JP2001301621A - 車両位置検出方法 - Google Patents

車両位置検出方法

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JP2001301621A
JP2001301621A JP2000124781A JP2000124781A JP2001301621A JP 2001301621 A JP2001301621 A JP 2001301621A JP 2000124781 A JP2000124781 A JP 2000124781A JP 2000124781 A JP2000124781 A JP 2000124781A JP 2001301621 A JP2001301621 A JP 2001301621A
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rails
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Yasukazu Natsuda
育千 夏田
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Nissin Electric Co Ltd
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Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 信号の変調等の複雑な送受信処理を行うこと
なく、鉄道車両等の車両の位置を従来より精度よく検出
する。 【解決手段】 車両1により電気的に橋絡される1対の
レール2,2’間に電力供給系統電源10に同期した次
数間高調波を供給し、供給点aでのレール2,2’間の
次数間高調波の電圧又は車両1の方向に通流する次数間
高調波の電流の少なくとも一方を計測し、計測結果に基
づくレール2,2’間の次数間高調波についての電気的
特性により、供給点aから車両1までの距離を求めて車
両1の位置を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鉄道車両等の位置
を検出する車両位置検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉄道の分野においては、車両(列
車を含む)の衝突の防止等を図るため、走行中の車両の
位置を検出して信号装置等の各種の保安装置を制御して
いる。
【0003】ところで、鉄道にはいわゆる電気鉄道の
他、ディーゼル機関車等の自動車式鉄道,蒸気鉄道等が
あり、電気鉄道は、車両がレール上を走行する狭義の電
気鉄道と特殊な電気鉄道とに大別される。
【0004】そして、特殊な電気鉄道としては、トロリ
ーバス等の無軌条電車,モノレールとも呼ばれる懸垂鉄
道,ディーゼル電気機関車に代表される自動車式電気鉄
道等がある。
【0005】また、狭義の電気鉄道は、導レールから車
両に給電(集電)する地下鉄も含む。
【0006】そして、この出願の車両はレール等で走行
が規制される種々の車両を含み、いわゆる公共輸送機関
としての前記の各種鉄道車両の他、例えば、工場,農場
の作業車両や遊園地の遊具車両や観光車両等も該当す
る。
【0007】つぎに、この種の車両の従来の位置検出に
つき、代表的な電気鉄道の車両の位置検出を参照して説
明する。
【0008】まず、この電気鉄道の車両の位置検出は、
従来、レールを用いた例えば図7の軌道回路により行わ
れる。
【0009】この軌道回路は、車両1が走行する1対の
レール2,2’をレール絶縁3,3’により、矢印の沿
線方向の複数の区間…,#N−1,#N,#N+1,…
に電気的に区切り、各区間の一端の送信装置4から一端
のインピーダンスボンド5,レール2,2’,他端のイ
ンピーダンスボンド5’を介して他端の受信装置6にル
ープ状に信号を送る。
【0010】この信号は、車両1の大きな負荷電流(直
流又は系統交流)がレール2,2’を通流しないいわゆ
る非電化区間等であれば、直流又は当該地域の系統基本
波の周波数の信号であっても誘導妨害等を受けることは
ないが、車両1の負荷電流がレール2,2’を通流する
直流,交流の電化区間等にあっては、負荷電流やそれに
重畳した系統基本波の誘導妨害等を回避するため、系統
