JPH06747B2 - ピリジン誘導体およびその製造法 - Google Patents

ピリジン誘導体およびその製造法

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JPH06747B2
JPH06747B2 JP60000497A JP49785A JPH06747B2 JP H06747 B2 JPH06747 B2 JP H06747B2 JP 60000497 A JP60000497 A JP 60000497A JP 49785 A JP49785 A JP 49785A JP H06747 B2 JPH06747 B2 JP H06747B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は強い血管拡張作用のみならず、血小板凝集抑制
作用をも有し、脳および心臓の循環障害治療剤として極
めて有用である一般式 〔式中、R1は水素原子または低級アルキル基を;R6
置換されていてもよいアリールまたは芳香族複素環式基
を;R7はエステル化されたカルボキシル基を;R8およ
びR9は同一または異なって低級アルキル基を;Bは結
合手または−(CH2)n−と酸素原子を介して結合するアル
キレン基を;nは1または2を示す。〕 で表わされるジヒドロピリジン誘導体(特願昭59-13064
5号(特開昭61-10576号公報参照))の製造における重
要な中間体である一般式 〔式中、R1は水素原子または低級アルキル基を;R2
式:-OR3(R3は水素原子またはヒドロキシル基の保護
基を示す)、または式:-O-A-OR4(R4は水素原子また
はヒドロキシル基の保護基を、Aはアルキレン基を示
す)を;およびnは1または2を示す。〕 で表わされるピリジン誘導体およびその製造法に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、2,6−ジメチル−4−(2−ニトロフェニル)
−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジカルボン酸−
ジメチルエステル(一般名:ニフェジピン、米国特許第
3644627号)および2,6−ジメチル−4−(3−ニト
ロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジン−3,5−ジ
カルボン酸−3−〔2−(N−ベンジル−N−メチルア
ミノ)エチル〕エステル−5−メチルエステル・塩酸塩
(一般名:ニカルジピン、特公昭55-45075号公報)など
の1,4−ジヒドロピリジン誘導体が脳循環障害や心臓
循環障害の治療剤として有用であることがしられてい
る。しかし、これらはいずれも強い血管拡張作用を有し
ていても、脳および心臓循環障害の一因である血栓に対
する作用は十分なものとはいえなかった。
そこで、上記問題点を解決するため、本発明者らは先
に、血管拡張作用のみならず、血小板凝集抑制作用をも
有する一般式(I)で表わされる化合物を見出し出願して
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、一般式(I)で表わされる化合物を工業的に製
造する際の中間体およびその製造法を提供するものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕 この様な状況下に本発明者らは鋭意研究を行った結果、
一般式(II)で表わされる化合物が一般式(I)で表わされ
る化合物の中間体として有用であること、さらにそれを
製造する方法をも見出し本発明を完成するに至った。
以下、本発明について詳説する。
なお、本明細書において、特にことわらない限り、低級
アルキル基とは、たとえば、メチル、エチル、n−プロ
ピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec.−
ブチル、tert.−ブチルのC1〜4アルキル基を;アルキレ
ン基とは、たとえば、メチレン、エチレン、トリメチレ
ン、プロピレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘ
キサメチレン、1−メチルトリメチレンなどのC1〜6
ルキレン基を;ハロゲン原子とは、たとえば、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子などを;ヒドロキシル基の保
護基とは、ヒドロキシル基の保護基として通常知られて
いる保護基、たとえば、メチル、tert.−ブチル、ベン
ジル、ジフェニルメチル、トリフェニルメチル、ホルミ
ル、アセチル、1−エトキシエチル、テトラヒドロピラ
ニル、トリメチルシリル、tert.−ブチルメチルシリル
などの基をそれぞれ示す。
一般式(II)で表わされる化合物には幾何異性体が存在す
るが、本発明にはそれらはいずれも包含され、また溶媒
