JPS6026749B2 - 無絶縁軌道回路の信号送受電方式 - Google Patents

無絶縁軌道回路の信号送受電方式

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JPS6026749B2
JPS6026749B2 JP4495980A JP4495980A JPS6026749B2 JP S6026749 B2 JPS6026749 B2 JP S6026749B2 JP 4495980 A JP4495980 A JP 4495980A JP 4495980 A JP4495980 A JP 4495980A JP S6026749 B2 JPS6026749 B2 JP S6026749B2
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JP
Japan
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receiver
signal
boundary
secondary winding
transformer
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JP4495980A
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JPS56142752A (en
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了 石川
哲夫 高松
信昭 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyosan Seisakusho KK
Odakyu Electric Railway Co Ltd
Original Assignee
Kyosan Seisakusho KK
Odakyu Electric Railway Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6026749B2 publication Critical patent/JPS6026749B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、無絶縁軌道によって構成される無絶縁軌道回
路へ交流信号を通じ、無絶縁軌道を進行する列車の検出
を行なう際に適用される信号送受電方式に関するもので
ある。
従来、か)る信号の受信方式としては、電圧受電方式と
電流受電方式とがあり、電圧受電方式は第1図、電流受
電方式は第2図に示す構成となっていた。
すなわち、第1図においては、無絶縁軌道(以下、軌条
)1,2からなる無絶縁軌道3における境界A,B間の
無絶縁軌道回路(以下、軌道回路)に対し、境界Aから
送信機TXにより特定周波数f,の信号電圧を送出する
一方、境界Bへ設けた受信機鼓Xにより軌条間電圧Vr
を受信するものとなっており、左方から列車が境界Bへ
進入し境界Aを脱出するまでの間は、車軸により軌条1
,2間を短絡し、軌条間電圧Vrを低下させるため、こ
れによって受信機巽Xの出力も低下することにより、境
界A,B間の軌道回路における列車の存在を検出してい
る。
しかし、境界A,Bには何等電気的な境界形成手段が施
されておらず、列車が境界Bの近傍へ接近し、あるいは
、境界Aから更に右方の近傍に存在する場合にも、車軸
による短絡効果がRXに及び、境界Bにおける軌条間電
圧Vrが低下するため、列車が境界A,B間の軌道回路
に存在しないにもか〉わらず、いずれも列車の検出状態
となり、境界A,B間の軌道回路においてのみ正確に列
車の検出を行なう目的からは不十分となる欠点を生ずる
また、受信機RXは特定周波数f,のみを検出するもの
となっており、境界A,Bと隣接する他の軌道回路にお
いては、各々異つた周波数を使用するものとなっている
が、使用可能な周波数の種別に限界がある関係上、数回
路離れた軌道回路においては、再び同一の特定周波数f
,を用いることがあり、この場合には、他の軌道回路か
らの特定周タ波数f,が受信器RXへ与えられ、これに
よって誤動作を生ずる欠点もあった。
このため、第2図においては、境界Bにおいて特定周波
数f,に共振するコンデンサCとィンダククンスLとの
直列回路を軌条1,2間へ橋絡接続し、特定周波数f,
に対し軌条1,2間を短絡するものとしておき、より左
方へ特定周波数f,の信号電流が流出するのを阻止する
と共に、境界Bの近傍かつ境界A側の軌条1,2に沿っ
てループ状の検出コイルPCを設け、これによって軌条
1,2に通ずる信号電流を検出のうえ、その出力を受信
器RXへ与えている。
したがって、列車が左方から境界A,B間の軌道回路へ
進入し、検出コイルPCを過ぎれば車軸による短絡効果
