JPH0677465U - 車両用ブロワ装置 - Google Patents
車両用ブロワ装置Info
- Publication number
- JPH0677465U JPH0677465U JP2465193U JP2465193U JPH0677465U JP H0677465 U JPH0677465 U JP H0677465U JP 2465193 U JP2465193 U JP 2465193U JP 2465193 U JP2465193 U JP 2465193U JP H0677465 U JPH0677465 U JP H0677465U
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- JP
- Japan
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- motor
- blower
- blower motor
- motor cover
- tubular portion
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブロワモータのモータカバーへの固定におい
て、何ら位置合わせ作業を必要とせず、しかも、部品点
数,作業工数を低減した安価な車両用ブロワ装置を提供
することを目的とする。 【構成】 ブロワモータ1をモータカバー2の筒状部8
の内部に圧入すると、筒状部8の開口に隣接して形成さ
れた舌片部20がブロワモータ1の外周に当接し、弾性
を有して撓む。そして、ブロワモータ1が筒状部8の内
部に収容完了すると、舌片部20が段部21に係合され
て、少なくともブロワモータ1が筒状部8から離脱する
方向へ移動することを制限される。
て、何ら位置合わせ作業を必要とせず、しかも、部品点
数,作業工数を低減した安価な車両用ブロワ装置を提供
することを目的とする。 【構成】 ブロワモータ1をモータカバー2の筒状部8
の内部に圧入すると、筒状部8の開口に隣接して形成さ
れた舌片部20がブロワモータ1の外周に当接し、弾性
を有して撓む。そして、ブロワモータ1が筒状部8の内
部に収容完了すると、舌片部20が段部21に係合され
て、少なくともブロワモータ1が筒状部8から離脱する
方向へ移動することを制限される。
Description
【0001】
本考案は、車両用ブロワ装置に関し、特に、インテークブロワケースに取付け らるモータカバーにブロワモータを収容保持する構成に関するものである。
【0002】
従来のこの種の車両用ブロワ装置は、図5で示すようにインテークブロワケー ス3の開口3aにモータカバー2が取付けられている。また、モータカバー2の 内部には、ブロワモータ1が収容保持されており、このブロワモータ1の回転軸 7にはファン4が固定されている。
【0003】 上記モータカバー2は、樹脂からなり、有底円筒状の筒状部8の外周に円盤状 のフランジ部9が一体成形にて形成されてなる。そして、このフランジ部9がイ ンテークブロワケース3の開口3aに取り付けられると、ブロワモータ1の回転 軸7に固定されたファン4がインテークブロワケース3の内部に配置される。
【0004】 一方、ブロワモータ1は、モータの界磁の磁路を形成する円筒状のモータヨー ク14を有し、このモータヨーク14の内周に界磁用マグネット15が固定され ている。この界磁用マグネット15に対応して回転軸7に固定された整流子11 を含むアーマチャ5が配置されている。
【0005】 モータヨーク14の両端開口部には、それぞれエンドブラケット6,16が固 定され、反出力側のエンドブラケット16には、モータの外方向から軸受10が 固定されている。また、出力側のエンドブラケット6は、樹脂にてなり、その外 側に形成された凹部に軸受10が固定され、その内側には整流子11に摺接する ブラシ12を保持するブラシホルダ等の部品が取り付けられている。
【0006】 ブロワモータ1のモータカバー2への固定は、エンドブラケット16とモータ カバー2の底部とをネジ13により締結して行っていた。
【0007】
しかしながら、上記従来の車両用ブロワ装置では、ブロワモータ1をモータカ バー2の筒状部8の内部に圧入保持した後、エンドブラケット16とモータカバ ー2の底部とをネジ13により締結しているため、エンドブラケット16とモー タカバー2とのネジ穴が一致しない場合がある。このネジ穴を一致させるために はモータカバー2の圧入時にブロワモータ1を回転させて位置合わせをしており 、この位置合わせ作業が厄介であった。 さらに、ネジ13の締結作業が必要であり、部品点数,作業工数が多く、コス ト高となっていた。 そこで、本考案は、ブロワモータのモータカバーへの固定において、何ら位置 合わせ作業を必要とせず、しかも、部品点数,作業工数を低減した安価な車両用 ブロワ装置を提供することを目的とする。
【0008】
本考案は、一端に開口を有し、内部にブロワモータを収容保持する筒状部と、 前記筒状部の周囲に一体に成形されインテークブロワケースに取付けられるフラ ンジ部とを有するモータカバーを備えた車両用ブロワ装置において、前記ブロワ モータの外周に沿って形成された被係合部と、前記筒状部の前記開口に隣接して 舌片状に形成され、前記ブロワモータの前記被係合部に弾性を有して係合し、前 記ブロワモータを前記モータカバーに対して保持する弾性係合部とを備えたもの である。
