JPH092270A - 有絶縁軌道回路 - Google Patents

有絶縁軌道回路

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JPH092270A
JPH092270A JP18064495A JP18064495A JPH092270A JP H092270 A JPH092270 A JP H092270A JP 18064495 A JP18064495 A JP 18064495A JP 18064495 A JP18064495 A JP 18064495A JP H092270 A JPH092270 A JP H092270A
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JP
Japan
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track circuit
frequency
track
signal
impedance bond
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Application number
JP18064495A
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English (en)
Inventor
Akio Makishima
亜紀雄 牧島
Toshiyuki Komine
利行 小峰
Yasunari Nakajima
康成 中島
Kenzo Hiasa
賢三 日朝
Masao Nagayama
征男 永山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
East Japan Railway Co
Original Assignee
Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
East Japan Railway Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成で軌道絶縁装置の短絡の有無を検出
する。 【構成】送信器TX1は周波数f1の列車検知信号を軌道
回路1Tに出力する。受信器RX1はバンドパスフィル
タBPF12に接続され、周波数f1の信号の受信の有無
により軌道回路1Tにおける列車の有無を検知する。送
信器TX2は周波数f1と異なる周波数f2の列車検知信
号を軌道回路2Tに出力する。軌条絶縁破壊検出器ID
1は軌道回路1Tの受信側のインピ−ダンスボンドZ
21に周波数f2の信号が重畳されたときに軌道回路1
Tと軌道回路2T間の軌条絶縁装置A2,B2が絶縁破壊
したと判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は有絶縁軌道回路、特に
軌条絶縁装置の破損による軌条短絡の検知に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】一般に列車の位置検知の一手段として有
絶縁軌道回路が採用されている。有絶縁軌道回路は、図
2に示すようにレール1,2を軌条絶縁装置A1〜A3
1〜B3で所定の区間長に分割し、軌条絶縁装置A1
3,B1〜B3の左右にインピーダンスボンドZB1,Z
2,ZB3を接続して各軌道回路1T,2T,3Tを構
成している。各軌道回路1T,2T,3Tのインピーダ
ンスボンドZB12,ZB22,ZB32には送信器TX1
TX2,TX3が接続され、インピーダンスボンドZ
21,ZB31には受信器RX1,RX2が接続される。送
信器TX1,TX2,TX3は常時一定周波数の列車検知
信号をレール1,2に送出し、受信器RX1,RX2は送
信器TX1,TX2が送出した列車検知信号の受信の有無
を検出する。例えば軌道回路1Tに列車が在線していな
い場合には、送信器TX1がインピーダンスボンドZB
12を介して送出した一定周波数の列車検知信号はレール
1,2及びインピーダンスボンドZB21を経由して受信
器RX1に受電され、受信器RX1を動作させる。これに
対して、軌道回路1Tに列車が在線している場合には、
列車の車軸によりレール1,2が短絡するため、送信器
TX1が送出した列車検知信号は車軸を介して送信器T
