JPH0677140U - 自己保持回路 - Google Patents

自己保持回路

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JPH0677140U
JPH0677140U JP1736293U JP1736293U JPH0677140U JP H0677140 U JPH0677140 U JP H0677140U JP 1736293 U JP1736293 U JP 1736293U JP 1736293 U JP1736293 U JP 1736293U JP H0677140 U JPH0677140 U JP H0677140U
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孝夫 榊原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 常開形接点を有する自動復帰形のスイッチの
みを使用し、簡単且つ安価な構成とする。 【構成】 リレースイッチ11を端子VとPとの間に接
続する。端子Vを起動用スイッチ13およびリレーコイ
ル12を介してアースする。端子Pから自己保持通電路
15の電流制限抵抗16およびダイオード17を介して
リレーコイル12へ接続する。停止用スイッチ18を電
流制限抵抗16とダイオード17の共通接続点に接続す
る。起動用スイッチ13をオンすると、リレーコイル1
2が通電されてリレースイッチ11がオンし、負荷Lに
給電する。リレーコイル12は自己保持通電路15を介
して通電される。停止用スイッチ18をオンすると、リ
レーコイル12が断電されてリレースイッチ11がオフ
する。常閉形接点を有するスイッチが不要となる。リレ
ーコイル12に電流制限抵抗16を介して通電するので
消費電力を低減し発熱を抑制できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、リレーコイルに通電してリレー接点をオンさせ、その状態で負荷に 給電すると共にリレーコイルの通電状態を保持するようにした自己保持回路に関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の自己保持回路としては、例えば、図7に示すようなものがある 。すなわち、このものは、常開形接点を有する自動復帰形の起動用スイッチ1お よび常閉形接点を有する自動復帰形の停止用スイッチ2を用いて構成している。 電源端子Vから負荷Lが接続される出力端子Pに至る経路にはリレースイッチ3 が介在されている。リレースイッチ3をオンさせるリレーコイル4は停止用スイ ッチ2および起動用スイッチ1を介して電源端子Vに接続されている。リレーコ イル4には図示極性のダイオード5が並列に接続されている。また、起動用スイ ッチ1および停止用スイッチ2の共通接続点は自己保持通電路となる図示極性の ダイオード6を介して出力端子Pに接続されている。
【0003】 上記構成によれば、起動用スイッチ1をオンさせると、電源端子Vから起動用 スイッチ1,停止用スイッチ2を介してリレーコイル4に通電されるようになり 、リレースイッチ3をオンさせる。これにより、負荷Lに給電されると共に、ダ イオード6および停止用スイッチ2を介してリレーコイル4への自己保持通電路 が形成されるので、起動用スイッチ1をオフさせた後もリレーコイル4への通電 状態が保持されるようになる。
【0004】 また、上述の状態において、停止用スイッチ2を操作してオフさせると、リレ ーコイル4への通電電流が停止され、リレースイッチ3がオフするようになる。 これにより、負荷Lへの給電が停止されると共に、自己保持通電路がオフされ、 この後、停止用スイッチ2の操作を終了してオン状態に復帰しても、リレーコイ ル4への通電は断たれた状態となり、以後、負荷Lへの給電は停止された状態と なる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述のような従来構成のものにおいては、常閉形接点を有する停止 用スイッチ2のように、その接点構造が複雑なスイッチを用いる必要があると共 に、常開形接点を有する起動用スイッチ1と2種類のスイッチを設ける必要があ るため、全体としての配置構成が複雑化する不具合がある。
【0006】 また、従来構成のものにおいては、リレーコイル4に対して起動時においても 自己保持状態の定常時においても同じ電流を流す構成であるため、定常時におい ては無駄な電流を消費していることになると共に、発熱の原因となっている。こ の場合、リレーコイル4が発熱すると、発熱状態で動作させるとき(ホットスタ ート時)にリレーコイル4にかかる電圧が高くなってしまうため、製品としての 使用電圧範囲を狭くする不具合がある。
