JP2613582B2 - 踏切制御子 - Google Patents

踏切制御子

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JP2613582B2 JP2174572A JP17457290A JP2613582B2 JP 2613582 B2 JP2613582 B2 JP 2613582B2 JP 2174572 A JP2174572 A JP 2174572A JP 17457290 A JP17457290 A JP 17457290A JP 2613582 B2 JP2613582 B2 JP 2613582B2
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多了 石川
克彦 伊達
均 渡部
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東邦電機工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (発明の利用分野) 本発明は、鉄道線路の踏切に設置される踏切警報機を
作動させるために、列車の接近を検知する電圧帰還形の
踏切制御子の改良に関するものである。
(発明の背景) 鉄道線路の踏切に設置される踏切警報機を制御するた
めの、列車の有無を検知する手段として、近年電子式の
検知手段である踏切制御子が一般的に使用されている。
これは、レールを電気回路の一部として踏切制御子の
装置を構成するものであり、列車の到来を高い制度で確
実に検知するためには、列車検知区間である制御区間が
短区間である必要があり、信号周波数として比較的高周
波帯を選定することにより、レールを伝播する信号の減
衰が大きくなることから、短区間の制御区間を構成する
ことができる。
信号として使用される周波数帯は、8.5〜9.34KHz帯で
5波、14〜20KHz帯で2波の周波数が定められており、
隣接する検知点相互では、異なる周波数の信号を使用す
ることにより、相互干渉を避けることとしている。
第3図は、踏切制御子のレールへの接続を示す図であ
る。第3図に示すように、一定の距離(15m程度)を隔
てて、入力導線41及び出力導線42により踏切制御子43が
レール44に接続されて閉回路が構成される。前述の周波
数帯の信号を使用する場合の列車を検知する制御区間
は、入力導線41及び出力導線42のレール44への装着位置
の中心線より、両側±15mの範囲である。
従来から実用化されている踏切制御子には、大別し
て、電圧帰還形の踏切制御子と送受信形の踏切制御子と
がある。
先ず、現在使用されている電圧帰還形の踏切制御子は
3形と呼称され、14KHz或いは20KHzの周波数の信号を使
用する。
電圧帰還形の踏切制御子は、第4図のブロック図に示
すように、レール45を発振器の帰還回路の一部として使
用するものであり、同調増幅器46により14KHz或いは20K
Hzの周波数の信号を発生させ、その一部は変成器47を経
て直列共振回路48を介してレール45に送出され、レール
45を通過した信号は、帯域ろ波器49、同調増幅器46へと
帰還されることにより、発振器が構成される。
列車の制御区間への到来によりレール45が短絡される
と、帰還が絶たれることにより発振が停止し、常時変成
器47を介して得た発振出力を整流回路50により整流した
電圧により、常時動作しているリレー回路51が復旧し
て、列車の到来が検知される。この方式における消費電
力は3〜4Wである。
一方、送受信形の踏切制御子は、H形と呼称され、第
5図に示すように、信号の送信部52と受信部53とを列車
を検出する制御区間のレール54を伝送回路として接続
し、8.5〜9.34KHzの周波数帯の比較的高い信号電圧を送
信部52で発振させてレール54に送出し、列車の制御区間
への到来によるレール54の短絡により、送信部52から送
出された信号が、受信部53へ到来しなくなることをもっ
て、列車の到来が検知される。列車の車輪によるレール
の短絡は、電気的に見ると一種の接触抵抗であるため、
この方式では比較的高い信号電圧をレール間に印加する
ことにより比較的大きい短絡電流が持続でき、即ち、実
効的に短絡抵抗が低い値に保持され、列車検知性能を高
くとれるといる特徴があるが、この方式による消費電力
は30〜40Wと少なくないのが欠点である。
近年の閑散線区における列車密度の低下、列車の高速
化、車両の軽量化、レジン制輪子の使用などにより、列
車検知に係わる環境が著しく変化してきており、その結
果として、長い使用実績を有する従来の電圧帰還形(3
形)の踏切制御子では、列車を検知する制御区間のレー
ルに送出される信号電圧が小さいことから、レールの浮
き錆、或いは、レジン粉末により車輪踏面に生成される
絶縁性皮膜によって、短絡抵抗が増大するため、短絡不
良により列車検知が不安定となるなど、列車検知に係わ
る環境に追従できない場合が生じるようになってきてい
る。
この障害を克服するためには、レール間に送出する信
号の電圧を高めて、短絡時に流れる電流を増加させる方
法により、実効的に短絡電流を低い値に保持し、踏切制
御子を高短絡感度とする必要があるが、現在の対策とし
ては、列車検知性能の面でより優れた送受信形の踏切制
御子(H形)への更改を図る方法が採用されている。
しかし、送受信形の踏切制御子の消費電力は、前述の
ように電圧帰還形の踏切制御子に比較して可成り大きい
ことから、送受信形の踏切制御子への更改は、必然的に
装置としての消費電力の増大をもたらし、従って、装置
単体及び装置回りの経費や工事費が増加することにな
る。
故に、電圧帰還形の踏切制御子(3形)とほぼ同程度
