JP3032587U - 湯飲み茶碗 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は従来使用されている、湯呑に改良を
加えて、その利便性を目的とする。 【解決手段】 内部に狭隘な間隙２をもつ二重構造の湯
飲み容器で、かつ外周壁に空気流通孔５を設けた湯飲み
茶碗。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本件はお茶を飲む時に使用される湯飲み茶碗である。

【０００２】

【従来の技術】

従来から使用されている湯飲み茶碗には、周壁面と底壁面が一体構造の容器で 作られ、しかも持ち運び易い様に軽く作られている。又熱いお茶を好む人のため には、お茶ができるだけ冷めないように、湯飲み茶碗の周壁面と底壁面の肉厚を 太くした重い湯飲み茶碗が使用されている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

ところが、病に倒れ寝込み熱いお茶を好むご老人は、重い湯飲み茶碗を使用す ることは難題であった。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本件は茶碗に入れられたお湯が冷め難く、しかも従来の茶碗に比較して同一肉 厚でも計量な湯飲み茶碗を提供するもので、その手段要旨は別紙の断面図に示す 様に内部に狭隘な間隙１をもつ内外二重壁構造の周壁面２と底壁面４からなり、 かつ周壁面４の外周壁Ａの側面及底部Ｂに空気流通孔を設けた湯飲み茶碗である

【０００５】 以上を解決して不用意に湯飲み茶碗が、熱湯を注いでも手に熱感を覚えない作 用をするものであり、特に熱いお茶を好む老人には最適である。

【０００６】

【実施例】

図１は本考案の実施例を示す。図において１は、上部が開放された湯飲み用の 容器である。湯飲み用容器１は内部に狭隘な間隙２を設けた内外周壁３，４から なる、二重壁面構造に造られている。周辺部Ａと底壁部Ｂに形成する狭隘な間隙 ２の大きさや形状については限定するものではないが、特に湯飲み用容器１の使 い易さから周壁部Ａの容器厚を薄くするために狭隘にするほど好ましい。５は空 気流通孔である。周壁部Ａの底部側外周壁Ｂに任意な位置と大きさが設けられる

【０００７】

【考案の効果】

上記のように本件の湯飲み茶碗は、周壁面４と内側部３を二重構造とする事に よって作られる狭隘な間隙２と４によって断熱層が形成され、茶碗に入れたお湯 の伝達放出熱が遮断される効果を奏する。また空気の流通孔５によって間隙１の 内外の空気が流通し、内周壁２の外周壁４に付着する蒸気凝固水の発生を防止す る効果を奏する。この様な効果から本件の湯飲み茶碗は蒸気凝固水の跡形を残す こともないため、布巾で周りを拭く必要もなく綺麗なテーブル表面を維持する。

【０００８】 湯飲み茶碗の大小に、かかわらず茶碗本体を二重構造にする事によって内壁部 と外壁部との間に狭隘な間隙を作ることによって、熱伝導を遮断することにより 、容易に熱湯を注いでも、手に熱温を感じることがない。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、湯飲み茶碗の断面図を示す。

【符号の説明】 Ａ 周壁部 Ｂ 底壁部 １ 内部開口部 ２ 狭隘な間隙 ３ 内口壁部 ４ 外壁部 ５ 空気流通口 ６ ハカマ部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 内部に狭隘な間隙２をもつ内外二重構造
   の周壁部Ａと底壁部Ｂからなる湯飲み容器で、かつ周壁
   部Ａの底壁部Ｂ側外周壁４に空気流通孔５を設けた事を
   特徴とする湯飲み茶碗。