JPH077242Y2 - 多線式軌道用列車検知装置 - Google Patents

多線式軌道用列車検知装置

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JPH077242Y2
JPH077242Y2 JP1990095089U JP9508990U JPH077242Y2 JP H077242 Y2 JPH077242 Y2 JP H077242Y2 JP 1990095089 U JP1990095089 U JP 1990095089U JP 9508990 U JP9508990 U JP 9508990U JP H077242 Y2 JPH077242 Y2 JP H077242Y2
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JP
Japan
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orbit
circuit
output
signal
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JP1990095089U
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博雄 荒井
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Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
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Kyosan Electric Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、閉塞区間の列車検知を車軸短絡で行うこと
により、多線式軌道を走行する列車の列車検知を行う多
線式線軌道用列車検知装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、列車相互の安全を保ため、閉塞区間内の軌道に、
低周波の軌道信号を供給し、列車がその区間に入ると車
軸で軌道間を短絡するので信号が検出できなくなる現象
を利用した列車検知方式が長年使用されてきた。
ところで近年、新幹線建設費を節約するため在来線の線
路を利用し新幹線用の線路を敷設することが検討されて
いる。すなわちレール幅1435mmの新幹線と、1067mmの在
来線の相互乗り入れを行おおとしている。この路線は第
6図に示すように、3本あるいは4本のレールを利用し
た3線式あるいは4線式のものが計画されている。図に
おいて幅の狭い間隔L1で示す線路に在来線が走行し、幅
の広い間隔L2で示す線路に新幹線が走行する。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、このような線路で車軸短絡による列車検
知を行おうとすると、第7図に示すように列車はA−C
間、A−B間のどちらの列車であるかが不明であるか
ら、A−C間、A−B間に別々に送信器、受信器を必要
とし、2台の受信出力が両方共に信号を受信して列車ナ
シの判断をする必要があり、2重の設備が必要になると
いう課題があった。
[課題を解決するための手段] このような課題を解決するために本考案は、軌道の種類
毎に異なる周波数の信号を交互に発生する軌道信号発生
器と、前記軌道に割り当てられる周波数に共振する直列
共振回路を介してそれぞれの軌道に軌道信号を供給する
信号供給手段と、軌道信号を検出する1台の軌道信号検
出器と、各軌道の信号を送信側に対応した共振周波数の
直列共振回路を介して軌道信号検出器に供給する信号取
り込み手段とを備えたものである。
[作用] 軌道信号発生器が発生する周波数が交互に切り換わり、
その周波数が直列共振回路を介して線路に供給されてい
ることから、実質的に軌道に供給される軌道信号は、共
振周波数の成分だけとなる。受信側も軌道信号検出器に
供給される信号は実質的に共振周波数の成分だけとな
り、軌道に列車が存在していればその軌道の周波数成分
は低下するので、軌道信号検出器で検出される信号は一
種類だけとなる。このことからどちらの線路に列車が存
在しているかが検出できる。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例を示す回路図である。図は1
つの閉塞区間を示し、1は周波数F1と周波数F2の信号を
交互に出力する軌道信号送信器、2は中間タップ付きの
変成器、3は周波数F1に共振する直列共振回路で軌道A
−B間に接続されている。4は周波数F2に共振する直列
共振回路で軌道A−C間に接続されており、記号1〜記
号4は送信側装置を構成している。変成器2、直列共振
回路3,4は信号供給手段を構成している。
5は周波数F1に共振する直列共振回路であり軌道A−B
間に接続されている。6は周波数F2に共振する直列共振
回路であり、軌道A−C間に接続されている。7は変成
器であり、直列共振回路5、6と共に信号取り込み手段
を構成する。8は周波数F1から周波数F2を含む信号のFM
検波を行う軌道信号検出器である。なお、直列共振回路
5,6は信号取り込み手段を構成し、10は入力回路、11は
出力回路を構成している。
このように構成した装置において、直列共振回路は共振
周波数においてインピーダンスが低下し、共振周波数以
