JP2600846Y2 - 自己保持回路 - Google Patents

自己保持回路

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JP2600846Y2
JP2600846Y2 JP1993017362U JP1736293U JP2600846Y2 JP 2600846 Y2 JP2600846 Y2 JP 2600846Y2 JP 1993017362 U JP1993017362 U JP 1993017362U JP 1736293 U JP1736293 U JP 1736293U JP 2600846 Y2 JP2600846 Y2 JP 2600846Y2
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孝夫 榊原
真一 齊木
篤史 小岩
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、リレーコイルに通電し
てリレー接点をオンさせ、その状態で負荷に給電すると
共にリレーコイルの通電状態を保持するようにした自己
保持回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の自己保持回路としては、
例えば、図7に示すようなものがある。すなわち、この
ものは、常開形接点を有する自動復帰形の起動用スイッ
チ1および常閉形接点を有する自動復帰形の停止用スイ
ッチ2を用いて構成している。電源端子Vから負荷Lが
接続される出力端子Pに至る経路にはリレースイッチ3
が介在されている。リレースイッチ3をオンさせるリレ
ーコイル4は停止用スイッチ2および起動用スイッチ1
を介して電源端子Vに接続されている。リレーコイル4
には図示極性のダイオード5が並列に接続されている。
また、起動用スイッチ1および停止用スイッチ2の共通
接続点は自己保持通電路となる図示極性のダイオード6
を介して出力端子Pに接続されている。
【0003】上記構成によれば、起動用スイッチ1をオ
ンさせると、電源端子Vから起動用スイッチ1,停止用
スイッチ2を介してリレーコイル4に通電されるように
なり、リレースイッチ3をオンさせる。これにより、負
荷Lに給電されると共に、ダイオード6および停止用ス
イッチ2を介してリレーコイル4への自己保持通電路が
形成されるので、起動用スイッチ1をオフさせた後もリ
レーコイル4への通電状態が保持されるようになる。
【0004】また、上述の状態において、停止用スイッ
チ2を操作してオフさせると、リレーコイル4への通電
電流が停止され、リレースイッチ3がオフするようにな
る。これにより、負荷Lへの給電が停止されると共に、
自己保持通電路がオフされ、この後、停止用スイッチ2
の操作を終了してオン状態に復帰しても、リレーコイル
4への通電は断たれた状態となり、以後、負荷Lへの給
電は停止された状態となる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来構成のものにおいては、常閉形接点を有する停止
用スイッチ2のように、その接点構造が複雑なスイッチ
を用いる必要があると共に、常開形接点を有する起動用
スイッチ1と2種類のスイッチを設ける必要があるた
め、全体としての配置構成が複雑化する不具合がある。
【0006】また、従来構成のものにおいては、リレー
コイル4に対して起動時においても自己保持状態の定常
時においても同じ電流を流す構成であるため、定常時に
おいては無駄な電流を消費していることになると共に、
発熱の原因となっている。この場合、リレーコイル4が
発熱すると、発熱状態で動作させるとき(ホットスター
ト時)にリレーコイル4にかかる電圧が高くなってしま
うため、製品としての使用電圧範囲を狭くする不具合が
ある。
【0007】本考案は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、起動用および停止用のいずれのスイッ
チも常開形接点を有するスイッチを用いることができ、
しかも、起動後のリレーコイルへの通電電流を低減して
発熱を抑制し、使用電圧範囲を広くすることができる自
己保持回路を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の自己保持回路
は、電源と負荷との間に介在されるリレー接点と、通電
状態で前記リレー接点をオンさせるリレーコイルと、常
開形接点を有しそのオン動作により前記電源から前記リ
レーコイルに通電する自動復帰形の起動用スイッチと、
前記リレー接点のオン状態でそのリレー接点を介して前
記リレーコイルに通電する自己保持通電路と、この自己
保持通電路に介在される電流制限抵抗と、常開形接点を