基本波の逓信波の信号或いは可聴周波数又はそれより高
周波数の信号からなる。
【0011】そして、この信号は振幅変調等で形成さ
れ、とくに、系統基本波及びその高調波の妨害を受ける
ような場合は、振幅変調等より一層複雑なSSB−AF
方式と呼ばれる電源周期単側帯波(SSB)方式の変調
により、周波数変調波の信号に形成される。
【0012】そして、区間#Nに車両1が進入して位置
すると、車両1の車軸1’によりレール2,2’間が電
気的に橋絡(短絡)され、前記信号が受信装置6に受信
されなくなり、受信装置6のリレー動作の検出信号によ
り中央の監視所等で車両1の位置が区間#Nであること
が検出される。
【0013】なお、インピーダンスボンド5,5’によ
り、負荷電流は各区間を通流するようにして、各区間の
変調波の信号の隣りの区間への漏出が防止される。
【0014】また、各区間は検出精度等を考慮して、通
常、車両(列車)が複数進入しないように、長さ(距
離)等が設定される。
【0015】そして、前記の特殊な電気鉄道や自動車式
鉄道,蒸気鉄道等にあっても、前記の電気鉄道の場合と
同様にして車両(列車)の位置が検出され、工場や農場
の作業車両や遊園地の車両等の位置検出の場合も同様で
ある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のこの種の車
両位置検出方法の場合、車両の位置を沿線方向の区間単
位でしか検出することができず、区間数を多くし、短く
しなければ、区間のどこに車両が位置するかは正確には
分からず、車両の位置を精度よく検出することができな
い問題点がある。
【0017】また、レール等を多数の区間に電気的に区
切り、区間毎に送,受信装置を設ける構成であるため、
多大な費用がかかり、その際、誘導障害等の信号妨害を
受けないようにするため、信号の変調等の複雑な送受信
処理も行う必要がある。
【0018】本発明は、信号の変調等の複雑な送受信処
理を行うことなく、車両の位置を精度よく検出すること
を課題とし、更にはレール等を電気的に区切ることなく
車両の位置を検出することも課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、請求項1の車両位置検出方法においては、車両に
より電気的に橋絡される1対のレール間に電力供給系統
電源に同期した次数間高調波(インターハーモニクス)
を供給し、供給点での両レール間の次数間高調波の電圧
又は車両の方向に通流する次数間高調波の電流の少なく
とも一方を計測し、計測結果に基づく両レール間の次数
間高調波についての電気的特性により、供給点から車両
までの距離を求めて車両の位置を検出する。
【0020】この場合、次数間高調波は、レールが敷設
された地域の電力供給系統基本波に同期した系統基本波
の非整数倍の周波数(次数)であり、系統に本来は存在
しないため、この次数間高調波を変調等することなく、
そのままレール間に供給しても、誘導障害等を受けるこ
とはない。
【0021】そして、この次数間高調波をレール間に供
給してその電圧又は電流を計測すると、車両による両レ
ールの橋絡位置にしたがって計測結果の電圧,電流或い
はそれらから求まるインピーダンス又はアドミタンス,
すなわち供給点からみたレール間の次数間高調波の電気
的特性が異なるため、この電気的特性により供給点から
車両までの距離が求まり、車両の位置が検出される。
【0022】このとき、供給点を従来の沿線方向の各区
間に設定すると、車両の位置が各区間の供給点からの距
離で正確に検出され、各区間内のどこに車両が位置する
かが精度よく検出される。
【0023】また、供給点をレール全線の始端部又は終
端部に設定すると、両レールを複数の区間に電気的に区
切ることなく、レール全線に対して1つの供給点から車
両までの距離を求めてその位置を正確に検出することが
できる。
【0024】そして、この請求項1の場合はレール間に
次数間高調波を供給して検出する構成であるため、電気
鉄道に限らず、レールを用いる種々の鉄道等の車両の位
置を精度よく検出することができる。
【0025】また、請求項2の車両位置検出方法におい
ては、電気鉄道のき電線と帰線路との間,トロリー線と
帰線路との間又は導レールと走行レールとの間或いは複
線式のトロリー線間又は導レール間等を1対の計測ライ
