JP3051553B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP3051553B2
JP3051553B2 JP4092693A JP9269392A JP3051553B2 JP 3051553 B2 JP3051553 B2 JP 3051553B2 JP 4092693 A JP4092693 A JP 4092693A JP 9269392 A JP9269392 A JP 9269392A JP 3051553 B2 JP3051553 B2 JP 3051553B2
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裕之 牛原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ヘリカルスキャン形
ビデオテープレコーダ等の磁気記録再生装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気記録再生装置は、各ヘッドの
それぞれにプリアンプおよび負帰還回路を持ち、それら
の出力をスイッチで切替えて取り出していた。以下、従
来の磁気記録再生装置について説明する。図7は従来の
磁気記録再生装置の構成を示すブロック図、図8は従来
の磁気記録再生装置を構成する負帰還回路6,7の構成
を示す回路図である。
【0003】図7において、磁気記記録再生装置は、
ッド1,2、ロータリートランス3、プリアンプ4,
5、負帰還回路6,7、出力選択スイッチ8および出力
端子9で構成されている。また、負帰還回路6,7は、
図8に示すように、1つの入力端子80および出力端子
81を有し、npn型のトランジスタ42,電流源4
4,抵抗46,47,49およびコンデンサ48からな
るものである。
【0004】このように構成された従来の磁気記録再生
装置は、ヘッド1,2からロータリートランス3を通し
て読出された各周波数変調信号を各プリアンプ4,5と
各プリアンプ4,5の出力を入力に戻す各負帰還回路
6,7とを用いて増幅し、出力選択スイッチ8を切り換
えることで所望のヘッド1,2からの周波数変調信号を
出力端子9に取り出していた。
【0005】また、このような従来の磁気記録再生装置
を4ヘッド構成したものを図9および図10を参照し
ながら説明する。図9は4ヘッド構成とした従来の磁気
記録再生装置の構成を示すブロック図、図10は4ヘッ
ド構成とした従来の磁気記録再生装置の各スイッチタイ
ミングと出力信号との関係を示す図である。
【0006】図9において、1,2,49,50はビデオヘ
ッド、3,51はロータリートランス、4,5,52,53は
プリアンプ、6,7,54,55は負帰還回路、8,56,57
は出力選択スイッチ、58は出力端子である。なお、負帰
還回路54,55の構成は図8に示したものと同様である。
また、図10において、Aは出力選択スイッチ57を切替
えるための信号波形、Bは出力選択スイッチ8,56を切
り換えるための信号波形、Cは出力端子58から得られる
出力信号波形を示す。
【0007】図9に示す各ヘッド1,2,49,50から出
力される周波数変調信号は、各々増幅され、図10に示
す信号波形A,Bにより出力選択スイッチ8,56,57が
切り替わることにより、出力端子58からは、図10に示
す出力信号波形Cが得られる。この出力信号の電位は、
各負帰還回路6,7,54,55により決定される。なお、
図10において、C1 はヘッド1に対応した出力信号波
形、C2 はヘッド2に対応した出力信号波形、C49はヘ
ッド49に対応した出力信号波形、C 50 はヘッド50に対応
した出力信号波形を示す。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成された従来の磁気記録再生装置は、各ヘッド
1,2に接続された各プリアンプ4,5による増幅特性
を同様とするために、各プリアンプ4,5毎に複数の負
帰還回路6,7を備えている。その結果、回路規模が増
大し、IC化したとき負帰還回路を構成するコンデンサ
数が増大するという問題があった。
【0009】また、出力端子9により得られる出力信号
の電位は、各負帰還回路6,7により決定されるため、
各プリアンプ4,5の出力電位にずれが生じるという問
題があった。さらに、4ヘッド構成とした従来の磁気記
録再生装置も同様に、各プリアンプ4,5,52,53の各