有しそのオン動作により前記リレーコイルの両端を短絡
する自動復帰形の停止用スイッチとを設けて構成したと
ころに特徴を有する。
【0009】また、本考案の自己保持回路は、電源と負
荷との間に介在されるリレー接点と、通電状態で前記リ
レー接点をオンさせるリレーコイルと、バイアス電圧が
与えられるとオンして前記リレーコイルに通電するスイ
ッチング素子と、常開形接点を有しそのオン動作により
前記電源から前記スイッチング素子にバイアス電圧を与
える自動復帰形の起動用スイッチと、前記リレー接点の
オン状態でそのリレー接点を介して前記スイッチング素
子にバイアス電圧を与える自己保持通電路と、常開形接
点を有しそのオン動作により前記スイッチング素子のバ
イアス電圧が与えられている端子間を短絡する自動復帰
形の停止用スイッチとを設けて構成することもできる。
【0010】
【作用】請求項1記載の自己保持回路によれば、起動用
スイッチをオン動作させると、電源からリレーコイルに
通電されてリレースイッチがオンされる。これにより、
負荷が電源からリレースイッチを介して給電されるよう
になると共に、リレーコイルへの通電経路として自己保
持通電路が形成されるようになる。起動スイッチをオフ
させたときに、リレーコイルには自己保持通電路の電流
制限抵抗を介して通電されるようになるので、リレース
イッチのオン状態が保持され、負荷への給電状態が保持
されている。また、このときリレーコイルには、電流制
限抵抗を介して通電されるので、起動用スイッチのオン
時の通電電流よりも少ない通電電流が流れるようにな
り、発熱が抑制されるようになる。
【0011】次に、停止用スイッチをオン動作させる
と、通電状態にあったリレーコイルの両端が短絡される
ことにより、リレーコイルへは断電されてリレースイッ
チをオフさせるようになる。これにより、負荷への給電
が停止されると共に、自己保持回路も断電されるように
なり、停止用スイッチをオフさせてもリレーコイルへの
通電が行われないので、その断電状態が保持されるよう
になる。
【0012】請求項2記載の自己保持回路によれば、起
動用スイッチをオン動作させると、スイッチング素子に
バイアス電圧が与えられるようになってオンし、リレー
コイルに通電されてリレースイッチがオンされる。これ
により、負荷が電源からリレースイッチを介して給電さ
れるようになると共に、スイッチング素子に自己保持回
路を介してバイアス電圧が与えられるようになる。起動
スイッチがオフされたときに、スイッチング素子は自己
保持回路を介してバイアス電圧が与えられるので、リレ
ーコイルへの通電状態が継続されてリレースイッチもオ
ン状態が保持され、もって負荷への給電状態が保持され
ている。
【0013】次に、停止用スイッチをオン動作させる
と、スイッチング素子は、バイアス電圧が与えられてい
る端子間が短絡されることによりオフし、リレーコイル
への通電が停止されてリレースイッチがオフする。これ
により、負荷への給電が停止されると共に、自己保持回
路も断電されるようになり、停止用スイッチをオフさせ
てもリレーコイルへの通電が行われないので、その断電
状態が保持されるようになる。
【0014】
【実施例】以下、本考案を自動車の負荷への通電経路に
設ける自己保持回路に適用した場合の第1の実施例につ
いて、図1および図2を参照しながら説明する。すなわ
ち、電気的構成を示す図1において、車載バッテリなど
の電源(図示せず)から給電される電源入力端子Vはリ
レー接点としてのリレースイッチ11を介して負荷Lへ
給電する出力端子Pに接続されている。リレースイッチ
11は、リレーコイル12に通電されるとオンされるよ
うになっている。
【0015】起動用スイッチ13は、常開形接点を有す
る自動復帰形のスイッチで、その一端子は電源入力端子
Vに接続され、他端子はリレーコイル12を介してアー
スされている。リレーコイル12には図示極性のダイオ
ード14が並列に接続されている。自己保持通電路15
は、電流制限抵抗16および図示極性のダイオード17
の直列回路からなるもので、出力端子Pから電流制限抵
抗16,ダイオード17を介してリレーコイル12と起
動用スイッチ13との共通接続点に接続されている。停
止用スイッチ18は、常開形接点を有する自動復帰形の
スイッチで、その一端子は電流制限抵抗16とダイオー
ド17との共通接続点に接続され、他端子はアースされ
ている。
【0016】さて、起動用スイッチ13および停止用ス
イッチ14は、例えば、図2(a)に示すようにひとつ
のスイッチ装置19として一体に設けられたもので、各
スイッチ13および14に対応して、固定接点13a,
18aが基板20に形成され、可動接点板13b,18
bが配設されている。各可動接点板13b,18bは、
