JPH0673984B2 - コンピユ−タ−印字リボン用織物 - Google Patents

コンピユ−タ−印字リボン用織物

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JPH0673984B2
JPH0673984B2 JP61131334A JP13133486A JPH0673984B2 JP H0673984 B2 JPH0673984 B2 JP H0673984B2 JP 61131334 A JP61131334 A JP 61131334A JP 13133486 A JP13133486 A JP 13133486A JP H0673984 B2 JPH0673984 B2 JP H0673984B2
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幹男 大原
紀久 山口
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Teijin Ltd
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Teijin Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はポリアミド繊維からなるコンピューター印字リ
ボン用織物に関するものであり、更に詳しくは、コンピ
ューター印字による打字耐久性の良好なるコンピュータ
ー印字リボン用織物に関するものである。
(従来の技術) 近年、オフィスオートメーション化の急速な進展によ
り、コンピューターが広く用いられるようになってき
た。
従来のタイプライター用印字テープの場合、人間による
印字、即ち、マニュアル印刷である故、その打字速度は
遅く、長時間使用しても、その単位時間当りの実質打字
数はあまり多くない。それ故、タイプライター用の印字
テープについては、耐久性を余り問題にする必要はなか
った。ところが、コンピューターのプリンターは、印字
速度がタイプライターに比べ著るしく高速となり、しか
も、細い針のドットにより打字プリントすることから、
従来のタイプライター用リボンを流用したのでは打字鮮
明性、耐久性が劣り、鮮明な打字が得られず、リボンの
寿命も短かいという問題が生じてきた。
一方、コンピューター印字リボン用の織物として、高密
度のポリアミド繊維織物を使用することが、特開昭57−
95489号公報、特開昭59−209184号公報で知られてい
る。
(発明が解決しようとする問題点) 上述したような高密度のポリアミド繊維織物を使用する
と、打字鮮明性は改良されるが、耐久性は依然として改
善されない。
本発明は、打字鮮明性が改良されると共に、耐久性が著
しく向上したコンピューター印字リボン用織物を提供す
ることを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、上記目的を達成するために、鋭意検討を
重ねた結果、織物密度を高くすると共に、織物を構成す
るポリアミド繊維の極限粘度〔μ〕fを高くすればよい
ことを見出し、本発明に到達した。
即ち、本発明は、ポリアミド繊維からなり経糸密度が15
0本/インチ以上、緯糸密度が100〜130本/インチであ
るコンピューター印字リボン用織物において、経糸と緯
糸を構成するポリアミド繊維の極限粘度〔μ〕fが1.30
〜1.75であることを特徴とするコンピューター印字リボ
ン用織物である。
本発明のポリアミド繊維としては、ナイロン6、ナイロ
ン66等が用いられる。
本発明のポリアミド繊維織物においては、経糸密度を15
0本/インチ以上、緯糸密度が100〜130本/インチとす
ることが必要である。経糸、緯糸の織り密度を高くし、
織りによる格子目をできるだけ小さくすることが打字の
鮮明性を向上させるうえで重要である。
経糸密度は150本/インチ以上であることが必要で、こ
の密度は高い程好ましいが、高密度化するには限界があ
り、約40デニールのポリアミドマルチフィラメントの場
合、180本/インチ程度が上限となる。従って、経糸密
度の特に好ましい範囲は160〜180本/インチ以上であ
る。
一方、緯糸密度に関しても、高密度化には設備的な限界
があり(ウォータージェットルーム織機の場合)、更に
は高密度化するには緯糸を筬で強く打ち込む必要がある
が、強く打ち込むことによって、糸条が損傷し、コンピ
ューターリボンとして用いた場合に耐久性が低下してし
まうことになる。従って、緯糸密度は、約40デニールの
マルチフィラメントで110本/インチ〜130本/インチ、
約70デニールのマルチフィラメントで100本/インチ〜1
20本/インチが最も望ましい。
また、本発明においては、ポリアミド繊維の極限粘度
〔μ〕fが1.30〜1.75であることが必要である。極限粘
度〔μ〕fが1.30未満では、耐久性の向上が認められな
かった。一方、極限粘度〔μ〕fの上限は1.75であり、
これよりも高い極限粘度〔μ〕fのポリアミド繊維を工
業的に製造するのは、現状では難しい。尚、極限粘度
〔μ〕fは、メタクレゾール溶液から求めたものであ
る。更に、耐久性を向上させるために、ポリアミドマル
チフィラメントの強度を6.5g/d以上好ましくは7.0g/d以
上とするのが望ましい。マルチフィラメントの強度は高
い程、耐久性は向上するが、打字鮮明性を向上させるた
めには、フィラメント数を多くすることが効果的である
ことから、フィラメント数が多く、かつ高強度のマルチ
フィラメントを製造するにはおのずから限界があり、強
度は8.0g/de前後が上限となる。糸条の均斉性(毛羽
等)及び製造行程での歩留り、生産性等を勘案すると、
6.5g/d〜7.5g/dの範囲が望ましい。
上述の如く、本発明の織物は、経、緯共に高密度で製織
されることから、従来の糊付け糸では、製織時に毛羽、
単糸切れが発生し、停台が頻発するため、製織性を向上
させるうえで経糸には、30個/m以上、望ましくは40個/m
〜80個/mのインターレースが付与されているか、又は、
200T/m以上の撚りが付与されていることが望ましい。ま
