JP2000014072A - 送風装置 - Google Patents

送風装置

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JP2000014072A
JP2000014072A JP10180316A JP18031698A JP2000014072A JP 2000014072 A JP2000014072 A JP 2000014072A JP 10180316 A JP10180316 A JP 10180316A JP 18031698 A JP18031698 A JP 18031698A JP 2000014072 A JP2000014072 A JP 2000014072A
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mold
stator
outer peripheral
rotor casing
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JP10180316A
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Tadahiro Nakayama
忠弘 中山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 送風装置の軸方向の小形化を図る。 【解決手段】 ファンモータ12をアウタロータ形のブ
ラシレスモータにより構成し、樹脂製のロータケーシン
グ25の円筒部25aにファン13の翼片13aを一体
に形成する。モールドステータ14のモールド樹脂部1
7と一体の取付部18にロータケーシング25の開放端
部を包囲する防水カバー部30を一体に形成し、ロータ
ケーシング25とモールドステータ14との隙間からフ
ァンモータ12の内部に埃や雨水などが侵入することを
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は送風用ファンとモー
タとを一体化した形態の送風装置に係り、特に、風雨に
晒されるような環境下で使用される場合に好適するもの
に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えばエアコンディシ
ョナの室外機の送風装置は、室外機の筐体内に設置され
た熱交換器に送風して空気と効率良く熱交換させるため
に用いられるものである。そこで、上記室外機の筐体
は、例えば前後両面がグリル(格子)構造とされてい
て、送風装置による送風のために空気が自由に出入りで
きるようにしており、そのため、室外機の筐体内へは外
部から雨水や埃などが侵入し易い状況になっている。
【0003】このような環境下に設置される従来の送風
装置を図9に示す。同図に示す送風装置において、その
ファンモータ1はインナロータ形のブラシレスモータか
らなり、ステータは全体が樹脂モールドされてモールド
ステータ2として構成されている。永久磁石形のロータ
3は、モールドステータ2のステータコア4の内側に配
置され、そのシャフト5は、モールドステータ2側に設
けられた軸受6,6に回転可能に支持されている。そし
て、モールドステータ2から突出するシャフト5の先端
部分にファン7が取り付けられている。
【0004】このファンモータ2において、モールドス
テータ2は、ロータ3の収納のためにファン7側の端部
において開放されているが、その開放口はゴムシール8
によって塞がれており、これにて、ファンモータ1の内
部に雨や埃などが侵入することのないようにしている。
【0005】しかしながら、上記従来のファンモータ1
では、モールドステータ2の端面部に配置されたゴムシ
ール8からシャフト5を突出させ、その突出部分にファ
ン7を取り付けているため、シャフト5の長さが長くな
り、ファンモータ1ひいては送風装置全体として軸方向
に大形化するという問題があった。ファン7の送風性能
を維持したままファンモータ1を軸方向に小形化しよう
とすると、ファンモータ1の外径寸法を大きくせねばな
らず、これでは、ファン7とモールドステータ1との対
向面積が大きくなり、送風量の減少化をもたらす。かと
いって、ファンモータ1の径寸法を大きくすることなく
軸方向の小形化しようとすると、ロータ3の永久磁石の
性能を相当高くしなければならず、これはコストアップ
を招来し、好ましくない。
