JPH0674084B2 - 垂直搬送用2重ベルトコンベア - Google Patents

垂直搬送用2重ベルトコンベア

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JPH0674084B2
JPH0674084B2 JP62196175A JP19617587A JPH0674084B2 JP H0674084 B2 JPH0674084 B2 JP H0674084B2 JP 62196175 A JP62196175 A JP 62196175A JP 19617587 A JP19617587 A JP 19617587A JP H0674084 B2 JPH0674084 B2 JP H0674084B2
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忠義 上脇
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、垂直搬送用2重ベルトコンベアに関するもの
である。
[従来の技術とその問題点] 従来、この種の垂直搬送用2重ベルトコンベアは、特公
昭38−22657号公報、特公昭46−39620号公報、特公昭53
−16182号公報、特開昭54−25078号公報、特開昭54−14
4682号公報、実開昭62−86315号公報、実開昭62−96006
号公報などで示されている。
ところで、かかる2重ベルトコンベアは、平面的にみて
場所をとらず、しかも高能率で連続搬送ができるもの
の、搬送物に対する保持能力に問題があって、搬送物を
充分に保持できなくなると、搬送物は途中でずり落ち
る、という問題がある。例えば、大きな塊状の物はスム
ーズに搬送できるが、乾燥した粉状および粒状体は、2
重ベルト内で下方にずり落ち搬送能率が悪い。
そのため、従来の垂直搬送用2重ベルトコンベアでは、
2重ベルトの非搬送面を押圧するスプリングにより、ベ
ルトと搬送物との間に保持力を持たせるようとする提案
がなされている(前記特公昭38−22657号公報)。
しかしながら、かかる提案の場合、スプリングによる特
殊な保持装置が必要であるとともに、搬送物の種類に応
じてスプリング力を変える必要があって繁雑となる。
また、従来、搬送物の保持力を高めるために、ベルト腹
押えローラ(ベルトの非搬送面に配設したアイドラー)
を側面視で千鳥状に配設し、2重ベルトを波状またはジ
グザグ状に上昇させ、搬送物のずり落ちを防止しようと
した垂直搬送用2重ベルトコンベアが紹介されている
(前記特開昭54−25078号公報、特開昭54−144682号公
報、実開昭62−86315号公報など)。
ところが、かかる千鳥状垂直搬送用2重ベルトコンベア
では、無負荷時にもベルト腹押えローラで2重ベルトを
側面視でくの字状に屈曲させているので、2重ベルトの
張力によりベルト腹押えローラへ過大な力が作用し、そ
の結果、ベルト駆動動力が異常に増大する、という問題
がある。
[問題点を解決するための手段] そこで本発明は、以上の従来技術の諸問題を一挙に解決
するために創作されたもので、殊に乾燥した粉状または
粒状体(穀物、肥料、粉体などを指しこれらをバラ物と
称する)を搬送するのに好適な垂直搬送用2重ベルトコ
ンベアを提供するもので、その要旨とするところは、2
台のベルトコンベアを合せて2重ベルトコンベアを構成
し、該2重ベルト間に搬送物を挟んで垂直状に搬送する
バラ物用2重ベルトコンベアにおいて、ベルト腹押えロ
ーラを前記2重ベルトの各ベルトの非搬送面に、2重ベ
ルトを挟んで、これらのベルトの略厚さ分だけ水平方に
間隔を置き、垂直方向に千鳥状に配設し、負荷時には前
記各ベルトのベルト腹押えローラの反対側のベルトに屈
曲による膨らみを形成させるようにした垂直搬送用2重
ベルトコンベアにある。
[実施例] 本発明の構成を作用とともに添付図面に示す実施例によ
