JP2820739B2 - カルボスチリル誘導体の製造法 - Google Patents

カルボスチリル誘導体の製造法

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JP2820739B2
JP2820739B2 JP1281397A JP28139789A JP2820739B2 JP 2820739 B2 JP2820739 B2 JP 2820739B2 JP 1281397 A JP1281397 A JP 1281397A JP 28139789 A JP28139789 A JP 28139789A JP 2820739 B2 JP2820739 B2 JP 2820739B2
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健児 大坪
清司 森田
稔 内多
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、優れた抗潰瘍剤、胃炎治療剤として有用な
光学活性カルボスチリル誘導体の合成中間体として有用
なカルボスチリル誘導体の製造法および光学分割法に関
する。
さらに詳しくは、本発明は、一般式 で表わされる光学活性カルボスチリル誘導体またはその
塩の製造法、および一般式 [式中、Rは低級アルキル基を示し、カルボスチリル骨
格の3位と4位間の結合は1重結合または2重結合であ
る] で表わされる光学活性カルボスチル誘導体またはその塩
を得るカルボスチリル誘導体の光学分割法に関する。
発明の構成および効果 本発明は、一般式 [式中、X1はハロゲン原子を示し、Rは前記と同じ] で表わされる光学活性化合物を加水分解することを特徴
とする、一般式 で表わされる光学活性カルボスチリル誘導体またはその
塩の製造法を提供するものである。
本発明は、また、一般式 [式中、Rおよびカルボスチリル骨格の3位と4位間の
結合は前記と同じ] で表わされるカルボスチリル誘導体を光学分割して、光
学活性な一般式 [式中、Rおよびカルボスチリル骨格の3位と4位間の
結合は前記と同じ] で表わされるカルボスチル誘導体またはその塩を得るこ
とを特徴とするカルボスチリル誘導体の光学分割法を提
供するものである。
本発明の化合物(1)および(1a)は、優れた抗潰瘍
剤、胃炎治療剤として有用な光学活性な下記一般式
(4)で表わされるカルボスチリル誘導体を合成するた
めの中間体として有用である。
[式中、R1はハロゲン原子を示し、カルボスチリル骨格
の3位と4位間の結合は1重結合または2重結合を示
す] 本明細書において、RおよびR1で示される各基は、よ
り具体的には、それぞれ次の通りである。ハロゲン原子
としては、弗素、塩素、臭素および沃素原子が挙げられ
る。
低級アルキル基は、メチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘキシル
基等の炭素数1〜6個の直鎖または分枝鎖状アルキル基
を含む。
本発明の方法における化合物(2)を加水分解して、
化合物(1a)に導く反応は、適当な溶媒中、例えば塩
酸、臭化水素酸などのハロゲン化水素酸類、硫酸、リン
酸などの無機酸類、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム
等のアルカリ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリ
ウム、炭酸水素カリウムなどの無機アルカリ化合物、あ
るいは酢酸、蟻酸などの有機酸の存在下に、50〜150
℃、好ましくは、70〜120℃にて、0.5〜24時間程度加熱
することにより達成される。ここで使用される溶媒とし
ては、反応に影響を与えないものをいずれも使用でき、
例えば水、ジクロロメタン、クロロホルムなどのハロゲ
ン化炭化水素類、メタノール、エタノール、イソプロパ
ノールなどの低級アルコール類、アセトン、メチルエチ
ルケトンなどのケトン類、ジオキサン、テトラヒドロフ
