JPS6312510A

JPS6312510A - コンベア装置

Info

Publication number: JPS6312510A
Application number: JP15373586A
Authority: JP
Inventors: Tokihiro Amari; 甘利　時寛
Original assignee: Suzuki Motor Corp
Current assignee: Suzuki Motor Corp
Priority date: 1986-06-30
Filing date: 1986-06-30
Publication date: 1988-01-19
Anticipated expiration: 2010-03-01
Also published as: JPH0717258B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】ａ、　産業上の利用分野本発明は、パレットを走行チェーンに同期あるいは非同
期状態で走行させるコンベア装置に関する。

ｂ、　従来の技術近年、組立工程における自動化の要求が高まって来てい
るが、現状でのフルオートメーション化には技術的およ
び投資効果的に難しい面がある。

そこで、現状では人間と機械の混在する自動化が主流を
なしている状況にある。

こうした自動化の中で、マニュアルステーションは一種
のリズムが要求されることからスラットコンベア、オー
トステーションは機械相互の関係などからしてフリーフ
ロー的運用が望まれる。

そこで、従来では、組立て、あるいは搬送ライン域に高
速チェーンと低速チェーンを配設し、高速搬送領域では
、パレットを高速チェーンによって搬送し、低速搬送領
域ではパレットを低速チェーンによって搬送するように
した先行技術（特開昭５２−５７６８４号公報、特開昭
５２−５７６８５号公報）が知られている。

また、工程数及び作業内容に応じて異なる種類のコンベ
アを適宜に組合せてコンベアラインを形成するようにし
た先行技術（実開昭５６−７２６３３号公報）が知られ
ている。

Ｃ０発明が解決しようとする問題点しかしながら、これらの先行技術では、同一ライン内で
スラットコンベア的、あるいはフリーフロー的運用を図
るためにいずれも種類の異なるコンベアチェーンによっ
てコンベアラインを形成することになり、設備的に高価
となる。また、複数のコンベアによってラインを編成す
るためワークの移載を人手または移載機で対応する必要
がある。

さらに、段階的に自動化設備を増設する場合、コンベア
改造コストが高くなり柔軟性に欠ける欠点がある。

また、マニュアルステーションの領域もオートステーシ
ョンの領域と同様に、フリーフローコンベアに統一した
場合、高速移送時に作業待ちの形となり作業能率の低下
を来たす。

本発明は、上記問題点を解決し、一本のコンベアで、ス
ラットコンベア的およびフリーフローコンベア的運用を
図り得るコンベア装置を提供することを特徴とするコン
ベア装置を提供することを目的とする。

ｄ、　問題点を解決するための手段本発明は、駆動用スプロケット相互間に懸架された駆動
用主務チェーンと、この主務チェーンに係合し、一定圧
以上の負荷が加わったときフリー回転するようにパレッ
トに軸支されたスプロケットあるいは、互いに一定の径
比を有する大径スプロケットおよび小径スプロケットか
ら成るスプロケット本体とを備え、上記主務チェーンに
スプロケットあるいは大径スプロケットを係合して配設
する。そして、上記主務チェーンの走行速度より減速さ
せてパレットを移送させる領域には、上記スプロケット
あるいは小径スプロケットに係合する固定チェーンを配
設したコンベア装置である。

また本発明は、パレットの少なくとも移送領域および返
送領域に各別のガイドレールを設け、該ガイドレールに
沿って転動するローラをパレットに軸支すると共に、上
記返送領域ではパレットを反転させて走行させるように
したコンベア装置である。

ｅ、　作用主務チェーンに同期させてパレットを移送する領域では
、駆動用スプロケットの作動により主務チェーンが罵区
動されると、スプロケットまたはスプロケット本体は主
務チェーンとの保合によって、同時に走行を開始し、パ
レットを移送する。

次に、主務チェーンの速度より減速させてパレットを走
行させる領域では、スプロケットまたは小径スプロケッ
トが固定チェーンに係合しているので、主務チェーンの
移動に伴ってスプロケットまたはスプロケット本体は逆
回転し、後方に移動しようとする。こうして、主務チェ
ーンの移動速度に対してパレットは減速された速度で移
送される。

