JPH0677217U - ピン端子付きボビン - Google Patents

ピン端子付きボビン

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JPH0677217U
JPH0677217U JP2165793U JP2165793U JPH0677217U JP H0677217 U JPH0677217 U JP H0677217U JP 2165793 U JP2165793 U JP 2165793U JP 2165793 U JP2165793 U JP 2165793U JP H0677217 U JPH0677217 U JP H0677217U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動機でもワイヤの端末処理が可能となり、
ピン端子周辺でワイヤが確実に保持され、ワイヤの重な
りによる盛り上がりやワイヤ(リッツ線)のばらけのな
い終端処理が可能で、しかもボビンの外形を大形化しな
い構造のボビンを供する。 【構成】 ボビン2の端子台8周辺でリッツ線等の太い
ワイヤを確実に保持できるよう、ボビン2の鍔9の一端
に設けられる端子台8で2本以上のワイヤが引き出され
る端子台8の外側側面に、用いられるリッツ線の直径よ
り広い横方向の間隔で離れ、縦方向に完全に離れない範
囲でずれた位置に、引き出されるワイヤの数より1個多
い数の突起4が設けられた構造のボビン。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トランスなどに用いられ、特に、極細線(0.1φ以下)を束ねた リッツ線等のワイヤを用いて巻線され、約100kHz以上の高周波の電子機器 に用いられるトランス等に用いられるボビンに係わり、ワイヤ保持部の形状に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のトランス等に用いられるボビンは、巻き終りの回路のピン端子から続け て別回路の巻始めとなるような回路において、続けて巻線される部分では図5に 示されるようなワイヤ10の保持が行われるが、図5に示された寸法fの部分で は図6に側面を示すようにワイヤ10が重なり外側にはみ出してしまう。同時に 使用されるワイヤ10が図4に示すようなリッツ線6を用いた場合は、特に重な っているリッツ線6の上部にくるリッツ線6の安定が極端に悪くなり、リッツ線 6が全体で突起4の側面を這う事なく、リッツ線6のばらけを招き、断線やショ ートに結びつき、信頼性を低下させるという問題があった。 又、上述の問題を避けるため、図10に示すように複数の突起を上下一列に設 けた改善がなされ、突起4の間から片方のリッツ線6を引き出すことにより一部 改善されているが、この場合でも、突起4の幅寸法gの部分では重なり合うため 、突起4の高さを高くする必要があり、図9に示すトランス全体の寸法hが大き くなってしまうという問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
最近、トランス等のコイル部品は、高周波化に伴い、小型化する傾向にある。 同時に高周波に対応するため、ワイヤの発熱等により効率の悪い従来の単線のワ イヤから、効率のよいリッツ線を用いる事が多い。業界では、これらの部品を標 準化し、部品を共通化して、自動化し、大量生産を目指しているが、前述のよう に、従来の構造のボビンでは微細な調整を必要とし、機械による自動化が困難で あった。従って、本考案の課題は、自動機でもワイヤの端末処理が可能となり、 ピン端子周辺でワイヤが確実に保持され、ワイヤの重なりによる盛り上がりやワ イヤ(リッツ線)のばらけのない終端処理が可能で、しかもボビンの外形を大形 化しない構造のボビンを供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
最近使用されるリッツ線は、極細の線を多数撚った線、例えば0.06mmの 線を150本を1束にしたものが用いられ、その直径は2から3mm程度の太さ になってしまう。この太いワイヤが重なれば当然その部分の膨らみは数mmとな り、上側に重なったワイヤは不安定な位置におかれてしまう。0.1mm以下等 の極めて細いワイヤを使用したリッツ線の場合、線のばらけと同時に断線の危険 が多くなる。従って、本考案は、ボビン端子台周辺でリッツ線等の太いワイヤを 確実に保持できるよう、ボビンの鍔の一端に設けられる端子台で2本以上のワイ ヤが引き出される端子台の外側側面に、用いられるリッツ線の直径より広い横方 向の間隔で離れ、縦方向に完全に離れない範囲で上下にずれた位置に、引き出さ れるワイヤの数より1個多い数の突起が設けられた構造のボビンを供する。
【0005】 即ち、本考案は、筒形で絶縁材料より成る巻芯の両端に外側へ張り出した鍔が 設けられ、この鍔の外側の側面にピン端子が固定された端子台が一体に加工され た、トランス等に用いられるピン端子付きボビンにおいて、端子台の外側側面に 、該端子台のピン端子に引き出されるワイヤの数より1個多い数の柱状の突起が 、横方向に使用されるワイヤ直径だけ離れ、かつ縦方向に完全に離れない距離だ けずれて配置された構造を特徴とするピン端子付きボビンである。
【0006】
【作用】