和物および水和物並びにそれらのすべての結晶形をも包
含される。
一般式(II)で表わされる化合物は、一般式 〔式中、R1、R2およびnは前記した意味を有する。〕 で表わされる化合物にハロゲン化剤を作用させ、一般式 〔式中、R5はハロゲン原子を示し;R1、R2およびn
は前記した意味を有する。〕 で表わされる化合物を得、ついで脱酸剤を作用させて得
ることができる。この反応はオレフィン類の製造方法と
して自体公知の方法、たとえば、Compendium of Organi
c Synthetic Methods (John Wiley & Sons)セクション1
98および205に記載されている方法で実施することがで
きるが、たとえば、つぎのような方法が挙げられる。
一般式(III)で表わされる化合物にハロゲン化剤を作用
させて一般式(IV)で表わされる化合物を得る反応は、に
ハロゲン化剤を一般式(III)で表わされる化合物に対し
て等モル以上使用し、−20〜120℃で数分〜数十時間実
施すればよい。また、この反応は無溶媒下あるいは溶媒
中で行うことができ、用いられる溶媒としては反応に悪
影響を及ぼさないものであればよく、たとえば、塩化メ
チレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロ
エタンなどのハロゲン化炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ンなどの芳香族炭化水素類;ジエチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタン
などのエーテル類;アセトニトリルなどのニトリル類;
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ンなどのケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチ
ルなどのエステル類;酢酸、ジクロロ酢酸、トリフルオ
ロ酢酸などのカルボン酸類;メタノール、エタノール、
プロパノール、イソプロパノール、ブタノール、イソブ
タノールなどのアルコール類;N,N−ジメチルホルム
アミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピ
ロリドンなどのアミド類;ピリジン、ピコリン、ルチジ
ン、N,N−ジメチルアニリンなどのアミン類および水
などが挙げられ、これらは混合して用いることもでき
る。
また、ハロゲン化剤としては、たとえば、塩化チオニ
ル、臭化チオニル、オキシ塩化リン、三臭化リン、三塩
化リン、塩化オキザリル、ホスゲン、四塩化炭素=トリ
フェニルホスフィン、臭素=トリフェニルホスフィン、
塩化水素、臭化水素などが挙げられる。
ついで、一般式(IV)で表わされる化合物に脱酸剤を作用
させて一般式(II)で表わされる化合物を得る反応は、一
般式(IV)で表わされる化合物に対して脱酸剤を1〜10
倍モル程度使用し、室温〜200℃で数分〜数十時間実施
すればよい。この反応は無溶媒下あるいは溶媒中で行う
ことができ、用いられる溶媒としては反応に悪影響を及
ぼさないものであればよく、たとえば、ベンゼントルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素類;テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン、1,2−ジメトキシエタンなどのエ
ーテル類;アセトニトリルなどのニトリル類;アセト
ン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど
のケトン類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチルなど
のエステル類;酢酸などのカルボン酸類;メタノール、
エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノ
ール、イソブタノール、tert.−ブタノールなどのアル
コール類;N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジ
メチルアセトアミド、N−メチルピロリドンなどのアミ
ド類;ジメチルスルホキシドなどのスルホキシド類;ヘ
キサメチルホスホルアミドおよび水などが挙げられ、こ
れらは混合して用いることもできる。
また、脱酸剤としては、たとえば、1,8−ジアザビシ
クロ〔5,4,0〕−7−ウンデセン(DBU)、1,
5−ジアザビシクロ〔4,3,0〕−5−ノネン(DB
U)、1,4−ジアザビシクロ〔2,2,2〕オクタン
(Dabco)、トリエチルアミン、ピリジン、N,N−ジメ
チルアニリンなどの有機塩基、ナトリウムメトキシド、
ナトリウムエトキシド、カリウムtert.−ブトキシドな
どのアルカリ金属のアルコキシドおよび水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリ
