JPH0674086B2 - コンベア装置 - Google Patents

コンベア装置

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JPH0674086B2
JPH0674086B2 JP15373486A JP15373486A JPH0674086B2 JP H0674086 B2 JPH0674086 B2 JP H0674086B2 JP 15373486 A JP15373486 A JP 15373486A JP 15373486 A JP15373486 A JP 15373486A JP H0674086 B2 JPH0674086 B2 JP H0674086B2
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信康 小池
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Description

【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、パレットを走行チェーンに同期あるいは非同
期状態で走行させるコンベア装置に関する。
b.従来の技術 近年、組立行程における自動化の要求が高まって来てい
るが、現状でのフルオートメーション化には技術的およ
び投資効果的に難しい面がある。そこで、現状では人間
と機械の混在する自動化が主流をなしている状況にあ
る。
こうした自動化の中で、マニュアルスターションは一種
のリズムが要求されることからスラットコンベア,オー
トステーションは機械相互の関係などからしてフリーフ
ロー的運用が望まれる。
そこで、従来では、組立,あるいは搬送ライン域に高速
チェーンと低速チェーンを配設し、高速搬送領域では、
パレットを高速チェーンによって搬送し、低速搬送領域
ではパレットを低速チェーンによって搬送するようにし
た先行技術(特開昭52−57684号公報,特開昭52−57685
号公報)が知られている。
また、工程数及び作業内容に応じて異なる種類のコンベ
アを適宜に組合せてコンベアラインを形成するようにし
た先行技術(実開昭56−72633号公報)が知られてい
る。
c.発明が解決しようとする問題点 しかしながら、これらの先行技術では、同一ライン内で
スラットコンベア的、あるいはフリーフロー的運用を図
るためにいずれも種類の異なるコンベアチェーンによっ
てコンベアラインを形成することになり、設備的に高価
となる。また、複数のコンベアによってラインを編成す
るためワークの移載を人手または移載機で対応する必要
がある。さらに、段階的に自動化設備を増設する場合、
コンベア改造コストが高くなり柔軟性に欠ける欠点があ
る。
また、マニュアルスターションの領域もオートステーシ
ョンの領域と同様にフリーフローコンベアに統一した場
合、高速移送時に作業待ちの形となり作業能率の低下を
来たす。
本発明は、上記問題点を解決し、一本のコンベアで、ス
ラットコンベア的およびフリーフローコンベア的運用を
図り得るコンベア装置を提供することを目的とする。
d.問題点を解決するための手段 本発明は、駆動用スプロケット相互間に懸架された駆動
用主務チェーンと、この主務チェーンに設けられた軸に
一体に設けられた小径スプロケットと、上記軸に支持さ
れると共にパレットに設けられた固定チェーンに係合す
る大径スプロケットとを備え、上記主務チェーンと同期
させてパレットを移送させる領域には上記大径スプロケ
ットの回転をロックする手段を配設し、上記主務チェー
ンより増速させてパレットを移送させる領域には上記小
径スプロケットに係合する固定チェーンを配設したこと
にある。
e.作用 駆動用スプロケットの作動により主務チェーンが駆動さ
れると、これに伴ってパレットが移動する。そして、主
務チェーンと同期させてパレットを移送させる領域で
は、大径スプロケットはロック手段によって回転をロッ
クされているので、主務チェーンと共に移動する。こう
して、大径スプロケットは、パレットの固定チェーンに
係合していることから主務チェーンの移動と共にパレッ
トを移送する。
次に、主務チェーンより増速させてパレットを移送させ
る領域では、大径スプロケットはロック手段から解除さ
れ、小径スプロケットは固定チェーンに係合する。そし
て、小径スプロケットは主務チェーンに係合する。そし
て、小径スプロケットは主務チェーンの移動と共に回転
し、軸を回転させる。こうして、軸の回転に伴って大径
スプロケットが回転し、小径スプロケットとの円周比で
定まる速度に増速されてパレットが移送される。
f.実施例 以下、図示の実施例を参照しながら本考案を詳細に説明
する。
第1図ないし第4図において、11,12は一定間隔で配設
された軸2によって連結された一対の主務チェーンであ
り、これら主務チェーン11,12はそれぞれ装置本体3に
支持された一対の駆動用スプロケット41,42相互間に懸
架されている。
上記軸2は主務チェーン11,12相互間に回転自在に支持
されており、この軸2に小径スプロケット5が一体に設
けられている。6はフリクションクラッチ7を介して軸
2に支持された大径スプロケットであり、これは、後述
する治具パレット8に一定圧以上の負荷が加わるとフリ
ー回転するように設定されている。フリクションクラッ
チ7は大径スプロケット6の両面に配置されており、フ
