JP2600439Y2 - コンベヤのスクレーパ装置 - Google Patents

コンベヤのスクレーパ装置

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JP2600439Y2
JP2600439Y2 JP1993007570U JP757093U JP2600439Y2 JP 2600439 Y2 JP2600439 Y2 JP 2600439Y2 JP 1993007570 U JP1993007570 U JP 1993007570U JP 757093 U JP757093 U JP 757093U JP 2600439 Y2 JP2600439 Y2 JP 2600439Y2
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JP
Japan
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belt
scraper
conveyor
pressing member
rail
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JP1993007570U
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Inventor
英昭 亀井
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンベヤベルト上の搬
送物を左右に振り分けて放荷するコンベヤのスクレーパ
装置に係り、特に、任意の位置で放荷できるようにした
コンベヤのスクレーパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンベヤベルト上の搬送物を放荷する機
構としてスクレーパ装置が知られている。スクレーパ装
置は、コンベヤベルトの上方にベルト上面から所定距離
を隔てて配置されベルト上の搬送物を左右に振り分ける
べく三角形状に形成された上部スクレーパと、コンベヤ
ベルトの下方に配置されベルトを上方へ押し上げること
によりベルト上面を上部スクレーパに押し付けるローラ
状の下部押付部材とから構成されている。
【0003】コンベヤベルト上の搬送物を放荷する際に
は、上記下部押付部材を押し上げてコンベヤベルトを持
ち上げ、そのベルト上面を上部スクレーパに当接させ
る。これにより、ベルト上の搬送物が三角形状に形成さ
れた上部スクレーパによって左右に振り分けられて放荷
されることになる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来のスクレ
ーパ装置は、コンベヤフレームに取り付けられており、
コンベヤ搬送路に対して一位置に固定されていたため、
その放荷ポイントを移動させることができなかった。従
って、例えばボイラのバンカ用など細長いサイロやホッ
パに沿ってコンベヤベルトを敷設した場合、その搬送路
に沿って複数の放荷ポイントが要求されることとなる
が、この場合には搬送路に沿って複数(5〜6台)のス
クレーパ装置を設ける必要があり、設備費用のコストア
ップを招く。また、放荷ポイントを微妙にズラすことも
できない。
【0005】以上の事情を考慮して創案された本考案の
目的は、搬送物を任意の位置で放荷できるコンベヤのス
クレーパ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本考案は、コンベヤベルトの両脇に当該ベルトに沿っ
て敷設された上部レールと、該上部レール上を転動する
車輪を有する脚部と、該脚部にベルト上面から所定距離
を隔ててベルト上面と平行に固設され、ベルト上面の搬
送物を左右に振り分けるべく三角形状に形成された上部
スクレーパと、上記コンベヤベルトの下方に当該ベルト
に沿って且つ上記上部レールと平行に敷設された一対の
下部レールと、該下部レール上を転動する車輪を有する
台車と、該台車に平行に昇降自在に設けられ、その上昇
時にベルト下面を上方へ押し上げることによりベルト上
面を上記上部スクレーパに押し付け、下降時にベルト下
面から離間する下部押付部材とを備えたことを特徴とし
ている。
【0007】
【作用】コンベヤベルト上の搬送物を放荷する場合に
は、先ず、上部スクレーパおよび下部押付部材をそれぞ
れ所望の放荷ポイントまで移動させ、上下二段に重ねた
状態にする。そして、下部押付部材を持ち上げてベルト
を押し上げ、ベルト上面を上部スクレーパに押し付け
る。これにより、ベルト上の搬送物が三角形状に形成さ
れた上部スクレーパによって左右に振り分けられ、放荷
される。このように、上部スクレーパおよび下部押付部
材をベルトの長手方向に沿って自在に移動させることに
より、ベルト上の搬送物を任意の位置で放荷できる。
た、上部レールに沿って移動する脚部に上部スクレーパ
をベルト上面から所定距離隔てて平行に固設し、下部レ
ールに沿って移動する台車に下部押付部材を平行に昇降
自在に設け、上部レールと下部レールとを平行に配置し
た構成としたので、下部押付部材を上昇させたときの上
部スクレーパに対する押し付け(当たり)をベルトの長
手方向の位置に拘らず常に均一に平行にでき、常に安定
した放荷を確保できる。
【0008】
【実施例】以下に本考案の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1は本実施例に係るスクレーパ装置を備
えたベルトコンベヤの断面図であり、図2はその側面
図、図3はその斜視図である。
【0009】ベルトコンベヤ1は、図1中紙面裏表方向
に細長く形成されたボイラ用バンカ2(バラ物貯溜槽
2)の上方に敷設されている。すなわち、バラ物貯溜槽
2の上方にはその長手方向に沿ってコンベヤフレーム3
が設けられており、このコンベヤフレーム3にコンベヤ
ベルト1が無端状に掛け渡されている。図中1aはキャ
リヤベルト、1bはリターンベルトである。コンベヤフ
レーム3の上部にはトラフ型に配置されたアイドラ4が
所定間隔ごとに設けられており、このアイドラ4の上に
キャリヤベルト1aが支持されている。他方、コンベヤ
フレーム3の下部には平型ローラ5が所定間隔ごとに設
けられており、この平型ローラ5の上にリターンベルト
1bが支持されている。
【0010】キャリヤベルト1aの上方には、ベルト上
面から所定距離を隔ててベルト上の搬送物B(バラ物
B)を左右に振り分ける上部スクレーパ6が設けられて
いる。上部スクレーパ6は、キャリヤベルト1aの搬送
方向に対して尖った三角板状に形成されており、キャリ
ヤベルト1aに沿って移動自在となっている。つまり、
上部スクレーパ6の左右端には脚部7を介して車輪8が
設けられており、これら車輪8がコンベヤフレーム3の
上面にキャリヤベルト1aを挟んで敷設された上部レー
ル9上を走行するようになっている。上記脚部7の両側
には、シュート10が取り付けられている。このシュー
ト10は、キャリヤベルト1a上から上部スクレーパ6
によって左右に押し退けられた搬送物Bを下方のバラ物
貯溜槽2へ案内するものである。
【0011】他方、キャリヤベルト1aの下方には、ベ
ルト1aを上方へ押し上げる下部押付部材12が設けら
れている。下部押付部材12は、複数並設された平型ロ
ーラ13からなり、パンタグラフ状のリンク機構14に
より、垂直方向に移動自在となっている。すなわち、リ
ンク機構14の下端部に接続された電動シリンダ15を
伸縮させることにより、各リンク部材16がパンタグラ
フの如く伸び縮みし、平型ローラ13からなる下部押付
部材12をキャリヤベルト1a下面に押し付けるように
なっている。かかる下部押付部材12は、キャリヤベル
ト1aに沿って移動自在な台車17に取り付けられてい
る。台車17の下面には車輪18が設けられており、こ
れら車輪18がコンベヤフレーム3の中桁19に敷設さ
れた下部レール20上を走行するようになっている。
【0012】上記上部スクレーパ及び下部押付部材6,
12は、それぞれ駆動モータを有しており、上部・下部
レール9,20に沿って敷設されたラックにモータのピ
ニオンを歯合させることにより独立に自走する。また、
上部スクレーパ及び下部押付部材6,12は、それぞれ
位置センサを有しており、上部・下部レール9,20に
付設された検出片を検知することによって、その停止位
置を制御できるようになっている。具体的には、各レー
ル9,20にキザミを付けておき、各スクレーパ6,1
2に取り付けられたカウンタでそのキザミ数をカウント
すること等が考えられる。
【0013】以上の構成からなる本実施例の作用につい
て述べる。
【0014】キャリヤベルト1a上の搬送物Bを放荷す
る場合には、先ず、上部スクレーパ6および下部押付部
材12をそれぞれ所望の放荷ポイントまで移動させ、上
下二段に重ねた状態にする。この位置合わせは、各スク
レーパ6,12に設けられた位置センサによって達成さ
せる。
【0015】そして、下部押付部材12を電動シリンダ
15によって持ち上げてベルト1aを押し上げ、図2に