ラン、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレ
ングリコールジメチルエーテルなどのエーテル類、蟻
酸、酢酸などの脂肪酸、これらの混合溶媒などを挙げる
ことができる。
本発明の一般式(3)で表わされる化合物の光学分割
は、例えば適当な溶媒中、該化合物に光学活性化合物を
反応させて一般式(3)の化合物の塩を形成させ、これ
を分別結晶後、得られた光学活性な一般式(1)の化合
物を塩の他のに置換することにより行なわれる。
塩形成反応で使用される光学活性化合物は、一般式
(3)の化合物と塩を形成し得る化合物であり得るが、
(+)及び(−)のマンデル酸が特に優れた光学分割効
果を示すため好ましい。塩形成反応で使用される溶媒と
しては、通常の光学分割において使用される溶媒をいず
れも使用可能であり、例えば水、メタノール、エタノー
ル、イソプロパノールなどのアルコール類、ベンゼン、
トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、ジクロメ
タン、クロロホルム、四塩化炭素などのハロゲン化炭化
水素類、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジグライム
などのエーテル類、n−ヘキサン、n−ヘプタン、シク
ロロヘキサンなどの炭化水素類、ジメチルスルホキシ
ド、ジメチルホルムアミド、ヘキサメチルリン類トリア
ミド、アセトン、アセトニトリルなどの極性溶媒または
これらの混合溶媒などを挙げることができる。一般式
(3)の化合物に対する光学活性化合物の使用量は、通
常0.3〜3倍モル程度、好ましくは0.5倍モル〜等モル程
度とするのがよい。該反応は、通常0〜100℃程度、好
ましくは室温〜50℃付近にて好適に進行する。
上記で形成された一般式(3)の化合物の塩を分別結
晶する方法としては、従来公知の方法をいずれも適用で
き、かくして光学活性な一般式(1)の塩を単離するこ
とができる。
光学活性な一般式(1)の塩は脱塩反応に供すること
もできる。該反応は塩基性化合物の存在下、適当な溶媒
中で行なわれる。ここで使用される溶媒としては、前記
塩形成反応で使用される溶媒をいずれも使用することが
できる。また塩基性化合物としては、例えば、水酸化ナ
トリウム、炭酸ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸カリ
ウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウムなどの無
機塩基等を挙げることができる。かかる塩基性化合物
は、通常大過剰量使用するのがよい。
本発明において、出発原料として用いられる化合物
(2)は、各種の方法で製造でき、例えば下記反応式−
1に示す方法により製造できる。
[反応式−1] [式中、R2およびR3はそれぞれ低級アルコキシ基を示
し、X2はハロゲン原子を示す。X1およびRは前記と同
じ] 反応式−1における化合物(5a)または(5b)と化合
物(6)との反応は、適当な不活性溶媒中、塩基性化合
物の存在下に、−80℃〜室温、好ましくは−80℃〜0℃
付近にて、1〜10時間程度の条件で行なわれる。
用いられる不活性溶媒としては、例えば、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチル
エーテル、ジエチルエーテルなどのエーテル類、ベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、ジメ
チルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメチ
ルリン酸トリアミドなどの極性溶媒が挙げられる。用い
られる塩基性化合物としては、例えば、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム等の金属水酸化物、カリウム、ナト