【0009】
上記構成の車両用ブロワ装置では、ブロワモータをモータカバーの筒状部の内 部に圧入すると、モータカバーの筒状部の開口に隣接して形成された舌片状の弾 性係合部がブロワモータの外周に当接し、弾性を有して撓む。そして、ブロワモ ータがモータカバーの筒状部の内部に収容完了すると、弾性係合部が被係合部に 係合して、少なくともブロワモータが筒状部から離脱する方向への移動を制限し ている。そのため、ブロワモータをモータカバーの筒状部の内部に圧入するだけ でブロワモータをモータカバーへ固定できる。
【0010】
上述のように本考案の車両用ブロワ装置は、ブロワモータをモータカバーの 筒状部の内部に圧入するだけでブロワモータをモータカバーへ固定できるので、 何ら位置合わせ作業を必要とせず、しかも、部品点数,作業工数を低減し、安価 にブロワモータのモータカバーへの固定ができるといった優れた効果を奏する。
【0011】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。なお、従来と同様の構成に ついては同一の符号を付して説明する。
【0012】 図1乃至図4は本考案の車両用ブロワ装置に係わり、図1は、本考案の第1実 施例を示す車両用ブロワ装置の全体断面図である。図2は、図1の筒状部の弾性 係合部を示した要部斜視図である。
【0013】 本考案の第1実施例の車両用ブロワ装置は、図1で示すようにインテークブロ ワケース3の開口3aにモータカバー2が取付けられている。また、モータカバ ー2の内部には、ブロワモータ1が収容保持されており、このブロワモータ1の 回転軸7にはファン4が固定されている。
【0014】 上記モータカバー2は、樹脂からなり、有底円筒状の筒状部8の外周に円盤状 のフランジ部9が一体成形にて形成されてなる。そして、このフランジ部9がイ ンテークブロワケース3の開口3aに取り付けられ、ブロワモータ1の回転軸7 に固定されたファン4がインテークブロワケース3の内部に配置される。また、 筒状部8の内周部には、ブロワモータ1のモータカバー2への圧入方向に縦長の リブ22が所定間隔で複数形成され、ブロワモータ1をモータカバー2へしっか りとガタ付くことなく保持する。
【0015】 一方、ブロワモータ1は、モータの界磁の磁路を形成する円筒状のモータヨー ク14を有し、このモータヨーク14の内周に界磁用マグネット15が接着によ り固定されている。そして、回転軸7に固定された整流子11を含むアーマチャ 5が界磁用マグネット15に対応して配置されている。
【0016】 モータヨーク14の両端開口部には、それぞれエンドブラケット6,16がか しめ等により固定され、反出力側のエンドブラケット16には、モータの外方向 から軸受10が固定されている。また、出力側のエンドブラケット6は、樹脂よ りなり、モータの外側に形成された凹部に軸受10が固定され、モータの内側に は整流子11に摺接するブラシ12を保持するブラシホルダ等の部品が取り付け られている。
【0017】 エンドブラケット6は、その外周部に沿って縮径され、段状に形成された被係 合部をなす段部21を有している。また、モータカバー2は、この段部21に対 応する位置に筒状部8の開口に隣接して形成された弾性係合部をなす舌片部20 を有している。
【0018】 上記舌片部20は、図2に示すように先端に段部21へ係合する突起23が形 成された舌片状を成し、径方向に弾性を有して撓むことができる。また、突起2 3の形状は、ブロワモータ1がモータカバー2へ容易に挿入できるよう先端側の 面を傾斜させた傾斜面24とし、ブロワモータ1のモータカバー2への挿入後は 容易に脱落しないように段部21へ係合する垂直面25となっている。
【0019】 上述の如く構成された車両用ブロワ装置において、ブロワモータ1のモータカ バー2への固定は、モータヨーク14をモータカバー2の筒状部8へ圧入すると 、ブロワモータ1の外周に突起23の傾斜面24が当接して、筒状部8の開口に 隣接して形成された舌片部20が径方外方向に弾性を有して撓む。そして、ブロ ワモータ1がモータカバー2の筒状部8の内部に収容完了すると、舌片部20の 垂直面25が段部21に係合されて、ブロワモータ1が筒状部8から圧入方向と 反対方向へ移動することを制限している。そのため、ブロワモータ1をモータカ バー2の筒状部8の内部に圧入するだけでブロワモータ1をモータカバー2へ固 定できる。
【0020】 本考案のブロワモータ1のモータカバー2への固定は、上記の構成に限定され ず、図3に示すように弾性係合部は上記第1実施例と同様の構成とし、被係合部 をなす段部21を部分的に凹部26として、この凹部26に舌片部20の突起2 3が嵌まり込むようにしてもよい。
【0021】 また、図3に示す如くエンドブラケット6の外周に突起30を形成し、舌片部 20はこの突起30が嵌まり込む孔27を有するようにしてもよい。このとき、 突起30の形状は、ブロワモータ1のモータカバー2への圧入を容易にするため 圧入方向側に傾斜した傾斜面31を有し、圧入方向反対側には容易に離脱しない ように垂直面32を有している。
