JPH067632Y2 - 輪郭補償回路 - Google Patents

輪郭補償回路

Info

Publication number
JPH067632Y2
JPH067632Y2 JP1987006877U JP687787U JPH067632Y2 JP H067632 Y2 JPH067632 Y2 JP H067632Y2 JP 1987006877 U JP1987006877 U JP 1987006877U JP 687787 U JP687787 U JP 687787U JP H067632 Y2 JPH067632 Y2 JP H067632Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
circuit
differential
amplification
video signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1987006877U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63114568U (ja
Inventor
康雄 八木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pioneer Corp filed Critical Pioneer Corp
Priority to JP1987006877U priority Critical patent/JPH067632Y2/ja
Publication of JPS63114568U publication Critical patent/JPS63114568U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH067632Y2 publication Critical patent/JPH067632Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Picture Signal Circuits (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 技術分野 本考案は、ビデオ信号によって形成される二次元画像の
輪郭補償回路に関する。
背景技術 従来ビデオ信号を再生処理することにより表示される二
次元画像の輪郭を明瞭にする輪郭補償回路として、第5
図に示されるような、ビデオ信号の二次微分信号を得る
二次微分回路1、上記ビデオ信号を遅延せしめて相対的
に上記二次微分信号の遅延を補償する遅延調整回路2及
びこれら回路の出力を合成する加算回路3によって構成
されるものがある。
かかる回路の動作原理を第6図を参照しつつ説明する。
まず、図に示されるような波形の入力ビデオ信号を微分
することによって一次微分信号を得る。この一次微分信
号を更に微分することによって二次微分信号を得る。こ
の二次微分信号を上記入力ビデオ信号に重畳することに
より、該ビデオ信号の輪郭部において、いわゆるプリシ
ュート及びオーバーシュートを発生せしめてレベル差及
び信号変化の増大した出力ビデオ信号を得ている。この
ビデオ信号が図示しないCRTによって再生されるとそ
の映像の輪郭部分が強調されることになる。
このようにして、画面に形成される画像の輪郭が強調さ
れるのであるが、輪郭を強調するほど強調される輪郭部
分の面積が増えて視覚的に見ずらい画像となり、画面上
のドットノイズ等も増加する不具合がある。
考案の概要 よって、本考案の目的とするところは画像の強調される
輪郭部分の幅を狭くすると共にドットノイズ等の発生を
抑制することを可能とした輪郭補償回路を提供すること
である。
上記目的を達成する為に本考案の輪郭補償回路において
は、ビデオ信号の微分成分としての第1微分信号を得る
第1微分手段と、前記微分信号のレベルを増幅して第1
増幅信号を得る第1増幅手段と、前記ビデオ信号を所定
時間遅延せしめて遅延ビデオ信号を得る遅延手段と、前
記遅延ビデオ信号の微分成分としての第2微分信号を得
る第2微分手段と、前記第2微分信号のレベルを増幅し
て第2増幅信号を得る第2増幅手段と、前記第2増幅信
号から前記第1増幅信号を減算した差信号を得る差信号
抽出手段と、前記ビデオ信号に前記差信号を重畳する重
畳手段とからなり、前記第1及び第2増幅手段はそれぞ
れ前記第1及び第2微分信号のレベルが小なる部分にお
いては低い増幅率にて増幅を行い、前記第1及び第2微
分信号のレベルが大なる部分においては高い増幅率にて
増幅を行う構成としている。
実施例 以下、本考案の実施例を第1図に示されたブロック回路
図及び第2図に示された信号波形図を参照しつつ説明す
る。第1図において、入力ビデオ信号は一次微分回路1
1、遅延回路12及び遅延調整回路13に供給される。
一次微分回路11によって得られたビデオ信号の微分成
分は微分信号として増幅回路14に供給される。遅延回
路12によって所定時間tだけ遅延されたビデオ信号
は微分回路15を介して増幅回路16に供給される。増
幅回路14及び16は同様に構成され後述の如く入力信
号をパルス状に増幅する特性を有する。その結果、上記
微分信号中におけるパルス状の信号は、この増幅回路に
よって、より波形幅の狭い信号となって出力される。か
かる増幅回路14及び16の各出力信号は、差動増幅回
路17の正負入力端に夫々供給され、両出力信号の差信
号がその出力として加算回路18の入力端に供給され
る。差動増幅回路17は波形反転回路と加算回路、ある
いは減算器等によって置換可能である。加算回路18の
他端には遅延調整回路13によって信号合成の際の信号
相互のずれを補うべく適切に遅延されたビデオ信号が供
給されており、このビデオ信号に上記差信号が重畳され
て輪郭補償の為された出力ビデオ信号が得られる。
次に、増幅回路14及び16について説明する。この増