ウムなどの無機塩基が挙げられる。
そして、一般式(III)で表わされる化合物から、一般式
(IV)で表わされる化合物を経て一般式(II)で表わされる
化合物を製造する一連の反応において、一般式(IV)で表
わされる化合物を単離することなく、次の反応を実施し
てもよい。
また、一般式(II)または(IV)で表わされる化合物におい
て、たとえば、R3およびR4がヒドロキシル保護基であ
る場合、ヒドロキシル保護基の脱離反応に付すことによ
り、R2がそれぞれヒドロキシル基および式:-O-A-OH
(Aは前記した意味を有する)である基に、またR2
ヒドロキシル基または式:-O-A-OH(Aは前記した意味
を有する)である場合、ヒドロキシル基の保護形成反応
に付すことによってその逆に、R3またはR4がヒドロキ
シル保護基に変換することができる。なお、上述のヒド
ロキシル保護基の脱離反応およびヒドロキシル基の保護
形成反応は、公知の方法、たとえばProtective Group i
n Organic Synthesis (John Wiley & Sons)、第2章に
記載の方法で行うことができる。
保護基の脱離は、たとえば、保護基がメチル基の場合は
塩化アルミニウムまたはヨードトリメチルシランを作用
させることによって、ベンジル基、ジフェニルメチル
基、トリフェニルメチル基の場合はヨードトリメチルシ
ラン、酢酸、トリフルオロ酢酸または塩酸を作用させる
か、または水素添加によって、1−エトキシエチル基、
テトラヒドロピラニル基の場合は塩酸またはp−トルエ
ンスルホン酸を作用させることによって、ホルミル基、
アセチル基の場合は炭酸水素カリウム、ナトリウムメト
キシドまたは塩酸を作用させることによって、またトリ
メチルシリル基、tert.−ブチルジメチルシリル基の場
合には塩酸またはフッ化テトラブチルアンモニウムを作
用させることによって行うことができる。
本発明で原料として用いられる一般式(III)で表わされ
る化合物は、たとえば、一般式 〔式中、R1、R2およびnは前記した意味を有する。〕 で表わされる化合物に、水素化ホウ素ナトリウム、シア
ノ水素化ホウ素ナトリウムなどの還元剤を作用させる通
常の還元反応によって製造することができる。
また、一般式(V)で表わされる化合物は、たとえば、式
(VI)で表わされる3−ベンジルピリジンと一般式(VII)
で表わされる化合物とを通常のフリーデル=クラフツ反
応に付して得られる一般式(VIII)で表わされる化合物と
一般式HOR3あるいはHO-A-OR4で表わされる化合物とを、
ハロゲン原子の置換反応に通常適用される条件下で反応
させることによって製造することができる。なお、フリ
ーデル=クラフツ反応は塩化アルミニウム、三フッ化ホ
ウ素、塩化亜鉛、塩化第二スズ、トリフルオロメタンス
ルホン酸など、フリーデル=クラフツ反応に通常用いら
れる触媒の存在下に行われる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明方法では容易に入手し得る3
−ベンジルピリジンを実施容易なフリーデル=クラフツ
反応や還元反応などに付すことによって製造される一般
式(III)で表わされる化合物から、一般式(II)で表わさ
れるピリジン誘導対を容易に製造することができる。
〔実施例〕
以下、製造例および参考例を挙げて本発明をより詳細に
説明する。
参考例1 無水塩化アルミニウム13.3gを塩化メチレン25ml
に懸濁させ、これに氷冷下、3−クロロ−2−メチル−
プロピオン酸クロリド7.3gを加え、ついで、3−ベ
ンジルピリジンの塩酸塩8.2gを少しずつ加える。氷
冷下で2時間、ついで室温で1時間反応させる。反応液
を氷水246mlおよび塩化メチレン49mlの混合液中に
少しずつ加え、有機層を分取し、水層は塩化メチレン4
0mlで抽出する。有機層を合わせ、水80mlを加えて炭
酸水素ナトリウムで中和する。有機層を分取し、水50
mlで洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。
減圧下に溶媒を留去し、残留物をカラムクロマトグラフ
ィー〔和光シリカゲルC−200,溶出溶媒;クロロホル
ム:酢酸エチル(容量比1:1)〕で精製すれば、無色
油状の3−〔p−(3−クロロ−2−メチルプロピオニ
ル)ベンジル〕ピリジン10.53g(収率96.0
%)を得る。
IR(液膜)cm−1:νc=o 1675 NMR(CDCl)δ値: 1.25(3H,d,J=6Hz), 7.00〜7.60(4H,m), 7.85(2H,d,J=8Hz), 8.36〜8.70(2H,m) 参考例2 カリウムtert.−ブトキシド5.0gをエチレングリコール
50mlに溶解させ、これに氷冷下、N,N−ジメチルホ
ルムアミド6mlと3−〔p−(3−クロロ−2−メチル
プロピオニル)ベンジル〕ピリジン5.0gとの混合溶
