JP2013119332A - 列車制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】列車の更なる高密度輸送を図ることができる列車制御装置を提供する。
【解決手段】無絶縁軌道回路に適用する列車制御装置1において、閉そく区間の前方端に送信点を、送信点から後方に所定距離隔てた地点に補助送信点を設け、列車制御信号送信器4a,4bと、該列車制御信号送信器4a,4bを送信点と補助送信点に切替接続可能な送信切替器5a,5bとを各閉そく区間に設け、一つ前方の閉そく区間で列車の存在が検知されない場合は送信切替器5a,5bで列車制御信号送信器4a,4bを送信点に接続し、一つ前方の閉そく区間で列車の存在が検知された場合は送信切替器5a,5bで列車制御信号送信器4a,4bを補助送信点に切替接続し、送信点と補助送信点間の所定距離は、補助送信点からATC信号が送信された場合に一つ前方の閉そく区間内の列車がその閉そく区間の後方端近傍に存在しても閉そく区間の後方端で必要十分なATC信号の送信電流が確保可能な距離にする。
【選択図】図1

Description

本発明は無絶縁軌道回路に適用する列車制御装置に関し、特に、駅間に在線する列車の本数を増やす技術に関する。
従来より、軌道上の各閉そく区間に列車が在線するかどうかを検知するものとして、例えば、無絶縁軌道回路がある。一般的に、この種の無絶縁軌道回路は、互いに隣接する二つの閉そく区間を一組とし、各組内の区間境界点より列車検知用信号を送信すると共に、各組の両端でそれぞれ列車検知用信号を受信して、列車の車軸短絡による受信レベルの低下を検出することにより、列車の存在を検知するように構成されている(以下、この方式を「中央送電方式」という)。そして、列車を制御する列車制御装置として、無絶縁軌道回路を用いて列車制御用のATC信号を列車の車上装置等に送信する構成のものがある。
ここで、近年、列車の高密度(先行列車と後続列車との距離的密度)輸送が求められている。しかしながら、無絶縁軌道回路に適用する列車制御装置においては、「列車在線軌道の外方軌道の信号現示は無信号(02)」と定義されている。この「列車在線軌道の外方軌道の信号現示は無信号(02)」とは、列車在線軌道の一つ外方(列車進行方向に対して後方)の軌道にはATC信号を送信せず、さらに一つ外方の軌道に停止信号を送信することにより、後続列車を列車在線軌道の2軌道外方で停止させる方式を意味している。したがって、列車在線軌道の一つ外方の軌道には列車を進入させることができないため、駅間に在線する列車の本数を増やせず、列車の高密度輸送を図ることができなかった。そこで、「列車在線軌道の外方軌道の信号現示は無信号(02)」という条件下においても高密度輸送を図ることが可能なように、様々な改良が行われている。
この種の、高密度輸送を図った列車制御装置としては、例えば、特許文献1等に記載されたものがある。特許文献1に記載された列車制御装置は、前述した無絶縁軌道回路において、互いに隣接する二つの閉そく区間を一組とし、各組を構成する後方の閉そく区間と前方の閉そく区間の前端にそれぞれATC信号の送信点を設け、後方の閉そく区間の送信点から所定距離だけ後方に隔てた地点に補助送信点を各後方の閉そく区間に設け、各組には、後方及び前方の閉そく区間共通の列車制御信号送信器と、補助送信点専用の列車制御信号送信器とを設け、前方の閉そく区間に列車が存在しない状態において、後方の閉そく区間に列車が進入する場合は、共通の列車制御信号送信器を後方の閉そく区間の送信点と接続し、前方の閉そく区間に列車が存在している状態において、後方の閉そく区間に列車が進入する場合は、補助送信点専用の列車制御信号送信器を補助送信点と接続する構成である。このような構成により、従来の列車制御装置は、各組において、前方の閉そく区間に先行列車が在線する場合は、後方の閉そく区間に補助送信点を介してこの補助送信点より後方に停止信号を送信すると共に、先行列車と補助送信点との間に無信号(02)の区間を確保する。このように無信号(02)の区間を確保することにより、前方の閉そく区間に先行列車が存在していても、後方の閉そく区間に列車が進入できるようにして、列車の高密度輸送を図っている。
特開平02−120172号公報