ｆ、　実施例以下図示の実施例を参照しながら本発明の詳細な説明す
る。

第１図ないし第３図において１８．１□は上段および下
段に配設された駆動用主務チェーンであり、これは装置
本体２に設けられたそれぞれ一対の駆動用スプロケット
３□３□相互間に設けられている。

該主務チェーン１１．１ｇとしては、いわゆるダブルチ
ェーンを採用している。

４は上記主務チェーンに沿って上記装置本体２に配設さ
れたパレットレールである。５は上記主務チェーン１１
，１ｚによってパレットレール４上を走行する組立用ま
たは搬送用の治具パレットであり、これは水平方向の回
転軸に支持された縦ローラ６と、垂直方向の回転軸に支
持された横ローラ７を設け、縦ローラ６を介してパレッ
トレール４上に配置され、かつ横ローラ７を介してパレ
ットレール４の内側面にガイドされている。

８は、主務チェーン１□１２の動力を治具パレット５に
伝えるスプロケット本体であり、これは、大小のスプロ
ケッ）’１１．１０を同軸状に一体に形成し、このうち
大径スプロケット９を主務チェーン１□１□に係合して
いる。

１１はスプロケット本体８をフリクションクラッチ１２
を介して支持した支持装置であり、この支持装置１１は
、一端部を治具パレット５に固定され、他端部をスプロ
ケット本体８の支持部に形成した支持筒体１３と、この
支持筒体１３の筒部に摺動可能に組合わされた支持ボル
ト１４と、支持筒体１３および支持ボルト１４と協働し
てスプロケット本体８を挟持するフリクションクラッチ
１２と、フリクションクラッチ１２をスプロケット本体
８に圧接させる付勢手段１５とで構成されている。

上記支持筒体１３は中間部にフランジ１３ａを設け、そ
の一端部外周面に螺子溝１３ｂを設けると共に該一端部
内周面の内径を大きく形成したものである。

この内径を大きくした部分に上記付勢手段１５としての
スプリング１６を内装しである。１７は支持筒体１３の
螺子溝１３ｂに螺合したナンドであり、これはフランジ
１３ａ　との間で支持筒体１３を治具パレット５に固定
するものである。

また、上記支持ボルト１４は、先端に螺合したナツト１
８によって上記スプリング１６の抜けを防止しており、
かつ該支持ボルト頭部１４ａ　と上記支持筒体１３のフ
ランジ１３ａ　との間にそれぞれフリクションクラッチ
１２を介してスプロケット本体８を挾持したものである
。

１９は治具パレット５を主務チェーン１の走行速度より
減速して移送する領域に配設された固定チェーンであり
、これは装置本体２に取付けられたアングル材２０に配
設されている。この固定チェーン１９の設けられた領域
では、スプロケット本体８の小径スプロケット１０が、
固定チェーン１９に係合するものである。２１．２２は
治具パレット５を上段から下段、下段から上段の主務チ
ェーンＩＩ、１！に移す際に用いる昇降装置である。

次に、上記コンベア装置の動作を説明する。

駆動用スブロケッ）３．、３□の作動により上下の主務
チェーン１□１ｔはそれぞれ逆方向に作動している。

このとき、たとえば、上段の固定チェーン１９のない領
域に治具パレット５が位置しているときは、スプロケッ
ト本体８は回転しないので主務チェーン１１と大径スプ
ロケット９の係合により、主務チェーン１．に同期して
治具パレット５が移送される。

次に、固定チェーン１９が配装された領域に治具パレッ
ト５が移送されて来ると、小径スプロケット１０が固定
チェーン１９に係合する。そして、小径スプロケット１
０の固定チェーン１９との係合によって、スプロケット
本体８は逆方向に逆転を始める。