ン間とし、この計測ライン間に電力供給系統電源に同期
した次数間高調波を供給し、供給点での両計測ライン間
の次数間高調波の電圧又は車両の方向に通流する次数間
高調波の電流の少なくとも一方を計測し、この計測結果
に基づく両計測ライン間の次数間高調波についての電気
的特性により、供給点から車両までの距離を求めて車両
の位置を検出する。
【0026】したがって、この場合は1対の計測ライン
間に次数間高調波を注入し、請求項1の計測と同様の計
測に基づき、例えばき電区間区毎に車両の位置を精度よ
く検出することができる。
【0027】つぎに、請求項3の車両位置検出装置は、
請求項1又は請求項2の車両位置検出装置において、車
両により電気的に橋絡される1対のレール間又は1対の
計測ライン間に供給する次数間高調波を、電力供給系統
電源に同期した異なる複数の次数間高調波とし、各次数
間高調波の電圧又は電流の少なくとも一方の計測結果に
基づいて求めた供給点から車両までの各距離を平均して
車両の位置を検出する。
【0028】したがって、異なる複数の次数間高調波に
ついての供給点から車両までの各距離の平均から、車両
の位置が一層精度よく検出される。
【0029】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1〜図6を参照して説明する。それらの図面において、
図7と同一符号は同一もしくは相当するものを示す。 (第1の形態)まず、実施の第1の形態につき、図1〜
図4を参照して説明する。図1は既存のレール2,2’
間に次数間高調波を注入して車両1の区間毎の位置を検
出する場合を示し、この場合、区間…,#N−1,#
N,#N+1,…毎に計測装置7が設けられる。
【0030】この計測装置7は各区間の例えばレール端
部に位置し、インバータ等の注入回路8及び計測処理回
路9を備える。
【0031】そして、注入回路8は当該地域の電力供給
系統電源10の系統基本波に同期した設定次数の次数間
高調波の電流(インターハーモニクス電流)を発生し、
この次数間高調波の電流を例えばインピーダンスボンド
5からレール2,2’間に供給(注入)する。
【0032】この注入電流は車両1が当該区間に位置す
ると、その通流ループが、レール2,インピーダンスボ
ンド5’,レール2’のループから、レール2,車軸
1’,レール2’のループに変化する。
【0033】そして、インピーダンスボンド5とレール
2との接続点が次数間高調波の供給点(注入点)aであ
り、この注入点aでのレール1,1’間の電圧を計器用
変圧器11により計測し、車両1の方向(この形態では
インピーダンスボンド5’の方向)に通流する電流を計
器用変流器12により計測し、これらの計測信号を計測
処理回路9に供給する。
【0034】この計測処理回路9は例えば図2に示すよ
うに形成され、PLL回路構成の同期信号作成部13に
より電力供給系統基本波の電圧に同期した系統基本波周
波数の非整数倍の周波数の同期制御信号を形成し、この
信号と制御部14の制御信号とに基づき、注入信号作成
部15が注入次数の次数間高調波の注入信号を形成す
る。
【0035】さらに、この注入信号を増幅器16を介し
て注入回路8に供給し、そのインバータ等の駆動を制御
して注入回路8から設定次数の次数間高調波の電流を出
力させる。
【0036】また、変圧器11の電圧の計測信号及び変
流器12の電流の計測信号をA/D変換部17に供給
し、この変換部17により、同期信号作成部13の同期
制御信号に基づくサンプリングタイミング作成部18の
タイミング制御にしたがって両計測信号をサンプリング
し、電圧,電流の計測データにA/D変換する。
【0037】そして、A/D変換部17の電圧,電流の
計測データを信号処理部19に供給し、この処理部19
により両計測データにFFT,DFT等の周波数解析を
施し、両計測データに含まれた注入次数の成分,すなわ
ち注入次数の次数間高調波の電圧,電流の計測データを
求める。
【0038】このとき、次数間高調波が系統に本来存在
しない成分であるため、レール2,2’に車両1の直流
又は交流の負荷電流が流れるときにも、レール2,2’
間に供給された次数間高調波の電流は誘導妨害等の信号
妨害を受けることがない。
【0039】また、供給点aの次数間高調波の電流は、
車両1が当該区間#Nに進入する前は、レール2,イン
