JP2934085B2 - 列車検知装置 - Google Patents

列車検知装置

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JP2934085B2 JP31161591A JP31161591A JP2934085B2 JP 2934085 B2 JP2934085 B2 JP 2934085B2 JP 31161591 A JP31161591 A JP 31161591A JP 31161591 A JP31161591 A JP 31161591A JP 2934085 B2 JP2934085 B2 JP 2934085B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無絶縁軌道回路におけ
る伝送電圧及び伝送電流を検出する電圧・電流検知方式
の列車検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2は電圧・電流検知方式を採用した従
来の列車検知装置の構成を示すブロック図である。図に
おいて、1は軌道、21、22は送信器、32は受信器
である。
【0003】軌道1は、複数の軌道回路1T〜3Tを有
する。軌道回路1Tは一端側に送信点S1を有し、他端
側に図示しない受信点R1を有する。同様に、軌道回路
2Tは一端側に送信点S2を、他端側に受信点R2を有
する。軌道回路3Tは一端側に図示しない送信点S3を
有し、他端側に受信点R3を有する。軌道回路1Tと軌
道回路2Tとの境界は絶縁されない構成となっており、
軌道回路2Tと軌道回路3Tと境界は絶縁される構成と
なっている。軌道回路2Tと軌道回路3Tとの間はイン
ピ−ダンスボンド221により接続されている。軌道回
路2Tと軌道回路3Tとの境界は絶縁されない構成とす
ることも可能である。
【0004】送信器21は送信点S1に接続され、整合
変成器211を介して周波数f1の周波数信号F1を軌
道回路1Tに送信する。送信器22は、送信点S2に接
続され、インピ−ダンスボンド221を介して周波数f
2の周波数信号F2を軌道回路2Tに送信する。図示し
ない送信器23は図示しない送信点S3に接続され、周
波数f3の周波数信号F3を軌道回路3Tに送信する。
【0005】受信器32は、電圧受信回路33と、電流
受信回路34と、合成回路35とを有する。電圧受信回
路33は、抵抗331と、コイル332と、コンデンサ
333とを有し、直列共振回路を構成する。直列共振回
路は受信点R2に接続され、周波数信号F2の伝送電圧
を検出し、検出電圧V1を得る。抵抗331は受信電圧
の電圧レベルを調整する。コンデンサ333は直流カッ
トをする。コイル332のインダクタンスL1及びコン
デンサ333の静電容量C1は共振周波数f2となるよ
うに設定される。
【0006】電流受信回路34はル−プコイル341
と、コイル343と、コンデンサ344とを有する。ル
−プコイル341は受信点R2の近傍の軌道1に沿って
設けられている。ル−プコイル341と、コイル343
と、コンデンサ344とは直列に接続され、直列共振回
路を構成し、受信点R2における周波数信号220の伝
送電流I2の変化を誘導電圧V2として検出する。コイ
ル343のインダクタンスL2及びコンデンサ344の
静電容量C2は共振周波数f2となるように設定され
る。
【0007】合成回路35は和動変成器351とレベル
判定回路352とを有する。和動変成器351は、電圧
受信回路33から供給される検出電圧V1と電流受信回
路34から供給される誘導電圧V2とを加算して合成
し、合成電圧V3を得る。レベル判定回路352は、そ
の合成電圧V3が所定のレベルまで低下したときに軌道
回路2Tに列車「有」という列車検知をする。列車検知
した時は軌道リレ−TRを作動させる。
【0008】図3は列車4が軌道回路1Tから軌道回路
2Tに進入した場合の合成電圧V3のレベルを示す図で
ある。図2を参照しながら図3を説明する。受信点R2
から軌道回路1Tを見たインピ−ダンスと受信点R2か
ら送信点S2を見たインピ−ダンスとの比は、列車4が
受信点R2に近づくにつれて小さくなるので、電圧受信
回路33が検出する検出電圧V1は、図3に示すように
列車4が受信点R2に近づくにつれて小さくなり、理想
的状態では、列車4の先頭車軸41が受信点R2に到達
したときにゼロとなる。一方、ル−プコイル341は検
出電圧V1の変化に伴なう伝送電流I2の変化に追随す
る誘起電圧を発生する。すなわち、短絡電流の増加に伴
