JPH0675753U - インパクト式印字装置の用紙押え装置 - Google Patents

インパクト式印字装置の用紙押え装置

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JPH0675753U
JPH0675753U JP1710493U JP1710493U JPH0675753U JP H0675753 U JPH0675753 U JP H0675753U JP 1710493 U JP1710493 U JP 1710493U JP 1710493 U JP1710493 U JP 1710493U JP H0675753 U JPH0675753 U JP H0675753U
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JP
Japan
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paper
window hole
pressing member
shape
sheet
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Application number
JP1710493U
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Inventor
吉光 土井
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リボンマスクが用紙上端部や連帳用紙ミシン
目を引っかけて用紙破れなどを起こすことのない印字装
置を提供する。 【構成】 用紙押え部材14に設けられたリボンマスク
16に印字ワイヤと対向して明けられる窓孔76の形状
を上方に広がった略逆台形、略逆三角形もしくは略半円
形形状とする。これにより用紙の上端や連帳用紙のミシ
ン目部が窓孔76と対向しても、窓孔の開口縁77の傾
斜で各用紙の角部がプラテン方向に押されて窓孔から出
るようになり、用紙上端を引っかけることがない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンピュータなどからの出力データを印字するための印字装置に関 し、特に用紙を印字ワイヤでインクリボンを介して叩くことにより印字するイン パクト式印字装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図5は印字装置の概略平面図で、キャリッジ18は印字ヘッド20を搭載し、 駆動機構(図示せず)により駆動され、プラテン10の前面を軸24、26に沿 って左右方向に往復移動する。印字ヘッド20は複数本の印字ワイヤがプラテン 10に向かって選択的に突出するインパクト式のものである。キャリッジ18は 、印字ヘッド20とプラテン10の間に立ち上がった用紙押え部材14を有する 。リボンカセット22は、インクリボン28をプラテン10に沿って張架すると ともに、そのインクリボン28を印字ヘッド20と用紙押え部材14との間に挿 通している。用紙押え部材14は、インクリボン28と用紙12の間に位置して 用紙がインクリボンで汚れるのを防いでいるとともに、用紙をプラテン側に押し 付けている。用紙押え部材14はキャリッジ18から立ち上がった固定の基板部 材15と、その基板部材に固定されたリボンマスク16とからなる。リボンマス ク16は、プラテン10方向と印字ヘッド20方向に変位可能な薄板金属材また はフィルム材などの弾性部材で製作され、印字ヘッド20の印字ワイヤと対向す る窓孔76を有している。印字ワイヤはインクリボン28を、この窓孔76を通 して用紙12に押し付け、ドットマトリクス形式で印字する。
【0003】 従来、用紙押え部材のリボンマスク16に明けられた窓孔76の形状は、図6 のように上方と下方に向かって狭くなる略菱形、図7のように横長楕円形状、図 8のように縦長楕円形状が一般的であった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】 しかしながら、用紙上端の1行目から印字しようとした場合には、図6に示す ようにキャリッジが用紙端から中央へ(矢印方向)移動するときに用紙12の左 上端角部62または右上端角部が、窓孔76の上方に向かって狭くなる部分60 で印字ヘッド側に入り込んでしまう。この状態のままでキャリッジを移行し続け ると、用紙のひっかかりや破れ、印字の乱れ及び印字装置の異常停止を発生する ことがあった。
【0005】 また、連帳用紙13のミシン目の上を窓孔76が通過する場合、用紙左右にあ る縦ミシン目と横ミシン目とが結合した部分64は、ミシン目の縦と横の切れ目 により通常の用紙表面より浮いており、このためこの部分が上記の場合と同じ理 由で窓孔76に引っかかりやすく、図7に示すように上記と同じ不具合を起こす ことがあった。
【0006】 この対策として、実公平1−29088号公報に開示されているように、略菱 形の窓孔76周辺の用紙側表面に突起66を設けたものがある(図9に示す)。 用紙12を突起66によりプラテン側に押し付けて、印字用紙が窓孔76から離 れるようにしたものである。このようにしても用紙の上端はプラテン10から浮 き上がる傾向にあり、まだ不十分であった。
【0007】 本考案は、上述した問題点を解決し、用紙押え部材の窓孔に用紙の左右上端角 部や連帳用紙のミシン目が引っかからないようにすることを目的としたものであ る。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本考案は、複数本の印字ワイヤによりインクリボン を介して印字用紙を叩いて印字を行う印字ヘッドと、その印字ヘッドを搭載しプ ラテンに沿って移動するキャリッジと、インクリボンと印字用紙の間に位置し、 キャリッジに固定された用紙押え部材と、より成るインパクト式印字装置におい て、前記用紙押え部材に前記印字ワイヤが対向する窓孔を設けるとともに、その 窓孔の形状を、用紙送り方向に合わせて上方に広がった略逆台形、略逆三角形も しくは略半円形形状としたものである。
【0009】 そして好ましくは、用紙押え部材はプラテンと印字ヘッド方向とに変位可能な 弾性部材でなるリボンマスクを有し、そのリボンマスクに前記窓孔を有する。
【0010】
【作用】
上記の構成を有する装置は、用紙押え部材に設けた窓孔の形状を、用紙送り方 向に合わせて上方に広がった略逆台形、略逆三角形もしくは略半円形形状とした ものであるから、用紙の上端や連帳用紙のミシン目部が窓孔と対向しても、窓孔 の開口縁の傾斜で各用紙の角部がプラテン方向に押されて窓孔から出る。したが って用紙の引っかかりを発生することなく安定して印字することができる。
【0011】
【実施例】
以下、本考案を具体化した一実施例を図面にしたがって説明する。印字装置全 体の概略構成は、図5で説明したとおりである。図1に示すように用紙押え部材 14において、リボンマスク16は、基板部材15の開口部15aに固定され、 窓孔76の形状を、上部開口縁78が水平で左右の開口縁77が下方搾り状に傾 斜した、つまり用紙送り方向(図1の上方)に合わせて上方に広い略逆台形もし くは略逆三角形形状としている。
【0012】 図3に示すように用紙12の最上端1行目から印字しようとした場合、印字用 紙の上端角部62がキャリッジの移行(矢印方向)につれて窓孔76に一旦進入 した後出ていこうとするが、この時、窓孔の形状が上方に広い形状であるため、 用紙の上端角部62よりもその下部64の方が常に窓孔の左右の開口縁77に早 く接触しており、その部分64が開口縁77によりガイドされながら窓孔端部へ 移動するため、用紙12は常にプラテン側へ戻されていく。このため、用紙12 は印字ヘッド側へ入ってこず、用紙を引っかけることなくキャリッジを安定して 移行することができる。
【0013】 上記開口縁77は図1のように、中間で鈍角に屈曲している。これを緩やかな 傾斜の一本の直線で構成する場合、窓孔76の横幅が大きくなりすぎて、インク リボン28が窓孔76から用紙側へ出易くなるので、これを防止するためである 。同様の目的を達成するために図4のように上方に広い略半円形としてもよい。 窓孔76の水平な開口縁78は、中央に半円形の切欠き79を有する。プラテ ンに巻付けられた連続用紙の横ミシン目は、プラテンから浮上がる傾向にあり、 用紙送りにともないこのミシン目が水平な開口縁78に当たる。つまり水平なエ ッジ同士が当たるとその衝撃力の逃げ場がなく、用紙を損傷するおそれがあるだ けでなく、プラテンの回転に対して大きな抵抗になる。リボンマスク16が図2 のようにその弾性を利用して用紙側に湾曲しているため、この湾曲部の最前端に 切欠き79があることによって、ミシン目が切欠き79の左右側縁に押されてプ ラテン側へ逃げ、水平な開口縁78に当たるのを防いでいる。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したことから明かなように、本考案の印字装置は、用紙押え部材の窓 孔形状を略逆台形、略逆三角形もしくは略半円形形状とすることにより、用紙上 端部での印字や連帳用紙ミシン目での印字の際の用紙引っかけや用紙破りを防止 できるという顕著な効果を有するとともに、窓孔周囲に突起を付ける必要もなく なるため、少ないコストで部品を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を実施した用紙押え部材の正面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】用紙上端部を用紙押え部材の窓孔が通過する状
態の説明図。
【図4】他の実施例の正面図。
【図5】印字装置の全体の概略平面図。
【図6】従来の印字装置の用紙押え部材の正面図。
【図7】従来の印字装置の用紙押え部材の正面図。
【図8】従来の印字装置の用紙押え部材の正面図。
【図9】従来の印字装置の用紙押え部材の正面図。
【符号の説明】
10 プラテン 12 用紙 14 用紙押え部材 16 リボンマスク 18 キャリッジ 20 印字ヘッド 28 インクリボン