【0006】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ファンにとって必要な送風性能を確保
しながら軸方向の小形化を図ることができる送風装置を
提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の発明が解決しよう
とする課題の項で説明したように、インナロータ形のフ
ァンモータを使用した送風装置では、ファンにとって必
要な送風性能を確保しながら軸方向の小形化を図ること
が困難である。そこで、ファンモータをアウタロータ形
にし、ロータの外周部にファンを設ける構成とすること
によって、ファンとして必要な性能を確保しながら軸方
向の小形化を図ることが考えられる。
【0008】ところが、アウタロータ形のモータを使用
した送風装置では、ファンモータのロータが有底円筒状
に形成されるため、エアコンディショナの室外機の送風
装置など雨水や埃などに晒される環境下で使用される場
合には、有底円筒状をなすロータの開放端からモータ内
部に雨水や埃などが侵入するおそれがあり、この問題を
解消しない限り実用化は困難である。
【0009】そこで、請求項1の発明では、ステータコ
アに複数相のコイルを巻装してなり、少なくとも、外周
部および軸方向両端部のうちの一方の端部を樹脂により
覆って構成したモールドステータと、ロータヨークの内
側に永久磁石を配置してなるロータ主部を、樹脂により
有底円筒状に形成されたロータケーシングの内周部に一
体にモールドして成り、前記モールドステータとでファ
ンモータを構成するモールドロータと、前記ロータケー
シングの外周部に一体に形成されたファンとを備え、前
記モールドロータは、前記ロータケーシングの開放端側
が前記モールドステータの前記一方の端部側となるよう
にして、前記モールドステータを外側から覆った状態に
配設されて回転可能に支持され、前記モールドステータ
は、そのモールド樹脂部に、モールドステータを取付対
象物に固定するための取付部、およびモールドステータ
の外周面と前記ロータケーシングの円筒部の内周面との
間の隙間からロータケーシングの円筒部の外周面にかけ
ての部位を覆うカバー部を一体に有することを特徴とす
る。
【0010】また、請求項2の発明では、ステータコア
に複数相のコイルを巻装してなり、少なくとも、外周部
および軸方向両端部のうちの一方の端部を樹脂により覆
って構成したモールドステータと、ロータヨークの内側
に永久磁石を配置してなるロータ主部を、樹脂により有
底円筒状に形成されたロータケーシングの内周部に一体
にモールドして構成したモールドロータと、前記ロータ
ケーシングの外周部に一体に形成されたファンとを備
え、前記モールドロータは、前記ロータケーシングの開
放端側が前記モールドステータの前記一方の端部側とな
るようにして、前記モールドステータを外側から覆った
状態に配設されて回転可能に支持されると共に、ロータ
ケーシングの開放端部に前記モールドステータの外周部
を覆うカバー部を一体に有することを特徴とするもので
ある。
【0011】このような請求項1または請求項2の構成
によれば、ファンモータがアウタロータ形モータとして
構成され、そのロータケーシングの外周部にファンが一
体に設けられるので、ファンとして必要な性能を確保し
ながら軸方向に小形に構成することができる。
【0012】また、請求項1の構成では、特に、ファン
がロータケーシングの開放端側から閉鎖端側に向かって
送風する場合に、その方向に流れる風に対して、カバー
部がモールドステータの外周面とロータケーシングの内
周面との間の隙間を塞ぐ状態となるので、ファンモータ
の内部に雨水や埃などが侵入することを極力防止でき
る。
【0013】請求項2の構成では、特に、ファンがロー
タケーシングの閉鎖端側から開放端側に向かって送風す
る場合に、その方向に流れる風に対して、カバー部がモ
ールドステータの外周面とロータケーシングの内周面と
の間の隙間を塞ぐ状態となり、ファンモータの内部に雨
水や埃などが侵入することを極力防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明をエアコンディショ
ナの室外機用送風装置に適用した第1実施例を図1ない
し図3に基づいて説明する。図3に示すように、送風装
置11は、ファンモータ12と、このファンモータ12
によって駆動されるファン13とを備えている。図1に
