JP2007302181A - 無絶縁軌道回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の設備を利用して簡単な構成で無絶縁軌道回路の軌道境界を明確にする。
【解決手段】2T受信器4bの電圧検出部5は2T送信器3bからレール2に送信されて列車1の位置により変化するレール電流I22によるレール間電圧V21を受信して列車検知部7に送り、2T受信器4bの電流検出部6は3T送信器3cから軌道境界b1,b2に送信している3T用列車検知信号のレール電流I32を受信して列車検知部7に送る。2T受信器4bの列車検知部7は電圧検出部5から送られるレール間電圧V21と電流検出部6から送られるレール電流I32の変化を逐次検出し、レール間電圧V21があらかじめ定めた一定レベル以下になり、レール電流I32があらかじめ定めた一定レベル以上になったとき、列車1が軌道回路3Tから軌道回路2Tに進入したと判定する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、列車の有無を検知する無絶縁軌道回路、特に列車検知精度の向上に関するものである。
軌道回路境界に軌条絶縁のない無絶縁軌道回路は、軌条絶縁に代わる軌道境界構成が欠かせず、この軌道境界構成として各種の方式が採用されている。この無絶縁軌道回路において、送信端は構成が単純で伝送効率が良い電圧送電を採用しており、受信端はレール間の電圧を検出して、そのレベル変化により列車を検知する電圧受電方式と、受信端でレール電流を検出して、そのレベル変化により列車を検知する電流受電方式及び受信端でレール間の電圧とレール電流を検出し、電圧成分と電流成分のレベル変化により列車を検知する電圧電流受電方式が採用されている。
電圧受電方式は、電流受電方式や電圧電流受電方式のように、レール電流を検出するためのループコイルをレール間に設ける必要がなく、構成が最も単純で信頼性が高く、保守のコストが低く経済的であるため、特許文献1や特許文献2等に示すように、無絶縁軌道回路を利用して列車検知を行うとともに列車の速度を自動的に制限速度以下に制御する列車制御装置に使用されている。
特開2003−226240号公報 特開2005−178614号公報
この電圧受電方式の無絶縁軌道回路は、図4の構成図に示すように、軌道回路2Tの2T受信器41bと隣接する軌道回路3Tの3T送信器3cが軌道境界b1,b2でつながっており、軌道回路3Tを列車1が進行して軌道回路3Tと軌道回路2Tの軌道境界b1,b2に近づくにしたがって2T送信器3bからレール2に送信している列車検知信号の2T受信器41bで受信しているレール電圧が減少する。このレール電圧の変化は、軌道境界に絶縁がないため緩やかであり、天候や軌道回路の状態により変動して軌道境界が明確にならないという問題があった。
この発明は、このような問題を改善し、既存の設備を利用して簡単な構成で軌道境界を明確にすることができる無絶縁軌道回路を提供することを目的とするものである。
この発明の無絶縁軌道回路は、各軌道回路の列車進出側から列車検知信号をレールに送信する送信器と、各軌道回路の列車進入側でレールに送信された列車検知信号を受信する受信器とが整合変成器を介して接続された無絶縁軌道回路において、前記受信器は、自軌道回路に送信された列車検知信号のレール間電圧と、該受信器が接続された軌道境界に前記送信器から送信する列車検知信号のレール電流を受信し、受信しているレール間電圧があらかじめ定めた一定レベル以下になり、受信しているレール電流があらかじめ定めた一定レベル以上になったとき、接続された軌道境界に列車が進入したと判定することを特徴とする。
この発明は、無絶縁軌道回路の各軌道境界に接続された受信器は、自軌道回路に送信された列車検知信号のレール間電圧と、受信器が接続された軌道境界に送信器から送信する列車検知信号のレール電流を受信し、受信しているレール間電圧があらかじめ定めた一定レベル以下になり、受信しているレール電流があらかじめ定めた一定レベル以上になったとき、接続された軌道境界に列車が進入したと判定することにより、レール間電圧の受信レベルが天候等の条件で変動してもレール電流は天候等によるレベル変動が少なから天候等の影響を受けないで軌道回路境界で列車を明確に検知して列車検知精度を向上することができる。
また、既存の無絶縁軌道回路の一部を改良するだけで済むから、既存の設備を有効に利用して列車検知精度を向上することができる。