ピーダンスボンド5’,レール2’を流れるが、車両1
が当該区間#Nに進入して位置するときは、レール2,
車軸1’,レール2’を流れるようになる
【0040】そして、レール2,2’及びインピーダン
スボンド5’はほぼコイル成分(リアクタンス成分)と
みなせ、供給点aからみた車両1の方向の当該区間#N
のインピーダンス(ベクトル量),その逆数のアドミタ
ンスは、車両1の位置によって変わる。
【0041】そして、この実施の形態においては、信号
処理部19により、注入次数の次数間高調波の電圧V
n,電流Inの計測結果に基づき、レール2,2’間の
その次数間高調波についての電気的特性として、時々刻
々のインピーダンスZn(=Vn/In)又はその逆数
のアドミタンスYn(=In/Vn)を求める。なお、
インピーダンスZn,アドミタンスYnはいずれもベク
トル量である。
【0042】さらに、注入次数の次数間高調波について
のレール2,2’の単位長さΔLのインピーダンスΔZ
n又はアドミタンスΔYn或いは供給点aから車両1ま
での距離LをL1,L2,…に変えて実測した注入次数の
次数間高調波についての多数のインピーダンスZn(L
1),Zn(L2),…又はアドミタンスYn(L1 ),
Yn(L2 ),…を、ハードディスク等の記憶部20に
参照データとして予め記憶しておく。
【0043】そして、信号処理部19により、つぎの
(イ)又は(ロ)の手法で時々刻々の車両1の位置を検
出する。
【0044】(イ)時々刻々のインピーダンスZn又は
アドミタンスYnと、記憶部20の単位長さΔL当りの
インピーダンスΔZn又はアドミタンスΔYnとによ
り、L=ΔL・(Zn/ΔZn)又はL=ΔL・(ΔY
n/Yn)を演算して供給点aから車両1までの距離L
を求め、車両1の当該区間における時々刻々の位置を検
出する。
【0045】(ロ)記憶部20の各インピーダンスZn
(L1),Zn(L2),…又は各アドミタンスYn(L
1),Yn(L2),…から、時々刻々のインピーダンス
Zn又はアドミタンスYnに該当するものを選択し、そ
の距離Lから車両1の当該区間における時々刻々の位置
を検出する。
【0046】そして、検出結果は例えば記憶部20に時
刻等の情報とともに保存し、かつ、表示部21のモニタ
画面等に表示する。なお、図2の22はキーボード等の
操作部である。
【0047】したがって、この形態の場合は、区間毎に
車両1がその区間のどこに位置するかを正確に検出する
ことができ、従来より著しく精度の高い位置検出が行え
る。
【0048】そして、レール2,2’間に次数間高調波
の電流を注入して検出するため、電気鉄道は勿論、電車
線や導レールがない自動車式鉄道,蒸気鉄道等の種々の
鉄道の車両位置検出に適用することができ、さらには工
場や農場等の作業車両や遊園地の車両等の位置検出にも
適用することができる。
【0049】ところで、前記実施の形態にあっては次数
間高調波の電流をレール2,2’間に注入したが、次数
間高調波の電圧をレール2,2’間に印加しても、前記
と同様にして車両1の位置を検出することができる。
【0050】また、注入回路8が定電圧出力又は定電流
出力であってレール2,2’に定電圧又は定電流の次数
間高調波を供給する場合は、注入次数の次数間高調波の
電流又は電圧が車両1の位置によって変化するため、イ
ンピーダンスやアドミタンスを求める代わりに、計測さ
れた次数間高調波の電流又は電圧を、レール2,2’間
の次数間高調波についての電気的特性とし、記憶部20
の単位長さΔL当りの電流又は電圧或いは各距離L1
2,…における電流又は電圧を参照して車両1の位置
を検出してもよい。
【0051】さらに、次数間高調波の次数は、区間毎に
異ならせて隣りの区間への漏出の影響を受けないように
することが好ましい。
【0052】つぎに、検出精度の一層の向上を図る場合
は、供給点aから異なる次数n1 ,n2 ,…,niの次
数間高調波の電流又は電圧を供給し、各次数間高調波に
ついての電気的特性,すなわち電圧,電流,インピーダ
ンス又はアドミタンスから、それぞれについての供給点
aから車両1までの距離Li(=Ln1,Ln2,…,L
ni)を求め、それらの単純平均ΣLi/i又は重み付
け平均等から車両1の位置を検出すればよい。
【0053】この場合、各次数間高調波は、測定精度を
向上するため、例えば電力系統のm−1次,m次の高調
