JP3355632B2 - レベル制御回路 - Google Patents

レベル制御回路

Info

Publication number
JP3355632B2
JP3355632B2 JP25198191A JP25198191A JP3355632B2 JP 3355632 B2 JP3355632 B2 JP 3355632B2 JP 25198191 A JP25198191 A JP 25198191A JP 25198191 A JP25198191 A JP 25198191A JP 3355632 B2 JP3355632 B2 JP 3355632B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
circuit
level
amplifier
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP25198191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0589592A (ja
Inventor
光雄 川俣
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP25198191A priority Critical patent/JP3355632B2/ja
Publication of JPH0589592A publication Critical patent/JPH0589592A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3355632B2 publication Critical patent/JP3355632B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Signal Processing Not Specific To The Method Of Recording And Reproducing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、映像信号のレベル制御
に適用して好適なレベル制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ビデオテープレコーダ(VTR)
において、記録される映像信号の記録電流を調整するた
めに、図に示す回路が構成されていた。即ち、端子1
に得られる記録映像信号を、周波数変調回路2に供給
し、周波数変調(FM)処理を行い、処理された映像信
号(周波数信号)をボリウム3に供給する。そして、こ
のボリウム3の可動端子から映像信号を取り出し、この
取り出した映像信号を記録アンプ4に供給する。そし
て、この記録アンプ4で増幅された映像信号を、ロータ
リートランス(図示せず)を介して磁気ヘッド5に供給
し、ビデオテープTに映像信号を記録する。この場合、
ボリウム3の可動端子を調整することで、磁気ヘッド5
側に供給される映像信号の電流量が調整され、記録電流
の調整ができる。
【0003】このような調整回路では、ボリウムを必要
とするため、集積回路化などの際に障害となる不都合が
あった。このため、電子ボリウム化できる調整回路とし
て、図5に示す構成が提案されている。
【0004】この回路は、周波数変調回路2で処理され
た映像信号を振幅変調回路6に供給し、この振幅変調回
路6で所定の被変調信号に対応した振幅変調を行い、振
幅変調された映像信号を記録アンプ4側に供給する。こ
の場合、振幅変調回路6に供給する被変調信号として
は、端子7に得られる記録電流調整電圧と、端子8に得
られるやぶれ補償信号とを、加算器9で加算したレベル
コントロール信号が供給される。このやぶれ補償信号と
は、周波数変調された映像信号の周波数が高い部分(即
ち元の映像信号の高域部分)でレベルが落ち込むいわゆ
るオーバーモジュレーションを防止するための信号で、
周波数が高い部分でレベルを持ち上げさせる信号であ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
振幅変調器によるレベル調整回路は、回路構成が非常に
複雑であり、集積回路化が容易にはできない不都合があ
った。
【0006】本発明はかかる点に鑑み、集積回路化に適
した簡単な回路構成で良好なレベル調整ができるこの種
のレベル調整回路を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば図1に
示すように、入力信号の直流レベルを制御するレベル制
御回路において、記録電流の調整電圧に応じて入力信号
レベルを変化させるリミッタアンプ11と、このリミッ
タアンプ11の出力が供給される差動アンプ12とを設
け、差動アンプ12よりレベル制御された信号を得るよ
うにしたものである。
【0008】
【作用】このように構成したことで、制御信号の電圧値
が変化しても、出力信号の直流レベルが変動しない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図1〜図3を参
照して説明する。この図1〜図3において、図4及び図
5に対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は
省略する。
【0010】本例においては、従来例と同様にビデオテ
ープレコーダの記録回路に適用したもので、周波数変調
回路2の出力をリミッタアンプ11に供給し、このリミ
ッタアンプ11で制御信号の電流量に応じて、出力レベ
ルを変化させる。そして、リミッタアンプ11の出力を
差動アンプ12に供給し、差動アンプ12の出力を記録
アンプ4を介して磁気ヘッド5側に供給する。この場
合、端子7に得られる記録電流調整電圧と、端子8に得
られるやぶれ補償信号とを加算器9で加算し、加算信号
としてのレベルコントロール信号を電圧・電流変換回路
13に供給し、この電圧・電流変換回路13の変換出力
(電流信号)をリミッタアンプ11の制御信号として供
給する。
【0011】ここで、リミッタアンプ11,差動アンプ
12,電圧・電流変換回路13の回路構成例を図2に示
すと、周波数変調回路2から記録信号が供給されるリミ
ッタアンプ11の入力端子11aを、NPN型のトラン
ジスタQ1 のベースに接続すると共に、このトランジス
タQ1 のエミッタをNPN型のトランジスタQ2 のエミ
ッタに接続する。また、電源電圧Vccが得られる電源端
子11bを、抵抗器R 1 及びR1 ′を介してトランジス
タQ1 及びQ2 のコレクタに接続する。そして、両トラ
ンジスタQ1 ,Q2 のエミッタを、NPN型のトランジ
スタQ3 のコレクタに接続する。このトランジスタQ3
のエミッタは接地され、ベースに電圧・電流変換回路1
3の出力が供給される。このトランジスタQ1 ,Q2
3 を臨む回路で、リミッタアンプ11が構成される。
【0012】そして、リミッタアンプ11を構成するト
ランジスタQ1 及びQ2 のコレクタを、それぞれNPN
型のトランジスタQ4及びQ5 のベースに接続し、電源
端子11bを両トランジスタQ4 ,Q5 のコレクタに接
続する。さらに、トランジスタQ4 及びQ5 のエミッタ
に、それぞれ所定の定電流源を接続する。そして、トラ
ンジスタQ4 及びQ5 のエミッタを、それぞれNPN型
のトランジスタQ6 及びQ7 のベースに接続し、両トラ
ンジスタQ6 ,Q7 のエミッタを、抵抗器R2 で接続す
る。そして、両トランジスタQ6 及びQ7 のエミッタ
に、それぞれ別の定電流源I1 及びI1 ′を接続する。
また、電源端子11bを、トランジスタQ 6 のコレクタ
に直接接続すると共に、トランジスタQ7 のコレクタに
抵抗器R3 を介して接続する。このトランジスタQ6
7 を臨む回路で、差動アンプ12が構成される。
【0013】そして、トランジスタQ7 のコレクタを、
NPN型のトランジスタQ8 のベースに接続する。ま