しかしながら、上述の特許文献1等に記載される従来の列車制御装置は、各組において、先行列車が前方の閉そく区間に存在していても、後方の閉そく区間に列車が進入できるため、列車の高密度輸送を図ることができるようになったが、一組を構成する二つの閉そく区間のうち後方の区間にしか補助送信点を設けていないため、各閉そく区間において、一つ前方の閉そく区間に先行列車が存在している場合に、後続列車が進入することができるのは一つ置きの閉そく区間においてだけであるため、列車の高密度輸送化は不十分であり、更なる高密度輸送を図る余地があった。
本発明は前記問題点に着目してなされたもので、列車の更なる高密度輸送を図ることができる列車制御装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明による列車制御装置は、互いに隣接する二つの閉そく区間を一組とし、各組内の区間境界点より列車検知用信号を送信すると共に、該各組の両端でそれぞれ前記列車検知用信号を受信して、列車の車軸短絡による受信レベルの低下を検出することにより、列車の存在を検知する無絶縁軌道回路に適用する列車制御装置において、各閉そく区間において、該閉そく区間の前方端に位置する送信点と、該送信点から後方に所定距離隔てた地点に位置する補助送信点とを設け、列車制御用のATC信号を送信する列車制御信号送信器と、前記列車制御信号送信器を前記送信点と前記補助送信点に切替接続可能な送信切替器と、を各閉そく区間に設け、各閉そく区間において、前記無絶縁軌道回路により、一つ前方の閉そく区間における列車の存在が検知されない場合は、前記送信切替器により前記列車制御信号送信器を前記送信点に接続し、前記一つ前方の閉そく区間における列車の存在が検知された場合は、前記送信切替器により前記列車制御信号送信器を前記補助送信点に切替接続し、各閉そく区間において、前記送信点と前記補助送信点の間の前記所定距離は、前記補助送信点から前記ATC信号が送信された場合に、前記一つ前方の閉そく区間内の列車がその閉そく区間の後方端近傍に存在していても、閉そく区間の後方端で必要かつ十分な前記ATC信号の送信電流が確保可能な距離であることを特徴とする。
このような構成により、各閉そく区間において、一つ前方の閉そく区間における列車の存在が検知されない場合は、送信切替器によって、列車制御信号送信器を送信点に接続し、一つ前方の閉そく区間における列車の存在が検知された場合は、送信切替器によって、列車制御信号送信器を補助送信点に切替接続し、この際、その補助送信点からATC信号を送信し、一つ前方の閉そく区間内の列車がその閉そく区間の後方端近傍に存在していても、閉そく区間の後方端で必要かつ十分なATC信号の送信電流が確保されるようにする。
本発明の列車制御装置によれば、各閉そく区間において、一つ前方の閉そく区間における列車の存在の有無に基づき、列車制御信号送信器を送信点と補助送信点に切替接続することができる。したがって、各閉そく区間において、一つ前方の閉そく区間に先行列車が在線する場合に補助送信点を介してこの補助送信点より後方に停止信号を送信することで、先行列車と補助送信点との間に無信号(02)の区間を確保することができる。このように無信号(02)の区間を確保することにより、いずれの閉そく区間においても、一つ前方の閉そく区間に先行列車が存在していても、後続列車が進入することができるため、従来の列車制御装置よりも、更に列車の高密度輸送を図ることができる列車制御装置を提供することができる。また、本発明の列車制御装置は、各組において、列車制御信号送信器と列車検知信号受信器とをそれぞれ2つ設けると共に、列車検知信号送信器を1つ設ける構成であり、列車検知及び列車制御用の送受信器の数は従来の列車制御装置と同じである。このように、送受信器の数を増やすことなく、従来の列車制御装置よりも高密度輸送を図ることができるという利点もある。
本発明に係る列車制御装置の一実施形態を示す概略構成図である。 前記一実施形態における送信切替器の制御内容を説明する図である。 前記一実施形態における送信切替器の制御内容を説明する図である。 前記一実施形態における送信切替器の制御内容を説明する図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る列車制御装置の一実施形態を示す概略構成図である。
本実施形態の列車制御装置1は、列車検知信号送信器2と、列車検知信号受信器3a,3bと、列車制御信号送信器4a,4bと、送信切替器5a,5bとを備えて構成されている。なお、列車制御装置1は、互いに隣接する二つの閉そく区間を一組とし、各組に同様の構成を有するので、図面の簡略化のため、図1には一組2T・3Tの構成のみを示して説明し、他の組4T・5T等については図示省略する。