波間又はm次,m+1次の高調波数間(mは2以上の整
数)についてのつぎの数1の式から求まる周波数fxの
各次数間高調波とすることが好ましい。
【0054】
【数1】fx=(fs×m)±{(fs/d)×k}
【0055】但し、fsは電力供給系統基本波周波数,
dは測定精度1/d(0<1/d<1)に応じて設定し
た1,2,…,dの整数定数、kは周波数設定用の1,
2,…,d−1の整数変数である。
【0056】そして、数1の式中のfs,m,d,kの
各値を操作部22のキーボード操作等で制御部14に与
える。
【0057】例えば、系統周波数60Hzの電力系統の第
5調波(5次高調波)をm次の高調波とし、インピーダ
ンス又はアドミタンスを1/10の測定精度で求める場
合は、操作部22によりfs=60(Hz),m=5,n
=10,k=1,2,…,10を制御部10に与える。
【0058】この場合、k=1ではfx=300±6H
z,k=2ではfx=300±12Hz,k=3ではfx
=300±13Hz,…,k=10ではfx=300±6
0Hzとなり、第5調波(300Hz)とその上,下の6
次,4次高調波(300±60Hz)との間それぞれを1
0等分した6Hz間隔の各次数間高調波の周波数fxが自
動的に求まる。
【0059】そして、制御部14により数1の式の計算
から求めた周波数fxの各制御信号を形成し、同期信号
作成部13からの同期の確立を示す信号の受信に基づ
き、周波数fxの各制御信号を順次に注入源信号作成部
15に供給し、注入源信号作成部15により同期信号作
成部13の同期信号を逓倍し、電力供給系統基本波に同
期した各周波数fxの注入信号を、順次に電力供給系統
基本波のd周期形成する。
【0060】さらに、注入波信号作成部11の各注入信
号を、増幅器16を介して注入回路8に供給し、電力供
給系統基本波に同期した周波数fxの各次数間高調波の
電流を順次に基本波のd周期発生して供給点aに供給す
る。
【0061】このとき、電力供給系統基本波のd周期の
供給により、各次数間高調波の電流がレール2,2’間
に、Tx=(d/fs)/(1/fx)周期注入される
ことになり、この注入周期Txはつぎの数2の式に示す
ように、必ず整数周期になる。
【0062】
【数2】Tx=(d/fs)×fx=(d×m)±k
【0063】そして、次数間高調波の注入電流が当該地
域の電力供給系統基本波に同期した整数周期の電流にな
るため、電力供給系統基本波に同期したA/D変換部1
7のサンプリングにより、サンプリングの開始,終了の
連続性を保って各次数間高調波の電圧,電流の計測デー
タを得ることができ、デジタル処理のサンプリングエッ
ジによる周波数分析の誤差が発生せず、サンプリング周
波数を高くしたりすることなく、サンプリングエッジに
よる周波数分析誤差を防止して所望の測定精度で各次数
間高調波についてのインピーダンス又はアドミタンスが
求まり、この結果に基づく各次数間高調波についての距
離Liが精度よく得られ、それらの平均から車両1の位
置を極めて精度よく検出することができる。
【0064】ところで、注入回路8は極力小容量,小型
化するとともに、系統基本波の成分等の不要な成分を極
力出力しないようにする必要がある。
【0065】そして、とくに複数の次数間高調波の電圧
又は電流をレール2,2’間に供給する場合、いわゆる
短時間注入により、注入回路を極力小容量かつ小型にす
ることが望ましい。
【0066】したがって、注入回路8を例えば図3に示
すように形成し、インピーダンスボンド5の入力側(低
圧側)に結合トランス23の第1の巻線23aを接続
し、その第2の巻線23bに電圧型のインバータ24を
接続する。
【0067】このインバータ24は図2の増幅器16か
らの各次数間高調波の注入信号に基づき、各次数間高調
波のデータを設定された順に設定周期ずつ読出し、読出
したデータに基づき出力部のブリッジ構成の半導体スイ
ッチング素子を駆動し、図4に示すように連続的に各次
数間高調波の周波数に変化するインバータ出力(電圧出
力)を形成する。なお、図4のt1,t2はインバータ出
力の周波数の変化タイミングを示す。
【0068】そして、インバータ24の出力をその電流
が例えば12Aから60Aに増大するように、巻数比
1:5のステップアップトランス25により変圧し、こ
のトランス25を介したインバータ出力をコンデンサ2