1に帰還し受信器RX1に流れず、受信器RX1は動作
を停止する。このように、各軌道回路1T,2Tでは送
信器RX1,RX 2がレール1,2に流した一定周波数の
列車検知信号をインピーダンスボンドZB21,ZB22
介して受信器TX1,TX2が検出することにより、列車
の有無を検出している。
【0003】一般に有絶縁軌道回路は軌条絶縁装置A1
〜A3,B1〜B3の破損による誤動作を防止するため
に、通常隣接する軌道回路1T,2T,3Tの各送信器
TX1,TX2,TX3毎に位相を交互に「180」度ずらし
た列車検知信号を出力している。例えば、軌道回路2T
と軌道回路3Tとの間の軌条絶縁装置A3が破損し短絡
すると、軌道回路3Tの送信器TX3の列車検知信号は
軌道回路2TのインピーダンスボンドZB3の中点を通
り、矢印Dに示すように流れインピーダンスボンドZB
31に電圧を印加する。この印加電圧は短絡がない場合の
受電電圧とは位相が「180」度異なるため受信器RX2
動作を停止することができる。
【0004】ここで、受信器RX2は動作を停止するこ
とができるが、軌道回路3Tの送信器TX3からの列車
検知信号が軌道回路2Tに流れ込むため、列車を検知す
ることができない。
【0005】さらに、軌道回路2T上に列車が存在しな
い旨の情報を得たうえに、軌道区間に列車が存在しない
ことを確認した後でなければ軌条絶縁装置A3の破壊を
検出することができない。
【0006】また、隣接する軌道回路1T,2T,3T
の送信器TX1,TX2,TX3の位相を「180」度ずらす
ため、専用の信号配電線を配設しなければならない等の
問題が有る。
【0007】これに対して、実公昭62-5419号公報で
開示された軌条絶縁破壊検知器では、図3に示すように
発振器OSCの出力端の一方を限流抵抗R、コンデンサ
C及びリアクトルLを介して一方のレールに接続し、発
振器OSCの出力端子の他方を軌条絶縁装置A,Bを介
したレールに接続し、限流抵抗RとコンデンサCの中点
及び発振器OSCの出力端の他方に整流器RECを介し
て直流リレーSRを接続して、かつ、発振器OSCの発
振周波数が前記コンデンサC及びリアクトルLに直列共
振するように設定している。発振器OSCから送信され
た電流の隣接する軌道回路1T,2Tが短絡していない
ときはインピーダンスボンドZB11,ZB12の半分を経
由し帰還し直流リレーSRを作動し、隣接する軌道回路
1T,2Tのレールが短絡しているときは短絡部分を経
由し帰還し、コンデンサCとリアクトルLの共振インピ
ーダンスと発振器OSCの周波数は共振しているため、
直流リレーSRを復旧する。このように、上記軌条絶縁
破壊検知器3では隣接する軌道回路1T,2Tの列車検
知信号の位相を考慮する必要が無く、専用の信号配電線
が必要無いので電源を自由に選択できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記軌
条絶縁破壊検知器3では発振器OSCから発振した電流
によりリレーを作動しているため、発振器OSCを別途
設けなければならず、構成が複雑になり設置費用が高く
なる。
【0009】また、コンデンサCとリアクトルLから成
る直列共振子の耐圧を高める必要が有り、コンデンサC
とリアクトルLがかなり大きいものとなる。
【0010】また、列車が通過するたびに列車の車輪が
軌道絶縁装置を短絡し直流リレーSRが作動するので直
流リレーSRの寿命が短い。
【0011】この発明はかかる短所を解消するためにな
されたものであり、簡単な構成で軌道絶縁装置の短絡の
有無を検出する有絶縁軌道回路を得ることを目的とする
ものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係る有絶縁軌
道回路は、2本のレ−ル1,2の軌条絶縁装置A,Bを
境にして設けられ、インピ−ダンスボンドZB1,Z
2,ZB3を介して接続された軌道回路1T,2T,3
Tを有し、軌道回路1Tの送信器TX1は送信側のイン
ピ−ダンスボンドZB12に接続され、周波数f1の列車
検知信号を軌道回路1Tに出力し、受信器RX1は周波
数f1の信号を通過させるバンドパスフィルタBPF12
を介して受信側のインピ−ダンスボンドZB21に接続さ
れ、周波数f1の信号の受信の有無により列車の検知を
行ない、軌条絶縁破壊検出器IDT1は軌道回路2Tに