のため、検出コイルPCと対応する軌条1,2に信号電
流が通せず、検出コイルPCの検出々力が消滅し、受信
器RXの出力が低下することにより、列車が境界Bから
境界A,B間の軌道回路へ進入したことが、境界Bを検
出境界点として正確に検出できる。
しかし、この場合には、チョッパー車の普及に伴ない増
加する傾向にある車頚からの雑音磁界をも検出コイルP
Cが検出するため、車鞠雑音によって受信器RXが誤動
作する欠点を生じている。
本発明は、従来のか)る欠点を根本的に解決する目的を
有し、電圧受電方式と電流受電方式との巧みな組み合せ
により、検出境界点を明確として軌道回路内における列
車の存在を確実に検出すると共に、車輪雑音の影響も受
けることのない極めて効果的な、無絶縁軌道回路の信号
送受電方式を提供するものである。以下、実施例を示す
第3図以降により本発明の詳細を説明する。
第3図においては、境界Aの軌条1,2間に、直流阻止
用のコンデンサC,と送信変成器MFT.の2次巻線S
との直列回路が橋絡接続されていると共に軌条1,2の
信号電流を検出するため、軌条1,2と直交する方向を
中心として巻回されたコイルを用いた受電器PC,a,
PC,bが、境界Aの近傍且境界Aの右方に設けてあり
、この受電器PC,a,PC,bと受信変成器MFR,
の1次巻線Pとの直列回路が、送信変成器MFT,の2
次巻線Sに対し並列接続されており、送信変成器MFT
,の1次巻線Pには送信器TX.が接続され、受信変成
器MFR,の2次巻線Sには受信器PX,が接続されて
いる。
また、境界B側も同様となっており、送信器TX,から
送出された特定周波数f,の交流信号を、受信器PX2
により受信すると共に、受信器TX2からは他の周波数
もの交流信号が送出され、境界Aと隣接する右方の軌道
回路へ図上省略した同様の送信器から送出されている周
波数もの交流信号を、受信器RX,が受信するものとな
っている。
なお、送信変成器MFT,,MFT2の2次巻線Sから
、送信器TX,,TX2の出力が各々送出されると共に
、コンデンサC,,C2と送信変成器MFT,,M『L
の2次巻線Sとは、各周波数f,〜ものいずれの信号電
流に対しても、例えばIQ程度の低インピーダンスを呈
するものとなっており、境界A,Bにおいては、各周波
数f,〜f3の交流信号を短絡し、各軌道回路の各周波
数f,〜f3を有する交流信号が、隣接する他の軌道回
路へ流入するのを阻止している。一方、第3図における
境界AおよびB側の各送受信回路を等価回路として示す
第4図のとおり、送信変成器M『T,,MFLの2次巻
線Sが呈するインピーダンスZsに対し、交流信号によ
って生ずる軌条間電圧Vrが印加され、これが2次巻線
Sの様子電圧になっていると共に、受電器PC,a,P
C2およびPC,b,PC数を代表して示す受電器PC
a,PCbにも信号電流によって信号検出電圧Va,V
bが生じており、これらがすべて加極性になるものとし
て接続されているため、受信変成器MFR,,MFR2
を代表して示す受信変成器M『Rの1次巻線Pにおける
端子電圧をVmとすれば、Vr十Va+Vb=Vm
・・・・・・・・・・・・・・・{1lの信号電
圧が印加され、これが2次巻線Sを介して受信器RX,
,RX2へ与えられる。
こ)で、m式の関係を例えば、 Vr:Va+Vb=2:1 ・・・・・・・
・・・・・・・・(2}程度とし、受信器RX,,RX
2における信号検出の基準電圧をVmの1/3より若干
低い値に設定すれば、車両が境界点AまたはBの直上に
いたり、車両雑音が受電器PC,a,PC,bまたはP
C2,PC劫にVa+Vb成分と同程度謙起されても、
車両短絡によりVr成分が無いため、受信器の動作まで
にはいたらず、車両雑音による誤動作を阻止することが
できる。
たゞし、受電器PCM PC,b,PC2a,PCべま
、軌条1,2に通ずる信号電流を検出し易い方向に巻回
されている反面、上方からの車軸雑音に対しては検出し
難い巻回状態となっているため、本質的に車両雑音が軽
減される。
また、境界Bにおいては、車両が左方より境界Bの近傍
かつ直左方にまで接近しても、軌間短絡によりVr成分
はほとんどなくなるにも係わらず、Va+Vb成分の減
衰はないため、受信器RX2は周波数f,を検出し、列
車占有状態とはならない。
車両が受電器PC側 PC2bの右方に進入すれば、周
波数f,は車両により短絡されPC畑 PC2bによる
検出が不可能となり受信器RX2は無信号状態となり、
列車占有状態となる。従って、列車が境界A,B間の軌
道回路へ進入したことを明確に検出できる。なお、列車
が境界Aを越えたときも同様であり、列車が境界Aから
右方の軌道回路へ進入したことが受信器RX,により明
確に検出される。
このため、交流信号の使用周波数範囲をあらかじめ定め
ておけば、コンデンサC,.C2、送信変成器M『T.