解液を少しずつ加える。同温度で2時間反応させたの
ち、2N−塩酸9mlで中和し、ついで水50mlで希釈し
た後、塩化メチレン各50mlで2回抽出する。抽出液を
合わせ、水洗した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させ
る。減圧下に溶媒を留去し、残留物をカラムクロマトグ
ラフィー〔和光シリカゲルC−200,溶出溶媒;クロロ
ホルム:酢酸エチル(容量比1:3)〕で精製すれば、
無色油状の3−〔p−〔3−(2−ヒドロキシエチル)
オキシ−2−メチルプロピオニル〕ベンジル〕ピリジン
5.63g(収率85.8%)を得る。
IR(液膜)cm−1:νc=o 1675 NMR(CDCl)δ値: 1.15(3H,d,J=6Hz), 7.00〜7.56(4H,m), 7.82(2H,d,J=8Hz), 8.20〜8.50(2H,m) 参考例3 (1)3−〔p−〔3−(2−ヒドロキシエチル)オキシ
−2−メチルプロピオニル〕ベンジル〕ピリジン2.0
gをピリジン3mlに溶解させ、これに氷冷下無水酢酸
0.76mlを加えて室温で12時間反応させる。減圧下
に溶媒を留去し、残留物を酢酸エチル16mlに溶解さ
せ、これを水5mlで洗浄した後、無水硫酸マグネシウム
で乾燥させる。減圧下に溶媒を留去すれば、粗製の3−
〔p−〔3−(2−アセトキシエチル)オキシ−2−メ
チルプロピオニル〕ベンジル〕ピリジンを油状物として
得る。これをエタノール17mlに溶解させる。
(2)(1)で得られたエタノール溶液に氷冷下水素化ホウ素
ナトリウム0.25gを少しずつ加え同温度で1時間反
応させる。酢酸0.38mlを加えた後減圧下に溶媒を留
去し、ついで飽和食塩水20mlを加え酢酸エチル20ml
で抽出する。有機層を水洗した後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、残留物をカラ
ムクロマトグラフィー〔和光シリカゲルC−200,溶出
溶媒;クロロホルム:酢酸エチル(容量比1:1)〕で
精製すれば、無色油状の3−〔p−〔3−(2−アセト
キシエチル)オキシ−1−ヒドロキシ−2−メチルプロ
ピル〕ベンジル〕ピリジン2.07g(収率90.4
%)を得る。
IR(液膜)cm−1:νOH 3400,νc=o 1740 NMR(CDCl)δ値: 2.34〜3.74(4H,m), 3.92(3H,s), 4.10〜4.32(2H,m), 6.95〜7.58(6H,m), 8.20〜8.50(2H,m) 参考例4 3−〔p−〔3−(2−ヒドロキシエチル)オキシ−2
−メチルプロピオニル〕ベンジル〕ピリジン4.51g
をエタノール22.5mlに溶解させ、これに氷冷下氷冷
下水素化ホウ素ナトリウム0.286gを少しずつ加
え、同温度で1時間反応させる。後減圧下に溶媒を留去
し、残留物に水22.5mlと酢酸エチル22.5mlを加
え、2N−塩酸でpH7.0に調整する。有機層を分取し、
水10mlで洗浄した後、これに水22.5mlを加え、2
N−塩酸でpH1.5に調整する。水層を分取し、酢酸エチ
ル10mlで洗浄した後、これに酢酸エチル22.5mlを
加え、炭酸水素ナトリウムで中和する。有機層を分取
し、水10mlで洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾
燥させる。減圧下に溶媒を留去すれば、無色油状の3−
〔P−〔1−ヒドロキシ−3−(2−ヒドロキシエチ
ル)オキシ−2−メチルプロピル〕ベンジル〕ピリジン
4.2g(収率92.5%)を得る。
IR(液膜)cm−1:νOH 3300 NMR(CDCl)δ値: 1.80〜2.35(1H,m), 4.82(d,J=4Hz) 6.85〜7.60(6H,m), 8.10〜8.60(2H,m) 参考例5 (1)無水塩化アルミニウム8.1gを塩化メチレン15m
lに懸濁させ、これに氷冷下3−クロロプロピオン酸ク
ロリド3.0mlを加え、ついで3−ベンジルピリジンの
塩酸塩5.0gを30分間を要して少しずつ加える。室
温で1時間反応させたのち、反応液を氷水30ml中に加
える。析出する結晶を取し、これを酢酸エチル50ml
と水30mlの混合液に懸濁させ、氷冷下炭酸水素ナトリ
ウムで中和する。不溶部を去し、液の有機層を分取
して飽和食塩水10mlで洗浄する。無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥させた後、減圧下に溶媒を留去すれば、淡黄色
油状の3−〔p−(3−クロロプロピオニル)ベンジ
ル〕ピリジン5.5g(収率86.5%)を得る。
IR(液膜)cm−1:νc=o 1675 (2)(1)で得られた3−〔p−(3−クロロプロピオニ
ル)ベンジル〕ピリジン0.70gをN,N−ジメチル
ホルムアミド3.5mlとエチレングリコール3.5mlと
の混合液に溶解させ、これに水素化ナトリウム(純度6
0%)0.13gを溶解させたエチレングリコール3.