た、電源端子11bを、このトランジスタQ8 のコレク
タに接続し、トランジスタQ8 のエミッタに所定の定電
流源を接続し、トランジスタQ 8 のエミッタから差動ア
ンプ12の出力端子12aを引き出す。
【0014】また、電圧・電流変換回路13の構成を説
明すると、加算器9からのレベルコントロール信号が供
給される入力端子13aを、PNP型のトランジスタQ
9 のベースに接続し、このトランジスタQ9 のコレクタ
を接地すると共に、エミッタを抵抗器R4 を介してPN
P型のトランジスタQ10のエミッタに接続する。そし
て、両トランジスタQ9 及びQ10のエミッタを、それぞ
れ別の定電流源I2 及びI2 ′の一端と接続し、トラン
ジスタQ10のベースを電位V0 の電源と接続する。さら
に、トランジスタQ10のコレクタを、NPN型のトラン
ジスタQ11のコレクタとNPN型のトランジスタQ12
ベースとに接続し、定電流源I2 及びI2 ′の他端を、
トランジスタQ12のコレクタに接続する。また、トラン
ジスタQ11のエミッタを接地し、トランジスタQ11のベ
ースとトランジスタQ12のエミッタとを、所定の抵抗器
を介して接地すると共に、リミッタアンプ11側のトラ
ンジスタQ3 のベースに接続する。
【0015】このようにして構成される回路の動作につ
いて説明すると、本例においてはリミッタアンプ11で
周波数変調回路2の出力が波形整形されると共に出力レ
ベルの調整が行われる。そして、リミッタアンプ11の
出力の直流成分の変動分が、差動アンプ12でキャンセ
ルされ、さらに上下非対称による2次歪み成分のキャン
セルも同時に行われる。次に、このことを式を用いて説
明する。
【0016】まず、リミッタアンプ11の入力端子11
aに得られる信号をvi とすると、このリミッタアンプ
11のゲインG1 は、次式で示される。
【0017】
【数1】
【0018】ここで、v1 はトランジスタQ1 のコレク
タ電位、r1 は抵抗器R1 ,R1 ′の抵抗値、IC は電
圧・電流変換回路13の出力電流値(即ちトランジスタ
3 を流れる電流値)である。この〔数1〕式に基づい
て波形整形が行われる。即ち、例えば図3のAに示す入
力信号があったとき、リミッタアンプ11の一方の出力
であるトランジスタQ1 のコレクタ電位v1 は、図3の
Bに示すように変化し、リミッタアンプ11の他方の出
力であるトランジスタQ2 のコレクタ電位v2 は、図3
のCに示すように変化する。この場合、両出力レベルv
1 及びv2 は、電源電圧Vccからr1 ・IC の振幅で変
動している。この出力レベルv1 及びv 2 は、次の〔数
2〕式及び〔数3〕式で示される。
【0019】
【数2】
【0020】
【数3】
【0021】そして、両出力レベルv1 及びv2 の出力
振幅の最大値(即ちリミッタレベル)は、次の〔数4〕
式で示される。
【0022】
【数4】
【0023】従って、電圧・電流変換回路13の出力電
流IC を変化させることで、リミッタアンプ11の出力
レベルを調整することが可能になる。このリミッタアン
プ11の出力v1 及びv2 は、トランジスタQ4 及びQ
5 を介してトランジスタQ6 及びQ7 で構成される差動
アンプ12に供給されるが、この差動アンプ12のゲイ
ンG2 は次の〔数5〕式で示される。
【0024】
【数5】
【0025】この差動アンプ12では、リミッタアンプ
11の出力v1 及びv2 が電源電圧Vccから電位(r1
・IC )の振幅で変動しているものを、図3のCに示す
ように、電位(r3 ・i1 )を中心にして(v1
2 )G2 の振幅で振れる直流成分固定の信号v3 に変
換される。ここで、r3 は抵抗器R3 の抵抗値、i1
定電流源I1 ,I1 ′の電流値である。また、リミッタ
アンプ11の出力v1 及びv2 に発生するヒゲ成分x1
及びx2 が、差動アンプ12の出力v3 では上下対称の
ヒゲ成分y1 及びy2 となり、2次歪み成分が改善され
る。
【0026】一方、電圧・電流変換回路13の出力電流
C は、入力端子13aに供給されるレベルコントロー
ル信号の電位をVc とすると、次の〔数6〕式で示され
る。
【0027】
【数6】
【0028】ここで、r4 は抵抗器R4 の抵抗値、i2
は定電流源I2 ,I2 ′の電流値である。この出力電流
C は、トランジスタQ3 ,Q11,Q12でカレントミラ
ー回路が構成されるために、リミッタアンプ11にその
まま供給され、リミッタアンプ11に電流IC の電流源
が接続された状態となる。従って、差動アンプ12の出
力振幅は、〔数4〕式と〔数6〕式とに基づいて、次の
〔数7〕式で示される。
【0029】
【数7】
【0030】この〔数7〕式より、レベルコントロール
信号Vc に基づいて出力レベルを変化させることができ
ることが判る。
【0031】このようにして差動アンプ12の出力の制
御ができることで、出力レベルを変化させても直流成分
が変動しない制御が可能になり、磁気ヘッド5からビデ
オテープTに記録される映像信号の記録電流が良好に設
定される。この場合、本例の回路では、リミッタアンプ
と差動アンプとによる簡単な構成で実現でき、外付けコ
ンデンサを必要としない回路であるので集積回路化も容
易である。また、リミッタアンプの特性が多少悪い場合
でも、差動アンプ側で2次歪みがキャンセルされるの
で、良好な特性が確保される。このことは、リミッタア
ンプの歪み改善のための電流が少なくなる利点も有す
る。
【0032】なお、上述実施例においては、ビデオテー
プレコーダの映像信号記録回路の記録電流調整用回路と
したが、各種レベル制御回路に本発明が適用できること
は勿論である。また、上述実施例のようなアナログ信号
を扱う回路の他に、PCM信号のようなパルス信号を扱
う回路にも適用できる。
【0033】
【発明の効果】本発明によると、集積回路化に適した簡
単な構成の回路で、制御信号の電圧値が変化しても、出
力信号の直流レベルが変動しないレベル制御回路が実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】一実施例の回路例を示す回路構成図である。
【図3】一実施例の説明に供するタイミング図である。
【図4】従来のレベル制御回路の一例を示す構成図であ
る。
【図5】従来のレベル制御回路の一例を示す構成図であ
る。
【符号の説明】
11 リミッタアンプ 12 差動アンプ 13 電圧・電流変換回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/04 101 H03G 11/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号の直流レベルを制御するレベル
    制御回路において、記録電流の調整電圧 に応じて上記入力信号レベルを変化
    させるリミッタアンプと、該リミッタアンプの出力が供
    給される差動アンプとを設け、 上記差動アンプよりレベル制御された信号を得るように
    したレベル制御回路。
JP25198191A 1991-09-30 1991-09-30 レベル制御回路 Expired - Fee Related JP3355632B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25198191A JP3355632B2 (ja) 1991-09-30 1991-09-30 レベル制御回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25198191A JP3355632B2 (ja) 1991-09-30 1991-09-30 レベル制御回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0589592A JPH0589592A (ja) 1993-04-09
JP3355632B2 true JP3355632B2 (ja) 2002-12-09