6,抵抗27,コイル28の直列共振回路が形成するフ
ィルタ部29を介して結合トランス23の第3の巻線2
3cに供給する。
【0069】このとき、m次高調波の近傍周波数の各次
数間高調波のみを結合トランス23から図1の供給点a
に供給して不要成分を出力しないようにするため、フィ
ルタ部29は共振点が各次数間高調波の周波数帯域のほ
ぼ中間に設定され、共振特性がその範囲をカバーする平
坦なQ特性に設定される。
【0070】したがって、電力供給系統基本波や次数間
高調波の逓信周波数成分等の不要な成分の出力を防止し
て必要な各次数間高調波の電流を、途切れることなく設
定時間ずつ順次に注入し、短時間に測定及び検出を終了
することができる。
【0071】この場合、インバータ24等は短時間定格
を満足すればよく、小容量,小型に形成することができ
るとともに、それらの放熱フィンの省略等も図ることが
できる。
【0072】しかも、フィルタ部29の直列共振回路の
コンデンサ22が系統基本波の電圧を分担し、トランス
23,25等の小容量,小型化を図ることができる。
【0073】そのため、注入回路8を小容量かつ小型,
軽量に形成することができ、計測装置7を可搬型の装置
に形成することも可能になる。
【0074】なお、インバータ24は出力周波数がタイ
マ制御等で設定された各次数間高調波の周波数に連続的
に変化するものであればよい。
【0075】また、ステップアップトランス25は、イ
ンバータ24の出力電流が十分大きいような場合は省く
ことができる。
【0076】さらに、直列共振回路29の共振特性は、
取出す次数間高調波の周波数範囲等に応じて設定すれば
よく、各次数間高調波の電流が極力同じ共振特性で抽出
されるように、必要な周波数範囲でいわゆるQ値が平坦
であることが望ましい。
【0077】(第2の形態)実施の第2の形態につき、
図5を参照して説明する。この形態にあっては、従来の
レール2,2’のように、車両位置検出のために電気的
に複数の区間に区切ったレールでなく、例えばレール全
延長に渡って電気的に接続した1対のレール30,3
0’を、車両1が走行する場合に適用する。
【0078】この場合、図中に破線で示した従来のレー
ル2,2’の区間毎のレール絶縁3,3’及びインピー
ダンスボンド5,5’は省かれ、レール30,30’の
始端又は終端にのみ供給点bを設け、この供給点bにイ
ンピーダンスボンド5に相当する注入トランス31を介
して1台の計測装置7の注入回路8から次数間高調波の
電圧又は電流を供給する。
【0079】そして、計測処理回路9により前記第1の
形態の場合と同様にして供給点bからみたレール30,
30’間の電圧,電流,インピーダンス又はアドミタン
スを計測し、この計測結果により、供給点bから車両1
までの距離を求めて車両1の位置を検出する。
【0080】したがって、この形態の場合、1台の計測
装置7で車両1の位置を精度よく検出することができ、
極めて安価であり、例えば、レール30,30’の全線
上を1台の車両(列車)のみが走行するいわゆるローカ
ル線の鉄道等に適用して著しい効果がある。
【0081】なお、レール30,30’を従来のレール
2,2’の車両位置検出の複数区間分の長さの適当な間
隔で区切り、それらの区間毎に計測装置7を設けて車両
1の位置を従来より長い区間毎に検出するようにしても
よく、その際、区間毎に次数間高調波の周波数(次数)
を異ならせることが好ましい。
【0082】また、第1の形態のように、次数の異なる
複数の次数間高調波を供給し、各次数間高調波について
求めた距離の平均から車両1の位置を一層精度よく検出
するようにしてもよい。
【0083】(第3の形態)実施の第3の形態について
図6を参照して説明する。この形態においては、電気鉄
道に適用し、例えば交流電化区間のき電線32と帰線路
33との間を計測ライン間とし、この間に次数間高調波
を供給して車両(列車)としての電車34の位置を検出
する。
【0084】この場合、吸上変圧器(BT)き電方式又
は単巻線変圧器(AT)き電方式により、変電所35の
系統電源36が変電所35の変圧器37からき電線32
と帰線路33との間に給電される。
【0085】そして、このき電区間に電車34が進入す
ると、き電線32,き電分岐線38,トロリー線39,
電車34(電車負荷),帰線路33のループを負荷電流