リウム、ナトリウムアミド、カリウムアミド、ナトリウ
ムメチレート、ナトリウムエチレート、カリウム−t−
ブトキシなどの金属アルコラート、n−ブチルリチウ
ム、メチルリチウムなどの低級アルキルリチウム化合
物、水酸化ナトリウム、リチウムジイソプロピルアミド
などを挙げることができる。化合物(6)の使用割合
は、化合物(5a)または(5b)に対して、少なくとも等
モル、好ましくは、等モル〜1.5倍モル量使用するのが
よい。
化合物(7a)または(7b)を化合物(2a)または(2
b)に導く反応は、加水分解により行なわれる。この加
水分解は、適当な溶媒中または無溶媒下で酸の存在下で
行なわれる。溶媒としては、反応に影響を与えないもの
をいずれも使用でき、前記の化合物(2)を加水分解し
て化合物(1a)に導く反応で用いたものと同じ溶媒が使
用され得る。酸としては、例えば塩酸、硫酸、臭化水素
酸などの鉱酸、蟻酸、トリフルオロ酢酸、酢酸、芳香族
スルホン酸などの有機酸などを挙げることができる。酸
の使用量は、時に制限されず広い範囲から適宜選択でき
るが、通常化合物(7a)または(7b)に対して1〜10モ
ル程度、好ましくは1〜2モル程度とするのがよい。該
反応は、通常0〜100℃程度、好ましくは0〜70℃程度
にて好適に進行し、通常0.5〜20時間程度で終了する。
本発明方法で得られた光学活性な一般式(1)の化合
物は、下記反応式−2に示す方法により、優れた抗潰瘍
剤および胃炎治療剤として有用な一般式(4)の化合物
に誘導することができる。
[反応式−2] [式中、R,R1およびカルボスチリル骨格の3位と4位の
結合は前記と同じ] 化合物(1)を化合物(1b)に導く反応は、前記化合
物(2)を加水分解して、化合物(1a)に導く反応と同
様の条件下に行なうことができる。
化合物(1b)と化合物(8)の反応は通常のアミド結
合生成反応に付すことにより達成される。この場合、該
カルボン酸(1b)は活性化された化合物を用いてもよ
い。
アミド結合生成反応として通常のアミド結合生成反応
の条件を適用することが出来る。例えば、(イ)混合酸
無水物法、すなわちカルボン酸(1b)にアルキルハロカ
ルボン酸を反応させて混合酸無水物とし、これに化合物
(8)を反応させる方法、(ロ)活性エステル法または
活性アミド法、すなわちカボン酸(1b)を例えばp−ニ
トロフェニルエステル、N−ヒドロキシコハク酸イミド
エステル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾールエステル
などの活性エステル、またはベンズオキサゾリン−2−
チオンとの活性アミドとし、これに化合物(8)を反応
させる方法、(ハ)カルボジイミド法、すなわちカルボ
ン酸(1b)に化合物(8)を例えばジシクロヘキシルカ
ルボジイミド、カルボニルジイミダゾールなどの脱水剤
の存在下に脱水結合させる方法、(ニ)カルボン酸ハラ
イド法、すなわちカルボン酸(1b)をハライド体に誘導
し、これに化合物(8)を反応させる方法、(ホ)その
他の方法としてカルボン酸(1b)を例えば無水酢酸など
の脱水剤により、カルボン酸無水物とし、これに化合物
(8)を反応させる方法、カルボン酸(1b)と例えば低
級アルコールとのエステルに化合物(8)を高圧高温下
に反応させる方法などを挙げることができる。またカル
ボン酸(1b)をトリフェニルホスフインやジエチルクロ
ロホスフエートなどのリン化合物で活性化し、これに化
合物(8)を反応させる方法も採用されうる。
混合酸無水物法において使用されるアルキルハロカル
ボン酸としては、例えばクロルギ酸メチル、ブロムギ酸
メチル、クロルギ酸エチル、ブロムギ酸エチル、クロル
ギ酸イソブチルなどが挙げられる。混合酸無水物は通常
のシヨツテン−バウマン反応により得られ、これを通常
単離することなく化合物(8)と反応させることにより
化合物(4)が製造される。シヨツテン−バウマン反応
は通常塩基性化合物の存在下に行なわれる。用いラレル
塩基性化合物としてはシヨツテン−バウマン反応に慣用