5mlの溶液を氷冷下の滴下して同温度で20分間反応さ
せる。ついで、反応液を水20mlで希釈し、2N−塩酸
でpH7.0に調整した後、酢酸エチル各20mlで4回抽
出する。抽出液を合わせ、水20mlで洗浄した後、無水
硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去
し、残留物をカラムクロマトグラフィー〔和光シリカゲ
ルC−200,溶出溶媒;クロロホルム:酢酸エチル(容
量比1:1)〕で精製すれば、無色油状の3−〔p−
〔3−(2−ヒドロキシエチル)オキシプロピオニル〕
ベンジル〕ピリジン0.63g(収率82.9%)を得
る。
IR(液膜)cm−1:νOH 3400,νc=o 1675 NMR(CDCl)δ値: 3.03〜3.33(2H,m), 8.20〜8.50(2H,m) 参考例6 3−〔p−〔3−(2−ヒドロキシエチル)オキシプロ
ピオニル〕ベンジル〕ピリジン3.0gおよびトリエチ
ルアミン16.1mlを塩化メチレン30mlに溶解させ、
これに氷冷下塩化アセチル0.90mlを30分間を要し
滴下する。室温で2時間反応させたのち、水20mlを加
え、ついで炭酸水素ナトリウムでpH7に調整する。有機
層を分取し、水10mlで洗浄した後無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、残留物をカラ
ムクロマトグラフィー〔和光シリカゲルC−200,溶出
溶媒;ベンゼン:酢酸エチル(容量比1:1)〕で精製
すれば、淡黄色油状の3−〔p−〔3−(2−アセトキ
シエチル)オキシプロピオニル〕ベンジル〕ピリジン
2.94g(収率85.7%)を得る。
IR(液膜)cm−1:νc=o 1735,1675 NMR(CDCl)δ値: 2.00(3H,s), 3.20(2H,t,J=6Hz), 3.40〜4.30(8H,m), 8.20〜8.60(6H,m) 参考例7 3−〔p−〔3−(2−アセトキシエチル)オキシプロ
ピオニル〕ベンジル〕ピリジン2.70gをエタノール
27mlに溶解させ、これに水素化ホウ素ナトリウム0.
34gを氷冷下に30分間を要して分割して添加し、同
温度で1時間反応させる。反応液に氷水30mlおよび酢
酸エチル20mlを加え、ついで2N−塩酸でpH2.0に
調整する。水層を分取し、これに酢酸エチル30mlを加
え、炭酸水素ナトリウムでpH7に調整する。有機層を分
取し、水10mlで洗浄した後無水硫酸マグネシウムで乾
燥させる。減圧下に溶媒を留去すれば、無色油状の3−
〔p−〔3−(2−アセトシキエチル)オキシ−2−ヒ
ドロキシプロピル〕ベンジル〕ピリジン2.25g(収
率82.7%)を得る。
IR(液膜)cm−1:νOH 3400,νc=o 1735 NMR(CDCl)δ値: 2.00(3H,s), 4.80(1H,t,J=6Hz), 6.75〜7.56(6H,m), 8.00〜8.40(2H,m) 参考例8 3−〔p−(3−クロロプロピオニル)ベンジル〕ピリ
ジンと2−tert.−ブトキシエタノールとを参考例5の
(2)と同様に反応させて無色油状の3−〔p−〔3−
(2−tert.−ブトキシエチル)オキシプロピオニル〕
ベンジル〕ピリジンを得る(収率80.9%)。
IR(液膜)cm−1:νc=o 1670 NMR(CDCl)δ値: 1.19(9H,s), 3.01〜4.10(10H,m), 7.01〜7.99(6H,m), 8.25〜8.57(2H,m) 参考例9 3−〔p−〔3−(2−tert.−ブトキシエチル)オキ
シプロピオニル〕ベンジル〕ピリジンと水素化ホウ素ナ
トリウムとを参考例7と同様に反応させて無色油状の3
−〔p−〔3−(2−tert.−ブトキシエチル)オキシ
−1−ヒドロキシプロピル〕ベンジル〕ピリジンを得る
(収率99.6%)。
IR(液膜)cm−1:νOH 3400 NMR(CDCl)δ値: 1.20(9H,s), 1.94(2H,q,J=7Hz), 3.39〜3.70(7H,m), 3.88(2H,s), 4.82(1H,t,J=7Hz), 6.90〜7.46(6H,m), 8.18〜8.41(62,m) 参考例10 3−〔p−(3−クロロ−2−メチルプロピオニル)ベ
ンジル〕ピリジン2.28gをエタノール17mlに溶解
させ、これに氷冷下水素化ホウ素ナトリウム0.34g
を少しずつ加え、同温度で1時間反応させる。酢酸0.