Family

ID=17230883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25198191A Expired - Fee Related JP3355632B2 (ja) 1991-09-30 1991-09-30 レベル制御回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3355632B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4469347B2 (ja) * 2006-02-28 2010-05-26 パナソニック株式会社 極座標変調装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0589592A (ja) 1993-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3355632B2 (ja) レベル制御回路
EP0264812B1 (en) Preamplifier circuit
US4636745A (en) Signal waveform equalizing circuitry
JP3135253B2 (ja) 信号処理装置
KR910005774Y1 (ko) 제어신호 증폭 재생회로
JPH0248965Y2 (ja)
JP3051553B2 (ja) 磁気記録再生装置
JPH0629764Y2 (ja) 高域補償回路
JP3714651B2 (ja) ビデオ機器のコントロール信号再生回路
JPS6012381Y2 (ja) 画質調整回路
JP2954795B2 (ja) 信号処理回路
JPH0760987B2 (ja) 周波数特性調整回路
JPS5811094Y2 (ja) テレビジョン受像機
JP2700961B2 (ja) 信号波形処理装置
JPS62188514A (ja) デジタル・周波数変調変換装置
EP0122632A2 (en) FM signal demodulation circuit
JPH0419627B2 (ja)
JP2531789B2 (ja) ホワイト・ダ―ククリップ回路
JPH0411426Y2 (ja)
JP2770292B2 (ja) 磁気抵抗効果素子の抵抗値変化検出回路
JPH0810975Y2 (ja) 低周波増幅器
JPH0767048B2 (ja) Fm変調器
JPH027228B2 (ja)
JPH07101823B2 (ja) 電流アンプ
JPS6336568B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees