JPH0676139U - 即席飲食物用容器蓋 - Google Patents

即席飲食物用容器蓋

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JPH0676139U
JPH0676139U JP2348793U JP2348793U JPH0676139U JP H0676139 U JPH0676139 U JP H0676139U JP 2348793 U JP2348793 U JP 2348793U JP 2348793 U JP2348793 U JP 2348793U JP H0676139 U JPH0676139 U JP H0676139U
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JP
Japan
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top plate
lid
drink
container
instant food
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Pending
Application number
JP2348793U
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English (en)
Inventor
順一 高田
渥夫 相本
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Hanshin Kasei Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Hanshin Kasei Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 湯戻しした即席飲食物をそのまま冷却し得る
容器蓋を提供することにある。 【構成】 天板2に排水孔4を無数に穿設した蓋体1
と、該排水孔を使用するまで塞ぐ上片8より構成され、
蓋体の天板外周部寄りに隆起部3,13を相対設し、隆起
部を除く天板に即席飲食物Cより細い排水孔を無数に穿
設すると共に、天板の外周部に、盛上部より一段と高く
容器本体Aの口部Bに嵌合係止する環状部5を設け、且
つ環状部の上部に滑り止め用の突条15を分散形成するも
のである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、主に冷やして食べる即席飲食物の容器蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】
即席飲食物として、即席ラーメンや即席焼きそば、或いは即席うどん等が知ら れている。これら即席飲食物の多くは、熱伝導の少ない発泡合成樹脂製容器本体 に入れ、同質素材にて形成した蓋、又は合成樹脂の薄板より真空形成した蓋を被 せ、容器全体を透明フイルムにて包装するものである。即席焼きそば用の蓋は、 そば麺の戻しに用いた熱湯を排水するために、外周部に2乃至3の排水孔と、該 排水孔を塞ぐ舌片を形成している。
【0003】 即席焼きそばは、先ず容器本体内に麺を入れ、これに沸騰した湯を注ぎ、容器 本体に蓋をして3分間ほど放置した後、蓋の外周部に設けられている排水孔を開 口し、蓋と容器本体を離脱しないように手指で押さえながら容器全体を傾け、蓋 の排水孔より湯切りし、湯切り後に蓋を取外し、湯戻しした麺に具とソースを入 れ、これを掻きまぜて飲食するのが一般的である。 近年、即席飲食物の多様化に伴い、冷やして食べる即席飲食物、例えば冷やし うどん、冷やしラーメン等も開発されるに至った。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
冷やして食べる即席飲食物の容器には、即席焼きそば用容器が用いられていた ため、湯切りした後に蓋を取外し、湯戻しした即席飲食物に冷水を直接かけ、冷 やしていたが、冷水圧により即席飲食物が容器本体から外部に溢れ出る問題点が あった。 本考案は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、 その目的とするところは、湯戻しした即席飲食物をそのまま冷却し得る容器蓋を 提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本考案における即席飲食物用容器蓋は、天板に排水 孔を無数に穿設した蓋体と、該排水孔を使用するまで塞ぐ上片より構成され、蓋 体は天板の外周部寄りに隆起部を相対設し、隆起部を除く天板に即席飲食物より 細い排水孔を穿設する一方、天板外周部に盛上部より一段と高く容器本体の口部 に嵌合係止する環状部を設け、該環状部の上部に滑り止め用の突条を分散形成す るものである。
【0006】
【実施例】
以下、本案における即席飲食物用容器蓋の構造を図1乃至図3に基ずき説明す ると、図面は丸形容器用の容器蓋を示すもので、容器蓋は天板2の一部に隆起部 3,13を設け、隆起部3,13を除く天板2に排水孔4を適宜穿設すると共に、天 板2の外周部に、隆起部3,13より一段と高く容器本体Aの口部Bに嵌合係止す る環状部5を設けた蓋体1と、排水孔4を使用するまで塞ぐ上片8より構成した ものである。
【0007】 蓋体1は天板2の外周部寄りに隆起部3,13を相対設し、且つ図4の如く中心 部を通る補強リブ12を適宜設け、隆起部3,13と補強リブ12の形成部を除く天板 2に排水孔4を適宜分散穿設している。 排水孔4は即席飲食物Cの麺より細幅であれば、その形状は自由であるが、例 えば編目状、スリット状、或いは幾何学模様状に穿設する。 環状部5は隆起部3,13の形成側に、図5の如く把握時の断熱と滑り止めの役 目を果たす突条15を適宜形成し、環状部側壁5aの内面に容器本体Aの口部Bに係 止する突爪6を適宜間隔で突設している。