リクションクラッチ7の一方は軸2に設けられた突起部
2aに係止され、他方は弾撥手段9によって付勢されてい
る。この弾撥手段9は軸2に遊嵌した一対の円板10,11
相互間にスプリング12を介在したもので、円板11の他面
にストッパー13を配装して軸2に固定してある。ストッ
パー13は軸2に刻設した螺子溝14にロックナット15を螺
装して構成される。
上記大径スプロケット6は、治具パレット8の下面に配
設された固定治具16に係合しており、かつその軸部6aに
回転止めカム17が装着されている。治具パレット8の固
定チェーン16の長さより短くなるように軸2相互間の間
隔を設定してある。
治具パレット8は、大径スプロケット6が回転しないと
きは、主務チェーン11,12と同期して移送され、大径ス
プロケット6が回転しているときは、大径スプロケット
6の回転によって移送される。
18は主務チェーン11,12と同期させて治具パレット8を
移送させる領域に設けたられた回転をロックする手段
で、これは回転止めカム17の下面をガイドするガイドレ
ール19で構成されている。このガイドレール19には第5
図のように後端にローラ20が軸支されており、このロー
ラ20の後方には一定間隔を置いて回転止めカム17を転が
す手段21が設けられている。この手段21は治具パレット
8の移送方向に沿ってアーム22を軸支し、このアーム22
の先端にローラ23を軸支するとともに、アーム22の後端
をバネ24を介して装置本体2に引留めたものである。
25は主務チェーン11,12より増速させて治具パレット8
を移送させる領域に設けられた固定チェーンであり、こ
れは小径スプロケット5に係合する位置に配設されてい
る。
上記治具パレット8は、第6図のように先端下面の縁部
に凹部8aが形成されており、この凹部8aにバネ26を設
け、このバネ26の先端で固定チェーン16を支持してい
る。
次に、上記構成によるコンベア装置の動作を説明する。
駆動用スプロケット271,272の駆動によって主務チェー
ン11,12が作動し、この手務チェーン11,12に設けられ
た軸2が移動する。
そして、人間による作業を行なう領域には、ガイドレー
ル19が配設されているので、大径スプロケット6は回転
をロックされる。こうして、治具ハレット8は、大径ス
プロケット6に固定チェーン16が係合しているので、主
務チェーン11,12に同期して移送されることになる。
このガイドレール19は大径スプロケット6の回転止めカ
ム17が係合する過程を説明する。
主務チェーン11,12の移動によって移送されて来た治具
パレット8は、回転止めカム17が転がし手段21上に来る
と、アーム22の先端によって上方に付勢される。そし
て、治具パレット8の移送と共に回転止めカム17がアー
ム22の先端によって押上げられ、回転止めカム17は進行
方向に転がってガイドレール19上に載置されることにな
る。これによって、大径スプロケット6が逆方向に回転
するのを防止する。
また、治具パレット8が機械による作業領域に来ると、
小径スプロケット5が固定チェーン25に係合し、軸2と
共に大径スプロケット6を回転させる。こうして、大径
スプロケット6は軸2と共に回転し、大径スプロケット
6と噛合う固定チェーン16を介して治具パレット8を移
送する。
このときの治具パレット8の速度V2は、主務チェーン
11,12の速度をV1とし、小径スプロケット5の直径をφ
A,大径スプロケット6の直径をφBとすると、下式とな
る。
V2=V1×φB/φA+V1 そして、この状態から治具パレット8を停止させると、
大径スプロケット6は、速度V1の周速で逆転を始め、軸
2に対してはフリクションクラッチ7によって滑る状態
となる。次に、ストッパーを解除すると、治具パレット
8は徐々に加速され再び速度V2で移送される。
第7図は、治具パレット8を上下逆向きに走行可能にし
た本発明の他の実施例である。
この場合、駆動用スプロケット271,272には、その軸に
ガイド用アーム28を突設し、駆動用スプロケット271,2
72の前段にはガイド用アーム28に同期して作動する待期
用のストッパー291,292がそれぞれ設けられている。
30は治具パレット27移送側に設けられた移送用ガイドレ
ールであり、これは駆動用スプロケット271,272下方側
から駆動用スプロケット271,272の周囲に沿っての部分
30aと上部側移送部分30bに配設されている。31は治具パ
レット27返送側に設けられた返送用ガイドレールであ
り、これは駆動用スプロケット271,272の上方側から駆
動用スプロケット271,272の周囲に沿っての部分31aと
下部側移送部分31bに配設されている。
上記治具パレット27にはその両側に上記ガイドレール3
0,31上を転動するラジアル支持ローラ32と、ガイドレー
ル30,31の内側側面を転動するスラスト支持ローラ(図
示せず)が各2個ずつ設けられている。
上記実施例の動作を説明すると、主務チェーン11,12
よって搬送されて来た治具パレット8は、ストッパー29
1によって一担停止され、待期状態となる。そして、駆
動用スプロケット271のガイド用アーム28が設定位置に
来ると、ストッパー291が解除され、治具パレット8は
走行を開始する。治具パレット8はガイド用アーム28に
先端をガイドされながらガイドレール30に沿って駆動用
スプロケット271の周囲を旋回する。そして、治具パレ