前記列車検知信号送信器2は、列車検知用信号を送信するものである。列車検知信号送信器2は、図1に示すように、互いに隣接する二つの閉そく区間2T、3Tを一組2T・3Tとして、各組内の区間境界点sp1より列車検知用信号を送信するように、一組(2T・3T、4T・5T、・・・)毎に設けられている。そして、各組内の区間境界点sp1より送信された列車検知用信号は、軌道6を伝播し各組の両端にそれぞれ設けられた後述する列車検知信号受信器3a,3bで受信される。
前記列車検知信号受信器3a,3bは、列車検知用信号を受信するものであり、一組2T・3Tの両端でそれぞれ列車検知用信号を受信するように設けられている。列車検知信号受信器3aは、一組2T・3Tを構成する後方の閉そく区間3Tの後方端に接続され、列車検知信号受信器3bは、一組2T・3Tを構成する前方の閉そく区間2Tの前方端に接続されている。このようにして、列車検知信号送信器2と列車検知信号受信器3a,3bとを備えて、一般的な中央送電方式による無絶縁軌道回路を構成する。この無絶縁軌道回路は、列車検知信号受信器3a,3bにより列車検知用信号を受信し、列車の車軸短絡による受信レベルの低下を検出することにより、列車の存在を検知する。無絶縁軌道回路は、例えば、図1に示すように、列車の在線検知リレー(1T在線リレー、2T在線リレー、・・・)を備えており、各在線検知リレーは、例えば、対応する閉そく区間に列車が在線していない場合に打上(ON)し、列車が在線している場合に落下(OFF)する。また、後述する送信切替器5a,5bは、この在線検知リレーの打上・落下状態に応じて、列車制御信号送信器4a,4bの接続先を制御する。なお、本実施形態において、列車検知信号送信器2と列車検知信号受信器3a,3bとは、図1に示すように、一体的に配置して列車検知信号送受信器7として構成するが、このように一体的に配置する構成に限らず、列車検知信号送信器2と列車検知信号受信器3a,3bとを別々に配置する構成であってもよい。
前記列車制御信号送信器4a,4bは、列車制御用のATC信号を送信するものであり、各閉そく区間(1T、2T、3T、・・・)に設けられている。各閉そく区間には、閉そく区間の前方端に位置する送信点と、この送信点から後方に所定距離Xm隔てた地点に位置する補助送信点とが設けられている。本実施形態においては、図1に示すように、後方の閉そく区間3Tの前方端に位置する送信点を第1送信点sp1、前方の閉そく区間2Tの前方端に位置する送信点を第2送信点sp2とし、また、第1送信点sp1の後方の補助送信点を第1補助送信点sp1a、第2送信点sp2の後方の補助送信点を第2補助送信点sp2aとして、以下説明する。なお、第1送信点sp1は、前述した一組2T・3T内の区間境界点sp1でもある。後方の閉そく区間3Tの列車検知信号送信器4aは、送信切替器5aによって後方の閉そく区間3Tの第1送信点sp1と第1補助送信点sp1aに切替接続され、前方の閉そく区間2Tの列車検知信号送信器4bは、送信切替器5bによって前方の閉そく区間2Tの第2送信点sp2と第2補助送信点sp2aに切替接続される。
本実施形態において、第1送信点sp1と第1補助送信点sp1aとの間の所定距離Xmは、第1補助送信点sp1aからATC信号が送信された場合に、前方の閉そく区間2T内の列車が閉そく区間2Tの後方端近傍に存在していても、後方の閉そく区間3Tの後方端で必要かつ十分なATC信号の送信電流が確保可能な距離に決められている。また、第2送信点sp2と第2補助送信点sp2aとの間の所定距離Xmは、第2補助送信点sp2aからATC信号が送信された場合に、閉そく区間1T内の列車が閉そく区間1Tの後方端近傍に存在していても、前方の閉そく区間2Tの後方端で必要かつ十分なATC信号の送信電流が確保可能な距離に決められている。
前記送信切替器5a,5bは、列車制御信号送信器4a,4bを送信点(第1送信点sp1、第2送信点sp2)と補助送信点(第1補助送信点sp1a、第2補助送信点sp2a)に切替接続可能にするものであり、各閉そく区間に設けられている。各閉そく区間において、無絶縁軌道回路により、一つ前方の閉そく区間における列車の存在が検知されない場合は、送信切替器5a,5bにより列車制御信号送信器4a,4bを送信点(第1送信点sp1、第2送信点sp2)に接続し、一つ前方の閉そく区間における列車の存在が検知された場合は、送信切替器5a,5bにより列車制御信号送信器4a,4bを補助送信点(第1補助送信点sp1a、第2補助送信点sp2a)に切替接続可能に構成されている。