【0007】 本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、起動用および停止 用のいずれのスイッチも常開形接点を有するスイッチを用いることができ、しか も、起動後のリレーコイルへの通電電流を低減して発熱を抑制し、使用電圧範囲 を広くすることができる自己保持回路を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案の自己保持回路は、電源と負荷との間に介在されるリレー接点と、通電 状態で前記リレー接点をオンさせるリレーコイルと、常開形接点を有しそのオン 動作により前記電源から前記リレーコイルに通電する自動復帰形の起動用スイッ チと、前記リレー接点のオン状態でそのリレー接点を介して前記リレーコイルに 通電する自己保持通電路と、この自己保持通電路に介在される電流制限抵抗と、 常開形接点を有しそのオン動作により前記リレーコイルの両端を短絡する自動復 帰形の停止用スイッチとを設けて構成したところに特徴を有する。
【0009】 また、本考案の自己保持回路は、電源と負荷との間に介在されるリレー接点と 、通電状態で前記リレー接点をオンさせるリレーコイルと、バイアス電圧が与え られるとオンして前記リレーコイルに通電するスイッチング素子と、常開形接点 を有しそのオン動作により前記電源から前記スイッチング素子にバイアス電圧を 与える自動復帰形の起動用スイッチと、前記リレー接点のオン状態でそのリレー 接点を介して前記スイッチング素子にバイアス電圧を与える自己保持通電路と、 常開形接点を有しそのオン動作により前記スイッチング素子のバイアス電圧が与 えられている端子間を短絡する自動復帰形の停止用スイッチとを設けて構成する こともできる。
【0010】
【作用】
請求項1記載の自己保持回路によれば、起動用スイッチをオン動作させると、 電源からリレーコイルに通電されてリレースイッチがオンされる。これにより、 負荷が電源からリレースイッチを介して給電されるようになると共に、リレーコ イルへの通電経路として自己保持通電路が形成されるようになる。起動スイッチ をオフさせたときに、リレーコイルには自己保持通電路の電流制限抵抗を介して 通電されるようになるので、リレースイッチのオン状態が保持され、負荷への給 電状態が保持されている。また、このときリレーコイルには、電流制限抵抗を介 して通電されるので、起動用スイッチのオン時の通電電流よりも少ない通電電流 が流れるようになり、発熱が抑制されるようになる。
【0011】 次に、停止用スイッチをオン動作させると、通電状態にあったリレーコイルの 両端が短絡されることにより、リレーコイルへは断電されてリレースイッチをオ フさせるようになる。これにより、負荷への給電が停止されると共に、自己保持 回路も断電されるようになり、停止用スイッチをオフさせてもリレーコイルへの 通電が行われないので、その断電状態が保持されるようになる。
【0012】 請求項2記載の自己保持回路によれば、起動用スイッチをオン動作させると、 スイッチング素子にバイアス電圧が与えられるようになってオンし、リレーコイ ルに通電されてリレースイッチがオンされる。これにより、負荷が電源からリレ ースイッチを介して給電されるようになると共に、スイッチング素子に自己保持 回路を介してバイアス電圧が与えられるようになる。起動スイッチがオフされた ときに、スイッチング素子は自己保持回路を介してバイアス電圧が与えられるの で、リレーコイルへの通電状態が継続されてリレースイッチもオン状態が保持さ れ、もって負荷への給電状態が保持されている。
【0013】 次に、停止用スイッチをオン動作させると、スイッチング素子は、バイアス電 圧が与えられている端子間が短絡されることによりオフし、リレーコイルへの通 電が停止されてリレースイッチがオフする。これにより、負荷への給電が停止さ れると共に、自己保持回路も断電されるようになり、停止用スイッチをオフさせ てもリレーコイルへの通電が行われないので、その断電状態が保持されるように なる。
【0014】
【実施例】
以下、本考案を自動車の負荷への通電経路に設ける自己保持回路に適用した場 合の第1の実施例について、図1および図2を参照しながら説明する。 すなわち、電気的構成を示す図1において、車載バッテリなどの電源(図示せ ず)から給電される電源入力端子Vはリレー接点としてのリレースイッチ11を 介して負荷Lへ給電する出力端子Pに接続されている。リレースイッチ11は、 リレーコイル12に通電されるとオンされるようになっている。
【0015】 起動用スイッチ13は、常開形接点を有する自動復帰形のスイッチで、その一 端子は電源入力端子Vに接続され、他端子はリレーコイル12を介してアースさ れている。リレーコイル12には図示極性のダイオード14が並列に接続されて いる。自己保持通電路15は、電流制限抵抗16および図示極性のダイオード1 7の直列回路からなるもので、出力端子Pから電流制限抵抗16,ダイオード1 7を介してリレーコイル12と起動用スイッチ13との共通接続点に接続されて いる。停止用スイッチ18は、常開形接点を有する自動復帰形のスイッチで、そ の一端子は電流制限抵抗16とダイオード17との共通接続点に接続され、他端 子はアースされている。
