JPS6042059B2 - 商用周波整流軌道回路 - Google Patents
商用周波整流軌道回路Info
- Publication number
- JPS6042059B2 JPS6042059B2 JP53019758A JP1975878A JPS6042059B2 JP S6042059 B2 JPS6042059 B2 JP S6042059B2 JP 53019758 A JP53019758 A JP 53019758A JP 1975878 A JP1975878 A JP 1975878A JP S6042059 B2 JPS6042059 B2 JP S6042059B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- track
- commercial frequency
- track circuit
- frequency rectifier
- track relay
- Prior art date
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- Expired
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- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は商用周波整流軌道回路に関するものである。
商用周波整流軌道回路は、工場構内等に敷設されたレ
ールに利用されている簡易な一元式軌道回路で、第１図
に示すごとく、常時、送電器Ｔｘから送電トランスＴＴ
）レール１｜２、整流器Ｒｅｃを介して軌道リレーＴＲ
に送電する構成となつており、車両がレール絶縁３−３
間に構成される軌道回路内に進入すると、当該車両の車
輪によるレール短絡によつて軌道リレーＴＲは落下し、
車両が軌道回路を脱出すると車輪によるレール短絡がな
くなつた軌道リレーＴＲは動作となる。すなわち軌道リ
レーＴＲの落下および動作によつて、当該軌道回路にお
ける車両の有無が検知される。 第１図に示す構成にお
いて、レール側から見た送電又は受電側のインピーダン
スは機器の特性上高めとなつていることが多い。１方道
床の構成又は天候等の環境条件の変化などによつてレー
ル間の漏れ抵抗変イ５ＲＢ（以下「漏れ変動」という）
が大きく生ずることがある。
ールに利用されている簡易な一元式軌道回路で、第１図
に示すごとく、常時、送電器Ｔｘから送電トランスＴＴ
）レール１｜２、整流器Ｒｅｃを介して軌道リレーＴＲ
に送電する構成となつており、車両がレール絶縁３−３
間に構成される軌道回路内に進入すると、当該車両の車
輪によるレール短絡によつて軌道リレーＴＲは落下し、
車両が軌道回路を脱出すると車輪によるレール短絡がな
くなつた軌道リレーＴＲは動作となる。すなわち軌道リ
レーＴＲの落下および動作によつて、当該軌道回路にお
ける車両の有無が検知される。 第１図に示す構成にお
いて、レール側から見た送電又は受電側のインピーダン
スは機器の特性上高めとなつていることが多い。１方道
床の構成又は天候等の環境条件の変化などによつてレー
ル間の漏れ抵抗変イ５ＲＢ（以下「漏れ変動」という）
が大きく生ずることがある。
晴天時と雨天時とにおけるＲＢの変化が大きいと、第４
図において４として示したごとく漏れ抵初只Ｂに対する
軌道リレー電圧の変化比ＥＤｃ’ ／ ＥＤｃは非常に
大きくなり、軌道リレーの特性上、使用電圧の保守範囲
は定格リレー電圧（ＥＤｃ）の０．８倍以上２倍以下に
しなければならないので漏れ変動に対する送電々圧（Ｖ
Ｔ）や限流抵抗（Ｔｒ）の再調整が必要になり、保守の
困難を来す。なお、第４図において縦軸は軌道リレー電
圧変化比（ＥＤｃ’／ＥＤｃ）を、横軸は漏れ抵抗ＲＢ
（Ω・ れ）を示す。 これを解決する方法として、第
２図に示すごとく、漏れ抵抗を最小値に抑える方法が提
案されている。
図において４として示したごとく漏れ抵初只Ｂに対する
軌道リレー電圧の変化比ＥＤｃ’ ／ ＥＤｃは非常に
大きくなり、軌道リレーの特性上、使用電圧の保守範囲
は定格リレー電圧（ＥＤｃ）の０．８倍以上２倍以下に
しなければならないので漏れ変動に対する送電々圧（Ｖ
Ｔ）や限流抵抗（Ｔｒ）の再調整が必要になり、保守の
困難を来す。なお、第４図において縦軸は軌道リレー電
圧変化比（ＥＤｃ’／ＥＤｃ）を、横軸は漏れ抵抗ＲＢ
（Ω・ れ）を示す。 これを解決する方法として、第
２図に示すごとく、漏れ抵抗を最小値に抑える方法が提
案されている。
すなわちレールの送電側および受電側又はＪそれらいず
れかと機器との間に低インピーダンスのリアクトルＬ又
は抵抗子Ｒを挿入し、当初から漏れ抵抗を小さいところ
で抑える。こうすることによつて、第４図において５と
して示したように漏れ抵抗の変化範囲が大きくなつても
ＥＤＣ″／ＥＤ。を小とすることができ、見掛上漏れ抵
抗の安定した整流軌道回路が構成でき調整、保守の点で
の困難が解決できる。しかし、この方式においてリアク
トルＬ又は抵抗子Ｒの開放故障が生ずると、軌道リレー
端に異常に高い電圧が加わり軌道リレーを破壊させる恐
れが生ずる。又、直流電化区間などに用いている２元形