幅回路は例えば第3図(A)に示されるような入出力特
性を有し、その入力信号のレベルの増加に応じて増幅率
が増加する。よって、第3図(B)に示されるような波
形の入力信号が供給されると、波形の幅が相対的に狭い
パルス状の出力信号が得られる。また、入力信号のレベ
ルの低い部分は相対的に利得が低い故、比較的にレベル
の低いノイズ成分は抑制されることになる。
増幅回路14あるいは16の具体回路例を第4図に示
す。第4図において、電圧V〜V、VCCは回路の動
作電源を示しており、微分信号はトランジスタQ、Q
等によって形成される差動増幅回路41に供給され
る。トランジスタQ及びQの各コレクタには夫々抵
抗R61〜R63及び抵抗R64〜R66からなる分圧回路42
が接続される。上記微分信号に比例するコレクタ電流に
よって各抵抗に発生する分圧出力は、夫々トランジスタ
〜Q及びQ〜Qのベースに供給される。トラ
ンジスタQ〜Q及びQ〜Qは上記コレクタ電流
のレベル増加に応じて順次作動する。トランジスタQ
〜Qのエミッタ出力はトランジスタQ18〜Q23等によ
って形成される差動増幅回路43に供給され、トランジ
スタQ〜Qのエミッタ出力はトランジスタQ24〜Q
29等よって形成される差動増幅回路44に供給される。
差動増幅回路43及び44の出力はトランジスタQ31
ベースに供給され、トランジスタQ31のエミッタから出
力信号が得られる。
こうして、プリシュート及びオーバーシュートの幅が狭
くなる一方、微分信号レベルの低い部分すなわち画情報
変化の少ない部分やノイズ部分ではプリシュート及びオ
ーバーシュートの発生が抑制される結果、視覚的に画像
の輪郭が細くなると共にドットノイズ等の発生も可及的
に抑制されるのでより見やすい画面が得られる。
なお、実施例においては、入力ビデオ信号を遅延回路1
2及び微分回路15を介することによって遅延した第2
の微分信号を得ているが、微分回路11の出力を遅延回
路を介して増幅回路16に供給する構成としても良い。
また、増幅回路14の出力を遅延回路を介して差動増幅
回路17の他方入力端に供給する構成としても良い。こ
うすることによって、回路素子の数を減少せしめること
が可能となる利点がある。
増幅回路14及び16は、実施例の構成に限定されるも
のではなく、同様に機能する他の回路、例えば、波形整
形回路等に置換することが可能であることは明白であ
る。
考案の効果 以上説明したように、本考案の輪郭補償回路において
は、ビデオ信号を一次微分して得られた微分信号を、そ
のレベルが高くなる程増幅率を増すようにして波形の幅
が狭くなるように信号処理をなすと共に、当該被処理信
号と相似波形でかつ所定時間だけ遅延した信号を得て、
これ等2つの信号の内一方を反転して合成することによ
ってパルス幅の狭い疑似二次微分信号を得て、これをビ
デオ信号に重畳するようにしているので、輪郭補償され
たビデオ信号のプリシュート及びオーバーシュートの幅
が狭くかつそのレベル差が大きくなって、強調される輪
郭部分の面積の狭くかつその輪郭のコントラストの大な
る画像が得られ、また、微分信号の内画情報変化の少な
い低レベル部分や低レベルのノイズ成分が抑制されてビ
デオ信号に重畳される結果、ドットノイズ等が減少して
画面のS/Nが改善されて好ましい。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本考案の実施例を示すブロック回路図、第2
図は、第1図に示された実施回路の各部信号波形を示す
波形図、第3図(A)及び(B)は、増幅回路14及び
16の動作特性を説明する為の図、第4図は、増幅回路
14及び16の具体回路例を示す回路図、第5図は、従
来例を示すブロック回路図、第6図は、第5図に示され
た従来回路の各部信号波形を示す波形図である。 主要部分の符号の説明 11、15……一次微分回路 12……遅延回路 13……遅延調整回路 14、16……増幅回路 17……差動増幅回路 18……加算回路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ビデオ信号の微分成分としての第1微分信
    号を得る第1微分手段と、前記微分信号のレベルを増幅
    して第1増幅信号を得る第1増幅手段と、前記ビデオ信
    号を所定時間遅延せしめて遅延ビデオ信号を得る遅延手
    段と、前記遅延ビデオ信号の微分成分としての第2微分
    信号を得る第2微分手段と、前記第2微分信号のレベル
    を増幅して第2増幅信号を得る第2増幅手段と、前記第
    2増幅信号から前記第1増幅信号を減算した差信号を得
    る差信号抽出手段と、前記ビデオ信号に前記差信号を重
    畳する重畳手段とからなり、 前記第1及び第2増幅手段はそれぞれ前記第1及び第2
    微分信号のレベルが小なる部分においては低い増幅率に
    て増幅を行い、前記第1及び第2微分信号のレベルが大
    なる部分においては高い増幅率にて増幅を行うことを特
    徴とする輪郭補償回路。
JP1987006877U 1987-01-19 1987-01-19 輪郭補償回路 Expired - Lifetime JPH067632Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987006877U JPH067632Y2 (ja) 1987-01-19 1987-01-19 輪郭補償回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987006877U JPH067632Y2 (ja) 1987-01-19 1987-01-19 輪郭補償回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63114568U JPS63114568U (ja) 1988-07-23
JPH067632Y2 true JPH067632Y2 (ja) 1994-02-23