出力電位が、各負帰還回路6,7,54,55により決定さ
れるために、出力端子58から得られる各プリアンプ
4,5,52,53の出力電位にズレが生じるという問題が
あった。
【0010】この発明の目的は、上記従来の問題点を解
決するもので、回路規模を小さくするとともに出力電位
のズレをなくした磁気記録再生装置を提供することであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の磁気記録
再生装置は、磁気テープ上に記録された周波数変調信号
を再生する第1、第2、第3および第4のヘッドと、
1、第2、第3および第4のヘッドの出力端に出力され
た信号を個々に入力して増幅する第1、第2、第3およ
び第4のプリアンプと、第1のヘッドの出力端と第1の
プリアンプの入力端との間に介挿した第1の選択スイッ
チと、第2のヘッドの出力端と第2のプリアンプの入力
との間に介挿した第2の選択スイッチと、第3のヘッ
ドの出力端と第3のプリアンプの入力端との間に介挿し
た第3の選択スイッチと、第4のヘッドの出力端と第4
のプリアンプの入力端との間に介挿した第4の選択スイ
ッチと、第1および第2のプリアンプの出力端に入力端
を接続し第1および第2の選択スイッチを介して第1お
よび第2のプリアンプの各入力端に出力端を接続した第
1の負帰還経路と、第3および第4のプリアンプの出力
端に入力端を接続し第3および第4の選択スイッチを介
して第3および第4のプリアンプの各入力端に出力端を
接続した第2の負帰還経路と、入力端子対の一方に第1
および第2のプリアンプの出力端の信号を与え、入力端
子対の他方に第3および第4のプリアンプの出力端の信
号を与え、入力端子対の信号を選択して出力する第5の
選択スイッチとを備え、第1、第2、第3および第4の
選択スイッチの切換時点から所定時間だけ遅れて第5の
選択スイッチを切り換えることを特徴とする。
【0012】請求項2記載の磁気記録再生装置は、ベー
スに第1のヘッドにより再生された周波数変調信号が入
力され、エミッタを接地した第1のトランジスタと、エ
ミッタを第1のトランジスタのコレクタに接続し、コレ
クタを負荷抵抗に接続し、ベースに基準電位を与えた第
2のトランジスタと、エミッタを第1のトランジスタの
コレクタおよび第2のトランジスタのエミッタに接続
し、コレクタを電源電圧源に接続し、ベースに第1のス
イッチを介して基準電位よりも高い電位または低い電位
のうちの一方を与えた第3のトランジスタと、ベースに
第2のヘッドにより再生された周波数変調信号が入力さ
れ、エミッタを接地した第4のトランジスタと、エミッ
タを第4のトランジスタのコレクタに接続し、ベースに
基準電位を与えるとともにベースを第2のトランジスタ
のベースに接続し、コレクタを第2のトランジスタのコ
レクタおよび負荷抵抗に接続した第5のトランジスタ
と、エミッタを第4のトランジスタのコレクタおよび第
5のトランジスタのエミッタに接続し、コレクタを電源
電圧源に接続し、ベースに第2のスイッチを介して基準
電位よりも高い電位または低い電位のうちの一方を与え
た第6のトランジスタと、コレクタを電源電圧源に接続
し、ベースを第2および第5のトランジスタのコレクタ
に接続し、エミッタを出力端子に接続してエミッタフォ
ロアを形成した第7のトランジスタと、入力端を出力端
子に接続し、出力端を第1および第4のトランジスタの
各ベースに接続した負帰還回路とを備えたものである。
【0013】
【作用】請求項1記載の構成によれば、負帰還路の入
力端に第1および第2のプリアンプの出力端を接続し、
出力端を第1および第2の選択スイッチを介して第1お
よび第2のプリアンプの各入力端に接続したことで、第
2および第2のプリアンプで1つの負帰還路を共用す
ることによって、出力端子から得られる出力電位のずれ
なくし、一方、同様に第3および第4のプリアンプで
1つの負帰還経路を共用することによって、この出力端
子から得られる出力電位のずれをなくすことができる。
さらに、第5の選択スイッチの切り換えを第1、第2、
第3および第4の選択スイッチの切換時点から遅らせる
ことによってスパイクノイズの発生をなくすことができ
る。また、以上の構成を備えることで回路規模を小さく
することができる。
【0014】請求項2記載の構成によれば、第1,第2
および第3のトランジスタ等ならびに第4,第5および
第6のトランジスタ等により2つのプリアンプを構成
し、負帰還回路の入力端を出力端子に接続し、出力端を
