JPS6218534Y2 - - Google Patents

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JPS6218534Y2
JPS6218534Y2 JP1496479U JP1496479U JPS6218534Y2 JP S6218534 Y2 JPS6218534 Y2 JP S6218534Y2 JP 1496479 U JP1496479 U JP 1496479U JP 1496479 U JP1496479 U JP 1496479U JP S6218534 Y2 JPS6218534 Y2 JP S6218534Y2
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track circuit
train
rail
track
circuit
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  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、無絶縁軌道回路の改良に関するので
ある。
従来、軌道回路を構成するには、軌道回路の境
界に相当する軌条間に継目絶縁とインピーダンス
ポンドを挿入することによつて軌条の長手方向に
沿つて連続的に軌道回路を構成し、当該軌道回路
に列車検知のための商用周波数の信号波と、信号
機の現示に応じた、ATS(自動列車停止)のた
めの可聴周波数の信号波とを重畳して流れてい
る。当該軌道回路において、列車検知用の信号波
は、それの流れている軌道回路に列車が存在しな
い時には、当該軌道回路の軌道継電器を動作維持
しているが、列車が当該軌道回路に進入した時に
は、当該列車の車軸短絡によつて、軌道継電器が
落下することにより、列車が当該軌道回路に進入
したことを検知している。又ATSの信号波は、
先行列車の位置によつて変化する信号機の現示に
応じた信号波として、軌道回路に伝送され、車上
でこれを受信させ、当該ATS情報に基づいて、
距離、速度パターンを発生させて、当該パターン
によつて当該列車の速度制御を行ない、列車の過
走や冒進を防止している。
しかし、この方式において、近来、軌条継目地
点における列車通過時の騒音ならびに振動の発生
が問題となつてきており、又列車運転間隔の高密
度化にともなう軌道回路長の短縮により、軌道回
路数が増加し、インピーダンスボンド、軌条絶縁
等の設備費および保守作業の増加が問題となつて
きている。
このような現況にかんがみ、本考案の目的は軌
道境界に継目絶縁を挿入することなく構成できる
無絶縁軌道回路とすることによつて列車の軌条継
目点通過時における騒音ならびに振動の発生を防
止し、又軌条の単位長に関係なく、任意な軌道回
路長を設定可能とすること、又そのような前提に
立つて1軌道回路に列車検知用軌道回路と自動列
車停止用軌道回路を区分して併設し、列車検知用
軌道回路としては受電端の境界をきわめて明確に
できるようにし、かつ自動列車停止用軌道回路と
しては有絶縁軌道回路におけると同様に、当該軌
道回路のみに独立して自動列車停止用信号が流れ
るようにすることによつて上述した現行の軌道回
路に存する問題点を解決するにある。
本考案を第1図〜第9図に示した実施例に従つ
て説明する。
第1図には、本考案の全体構成の概要が示され
ている。
1T軌道回路と2T軌道回路および2T軌道回路と
3T軌道回路の境界にあたる軌条間に、インダク
タンスL1とコンデンサC2の直列回路にコンデン
サC1を並列接続した共振子ATSO1およびATSO2
を挿入する。
各軌道回路には、列車検知軌道回路とATS
(自動列車停止)軌道回路とが区分して併設され
ている。
列車検知軌道回路は、次のように構成されてい
る。
2T軌道回路の1T軌道回路に近接した軌条Rに
沿つて列車検知受信コイルRXCf2を敷設し、列車
検知受信器TDRX(2T)に接続する。2T軌道回
路の、3T軌道回路に近接した軌条Rに、当該2T
軌道回路用の列車検知用信号波f2を送信する列車
検知送信器TDTX(2T)を接続する。又2T軌道
回路の長手方向中間部分のB点の軌条Rに沿つて
接近検知受信コイルADRXC2を敷設し、この出力
側を接近検知受信器ADRX(2T)に接続する。
なお、TDTX(1T)は、1T軌道回路の2T軌道回
路との境界に近い軌条Rに接続され、1T軌道回
路用の列車検知用信号波f1を送信する列車検知送
信器である。又ADRXC1は、1T軌道回路の接近
検知受信コイルで、接近検知受信器ADRX
(1T)に接続されており、又RXCf3は3T軌道回路
の2T軌道回路との境界線に近接した軌条Rに沿
つて設けられた列車検知受信コイルで、列車検知
受信器TDRX(3T)に接続されている。
ATS軌道回路は、2T軌道回路について云え
ば、3T軌道回路との境界に近接する軌条Rに沿
つて配置されたATS信号送信コイルATSTXC2
に、当該軌道回路のATS信号を送信するATS送
信器ATSTX(2T)が接続されている。なお、
ATSTXC1およびATSTX(1T)は、それぞれ1T
軌道回路用のATS信号送信コイルおよびATS送