Family

ID=30789800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987006877U Expired - Lifetime JPH067632Y2 (ja) 1987-01-19 1987-01-19 輪郭補償回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH067632Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011166521A (ja) * 2010-02-10 2011-08-25 Panasonic Corp 輪郭補正装置及び画像表示装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5257721A (en) * 1975-11-06 1977-05-12 Mitsubishi Electric Corp Signal correction circuit
JPS6157756U (ja) * 1984-09-20 1986-04-18

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63114568U (ja) 1988-07-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0514469B2 (ja)
JPS6318894B2 (ja)
JPH055725Y2 (ja)
US6215527B1 (en) Video signal contour correcting circuit
JPH067632Y2 (ja) 輪郭補償回路
JP2982233B2 (ja) ノンリニアデエンフアシス回路
EP0418854B1 (en) Semiconductor integrated circuit for video signal processing
JPS6314577A (ja) 画質改善回路
JPS5941637B2 (ja) 色信号処理装置
JPS607588Y2 (ja) 水平偏向回路
JP3355632B2 (ja) レベル制御回路
JPH05292523A (ja) 輪郭補正装置
JPH06253179A (ja) 輪郭補正回路
JP3233331B2 (ja) 輪郭補正回路
JP2606377B2 (ja) 信号通過帯域自動調整装置
JPH0514468B2 (ja)
JPH048700Y2 (ja)
JPS6058634B2 (ja) デイジタル映像信号レベルコントロ−ル回路
JP2938258B2 (ja) 画質補正回路
JPH05328230A (ja) 雑音低減回路
JPH05161035A (ja) 映像信号処理回路
JPS6245753B2 (ja)
JPH02231890A (ja) 雑音低減回路
JPH05244463A (ja) 輪郭補正回路
JPH05292522A (ja) 色画質改善回路