示すように、ファンモータ12はアウタロータ形モータ
により構成され、そのステータ14は、環状のステータ
コア15と、このステータコア15に巻装された複数相
のコイル16とを有している。
【0015】上記ステータ14は、軸方向両端部、外周
部および内周部の図示右側ほぼ半分が樹脂で覆われたモ
ールドステータとして構成されている。このモールドス
テータ14を覆うモールド樹脂部17のうち、ステータ
コア15の外周面を覆う部分は薄膜17aとして構成さ
れており、また、ステータコア15の図示左右両端面を
覆うモールド樹脂部17のうち、右端部側の樹脂部分は
モールドステータ14を取付対象物であるエアコンディ
ショナの室外機の筐体内に設けられた据付部に固定する
ための取付部18として相当厚く形成されている。
【0016】モールドステータ14の内部の左右両側に
は、一対の軸受ホルダ19,20が装着されている。こ
の一対の軸受ホルダ19,20のうち、右側の軸受ホル
ダ19は取付部18の内側にインサート成形によって一
体化され、左側の軸受ホルダ20はステータコア14の
左端部の内側に圧入によって取り付けられている。そし
て、それら両軸受ホルダ19,20にはボール軸受2
1,22が装着され、それらボール軸受21,22によ
ってモールドロータ23のシャフト24が回転可能に支
持されている。
【0017】上記のモールドロータ23は、樹脂により
有底円筒状に形成されたロータケーシング25の円筒部
25aの内周側に、磁性を有する金属板材により円筒状
に形成されたロータヨーク26の内側に同じく円筒状の
永久磁石27を配設してなるロータ主部28を埋め込ん
でなるモールドロータとして構成されている。そして、
ロータケーシング25の円筒部25aの外周には、ファ
ン13を構成する翼片13aが一体成形によって形成さ
れている。
【0018】かかるモールドロータ23は、ロータケー
シング25の円筒部25aの開放端側が取付部18側と
なるように、モールドステータ14を外側から覆うよう
に配設され、そして、ロータケーシング25の閉鎖端面
部中央のボス部25bがシャフト24に嵌合され、該シ
ャフト24の先端部のねじ部24aに螺着されたナット
29によってシャフト24に締め付け固定されている。
ここで、この実施例では、ファン13は、ファンモータ
12により回転駆動されると、図1に矢印Aで示すよう
に、空気を後方から吸い込んで前方に向けて送風するも
のとする。
【0019】しかして、モールドステータ14の一端側
において、モールド樹脂部17と一体成形により形成さ
れた取付部18の外周部には、カバー部としての防水カ
バー部30がフランジ状に一体に延設されている。そし
て、この防水カバー部30の外周部分には、ファン13
側に向かって突出する環状突部30aが一体に形成され
ている。かかる防水カバー部30により、モールドステ
ータ14の外周面とロータケーシング25の内周面との
間の隙間が隠されると共に、ロータケーシング25の開
放端部分が包み隠された形態となる。
【0020】さて、ロータケーシング25の開放端部分
の内周面側には、図3にも示すように、その内径を拡大
することによって拡径部25cが形成され、これに対応
して防水カバー部30には、その拡径部25c内に入り
込む径大部30bが形成されている。そして、このロー
タケーシング25の拡径部25cの内周面と防水カバー
部30の径大部30bの外周面との間の隙間寸法d1
は、モールドステータ14の外周面とモールドロータ2
3の永久磁石内周面との間の隙間寸法d2 よりも小さく
設定されている。また、この実施例では、ロータケーシ
ング25において、永久磁石27からロータケーシング
25の円筒部25aの開放端までの長さ寸法Lは、永久
磁石27の径方向厚さtの2分の1以上に定められてい
る。
【0021】このように構成された送風装置11は、エ
アコンディショナの室外機の筐体内に室外側熱交換器と
共に配設される。そして、送風装置11において、ファ
ンモータ12の複数相のコイル16が所定のタイミング
で順次通電されると、モールドロータ23が回転して該
モールドロータ23と一体のファン13が送風作用を呈
し、室外側熱交換器に送風する。
【0022】この場合、モールドステータ14とロータ
ケーシング25との間の隙間は、防水カバー部30によ
り覆われているので、上記のようにファン13の運転に
よって矢印A方向に送られる風は防水カバー部30に遮
