JPH0523768U - 自動車用空気調和装置のフアンモータ保持構造 - Google Patents

自動車用空気調和装置のフアンモータ保持構造

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JPH0523768U
JPH0523768U JP6159591U JP6159591U JPH0523768U JP H0523768 U JPH0523768 U JP H0523768U JP 6159591 U JP6159591 U JP 6159591U JP 6159591 U JP6159591 U JP 6159591U JP H0523768 U JPH0523768 U JP H0523768U
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JP6159591U
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Inventor
信夫 安藤
Original Assignee
カルソニツク株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ファンモータとファンモータ保持装置との取付
強度を向上させ、振動や騒音の発生を防止する。 【構成】前記ファンモータ(M)を収納する有底筒状の
保持装置本体(13)と、この保持装置本体を前記ファ
ンスクロール(1)に取り付けると共に前記モータ取付
孔(11)と前記保持装置本体(13)との間の隙間を
閉塞するフランジ部(14)とを有し、前記フランジ部
の外周縁に前記モータ取付孔(11)の口縁突部(2
1)が嵌合する嵌合部(22)を形成してなる保持装置
(12)により前記ファンモータ(M)を前記ファンス
クロール(1)に保持する構造において、前記モータケ
ーシングを保持装置本体(13)に圧入すると共に、前
記保持装置本体(13)の開口縁(23)に前記モータ
ケーシングを構成するエンドブラケット(20)の端部
(20c,20d )をカシメ保持した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車用空気調和装置などに使用されるファンモータをファンスク ロールに取り付けるための保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、自動車用空気調和装置は、内気あるいは外気を選択的に取り入れる内 外気切替箱にファンスクロールを取り付けたインテークユニットを有し、このイ ンテークユニットから取り入れた内気あるいは外気をクーラユニットによって冷 却したり、ヒータユニットによって加熱した後に、種々の吹出口から車室内に配 風するようにしている。
【0003】 インテークユニットに組み込まれるファンモータは、ファンモータ保持装置に より保持された状態でファンスクロールに取り付けられている(実開平2−11 8448号公報)。図3は従来のファンモータ保持装置を示す要部断面図である が、ファンスクロール1の下部に取り付けられるファンモータMは、円筒状ハウ ジング2の両端にエンドブラケット3,4を有し、回転軸5は2つの軸受け6, 7によってエンドブラケット3,4にそれぞれ回動自在に支持されている。この 回転軸5には図示しない電源より電流が供給されるコイル8が取り付けられ、円 筒状ハウジング2の内面に取り付けられた永久磁石9の磁界を切って回転するよ うになっている。そして、回転軸5の一端にファン10を取り付け、ブラシやコ ンミュテータ(不図示)によりコイル8に電流を供給するとファン10が回転す るようになっている。
【0004】 このファンモータMは、ファンスクロール1のモータ取付孔11に遊嵌された ファンモータ保持装置12により保持されている。このファンモータ保持装置1 2は、ハウジング2の外形形状に対応した形状を有し、かつ、ファンモータ全体 を収納する筒状の装置本体13と、モータ取付孔11および装置本体13の間の 隙間を閉塞するように装置本体13の軸方向中央部より半径方向外方に突出した 略円盤状のフランジ部14と、ファンスクロール1内の空気をファンモータM内 に案内する冷却パイプの一端が取り付けられる冷却パイプ挿入部15とを有し、 これらを一体的に樹脂成形したものである。そして、ファンモータMをファンモ ータ保持装置12に圧入した後に、ファンモータ保持装置12の底部のみをビス 16止めすることによりファンモータMをファンモータ保持装置12に固定して いる。 なお、冷却パイプ挿入部15は、冷却パイプを取り付ける部分であり、冷却パ イプによりファンスクロール1内を流れる空気の一部を取り出し、これをハウジ ング2内に導き、ファンモータMの発熱部分を冷却してモータの耐久性を高めて いる。
