JPH079801Y2 - 飲用カップの蓋 - Google Patents

飲用カップの蓋

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JPH079801Y2
JPH079801Y2 JP7429392U JP7429392U JPH079801Y2 JP H079801 Y2 JPH079801 Y2 JP H079801Y2 JP 7429392 U JP7429392 U JP 7429392U JP 7429392 U JP7429392 U JP 7429392U JP H079801 Y2 JPH079801 Y2 JP H079801Y2
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JP
Japan
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lid
cup
drink
beverage
cut
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JP7429392U
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JPH0632340U (ja
Inventor
俊男 新田
Original Assignee
株式会社富近工業
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は持ち運び時に漏液する
ことなく、飲用時に開蓋することなくストローなしで飲
料を飲める飲用カップの蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の飲用カップの蓋としては従来例
えば米国特許4589569号明細書記載のものが有っ
た。この従来の技術は丸皿形状の蓋の上板に部分的に飲
用者の上唇が入る円弧形の凹所を形成し、この凹所の手
前の上面に飲料が出る小孔を形成してこの小孔から飲用
コップ内の飲料を閉蓋状態でも飲めるようにしたもので
ある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記した従来の技術は
閉蓋のままカップ内の飲料を飲むことができると共に、
蓋上面の周辺に円弧形の凹所が有ってこの凹所内に飲用
者は上唇を入れてその手前の飲用孔から飲料を手易く飲
めるという利点は有るが、なに分にも飲用孔が販売時か
ら開口してしまっているので、カップ持ち運びや車内納
置に当り、カップ内の飲料がこぼれてしまうし、ゴミ、
ホコリも入り易く不衛生であるという問題点があった。
【0004】この考案は前記した各問題点を除去するた
めに、常には閉蓋状態にある蓋上板の可撓舌片を飲用者
の上唇で押し込むことで、舌片周囲にスキマを作り、後
は可撓舌片の自己復帰で上記スキマを自動閉塞すること
を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記したこの考案の目的
は、飲用カップに被せる可撓性の蓋を構成するに当り、
皿形の蓋の上板に形成したほぼ半円形の傾斜面にその周
方向に向かうU形の切目と可撓部による舌片を形成し、
かつこの舌片のほぼ中央に突部を形成することで達成で
きる。
【0006】
【作用】カップ内に飲用液を入れた後、蓋をカップの上
縁にそのカール部などを利用して蓋鍔の弾力に抗して被
せることができ、飲料として販売できる。
【0007】購入者の持ち運び時などにカップ内の飲料
の液面が揺れ動いても蓋の切目は極めて幅狭であるから
飲料は切目からは妄りに漏出せず安全に持ち運べる。
【0008】カップ内の飲料を飲むには舌片の突部に上
唇を当てがって少し押せば、舌片はその可撓部により飲
料方向に撓み曲がって切目の周縁との間にスキマが生じ
て、このスキマから飲料をストローなしで飲むことがで
き、飲み終ると舌片はその弾力で原状復帰、切目の幅が
極小となって飲料は妄りに漏出しない。
【0009】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。先
ずこの考案の基本構成は図1、図2に示すように、飲用
カップに被せる可撓性の蓋を構成するに当り、プラスチ
ックシートを圧空成形などにより、皿形に成形した蓋1
の上板2 に例えばほぼ半円形の傾斜面3 を形成してその
周方向に向かうU形の切目4 と可撓部5 による舌片6 を
上記上板2 に形成する。
【0010】そしてこの舌片6 のほぼ中央に例えばドー
ム形の突部7 を形成してこの考案による飲用カップの蓋
を構成する。
【0011】この考案の構成は以上のようなもので、次
にその使用例を説明する。カップ内に例えばホットコー
ヒーなどの飲用液を入れた後、蓋1 をカップCの上縁に
そのカール部などを利用して蓋鍔 1aの弾力に抗して図
1、図2のように被せることができ、飲料として販売で
きる。
【0012】購入者の持ち運び時などにカップC内のホ
ットコーヒーなどの飲料aの液面が揺れ動いて蓋1 の外
に出ようとしても切目4 は極めて幅狭であるから飲料a
は切目4 からは妄りに漏出せず安全に持ち運べる。
【0013】カップC内の飲料aを飲むには舌片6 の突
部7 に図3のように上唇を当てがって少し押せば、舌片
6 その可撓部5 により飲料a方向に図1、図4の鎖線で
示すように撓み曲がって切目4 の周縁との間にスキマが
生じ、このスキマから飲料aを図3のようにストローな
しで飲むことができ、飲み終ると舌片6 はその弾力で原
状復帰、切目4 の幅が極小となって飲料は妄りに漏出し
ない。
【0014】なお傾斜面3 は半円形に部分形成する代り
に図5のように上板2 全体を傾斜面3 としてもよい。
【0015】
【考案の効果】この考案は以上説明したように構成した
ので、以下に記載の効果を奏する。購入者の持ち運び時
などにカップC内の飲料aの液面が揺れ動いて蓋1 の外
部に出ようとしても切目4 は極めて幅狭であるから飲料
aは切目4 からは妄りに漏出せず安全に持ち運べるし、
カップが転倒してもすぐ起こせば飲料は外部にコボレな
いという第1の効果が有る。
【0016】また本考案による蓋1 は全体をプラスチッ
クシートなどから圧空成形または真空成形などで切目4
と共に成形でき、ゴミ、ホコリの入らない衛生的な良質
均等品を安価に多量提供できるという第2の効果も有
る。
【0017】さらにカップC内の飲料aを飲むには舌片
6 の突部7 に上唇を当てがって少し押せば、舌片6 はそ
の可撓部5 により飲料a方向に撓み曲がって切目4 の周
縁との間にスキマが生じて、このスキマから飲料aをス
トローなしで飲むことができ、飲み終ると舌片6 はその
弾力で原状復帰、切目4 の幅が極小となって飲料は妄り
に漏出しないので、車内等外乱が多い場所に置いても安
心して使用できるといった第3の効果も有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による蓋の使用例を示す断面図
【図2】この考案による蓋の使用例を示す斜視図
【図3】この考案による蓋の飲用例を示す断面図
【図4】この考案による蓋の要部拡大断面図
【図5】この考案による蓋の他の例を示す拡大断面図
【符号の説明】
1 蓋 2 上板 3 傾斜面 4 切目 5 可撓部 6 舌片 7 突部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 飲用カップに被せる可撓性の蓋におい
    て、皿形の蓋1 の上板2 に形成した傾斜面3 にその周方
    向に向かうU形の切目4 と可撓部5 による舌片6 を形成
    し、かつこの舌片6 のほぼ中央に突部7 を形成してなる
    飲用カップの蓋。
JP7429392U 1992-10-01 1992-10-01 飲用カップの蓋 Expired - Fee Related JPH079801Y2 (ja)

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JPH0632340U JPH0632340U (ja) 1994-04-26
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