54mlおよび飽和食塩水30mlを順次加え、酢酸エチル
各20mlで2回抽出する。抽出液を合わせ水洗した後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留
去し、残留物をカラムクロマトグラフィー〔和光シリカ
ゲルC−200,溶出溶媒;クロロホルム:酢酸エチル
(容量比1:1)〕で精製すれば、無色油状の3−〔p
−(3−クロロ−1−ヒドロキシ−2−メチルプロピ
ル〕ベンジル〕ピリジン2.29g(収率99.0%)
を得る。
IR(液膜)cm−1:νOH 3300 NMR(CDCl)δ値: 1.80〜2.32(1H,m), 6.85〜7.52(6H,m), 8.10〜8.42(2H,m) 参考例11 3−〔p−(3−クロロ−1−ヒドロキシ−2−メチル
プロピル)ベンジル〕ピリジン2.29gをN,N−ジ
メチルホルムアミド11mlに溶解させ、これに酢酸ナト
リウム1.36gを加え、加熱還流下2時間反応させ
る。減圧下に溶媒を留去した後、飽和食塩水20mlおよ
び酢酸エチル20mlを加える。有機層を分取し、水10
mlで洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。
減圧下に溶媒を留去し、残留物をカラムクロマトグラフ
ィー〔和光シリカゲルC−200,溶出溶媒:クロロホル
ム〕で精製すれば、無色油状の3−〔p−(3−アセト
キシ−1−ヒドロキシ−2−メチルプロピル〕ベンジ
ル〕ピリジン0.91g(収率36.7%)を得る。
IR(液膜)cm−1:νc=o 1730 NMR(CDCl)δ値: 6.85〜7.55(6H,m), 8.05〜8.50(2H,m) 製造例1 3−〔p−〔3−(2−アセトキシエチル)オキシ−1
−ヒドロキシ−2−メチルプロピル〕ベンジル〕ピリジ
ン2.07gを塩化メチレン10mlに溶解させ、これに
氷冷下塩化チオニル0.88mlを加え、同温度で1時間
反応させる。減圧下に溶媒および余剰の塩化チオニルを
留去する。残留物をN,N−ジメチルホルムアミド10
mlに溶解させ、これにDBU4.5mlを滴下し、100
℃〜110℃で2時間攪拌する。ついで水4mlを滴下し、
100℃で2時間反応させる。反応液を飽和食塩水80
ml中に注ぎ、酢酸エチル各40mlで2回抽出する。抽出
液を合わせて水20mlで洗浄し、無水硫酸マグネシウム
で乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、残留物をカラム
クロマトグラフィー〔和光シリカゲルC−200,溶出溶
媒:クロロホルム〕で精製すれば、無色油状の3−〔p
−〔3−(2−ヒドロキシエチル)オキシ−2−メチル
−1−プロペニル〕ベンジル〕ピリジン0.85g(収
率50.0%)を得る。
IR(液膜)cm−1:νOH 3350 NMR(CDCl)δ値: 1.88(3H,bs), 6.42(1H,bs), 6.90〜7.54(6H,m), 8.30〜8.55(2H,m) 製造例2 (1)3−〔p−〔1−ヒドロキシ−3−(2−ヒドロキ
シエチル)オキシ−2−メチルプロピル〕ベンジル〕ピ
リジン2.74gをエタノール13.7mlに溶解させ、
これに氷冷下塩化水素を飽和させた後、室温で2時間反
応させる。減圧下に溶媒を留去し、残留物に水10mlお
よび酢酸エチル20mlを加え、炭酸水素ナトリウムでpH
7.0に調整する。有機層を分取し、水10mlで洗浄した
後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に溶媒
を留去すれば、無色油状の3−〔p−〔1−クロロ−3
−(2−ヒドロキシエチル)オキシ−2−メチルプロピ
ル〕ベンジル〕ピリジン2.85g(収率98%)を得
る。
IR(液膜)cm−1:νOH 3300 NMR(CDCl)δ値: 1.92〜2.62(1H,m), 5.18(d,J=4Hz) 6.82〜7.58(6H,m), 8.22〜8.60(2H,m) (2)3−〔p−〔1−クロロ−3−(2−ヒドロキシエ
チル)オキシ−2−メチルプロピル〕ベンジル〕ピリジ
ン5.82gをジメチルスルホキシド29.1mlに溶解
させ、これにDBU5.44mlを加え100〜110℃