複数の引き出しワイヤを1本のピン端子に引き出すピン端子付きボビンにおい て、このピン端子が設けられた端子台の外側の側面に、横方向にワイヤの幅だけ 離して配列した柱状の突起を完全に離れない範囲で縦方向にずらせて配置されて いるので、リッツ等を用いたワイヤの保持が確実に行われ、更にワイヤの重なり も防げる。又、突起の形状も単純な形で済むのでボビンの強度を低下させること なく、半田付け時などに熱的加工にも耐えられる構造のピン端子付きボビンが得 られ、自動機械で簡単に巻線の端末処理が可能となる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例について、図面を参照して説明する。図1は、中央の端 子台に複数の突起を設けた本考案の一実施例のピン端子付きボビンを示し、鎖線 で示すコア及びコイルを装着した状態の斜視図、図2は、図1のA方向から中央 の端子台を見た正面図、図3は、図1のB方向から中央の端子台を見た側面図、 図4は、リッツ線(外径d)を示す斜視図、図7は、本考案のボビンでのピン端 子へのからげ状態を示す正面図、図8は、図7に示す本考案のボビンでのピン端 子へのからげ状態を示す側面図である。 図1に示すように、本考案の端子付きボビンは角筒状の巻芯の両端に設けられ た鍔9の先端にピン端子が固定された端子台8が一体に加工されている。この端 子台8の外側の壁には、幅1mm、長さ2.5mm、高さ2mmの角柱状の突起 が3個設けられている。 図2に示すように、突起は横方向に寸法cが約2mmの間隔で離して配置され 、かつ、縦方向に寸法aが約1.5mmずつずれて配置されている。本例では、 中央の端子台に2本のリッツ線のワイヤが終端処理されるので、3個の突起4が 加工された状態の端子台8が設けられている。図3に、これを側方から見た状態 が示されている。図7及び図8に本実施例のピン端子付きボビンに直径2mmの リッツ線6のコイルの端末を終端処理した状態を示した。図7及び図8からわか るように本実施例のボビンを用いれば、突起4は、リッツ線6の直径より高くす ることなく重なりの発生を防げ、又リッツ線6の両側にほぼリッツ線6の直径だ け横方向に離され、縦方向にもずれがあるので、突起4の側方で、リッツ線6の ゆるみもなく、重なりも防止されている。 以上本実施例のピン端子付きボビンを用いて高周波用トランスを2mm直径の リッツ線を用いて製作したところ、自動巻線により巻線及びピン端子へのからげ も支障なく行うことができ、しかも端子台周辺のリッツ線も重なり合うことなく 確実に突起により保持され、リッツ線のばらけや断線のないトランスが得られた 。 又簡単な形状の突起を端子台の側壁に設けてあるのでピン端子固定部の強度も 向上し、又熱容量も大きくなり半田作業が楽に行えるようになった。
【0008】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のピン端子付きボビンを用いることにより、リッ ツ線等を用いる高周波で用いられるトランス等の電子部品の組み立てにおいて、 形状を大形化させることなく、端子台周辺のワイヤの保持が確実に行われ、重な りによるワイヤのばらけや断線が防げ、巻線や終端処理が自動化可能となり、信 頼性の高い高周波用トランス等が安価に供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】中央の端子台に複数の突起を設けた本考案の一
実施例のピン端子付きボビンを示し、鎖線で示すコア及
びコイルを装着した状態の斜視図。
【図2】図1のA方向から中央の端子台を見た正面図。
【図3】図1のB方向から中央の端子台を見た側面図。
【図4】リッツ線(外径d)を示す斜視図。
【図5】従来のボビンでのピン端子へのからげ状態を示
す正面図。
【図6】図5に示す従来のボビンでのピン端子へのから
げ状態を示す側面図。
【図7】本考案のボビンでのピン端子へのからげ状態を
示す正面図。
【図8】図7に示す本考案のボビンでのピン端子へのか
らげ状態を示す側面図。
【図9】組立上がりのトランスの側面図。
【図10】従来の他の例のボビンにおけるピン端子への
からげ状態を示す正面図。
【符号の説明】
1 コア 2 ボビン 3 ピン端子 4 突起 5 巻枠 6 リッツ線 7 コイル(巻線) 8 端子台 9 鍔 10 ワイヤ A,B 矢印 a,b,c,d,e,f,g,h 寸法

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒形で絶縁材料より成る巻芯の両端に外
    側へ張り出した鍔が設けられ、この鍔の外側の側面にピ
    ン端子が固定された端子台が一体に加工された、トラン
    ス等に用いられるピン端子付きボビンにおいて、端子台
    の外側側面に、該端子台のピン端子に引き出されるワイ
    ヤの数より1個多い数の柱状の突起が、横方向に使用さ
    れるワイヤ直径だけ離れ、かつ縦方向に完全に離れない
    距離だけずれて配置された構造を特徴とするピン端子付
    きボビン。
JP1993021657U 1993-03-31 1993-03-31 ピン端子付きボビン及びトランス Expired - Fee Related JP2588907Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001126550A (ja) * 1999-10-28 2001-05-11 Dai Ichi High Frequency Co Ltd 高周波大電流用可撓性導体
JP2017073484A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 Fdk株式会社 巻線部品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001126550A (ja) * 1999-10-28 2001-05-11 Dai Ichi High Frequency Co Ltd 高周波大電流用可撓性導体
JP2017073484A (ja) * 2015-10-08 2017-04-13 Fdk株式会社 巻線部品

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JP2588907Y2 (ja) 1999-01-20

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