示すようにベルト1a上面を上部スクレーパ6に押し付
ける。これにより、図3に示すように、ベルト1a上の
搬送物Bが三角形状に形成された上部スクレーパ6によ
って左右に振り分けられ、シュート10を介してバラ物
貯溜槽2へ放荷される。
【0016】このように、上部スクレーパ6および下部
押付部材12をベルト1aの長手方向に沿って自在に移
動させることにより、ベルト1a上の搬送物Bを任意の
位置で放荷できる。従って、バラ物貯溜槽2が細長く形
成され、その距離が長く投入口数が多い場合などにおい
ても、一式(上下二台)のスクレーパ装置及び押付部材
6,12でその全領域をカバーでき、従前のように投入
口ごとに個々に固定式スクレーパ装置を複数設ける必要
がないので、極めて低コストとなる。また、微妙に放荷
ポイントをずらすことも可能となる。また、上部レール
9に沿って移動する脚部7に上部スクレーパ6をベルト
1aの上面から所定距離隔てて平行に固設し、下部レー
ル20に沿って移動する台車17に下部押付部材12
(平型ローラ13)を平行に昇降自在に設け、上部レー
ル9と下部レール20とを平行に配置した構成としたの
で、下部押付部材12(平型ローラ13)を上昇させた
ときの上部スクレーパ6に対する押し付け(当たり)を
ベルト1aの長手方向の位置に拘らず常に均一に平行に
でき、常に安定した放荷を確保できる。
【0017】変形実施例を図4に示す。この変形例は、
下部押付部材12を昇降させるリンク機構14をパンタ
グラフ構造から平行リンク構造に変更した点のみが前実
施例と異なっており、その他は全く同様な構成になって
いる。これによれば、電動シリンダ15を伸縮させるこ
とにより、平行リンク21が回動しつつ起倒して、その
先端部に取り付けられた下部押付部材12(平型ローラ
13)がキャリヤベルト1aの下面を押し上げる。な
お、上記平行リンク21の回動時に、下部押付部材12
がアイドラローラ4と干渉しないよう、平行リンク21
の間隔をキャリヤローラ4の間隔に合わせて適宜設定す
る必要がある。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように本考案に係る「コン
ベヤのスクレーパ装置」によれば次の如き優れた効果を
発揮できる。
【0019】(1) 一式(上下二台)の上部スクレーパ装
置及び下部押付部材でコンベヤに沿って長い放荷領域を
全てカバーできる。
【0020】(2) 搬送物を任意の位置で放荷できる。
【0021】(3)従来の固定式スクレーパ装置を複数
台設けていたものに比べると、その製造コストを低くで
きる。 (4)下部押付部材を上昇させたときの上部スクレーパ
に対する押し付け(当たり)をベルトの長手方向の位置
に拘らず常に均一に平行にでき、常に安定した放荷を確
保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例にスクレーパ装置を備えたベ
ルトコンベヤの断面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図1の斜視図である。
【図4】変形実施例を示す側面図である。
【符号の説明】
1 コンベヤベルト 1a キャリヤベルト 1b リターンベルト 6 上部スクレーパ 12 下部押付部材 B バラ物

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンベヤベルトの両脇に当該ベルトに沿
    って敷設された上部レールと、該上部レール上を転動す
    る車輪を有する脚部と、該脚部にベルト上面から所定距
    離を隔ててベルト上面と平行に固設され、ベルト上面の
    搬送物を左右に振り分けるべく三角形状に形成された上
    部スクレーパと、上記コンベヤベルトの下方に当該ベル
    トに沿って且つ上記上部レールと平行に敷設された一対
    の下部レールと、該下部レール上を転動する車輪を有す
    る台車と、該台車に平行に昇降自在に設けられ、その上
    昇時にベルト下面を上方へ押し上げることによりベルト
    上面を上記上部スクレーパに押し付け、下降時にベルト
    下面から離間する下部押付部材とを備えたことを特徴と
    するコンベヤのスクレーパ装置。
JP1993007570U 1993-02-26 1993-02-26 コンベヤのスクレーパ装置 Expired - Lifetime JP2600439Y2 (ja)

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