ット8は反転状態になると、ラジアル支持ローラ32がガ
イドレール31上を走行して移送されることになる。
この反転状態での治具パレット8の転送に際しては、前
記実施例における増速走行を用いることによって治具パ
レット8の効率的な使用を図ることができる。
次に、治具パレット8の転送が終ると、ストッパー291
によって治具パレット8は停止して待期状態となる。そ
して、駆動スプロケット272が回転してガイド用アーム2
8が設定位置に来ると、ストッパー292は解除され治具パ
レット8は走行を開始する。こうして、治具パレット8
はガイド用アーム28によって後端を支持されながら駆動
用スプロケット272の周囲を旋回して上方に押し上げら
れて、再びガイドレール30に沿って走行を開始する。
g.発明の効果 以上述べたように本発明によるコンベア装置によれば、
駆動用スプロケット相互間に懸架された駆動用主務チェ
ーンと、この主務チェーンに設けられた軸に一体に設け
られた小径スプロケットと、上記軸に支持されると共に
パレットに設けられた固定チェーンに係合する大径スプ
ロケットとを備え、上記主務チェーンと同期させてパレ
ットを移送させる領域には上記大径スプロケットの回転
をロックする手段を配設し、上記主務チェーンより増速
させてパレットを移送させる領域には上記小径スプロケ
ットに係合する固定チェーンを配設したので、一本のコ
ンベアで、スラットコンベア的およびフリーフローコン
ベア的な運用を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるコンベア装置の一実施例を示す
概念図、第2図は治具パレットと大小スプロケット部分
を拡大して示す概念図、第3図は第1図のA−A線断面
図、第4図は第1図のB−B線断面図、第5図は回転止
めカムと転がし手段を示す概念図、第6図は治具パレッ
トと大径スプロケットとの噛合いを示す概念図、第7図
は、上下逆向きの走行を可能にした治具パレットによる
コンベア装置を示す概念図である。 11,12…主務チェーン、2…軸、 3…装置本体、 41,42,271,272…駆動用スプロケット、 5…小径スプロケット、6…大径スプロケット、 7…フリクションクラッチ、 8…治具パレット、9…弾撥手段、 16,25…固定チェーン、17…回転止めカム、 18…ロック手段、19…ガイドレール、 21…転がし手段、28…ガイド用アーム、 291,292…ストッパー、 30…移送用ガイドレール、 31…返送用ガイドレール。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動用スプロケット相互間に懸架された駆
    動用主務チェーンと、この主務チェーンに設けられた軸
    に一体に設けられた小径スプロケットと、上記軸に支持
    されると共にパレットに設けられた固定チェーンに係合
    する大径スプロケットとを備え、上記主務チェーンと同
    期させてパレットを移送させる領域には上記大径スプロ
    ケットの回転をロックする手段を配設し、上記主務チェ
    ーンより増速させてパレットを移送させる領域には上記
    小径スプロケットに係合する固定チェーンを配設したこ
    とを特徴とするコンベア装置。
  2. 【請求項2】上記大径スプロケットをフリクションクラ
    ッチを介して軸に支持してなる特許請求の範囲第(1)
    項に記載のコンベア装置。
  3. 【請求項3】駆動用スプロケット相互間に懸架された駆
    動用主務チェーンと、この主務チェーンに沿って配設さ
    れた走行レールに沿って走行されるパレットと、このパ
    レットに設けられた固定チェーンに係合すると共に上記
    軸に支持された大径スプロケットとを備え、上記主務チ
    ェーンと同期させてパレットを移送させる領域には上記
    大径スプロケットの回転をロックする手段を配設し、上
    記主務チェーンより増速させてパレットを移送させる領
    域には上記小径スプロケットに係合する固定チェーンを
    配設すると共に、上記パレットが上下逆向きにも走行可
    能に上記走行レールを配設したことを特徴とするコンベ
    ア装置。
  4. 【請求項4】上記大径スプロケットをフリクションクラ
    ッチを介して軸に支持してなる特許請求の範囲第(3)
    項に記載のコンベア装置。
  5. 【請求項5】上記パレットに係合するガイド用アームを
    上記駆動用スプロケットに一体に設けてなる特許請求の
    範囲第(3)項または第(4)項に記載のコンベア装
    置。
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JPH04349316A (ja) * 1991-05-24 1992-12-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子機器用防水スイッチ
JP6695091B2 (ja) * 2016-07-13 2020-05-20 Nittoku株式会社 パレット搬送装置及びパレット搬送方法
JP6227184B1 (ja) * 2017-07-04 2017-11-08 明 杉山 フレキシブル複数テーブル装置

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