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本の印字ワイヤによりインクリボン
    を介して用紙を叩いて印字を行う印字ヘッドと、 その印字ヘッドを搭載しプラテンに沿って移動するキャ
    リッジと、 インクリボンと用紙の間に位置し、キャリッジに固定さ
    れた用紙押え部材と、 より成るインパクト式印字装置において、 前記用紙押え部材に前記印字ワイヤが対向する窓孔を設
    けるとともに、その窓孔の形状を、用紙送り方向に合わ
    せて上方に広がった略逆台形、略逆三角形もしくは略半
    円形形状としたことを特徴とする用紙押え装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記用紙押え部材は
    プラテンと印字ヘッド方向とに変位可能な弾性部材でな
    るリボンマスクを有し、そのリボンマスクに前記窓孔を
    有するインパクト式印字装置の用紙押え装置。
JP1710493U 1993-04-06 1993-04-06 インパクト式印字装置の用紙押え装置 Pending JPH0675753U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1710493U JPH0675753U (ja) 1993-04-06 1993-04-06 インパクト式印字装置の用紙押え装置

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JP1710493U JPH0675753U (ja) 1993-04-06 1993-04-06 インパクト式印字装置の用紙押え装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0675753U true JPH0675753U (ja) 1994-10-25

Family

ID=11934722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1710493U Pending JPH0675753U (ja) 1993-04-06 1993-04-06 インパクト式印字装置の用紙押え装置

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JP (1) JPH0675753U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013132788A (ja) * 2011-12-26 2013-07-08 Ricoh Printing Systems Ltd リボンセパレータ及びそれを用いたドットラインプリンタ

Cited By (1)

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