られ、モールドステータ14とロータケーシング25と
の間の隙間内に侵入することが防止される。
【0023】このため、特にファン13の運転によって
送風される風に乗じて室外機の筐体内に侵入した埃や雨
水などがモールドステータ14とロータケーシング25
との間の隙間内に侵入することが防止される。
【0024】特に、本実施例では、防水カバー部30に
ロータケーシング25の円筒部25aの開放端部を外側
から覆う環状突出部30aが設けられているので、防水
カバー部30と円筒部25aの開放端面との間の隙間内
に埃や雨水などが侵入することをより確実に防止でき
る。
【0025】また、ロータケーシング25の円筒部25
aの拡径部25cと防水カバー部30の径大部30bと
の間の隙間をモールドステータ14と永久磁石27のと
の間の隙間よりも狭くしたので、拡径部25cと径大部
30bとの間の隙間よりも大きな異物はそこで遮られて
それ以上奥に侵入することが防止される。このため、モ
ールドステータ14と永久磁石27との間の隙間に大き
な異物が侵入して大きな回転抵抗になったり、モールド
ロータ23がロック状態になったりするという問題の発
生を未然に防止できる。なお、円筒部25aの先端面と
防水カバー部30との間の隙間、或いは拡径部25cと
径大部30bとの間の隙間内に異物が侵入したとして
も、両者共に樹脂製のものであるから、モールドロータ
23がロック状態に至るようなおそれはない。
【0026】更に、本実施例では、永久磁石27と円筒
部25aの開放端との間の距離Lを永久磁石27の径方
向厚さ寸法t以上としたので、円筒部25aの先端面と
防水カバー部30との間の隙間内に侵入した磁性体の埃
を永久磁石27の磁気力により永久磁石27の表面側に
吸引するという事態の発生を効果的に防止できる。すな
わち、永久磁石27の内周面側は円周方向に沿ってN極
とS極とが交互に並んだ状態に着磁されているが、その
内周面側のN極、S極は外周面側に着磁されたS極、N
極と対になっていて、内周面側と外周面側との磁極対間
には、図2にBで示すような磁束が通っている。そし
て、磁気力が大きい程、永久磁石27の径方向厚さは厚
いという事情があるが、この磁束Bの影響を受ける範囲
は永久磁石27の径方向厚さの2分の1程度とされてい
るので、それ以上離れていれば永久磁石27の磁気力の
影響を受け難いのである。
【0027】図4は本発明の第2実施例を示すもので、
上記第1実施例との相違は、第1実施例における拡径部
25cと径大部30bを省略し、その代りに、ロータケ
ーシング25の円筒部25aにおいて、その開放端部外
周面に複数個の環状突部31を一体に突設し、この環状
突部31の先端とカバー部としての防水カバー部32の
環状突出部32aの内周面との間の隙間を、ステータ1
4と円筒部25aとの間の隙間d1 よりも小さく設定し
たところにある。なお、環状突部31の外周側先端は必
ずしも鋭利となっていなくとも良い。また、防水カバー
部32の環状突出部32aの基端内周部には環状径小段
部32bが一体に形成されており、この環状径小段部3
2bの内周面とロータケーシング25の円筒部25aの
外周面との間の隙間はモールドステータ14の外周面と
モールドロータ23の永久磁石内周面との間の隙間より
も小さく設定されている。このように構成した本実施例
では、複数の環状突部31によってラビリンスシールが
構成されるので、雨水や埃などがファンモータ12内部
に侵入することを効果的に防止することができ。
【0028】図5は本発明の第3実施例を示すもので、
上記第1実施例との相違は、第1実施例における拡径部
25cと径大部30bを省略し、その代りに、ロータケ
ーシング25の円筒部25aの外周面に、カバー部とし
ての防水カバー部33の環状突出部33aの先端近傍に
位置して溝34を形成したところにある。
【0029】このように溝34を形成すれば、円筒部2
5aの外周面に掛かった雨水などは溝34内に入り込
み、そして、その溝34に沿って下方に流れて円筒部2
5aから落下するようになるので、ファンモータ12の
内部に雨水などが侵入するおそれがない。
【0030】図6は本発明の第4実施例を示す。この実
施例は、ファン13による送風方向が第1実施例とは逆
に前方から後方に送風(矢印Bで示す)する場合に対処
したものである。この実施例では、ロータケーシング2
5の円筒部25aの開放端部に、後方に向かって傘状に