ない、図3に示すような誘起電圧V2を発生する。従っ
て、検出電圧V1と誘起電圧V2とを加算して合成する
と、図3のような合成電圧V3を得る。列車「有」の検
知は、合成電圧V3が基準電圧Vref より低下した時に
行なわれる。このため、進入側の軌道回路境界の検知特
性の良好な列車検知ができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電圧・電流検知方式の列車検知装置は次のような問題点
がある。 (A)車重の軽い列車を検知する場合、先頭の車軸41
が受信点R2に進入しただけでは軌道1の車軸短絡が充
分でなく、先頭の車軸41が受信点R2に進入した後、
後続の車軸との関係で、図3に示すような電流検出回路
34による誘起電圧V2が発生する。通常、送信器22
の出力低下等による合成電圧V3のレベルの低下時にお
いても列車4の誤検知を防止するため、基準電圧Vref
は低く設定される。このため、誘導電圧V2が基準電圧
Vref を超えた時に、当該軌道回路に列車4が在線する
にもかかわらず、当該軌道回路に列車4が在線しないと
いう列車検知信号を発生する。 (B)高速走行をする列車を検知する場合も、軌道1と
車軸41との導通状態が悪くなり、軽車両を検知する場
合と同様の現象が発生する。列車4が高速走行する場合
は、誘導電圧V2が大きくなる傾向にあり、更に顕著と
なる。
【0010】そこで、本発明の課題は、上述する問題点
を解決し、列車の軽重、列車の走行速度の影響を受ける
ことなく確実に列車検知ができる電圧・電流検出方式の
列車検知装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述する課題解決のた
め、本発明は、軌道と、送信器と、受信器とを含む列車
検知装置であって、前記軌道は、複数の軌道回路を含
み、前記軌道回路が一端側に送信点を、他端側に受信点
を有し、前記受電点が絶縁されない構成になっており、
前記送信器は、前記送信点に接続され、一定周波数の周
波数信号を前記軌道回路に送信しており、前記受信器
は、電圧受信回路と、電流受信回路と、合成回路とを有
しており、前記電圧受信回路は、前記受信点に接続され
前記周波数信号の伝送電圧を検出し、前記電流受信回路
は、ル−プコイルと、スイッチとを有し、前記ル−プコ
イルが前記受信点における前記周波数信号の伝送電流の
変化を誘導電圧として検出し、前記スイッチが前記ル−
プコイルに直列に接続されており、前記合成回路は、電
圧受信回路から供給される前記検出電圧と電流受信回路
から供給される前記誘導電圧とを合成し、その合成電圧
が所定のレベルまで低下したときに列車検知を行なうと
共に、前記スイッチに遮断指令信号を供給し前記電流受
信回路から入力される前記誘導電圧を遮断することを特
徴とする。
【0012】
【作用】送信器は、軌道回路の送信点に接続され、一定
周波数の周波数信号を軌道回路に送信し、電圧受信回路
は軌道回路の受信点に接続され、受信点における周波数
信号の伝送電圧を検出し、ル−プコイルは軌道回路の受
信点における周波数信号の伝送電流の変化を誘導電圧と
して検出し、合成回路は電圧受信回路から供給される検
出電圧と電流受信回路から供給される誘導電圧とを合成
し、その合成電圧が所定のレベルまで低下したときに列
車検知を行なうので、軌道回路境界の検知特性の良好な
列車検知ができる。
【0013】更に、スイッチはル−プコイルと直列に接
続され、合成回路は列車検知と行なうと共に、スイッチ
に遮断指令信号を供給し電流受信回路から入力される誘
導電圧を遮断するので、その後の列車検知は、電圧受信
回路の受信する伝送電圧のみで行なうようになり、ル−
プコイルの誘導電圧の影響を受けなくなる。このため、
列車の軽重及び列車の走行速度の影響を受けることなく
列車検知ができる。
【0014】
【実施例】図1は本発明に係る列車検知装置の構成を示
すブロック図である。図において、図2及び図3と同一
参照符号は同一性ある構成部分を示している。342は
スイッチ、TRは軌道リレ−である。スイッチ342は
軌道リレ−TRの接点TR1を用いる。
【0015】上述したように、送信器22は、軌道回路
2Tの送信点S2に接続され、一定周波数f2の周波数
信号F2を軌道回路2Tに送信し、電圧受信回路33
は、軌道回路2Tの受信点R2に接続され、受信点R2
における周波数信号F2の伝送電圧を検出電圧V1とし
て検出し、ル−プコイル341は、軌道回路2Tの受信
点R2における周波数信号F2の伝送電流I2の変化を
誘導電圧V2として検出し、合成回路35は、電圧受信
