JP5461462B2 - 列車制御情報伝送システム - Google Patents
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Description
有絶縁軌道回路は各軌道回路間を電気的に絶縁しているため、送信信号が隣接する軌道回路に漏れないので、隣接軌道回路間が同一の周波数帯域であっても干渉することがなく、列車の在線状態によらず、制御情報を送信する常時送信方法が可能となる。
しかし、制御システムの簡素化を目的として、列車制御信号と列車検知信号をひとつの伝送パケットで一括して送信する場合がある。このような場合には、踏込み送信方式では、列車制御信号のみならず、一括して送信される列車検知信号も切断されることとなり、列車保安上、有絶縁軌道回路においては、列車検知信号が所定時間検出されないときは重大な異常と見なし、列車を停止せざるを得ないことから、運行上の不都合が生じる。
そこで、下記特許文献1にみられるように、送信器毎に軌道回路への送信タイミングを設定し、隣接軌道回路とは異なるタイミングで列車制御信号を送信する案が既に提案されている。これにより、車上装置側からみると、列車が軌道回路境界を通過し、両軌道回路の列車制御情報が併合された場合でも、両軌道回路間で送信タイミングが異なることから、これを差し引いて抽出される列車制御情報のデータ長が予め登録しておいたデータ長と異なるものになることから、軌道回路境界通過時に受信したデータを破棄することが可能となる。
そして、進入したタイミングと隣接する有絶縁軌道回路との送信タイミングを比較し、タイミングが一致又は一定時間内である場合は、片有絶縁軌道回路へ送出する列車制御信号のタイミングが一定時間以上の時間差を有するよう、調整するので、このような場合でも、電文併合問題を確実に防止することができ、信頼性を高めることができる。
地上制御装置1は、本図には示さない列車検知信号を受信し、列車の在線位置を検知する列車検知手段8と、速度信号などの列車制御情報を作成する列車制御情報作成手段9と、列車の軌道回路への進入タイミングと隣接する軌道回路への送信タイミングから各軌道への列車制御信号の送信タイミングを調整する送信タイミング調整機能10と、伝送パケット作成部11において、列車制御情報の送信タイミングを含む伝送パケットPを作成し、ネットワーク2を介して、それぞれ軌道回路4に接続された送信器3に送出する伝送パケット送信機能を有する伝送パケット送信部12を有している。
なお軌道回路伝送データは、例えば搬送周波数1kHzの搬送波に搭載されて100bpsの速度で送出される。また車上制御装置5は、軌道回路を介して、送信器から軌道回路伝送データ18を受信する軌道回路伝送データ受信手段19と、受信した軌道回路伝送データより列車制御情報を抽出する列車制御情報検出手段20と、列車制御情報からブレーキを制御する列車制御装置21を有している。
すなわち、有絶縁軌道回路4−3への列車制御信号の送信タイミングは、例えば3種類用意され、隣接する軌道回路間で互いに異なるようにすることにより、複数の軌道回路に対する列車制御情報の重畳により電文併合問題が発生しないようにしており、地上制御装置は、列車50が無絶縁軌道回路4−1から片有絶縁軌道回路4−2へ進入したのを確認した時点で、有絶縁軌道回路4−3に対して設定された送信タイミング設定情報を読み出す。
そして、列車50が片有絶縁軌道回路4−2に進入したタイミングと、読み出した隣接軌道回路4−3の送信タイミング設定情報が一致又は一定時間以内である場合は、一定時間を超える送信タイミングを算出して設定する。
なお、以後、送信器3−1に与えるタイミング情報TIを送信タイミングdt1、送信器3−2に与えるタイミング情報TIを送信タイミングdt2、送信器3−3に与えるタイミング情報TIを送信タイミングdt3とする。