り詳細に説明する。
第1図は本発明の実施例の適用骨格側面図、第2図は第
1図の無負荷時のx〜x断面図、第3図は第1図の負荷
時のx〜x断面図、第4図は第2図の無負荷時のA−A
断面図、第5図は第2図の負荷時のA〜A断面図、第6
図は第5図における負荷が増大した断面図、第7図は別
の実施例で第3図に相当する断面図を示す。
以下、本実施例の適用例を船倉内の穀物などを陸揚げす
るためのシップアンローダについて説明する。
第1図において、1は平ベルトで構成された主ベルト2
と、平ベルトで構成された従ベルト3とが合わされて、
その合せ部で搬送物を挟んで垂直搬送する2重ベルトコ
ンベアであって、この2重ベルトコンベア1は、スイン
グ可能で、且つ、上下動可能の垂直搬送部Vと、垂直搬
送部Vの上下動に伴って俯仰自在となる水平搬送部Hと
から構成されている。この2重ベルトコンベア1の下端
は、その下端合せ部4がスカート状に広がっており、更
にその下端合せ部4の下方に1対パドルフィーダ5,5が
設けられている。また、水平搬送部Hの出口にはシュー
ト6が設けられている。7は船体、8は搬送物を示す。
従って、船体7内の搬送物8を陸揚げするには、主・従
ベルト2,3を同速で同方に駆動すると共に、パドルフィ
ーダ5,5を駆動して搬送物8を2重ベルトコンベア1の
下端合せ部4にかき込む。その結果、搬送物8は主・従
ベルト2,3間に挟まれて垂直搬送部Vで矢印aのように
上昇搬送され、水平搬送部Hで矢印bのようにシュート
6へ搬送される。
なお、2重ベルトコンベア1の垂直搬送部Vは矢印cの
ようにスイングすると共に、矢印dのように上下動して
船倉内の搬送物8を陸揚げする。それに伴って、水平搬
送部Hは矢印eのように俯仰運動を行う。
ここにおいて、本実施例の2重ベルトコンベア1の垂直
搬送部Vには次の構成が採用されている。即ち、第2図
に示すように、主・従ベルト2,3の両耳部11には、荷こ
ぼれを防ぐため、1対のベルト耳押えローラ9,9が設け
られている。このベルト耳押えローラ9,9は主・従ベル
ト2,3の各耳部11に接するだけで、これらベルト2,3の耳
部11へ押し付ける働きはしない。そのため、動力損失は
きわめて軽減されている。一方、第3図に示すように、
剛性を備えた主ベルト2(または従ベルト3)はベルト
耳押えローラ9の内端面10が支点となり、テコの原理に
より、主ベルト2の耳部11が圧着され、搬送物8の荷こ
ぼれを防止している。
また、主・従ベルト2,3の外端には、第2図および第3
図に示すように、サイドローラ12が設けられ、主・従ベ
ルト2,3の進行横方向のズレを防止している。
更に、主・従ベルト2,3の夫々の非搬送面には複数のベ
ルト腹押えローラ13が次のように配設されている。即
ち、第4図に示すように、アイドラーで構成されたベル
ト腹押えローラ13は主・従ベルト2,3の非搬送面に接す
るように配設され、無負荷時には、主・従ベルト2,3の
合せ面は、2重ベルトコンベア1の進行方向と常時、平
行に位置されている。換言すれば、主ベルト2用のベル
ト腹押えローラ13と従ベルト3用のベルト腹押えローラ
13との水平方向の間隔は、各ベルト2,3の厚さに等しい
かやや大きくしている。そして、主・従ベルト2,3の非
搬送面のベルト腹押えローラ13は垂直方向に前記ベルト
2,3を挟んで千鳥状に配設されている。
従って、無負荷時には主・従ベルト2,3とベルト腹押え
ローラ13とは接触はしても、主・従ベルト2,3に対しベ
ルト腹押えローラ13による押付け力は殆ど作用しないの
で、無負荷時の2重ベルトコンベア1の駆動動力は極め
て軽減される。また、主・従ベルト2,3間に搬送物8が
挟まると、つまり負荷時には、両ベルト2,3は、第5図
に示すようにベルト腹押えローラ13の反対側のベルトが
屈曲により膨らみ、その膨らみによる反力で搬送物8は
挟まれ両ベルト2,3間に保持されて搬送される。このた