第1および第4のトランジスタの各ベースに接続するこ
とで、2つのプリアンプで1つの負帰還回路を共用した
ことによって、出力端子から得られる出力電位のずれを
なくし、従来よりも回路規模を小さくすることができ
る。
【0015】また、第1および第2のトランジスタなら
びに第4および第5のトランジスタをそれぞれをカスコ
ード接続し、第2および第5のトランジスタのバイアス
を共通化するとともに出力となる負荷抵抗を共通とし、
各カスコード接続点にエミッタを接続した第3および第
6のトランジスタのバイアスを可変としたことで、第2
および第5のトランジスタをスイッチングして、第1お
よび第2のヘッドから第1および第4のトランジスタの
ベースに入力した周波数変調信号の増幅動作を行うこと
ができる。したがって、従来の信号選択スイッチ回路を
削減することができる。
【0016】
【実施例】図1は、この発明の第1の実施例の磁気記録
再生装置の構成を示すブロック図、図2は負帰還回路1
0の内部構成を示す回路図である。図1において、1,
2は第1および第2のヘッド、3はロータリートラン
ス、11,12は第1および第2の選択スイッチとなる使用
プリアンプ選択スイッチ、4,5は第1および第2のプ
リアンプ、10は負帰還回路、9は出力端子である。
【0017】図1に示すように、磁気記録再生装置は、
磁気テープ(図示せず)上に記録された周波数変調信号
を再生する第1および第2のヘッド1,2と、周波数変
調信号を増幅する第1および第2のプリアンプ4,5
と、第1のヘッド1および第1のプリアンプ4の入力端
間に介挿した使用プリアンプ選択スイッチ11と、第2の
ヘッド2および第2のプリアンプ5の入力端間に介挿し
た使用プリアンプ選択スイッチ12と、入力端に第1およ
び第2のプリアンプ4,5の出力端を接続し出力端を使
用プリアンプ選択スイッチ11,12を介して第1および第
2のプリアンプ4,5の各入力端に接続した負帰還回路
10とからなる。
【0018】また、図2に示すように、負帰還回路10
は、1つの入力端60および2つの出力端61,62を有し、
npn型のトランジスタ42,43と、電流源44,45と、抵
抗40,41,46,47と、コンデンサ48とからなるものであ
る。このように構成した磁気記録再生装置は、第1およ
び第2のヘッド1,2から読出された周波数変調信号を
ロータリートランス3を通して、使用プリアンプ選択ス
イッチ11,12により選択された第1または第2のプリア
ンプ4,5に入力し、出力を負帰還回路10を通して第1
または第2のプリアンプ4,5へ戻すことにより、出力
端子9に出力を得る。
【0019】
【0020】
【0021】次に、図3はこの発明の第の実施例の磁
気記録再生装置において、第1および第2の使用プリア
ンプ選択スイッチ11,12および第1および第2のプリア
ンプ4,5の具体的な構成を示す回路図である。図3に
おいて、1,2は第1および第2のヘッド、3はロータ
リートランス、9は出力端子、10は負帰還回路、13はコ
ンデンサ、14は第1のトランジスタ、15は第4のトラン
ジスタ、16は第3のトランジスタ、17は第2のトランジ
スタ、18は第5のトランジスタ、19は第6のトランジス
タ、20は基準電圧源、21,26は第1および第2のスイッ
チ、22,24は基準電圧源20が与える電位よりも高い電位
を与える電圧源、23,25は基準電圧源20が与える電位よ
りも低い電位を与える電圧源、27は負荷抵抗、28は第7
のトランジスタ、29は電流設定用抵抗である。
【0022】第1のトランジスタ14は、ベースに第1の
ヘッド1により再生された周波数変調信号が入力され、
エミッタを接地したものである。また、第2のトランジ
スタ17は、エミッタを第1のトランジスタ14のコレクタ
に接続し、コレクタを負荷抵抗27に接続し、基準電圧源
20によりベースに基準電位を与えたものである。この第
1のトランジスタ14と第2のトランジスタ17とはカスコ
ード接続されている。また、第3のトランジスタ16は、
エミッタを第1のトランジスタ14のコレクタおよび第2
のトランジスタ17のエミッタに接続し、コレクタを電源
電圧源VCCに接続し、ベースに第1のスイッチ21を介し
て電圧源22または電圧源23により基準電位よりも高い電
位または低い電位のうちの一方を与えたものである。こ
れらの第1,第2および第3のトランジスタ14,17,16
により図1に示した第1のプリアンプ4および使用プリ
アンプ選択スイッチ11を構成することとなる。