外ではインピーダンスが高くなる。送信側では周波数F1
と周波数F2の信号が交互に出力されるので、周波数F1の
ときは直列共振回路3の共振インピーダンスが低下し、
直列共振回路4のインピーダンスは上昇する。周波数F2
のときはその反対の現象を呈する。
したがって周波数F1とF2を交互に切換えると、第2図に
示すように周波数F1とF2の発信器を切り換えているのと
同様の効果を得ることができる。すなわち、周波数F1の
ときは共振周波数側のレールBと共通レールAに信号が
供給され、周波数F2のときはレールCと共通レールAに
信号が供給される。
受信側においても、共振回路を設け、雑音を除去する
と、線路の伝搬定数による影響が小さければ第3図のよ
うに、送信波形と同様の信号が交互に出力される。この
信号をFM検波すると第4図に示すように周波数F1に対し
ては正の出力信号が、周波数F2に対しては負の出力信号
が得られる。
ここで閉塞区間に列車が侵入すると、列車が存在する線
路に応じて周波数F1また周波数F2の信号が車軸短絡によ
って無くなるので、出力信号は正、負のいずれかにな
る。また、機器故障の場合、または両方の線路に同時に
列車が存在している場合(このような場合は多線式線路
では通常在り得ない)出力が零になり、異常であること
が判別できる。
このように共振回路の挿入により一対の送受信器で多線
式線路の列車検知ができる。
なお、4線式の場合は第5図のように構成すれば良い。
[考案の効果] 以上説明したように本考案は、周波数が異なり、交互に
発生する信号をその周波数にそれぞれ共振する直列共振
回路を介して線路に供給し、受信側では送信側と対応す
る共振周波数を有する直列共振回路を介してFM検波器で
信号検出を行ったので、一対の送受信器だけで多線式軌
道の列車検知が可能になるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2図は送信
側の動作を説明するための図、帯3図は総合動作を説明
するための図、第4図は出力信号が得られる状態を説明
するための図、第5図は4線式の場合の例を示す図、第
6図は3線式および4線式の軌道を説明するための図、
第7図は従来の一例を示す回路図である。 1……軌道信号発生器、2,7……変成器、3〜6……直
列共振回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力回路(10)と、出力回路(11)と、軌
    道信号送信器(1)と、軌道信号受信器(8)とから構
    成され、 入力回路(10)は線路幅が異なる状態で同一路床に敷設
    された第1の軌道(A−B)および第2の軌道(A−
    C)の入力端に接続され、かつ1入力2出力の第1の変
    成器(2)の第1の周波数に共振する第1の直列共振回
    路(3)と第2の周波数に共振する第2の直列共振回路
    (4)からなり、 出力回路(11)は第1の軌道(A−B)および第2の軌
    道(A−C)の出力端に接続され、かつ2入力1出力の
    第2の変成器(7)と第1の周波数に共振する第1の直
    列共振回路(5)と第2の周波数に共振する第2の直列
    共振回路(6)からなり、 軌道信号送信器(1)は第1の周波数および第2の周波
    数の軌道信号を交互に入力回路(10)に供給するもので
    あり、 軌道信号受信器(8)は出力回路(11)から交互に送出
    される第1の周波数および第2の周波数の軌道信号を検
    出するものであり、 第1の直列共振回路(3)は、第1の変成器(2)の一
    方の出力端子から出力された第1の周波数の軌道信号を
    第1の軌道(A−B)の入力端に供給するものであり、 第2の直列共振回路(4)は、第1の変成器(2)の他
    方の出力端子から出力された第2の周波数の軌道信号を
    第2の軌道(A−C)の入力端に供給するものであり、 第3の直列共振回路(5)は第1の軌道(A−B)の出
    力端から送出された第1の周波数の軌道信号を変成器
    (7)の一方の入力端子に供給するものであり、 第4の直列共振回路(6)は第2の軌道(A−C)の出
    力端から送出された第2の周波数の軌道信号を変成器
    (7)の他方の入力端子に供給するものであることを特
    徴とする多線式軌道用列車検知装置。
JP1990095089U 1990-09-12 1990-09-12 多線式軌道用列車検知装置 Expired - Lifetime JPH077242Y2 (ja)

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JPH0452971U JPH0452971U (en) 1992-05-06
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5364603B2 (ja) * 2010-01-18 2013-12-11 株式会社日立製作所 列車検知装置
JP5455745B2 (ja) * 2010-03-30 2014-03-26 大同信号株式会社 異常レール特定装置

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JPS5027211A (ja) * 1973-07-13 1975-03-20

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