た、インターレースと撚りの両方が付与されていてもよ
い。更に、インターレース、撚りと糊付けとを組み合せ
てもよい。尚、緯糸にもインターレースを付与しておけ
ば、製織性が向上するが、インターレースを付与しなく
ても良い。また、緯糸に撚りを付与しておく必要はな
い。
(実施例) 以下、実施例により本発明を詳細に説明する。
実施例1 極限粘度1.40のナイロン6を紡糸速度1100m/分で溶融紡
糸して、一旦巻取ることなくそのまま3.1倍に直接延伸
し、次いでインターレース装置により約40ケ/mのインタ
ーレースを付与して巻取り、極限粘度〔μ〕fが1.35、
強度が7.0g/deで40デニール/34フィラメントのナイロン
6マルチフィラメントを得た。
このマルチフィラメントに約7%の糊剤を付与したもの
を用い、経糸密度を165本/インチ一定とし、緯糸の打
ち込み密度を変更することで織密度を変えた織物を作り
漢字ワープロ用ドットプリンターに使用して、印字鮮明
性を評価した。印字鮮明性と織密度との関係は第1図に
示す通りであった。ここで印字鮮明性は、漢字を印字
し、その印字状態を観察して官能評価したもので、下記
のランク付けによるものである。
良好:鮮明性良好で、読み易い。
良:鮮明性良好であるが、字画の多い漢字だとやや読み
難い。
中:鮮明性普通、字画の多い漢字は読み難い。
稍不良:鮮明性やや劣り、字画の多い漢字は読めない。
不良:鮮明性不良、全般的に判読できない。
第1図からも明らかなように、織密度(経+緯)が265
本/インチ以上(緯糸密度100本/インチ以上)、特に2
75本/インチ以上(緯糸密度110本/インチ以上)で良
好な印字鮮明性が得られる。この場合、印字鮮明性は、
単に経糸密度又は緯糸密度のみによって決まるのではな
く、両者のトータル密度で決まるものと考えられる。こ
こには示していないが、経糸密度が150本/インチ以下
になると、印字鮮明性は急に低下し、同様に緯糸密度の
下限は100本/インチである。
実施例2 実施例1において、種々の極限粘度のナイロン6ポリマ
ーを使用して極限粘度〔μ〕fの異なるナイロン6マル
チフィラメントを得た。この極限粘度〔μ〕fの異なる
各種ナイロン6マルチフィラメントを用いた織物(経糸
密度165本/インチ、緯糸密度115本インチ)をIBM3203
のドットプリンターに使用し、印字耐久性を評価した。
印字耐久性は、インクリボンに破損が生じるまでの打字
数(ライン印字数)で表わした。ナイロン6マルチフィ
ラメントの極限粘度〔μ〕fと印字耐久性の関係は第2
図に示す通りであった。
第2図からも明らかなように、ナイロン6マルチフィラ
メントの極限粘度〔μ〕fが1.30以上になると、インク
リボンに破損が生じるまでの打字数(ライン印字数)が
100万回以上となり、実用上良好な印字耐久性を示すよ
うになるが、極限粘度〔μ〕fが1.30未満では破損が生
じるまでの打字数(ライン印字数)が少なく、印字耐久
性が不十分である。
実施例3 実施例2において、極限粘度〔μ〕fが1.65のナイロン
6マルチフィラメントを使用し、更に延伸倍率を変更す
ることによって、種々の強度を有するナイロン6マルチ
フィラメントを得た。この場合、強度が4.0〜5.5g/deの
マルチフィラメントは溶融紡糸後一旦巻取った未延伸糸
を延伸する別延方式により延伸した。また、それ以上の
強度のマルチフィラメントは、別延方式で延伸したので
は、断糸、毛羽が増加するため、溶融紡糸後、一旦巻取
ることなく連続して延伸する直延方式により延伸した。
この強度の異なる各種ナイロン6マルチフィラメントを
用いた織物(経糸密度165本/インチ、緯糸密度115本/
インチ)を、実施例2と同様にして印字耐久性を評価し
た。ナイロン6マルチフィラメントの強度と印字耐久性
の関係は、第3図に示す通りであり、強度6.5g/de以上
で特に印字耐久性の向上が著しく、強度6.5g/de以上に
するのが望ましいことがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、印字鮮明性と織密度との関係を示すグラフ、
第2図は、印字耐久性(ライン印字数)とポリアミド繊
維の極限粘度〔μ〕fとの関係を示すグラフ、第3図
は、印字耐久性(ライン印字数)とポリアミド繊維の強
度との関係を示すグラフである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリアミド繊維からなり、経糸密度が150
    本/インチ以上、緯糸密度が100〜130本/インチである
    コンピューター印字リボン用織物において、経糸と緯糸
    を構成するポリアミド繊維の極限粘度〔μ〕fが1.30〜
    1.75であることを特徴とするコンピューター印字リボン
    用織物。
  2. 【請求項2】経糸に30個/m以上のインターレース及び/
    又は200T/m以上の撚りが付与されている特許請求の範囲
    第1項記載のコンピューター印字リボン用織物。
  3. 【請求項3】ポリアミド繊維の強度が6.5g/de以上であ
    る特許請求の範囲第1項又は第2項記載のコンピュータ
    ー印字リボン用織物。
JP61131334A 1986-06-05 1986-06-05 コンピユ−タ−印字リボン用織物 Expired - Lifetime JPH0673984B2 (ja)

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JPS62286784A JPS62286784A (ja) 1987-12-12
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EP0478171A3 (en) * 1990-09-24 1992-10-28 Milliken Research Corporation Impact resistant impression fabric
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