【0023】第4のトランジスタ15は、ベースに第2の
ヘッド2により再生された周波数変調信号が入力され、
エミッタを接地したものである。また、第5のトランジ
スタ18は、エミッタを第4のトランジスタ15のコレクタ
に接続し、ベースに基準電源20により基準電位を与える
とともにベースを第2のトランジスタ17のベースに接続
し、コレクタを第2のトランジスタ17のコレクタおよび
負荷抵抗27に接続したものである。この第4のトランジ
スタ15と第5のトランジスタ18とはカスコード接続され
ている。また、第6のトランジスタ19は、エミッタを第
6のトランジスタ15のコレクタおよび第5のトランジス
タ18のエミッタに接続し、コレクタを電源電圧源VCC
接続し、ベースに第2のスイッチ26を介して電圧源24ま
たは電圧源25により基準電位よりも高い電位または低い
電位のうちの一方を与えたものである。これらの第4,
第5および第6のトランジスタ15,18,19により図1に
示した第2のプリアンプ5および使用プリアンプ選択
イッチ12を構成することとなる。
【0024】また、第7のトランジスタ28は、コレクタ
を電源電圧源VCCに接続し、ベースを第2および第5の
トランジスタ17,18のコレクタに接続し、エミッタを出
力端子9に接続してエミッタフォロアを形成したもので
ある。また、負帰還回路10は、入力端を出力端子に接
続し、出力端を第1および第4のトランジスタ14,15の
各ベースに接続したものである。
【0025】このように構成した磁気記録再生装置で
は、第1および第2のヘッド1,2から読出された周波
数変調信号がロータリートランス3を通して第1および
第4のトランジスタ14,15のベースに入力される。次
に、第1および第2のスイッチ21,26により選択した第
2または第5のトランジスタ17,18を通して、負荷抵抗
27により増幅動作を行う。この際、第1のスイッチ21を
基準電圧源20よりも低い電位を与える電圧源23に接続
し、第2のスイッチ26を基準電圧源20よりも高い電位を
与える電圧源24に接続した場合には、第2のトランジス
タ17が選択されて出力端子9により第1のヘッド1から
の周波数変調信号を増幅した出力信号が得られる。ま
た、第1のスイッチ21を基準電圧源20よりも高い電位を
与える電圧源22に接続し、第2のスイッチ26を基準電圧
源20よりも低い電位を与える電圧源25に接続した場合に
は、第5のトランジスタ17が選択されて出力端子9によ
り第2のヘッド1からの周波数変調信号を増幅した出力
信号が得られる。また、出力は負帰還回路10を通して第
1および第4のトランジスタ14,15のベースに戻る構成
となっている。
【0026】このように、第1の実施例の磁気記録再生
装置は、負帰還回路10の入力端に第1および第2のプリ
アンプ4,5の出力端を接続し、出力端を第1および第
1の使用プリアンプ選択スイッチ11,12を介して第1お
よび第2のプリアンプ4,5の各入力端に接続したこと
により、第1および第2のプリアンプ4,5で1つの負
帰還回路10を共用したものである。 したがって、従来と
比較して負帰還回路を半減でき、IC化の場合のチップ
面積を削減し、回路規模を小さくすることができる。ま
た、第1および第2のプリアンプ4,5は1つの負帰還
回路10を動作させるため、共通の仮想接地を有すること
となり、第1および第1の使用プリアンプ選択スイッチ
11,12により第1および第2のプリアンプ4,5を切り
換えた際の出力電位のずれがなくなる。 また、第1,第
2および第3のトランジスタ14,17,16等ならびに第
3,第5および第6のトランジスタ15,18,19等により
2つのプリアンプ4,5を構成し、負帰還回路10の入力
端を出力端子9に接続し、出力端を第1および第4のト
ランジスタ14,15の各ベースに接続することにより、2
つのプリアンプ4,5により1つの負帰還回路10を共用
することによって、出力端子9から得られる出力電位の
ずれがなくなり、従来よりも回路規模が小さくなる。
【0027】また、第1および第2のトランジスタ14,
17ならびに第4および第5のトランジスタ15,18をそれ
ぞれをカスコード接続し、第2および第5のトランジス
タ17,18のバイアスを共通化するとともに出力となる負
荷抵抗27を共通とし、各カスコード接続点にエミッタを
接続した第3および第6のトランジスタ16,19のバイア
スを可変としたことで、第2および第5のトランジスタ