信器である。又、第1図において1および2とし
てして囲んだ部分は器具箱を示し、囲まれた器具
類を一括して収容している。
列車検知軌道回路の詳細を第1図を援用し
つゝ、第2〜第5図に従つて2T軌道回路を例と
して説明する。
第2図において、列車検知送信器TDTX
(2T)からは常時、当該2T軌道回路用の列車検
知用信号波f2が、トランスT2、インダクタンスL3
とコンデンサC7からなる直列回路を介して2T軌
道回路の右端に位置する軌条Rに電圧送電され、
当該軌道回路2Tの左端に設置された、その1端
がコンデンサC6と抵抗R1の直列回路を介して軌
条Rに接続された受信コイルRXCf2により電圧電
流受電され、コンデンサC5、トランスT1を介し
て列車検知受信器TDRX(2T)の軌道継電器を
動作としている。
列車検知軌道回路の列車検知用信号波は、信号
現示に応じて変調波を違えているため、3T軌道
回路の信号現示が変化した場合には、2T軌道回
路の列車検知信号波f2の変調波を切替えて、軌道
に送電し、受信コイルRXCf2で列車検知信号波f2
を受電し、列車検知受信器TDRX(2T)に内蔵
された信号選択回路で変調波の内容を選別し、変
調波に応じて軌道継電器、13TRまたは19TRを動
作させている。受信コイルRXCf2の1次コイルの
両端のうち、1方は直接に、他方はコンデンサ
C6と抵抗R1を介して、それぞれ2T軌道回路の左
端の、それぞれ対向する軌条に接続され、また1
方、受信コイルRXCf2の2次コイルとしては、軌
条と電磁結合可能なように敷設されているので、
当該受信コイルRXCf2の出力電圧は、軌道回路の
軌条に接続した1次コイルに流れる電流により誘
起する電圧と、軌条に流れる電流により誘起する
電圧の和となる。
第3図に示すごとく、前者aは列車TNが受信
コイルRXCf2に接近するに伴ない小さくなり、後
者bは逆に徐々に大となる。従つて、1次コイル
に挿入されている。抵抗R1の抵抗値を所定のご
とく設定することにより、両者の電圧の変化を互
に補い合うようにすることが可能で、受信コイル
RXCf2の出力電圧を列車の接近距離に関係なく一
定とすることができる。
列車TNが受信コイルRXCf2上を通過し、2T軌
道回路内方に進入すると、列車の車軸短絡によつ
て、受信コイルRXCf2の出力電圧は、ほゞ零とな
つて列車検知受信器TDRX(2T)の軌道継電器
が落下して、列車が2T軌道回路に進入したこと
を検知する。列車がさらに進んで2T軌道回路の
送信点を通過すると、受信コイルRXCf2の出力電
圧は、再び増加し、送信点からある距離l前方に
至ると、第4図に示すごとく、2T軌道回路の軌
道継電器を動作させるに十分な出力レベルとな
る。
以上の列車短絡による2T軌道回路の受信コイ
ルRXCf2の出力電圧の変化は、第5図に示すよう
に表わされ、本考案による列車検知軌道回路を用
いれば、受電端の境界をきわめて明確にすること
が可能である。
次に本考案を構成するATS軌道回路を第6図
〜第8図に従つて説明する。
第6図〜第8図において、第1図におけると同
一記号のものは同一構成要素を示す。
第6図において、ATS信号波をATS送信器
ATSTX(2T)から2T軌道回路の右端の軌間に
敷設されたATS送信コイルATSTXC2に送信し、
第7図aおよびbに示すごとく、ATS送信コイ
ルATSTXC2と軌条Rとの電磁結合を利用して軌
道へ電流送電し、更に2T軌道回路を走行する列
車の車上に誘起せしめている。ATS信号波は、
信号現示に応じて、また軌道回路のB点に列車が
接近したことを接近検知受信コイルと接近検知受
信器により検出して周波数を切換えて送電する
が、軌道に送電されたATS信号波は、軌道回路
の境界が共振子ATSO1,ATSO2によつて短絡さ
れているため、隣接軌道回路へは漏洩せず、自軌
道回路内のみに流れるので、車上においては、正
規のATS信号波のみを受信することができる。
なお、又本考案において用いる共振子ATSO1
ATSO2は、第8図に示すごとく、ATS信号波の
周波数において、共振子のインピーダンスを低く
して効果的に軌道回路を短絡するとともに、列車
検知信号波の周波数において、共振子のインピー
ダンスを高めるように設定して、軌道回路に挿入
したことによる影響を可及的に小としている。
更に、本考案において、停止信号機の手前に安
全に列車を停止させるATSの機能上必要な、
ATS信号波の周波数の切替地点のB点に用いる
ATS列車接近検知軌道回路について、第9図に
従つて説明する。
列車検知送信器TDTX(2T)から送信された
列車検知信号波f2を、2T軌道回路の長手方向中
間部分である列車接近検知点B点の軌間に敷設さ
れた、第2図に示す受信コイルRXCf2と同一構成
からなる接近検知受信コイルADRXC2で電圧電流
受電し、接近検知受信器ADRX(2T)に接続さ
れた接近検知継電器を常時動作としている。
列車検知信号波f2の変調波は、信号現示に応じ
て異なるが、列車接近検知受信器は、いづれの変
調波でも、接近検知継電器を動作させるようにし
ている。この場合、接近検知受信コイルADRXC2
は、前述したごとく第2図の受信コイルRXCf2
同一構成からなつているので、第9図において、