【0016】 さて、起動用スイッチ13および停止用スイッチ14は、例えば、図2(a) に示すようにひとつのスイッチ装置19として一体に設けられたもので、各スイ ッチ13および14に対応して、固定接点13a,18aが基板20に形成され 、可動接点板13b,18bが配設されている。各可動接点板13b,18bは 、ケース21に押圧操作可能に配設された操作ノブ22,23により押圧される と、それぞれ固定接点13a,18aと電気的に接触してオン状態となるように なっている。
【0017】 次に本実施例の作用について説明する。まず、図1の状態において、操作ノブ 22が押圧操作されることにより起動用スイッチ13がオン動作されると、電源 入力端子Vから起動用スイッチ13を介してリレーコイル12に通電されるよう になる。これにより、リレースイッチ11がオン動作すると、出力端子Pにリレ ースイッチ11を介して給電されるようになる。一方、この状態で、リレースイ ッチ11,自己保持通電路15の電流制限抵抗16,ダイオード17を介してリ レーコイル12への通電路が形成されるようになる。
【0018】 起動用スイッチ13がオフされると、リレーコイル12には自己保持通電路1 5を介して通電されるようになり、リレースイッチ11のオン状態が保持される ようになって、出力端子Pへの給電状態が保持される。そして、このとき、リレ ーコイル12には、自己保持通電路15の特に電流制限抵抗16を介した状態で 通電されるので、起動用スイッチ13のオン動作時に比べてその通電電流が低減 されている。しかし、リレーコイル12は、通電開始時の起動電流に比べて、定 常時においては少ない通電電流で十分にリレースイッチ11をオン状態に保持す ることができる。
【0019】 次に、上述の状態で、操作ノブ23が押圧操作されることにより停止用スイッ チ18がオン動作されると、リレーコイル12の両端子が短絡された状態になり 、自己保持通電路15の電流制限抵抗16およびダイオード17を介して通電さ れていた電流は停止用スイッチ18を介して流れるようになる。これにより、リ レースイッチ11がオフして出力端子Pへの給電は停止されるようになると共に 、自己保持通電路15へも給電が停止した状態となる。そして、この後、停止用 スイッチ18がオフされたときには、リレースイッチ11はオフ状態となってい るので、出力端子Pへの給電および自己保持通電路15への通電は停止されたま まとなる。
【0020】 このような本実施例によれば、起動用スイッチ13および停止用スイッチ18 の両者を共に常開形接点を有する自動復帰形のスイッチで構成し、リレースイッ チ11のオン状態においてはリレーコイル12に電流制限抵抗16を介して通電 することにより自己保持状態を形成すると共に、停止用スイッチ18をリレーコ イル12の両端子間に接続して構成したので、次のような効果を得ることができ る。
【0021】 すなわち、第1に、常閉形接点を有する自動復帰形のスイッチを用いる必要が なくなり、安価で構成が簡単な常開形接点を有する自動復帰形のスイッチのみの 構成とすることができる。 第2に、リレースイッチ11の自己保持状態でリレーコイル12への通電電流 を電流制限抵抗16を介して通電することにより低減することができるので、リ レーコイル12の消費電力を低減して発熱を抑制することができ、しかも、リレ ーコイル12の発熱が低減されることにより、発熱状態で動作させるとき(ホッ トスタート時)にそのリレーコイル12にかかる電圧を低減することができ、製 品としての使用電圧範囲を広げることができるようになる。 第3に、停止用スイッチ18をオン動作させてリレーコイル12への通電電流 を短絡するときに、電流制限抵抗16を介しているので電源入力端子Vを短絡す ることによる過電流を防止できる。
【0022】 図3は本考案の第2の実施例を示すもので、第1の実施例と異なるところは、 負荷Lへの通断電をマイナス側で行う構成としたところである。すなわち、電源 入力端子Vは、負荷Lの一端子が接続される出力端子P1に接続されている。リ レースイッチ24は、常開接点24a,常閉接点24bおよび可動接点24cを 有する構成で、常開接点24aはアースされ、常閉接点24bは電源入力端子V に接続され、可動接点24cは負荷Lの他端子が接続される出力端子P2に接続 されている。
【0023】 リレーコイル25は、その通電状態でリレースイッチ24の可動接点24cを 常閉接点24bから常開接点24aに切り換えるように構成されたもので、その 一端子は電源入力端子Vに接続され、他端子は起動用スイッチ13を介してアー スされている。リレーコイル25の両端子間には図示極性のダイオード26が接 続されている。リレーコイル25と起動用スイッチ13との共通接続点は図示極 性のダイオード27および電流制限抵抗28を介して出力端子P2に接続されて いる。ダイオード27および電流制限抵抗28により自己保持通電路29が構成 される。停止用スイッチ18は、電源入力端子Vとダイオード27および電流制 限抵抗28の共通接続点との間に接続されている。