17,18をスイッチングして、第1および第2のヘッド
1,3から第1および第4のトランジスタ14,15のベー
スに入力した周波数変調信号の増幅動作を行うことがで
きる。したがって、従来の信号選択スイッチ回路を削減
することができる。
【0028】次に、この発明の第の実施例の磁気記録
再生装置について図4〜図6を参照しながら説明する。
図4はこの発明の第の実施例の磁気記録再生装置の構
成を示すブロック図、図5は同磁気記録再生装置を図1
0に示した従来例のスイッチタイミングで動作させた場
合のスイッチタイミングと出力信号との関係を示す図、
図6は同磁気記録再生装置の各スイッチタイミングと出
力信号との関係を示す図である。
【0029】図4において、1,30は第1のヘッド、
2,31は第2のヘッド、3,32はロータリートランス、
11,33は第1の選択スイッチとなる使用プリアンプ選択
スイッチ、12,34は第2の選択スイッチとなる使用プリ
アンプ選択スイッチ、4,35は第1のプリアンプ、5,
36は第2のプリアンプ、10,37は負帰還回路、38は第1
または第2のプリアンプ4,5の出力端子9と、第1ま
たは第2のプリアンプ35,36の出力端子90とを選択する
スイッチ、39は選択された再生信号を出力する出力端子
である。
【0030】また、図5において、A,Bは各使用プリ
アンプ選択スイッチ11,12,33,34を切り換えるための
信号波形、Dは出力端子39から得られる出力信号波形で
あり、D1 は第1のヘッド1に対応した出力信号波形、
2 は第2のヘッド2に対応した出力信号波形、D30
第1のヘッド30に対応した出力信号波形、D31は第2の
ヘッド31に対応した出力信号波形を示す。また、Pはス
パイクノイズを示す。
【0031】また、図6において、Eはスイッチ38を切
り換えるための信号波形、Fは使用プリアンプ選択スイ
ッチ12を切り換えための信号波形、Gは使用プリアン
プ選択スイッチ34を切り換えための信号波形、Hは使
用プリアンプ選択スイッチ11を切り換えための信号波
形、Iは使用プリアンプ選択スイッチ33を切り換え
めの信号波形を示し、Jは出力端子39から得られる出力
信号波形を示す。また、D1 は第1のヘッド1に対応し
た出力信号波形、D2 は第2のヘッド2に対応した出力
信号波形、D30は第1のヘッド30に対応した出力信号波
形、D31は第2のヘッド31に対応した出力信号波形を示
す。なお、スイッチ38は信号波形EがHレベルのときに
出力端子9に接続し、また、Lレベルのときに出力端子
90に接続する。また、各信号波形F,G,H,IのHレ
ベルで各スイッチ12,34,11,33はオン状態となり、L
レベルで各スイッチ12,34,11,33はオフ状態となる。
【0032】図4に示すように、磁気記録再生装置は、
2つの図1に示した磁気記録再生装置の各出力端子9,
90に、この各出力端子9,90のうち1つを選択するスイ
ッチ38を設けたものである。このように構成した磁気記
録再生装置は、第1または第2のヘッド1,2から読出
された周波数変調信号をロータリートランス3を通し
て、使用プリアンプ選択スイッチ11,12により選択され
た第1または第2のプリアンプ4,5に入力し、出力か
ら負帰還回路10を通して第1または第2のプリアンプ
4,5へ戻し、また、第1または第2のヘッド30,31か
ら読出された周波数変調信号をロータリートランス32を
通して、使用プリアンプ選択スイッチ33,34により選択
された第1または第2のプリアンプ35,36に入力し、出
力から負帰還回路37を通して第1または第2のプリアン
プ35,36へ戻し、これにより、出力端子9,90から得ら
れる出力信号のうち一方をスイッチ38により選択して出
力端子39により出力させる。
【0033】このような磁気記録再生装置を図10に示
した従来の4ヘッド構成の磁気記録再生装置に対する各
スイッチタイミングと同様の信号波形A,Bで動作させ
た場合には、図5に示すように、使用プリアンプ選択ス
イッチ11,12,33,34の信号切替時、出力端子39から得
られる出力信号波形DにスパイクノイズPが出てしま
う。これは、例えばヘッド1からヘッド2に切り換える
ときに一つの負帰還回路10を切り替えるので瞬間的に電
位の変化が第1および第2のプリアンプ4,5の入力で
起こり、それが出力信号のスパイクノイズの原因となる
のである。
【0034】そこで、図6に示すように、使用プリアン
プ選択スイッチ11,12,33,34を切り換えるポイントか