流れる周波数f2の信号を通過させるバンドパスフィル
タBPF11を介して受信側のインピ−ダンスボンドZB
21に接続され、軌道回路1Tと軌道回路2T間の軌条絶
縁装置A2,B2の絶縁破壊の有無を検知し、受信側のイ
ンピ−ダンスボンドZB21に周波数f2の信号が重畳さ
れたときに軌道回路1Tと軌道回路2T間の軌条絶縁装
置A2,B2が絶縁破壊したと判断し、軌道回路2Tの送
信器TX2は送信側のインピ−ダンスボンドZB22に接
続され、軌道回路1Tに送信される列車検知信号の周波
数f1と異なる周波数f2の列車検知信号を軌道回路2T
に出力し、受信器RX2は周波数f2の信号を通過させる
バンドパスフィルタBPF22を介して受信側のインピ−
ダンスボンドZB31に接続され、周波数f2の信号の受
信の有無により列車の検知を行ない、軌条絶縁破壊検出
器IDT2は軌道回路3Tに流れる周波数f1の信号を通
過させるバンドパスフィルタBPF21を介して受信側の
インピ−ダンスボンドZB31に接続され、受信側のイン
ピ−ダンスボンドZB31に周波数f1の信号が重畳され
たときに軌道回路2Tと隣接する軌道回路3T間の軌条
絶縁装置A3,B3が絶縁破壊したと判断し、軌道回路2
Tと隣接する軌道回路3Tと間の軌条絶縁装置A3,B3
の絶縁破壊の有無を検知する。
【0013】
【作用】この発明においては、送信器TX1は送信側の
インピ−ダンスボンドZB12を介して周波数f1の列車
検知信号を軌道回路1Tに出力する。バンドパスフィル
タBPF12は軌道回路1Tの受信側のインピーダンスボ
ンドZB21を介して軌道回路1Tから送られる信号のう
ち周波数f1の信号を透過し受信器RX1に送る。受信器
RX1はバンドパスフィルタBPF12に接続され、周波
数f1の信号の受信の有無により列車の検知を行なう。
【0014】さらに、送信器TX2は軌道回路1Tの列
車検知信号の周波数f1と異なる周波数f2の列車検知信
号を軌道回路2Tに出力する。軌条絶縁破壊検出器ID
1は軌道回路2Tに流れる周波数f2の信号を通過させ
るバンドパスフィルタBPF11を介して受信側のインピ
−ダンスボンドZB21に接続され、受信側のインピ−ダ
ンスボンドZB21に周波数f2の信号が重畳されたとき
に軌道回路1Tと軌道回路2T間の軌条絶縁装置A2
2が絶縁破壊したと判断し、軌道回路1Tと軌道回路
2T間の軌条絶縁装置A2,B2の絶縁破壊の有無を検知
する。
【0015】また、軌条絶縁破壊検出器IDT2は軌道
回路3Tに流れる周波数f1の信号を通過させるバンド
パスフィルタBPF21を介して受信側のインピ−ダンス
ボンドZB31に接続され、受信側のインピ−ダンスボン
ドZB31に周波数f1の信号が重畳されたときに軌道回
路2Tと隣接する軌道回路3T間の軌条絶縁装置A3
3が絶縁破壊したと判断し、軌道回路2Tと隣接する
軌道回路3Tと間の軌条絶縁装置A3,B3の絶縁破壊の
有無を検知する。
【0016】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す有絶縁軌道
回路の構成図である。図に示すように、有絶縁軌道回路
は2本のレ−ル1,2を所定の区間長に分割する軌条絶
縁装置A1〜A3,B1〜B3を境にして設けられ、インピ
−ダンスボンドZB1,ZB2,ZB3を介して接続され
た軌道回路1T,2T,3Tを有する。軌道回路1Tは
2本のレ−ル1,2と送信器TX1と受信器RX1とバン
ドパスフィルタBPF11,BPF12と送信側のインピ−
ダンスボンドZB12と受信側のインピ−ダンスボンドZ
21と軌条絶縁破壊検出器IDT1とを有する。軌道回
路1Tの送信器TX1は送信側のインピ−ダンスボンド
ZB12に接続され、常時周波数f1の列車検知信号を出
力する。バンドパスフィルタBPF12はインピーダンス
ボンドZB21に接続され、インピーダンスボンドZB21
から送られる信号のうち送信器TX1の周波数f1の信号
を通過させ受信器RX1に送る。受信器RX1はバンドパ
スフィルタBPF12を介して受信側のインピ−ダンスボ
ンドZB21に接続され、周波数f1の信号を受信したと
きは軌道回路1Tに列車が存在することを検知し、周波
数f1の信号を受信しないときは軌道回路1Tに列車が
存在しないことを検知する。
【0017】バンドパスフィルタBPF11は受信側のイ