本実施形態において、後方の閉そく区間3Tの送信切替器5aは、第1送信点sp1及び第1補助送信点sp1aと、列車制御信号送信器4aとの間に設けられ、前方の閉そく区間2Tの送信切替器5bは、第2送信点sp2及び第2補助送信点sp2aと、列車制御信号送信器4bとの間に設けられている。例えば、送信切替器5aは、前述した無絶縁軌道回路に備えられる閉そく区間2T用の在線検知リレーの作動状態に基づいて、列車制御信号送信器4aの接続先を切替え、送信切替器5bは、無絶縁軌道回路に備えられる閉そく区間1T用の在線検知リレーの作動状態に基づいて、列車制御信号送信器4bの接続先を切替える。
次に、本実施形態に係る列車制御装置1の制御動作について、先行列車が閉そく区間1Tに在線しており、その後、後続列車が閉そく区間2T及び3Tに進入する場合について、図1〜図4に基づいて説明する。なお、以下の説明において、閉そく区間は説明の簡略化のため単に区間と示して説明する。また、列車制御装置1は、各組において同様の制御動作を行うので、説明の簡略化のため隣接する二つの閉そく区間2T,3Tで構成される一組2T・3Tの制御動作を主に説明し、他の一組4T・5T等については制御動作の説明を省略する。また、無絶縁軌道回路における列車検知は、従来と同様に行うので、説明を簡略化する。
まず、図1に示すように、区間1Tに先行列車が在線する場合、区間1Tの在線検知リレーは落下し、送信切替器5bは、区間1Tの在線検知リレーの落下に基づき列車制御信号送信器4bを第2補助送信点sp2aに接続する。ここで、図1に示すように、区間2Tに列車が在線していない場合は、区間2Tの列車在線検知リレーが打上状態にあるので、送信切替器5aは、区間2Tの列車在線検知リレーの打上に基づき列車制御信号送信器4aを、第1送信点sp1に接続する。さらに、図1に示すように、区間3Tに列車が在線していない場合は、区間3Tの列車在線検知リレーが打上状態にあるので、区間4Tの送信切替器(図示省略)は、区間3Tの列車在線検知リレーの打上に基づき区間4Tの列車制御信号送信器(図示省略)を、第2送信点sp2に接続する。上記のように区間1Tに先行列車が存在している場合においては、区間2Tの列車制御信号送信器4bからは停止信号が送信されている。これにより、区間1Tに先行列車が存在していても、区間2Tに後続列車が進入できるようになっている。
そして、上記のように、区間2Tにおいては第2補助送信点sp2a、区間3Tにおいては第1送信点sp1にそれぞれの区間の列車制御信号送信器が接続されている状態において、図2に示すように、区間4Tの後続列車1が区間3Tに進入すると、列車制御信号送信器4aからの所定のATC信号は、第1送信点sp1を介して後続列車1の車上装置(図示省略)で受信され、このATC信号に基づいて所定の列車制御が行われる。この際、無絶縁軌道回路のうち区間3Tの軌道回路の在線検知リレーは、列車の車軸短絡によって受信レベルが低下することにより落下するので、区間4Tの送信切替器(図示省略)は、区間3Tの列車在線検知リレーの落下に基づき区間4Tの列車制御信号送信器(図示省略)を、第2補助送信点sp2aに切替接続する。
次に、図3に示すように、区間3Tの後続列車1がさらに進んで区間2Tに進入すると、前述した列車制御信号送信器4bから送信されている停止信号は、第2補助送信点sp2aを介して、区間2Tに進入した後続列車1で受信され、区間2Tに進入した後続列車1は、受信した停止信号に基づき第2補助送信点sp2aを目標停止点として、徐々に減速して停止する。この際、先行列車に送信されたATC信号は先行列車の車軸により短絡されるため、先行列車の後方から第2補助送信点sp2aまでの間は、図3に示すように、無信号(02)の区間が確保されている。一方、区間2Tの軌道回路の在線検知リレーが後続列車1の進入により落下するので、送信切替器5aは、この区間2Tの在線検知リレーの落下に基づき列車制御信号送信器4aを第1補助送信点sp1aに切替接続する。また、区間3Tの軌道回路の在線検知リレーが後続列車1の進出により打上するので、区間4Tの送信器切替器(図示省略)は、この区間3Tの在線検知リレーの打上に基づき列車制御信号送信器(図示省略)を第2送信点sp2に切替接続する。上記のように区間2Tに列車が存在している場合においては、区間3Tの列車制御信号送信器4aからは停止信号が送信されている。これにより、区間2Tに列車が存在していても、区間3Tに後続列車が進入できるようになっている。