,MFT2、受信変成器M『R.,M『R2および受電
器PC,a,PC,b,PC2a,PC幼に各々共通の
ものを使用することが可能となり、送信器TX,,TX
2および受信器RX,,RX2の周波数を設定するのみ
で、各境界A,Bに同一の装置が適用され、保守、点検
が極めて容易となる。また、隣接する軌道回路に使用す
る交流信号の周波数を別個とするのみにより、各境界A
,Bにおいて短絡作用があるため、全軌道回路としては
同一周波数の反復使用が可能となり、使用周波数の種別
を減ずることができる。
なお、コンデンサC,,C2または送信変成器MFT,
,MFT2中のいずれかゞ断線すれば、相手側受信器が
列車検出状態となり、受信変成器MFR,,MFR2ま
たは受電器PC,a, PC,b,PC2a,PC2b
中のいずれかゞ断線しても、同様に列車検出状態となる
ため、安全性が確保される。
このほか、軌条1,2間に直流成分の印加がなければ、
コンデンサC,,C2を省略してもよく、受電器PC.
a,PC,b,PC2a,PC2bをいずれか一方の軌
条1または2へのみ設けても同様であり、種々の変形が
自在である。
以上の説明により明らかなとおり本発明によれば、無絶
縁軌道回路における列車検出の境界が明らかになると共
に、車軸雑音による謀検出が阻止され、かつ、全軌道回
路として同一周波数の交流信号を反復使用することが可
能となり、同時に保守、点検も容易となるため、無絶縁
軌道回路における列車の検出上顕著な効果が得られる。
図面の簡単な説明第1図および第2図は従釆例の構成を
示す図、第3図は本発明の実施例を示す構成図、第4図
は第3図における送受信回路の等価回路を示す図である
1,2・・・・・・軌条(無絶縁軌条)、TX,,TX
2・・・・・・送信器、RX,,RX2・・・…受信器
、MFT,,M『L・・・・・・送信変成器、MFR,
,MFR2・・・・・・受信変成器、P・・・・・・1
次巻線、S・・…・2次巻線、PCWPC,b,PC2
a,PC偽・・・・・・受電器。
第1図第2図 第3図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 送信器の出力を送出しかつ交流信号に対し低インピ
    ーダンスを呈する送信変成器の2次巻線を軌条間へ橋絡
    接続すると共に、前記送信変成器の2次巻線へ隣接送信
    器より送出される交流信号によつて生ずる端子電圧と隣
    接送信器より送出される軌条信号電流を検出する受電器
    に生ずる信号検出電圧とが加極性になる如くとし、且前
    記受電器と受信変成器の1次巻線との直列回路を前記送
    信変成器の2次巻線へ並列に接続し、かつ、前記受信変
    成器の2次巻線へ受信器を接続したことを特徴とする無
    絶縁軌道回路の信号送受電方式。
JP4495980A 1980-04-04 1980-04-04 無絶縁軌道回路の信号送受電方式 Expired JPS6026749B2 (ja)

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