ンピ−ダンスボンドZB21にバンドパスフィルタBPF
12と並列に接続され、受信側のインピ−ダンスボンドZ
21に軌道回路2Tから流れる周波数f2の信号を通過
させ軌条絶縁破壊検出器IDT1に送る。軌条絶縁破壊
検出器IDT1はバンドパスフィルタBPF11を介して
受信側のインピ−ダンスボンドZB21に接続され、バン
ドパスフィルタBPF11からの信号を受信したときは軌
道回路1Tと軌道回路2T間の軌条絶縁装置A2又は軌
条絶縁装置B2が絶縁破壊したと判断し、バンドパスフ
ィルタBPF11からの信号を受信しないときは軌道回路
1Tと軌道回路2T間の軌条絶縁装置A2,B2が正常と
判断し、軌道回路1Tと軌道回路2T間の軌条絶縁装置
2,B2の絶縁破壊の有無を検知する。
【0018】軌道回路2Tは2本のレ−ル1,2とバン
ドパスフィルタBPF21,BPF22と送信器TX2と受
信器RX2と送信側のインピ−ダンスボンドZB22と受
信側のインピ−ダンスボンドZB31と軌条絶縁破壊検出
器IDT2とを有する。軌道回路2Tの送信器TX2は送
信側のインピ−ダンスボンドZB22に接続され、軌道回
路1Tに送信される列車検知信号の周波数f1と異なる
周波数f2の列車検知信号を常時軌道回路2Tに出力す
る。バンドパスフィルタBPF22は受信側のインピ−ダ
ンスボンドZB31に接続され、インピ−ダンスボンドZ
31から送られる信号のうち周波数f2の信号を通過さ
せ受信器RX2に送る。受信器RX2はバンドパスフィル
タBPF22を介して受信側のインピ−ダンスボンドZB
31に接続され、周波数f2の信号を受信したときは軌道
回路2Tに列車が存在することを検知し、周波数f2
信号を受信しないときは軌道回路2Tに列車が存在しな
いことを検知する。
【0019】バンドパスフィルタBPF21は受信側のイ
ンピ−ダンスボンドZB31に接続され、インピ−ダンス
ボンドZB31に流れる信号のうち周波数f1の信号を通
過させ軌条絶縁破壊検出器IDT2に送る。軌条絶縁破
壊検出器IDT2はバンドパスフィルタBPF21を介し
て受信側のインピ−ダンスボンドZB31に接続され、受
信側のインピ−ダンスボンドZB31に周波数f1の信号
が重畳されたときに軌道回路2Tと隣接する軌道回路3
T間の軌条絶縁装置A3又は軌条絶縁装置B3が絶縁破壊
したと判断し、軌道回路2Tと隣接する軌道回路3Tと
間の軌条絶縁装置A3,B3の絶縁破壊の有無を検知す
る。
【0020】軌道回路3Tは2本のレ−ル1,2と送信
器TX2とを有する。軌道回路3Tの送信器TX3は送信
側のインピ−ダンスボンドZB32に接続され、軌道回路
2Tに送信される列車検知信号の周波数f2と異なる周
波数f1の列車検知信号を常時軌道回路3Tに出力す
る。
【0021】上記構成において、例えば軌条絶縁装置A
2,B2が正常で、軌道回路1Tと軌道回路2Tとが短絡
していない場合、軌道回路1Tの送信器TX1が送信し
た周波数f1の信号はインピーダンスボンドZB12の一
次側コイルを通り二次側コイルに信号を流し、列車の有
無を検査する。縁軌道回路1Tに列車が無い場合は、二
次側コイルの列車検知信号は受信側のインピーダンスボ
ンドZB21の一次側コイルを通り、インピーダンスボン
ドZB21の二次側コイルに周波数f1の電流I(f1)を発
生させる。インピーダンスボンドZB21の二次側コイル
に発生した電流I(f1)はバンドパスフィルタBPF12
透過し受信器RX1に流れ、受信器RX1は縁軌道回路1
T上に列車がいないことを検知する。ここで、バンドパ
スフィルタBPF11は隣接する縁軌道回路2Tの送信器
TX2が送信する周波数f2を有する電流のみを透過し軌
条絶縁破壊検出器IDT1に送るので、周波数f1の電流
I(f1)は軌条絶縁破壊検出器IDT1に送られず、軌条
絶縁破壊検出器IDT1では電流を検知しないので軌条
絶縁正常と判断する。
【0022】これに対して、例えば軌条絶縁装置B2
故障し軌道回路1Tと隣接する軌道回路2Tが短絡した
場合、軌道回路2Tの送信器TX2が送信した信号は軌
条絶縁装置B2の短絡部分からインピーダンスボンドZ
21の一次側コイルの半分を通りインピーダンスボンド
ZB21の二次側コイルに流れ、インピーダンスボンドZ
21の二次側コイルには周波数f2の電流I(f2)が流入
される。インピーダンスボンドZB21の二次側コイルに
流れる電流I(f2)はバンドパスフィルタBPF11を透過
し、軌条絶縁破壊検知器IDT1に流れる。軌条絶縁破
壊検知器IDT1はバンドパスフィルタBPF11から送
られた電流I(f2)を検知し、軌条絶縁装置A2又は軌条
絶縁装置B2の破壊を検知する。ここで、バンドパスフ
ィルタBPF12は送信器TX1が送信する周波数f1の電
流のみを透過し受信器RX1に送るので、周波数f2の電
流I(f2)は受信器RX1に送られず、受信器RX1の列車
誤検出を防止している。
【0023】このように、この発明に係る有絶縁軌道回
路はインピ−ダンスボンドZB1,ZB2,ZB3を介し
て接続された隣接する軌道回路1T,2T,3Tの異な
った周波数の列車検知信号を利用し軌条絶縁装置A1
3,B1〜B3の破壊を検知するので、発振器OSC等
を別途設ける必要が無く、設置費用を低減することがで
きる。
【0024】また、隣接する軌道回路1T,2T,3T
は異なった周波数の列車検知信号を利用し列車検知を行
っているので、軌条絶縁装置A1〜A3,B1〜B3が破壊
されて絶縁が短絡し隣接する軌道回路1T,2T,3T
の列車検知信号が重畳されても周波数により信号を分離
でき、列車の有無を検知することができる。
【0025】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、送信器
TX1は送信側のインピ−ダンスボンドZB12を介して
周波数f1の列車検知信号を軌道回路1Tに出力し、バ
ンドパスフィルタBPF12は軌道回路1Tの受信側のイ
ンピーダンスボンドZB21を介して軌道回路1Tから送
られる信号のうち周波数f1の信号を透過し受信器RX1
に送り、受信器RX1はバンドパスフィルタBPF12
接続され、周波数f1の信号の受信の有無により列車の
検知を行なうので、軌条絶縁装置A2,B2が破壊されて
いるか否かに係わらず、受信器RX1は送信部TX1が送
信する列車検知信号の有無を検出することができる。
【0026】さらに、軌条絶縁破壊検出器IDT1は軌
道回路2Tに流れる周波数f2の信号を通過させるバン
ドパスフィルタBPF11を介して受信側のインピ−ダン
スボンドZB21に接続され、受信側のインピ−ダンスボ
ンドZB21に周波数f2の信号が重畳されたときに軌道
回路1Tと軌道回路2T間の軌条絶縁装置A2,B2が絶
縁破壊したと判断するので、軌道回路1Tと軌道回路2
T間の軌条絶縁装置A2,B2の絶縁破壊の有無を検知す
ることができる。
【0027】また、軌条絶縁破壊検出器IDT2は軌道
回路3Tに流れる周波数f1の信号を通過させるバンド
パスフィルタBPF21を介して受信側のインピ−ダンス
ボンドZB31に接続され、受信側のインピ−ダンスボン
ドZB31に周波数f1の信号が重畳されたときに軌道回
路2Tと隣接する軌道回路3T間の軌条絶縁装置A3
3が絶縁破壊したと判断するので、軌道回路2Tと隣
接する軌道回路3Tと間の軌条絶縁装置A3,B3の絶縁
破壊の有無を検知することができる。
【0028】また、軌条絶縁破壊検知器IDT1,ID
2は軌条絶縁装置A1〜A3,B1〜B3が破壊され互い
に隣接する軌道回路1T,2T,3Tが短絡された場合
にのみ隣接する軌道回路1T,2T,3T上の送信器T
1,TX2,TX3が送信する電流を検出し動作するの
で、通常は動作せず寿命が長い。
【0029】また、隣接する軌道回路1T,2T,3T
の異なった周波数の列車検知信号を利用し軌条絶縁装置
1〜A3,B1〜B3の破壊を検知するので、送信器等を
別途設ける必要が無く、設置費用を低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】従来の有絶縁軌道回路の構成例を示す構成図で
ある。
【図3】他の従来の軌条絶縁破壊検知器の例を示す構成
図である。
【符号の説明】