さらに、図4に示すように、区間4Tの後続列車2が区間3Tに進入すると、前述した列車制御信号送信器4aから送信されている停止信号は、第1補助送信点sp1aを介して、区間3Tに進入した後続列車2で受信され、後続列車2は、受信した停止信号に基づき第1補助送信点sp1aを目標停止点として、徐々に減速して停止する。この際、列車制御信号送信器4bは、第2補助送信点sp2aを介して、区間2Tに在線する後続列車1に停止信号を送信しており、この後続列車1に送信された停止信号は後続列車1の車軸により短絡され、後続列車1の後方から第2補助送信点sp2aまでの間は無信号(02)の区間が確保されている。一方、区間3Tの軌道回路の在線検知リレーが後続列車2の進入により落下するので、区間4Tの送信切替器(図示省略)は、列車制御信号送信器(図示省略)を第1補助送信点sp2aに切替接続する。そして、区間4Tの列車制御信号送信器(図示省略)からは停止信号が送信されており、区間4Tにさらに後続列車が進入できるようになっており、図3に示すように、後続列車2の後方から区間4Tの第1補助送信点sp2aまでの間に無信号(02)の区間が確保される。
このような構成により、本実施形態における列車制御装置によれば、各閉そく区間において、一つ前方の閉そく区間における列車の存在の有無に基づき、列車制御信号送信器を送信点と補助送信点に切替接続することができる。したがって、各閉そく区間において、一つ前方の閉そく区間に先行列車が在線する場合に補助送信点を介してこの補助送信点より後方に停止信号を送信することで、先行列車と補助送信点との間に無信号(02)の区間を確保することができる。このように無信号(02)の区間を確保することにより、いずれの閉そく区間においても、一つ前方の閉そく区間に先行列車が存在していても、後続列車が進入することができるため、従来の列車制御装置よりも、更に列車の高密度輸送を図ることができる列車制御装置を提供することができる。また、本発明の列車制御装置は、各組において、列車制御信号送信器と列車検知信号受信器とをそれぞれ2つ設けると共に、列車検知信号送信器を1つ設ける構成であり、列車検知及び列車制御用の送受信器の数は従来の列車制御装置と同じである。このように、送受信器の数を増やすことなく、従来の列車制御装置よりも高密度輸送を図ることができる。
1 列車制御装置
2 列車検知信号送信器
3a,3b 列車検知信号受信器
4a,4b 列車制御信号送信器
5a,5b 送信切替器
sp1,sp2 送信点(第1送信点,第2送信点)
sp1a,sp2a 補助送信点(第1補助送信点,第2補助送信点)
2T・3T 一組の区間
Xm 所定距離

Claims (1)

  1. 互いに隣接する二つの閉そく区間を一組とし、各組内の区間境界点より列車検知用信号を送信すると共に、該各組の両端でそれぞれ前記列車検知用信号を受信して、列車の車軸短絡による受信レベルの低下を検出することにより、列車の存在を検知する無絶縁軌道回路に適用する列車制御装置において、
    各閉そく区間において、該閉そく区間の前方端に位置する送信点と、該送信点から後方に所定距離隔てた地点に位置する補助送信点とを設け、
    列車制御用のATC信号を送信する列車制御信号送信器と、前記列車制御信号送信器を前記送信点と前記補助送信点に切替接続可能な送信切替器と、を各閉そく区間に設け、
    各閉そく区間において、前記無絶縁軌道回路により、一つ前方の閉そく区間における列車の存在が検知されない場合は、前記送信切替器により前記列車制御信号送信器を前記送信点に接続し、前記一つ前方の閉そく区間における列車の存在が検知された場合は、前記送信切替器により前記列車制御信号送信器を前記補助送信点に切替接続し、
    各閉そく区間において、前記送信点と前記補助送信点の間の前記所定距離は、前記補助送信点から前記ATC信号が送信された場合に、前記一つ前方の閉そく区間内の列車がその閉そく区間の後方端近傍に存在していても、閉そく区間の後方端で必要かつ十分な前記ATC信号の送信電流が確保可能な距離であることを特徴とする列車制御装置。
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