【0022】 また、弾性係合部は複数設けてもよく、幅広のものであれば1つでもよい。さ らに、ブロワモータ1の外周に沿って形成された被係合部は、外周全部位に形成 してもよく、また、弾性係合部に対応して複数形成してもよい。
【図1】本考案の車両用ブロワ装置の第1実施例を示す
全体断面図である。
全体断面図である。
【図2】上記第1実施例の車両用ブロワ装置で、筒状部
の弾性係合部を示した要部斜視図である。
の弾性係合部を示した要部斜視図である。
【図3】本考案の第2実施例における弾性係合部と被係
合部との係合状態を示す要部断面図である。
合部との係合状態を示す要部断面図である。
【図4】本考案の第3実施例における弾性係合部と被係
合部との係合状態を示す要部断面図である。
合部との係合状態を示す要部断面図である。
【図5】従来の車両用ブロワ装置を示す全体断面図であ
る。
る。
1 ブロワモータ 2 モータカバー 3 インテークブロワケース 8 筒状部 9 フランジ部 20 舌状部(弾性係合部) 21 段部(被係合部) 26 凹部(被係合部) 30 突起(被係合部)
Claims (1)
- 【請求項1】 一端に開口を有し、内部にブロワモータ
を収容保持する筒状部と、前記筒状部の周囲に一体に成
形されインテークブロワケースに取付けられるフランジ
部とを有するモータカバーを備えた車両用ブロワ装置に
おいて、 前記ブロワモータの外周に沿って形成された被係合部
と、 前記筒状部の前記開口に隣接して舌片状に形成され、前
記ブロワモータの前記被係合部に弾性を有して係合し、
前記ブロワモータを前記モータカバーに対して保持する
弾性係合部とを備えたことを特徴とする車両用ブロワ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2465193U JPH0677465U (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 車両用ブロワ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2465193U JPH0677465U (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 車両用ブロワ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0677465U true JPH0677465U (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=12144049
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2465193U Pending JPH0677465U (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 車両用ブロワ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0677465U (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09240249A (ja) * | 1996-03-06 | 1997-09-16 | Calsonic Corp | ブロアファンモータ |
JP2010537878A (ja) * | 2007-08-28 | 2010-12-09 | デルファイ・テクノロジーズ・インコーポレーテッド | 押込型のモータ取付け装置 |
CN102857010A (zh) * | 2012-09-12 | 2013-01-02 | 宁波世通汽车零部件有限公司 | 一种电机及其轴承压入装置 |
JP2015012781A (ja) * | 2013-07-02 | 2015-01-19 | 日本電産株式会社 | モータ |
JP2017103839A (ja) * | 2015-11-30 | 2017-06-08 | 日本電産サンキョーシーエムアイ株式会社 | モータの取付構造 |
US9929614B2 (en) | 2013-07-02 | 2018-03-27 | Nidec Corporation | Motor with integrated slot liner and bobbin with guides for conductor coils |
JP2018137935A (ja) * | 2017-02-23 | 2018-08-30 | 日本電産テクノモータ株式会社 | モータユニット |
FR3074621A1 (fr) * | 2017-12-01 | 2019-06-07 | Valeo Systemes De Controle Moteur | Moteur electrique pour actionneur de controle moteur et actionneur le comportant |
-
1993
- 1993-04-13 JP JP2465193U patent/JPH0677465U/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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