広がるように延びてステータ14の取付部35の外周部
を径方向外側から覆うカバー部としての防水カバー部3
6が一体に延設されている。
【0031】このような防水カバー部36を設けた場合
には、ファン13からの風は防水カバー部36によって
円筒部25aの開放端面と取付部35との間の隙間内に
侵入しないように遮られる。このため、風に乗じて埃や
雨水などがファンモータ12内に侵入することはない。
また、モールドロータ23の回転時、円筒部25aの外
周面に掛かった雨水は、遠心力により防水カバー部36
の外面を伝って流れ、そして防水カバー部36の外周端
から外方に振り切られるので、雨水が円筒部25aの開
放端面と取付部18との間の隙間内に侵入することをよ
り確実に防止することができる。
【0032】図7は本発明の第5実施例を示す。この実
施例では、ロータケーシング25の円筒部25aの外周
部における開放端部の近傍から右方に向かって傘状に広
がるカバー部としての防水カバー部37が一体に形成さ
れている。一方、取付部38の径寸法は防水カバー部3
7の径寸法よりも若干大きく設定されており、図示左側
の面に、防水カバー部37の内側に入り込んだ形態の環
状突部39が一体に形成されている、そして、環状突部
39の基部の外周側には、溝40が形成されている。
【0033】このように構成した場合には、溝40が空
気溜まりとして機能し、ファンモータ12内部への埃や
雨水などの侵入が効果的に防止される。すなわち、溝4
0は、空間的に広く、また、ファンモータ12の内側へ
と連なる入口部分に存在するので、防水カバー部37と
取付部38との隙間からファンモータ12内に侵入しよ
うとする埃や雨水などは、溝40内に一旦溜められるよ
うになる。そして、溝40内に溜められた埃や雨水など
は、遠心力で外方に排除されたり、或いは溝40を伝っ
て下方に流れて取付部38から滴下する。
【0034】図8は本発明の第6実施例を示す。この実
施例では、ロータケーシング25の円筒部25aの開放
端面における外周側に取付部41を外周側から包囲する
カバー部としての防水カバー部42が一体に延設されて
いる。そして、取付部41の外周部には、防水カバー部
42の先端と取付部41の外周に延設されたフランジ部
41aとの間の隙間と対向する溝43が形成されてい
る。このように構成しても上記第5実施例と同様の効果
を得ることができる。ちなみに、図7および図8の構造
のものでは、ファン13の送風方向は矢印A方向、矢印
B方向のいずれであっても良い。
【0035】なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施
例に限定されるものではなく、例えば、モールドステー
タ14は軸方向両端を共にモールド樹脂部17で覆う必
要はなく、ロータケーシング25の開放端側の一方の端
部だけをモールド樹脂17で覆うようにしても良いな
ど、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施する
ことができる。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、フ
ァンモータをアウタロータ形とし、そのロータケーシン
グにファンを設けたので、軸方向に小形化できる。ま
た、ロータケーシングとモールドステータとの隙間はカ
バー部により覆われるので、雨水や埃などがファンモー
タ内に侵入することを極力防止できるという優れた効果
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す要部の断面図
【図2】拡大して示す主要部の断面図
【図3】側面図
【図4】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図5】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図6】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図7】本発明の第5実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第6実施例を示す図1相当図
【図9】従来例を示す図3相当図
【符号の説明】
図中、11は送風装置、12はファンモータ、13はフ
ァン、14はモールドステータ、15はステータコア、
16はコイル、17はモールド樹脂部、18は取付台