ケース21に押圧操作可能に配設された操作ノブ22,
23により押圧されると、それぞれ固定接点13a,1
8aと電気的に接触してオン状態となるようになってい
る。
【0017】次に本実施例の作用について説明する。ま
ず、図1の状態において、操作ノブ22が押圧操作され
ることにより起動用スイッチ13がオン動作されると、
電源入力端子Vから起動用スイッチ13を介してリレー
コイル12に通電されるようになる。これにより、リレ
ースイッチ11がオン動作すると、出力端子Pにリレー
スイッチ11を介して給電されるようになる。一方、こ
の状態で、リレースイッチ11,自己保持通電路15の
電流制限抵抗16,ダイオード17を介してリレーコイ
ル12への通電路が形成されるようになる。
【0018】起動用スイッチ13がオフされると、リレ
ーコイル12には自己保持通電路15を介して通電され
るようになり、リレースイッチ11のオン状態が保持さ
れるようになって、出力端子Pへの給電状態が保持され
る。そして、このとき、リレーコイル12には、自己保
持通電路15の特に電流制限抵抗16を介した状態で通
電されるので、起動用スイッチ13のオン動作時に比べ
てその通電電流が低減されている。しかし、リレーコイ
ル12は、通電開始時の起動電流に比べて、定常時にお
いては少ない通電電流で十分にリレースイッチ11をオ
ン状態に保持することができる。
【0019】次に、上述の状態で、操作ノブ23が押圧
操作されることにより停止用スイッチ18がオン動作さ
れると、リレーコイル12の両端子が短絡された状態に
なり、自己保持通電路15の電流制限抵抗16およびダ
イオード17を介して通電されていた電流は停止用スイ
ッチ18を介して流れるようになる。これにより、リレ
ースイッチ11がオフして出力端子Pへの給電は停止さ
れるようになると共に、自己保持通電路15へも給電が
停止した状態となる。そして、この後、停止用スイッチ
18がオフされたときには、リレースイッチ11はオフ
状態となっているので、出力端子Pへの給電および自己
保持通電路15への通電は停止されたままとなる。
【0020】このような本実施例によれば、起動用スイ
ッチ13および停止用スイッチ18の両者を共に常開形
接点を有する自動復帰形のスイッチで構成し、リレース
イッチ11のオン状態においてはリレーコイル12に電
流制限抵抗16を介して通電することにより自己保持状
態を形成すると共に、停止用スイッチ18をリレーコイ
ル12の両端子間に接続して構成したので、次のような
効果を得ることができる。
【0021】すなわち、第1に、常閉形接点を有する自
動復帰形のスイッチを用いる必要がなくなり、安価で構
成が簡単な常開形接点を有する自動復帰形のスイッチの
みの構成とすることができる。第2に、リレースイッチ
11の自己保持状態でリレーコイル12への通電電流を
電流制限抵抗16を介して通電することにより低減する
ことができるので、リレーコイル12の消費電力を低減
して発熱を抑制することができ、しかも、リレーコイル
12の発熱が低減されることにより、発熱状態で動作さ
せるとき(ホットスタート時)にそのリレーコイル12
にかかる電圧を低減することができ、製品としての使用
電圧範囲を広げることができるようになる。第3に、停
止用スイッチ18をオン動作させてリレーコイル12へ
の通電電流を短絡するときに、電流制限抵抗16を介し
ているので電源入力端子Vを短絡することによる過電流
を防止できる。
【0022】図3は本考案の第2の実施例を示すもの
で、第1の実施例と異なるところは、負荷Lへの通断電
をマイナス側で行う構成としたところである。すなわ
ち、電源入力端子Vは、負荷Lの一端子が接続される出
力端子P1に接続されている。リレースイッチ24は、
常開接点24a,常閉接点24bおよび可動接点24c
を有する構成で、常開接点24aはアースされ、常閉接
点24bは電源入力端子Vに接続され、可動接点24c
は負荷Lの他端子が接続される出力端子P2に接続され
ている。
【0023】リレーコイル25は、その通電状態でリレ
ースイッチ24の可動接点24cを常閉接点24bから
常開接点24aに切り換えるように構成されたもので、
その一端子は電源入力端子Vに接続され、他端子は起動
用スイッチ13を介してアースされている。リレーコイ
ル25の両端子間には図示極性のダイオード26が接続
されている。リレーコイル25と起動用スイッチ13と
の共通接続点は図示極性のダイオード27および電流制
限抵抗28を介して出力端子P2に接続されている。ダ
イオード27および電流制限抵抗28により自己保持通
電路29が構成される。停止用スイッチ18は、電源入
力端子Vとダイオード27および電流制限抵抗28の共
通接続点との間に接続されている。
【0024】上記構成によれば、図示の状態において、