が流れる。
【0086】このとき、電車34の制御方式は、例えば
主変圧器の2次巻線のタップを切換えてモータの電圧制
御を行う方式,このタップ切換えをサイリスタの位相制
御に代えて電圧制御を行う方式,パルス幅変調のインバ
ータ制御を行う方式等に大別され、これらの制御方式の
違いに基づき、電源側からみた電車負荷が、電車34の
種類によって異なる。
【0087】一方、き電線32のき電端に設けられた計
測装置7が例えば系統電源36を降圧した電源で動作
し、注入回路8から注入トランス40を介してき電線3
2と帰線路33との間にその地域の電力供給系統電源に
同期した次数間高調波の電流を供給する。
【0088】そして、き電線32のき電端の供給点cの
電圧,電流を計器用変圧器11,計器用変流器12によ
り計測し、それらの計測信号に基づき、計測処理回路9
により、前記第1,第2の形態の場合と同様にして、供
給点cからみたき電線32と帰線路33との間(計測ラ
イン間)の電気的特性として、注入次数の時々刻々の次
数間高調波についてのインピーダンスZn’又はアドミ
タンスYn’=1/Zn’を求める。
【0089】このインピーダンスZn’,アドミタンス
Yn’は、電車負荷の種類によって異なるとともに、電
車34の位置によって変化する。
【0090】そして、電車34の種類毎の電車負荷のイ
ンピーダンス又はアドミタンスと、き電線32,帰線路
33の単位長さ当りのインピーダンス又はアドミタンス
或いは給電点cからの各距離の地点におけるインピーダ
ンス又はアドミタンスとを予め求めておき、時々刻々の
インピーダンスZn’又はアドミタンスYn’と予め求
めておいた前記の各インピーダンス又はアドミタンスと
により、第1の形態の(イ),(ロ)と同様にして、供
給点cから電車34までの距離Lを求め、電車34の位
置を精度よく検出する。
【0091】なお、帰線路33は例えば電車34が通行
する1対のレールの一方又は両方であり、少なくともき
電区間内では電気的に導通状態にある。
【0092】また、電車34の電車負荷が、通常、電車
34の前記の種類によって大きく異なるため、電車負荷
から電車34の種類も同時に特定することができる。
【0093】そして、この形態の場合も、前記第1,第
2の形態の場合と同様、注入次数の次数間高調波の電圧
又は電流を電気的特性として電車34の位置を検出して
もよい。
【0094】また、次数間高調波の注入次数を例えばき
電区間毎に異ならせ、き電区間間の干渉等を防止するこ
とが望ましい。
【0095】さらに、次数が異なる複数の次数間高調波
の電圧又は電流を供給し、電車34の位置を一層精度よ
く検出するようにしてもよい。その際、注入回路8,制
御処理回路9は図3,図2のように形成すればよい。
【0096】ところで、き電線と帰線路との間でなく、
トロリー線と帰線路との間又はき電線を兼ねるトロリー
線と帰線路との間を1対の計測ライン間として、この間
に次数間高調波を注入してもよく、また、トロリー線の
代わりに導レールを用いる地下鉄等の場合は、導レール
と走行レールとの間を計測ライン間とし、この間に次数
間高調波に供給すればよく、レールがなく1対のトロリ
ー線に給電する無軌条電車又は1対の導レールにより車
両に給電する電車の場合は、トロリー線間又は導レール
間を計測ライン間とし、この間に次数間高調波を供給す
ればよい。
【0097】そして、前記各実施の形態において、供給
点a,b,cは区間等の端部以外に位置してもよく、例
えば供給点aがレール1,1’の中間にあってもよい。
【0098】
【発明の効果】本発明は以下に記載する効果を奏する。
まず、請求項1の場合、次数間高調波(インターハーモ
ニクス)はレール2,2’(30,30’)が敷設され
た地域の電力供給系統基本波10に同期した電力供給系
統基本波の非整数倍の周波数(次数)であり、系統に本
来は存在しないため、この次数間高調波を変調等するこ
となく、そのままレール2,2’(30,30’)間に
供給しても、誘導障害等を受けることがない。
【0099】そして、この次数間高調波をレール2,
2’(30,30’)間に供給してその電圧又は電流を
計測したため、車両1による両レール2,2’(30,
30’)の橋絡位置にしたがって、計測結果の電圧,電
流或いはそれらから求まるインピーダンス又はアドミタ
ンス,すなわち供給点からみたレール2,2’(30,
