 | 2003-09-04 | Sumitomo Metal Industries, Ltd. | Reducteur de vitesse a courants de foucault |
CN111173865A (zh) * | 2020-03-11 | 2020-05-19 | 重庆工业职业技术学院 | 制动盘 |
CN111173865B (zh) * | 2020-03-11 | 2021-04-02 | 重庆工业职业技术学院 | 制动盘 |
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