【0024】 上記構成によれば、図示の状態において、起動用スイッチ13がオン動作され ると、リレーコイル25が通電されてリレースイッチ24の可動接点24cと常 開接点24aとの間をオンさせるようになり、もって出力端子P1,P2間に給 電するようになる。そして、この状態で、リレーコイル25から自己保持通電路 29のダイオード27および電流制限抵抗28を介して通電経路が形成されるの で、起動用スイッチ13がオフされてもリレーコイル25への通電状態が保持さ れ、出力端子P1,P2間への給電状態も保持されるようになる。
【0025】 また、この状態ではリレーコイル25は電流制限抵抗28を介して通電される ので、起動用スイッチ13をオンしたときに流れる通電電流よりも小さい通電電 流となり、発熱量が低減されている。
【0026】 さて、上述の状態において、停止用スイッチ18がオン動作されると、リレー コイル25の両端子間が短絡された状態となって断電され、リレースイッチ24 の可動接点24cと常閉接点24bとの間がオンするように切換わる。これによ り、出力端子P1,P2間への給電が停止されると共に、自己保持通電路29を 介したリレーコイル25への通電経路も断たれるので、停止用スイッチ18がオ フされた後も出力端子P1,P2間への給電は停止状態となる。
【0027】 そして、リレーコイル13の発熱量が少ないので、再び起動用スイッチ13を オンするときにホットスタート状態であってもリレーコイル13に大きな電圧が かかることがなくなり、出力端子P1,P2間に得られる電圧を低下させること がなくなり、製品としての使用電圧範囲を広くすることができる。 したがって、このような第2の実施例によっても第1の実施例と同様の効果を 得ることができる。
【0028】 図4は本考案の第3の実施例を示すもので、第1の実施例と異なるところは、 リレーコイル12の通電経路にスイッチング素子としてのpnp形トランジスタ 30を設けたことである。すなわち、図4において、トランジスタ30のエミッ タは、起動用スイッチ13を介して電源入力端子Vに接続されると共に抵抗31 を介してベースに接続されている。トランジスタ30のコレクタはリレーコイル 12を介してアースされ、ベースは抵抗32を介してアースされると共に停止用 スイッチ18を介して電源入力端子Vに接続されている。負荷Lが接続される出 力端子Pは、リレースイッチ11を介して電源入力端子Vに接続されると共に、 自己保持通電路としての図示極性のダイオード33を介してトランジスタ30の エミッタに接続されている。
【0029】 上記構成によれば、図示の状態において、起動用スイッチ13がオン動作され ると、トランジスタ30のエミッタに電源電圧が印加され、エミッタ,ベース間 にバイアス電圧が与えられるようになり、トランジスタ30がオンする。これに よりリレーコイル12に通電されるようになってリレースイッチ11をオンさせ 、もって出力端子Pに給電するようになる。また、この状態で、出力端子Pから ダイオード33を介してトランジスタ30のエミッタに給電されるようになるの で、起動用スイッチ13をオフしてもトランジスタ30のオン状態が保持される ようになり、もって出力端子Pへの給電状態が保持される。
【0030】 次に、上述の状態において、停止用スイッチ18がオン動作されると、トラン ジスタ30は、エミッタ,ベース間が略短絡状態となるので、バイアス電圧がな くなることによりオフするようになる。これにより、リレーコイル12への通電 が断たれてリレースイッチ11がオフされ、出力端子Pへの給電が停止されるよ うになる。
【0031】 このような第3の実施例によれば、第1の実施例と同様に、起動用スイッチ1 3および停止用スイッチ18のいずれも常開形接点を有する自動復帰形のスイッ チのみで構成することができ、簡単且つ安価で小形に成し得る。
【0032】 図5は本考案の第4の実施例を示すもので、第3の実施例と異なるところは、 pnp形トランジスタ30に代えてスイッチング素子としてnpn形トランジス タ34を用いて構成したところであり、したがって、本実施例においても第3の 実施例と略同様の作用効果を得ることができる。
【0033】 図6(a),(b)は本考案の第4,第5の実施例を示すもので、第1の実施 例において用いたスイッチ装置19に代えてスイッチ装置35あるいは36を使 用したところである。すなわち、同図(a)にて示す第4の実施例においては、 操作ノブ22,23に代えて、シーソー形の操作ノブ37をスイッチケース21 に回動可能に設けているもので、図中矢印AあるいはB方向に回動操作すること で起動用スイッチ13あるいは停止用スイッチ18をオンさせることができるよ うになっている。また、同図(b)にて示す第5の実施例においては、固定接点 13a,18aおよび可動接点板13b,18bにより構成した接点部に代えて 、ゴム接点構造を有するモジュールスイッチ38,39を配設して構成している 。そして、これら第4および第5の実施例においても第1の実施例と同様の効果 を得ることができるものである。
