JPH0516857Y2 - - Google Patents

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JPH0516857Y2
JPH0516857Y2 JP1985200926U JP20092685U JPH0516857Y2 JP H0516857 Y2 JPH0516857 Y2 JP H0516857Y2 JP 1985200926 U JP1985200926 U JP 1985200926U JP 20092685 U JP20092685 U JP 20092685U JP H0516857 Y2 JPH0516857 Y2 JP H0516857Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、運転時に刷子と整流子との接触に起
因して生ずる騒音を抑制するよう構成した小型電
動機に係わり、特には刷子を保持するホルダーの
取付構造に改良を加えた小型電動機に関する。
[従来の技術] 例えば自動車用空気調和装置にあつては、従来
より送風機の駆動源として小型電動機が用いられ
ている。この電動機は第9図に示すようにハウジ
ング1内に回転子2を設けて成つており、このハ
ウジング1は筒状のフレーム3の開口端にエンド
ブラケツト4を取着して構成されている。そし
て、フレーム3の開口端にはねじ孔3a、エンド
ブラケツト4の外周縁部には孔部4aがそれぞれ
形成され、これらの間にはゴムなどから成る振動
吸収用の弾性体5が所定数(図では一個のみ示
す)介装されている。この弾性体5はハウジング
1の軸方向に貫通する透孔6と中心部方向に開口
する係合溝7を有しており、螺子8がエンドブラ
ケツト4の孔部4aおよび弾性体5の透孔6を介
してフレーム3のねじ孔3aに螺着されている。
一方、ハウジング1内における回転子2の回転軸
9には整流子10が取付けられ、この整流子10
には刷子11が弾接するよう設けられている。こ
の刷子11は板状のホルダー12に支持されたも
ので、ホルダー12はその外周縁部を弾性体5の
係合溝7内に係合し、これによりホルダー12が
ハウジング1内に位置保持されている。
これによれば、運転時に整流子10と刷子11
との接触に起因して発生する振動はホルダー12
に伝達されるものの、弾性体5に吸収されてしま
うので、外部に伝幡する騒音が効果的に抑制さ
れ、近年特に求められる自動車の静粛運転に対処
できるようになつている。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、ホルダーの取付時には、ホルダーを
弾性体5に支持させておき、この状態の弾性体5
をエンドブラケツト4とフレーム3との間に螺子
8により挟持しなければならないことから微妙な
操作が要求され、ホルダー12の組立の自動化を
阻む要因となつている。しかも、エンドブラケツ
ト4に孔部4aを形成したり、フレーム3にねじ
孔3aを設けなければならないため加工工数が増
加すると共に、螺子8が要り部品点数も増えると
いつた不都合がある。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、そ
の目的はホルダーの自動組立を可能にし、しかも
少ない加工工数で済み、あわせて部品点数を削減
することができる実用上優れた小型電動機を提供
するにある。
[問題点を解決するための手段] この考案の小型電動機は、筒状のフレーム22
の一端を第1エンドブラケツト23で塞ぎ、他端
を第2エンドブラケツト24で塞いだハウジング
21と、 該ハウジング21の内部に取り付けられた固定
子38と、 該固定子38の内側に設けられ、前記第1およ
び第2のエンドブラケツト23,24に回転自在
に支持された回転子40と、 該回転子40の回転軸39に装着された整流子
41と、 前記第2エンドブラケツト24に取り付けら
れ、前記整流子41に接触させて刷子43,44
を保持するホルダー42とを備えた小型電動機に
おいて、 前記第2エンドブラケツト24の内面に設けら
れ、第1エンドブラケツト23側が嵌め込み口と
なつており、係合爪が設けられた軸方向の係合用
スリツト331,341,371を形成する複数
の支持部材33,34,37と、 前記複数のスリツトに対応して前記ホルダー4
2に突設された複数の係合子45,46,47
と、 各係合子に外嵌めされた振動吸収用の弾性体4
8とを備え、 各係合部に前記弾性体を外嵌した前記ホルダー