列車TNが左方から右方へ進行した場合、列車TN
が接近検知受信コイルADRXC2に接近し、それを
通過し、更に軌道回路の送信点を通過する過程に
おける当該受信コイルADRXC2の出力電圧の変化
は、第3図〜第5図にて説明したと同様、列車が
軌道回路の受電端に接近し、それを通過し、更に
軌道回路の送信点を通過する過程における列車検
知受信コイルRXCf2の出力電圧の変化とほゞ同一
である。従つて、列車接近検知点B点を正確に検
知することができる。
本考案によれば、軌道回路の境界に継目絶縁を
挿入しないで軌道回路を構成しているので、列車
の軌条継目地点における通過時の騒音および振動
の発生を防止することができ、また、軌条の単位
長に関係なく任意に軌道回路長を設定することが
できる。又列車検知軌道回路においては、列車が
受信コイルに至る迄は、接近距離に関係なく一定
の出力レベルが維持され、受信コイル上を通過す
ると出力レベルが急激に零となるような構成の受
信コイルを用いることによつて、受電端の境界を
きわめて明確になるようにしているので、又
ATS軌道回路では、ATS信号波をATS送信コイ
ルを用いて軌道に電流送電し、1方、前述したご
とく軌道回路の境界を共振子で短絡し、無絶縁軌
道回路を構成して、車上では当該軌道回路の
AST信号波のみを受電するようにしているの
で、継目絶縁を挿入して構成する軌道回路と同様
の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の全体構成を示す回路図、第
2図は、本考案を構成する列車検知軌道回路の詳
細を示す回路図、第3図は、軌道回路の受信端の
進入側を短絡した場合の短絡点までの距離と受信
コイルの出力電圧の関係を示す線図、第4図は、
軌道回路の送信点の進出側を短絡した場合の短絡
点までの距離と受信コイルの出力電圧の関係を示
す線図、第5図は、第2図の列車検知軌道回路に
おいて、列車が1T軌道回路から2T軌道回路に進
入して、2T軌道回路を通過し、3T軌道回路に進
入する迄の過程における受信コイルの出力電圧の
変化を示す線図、第6図は、本考案を構成する
ATS軌道回路の詳細を示す回路図、第7図a
は、第6図のATS軌道回路における送電端構成
を示す回路図、第7図bは、第7図aの等価回路
図、第8図は、第6図のATS軌道回路における
共振子のインピーダンス特性を示す線図、第9図
は、本考案において、ATS信号波の周波数切替
地点のB点に用いる列車接近検知軌道回路の詳細
を示す回路図である。 R……軌条、ATSO1,ATSO2……共振子、
RXCf2,RXCf3……列車検知受信コイル、TDRX
(2T),TDRX(3T)……列車検知受信器、
ADTX(1T),ADTX(2T)……列車検知用信号
波送信器、ATSTXC1,ATSTXC2……ATS信号
送信コイル、ATSTX(1T),ATSTX(2T)…
…ATS送信器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軌道回路内に列車検知用軌道回路と自動列車停
    止用軌道回路とを区分して併設したことからな
    り、列車検知用軌道回路は、軌道回路の一方の隣
    接軌道回路との境界に近接した軌条に列車検知用
    信号波送信器の出力側を接続して当該信号波を軌
    条を通して電圧送電するように構成し、軌道回路
    の他方の隣接軌道回路との境界の軌条ならびに軌
    道回路内の列車接近検知点の軌条に沿つて列車検
    知受信コイルを敷設し、当該列車検知受信コイル
    の一次側の両端のうち、1端は直接軌条に、他端
    はコンデンサと所定抵抗値からなる抵抗との直列
    回路を介して上記軌条と対向する軌条に接続し、
    上記列車検知受信コイルの二次側は列車検知受信
    器を介して軌道継電器に接続し、かつ隣接する軌
    道回路の列車検知用信号波の周波数が互に異なる
    ように設定し、又自動列車停止用軌道回路は軌道
    回路の一方の隣接軌道回路との境界の一端に軌条
    との間で電磁結合可能な位置に自動列車停止用信
    号波送信器に接続された送信コイルを敷設し、軌
    道回路の境界にあたる軌条間に自動列車停止用信
    号波に共振するインダクタンスL1とコンデンサ
    C2の直列回路に列車検知用信号波に対し、イン
    ピーダンスを高めるように設定したコンデンサ
    C1を並列接続したことからなる共振子を挿入し
    て、自動列車停止用信号波を当該軌道回路にのみ
    電流送電するようにしたことからなる無絶縁軌道
    回路。
JP1496479U 1979-02-09 1979-02-09 Expired JPS6218534Y2 (ja)

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JP4812722B2 (ja) * 2007-09-28 2011-11-09 株式会社日立製作所 軌道回路及び列車制御信号受信方法

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