らΔTの時間だけ遅らせてスイッチ38を切り換える。す
なわち、負帰還回路10,37が切り替わるポイント(ノイ
ズがでるポイント、図中○印)からΔTの時間だけ遅ら
せて出力端子39から出力信号を取り出すことで、スパイ
クノイズの発生をなくすことができる。また、2つのプ
リアンプおよび35,36で共通の負帰還回路10およ
び37を用いているため、従来の図10に示した出力信号
に比較して出力電位のズレは減少される。
【0035】このように第の実施例の磁気記録再生装
置は、1つの負帰還回路10および37を2つのプリアンプ
4,5および35,36で共用した磁気記録再生装置の各出
力端子9,90を、この各出力端子9,90のうち1つを選
択するスイッチ38に接続したことにより、従来と比較し
て回路規模を小さくできるとともに出力電位のずれを減
少させることができる。
【0036】また、プリアンプ切替の特性を考慮してス
イッチ38の切り換えタイミングを選ぶことで出力切替時
にスパイクノイズPの出ない複数ヘッド構成の磁気記録
再生装置を構成することができる。
【0037】
【発明の効果】請求項1記載の磁気記録再生装置によれ
ば、負帰還路の入力端に第1および第2のプリアンプ
の出力端を接続し、出力端を第1および第2の選択スイ
ッチを介して第1および第2のプリアンプの各入力端に
接続したことにより、第1および第2のプリアンプで1
つの負帰還路を共用したことによって、出力端子から
得られる出力電位のずれをなくし、一方、同様に第3お
よび第4のプリアンプで1つの負帰還経路を共用するこ
とによって、この出力端子から得られる出力電位のずれ
をなくすことができる。さらに、第5の選択スイッチの
切り換えを第1、第2、第3および第4の選択スイッチ
の切換時点から遅らせることによってスパイクノイズの
発生をなくすことができる。また、以上の構成を備える
ことで回路規模を小さくすることができる。
【0038】請求項2記載の磁気記録再生装置によれ
ば、第1,第2および第3のトランジスタ等ならびに第
4,第5および第6のトランジスタ等により2つのプリ
アンプを構成し、負帰還回路の入力端を出力端子に接続
し、出力端を第1および第4のトランジスタの各ベース
に接続することで、2つのプリアンプで1つの負帰還回
路を共用したことにより、出力端子から得られる出力電
位のずれをなくし、従来よりも回路規模を小さくするこ
とができる。
【0039】また、第1および第2のトランジスタなら
びに第4および第5のトランジスタをそれぞれをカスコ
ード接続し、第2および第5のトランジスタのバイアス
を共通化するとともに出力となる負荷抵抗を共通とし、
各カスコード接続点にエミッタを接続した第3および第
6のトランジスタのバイアスを可変としたことで、第2
および第5のトランジスタをスイッチングして、第1お
よび第2のヘッドから第1および第4のトランジスタの
ベースに入力した周波数変調信号の増幅動作を行うこと
ができる。したがって、従来の信号選択スイッチ回路を
削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の磁気記録再生装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】負帰還回路10の内部構成を示す回路図であ
る。
【図3】この発明の第の実施例の磁気記録再生装置の
具体的な構成を示す回路図である。
【図4】この発明の第の実施例の磁気記録再生装置の
構成を示すブロック図である。
【図5】この発明の第の磁気記録再生装置を図10に
示した従来例のスイッチタイミングで動作させた場合の
スイッチタイミングと出力信号との関係を示す図であ
る。
【図6】この発明の第の実施例の磁気記録再生装置の
各スイッチタイミングと出力信号との関係を示す図であ
る。
【図7】従来の磁気記録再生装置の構成を示すブロック
図である。
【図8】負帰還回路6,7の構成を示す回路図である。
【図9】4ヘッド構成とした従来の磁気記録再生装置の
構成を示すブロック図である。
【図10】4ヘッド構成とした従来の磁気記録再生装置
の各スイッチタイミングと出力信号との関係を示す図で
ある。
【符号の説明】
1,30 第1のヘッド 2,31 第2のヘッド 4,35 第1のプリアンプ 5,36 第2のプリアンプ 10,37 負帰還回路 9,39 出力端子 11,33 使用プリアンプ選択スイッチ(第1の選択ス
イッチ) 12,34 使用プリアンプ選択スイッチ(第2の選択ス