1T 軌道回路 2T 軌道回路 3T 軌道回路 BPF バンドパスフィルタ IDT 軌条絶縁破壊検知器 OSC 発振器 RX 受信器 TX 送信器 ZB インピーダンスボンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小峰 利行 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号 東 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 中島 康成 東京都千代田区丸の内一丁目6番5号 東 日本旅客鉄道株式会社内 (72)発明者 日朝 賢三 神奈川県横浜市鶴見区平安町2丁目29番地 の1 株式会社京三製作所内 (72)発明者 永山 征男 神奈川県横浜市鶴見区平安町2丁目29番地 の1 株式会社京三製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本のレ−ル(1),(2)の軌条絶縁
    装置(A1〜A3),(B1〜B3)を境にして設けられ、
    インピ−ダンスボンド(ZB1),(ZB2),(Z
    3)を介して接続された軌道回路(1T),(2
    T),(3T)を有する有絶縁軌道回路であって、 各軌道回路(1T),(2T),(3T)はそれぞれ2
    本のレ−ル(1),(2)と送信器(TXi)と受信器
    (RXi)と送信側のインピ−ダンスボンド(ZBi2
    と受信側のインピ−ダンスボンド(ZBi1)と軌条絶縁
    破壊検出器(IDTi)とを有し、 軌道回路(1T)の送信器(TX1)は周波数f1の列車
    検知信号を軌道回路(1T)に出力するものであり、送
    信側のインピ−ダンスボンド(ZB12)に接続され、受
    信器(RX1)は周波数f1の信号の受信の有無により列
    車の検知を行なうものであり、周波数f1の信号を通過
    させるバンドパスフィルタ(BPF12)を介して受信側
    のインピ−ダンスボンド(ZB21)に接続され、軌条絶
    縁破壊検出器(IDT1)は軌道回路(1T)と軌道回
    路(2T)間の軌条絶縁装置(A2),(B2)の絶縁破
    壊の有無を検知するものであり、軌道回路(2T)に流
    れる周波数f2の信号を通過させるバンドパスフィルタ
    (BPF11)を介して受信側のインピ−ダンスボンド
    (ZB21)に接続され、受信側のインピ−ダンスボンド
    (ZB21)に周波数f2の信号が重畳されたときに軌道
    回路(1T)と軌道回路(2T)間の軌条絶縁装置(A
    2),(B2)が絶縁破壊したと判断し、 軌道回路(2T)の送信器(TX2)は軌道回路(1
    T)に送信される列車検知信号の周波数f1と異なる周
    波数f2の列車検知信号を軌道回路(2T)に出力する
    ものであり、送信側のインピ−ダンスボンド(ZB22
    に接続され、受信器(RX2)は周波数f2の信号の受信
    の有無により列車の検知を行なうものであり、周波数f
    2の信号を通過させるバンドパスフィルタ(BPF22
    を介して受信側のインピ−ダンスボンド(ZB31)に接
    続され、軌条絶縁破壊検出器(IDT2)は軌道回路
    (2T)と隣接する軌道回路(3T)と間の軌条絶縁装
    置(A3),(B3)の絶縁破壊の有無を検知するもので
    あり、軌道回路(3T)に流れる周波数f1の信号を通
    過させるバンドパスフィルタ(BPF21)を介して受信
    側のインピ−ダンスボンド(ZB31)に接続され、受信
    側のインピ−ダンスボンド(ZB31)に周波数f1の信
    号が重畳されたときに軌道回路(2T)と隣接する軌道
    回路(3T)間の軌条絶縁装置(A3),(B3)が絶縁
    破壊したと判断することを特徴とする有絶縁軌道回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100615682B1 (ko) * 2005-12-01 2006-08-25 미래정보산업(주) 전철 절연구간 이상 스파크 감지장치
KR100754323B1 (ko) * 2005-11-23 2007-09-03 문동석 주파수 호환용 임피던스 본드
JP2009113671A (ja) * 2007-11-07 2009-05-28 Central Japan Railway Co 絶縁状態判定方法及び絶縁状態判定装置
JP2015189457A (ja) * 2014-03-31 2015-11-02 東日本旅客鉄道株式会社 軌道回路の絶縁劣化検知方法及び装置
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