の化合物が用いられ、例えば、トリエチルアミン、トリ
メチルアミン、ピリジン、ジメチルアニリン、N−メチ
ルモルホリン、4−ジメチルアミノピリジン、1,5−ジ
アザビシクロ[4.3,0]ノネン−5(DBN)、1,5−ジア
ザビシクロ[5.4.0]ウンデセン−5(DBU)、1,4−ジ
アザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)などの有機塩
基、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素カリウ
ム、炭酸水素ナトリウムなどの無機塩基があげられる。
該反応は−20〜100℃程度、好ましくは0〜50℃におい
て行なわれ、反応時間は5分〜10時間程度、好ましくは
5分〜2時間である。得られた混合酸無水物と化合物
(8)との反応は−20〜150℃程度、好ましくは10〜50
℃にて5分〜10時間程度、好ましくは5分〜5時間程度
行なわれる。混合酸無水物法は、時に溶媒を用いなくて
もよいが、一般に溶媒中で行われる。用いられる溶媒は
混合酸無水物法に慣用の溶媒がいずれも使用可能であ
り、具体的には塩化メチレン、クロロホルム、ジクロル
エタンなどのハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレンなどの芳香族炭化水素類、ジエチルエーテ
ル、テトラヒドロフラン、ジメトキシエタンなどのエー
テル類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル類、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ヘキサメ
チルリン酸トリアミドなどの非プロトン性極性溶媒など
が挙げられる。該法におけるカルボン酸(1b)、アルキ
ルハロカルボン酸および化合物(8)の使用割合は通常
少くとも当モルづつ使用されるが、カルボン酸(1b)に
対してアルキルハロカルボン酸および化合物(8)を1
〜2倍用いるのが好ましい。
上記(ロ)の活性エスル法または活性アミド法は、例
えばベンズオキサゾリン−2−チオンアミドを用いる場
合を例にとれば、反応に影響を与えない適当な溶媒、例
えば上記混合酸無水物法に用いるものと同様の溶媒のほ
か1−メチル−2−ピロリドンなどを用い、0〜150
℃、好ましくは10〜100℃にて、5〜75時間反応させる
ことにより行なわれる。この場合、化合物(8)とベン
ズオキサゾリン−2−チオンアミドとの使用割合は、前
者に対して後者を通常少なくとも等モル、好ましくは等
モル〜2倍モルとする。
上記(ハ)のカルボン酸ハライド法は、カルボン酸
(1b)にハロゲン化剤を反応させて、カルボン酸ハライ
ドとし、このカルボン酸ハライドを単離精製し、または
単離精製することなく、これに化合物(8)を反応させ
て行なわれる。
このカルボン酸ハライドと化合物(8)との反応は脱
ハロゲン化水素剤の存在下に適当な溶媒中で行なわれ
る。脱ハロゲン化水素剤としては通常塩基性化合物が用
いられ、上記シヨツテン−バウマン反応に用いられる塩
基化合物のほか、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、
水素化ナトリウム、水素化カリウム、炭酸銀、ナトリウ
ムメチラート、ナトリウムエチラートなどのアルカリ金
属アルコラートなどが挙げられる。なお反応化合物の化
合物(8)を過剰量用いて脱ハロゲン化水素剤として兼
用させることもできる。溶媒としては前記シヨツテン−
バウマン反応に用いられる溶媒のほか、例えば水、メタ
ノール、エタノール、プロハノール、ブタノール、3−
メトキシ−1−ブタノール、エチルセロソルブ、メチル
セロソルブなどのアルコール類、ピリジン、アセトン、
アセトニトリルなど、またはそれらの2種以上の混合溶
媒が挙げられる。化合物(8)とカルボン酸ハライドと
の使用割合は特に限定されず広範囲に選択されるが、通