を前記係合用スリツトに押し込み、前記弾性体を
介して前記ホルダーを前記爪に抜け止め状態に係
止させたことを特徴とする。
[作用] 上記の如く構成した本考案によれば、ホルダー
の組立時には係合子に弾性体を装着し、この状態
の係合子を支持部材に挿入するだけの簡素な操作
で済むようになるものである。
[実施例] 以下本考案の一実施例を第1図ないし第8図を
参照して説明する。第1図に示す小型電動機20
は、例えば自動車用空気調和装置の送風機(図示
せず)の駆動源となるもので、これのハウジング
21はいずれも合成樹脂により形成された筒状の
フレーム22、第1および第2エンドブラケツト
23,24から成る。第1エンドブラケツト23
はフレーム22の左端開口部にこれを閉塞する状
態に取付けられており、中央部には軸受25を取
着している。また、第2エンドブラケツト24は
第2図にも示すように中央に透孔24aを有する
と共に、外周縁に等角度間隔に取付壁部26,2
7,28をそれぞれ立設し、軸受29を収容し、
透孔24aに連通する筒部30を形成している。
そして、第2エンドブラケツト24は取付壁部2
6,27,28をフレーム22の右側開口部内に
嵌合され、これら取付壁部26,27,28の外
側面に形成した突部26a,27a,28aをフ
レーム22の内周面に設けた凹部22aに係合す
ることにより抜止めしている。さらに、第2エン
ドブラケツト24は、取付壁部26,27の内周
面に基端部から所定だけ離れて位置する係合爪2
6b,27bを一体に形成している一方、取付壁
部26,27にそれぞれ対向するようにスタツド
31,32を一体成形により形成し、スタツド3
1,32に係合爪26b,27bに対向する係合
爪31a,32aを一体成形して支持部材33,
34を構成している。また、第2エンドブラケツ
ト24には第2図および第3図にも示す如く取付
壁部28に沿うようにして一対のスタツド35,
36が一体に立設され、スタツド35,36は係
合爪35a,36aを対向状態に一体成形し支持
部材37を成している。これら支持部材33,3
4,37は第1エンドブラケツト23側が嵌め込
み口となつており、係合爪が設けられた軸方向の
係合用のスリツト331,341,371を形成
する。この状態にてハウジング1内には永久磁石
から成る環状の固定子38が配設され、固定子3
8と同芯的に回転軸39が設けられ、その各端部
は軸受25,29にそれぞれ支持されている。こ
の回転軸39には固定子38に対応する回転子4
0が取付けられていると共に、第2エンドブラケ
ツト24内に位置する整流子41が取着されてい
る。
さて、ホルダー42はハウジング21の第2エ
ンドブラケツト24内に位置するよう設けられて
おり、これは第4図および第5図に示すように合
成樹脂により板状に形成され、中央部には整流子
41を挿入した透孔42aを有している。このホ
ルダー42は透孔42aの径方向に移動可能に設
けられた一対の刷子43,44を有し、これら刷
子43,44は常には付勢部材、例えば捩りコイ
ルスプリング44aにより整流子41に弾接する
よう付勢されている。この一方、ホルダー42の
外周縁からは第2エンドブラケツト24の支持部
材33,34,37の係合用スリツト331,3
41,371に対応する矩形板状の係合子45,
46,47が外方に一体に延出されている。そし
て、これら係合子45,46,47には第6図に
見られるように、ゴムなどにより角筒状に形成さ
れた振動吸収用の弾性体48が挿入されている。
この状態で係合子45は第7図および第8図に示
す如く弾性体48を介して支持部材33の係合爪
26b,31a間を通過してスタツド31と取付
壁部26との間に挟持された状態に位置する。ま
た、係合子46も上記と同様に弾性体48を介し
て支持部材34の係合爪27b,32a間を通過
してスタツド32と取付壁部27との間に位置す
る。さらに、係合子47は支持部材37の係合爪
36a,35a間を通過してスタツド35,36
間に挟持状態に位置する。もつて、ホルダー42
が支持部材33,34,37の係合用スリツト3
31,341,371により第2エンドブラケツ
ト24に抜止め状態に装着される。尚、刷子4
3,44からはリード線49,50をそれぞれ介
して案内片51,52が接続され、これら案内片
51,52には電源コンセント用の端子53,5
4が取付けられている。
しかして、空気調和装置の運転時には小型電動
機20が起動されて送風機が稼働するものである