起動用スイッチ13がオン動作されると、リレーコイル
25が通電されてリレースイッチ24の可動接点24c
と常開接点24aとの間をオンさせるようになり、もっ
て出力端子P1,P2間に給電するようになる。そし
て、この状態で、リレーコイル25から自己保持通電路
29のダイオード27および電流制限抵抗28を介して
通電経路が形成されるので、起動用スイッチ13がオフ
されてもリレーコイル25への通電状態が保持され、出
力端子P1,P2間への給電状態も保持されるようにな
る。
【0025】また、この状態ではリレーコイル25は電
流制限抵抗28を介して通電されるので、起動用スイッ
チ13をオンしたときに流れる通電電流よりも小さい通
電電流となり、発熱量が低減されている。
【0026】さて、上述の状態において、停止用スイッ
チ18がオン動作されると、リレーコイル25の両端子
間が短絡された状態となって断電され、リレースイッチ
24の可動接点24cと常閉接点24bとの間がオンす
るように切換わる。これにより、出力端子P1,P2間
への給電が停止されると共に、自己保持通電路29を介
したリレーコイル25への通電経路も断たれるので、停
止用スイッチ18がオフされた後も出力端子P1,P2
間への給電は停止状態となる。
【0027】そして、リレーコイル13の発熱量が少な
いので、再び起動用スイッチ13をオンするときにホッ
トスタート状態であってもリレーコイル13に大きな電
圧がかかることがなくなり、出力端子P1,P2間に得
られる電圧を低下させることがなくなり、製品としての
使用電圧範囲を広くすることができる。したがって、こ
のような第2の実施例によっても第1の実施例と同様の
効果を得ることができる。
【0028】図4は本考案の第3の実施例を示すもの
で、第1の実施例と異なるところは、リレーコイル12
の通電経路にスイッチング素子としてのpnp形トラン
ジスタ30を設けたことである。すなわち、図4におい
て、トランジスタ30のエミッタは、起動用スイッチ1
3を介して電源入力端子Vに接続されると共に抵抗31
を介してベースに接続されている。トランジスタ30の
コレクタはリレーコイル12を介してアースされ、ベー
スは抵抗32を介してアースされると共に停止用スイッ
チ18を介して電源入力端子Vに接続されている。負荷
Lが接続される出力端子Pは、リレースイッチ11を介
して電源入力端子Vに接続されると共に、自己保持通電
路としての図示極性のダイオード33を介してトランジ
スタ30のエミッタに接続されている。
【0029】上記構成によれば、図示の状態において、
起動用スイッチ13がオン動作されると、トランジスタ
30のエミッタに電源電圧が印加され、エミッタ,ベー
ス間にバイアス電圧が与えられるようになり、トランジ
スタ30がオンする。これによりリレーコイル12に通
電されるようになってリレースイッチ11をオンさせ、
もって出力端子Pに給電するようになる。また、この状
態で、出力端子Pからダイオード33を介してトランジ
スタ30のエミッタに給電されるようになるので、起動
用スイッチ13をオフしてもトランジスタ30のオン状
態が保持されるようになり、もって出力端子Pへの給電
状態が保持される。
【0030】次に、上述の状態において、停止用スイッ
チ18がオン動作されると、トランジスタ30は、エミ
ッタ,ベース間が略短絡状態となるので、バイアス電圧
がなくなることによりオフするようになる。これによ
り、リレーコイル12への通電が断たれてリレースイッ
チ11がオフされ、出力端子Pへの給電が停止されるよ
うになる。
【0031】このような第3の実施例によれば、第1の
実施例と同様に、起動用スイッチ13および停止用スイ
ッチ18のいずれも常開形接点を有する自動復帰形のス
イッチのみで構成することができ、簡単且つ安価で小形
に成し得る。
【0032】図5は本考案の第4の実施例を示すもの
で、第3の実施例と異なるところは、pnp形トランジ
スタ30に代えてスイッチング素子としてnpn形トラ
ンジスタ34を用いて構成したところであり、したがっ
て、本実施例においても第3の実施例と略同様の作用効
果を得ることができる。
【0033】図6(a),(b)は本考案の第4,第5
の実施例を示すもので、第1の実施例において用いたス
イッチ装置19に代えてスイッチ装置35あるいは36
を使用したところである。すなわち、同図(a)にて示
す第4の実施例においては、操作ノブ22,23に代え
て、シーソー形の操作ノブ37をスイッチケース21に
回動可能に設けているもので、図中矢印AあるいはB方
向に回動操作することで起動用スイッチ13あるいは停
止用スイッチ18をオンさせることができるようになっ
ている。また、同図(b)にて示す第5の実施例におい