常前者に対して後者を少なくとも等モル、好ましくは等
モル〜2倍モル用いられる。反応温度は通常−30〜180
℃程度、好ましくは約0〜150℃で、一般に5分〜30時
間で反応は完結する。
用いられるカルボン酸ハライドは、カルボン酸(1b)
とハロゲン化剤とを無溶媒または溶媒中にて反応させて
製造される。溶媒としては、反応に悪影響を与えないも
のであれば使用でき、例えばベンゼン、トルエン、キシ
レンなどの芳香族炭化水素類、クロロホルム、塩化メチ
レン、四塩化炭素などのハロゲン化炭化水素類、ジオキ
サン、テソラヒドロフラン、ジエチルエーテルなどのエ
ーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシ
ドなどが挙げられる。ハロゲン化剤としては、カルボキ
シ基の水酸基をハロゲンに変える通常のハロゲン化剤を
使用でき、例えば塩化チオニル、オキシ塩化リン、オキ
シ臭化リン、五塩化リン、五臭化リンなどが例示され
る。カルボン酸(1b)とハロゲン化剤との使用割合はと
くに限定されず適宜選択されるが、無溶媒下で反応を行
う場合には、通常前者に対して、後者を大過剰量、また
溶媒中で反応を行う場合には、通常前者に対して後者を
少なくとも等モル量程度、好ましくは、2〜4倍モル量
を用いる。その反応温度および反応時間もとくに限定さ
れないが、通常室温100℃程度、好ましくは50〜80℃に
て、30分間〜6時間程度で行なわれる。
またカルボン酸(1b)をトリフェニルホスフインやジ
エチルクロロホスフエートなどのリン化合物で活性化
し、これに化合物(8)を反応させる方法は、適当な溶
媒中で行なわれる。溶媒としては反応に影響を与えない
ものならば何れも使用することができ、具体的には塩化
メチレン、クロロホルム、ジクロルエタンなどのハロゲ
ン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの
芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジメトキシエタンなどのエーテル類、酢酸メチ
ル、酢酸エチルなどのエステル類、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、ヘンサメチルリン酸トリア
ミドなどの非プロトン性極性溶媒などが挙げられる。該
反応では化合物(8)自体が塩基性化合物として働くた
め、これを理論量より過剰に用いることによって反応は
良好に進行するが、必要に応じて、他の塩基性化合物、
例えば、トリエチルアミン、トリメチルアミン、ピリジ
ン、ジメチルアニリン、N−メチルモルホリン、4−ジ
メチルアミノピリジン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]
ノネン−5(DBN)、1,5−ジアザビシクロ[5.4.0]ウ
ンデセン−5(DBU)、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]
オクタン(DABCO)などの有機塩基、炭酸カリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム
などの無機塩基を用いることもできる。該反応は約0〜
150℃、好ましくは約0〜100℃で、約1〜30時間行なう
ことにより達成される。化合物(8)に対するリン化合
物およびカルボン酸(1b)の使用割合は、それぞれ、通
常少なくとも等モル量程度、好ましくは1〜3倍モル量
である。
上記各方法で製造される本発明の化合物およびそれを
中間体とした最終化合物などは、通常の分離手段、例え
ば蒸留法、再結晶法、カラムクロマトグラフィー、プラ
パラテイブ薄層クロマトグラフィー、溶媒抽出法などに
より容易に反応系より単離精製され得る。
つぎに参考例および実施例を挙げて本発明方法をさら
に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されな
い。以下の参考例および実施例に記載の高速液体クロマ