【0005】 また、ファンモータMをファンスクロール1に取り付けるには、フランジ部1 4の嵌合部22にモータ取付孔11の口縁突部21を嵌合した後に、ボルトをフ ランジ部の円周状に3個設けられたボルト孔に挿通し、ファンモータ保持装置1 2をファンスクロール1に締結固定することにより行う。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のファンモータとファンモータ保持装置との固定は、上述 したようにファンモータの底部のみをビス止めし、ファンモータの上部は圧入に よる固定のみに依存させていたため、ファンモータ保持装置の上部が熱影響によ って変形するとファンモータとファンモータ保持装置との間に隙間が生じ、これ によりファンモータの取付強度が低下する虞れがあった。また、ファンモータ保 持装置を樹脂成形する場合、ファンモータを収容する筒状本体の内面の型抜きを 容易にするために、当該筒状本体の内面形状を開口部に向かって広がるテーパ状 とすることが好ましいが、このようなテーパ状構造を採用すると上述したファン モータとファンモータ保持装置との圧入による取付強度が十分確保できない。こ のようにファンモータとファンモータ保持装置との取付強度が不十分であるとフ ァンモータの作動にともない振動が発生して騒音の原因となり、特に、自動車用 空気調和装置などのような低騒音が要求されるところに用いることは好ましくな い。
【0007】 本考案は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、ファン モータとファンモータ保持装置との取付強度を向上させ、振動や騒音の発生を防 止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本考案は、ファンスクロール(1)のモータ取付孔 (11)に遊嵌され、円筒状ハウジング(2)と上下のエンドブラケット(20 ,4)によりモータケーシングが構成されたファンモータ(M)を保持する構造 であって、 前記ファンモータ(M)を収納する有底筒状の保持装置本体(13)と、この 保持装置本体(13)を前記ファンスクロール(1)に取り付けると共に前記モ ータ取付孔(11)と前記保持装置本体(13)との間の隙間を閉塞するフラン ジ部(14)とを有し、前記フランジ部(14)の外周縁に前記モータ取付孔 (11)の口縁突部(21)が嵌合する嵌合部(22)を形成してなる保持装置 (12)により前記ファンモータ(M)を前記ファンスクロール(1)に保持す る構造において、 前記モータケーシングを保持装置本体(13)に圧入すると共に、前記保持装 置本体(13)の開口縁(23)に前記モータケーシングを構成するエンドブラ ケット(20)の端部(20c,20d )をカシメ保持したことを特徴とする自動 車用空気調和装置のファンモータ保持構造である。
【0009】
【作用】
このように構成した本考案にあっては、まず下エンドブラケット(4)と上エ ンドブラケット(20)とを円筒状ハウジング(2)に固定した状態で当該ファ ンモータ(M)を保持装置(12)の装置本体(13)に圧入し、次に、上エン ドブラケット(20)の端部(20c,20d )を装置本体(13)の開口縁(2 3)に対して折り曲げることにより、ファンモータを装置本体に固定する。これ により、ファンモータと保持装置とが強固に固定され、保持装置が熱影響を受け たり、あるいは保持装置の成形性を高めるためにファンモータと保持装置との間 に微少な隙間が発生しても、ここから振動や騒音が発生することはない。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。 図1は本考案の一実施例に係るファンモータ保持構造を示す縦断面図、図2は 同実施例に係るファンモータ保持構造の一部を示す斜視図である。
【0011】 本実施例に係る保持構造は、自動車用空気調和装置のインテークユニットに組 み込まれるファンモータを保持するための構造であり、図1に示すように、保持 装置12により保持された状態でファンスクロール1に取り付けられている。
【0012】 ファンスクロール1の下部に取り付けられるファンモータMは、円筒状ハウジ ング2の両端に上エンドブラケット20および下エンドブラケット4を有し、上 エンドブラケット20の内面側にはさらに補助エンドブラケット3が設けられて いる。そして、回転軸5は2つの軸受け6,7によって補助エンドブラケット3 および下エンドブラケット4にそれぞれ回動自在に支持されている。この回転軸 5には図示しない電源より電流が供給されるコイル8が取り付けられ、円筒状ハ ウジング2の内面に取り付けられた永久磁石9の磁界を切って回転するようにな っている。そして、回転軸5の一端にファン10を取り付け、ブラシやコンミュ テータ(不図示)によりコイル8に電流を供給するとファン10が回転するよう になっている。
【0013】 このファンモータMは、ファンスクロール1のモータ取付孔11に遊嵌された 保持装置12により保持されている。この保持装置12は、円筒状ハウジング2 の外形形状に対応した形状を有し、かつ、ファンモータ全体を収納する有底筒状 の装置本体13と、モータ取付孔11および装置本体13の間の隙間を閉塞する ように装置本体13の軸方向中央部より半径方向外方に突出した略円盤状のフラ ンジ部14と、ファンスクロール1内の空気をファンモータM内に案内する冷却 パイプの一端が取り付けられる冷却パイプ挿入部15とを有し、これらを一体的 に樹脂成形したものである。そして、ファンモータMを保持装置12に圧入した 後に、装置本体13の底部をビス16止めすることによりファンモータMをファ ンモータケース12に固定する。