で2時間反応させる。反応液を水200mlに注ぎ、酢酸
エチル各50mlで2回抽出する。抽出液を合わせ、水2
0mlで洗浄した後無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。
減圧下に溶媒を留去し、残留物をカラムクロマトグラフ
ィー〔和光シリカゲルC−200,溶出溶媒;クロロホル
ム〕で精製すれば、無色油状の3−〔p−〔3−(2−
ヒドロキシエチル)オキシ−2−メチル−1−プロペニ
ル〕ベンジル〕ピリジン3.20g(収率62.0%)
を得る。
本品のIRおよびNMRスペクトルは製造例1で得たも
のと一致した。
また、本品にアセトニトリル中で等モル量の塩化水素を
作用させ、析出する結晶を取すれば、無色針状の3−
〔p−〔(E)−3−(2−ヒドロキシエチル)オキシ−
2−メチル−1−プロペニル〕ベンジル〕ピリジンの塩
酸塩を得る。
融点:110〜120℃ NMR(DMSO−d)δ値: 1.85(3H,s), 3.30〜3.80(4H,m), 4.02(2H,s) 4.22(2H,s), 6.48(1H,bs), 7.05〜7.62(4H,m), 7.90〜9.20(4H,m), 9.85(2H,bs) 製造例3 3−〔p−〔3−(2−アセトキシエチル)オキシ−1
−ヒドロキシプロピル〕ベンジル〕ピリジンから製造例
1と同様にして無色油状の3−〔p−〔3−(2−ヒド
ロキシエチル)オキシ−1−プロペニル〕ベンジル〕ピ
リジンを得る(収率73.3%)。
IR(液膜)cm−1:νOH 3350 NMR(CDCl)δ値: 4.15(2H,d,J=5Hz), 6.16(1H,dt,J=16Hz,5Hz), 6.56(1H,d,J=16Hz), 6.85〜7.50(6H,m), 8.30〜8.55(2H,m) 製造例4 3−〔p−〔3−(2−tert.−ブトキシエチル)オキ
シ−1−ヒドロキシプロピル〕ベンジル〕ピリジン0.
63gを塩化メチレン3mlに溶解させ、これに氷冷下で
塩化チオニル0.27mlを加え、室温で30分間反応さ
せる。減圧下に溶媒および余剰の塩化チオニルを留去
し、残留物をN,N−ジメチルホルムアミド3mlに溶解
させ、これにDBU1.38mlを加え110〜115℃
で2時間反応させる。反応液に水10mlおよびトルエン
10mlを加え、2N−塩酸でpH7.5に調整する。有機層
を分取し、水5mlで洗浄した後無水硫酸マグネシウムで
乾燥させる。減圧下に溶媒を留去し、残留物をカラムク
ロマトグラフィー〔和光シリカゲルC−200,溶出溶
媒;トルエン:酢酸エチル(容量比10:1)〕で精製
すれば、無色油状の3−〔p−〔3−(2−tert.−ブ
トキシエチル)オキシ−1−プロペニル〕ベンジル〕ピ
リジン0.45g(収率75.0%)を得る。
NMR(CDCl)δ値: 1.20(9H,s), 3.55(2H,s), 3.91(2H,s), 4.15(2H,d,J=5Hz), 6.17(1H,dt,J=16Hz,5Hz), 6.58(1H,d,J=16Hz), 6.92〜7.51(6H,m), 8.32〜8.52(2H,m) 製造例3 (1)3−〔p−(3−アセトキシ−1−ヒドロキシ−2
−メチルプロピル)ベンジル〕ピリジン0.91gを塩
化メチレン4.6mlに溶解させ、これに氷冷下塩化チオ
ニル0.48mlを加え、同温度で1時間反応させる。減
圧下に溶媒および余剰の塩化チオニルを留去した後、酢
酸メチル10mlおよび水10mlを加え、炭酸水素ナトリ
ウムで中和する。有機層を分取し、水5mlで洗浄した後
無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留
去し、残留物をカラムクロマトグラフィー〔和光シリカ
ゲルC−200,溶出溶媒;ベンゼン:酢酸エチル(容量
比5:1)〕で精製すれば、無色油状の3−〔p−〔3
−アセトキシ−1−クロロ−2−メチルプロピル〕ベン
ジル〕ピリジン0.74g(収率86.0%)を得る。
IR(液膜)cm−1:νc=o 1740 NMR(CDCl)δ値: 6.90〜7.55(6H,m), 8.22〜8.55(2H,m) (2)3−〔p−(3−アセトキシ−1−クロロ−2−メ