こうして、治具パレット５は主務チェーン１の速度より
減速された速度で移送されることになる。

このとき、主務チェーン１１の速度をｖｌとし大径スプ
ロケット９の径をＲい小径スプロケット１０の径をＲ２
とすると、治具パレット５の速度ν２は、ＩＲ：となる。

たとえば、Ｒｒ　：Ｒｚ＝　２　：　１のときＶｚ＝Ｖ
＋／３となる。

また、主務チェーンＩＩに同期した速度で治具パレット
５が移送されているとき、治具パレット５をストッパー
によって停止させると、スプロケット本体８は、フリク
ションクラッチ１２によって空転を始める。次に、スト
ッパーを解除すると、スプロケット本体８はフリクショ
ンクラッチ１２を介して支持筒体１３と一体に成り、治
具パレット５は再び主務チェーン１．に同期して移送さ
れる。そして、主務チェーン１．の終端にくると、被搬
送物は降ろされ、治具パレット５は昇降装置ｔ　２１に
よって下段の主務チェーン１２に移されて返送される。

主務チェーン１□による返送が完了すると昇降装置２２
によって治具パレット５は上昇されて、被搬送物が載せ
られ、再び主務チェーン１１による移送が開始される。

なお、上記実施例では、大径スプロケット９と小径スプ
ロケット１０を別個に設け、両スプロケッ）９．１０の
径比を変えることで、減速比を調整するようにしである
が、大径スプロケット９に直接固定チェーン１９を係合
させる構成とすれば減速比は１／２に設定されることに
なる。

第４図は、返送時に治具パレット５を上下逆向きにして
返送する本発明の他の実施例である。

この場合、主務チェーンは一組とし、主務チェーン２３
を駆動する駆動用スプロケット２４１．２４□の手前に
はそれぞれ時期用のストッパー２５．、２５□が設けら
れている。

２６１、２６□は治具パレット５移送側および返送側に
設けられた移送用および返送用パレットレールである。

２７．、２’Ｌは上記移送用および返送用パレットレー
ル２６１．２６□の終端部から駆動用スプロケット２４
＋、２４ｇの周囲に沿って配設された固定チェーンであ
り、これら固定チェーン２７□２７□は治具パレット５
に備えられた小径スプロケットに噛合うものである。

次に上記実施例の動作を説明する。主務チェーン２３に
同期して移送されて来た治具パレット５は、ストッパー
２５．によって−担停止され、時期状態となる。そして
、ストッパー２５１　が解除されると、治具パレット５
は進行を開始し、固定チェーン２７゜が配設された領域
に入る。こうして、治具パレット５は、小径スプロケッ
ト１０が固定チェーン２７１と噛合い、減速状態となっ
て駆動用スプロケット２４、の周囲を旋回する。旋回に
よって上下逆向きとなった治具パレット５は、小径スプ
ロケット１０が固定チェーン２７．との噛合いから解除
されることで、再び主務チェーン２３と同期状態で走行
する。

返送用パレットレール２６□に沿って走行した治具パレ
ット５はストッパー２５ｇによって時期状態となり、−
担停止する。そして、ストッパー２５ｇの解除によって
治具パレット５は走行を開始し、小径スプロケット１０
が固定チェーン２７□に噛合う。