交流軌道回路におけるごとく、素子故障の際に軌道リレ
ーに加わる位置の変化をもつて軌道リレーを落下状態に
導き故障を検知できればよいが、本発明が対象とする整
流軌道回路は電圧だけでリレーを動作させる一元形であ
るため、第２図に示す構成では素子故障の際、軌道リレ
ーを落下状態に導くことは不可能で、システム上安全側
とは云えない。第２図に示す構成の外に軌道リレー端に
定電圧ダイオードを挿入する方法も提案されているが信
頼性および開放故障時、高電圧になるなど、この種軌道
回路には不向である。本発明はこのような従来の整流軌
道回路に存する困難な除去するためになされたものであ
る。
れかと機器との間に低インピーダンスのリアクトルＬ又
は抵抗子Ｒを挿入し、当初から漏れ抵抗を小さいところ
で抑える。こうすることによつて、第４図において５と
して示したように漏れ抵抗の変化範囲が大きくなつても
ＥＤＣ″／ＥＤ。を小とすることができ、見掛上漏れ抵
抗の安定した整流軌道回路が構成でき調整、保守の点で
の困難が解決できる。しかし、この方式においてリアク
トルＬ又は抵抗子Ｒの開放故障が生ずると、軌道リレー
端に異常に高い電圧が加わり軌道リレーを破壊させる恐
れが生ずる。又、直流電化区間などに用いている２元形
交流軌道回路におけるごとく、素子故障の際に軌道リレ
ーに加わる位置の変化をもつて軌道リレーを落下状態に
導き故障を検知できればよいが、本発明が対象とする整
流軌道回路は電圧だけでリレーを動作させる一元形であ
るため、第２図に示す構成では素子故障の際、軌道リレ
ーを落下状態に導くことは不可能で、システム上安全側
とは云えない。第２図に示す構成の外に軌道リレー端に
定電圧ダイオードを挿入する方法も提案されているが信
頼性および開放故障時、高電圧になるなど、この種軌道
回路には不向である。本発明はこのような従来の整流軌
道回路に存する困難な除去するためになされたものであ
る。
本発明を第３図に示した実施例に従つて説明する。第３
図において第１図および第２図におけると同一の記号の
ものは同一構成要素を示す。
図において第１図および第２図におけると同一の記号の
ものは同一構成要素を示す。
本発明は第２図におけるリアクトルＬもしくは抵抗子Ｒ
に代えて低励磁インピーダンスの絶縁形リアクトルトラ
ンスＬＴ（以下１リアクトルトランスョという）を設け
たことを要旨とする。
に代えて低励磁インピーダンスの絶縁形リアクトルトラ
ンスＬＴ（以下１リアクトルトランスョという）を設け
たことを要旨とする。
リアクトルトランスＬＴは受電側レールと軌道レール．
装置との間、又は送電側レールと送電装置との間および
受電側レールと軌道リレー装置との間にそれぞれ挿入さ
れる。このようにすることによつてレールと送電装置も
しくは軌道リレー装置とはリアクトルトランスＬＴの磁
気回路作用によつて接続される。このような構成とすれ
ば、道床構成もしくは環境条件の変化があつても、レー
ル側から見たリアクトルトランスＬＴの励磁インピーダ
ンスは第２図におけるリアクトルＬと等価であるので、
第４図に５として示すごとく漏れ抵抗ＲＢの変化範囲が
大きくてもＥ。。″／ＥＤＯの変化範囲を小さく抑える
ことができる。そのため道床構成の材料が砕”石や砂利
の代りに、雨天などに水分を含んだ場合異常に低い漏れ
抵抗値を示す。たとえば溶鉱炉の鉱滓でも用いることが
できるので溶鉱炉の廃物利用としての効果もある。又リ
アクトルトランスＬＴの開放故障があつた場合には絶縁
形であるため、伝達状態が失われ、軌道リレーＴＲは無
電圧となつて落下し、それによつてシステムとして安全
側への働き確保できる。なお、直流電化区間においてリ
アクトルトランスと同様の作用を有するインピーダンス
ボンドが使用されているが、これは電機車の帰線電流と
本来の信号電流とを分離するためのものであり、本発明
におけるリアクトルトランスとはその目的、作用、効果
を全く異にするものである。
装置との間、又は送電側レールと送電装置との間および
受電側レールと軌道リレー装置との間にそれぞれ挿入さ
れる。このようにすることによつてレールと送電装置も
しくは軌道リレー装置とはリアクトルトランスＬＴの磁
気回路作用によつて接続される。このような構成とすれ
ば、道床構成もしくは環境条件の変化があつても、レー
ル側から見たリアクトルトランスＬＴの励磁インピーダ
ンスは第２図におけるリアクトルＬと等価であるので、
第４図に５として示すごとく漏れ抵抗ＲＢの変化範囲が
大きくてもＥ。。″／ＥＤＯの変化範囲を小さく抑える
ことができる。そのため道床構成の材料が砕”石や砂利
の代りに、雨天などに水分を含んだ場合異常に低い漏れ
抵抗値を示す。たとえば溶鉱炉の鉱滓でも用いることが
できるので溶鉱炉の廃物利用としての効果もある。又リ
アクトルトランスＬＴの開放故障があつた場合には絶縁
形であるため、伝達状態が失われ、軌道リレーＴＲは無
電圧となつて落下し、それによつてシステムとして安全
側への働き確保できる。なお、直流電化区間においてリ
アクトルトランスと同様の作用を有するインピーダンス
ボンドが使用されているが、これは電機車の帰線電流と
本来の信号電流とを分離するためのものであり、本発明
におけるリアクトルトランスとはその目的、作用、効果