め、搬送物8が搬送中にずり落ちることはない。
尚、ベルト2,3の膨らみ程度は、搬送物8の搬送量の大
小によって決まる。即ち、第5図の示すように、搬送量
が比較的少ない場合には、ベルト傾斜角θは小であ
り、搬送量が多くなればベルト傾斜角θは、第6図に
示すように増加して、搬送物8に対する保持力14が増大
する。
次に、本発明の別の実施例を第7図により説明する。
尚、本実施例については、前記した実施例と異なる点に
ついてのみ説明する。
第7図示の実施例では、アイドラーで構成されたベルト
支持ローラ15が、主・従ベルト2,3を挟んでベルト腹押
えローラ13に対峙して配設されている。これは、2重ベ
ルトコンベア1が前記のようにシップアンローダに適用
された場合、その垂直搬送部Vはスイングすることか
ら、下側になった搬送物8の自重を支持するようにして
いる。
以上述べた実施例の好ましい具体例は次のようである。
即ち、垂直搬送部Vが20000mmであれば、好ましいベル
ト腹押えローラ13のピッチは1800mm、ベルト耳押えロー
ラ9のピッチは300mm程度がよく、サイドローラ12のピ
ッチも300mm程度がよい。
また、ベルト巾をBとすれば、ベルト腹押えローラ13の
長さはB/2、ベルト耳押えローラ9の長さは150〜200m
m、サイドローラ12の長さは、ベルト厚さ×4、ベルト
支持ローラ15の長さはB/5が適当である。
なお、本明細書では、例えば垂直搬送部Vがスイングす
る場合も含まれることから、垂直搬送という用語は急傾
斜搬送も含まれることはいう迄もない。
[発明の効果] 本発明によれば、無負荷時には、2台のベルトコンベア
のベルトがベルト腹押えローラに接するだけで、押付け
力は作用しないので、無負荷時のベルト駆動動力を大幅
に節減できる。
また、負荷時にはバラ物の搬送量の多少により、ベルト
の膨らみが変化し、その変化量に応じ搬送物の保持力が
増減し、搬送物のずり落ちを防止することができる。し
かも、単なるベルト腹押えローラの配置の変更のみで前
記の効果が得られるので装置も簡素化でき、ひいては安
価な垂直搬送用2重ベルトコンベアを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の適用骨格側面図、第2図は第
1図の無負荷時のx〜x断面図、第3図は第1図の負荷
時のx〜x断面図、第4図は第2図の無負荷時のA〜A
断面図、第5図は第2図の負荷時のA〜A断面図、第6
図は第5図における負荷が増大した断面図、第7図は別
の実施例で第3図に該当する断面図を示す。 1…2重ベルトコンベア 8…搬送物 13…ベルト腹押えローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−27281(JP,A) 特開 昭51−122272(JP,A) 特開 昭54−100073(JP,A) 実開 昭60−133810(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2台のベルトコンベアを合せて2重ベルト
    コンベアを構成し、該2重ベルト間に搬送物を挟んで垂
    直状に搬送するバラ物用2重ベルトコンベアにおいて、
    ベルト腹押えローラを前記2重ベルトの各ベルトの非搬
    送面に、2重ベルトを挟んでこれらのベルトの略厚さ分
    だけ水平方向に間隔を置き、垂直方向に千鳥状に配設
    し、負荷時には前記各ベルトのベルト腹押えローラの反
    対側のベルトに屈曲による膨らみを形成させるようにし
    た垂直搬送用2重ベルトコンベア。
JP62196175A 1987-08-07 1987-08-07 垂直搬送用2重ベルトコンベア Expired - Fee Related JPH0674084B2 (ja)

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