の消費電力でありながら、列車検知性能の高い踏切制御
子の開発が期待されていた。
(発明の目的) 本発明の目的は、上述の課題を解決し、消費電力が少
なく、且つ、列車検知性能に優れた、電圧帰還形の踏切
制御子を提供することである。
(発明の特徴) 上記目的を達成するために、本発明は、高周波の信号
を発振する電圧帰還形の発振器と、該発振器の信号によ
り動作するリレー回路とを備え、制御区間のレールを、
前記発振器の帰還回路の一部として用い、列車の接近に
よる前記レール間の短絡により、前記発振器の発振が停
止することをもって列車の接近を検知する電圧帰還形の
踏切制御子において、前記発振器の発振を、信号発振時
間より信号休止時間が長くなるように間欠的に行わせる
間欠発振制御手段を設けて、間欠発振により、発振器の
平均発振電力を増大させることなく、レールを介して帰
還される瞬時帰還電圧を増大するようにしたことを特徴
とする。
(発明の実施例) 第1図は、本発明の一実施例である、電圧帰還形の踏
切制御子のブロック図である。
電圧帰還形の踏切制御子25は、矩形波発振器26、電流
断続回路27、入力変成器28、帯域ろ波器29、前置増幅器
30、終段増幅器31、出力変成器32、積分回路33、リレー
回路34、及び、直列共振回路35から構成される。なお、
+Vは直流電源電圧である。
入力変成器28、帯域ろ波器29、前置増幅器30、終段増
幅器31、及び、出力変成器32は、14KHz或いは20KHzの同
調増幅器であり、これに直列共振回路35とレール36を介
して信号を帰還させることにより、発振器として機能さ
せる。
矩形波発振器26で発振された、第2図(a)に示すよ
うなマーク・スペース比が1対5程度の矩形のパルス信
号により電流断続回路27を制御し、終段増幅器31に供給
される電源をオン・オフさせると、入力変成器28→帯域
ろ波器29→前置増幅器30→終段増幅器31→出力変成器32
→直列共振回路35→出力導線37→レール36→入力導線38
→入力変成器28の帰還回路が発振器として動作し、同図
(b)に示すように、信号発振時間が1に対して信号休
止時間が5の割合の14KHz或いは20KHzの間欠信号が発振
されるから、この信号は帰還回路の一部であるレール36
に印加される。また、この間欠信号は、出力変成器32の
巻線から取り出され、積分回路33で連続信号化されて、
リレー回路34を常時作動させる。
列車が制御区間に到来すると、レール36が短絡される
ことにより、帰還が絶たれて発振が停止し、リレー回路
34が復旧して列車が検知される。
このように、信号発振時間に対して長い信号休止時間
を設けることにより、信号発振時に発振波形の波高値を
増大させ、即ち、瞬時発振電力を増大させて、短絡時に
流れる電流を大きい高短絡感度としても、発振器として
の平均電力は増大せず、従来の電圧帰還形の踏切制御子
とほぼ同等の消費電力で、優れた列車検知性能を実現す
ることができる。なお、矩形波発振器26及び電流断続回
路27が本発明の間欠発振制御手段に相当する。
終段増幅器31は、第1図に示すように、プッシュプル
回路で構成するなどにより、信号発振時に、大きな瞬間
発振電力を出力可能とする。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、電圧帰還形の
踏切制御子において、発振器の発振を、信号発振時間よ
り信号休止時間が長くなるように間欠的に行わせる間欠
発振制御手段を設けて、間欠発振により、発振器の平均
発振電力を増大させることなく、レールを介して帰還さ
れる瞬時帰還電圧を増大するようにしたから、列車検知
性能に優れていながら、消費電力を少なくすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である電圧帰還形の踏切制御
子のブロック図、第2図は同じく電圧帰還形の踏切制御
子による信号の波形を示す図、第3図は踏切制御子のレ
ールへの接続を示す図、第4図は従来の電圧帰還形の踏
切制御子のブロック図、第5図は従来の送受信形の踏切
制御子のブロック図である。 25……電圧帰還形の踏切制御子、26……矩形波発振器、
27……電流断続回路、28……入力変成器、29……帯域ろ
波器、30……前置増幅器、31……終段増幅器、32……出
力変成器、33……積分回路、34……リレー回路、35……
直列共振回路、36……レール、37……出力導線、38……
入力導線。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−148869(JP,U) 吉村寛ほか1名、信号、第17版、平成 3年7月20日発行、株式会社交友社、 491頁から495頁特に493頁図11.30

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波の信号を発振する電圧帰還形の発振
    器と、該発振器の信号により動作するリレー回路とを備
    え、制御区間のレールを、前記発振器の帰還回路の一部
    として用い、列車の接近による前記レール間の短絡によ
    り、前記発振器の発振が停止することをもって列車の接
    近を検知する電圧帰還形の踏切制御子において、前記発
    振器の発振を、信号発振時間より信号休止時間が長くな
    るように間欠的に行わせる間欠発振制御手段を設けて、
    間欠発振により、発振器の平均発振電力を増大させるこ
    となく、レールを介して帰還される瞬時帰還電圧を増大
    するようにしたことを特徴とする踏切制御子。
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