30’)間の次数間高調波の電気的特性が異なり、この
電気的特性により供給点から車両1までの距離Lを求め
て車両1の位置を精度よく検出することができる。
【0100】このとき、供給点を各区間の端部等に設定
すると、車両1の位置が各区間の供給点からの距離Lで
正確に検出され、各区間内のどこに車両1が位置するか
を正確に把握することができる。
【0101】また、供給点をレール全延長の端部間に設
定すると、両レール1,1’(30,30’)を複数の
区間に電気的に区切ることなく、レール全延長に対して
1つの供給点bから車両までの距離Lを求めてその位置
を正確に検出して把握することができる。
【0102】そして、レール1,1’(30,30’)
間に次数間高調波を供給して検出するため、電気鉄道に
限らず、レールを用いる種々の鉄道等の車両の位置を、
信号の変調等の複雑な送受信処理を行うことなく、精度
よく検出することができ、従来と全く異なる検出方式の
精度の高い車両位置検出方法を提供することができる。
【0103】また、請求項2の場合は電気鉄道の種々の
車両(電車34)につき、1対の計測ラインに次数間高
調波を注入し、請求項1の計測と同様の計測に基づき、
例えばき電区間区毎に車両の位置を精度よく検出するこ
とができ、とくに電気鉄道に有用な車両位置検出方法を
提供することができる。
【0104】さらに、請求項3の場合は、次数が異なる
複数の次数間高調波の電圧又は電流の少なくとも一方の
計測結果に基づいて求めた供給点cから車両1,電車3
4までの各距離を平均して車両1,電車34の位置を検
出したため、車両1,電車34の位置を請求項1,請求
項2の場合より一層精度よく検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態の結線図である。
【図2】図1の一部の詳細な結線図である。
【図3】図2の一部の詳細な結線図である。
【図4】図3の動作説明用の波形図である。
【図5】本発明の実施の第2の形態の結線図である。
【図6】本発明の実施の第3の形態の結線図である。
【図7】従来例の結線図である。
【符号の説明】
1 車両 2,2’,30,30’,33 レール 7 計測装置 10,36 系統電源 32 き電線 33 帰線路 34 電車 39 トロリー線 a,b,c 供給点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両により電気的に橋絡される1対のレ
    ール間に電力供給系統電源に同期した次数間高調波を供
    給し、 供給点での前記両レール間の前記次数間高調波の電圧又
    は前記車両の方向に通流する前記次数間高調波の電流の
    少なくとも一方を計測し、 計測結果に基づく前記両レール間の前記次数間高調波に
    ついての電気的特性により、前記供給点から前記車両ま
    での距離を求めて前記車両の位置を検出することを特徴
    とする車両位置検出装置。
  2. 【請求項2】 電気鉄道のき電線と帰線路との間,トロ
    リー線と帰線路との間又は導レールと走行レールとの間
    或いは複線式のトロリー線間又は導レール間を1対の計
    測ライン間とし、 前記計測ライン間に電力供給系統電源に同期した次数間
    高調波を供給し、 供給点での前記両計測ライン間の前記次数間高調波の電
    圧又は前記車両の方向に通流する前記次数間高調波の電
    流の少なくとも一方を計測し、 計測結果に基づく前記両計測ライン間の前記次数間高調
    波についての電気的特性により、前記供給点から前記車
    両までの距離を求めて前記車両の位置を検出することを
    特徴とする車両位置検出装置。
  3. 【請求項3】 車両により電気的に橋絡される1対のレ
    ール間又は1対の計測ライン間に供給する次数間高調波
    を、電力供給系統電源に同期した異なる複数の次数間高
    調波とし、 前記各次数間高調波の電圧又は電流の少なくとも一方の
    計測結果に基づいて求めた供給点から前記車両までの各
    距離を平均して前記車両の位置を検出することを特徴と
    する請求項1又は請求項2記載の車両位置検出方法。
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