トグラフィー(HPLC)は、東洋ソーダ社製ポンプHLC803
D、東洋社製検出器UV−8および島津製作所社製器記録
計C−R3Aを用い、下記の条件下に行った。
カラム:YMC−A3120DS 溶媒:20%メタノール水溶液(酢酸銅:L=フェニルア
ラニン=1:2) 波長:UV295nm. 流速:1.5ml/分 注入量:10μ(0.1%メタノール溶液 参考例1 (3R)−2,5−ジメトキシ−3−イソプロピル−3,6−
ジヒドロピラジン2.40gを無水テトラヒドロフラン38ml
に溶かし、−78℃に冷却する。これにn−ブチルリチウ
ム8.54mlを滴下し、10分後、さらに4−ブロモメチル−
2−クロロキノリン2.86gの無水テトラヒドロフラン溶
液30mlを加え、同温度にて7時間撹拌する。反応終了
後、テトラヒドロフランを留去し、得られた残渣に水を
加え、ジエチルエーテルで抽出する。硫酸マグネシウム
で乾燥し、濃縮後、得られた残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(溶出液;塩化メチレン:酢酸エチル
=100:1)にて精製して、無色油状の(3S,6R)−2−ク
ロロ−4−[(2,5−ジメトキシ−6−イソプロピル−
3,6−ジヒドロピラジン−3−イル)メチル]キノリン
(2.27g)を得る。
▲[α]22 D▼=24.6゜(C=0.2,メタノール) 参考例2 (3S,6R)−2−クロロ−4−[(2,5−ジメトキシ−
6−イソプロピル−3,6−ジヒドロピラジン−3−イ
ル)メチル]キノリン1.99gに0.25N塩酸水溶液43.8mlを
加えて、室温にて18時間撹拌する。反応終了後、低温に
て水を留去し、得られた残渣に25%アンモニア水溶液を
加えてpH9としたのち、ジエチルエーテルで抽出する。
残渣マグネシウムで乾燥し、濃縮後、得られた残渣をシ
リカゲルカルムクロマトグラフィー(溶出液;塩化メチ
レン:メタノール=100:1)にて精製後、ジエチルエー
テル−n−ヘキサンより再結晶して、白色プリズム状の
S(−)−メチル2−アミノ−3−(2−クロロキノリ
ン−4−イル)プロピオネート(297mg)を得る。
mp 52−54℃、 ▲[α]22 D▼=+31.3゜(C=0.2,メタノール) 参考例3 S−(−)−2−アミノ−3−(2−キノロン−4−
イル)プロピオン酸塩酸塩148mgの水溶液2.5mlを0℃に
冷却後、炭酸カリウム228mgの水溶液2.5mlを加え、さら
に、p−クロロベンゾイルクロリド106mgのアセトン溶
液2.5mlを加え、同温度にて2時間撹拌する。反応終了
後を、低温にて水を加え、1N塩酸によりpH4とし、生じ
た結晶を濾取し、エタノール、水の順で洗浄後、ジムチ
ルホルムアミド−水より再結晶して、白色粒状のS
(−)−2−(4−クロロベゾイルアミノ)−3−(2
−キノロン−4−イル)プロピオン酸(112.5mg)を得
る。
mp304−306℃(分解)、▲[α]20 D▼=−108.0゜(C
=1.0,ジメチルホルムアミド) HPLC:995%ee以上 参考例4 参考例1と同様にして、適当な出発原料を用いて以下
の化合物を得る。
(3R,6S)−2−クロロ−4−[(2,5−ジメトキシ−
6−イソプロピル−3,6−ジヒドロピラジン−3−イ
ル)メチル]キノリン、無色油状、▲[α]22 D▼=−3
1.2゜(C=1.0,メタノール) 参考例5 参考例2と同様にして、適当な出発原料を用いて以下
の化合物を得る。
R−(+)−メチル2−アミノ−3−(2−クロロキ
ノリン−4−イル)プロピオネート mp 57−59℃、淡黄色針状晶(ジエチルエーテルより
再結晶)、▲[α]22 D▼=−31.3゜(C=0.2,メタノ
ール) 参考例6 参考例3と同様にして、適当な出発原料を用いて以下
の化合物を得る。
R−(+)−2−(4−クロロベンゾイルアミノ)−
3−(2−キノロン−4−イル)プロピオン酸、mp300
−302℃(分解)、白色粒状晶、▲[α]20 D▼=+106.