【0014】 ここで、本実施例にあっては、上エンドブラケット20を図2に示すように十 字状に伸延させ、対向する一対の端部20a,20b を円筒状ハウジング2にカシ メ固定すると共に、他の一対の端部20c,20d を装置本体13の開口縁23に カシメ保持させている。なお、上エンドブラケット20から伸延させる端部の数 は上述した実施例のみに限定されることなく適宜変更することができる。
【0015】 なお、冷却パイプ挿入部15は、冷却パイプを取り付ける部分であり、冷却パ イプによりファンスクロール1内を流れる空気の一部を取り出し、これをハウジ ング2内に導き、ファンモータMの発熱部分を冷却してモータの耐久性を高めて いる。
【0016】 次に作用を説明する。 このように構成した本実施例のファンモータ保持構造によれば、まず下エンド ブラケット4と上エンドブラケット20とを円筒状ハウジング2に固定した状態 で当該ファンモータMを保持装置12の装置本体13に圧入する。このとき、上 エンドブラケット20の端部20a,20b は円筒状ハウジング2にカシメ固定さ れているが、端部20c,20d は折り曲げられていない状態である。次に、装置 本体13の底部をビス16止めすると共に、上ハウジング20の端部20c,20 d を装置本体13の開口縁23に対して折り曲げることにより、ファンモータM を保持装置12に固定する。最後に、ファンモータMを固定した保持装置12を ファンスクロール1に取り付けるには、フランジ部14の嵌合部17にモータ取 付孔11の口縁突部21を嵌合した後に、ボルト(不図示)をフランジ部14の 円周状に3個設けられたボルト孔(不図示)に挿通し、保持装置12をファンス クロール1に締結固定することにより行う。
【0017】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、モータケーシングを保持装置本体に圧入す ると共に、保持装置本体の開口縁に前記モータケーシングを構成するエンドブラ ケットの端部をカシメ保持したため、ファンモータと保持装置とが強固に固定さ れ、保持装置が熱影響を受けたり、あるいは保持装置の成形性を高めるためにフ ァンモータと保持装置との間に微少な隙間が発生しても、ここから振動や騒音が 発生することはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本考案の一実施例に係るファンモータ保持構
造を示す縦断面図である。
【図2】は同実施例に係るファンモータ保持構造の一部
を示す斜視図である。
【図3】は従来のモータ保持構造を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…ファンスクロール、 2…円筒状ハウジ
ング、4…下ブラケット、 11…モー
タ取付孔、13…保持装置本体、 14…
フランジ部、20…上ブラケット、 21
…モータ取付孔の口縁突部、22…嵌合部、
23…保持装置本体の開口縁、M…ファンモ
ータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファンスクロール(1)のモータ取付孔
    (11)に遊嵌され、円筒状ハウジング(2)と上下の
    エンドブラケット(20,4)によりモータケーシング
    が構成されたファンモータ(M)を保持する構造であっ
    て、 前記ファンモータ(M)を収納する有底筒状の保持装置
    本体(13)と、この保持装置本体(13)を前記ファ
    ンスクロール(1)に取り付けると共に前記モータ取付
    孔(11)と前記保持装置本体(13)との間の隙間を
    閉塞するフランジ部(14)とを有し、前記フランジ部
    (14)の外周縁に前記モータ取付孔(11)の口縁突
    部(21)が嵌合する嵌合部(22)を形成してなる保
    持装置(12)により前記ファンモータ(M)を前記フ
    ァンスクロール(1)に保持する構造において、 前記モータケーシングを保持装置本体(13)に圧入す
    ると共に、前記保持装置本体(13)の開口縁(23)
    に前記モータケーシングを構成するエンドブラケット
    (20)の端部(20c,20d )をカシメ保持したこと
    を特徴とする自動車用空気調和装置のファンモータ保持
    構造。
JP6159591U 1991-08-06 1991-08-06 自動車用空気調和装置のフアンモータ保持構造 Pending JPH0523768U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015052886A1 (ja) * 2013-10-07 2015-04-16 株式会社デンソー モータ支持構造

Cited By (1)

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