図4、図5、図6で示すCD1は軌道回路4−1に対する列車制御情報を、CD2は軌道回路4−2に対する列車制御情報を、CD3は軌道回路4−3に対する列車制御情報を示している。また、DD1は軌道回路4−1に対する列車制御情報検出データを、DD2は軌道回路4−2に対する列車制御情報検出データを、DD3は軌道回路4−3に対する列車制御情報検出データを示している。ここで車上制御装置5は列車制御情報検出データDDを受信することで、データ受信動作を開始し、各列車制御情報CDを受信する。また、各軌道回路で受信した列車制御情報CDに対して、例えばビット数が正常であるかを判定し、正常である場合のみ列車の制御に使用する。
なお、ここでは、データ長で検知するケースを示したが、データ間隔が一定時間で無いことにより、無効の情報を検知するようにしてもよい。
2 ネットワーク
3 送信器
4 軌道回路
5 車上制御装置
6 絶縁物を介さない軌道回路境界
7 絶縁物を介す軌道回路境界
8 地上制御装置における列車検知部
9 地上制御装置における列車制御情報作成手段
10 地上制御装置における送信タイミング設定手段
11 地上制御装置における伝送パケット作成部
12 地上制御装置における伝送パケット送信部
13 送信器における伝送パケット受信手段
14 送信器における列車制御信号出力手段
15 送信器における送信タイミング調整手段
16 送信器における軌道回路伝送データ送信手段
17 伝送パケット
18 軌道回路伝送データ
19 車上制御装置における軌道回路伝送データ受信手段
20 車上制御装置における列車制御情報検出手段
21 車上制御装置における列車制御装置
50 走行列車
Claims (3)
- 複数の軌道回路を移動走行する列車に搭載した車上制御装置と、
列車の車上制御装置に与える列車制御情報を作成する地上制御装置と、
該地上制御装置とネットワークを介して接続されるとともに、伝送制御周期毎に前記地上制御装置から受信した列車制御情報を前記車上制御装置に対して、前記軌道回路を介して伝送する送信器から構成される列車制御情報伝送システムにおいて、
前記軌道回路は、軌道回路間を絶縁した有絶縁軌道回路と、隣接する軌道回路が絶縁されていない無絶縁軌道回路とを有し、
前記地上制御装置は、前記列車が前記有絶縁軌道回路を移動走行している場合には、前記送信器に前記列車制御情報と、当該軌道回路を識別するとともに、前記送信器がその識別情報を受けてから当該軌道回路に列車制御情報を送信するまでの待ち時間であって、隣接する軌道回路間で異なる長さに設定された送信タイミング設定情報を有する軌道回路識別情報を送出するとともに、
前記列車が前記無絶縁軌道回路を移動走行している場合には、列車が特定の軌道へ進入したのを検知後、列車制御信号を列車に送信するものであり、
前記列車が、前記無絶縁軌道回路から、前記有絶縁軌道回路との境界となる片有絶縁軌道回路に進入した際、その進入タイミングと、該片有絶縁軌道回路に隣接する有絶縁軌道回路に設定された前記送信タイミング設定情報とに基づいて、該片有絶縁軌道回路に対する列車制御信号の送信タイミングを設定する送信タイミング設定手段を具備し、
前記送信器が、前記地上制御装置から受信した前記列車制御情報と前記送信タイミング設定手段により設定された送信タイミングに基づいて、前記列車を制御する列車制御情報と当該列車制御情報を検出する列車制御情報検出データとを付加した軌道回路伝送データを作成して前記片有絶縁軌道回路に送信し、前記車上制御装置が前記軌道回路伝送データから列車制御情報検出データを用いて列車制御情報を検出することを特徴とする列車制御情報伝送システム。 - 前記列車制御情報検出データは、前記列車制御情報の前又は後に付され、隣接する軌道回路と異なる時間を有するタイミング情報であることを特徴とする請求項1に記載の列車制御情報伝送システム。
- 前記送信タイミング設定手段により設定された送信タイミングに到るまでは、列車制御上意味の無い情報と前記列車制御情報検出データとを付加した軌道回路伝送データを作成して出力するようにした請求項1または2に記載の列車制御情報伝送システム。
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