【0034】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば次のような効果を奏することができる。 すなわち、請求項1記載の自己保持回路によれば、常開形接点を有する自動復 帰形の起動用スイッチおよび停止用スイッチを用い、負荷への給電状態では電流 制限抵抗を含んだ自己保持通電路を介してリレーコイルに通電するように構成し たので、常閉形接点を有する自動復帰形のスイッチを用いる必要がなくなり、安 価で構成が簡単な常開形接点を有する自動復帰形のスイッチのみの構成とするこ とができると共に、リレースイッチの自己保持状態でリレーコイルへの通電電流 を電流制限抵抗を介して通電することにより低減することができるので、リレー コイルの消費電力を低減して発熱を抑制することができ、発熱状態で動作させる ときにそのリレーコイルにかかる電圧を低減することができ、製品としての使用 電圧範囲を広げることができるようになるという優れた効果を奏する。
【0035】 請求項2記載の自己保持回路によれば、常開形接点を有する自動復帰形の起動 用スイッチおよび停止用スイッチを用い、負荷への給電状態では自己保持通電路 を介してスイッチング素子にバイアス電圧を与えてリレーコイルに通電するよう に構成したので、常閉形接点を有する自動復帰形のスイッチを用いる必要がなく なり、安価で構成が簡単な常開形接点を有する自動復帰形のスイッチのみの構成 とすることができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す電気的構成図
【図2】起動用および停止用スイッチの概略的な縦断側
面図
【図3】本考案の第2の実施例を示す図1相当図
【図4】本考案の第3の実施例を示す図1相当図
【図5】本考案の第4の実施例を示す図1相当図
【図6】本考案の第5および第6の実施例を示す図2相
当図
【図7】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
11,24はリレースイッチ、12,25はリレーコイ
ル、13は起動用スイッチ、15,29は自己保持通電
路、16,28は電流制限抵抗、17,27はダイオー
ド、18は停止用スイッチ、19はスイッチ装置、20
は基板、21はスイッチケース、22,23は操作ノ
ブ、30はpnp形トランジスタ(スイッチング素
子)、33はダイオード(自己保持通電路)、34はn
pn形トランジスタ(スイッチング素子)、Lは負荷で
ある。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と負荷との間に介在されるリレー接
    点と、 通電状態で前記リレー接点をオンさせるリレーコイル
    と、 常開形接点を有しそのオン動作により前記電源から前記
    リレーコイルに通電する自動復帰形の起動用スイッチ
    と、 前記リレー接点のオン状態でそのリレー接点を介して前
    記リレーコイルに通電する自己保持通電路と、 この自己保持通電路に介在される電流制限抵抗と、 常開形接点を有しそのオン動作により前記リレーコイル
    の両端を短絡する自動復帰形の停止用スイッチとを具備
    してなる自己保持回路。
  2. 【請求項2】 電源と負荷との間に介在されるリレー接
    点と、 通電状態で前記リレー接点をオンさせるリレーコイル
    と、 バイアス電圧が与えられるとオンして前記リレーコイル
    に通電するスイッチング素子と、 常開形接点を有しそのオン動作により前記電源から前記
    スイッチング素子にバイアス電圧を与える自動復帰形の
    起動用スイッチと、 前記リレー接点のオン状態でそのリレー接点を介して前
    記スイッチング素子にバイアス電圧を与える自己保持通
    電路と、 常開形接点を有しそのオン動作により前記スイッチング
    素子のバイアス電圧が与えられている端子間を短絡する
    自動復帰形の停止用スイッチとを具備してなる自己保持
    回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP3096430A4 (en) * 2013-12-13 2017-07-05 Zhengzhou Yutong Bus Co., Ltd. Electric automobile and alternating-current charging power supply circuit of automobile control apparatus thereof

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