イッチ) 14 第1のトランジスタ 17 第2のトランジスタ 16 第3のトランジスタ 15 第4のトランジスタ 18 第5のトランジスタ 19 第6のトランジスタ 21 第1のスイッチ 26 第2のスイッチ 27 負荷抵抗 28 第7のトランジスタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−41616(JP,A) 特開 昭63−76510(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/91 - 5/956 H04N 5/782 - 5/783

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気テープ上に記録された周波数変調信
    号を再生する第1、第2、第3および第4のヘッドと、 前記第1、第2、第3および第4のヘッドの出力端に出
    力された信号を個々に入力して増幅する第1、第2、第
    3および第4のプリアンプと、 前記第1のヘッドの出力端と前記第1のプリアンプの入
    力端との間に介挿した第1の選択スイッチと、 前記第2のヘッドの出力端と前記第2のプリアンプの入
    力端との間に介挿した第2の選択スイッチと、前記第3のヘッドの出力端と前記第3のプリアンプの入
    力端との間に介挿した第3の選択スイッチと、 前記第4のヘッドの出力端と前記第4のプリアンプの入
    力端との間に介挿した第4の選択スイッチと、 前記第1および第2のプリアンプの出力端に入力端を接
    続し前記第1および第2の選択スイッチを介して前記第
    1および第2のプリアンプの各入力端に出力端を接続し
    た第1の負帰還経路と、 前記第3および第4のプリアンプの出力端に入力端を接
    続し前記第3および第4の選択スイッチを介して前記第
    3および第4のプリアンプの各入力端に出力端を接続し
    た第2の負帰還経路と、 入力端子対の一方に前記第1および第2のプリアンプの
    出力端の信号を与え、入力端子対の他方に前記第3およ
    び第4のプリアンプの出力端の信号を与え、前記入力端
    子対の信号を選択して出力する第5の選択スイッチとを
    備え、 前記第1、第2、第3および第4の選択スイッチの切換
    時点から所定時間だけ遅れて前記第5の選択スイッチを
    切り換えることを特徴とする 磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 ベースに第1のヘッドにより再生された
    周波数変調信号が入力され、エミッタを接地した第1の
    トランジスタと、 エミッタを前記第1のトランジスタのコレクタに接続
    し、コレクタを負荷抵抗に接続し、ベースに基準電位を
    与えた第2のトランジスタと、 エミッタを前記第1のトランジスタのコレクタおよび前
    記第2のトランジスタのエミッタに接続し、コレクタを
    電源電圧源に接続し、ベースに第1のスイッチを介して
    前記基準電位よりも高い電位または低い電位のうちの一
    方を与えた第3のトランジスタと、 ベースに第2のヘッドにより再生された周波数変調信号
    が入力され、エミッタを接地した第4のトランジスタ
    と、 エミッタを前記第4のトランジスタのコレクタに接続
    し、ベースに前記基準電位を与えるとともにベースを前
    記第2のトランジスタのベースに接続し、コレクタを前
    記第2のトランジスタのコレクタおよび負荷抵抗に接続
    した第5のトランジスタと、 エミッタを第4のトランジスタのコレクタおよび第5の
    トランジスタのエミッタに接続し、コレクタを前記電源
    電圧源に接続し、ベースに第2のスイッチを介して前記
    基準電位よりも高い電位または低い電位のうちの一方を
    与えた第6のトランジスタと、 コレクタを前記電源電圧源に接続し、ベースを前記第2
    および第5のトランジスタのコレクタに接続し、エミッ
    タを出力端子に接続してエミッタフォロアを形成した第
    5のトランジスタと、 入力端を前記出力端子に接続し、出力端を前記第1およ
    び第4のトランジスタの各ベースに接続した負帰還回路
    とを備えた磁気記録再生装置。
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