が、電動機20の起動時に刷子43,44と整流
子41との接触に起因して生ずる振動はホルダー
42を介して弾性体48に伝えられるものの、弾
性体48に吸収されてしまうので、振動が外部に
騒音として伝幡されることが効果的に抑制され
る。これにより空気調和装置の運転時の低騒音化
に寄与し、ひいては自動車の静粛運転という近年
の要望に合致するようになる。
ところで、上記構成によればホルダー42の装
着時には、係合子45にあつては、弾性体48を
介して支持部材33の取付壁部26とスタツド3
1との間に位置させ、係合子46にあつては、取
付壁部27とスタツド32との間に位置させ、係
合子47にあつては、スタツド35,36間に位
置させている。かかるホルダー42の装着を実現
させるには、係合子45,46,47に弾性体4
8を挿入すると共に、この状態のホルダー42を
第2エンドブラケツト24に近接方向に移動さ
せ、各係合子45,46,47を支持部材33,
34,37に挿入すればよい。したがつて、ホル
ダー42を挿入方向に移動させるだけの簡単な操
作で済むので、ホルダーを弾性体に支持させ、こ
の状態の弾性体をブラケツトとフレームとの間に
挟持して、さらに螺子を螺着する従来とは異な
り、ホルダー42の装着時に組立の自動化が可能
となる。しかも、従来の螺子が不要となるので部
品点数を削減でき、あわせて支持部材33,3
4,37は第2エンドブラケツト24に一体に形
成されているので、ブラケツトに孔部を形成した
り、フレームにねじ孔を設けなければならない従
来と比較して加工工数が少なくて済む。
尚、装着にあたつては、ホルダーの係合子に爪
部を形成する一方、第2エンドブラケツト側に係
合孔を設け、爪部を弾性変形させながら係合孔に
係合させるようにしてもよい。その他、具体的な
実施にあたつては考案の要旨を逸脱しない範囲で
種々変更できる。
[考案の効果] 以上述べたように本考案によれば、刷子に対す
る整流子の摺動により生ずる騒音を有効に抑制し
て低騒音化を維持したうえで、ホルダーの自動組
立を可能とすると共に、部品点数を削減でき、あ
わせて少ない加工工数で済むといつた実用上優れ
た小型電動機を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本考案の一実施例を示
し、第1図は全体の縦断面図、第2図は第2エン
ドブラケツトの正面図、第3図は第2エンドブラ
ケツトの側面図、第4図はホルダーの正面図、第
5図はホルダーの側面図、第6図は弾性体の斜視
図、第7図はホルダーを装着した状態を示す第2
図相当図、第8図はホルダーを装着した状態を示
す第3図相当図であり、第9図は従来の小型電動
機を示す縦断面図である。 図中、21……ハウジング、33,34,37
……支持部材、38……固定子、39……回転
軸、40……回転子、41……整流子、42……
ホルダー、43,44……刷子、45,46,4
7……係合子、48……弾性体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 筒状のフレームの一端を第1エンドブラケツト
    で塞ぎ、他端を第2エンドブラケツトで塞いだハ
    ウジングと、 該ハウジングの内部に取り付けられた固定子
    と、 該固定子の内側に設けられ、前記第1および第
    2のエンドブラケツトに回転自在に支持された回
    転子と、 該回転子の回転軸に装着された整流子と、 前記第2エンドブラケツトに取り付けられ、前
    記整流子に接触させて刷子を保持するホルダーと
    を備えた小型電動機において、 前記第2エンドブラケツトの内面に設けられ、
    第1エンドブラケツト側が嵌め込み口となつてお
    り、係合爪が設けられた軸方向の係合用スリツト
    を形成する複数の支持部材と、 前記複数のスリツトに対応して前記ホルダーに
    突設された複数の係合子と、 各係合子に外嵌めされた振動吸収用の弾性体と
    からなり、 各係合子に前記弾性体を外嵌した前記ホルダー
    を前記係合用スリツトに押し込み、前記弾性体を
    介して前記ホルダーを前記爪に抜け止め状態に係
    止させたことを特徴とする小型電動機。
JP1985200926U 1985-12-25 1985-12-25 Expired - Lifetime JPH0516857Y2 (ja)

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