チルプロピル)ベンジル〕ピリジン0.74gをメタノ
ール10mlに溶解させ、これに氷冷下、ナトリウムメト
キシド0.04gを加え、室温で30分間反応させる。
反応液に酢酸0.1mlを加え減圧下に溶媒を留去し、得
られた残留物を酢酸メチル10mlに溶解させ、水5mlで
洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧
下に溶媒を留去し、得られた残留物をカラムクロマトグ
ラフィー〔和光シリカゲルC−200,溶出溶媒;ベンゼ
ン:酢酸エチル(容量比1:1)〕で精製すれば、無色
油状の3−〔p−〔1−クロロ−3−ヒドロキシ−2−
メチルプロピル〕ベンジル〕ピリジン0.4g(収率6
2.3%)を得る。
IR(液膜)cm−1:νOH 3300 NMR(CDCl)δ値: 0.98(3H,d,J=6Hz), 1.80〜2.42(H,m), 5.18(1H,d,J=5Hz), 6.85〜7.58(6H,m), 8.20〜8.50(2H,m) (3)3−〔p−(1−クロロ−3−ヒドロキシ−2−メ
チルプロピル)ベンジル〕ピリジン0.26gをN,N
−ジメチルホルムアミド1.3mlに溶解させ、これにD
BU0.28mlを加え、110〜120℃で1時間反応
させる。反応液に水5mlを加え、酢酸エチル各5mlで2
回抽出する。抽出液を合わせて水3mlで洗浄した後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥させる。減圧下に溶媒を留去
し、残留物をカラムクロマトグラフィー〔和光シリカゲ
ルC−200,溶出溶媒;ベンゼン:酢酸エチル(容量比
3:1)〕で精製すれば、無色油状の3−〔p−〔3−
ヒドロキシ−2−メチル−1−プロペニル〕ベンジル〕
ピリジン0.15g(収率62.7%)を得る。
IR(液膜)cm−1:νOH 3300 NMR(CDCl)δ値: 1.88(3H,s), 3.88(2H,s), 4.16(2H,s), 4.55(1H,s), 6.46(1H,s), 6.82〜7.56(6H,m), 8.20〜8.50(2H,m)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 赤坂 信一

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔式中、R1は水素原子または低級アルキル基を;R2
    式:-OR3(R3は水素原子またはヒドロキシル基の保護
    基を示す)、または式:-O-A-OR4(R4は水素原子また
    はヒドロキシル基の保護基を、Aはアルキレン基を示
    す)を;およびnは1または2を示す。〕 で表わされるピリジン誘導体。
  2. 【請求項2】一般式 〔式中、R1は水素原子または低級アルキル基を;R2
    式:-OR3(R3は水素原子またはヒドロキシル基の保護
    基を示す)、または式:-O-A-OR4(R4は水素原子また
    はヒドロキシル基の保護基を、Aはアルキレン基を示
    す)を;およびnは1または2を示す。〕 で表わされる化合物にハロゲン化剤を反応させ、一般式 〔式中、R5はハロゲン原子を示し、R1、R2およびn
    は前記した意味を有する。〕 で表わされる化合物を得、ついで脱酸剤を作用させるこ
    とを特徴とする一般式 〔式中、R1、R2およびnは前記した意味を有する。〕 で表わされるピリジン誘導体の製造法。
  3. 【請求項3】一般式 〔式中、R1は水素原子または低級アルキル基を;R2
    式:-OR3(R3は水素原子またはヒドロキシル基の保護
    基を示す)、または式:-O-A-OR4(R4は水素原子また
    はヒドロキシル基の保護基を、Aはアルキレン基を示
    す)を;R5はハロゲン原子を;およびnは1または2
    を示す。〕 で表わされる化合物に、脱酸剤を作用させることを特徴
    とする一般式 〔式中、R1、R2およびnは前記した意味を有する。〕 で表わされるピリジン誘導体の製造法。
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