部、23はモールドロータ、24はシャフト、25はロ
ータケーシング、25aは円筒部、26はロータヨー
ク、27は永久磁石、28はロータ主部、30は防水カ
バー部(カバー部)、30aは環状突出部、31は環状
突部、32は防水カバー部、33は防水カバー部(カバ
ー部)、34は溝、35は取付部、36,37は防水カ
バー部(カバー部)、38は取付部、39は環状突部、
40は溝、41は取付部、42は防水カバー部(カバー
部)、43は溝である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータコアに複数相のコイルを巻装し
    てなり、少なくとも、外周部および軸方向両端部のうち
    の一方の端部を樹脂により覆って構成したモールドステ
    ータと、 ロータヨークの内側に永久磁石を配置してなるロータ主
    部を、樹脂により有底円筒状に形成されたロータケーシ
    ングの内周部に一体にモールドして構成したモールドロ
    ータと、 前記ロータケーシングの外周部に一体に形成されたファ
    ンとを備え、 前記モールドロータは、前記ロータケーシングの開放端
    側が前記モールドステータの前記一方の端部側となるよ
    うにして、前記モールドステータを外側から覆った状態
    に配設されて回転可能に支持され、 前記モールドステータは、そのモールド樹脂部に、モー
    ルドステータを取付対象物に固定するための取付部、お
    よびモールドステータの外周面と前記ロータケーシング
    の円筒部の内周面との間の隙間からロータケーシングの
    円筒部の外周面にかけての部位を覆うカバー部を一体に
    有することを特徴とする送風装置。
  2. 【請求項2】 ステータコアに複数相のコイルを巻装し
    てなり、少なくとも、外周部および軸方向両端部のうち
    の一方の端部を樹脂により覆って構成したモールドステ
    ータと、 ロータヨークの内側に永久磁石を配置してなるロータ主
    部を、樹脂により有底円筒状に形成されたロータケーシ
    ングの内周部に一体にモールドして構成したモールドロ
    ータと、 前記ロータケーシングの外周部に一体に形成されたファ
    ンとを備え、 前記モールドロータは、前記ロータケーシングの開放端
    側が前記モールドステータの前記一方の端部側となるよ
    うにして、前記モールドステータを外側から覆った状態
    に配設されて回転可能に支持されると共に、ロータケー
    シングの開放端部に前記モールドステータの外周部を覆
    うカバー部を一体に有することを特徴とする送風装置。
  3. 【請求項3】 ロータケーシングの外周面のうち、モー
    ルドステータのモールド樹脂部と一体のカバーの内周面
    に対向する部位に軸方向に並ぶ複数の環状突部を一体に
    設けたことを特徴とする請求項1記載の送風装置。
  4. 【請求項4】 ロータケーシングの外周面のうち、モー
    ルドステータのモールド樹脂部と一体のカバーの先端近
    くの部位に溝を形成したことを特徴とする請求項1また
    は3記載の送風装置。
  5. 【請求項5】 モールドステータのモールド樹脂部の外
    周面のうち、ロータケーシングのカバーの先端近くの部
    位に溝を形成したことを特徴とする請求項2記載の送風
    装置。
  6. 【請求項6】 モールドロータにおいて、永久磁石から
    ロータケーシングの開放端までの距離は、永久磁石の径
    方向厚さの2分の1以上に設定されていることを特徴と
    する請求項1ないし5のいずれかに記載の送風装置。
  7. 【請求項7】 モールドロータにおけるロータケーシン
    グの開放端部とモールドステータにおけるモールド樹脂
    と一体の取付部との間に、モールドロータの内周面とモ
    ールドステータの外周面との間の隙間より小さな隙間を
    もった部分が存在することを特徴とする請求項1ないし
    6のいずれかに記載の送風装置。
  8. 【請求項8】 エアコンディショナの室外機に使用され
    ることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載
    の送風装置。
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