ては、固定接点13a,18aおよび可動接点板13
b,18bにより構成した接点部に代えて、ゴム接点構
造を有するモジュールスイッチ38,39を配設して構
成している。そして、これら第4および第5の実施例に
おいても第1の実施例と同様の効果を得ることができる
ものである。
【0034】
【考案の効果】以上説明したように、本考案によれば次
のような効果を奏することができる。すなわち、請求項
1記載の自己保持回路によれば、常開形接点を有する自
動復帰形の起動用スイッチおよび停止用スイッチを用
い、負荷への給電状態では電流制限抵抗を含んだ自己保
持通電路を介してリレーコイルに通電するように構成し
たので、常閉形接点を有する自動復帰形のスイッチを用
いる必要がなくなり、安価で構成が簡単な常開形接点を
有する自動復帰形のスイッチのみの構成とすることがで
きると共に、リレースイッチの自己保持状態でリレーコ
イルへの通電電流を電流制限抵抗を介して通電すること
により低減することができるので、リレーコイルの消費
電力を低減して発熱を抑制することができ、発熱状態で
動作させるときにそのリレーコイルにかかる電圧を低減
することができ、製品としての使用電圧範囲を広げるこ
とができるようになるという優れた効果を奏する。
【0035】請求項2記載の自己保持回路によれば、常
開形接点を有する自動復帰形の起動用スイッチおよび停
止用スイッチを用い、負荷への給電状態では自己保持通
電路を介してスイッチング素子にバイアス電圧を与えて
リレーコイルに通電するように構成したので、常閉形接
点を有する自動復帰形のスイッチを用いる必要がなくな
り、安価で構成が簡単な常開形接点を有する自動復帰形
のスイッチのみの構成とすることができるという優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例を示す電気的構成図
【図2】起動用および停止用スイッチの概略的な縦断側
面図
【図3】本考案の第2の実施例を示す図1相当図
【図4】本考案の第3の実施例を示す図1相当図
【図5】本考案の第4の実施例を示す図1相当図
【図6】本考案の第5および第6の実施例を示す図2相
当図
【図7】従来例を示す図1相当図
【符号の説明】
11,24はリレースイッチ、12,25はリレーコイ
ル、13は起動用スイッチ、15,29は自己保持通電
路、16,28は電流制限抵抗、17,27はダイオー
ド、18は停止用スイッチ、19はスイッチ装置、20
は基板、21はスイッチケース、22,23は操作ノ
ブ、30はpnp形トランジスタ(スイッチング素
子)、33はダイオード(自己保持通電路)、34はn
pn形トランジスタ(スイッチング素子)、Lは負荷で
ある。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭47−24550(JP,A) 特開 昭48−27674(JP,A) 特開 昭51−46001(JP,A) 実公 昭48−10825(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01H 47/00 - 47/36

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と負荷との間に介在されるリレー接
    点と、 通電状態で前記リレー接点をオンさせるリレーコイル
    と、 常開形接点を有しそのオン動作により前記電源から前記
    リレーコイルに通電する自動復帰形の起動用スイッチ
    と、 前記リレー接点のオン状態でそのリレー接点を介して前
    記リレーコイルに通電する自己保持通電路と、 この自己保持通電路に介在される電流制限抵抗と、 常開形接点を有しそのオン動作により前記リレーコイル
    の両端を短絡する自動復帰形の停止用スイッチとを具備
    してなる自己保持回路。
  2. 【請求項2】 電源と負荷との間に介在されるリレー接
    点と、 通電状態で前記リレー接点をオンさせるリレーコイル
    と、 バイアス電圧が与えられるとオンして前記リレーコイル
    に通電するスイッチング素子と、 常開形接点を有しそのオン動作により前記電源から前記
    スイッチング素子にバイアス電圧を与える自動復帰形の
    起動用スイッチと、 前記リレー接点のオン状態でそのリレー接点を介して前
    記スイッチング素子にバイアス電圧を与える自己保持通
    電路と、 常開形接点を有しそのオン動作により前記スイッチング
    素子のバイアス電圧が与えられている端子間を短絡する
    自動復帰形の停止用スイッチとを具備してなる自己保持
    回路。
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