を全く異にするものである。
第１図は従来の商用周波整流軌道回路を説明するための
回路図、第２図は漏れ変動に対応する提案例を示す商用
周波整流軌道回路の回路図、第３図は本発明の実施例を
示す回路図、第４図は第１図、第２図および第３図に示
す商用周波整流軌道回路における漏れ変動に対する軌道
リレー電圧特性の比較を示す線図である。 １，２・・・・・ルール、Ｔｘ，ＴＩ′１・・・・・送
電装置、ＴＲ・・・・・・軌道リレー、ＬＴ・・・・・
リアクトルトランス。
回路図、第２図は漏れ変動に対応する提案例を示す商用
周波整流軌道回路の回路図、第３図は本発明の実施例を
示す回路図、第４図は第１図、第２図および第３図に示
す商用周波整流軌道回路における漏れ変動に対する軌道
リレー電圧特性の比較を示す線図である。 １，２・・・・・ルール、Ｔｘ，ＴＩ′１・・・・・送
電装置、ＴＲ・・・・・・軌道リレー、ＬＴ・・・・・
リアクトルトランス。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 受電側レールと軌道リレー装置との間に低励磁イン
ピーダンスを有するリアクトルトランスを挿入したこと
からなる商用周波整流軌道回路。 ２ 送電側レールと送電装置との間および受電側レール
と軌道リレー装置との間にそれぞれ低励磁インピーダン
スを有するリアクトルトランスを挿入したことからなる
商用周波整流軌道回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53019758A JPS6042059B2 (ja) | 1978-02-24 | 1978-02-24 | 商用周波整流軌道回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP53019758A JPS6042059B2 (ja) | 1978-02-24 | 1978-02-24 | 商用周波整流軌道回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54113111A JPS54113111A (en) | 1979-09-04 |
| JPS6042059B2 true JPS6042059B2 (ja) | 1985-09-20 |
Family
ID=12008233
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP53019758A Expired JPS6042059B2 (ja) | 1978-02-24 | 1978-02-24 | 商用周波整流軌道回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6042059B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0516857Y2 (ja) * | 1985-12-25 | 1993-05-06 |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CZ297033B6 (cs) * | 2003-07-16 | 2006-08-16 | Azd Praha S. R. O. | Zpusob bezpecného vyhodnocení volnosti kolejovéhoobvodu a zapojení kolejového obvodu k provádení tohoto zpusobu |
| CN102658783B (zh) * | 2012-05-08 | 2014-10-15 | 北京全路通信信号研究设计院有限公司 | 一种实现铁路站内音频制式轨道电路安全基础回流的装置 |
| CN106335376A (zh) * | 2016-11-03 | 2017-01-18 | 北京全路通信信号研究设计院集团有限公司 | 一种牵引回流装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5210052A (en) * | 1975-07-14 | 1977-01-26 | Seiko Epson Corp | Electronic circuit |
-
1978
- 1978-02-24 JP JP53019758A patent/JPS6042059B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5210052A (en) * | 1975-07-14 | 1977-01-26 | Seiko Epson Corp | Electronic circuit |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0516857Y2 (ja) * | 1985-12-25 | 1993-05-06 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54113111A (en) | 1979-09-04 |
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