【0008】 蓋体1は熱伝導の少ない合成樹脂にて射出形成するものである。 上片8は熱圧着可能な合成樹脂フイルムや、下面に樹脂フイルムを積層したラ ベル等より形成され、隆起部3,13の形成部を除く天板2の上に重ね、熱圧着さ れ、排水孔4を使用するまで塞ぐものである。 容器本体Aは口部Bの外周に鍔bを突設し、熱伝導の少ない合成樹脂にて射出 形成される。
【0009】 本考案の即席飲食物用容器蓋は上記構成であるから、熱伝導の少ない合成樹脂 より蓋体1を射出形成する一方、蓋体天板2の形状に応じた上片8を防水紙や樹 脂フイルムより切抜き、該上片8を蓋体天板2の上に重ね、これを熱圧着し、排 水孔4の穿設範囲を覆うものである。 本考案の容器蓋を容器本体Aの口部Bに嵌合係止した後、従来と同様に容器全 体を透明フイルムにて包装するものである。
【0010】 本案の容器蓋を用いて包装した即席飲食物C、例えば即席うどんを飲食する場 合、図6(A)の如く先ず従来と同様に容器本体Aの内部に麺を入れ、これに沸 騰した熱湯Hを注ぎ、該容器本体Aに図6(B)の如く本案容器蓋を嵌合し、3 分間ほど放置する。 次いで図6(C)の如く蓋体天板2より上片8を剥ぎ捕り、排水孔4を開放し た後、蓋体1の隆起部3,13と容器本体Aに手指を掛け、離脱しないように押さ えながら容器全体を傾け、図6(D)の如く排水孔4より湯切りしする。上記工 程までは即席焼きそばと同様である。
【0011】 本考案の容器蓋は湯戻した即席飲食物Cを冷やす際に独自の特徴を発揮するも ので、図6(E)の如く湯切り容器の天板2に向けて冷水Wを勢いよく送水すれ ば、冷水Wは排水孔4より容器本体A内に入り、本体A内で湯戻しされた即席飲 食物Cの即席うどんを冷やし、排水孔4より本体Aの外部に流出する。 即席飲食物Cを適宜冷やした後、蓋体1の隆起部3,13と容器本体Aに手指を 掛け、離脱しないように押さえながら容器を傾け、排水孔4より水切りし、図6 (F)の如く蓋体1を取外し、具と調味料を入れて飲食するものである。
【0012】 尚、本考案の即席飲食物用容器蓋は、上記構造に限定されるものではなく、蓋 体1は円形に限るものではなく、例えば図7の如く正方形又は矩形に形成し、天 板2の2隅角部に隆起部3,13を相対設するか、左右に隆起部3,13を相対設す ることも可能である。又隆起部3,13と排水孔4の穿設範囲、及び排水孔4の配 列等は、本考案の要旨に反しない限り適宜変更可能である。
【0013】
【考案の効果】
本考案の即席飲食物用容器蓋は、上記のとおり構成されているので、次に記載 する効果を奏する。 天板に排水孔を無数に広く穿設するものであるから、短時間に湯切りし得るば かりか、蓋をしたまま天板の排水孔より湯戻しした即席飲食物に冷水をかけるこ とができる。しかも即席飲食物の冷却時に、即席飲食物が容器より外部に溢れで ない大きな特徴があるし、湯切りと水切りの際、麺によって排水孔が塞がれるこ ともないし、排水される湯や水が飛散することもない。
【0014】 蓋体は熱伝導の少ない合成樹脂にて形成され、しかも隆起部に手指を掛けて湯 切りするものであるから、湯切り時に手指を火傷することがない。更に排水孔を 天板の広範囲に穿設するものであるから、排水孔の穿設分、従来より少ない合成 樹脂量で、しかも軽量に形成し得るばかりか、合成樹脂量の使用量を少量化した 分だけ省資源に貢献するし、公害の発生も少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案容器蓋の平面図である。
【図2】図1のX−X端面図である。
【図3】図1のY−Y端面図である。
【図4】排水孔の形成例を示す天板中央部の拡大断面図
である。
【図5】天板外周部の拡大断面図である。
【図6】の(A)(B)(C)(D)(E)(F)蓋体
の使用例を示す断面図である。
【図7】の(A)(B)角型容器蓋の平面図である。
【符号の説明】
1 蓋体 2 天板 3,13 隆起部 4 排水孔 5 環状部 6 突爪 8 上片 12 補強リブ、15 突条 A 容器本体、B 口部、b 、C 即席飲食物 H 熱湯、W 冷水

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天板(2)の一部に隆起部(3)を設
    け、隆起部を除く天板に排水孔(4)を無数に穿設する
    と共に、天板の外周部に、盛上部より一段と高く容器本
    体(A)の口部(B)に嵌合係止する環状部(5)を設
    けた蓋体(1)と、排水孔を使用するまで塞ぐ上片
    (8)より構成した即席飲食物用容器蓋。
  2. 【請求項2】 隆起部(3,13)を天板(2)の外周部寄
    りに相対設し、排水孔(4)を即席飲食物(C)より細
    く穿設し、環状部(5)の上部に突条(15)を分散形成
    した請求項1記載の即席飲食物用容器蓋。
JP2348793U 1993-04-07 1993-04-07 即席飲食物用容器蓋 Pending JPH0676139U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2348793U JPH0676139U (ja) 1993-04-07 1993-04-07 即席飲食物用容器蓋

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JP2348793U JPH0676139U (ja) 1993-04-07 1993-04-07 即席飲食物用容器蓋

Publications (1)

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JPH0676139U true JPH0676139U (ja) 1994-10-25

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ID=12111881

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JP2348793U Pending JPH0676139U (ja) 1993-04-07 1993-04-07 即席飲食物用容器蓋

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