こうして、治具パレット５は減速状態となって、駆動用
スプロケット２４□の周囲を旋回して再びスタート地点
に返送される。

ｇ、　発明の効果以上述べたように本発明によるコンベア装置によれば、
駆動用スプロケット相互間に懸架された駆動用主務チェ
ーンと、この主務チェーンに係合し、一定圧以上の負荷
が加わったときフリー回転するようにパレットに軸支さ
れたスプロケットあるいは、互いに一定の径比を有する
大径スプロケソトおよび小径スプロケットから成るスプ
ロケット本体とを備え、上記主務チェーンにスプロケッ
トあるいは大径スプロケットを係合して配設し、上記主
務チェーンの走行速度より減速させてパレットを移送さ
せる領域には、上記スプロケットあるいは小径スプロケ
ットに係合する固定チェーンを配設したので、一本のコ
ンベアで、スラットコンベア的およびフリーフローコン
ベア的運用を図ることができる。また、大小のスプロケ
ットを用いた場合には、径比を選択することにより任意
の減速比を得ることができる。さらに、パレットの少な
くとも移送領域および返送領域に各別のガイドレールを
設け、該ガイドレールに沿って転動するローラをパレッ
トに軸支すると共に、上記返送領域ではパレットを反転
させて走行させるようにしたので、返送領域において高
速返送ができることからパレット数量の削減を図ること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例によるコンベア装置を示す
概念図、第２図（ａ）は、治具パレットに設置５けられたスプロケット本体と主務チェーンの係合状態を
示す断面図、第２図（ｂｌは第２図Ｔａ）のローラ部分
の側面図、第３図は減速領域でのスプロケット本体と固
定チェーンを示す断面図、第４図は、本発明の他の実施
例によるコンベア装置を示す概念図である。１＋、１ｇ、２３・・・駆動用主務チェーン、２・・・
装置本体、３＋、３ｇ、２４１．２４１・・・駆動用スプロケット
、４　、２６１．２６□・・・パレットレール、５・・
・治具パレット、　　　８・・・スプロケット本体、９
・・・大径スプロケット、１０・・・小径スプロケット
、１１・・・支持装置、１２・・・フリクションフランチ、１９・・・固定チェーン、　　２５　、２５・・・スト
ッパー。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）駆動用スプロケット相互間に懸架された駆動用主
務チェーンと、この主務チェーンに係合し、一定圧以上
の負荷が加わったときフリー回転するようにパレットに
軸支されたスプロケットとを備え、上記主務チェーンの
走行速度より減速させてパレットを移送させる領域には
、上記スプロケットに係合する固定チェーンを配設した
ことを特徴とするコンベア装置。
（２）上記スプロケットをフリクションクラッチを介し
て上記パレットに支持したことを特徴とする特許請求の
範囲第（１）項記載のコンベア装置。
（３）駆動用スプロケット相互間に懸架された駆動用主
務チェーンと、互いに一定の径比を有する大径スプロケ
ットおよび小径スプロケットを一体に形成したスプロケ
ット本体とを備え、一定圧以上の負荷が加わったときフ
リー回転するようにパレットに上記スプロケット本体を
支持し、かつ上記大径スプロケットを主務チェーンに係
合してパレットを配置すると共に、上記主務チェーンの
走行速度より減速させてパレットを移送させる領域には
上記小径スプロケットに係合する固定チェーンを配設し
たことを特徴とするコンベア装置。
（４）上記スプロケット本体をフリクションクラッチを
介して上記パレットに支持したことを特徴とする特許請
求の範囲第３項記載のコンベア装置。
（５）駆動用スプロケット相互間に懸架された駆動用主
務チェーンと、この主務チェーンに係合し、一定圧以上
の負荷が加わったときフリー回転するようにパレットに
軸支されたスプロケットとを備え、上記主務チェーンの
走行速度より減速させてパレットを移送させる領域には
、上記スプロケットに係合する固定チェーンを配設した
コンベア装置において、上記パレットの少なくとも移送
領域および返送領域に各別のガイドレールを設け、該ガ
イドレールに沿って転動するローラをパレットに軸支す
ると共に、上記返送領域ではパレットを反転させて走行
させるようにしたことを特徴とするコンベア装置。
（６）駆動用スプロケット相互間に懸架された駆動用主
務チェーンと、互いに一定の径比を有する大径スプロケ
ットおよび小径スプロケットを一体に形成したスプロケ
ット本体とを備え、一定圧以上の負荷が加わったときフ
リー回転するようにパレットに上記スプロケット本体を
支持し、かつ上記大径スプロケットを主務チェーンに係
合してパレットを配置すると共に、上記主務チェーンの
走行速度より減速させてパレットを移送させる領域には
上記小径スプロケットに係合する固定チェーンを配設し
たコンベア装置において、上記パレットの少なくとも移
送領域および返送領域に各別のガイドレールを設け、該
ガイドレールに沿って転動するローラをパレットに軸支
すると共に上記返送領域ではパレットを反転させて走行
させるようにしたことを特徴とするコンベア装置。