図1はこの発明の無絶縁軌道回路の構成図である。図に示すように、列車1が走行するレール2の軌道回路1Tと軌道回路2Tの軌道境界a1,a2には2T送信器3bと1T受信器4aがそれぞれ整合変成器MTを介して接続され、軌道回路2Tと軌道回路3Tの軌道境界b1,b2には3T送信器3cと2T受信器4bがそれぞれ整合変成器MTを介して接続されている。2T送信器3bは軌道境界a1,a2よりレール2に2T用列車検知信号を送信し、3T送信器3cは軌道境界b1,b2よりレール2に3T用列車検知信号を送信する。この2T送信器3bと整合変成器MTとの間には軌道境界a1,a2から送信する2T用列車検知信号のレール電流I22を検出する電流変流器CT2の1次側が接続され、3T送信器3cと整合変成器MTとの間には軌道境界b1,b2から送信する3T用列車検知信号のレール電流I32を検出する電流変流器CT3の1次側が接続されている。電流変流器CT2の2次側は1T受信器4aに接続され、電流変流器CT3の2次側は2T受信器4bに接続されている。
1T受信器4aと2T受信器4bは、図2のブロック図に示すように、電圧検出部5と電流検出部6及び列車検知部7を有する。電圧検出部5は整合変成器MTを介して各列車検知信号のレール間電圧を受信する。電流検出部6は電流変流器CTを介して各軌道回路2T,3Tの送信電流を受信する。列車検知部7は電圧検出部5で受信した各軌道回路2T,3Tのレール間電圧と電流検出部6で受信した送信電流の変化から軌道境界に列車で列車1を検知する。
この無絶縁軌道回路で軌道回路3Tを進行している列車1が軌道回路3Tと軌道回路2Tの軌道境界に達したことを検知する場合の動作を図3のレール間電圧とレール電流の変化特性図を参照して説明する。
2T受信器4bの電圧検出部5は、2T送信器3bから軌道境界a1,a2からレール2に送信されて列車1の位置により変化するレール電流I22による軌道境界b1,b2におけるレール間電圧V21を受信して列車検知部7に送り、2T受信器4bの電流検出部6は、3T送信器3cから軌道境界b1,b2に送信している3T用列車検知信号のレール電流I32を受信して列車検知部7に送る。このレール電流I22による軌道境界b1,b2のレール間電圧V21は、図3に示すように、軌道回路3Tを進行している列車1が軌道回路2Tに近づくにしたがって減少していく。また、3T用列車検知信号のレール電流I32は列車1が軌道回路2Tに近づくにしたがって増加していく。このレール間電圧V21は、天候や軌道回路の状態により、例えば図3の変化特性Aから変化特性Bに示すように変動する。一方、レール電流I32は、列車1の車軸による短絡位置が軌道境界b1,b2の付近にあるときで最も大きく、かつ軌道境界b1,b2からの距離も近いため、天候や軌道回路の状態による影響を受けにくい。
そこで2T受信器4bの列車検知部7は電圧検出部5から送られる軌道境界b1,b2のレール間電圧V21と電流検出部6から送られるレール電流I32の変化を逐次検出し、レール間電圧V21があらかじめ定めた一定レベルVth以下になり、レール電流I32があらかじめ定めた一定レベルIth以上になったとき、列車1が軌道回路3Tから軌道回路2Tに進入したと判定する。このようにレール間電圧V21とレール電流I32の変化から列車1が軌道回路3Tから軌道回路2Tに進入したことを検知することにより、レール間電圧V21の受信レベルが天候等の条件で変動してもレール電流I32の天候等によるレベル変動が少ないため、軌道回路境界で列車1を明確に検知することができ、列車検知精度を向上することができる。
また、既存の無絶縁軌道回路の機器室に電流変流器CTを追加して各軌道回路1T〜3Tの受信器4を改良するだけで済むから、既存の設備を有効に利用して列車検知精度を向上することができる。
この発明の無絶縁軌道回路の構成図である。 受信器の構成を示すブロック図である。 列車の位置によるレール間電圧とレール電流の変化特性図である。 従来の無絶縁軌道回路の構成図である。
符号の説明
1;列車、2;レール、3;送信器、4;受信器、5;電圧検出部、
6;電流検出部、7;列車検知部、MT;整合変成器、CT;電流変流器.

Claims (1)

  1. 各軌道回路の列車進出側から列車検知信号をレールに送信する送信器と、各軌道回路の列車進入側でレールに送信された列車検知信号を受信する受信器とが整合変成器を介して接続された無絶縁軌道回路において、
    前記受信器は、自軌道回路に送信された列車検知信号のレール間電圧と、該受信器が接続された軌道境界に前記送信器から送信する列車検知信号のレール電流を受信し、受信しているレール間電圧があらかじめ定めた一定レベル以下になり、受信しているレール電流があらかじめ定めた一定レベル以上になったとき、接続された軌道境界に列車が進入したと判定することを特徴とする無絶縁軌道回路。
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