回路33から供給される検出電圧V1と電流受信回路3
4から供給される誘導電圧V2とを加算して合成するの
で、図3のような、受信点R2で急峻となる合成電圧V
3が得られる。合成回路35は、その合成電圧V3が所
定のレベルVref まで低下したときに列車「有」という
列車検知を行ない、軌道リレ−TRを作動させる。この
ため、軌道回路境界での検知特性が良好な列車検知がで
きる。
【0016】更に、スイッチ342はル−プコイル34
1と直列に接続され、合成回路35は列車検知を行なう
と共に、スイッチ342に遮断指令信号を供給し電流受
信回路34から入力される誘導電圧V2を遮断するの
で、その後の列車検知は、電圧受信回路33の受信する
検出電圧V1のみで行なうようになり、ル−プコイル3
41の誘導電圧V2の影響を受けなくできる。このた
め、列車の軽重及び列車の走行速度の影響を受けること
なく確実に列車検知ができる。本実施例では、スイッチ
342を軌道リレ−TRの接点TR1としてあるので、
列車検知がされず軌道リレ−TRが無励磁状態にあると
きはリレ−接点TR1が導通し、ル−プコイル341の
誘導電圧V2は遮断されないが、列車検知がなされ軌道
リレ−TRが励磁状態にあるときはリレ−接点TR1が
不導通となり、ル−プコイル341の誘導電圧V2は遮
断される。スイッチ342は、トランジスタ等の半導体
でも構成できる。
【0017】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果が得られる。 (a)送信器は、軌道回路の送信点に接続され、一定周
波数の周波数信号を軌道回路に送信し、電圧受信回路は
軌道回路の受信点に接続され、受信点における周波数信
号の伝送電圧を検出し、ル−プコイルは軌道回路の受信
点における周波数信号の伝送電流変化を誘導電圧として
検出し、合成回路は電圧受信回路から供給される検出電
圧と電流受信回路から供給される誘導電圧とを合成し、
その合成電圧が所定のレベルまで低下したときに列車検
知を行なうので、軌道回路境界の検知特性の良好な電圧
・電流検出方式の列車検知装置を提供できる。 (b)スイッチはル−プコイルと直列に接続され、合成
回路は列車検知と共に、スイッチに遮断指令信号を供給
し電流受信回路から入力される誘導電圧を遮断するの
で、列車の軽重及び列車の走行速度の影響を受けること
なく、確実に列車を検知し得る電圧・電流検出方式の列
車検知装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る列車検知装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】従来の列車検知装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】合成電圧の波形図である。
【符号の説明】
1 軌道 1T〜3T 軌道回路 21、22 送信器 32 受信器 33 電圧受信回路 34 電流受信回路 341 ル−プコイル 342 スイッチ 35 合成回路 4 列車 41 車軸

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軌道と、送信器と、受信器とを含む列車
    検知装置であって、 前記軌道は、複数の軌道回路を含み、前記軌道回路が一
    端側に送信点を、他端側に受信点を有し、前記受電点が
    絶縁されない構成になっており、 前記送信器は、前記送信点に接続され、一定周波数の周
    波数信号を前記軌道回路に送信しており、 前記受信器は、電圧受信回路と、電流受信回路と、合成
    回路とを有しており、前記電圧受信回路は、前記受信点
    に接続され前記周波数信号の伝送電圧を検出し、 前記電流受信回路は、ル−プコイルと、スイッチとを有
    し、前記ル−プコイルが前記受信点における前記周波数
    信号の伝送電流の変化を誘導電圧として検出し、前記ス
    イッチが前記ル−プコイルに直列に接続されており、 前記合成回路は、電圧受信回路から供給される前記検出
    電圧と電流受信回路から供給される前記誘導電圧とを合
    成し、その合成電圧が所定のレベルまで低下したときに
    列車検知を行なうと共に、前記スイッチに遮断指令信号
    を供給し前記電流受信回路から入力される前記誘導電圧
    を遮断することを特徴とする列車検知装置。
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