2゜(C=1.0,ジメチルホルムアミド) HPLC:99,5%ee以上 実施例1 S−(−)−メチル2−アミノ−3−(2−クロロキ
ノリン−4−イル)プロピオネート300mgに6N塩酸水溶
液12mlを加え、6時間加熱還流する。反応終了後、水を
留去し、得られた残渣にエタノール10mlを加えて加熱し
たのち、さらにプロピレンオキシド4mlを加えて15分間
加熱還流する。生じた白色結晶を濾取し、エタノールで
洗浄後、これに1N塩酸水溶液を加えて溶解させ、ついで
水を留去する。得られた残渣を含水エタノール−ジエチ
ルエーテルより再結晶して、無色針状晶のS−(−)−
2−アミノ−3−(2−キノロン−4−イル)プロピオ
ン酸塩酸塩(168mg)を得る。
mp 273−273.5℃ ▲[α]18 D▼=+21.5゜(C=0.1,ジメチルスルホ
キシド) HPLC:98.4%ee 実施例2 メチル2−アミノ−3−(2−キノロン−4−イル)
プロピオネート0.49gをエタノールに懸濁する。これに
室温にて撹拌しながらD−(−)−マンデル酸0.3gを添
加する。室温で1時間撹拌後、析出晶を濾取し、エタノ
ール20mlより再結晶する。
一番晶を濾取し、再び同量のエタノールから再結晶
後、乾燥して無色針状晶のR−(+)−メチル2−アミ
ノ−3−(2−キノロン−4−イル)プロピオネートマ
ンデル塩酸(0.2g)を得る。
mp 180−181℃、 ▲[α]22 D▼=−118゜(C=0.2,ジメチルホルムア
ミド) 上記一番晶を濾取した母液を室温で放置すると再び結
晶が析出する。この結晶を濾取、乾燥して、無色針状晶
のS−(−)−メチル2−アミノ−3−(2−キノロン
−4−イル)プロピオネートマンデル酸塩(0.2g)を得
る。
mp 158−159℃ ▲[α]22 D▼=−88.4゜(C=0.2,ジメチルホルア
ミド) 実施例3 R−(+)−メチル2−アミノ−3−(2−キノロン
−4−イル)プロピオネートマンデル塩酸0.3gに6N−塩
酸塩3mlを加えて5時間加熱還流を行う。減圧濃縮し、
残渣にアセトン10mlを加えて撹拌する。析出した結晶を
エタノール−水−ジエチルエーテルより再結晶して、R
−(+)−2−アミノ−3−(2−キノロン−4−イ
ル)プロピオン酸塩酸塩(0.1g)を得る。
mp 270−271℃(分解) HPLC:99.5%ee 実施例4 実施例1と同様にして、適当な出発原料を用いて以下
の化合物を得る。
R−(+)−2−アミノ−3−(2−キノロン−4−
イル)プロピオン酸塩酸塩、mp 270−271℃(分解)、
無色針状晶、(エタノール−水−ジエチルエーテルより
再結晶)、▲[α]18 D▼=−20.2゜[C=0.1,ジメチ
ルスルホキシド]、HPLC:98.2%ee 実施例5 実施例3と同様にして、適当な出発原料を用いて以下
の化合物を得る。
S−(−)−2−アミノ−3−(2−キノロン−4−
イル)プロピオン酸塩酸塩、mp 273−273.5℃(分
解)、無色針状晶、HPLC:98.4%ee
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−97933(JP,A) 特開 昭59−7168(JP,A) 特開 昭60−19767(JP,A) 特開 昭60−142959(JP,A) 特開 昭63−190879(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C07D 215/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 [式中、R2及びR3は、それぞれ低級アルコキシ基を示
    す]で表されるジヒドロピラジン誘導体と一般式 [式中X1及びX2は、それぞれハロゲン原子を示す]を反
    応させた後、加水分解することにより得られる一般式 [式中、X1はハロゲン原子、Rは低級アルキル基を示
    す] で表わされる光学活性化合物を加水分解することを特徴
    とする、一般式 で表わされる光学活性カルボスチリル誘導体またはその
    塩の製造法。
  2. 【請求項2】一般式 [式中、Rは低級アルキル基を示し、カルボスチリル骨
    格の3位と4位間の結合は1重結合または2重結合であ
    る] で表わされるカルボスチリル誘導体を(+)及び(−)
    マンデル酸を用いて光学分割して、光学活性な一般式 [式中、Rおよびカルボスチリル骨格の3位と4位間の
    結合は前記と同じ] で表わされるカルボスチリル誘導体またはその塩を得る
    ことを特徴とするカルボスチリル誘導体の光学分割法。
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