JPH0673859U - 薄型時計における電池受けバネの絶縁構造 - Google Patents
薄型時計における電池受けバネの絶縁構造Info
- Publication number
- JPH0673859U JPH0673859U JP2081893U JP2081893U JPH0673859U JP H0673859 U JPH0673859 U JP H0673859U JP 2081893 U JP2081893 U JP 2081893U JP 2081893 U JP2081893 U JP 2081893U JP H0673859 U JPH0673859 U JP H0673859U
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- Japan
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- battery
- receiving spring
- battery receiving
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-
- Y02E60/12—
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、腕時計における電池受けバネ周辺
の絶縁構造を改良する。 【構成】 電池受けバネに絶縁シ−トを差込み、位置決
めし、かつ電池受けバネの曲げ部下面にプラスチック部
品の薄肉部を形成 【効果】 電池受けバネ周辺の絶縁構造において、その
組立性が改良され、かつ薄型時計構造にも適用できるよ
うになった。
の絶縁構造を改良する。 【構成】 電池受けバネに絶縁シ−トを差込み、位置決
めし、かつ電池受けバネの曲げ部下面にプラスチック部
品の薄肉部を形成 【効果】 電池受けバネ周辺の絶縁構造において、その
組立性が改良され、かつ薄型時計構造にも適用できるよ
うになった。
Description
【0001】
本考案は腕時計の電池受けバネの絶縁構造に関するものである
【0002】
時計の薄型小型化は永遠の課題であり、そのニ−ズは大きいものがある。とこ ろで近年はこの時計の薄型化もかなり限度まできており、時計を薄型化する場合 特に厚みのある電池部分の改良が大きな問題となる。この電池部分も最近では、 サライ部に電池を収納する構造から、地板に貫通穴を開けてしまってそこに電池 を収納することにより電池部分を薄型化しようとする構造のものまで現われて来 ている。以下に図面を用いて従来の技術について説明する。
【0003】 図4、図5は上記の地板に貫通穴を開けて薄型化した電池部分の構造を示した ものである。図4はその要部平面図、図5は図4におけるA−A断面図である。
【0004】 図4、図5において時計用地板(以下、地板と表記する)1の上にモ−タ−の一 部であるヨ−ク8が配置され、その上に各部品の平面的、断面的位置を決める機 能を持っているスペ−サ5が存在し、このスペ−サによって電池受けバネ3およ び電池受7、上受6が位置決めされ、電池2が収納される地板の薄肉部1cに絶 縁シ−ト4が配置され、電池受けバネ3を断面的に挟むように絶縁シ−ト4を折 曲げ部4aで折曲げ、その上から電池2が組み込まれている。なお、絶縁シ−ト 4については図6の平面図( a) および断面図( b) に示すように、円板部4b とリング部4cとからなり、折曲げ部4aでつながっているような形状である。 そして、折曲げ部4aで折曲げた図7( a) に示す平面図および図7( b) に示 す断面図のような形状で折曲げ部4aを図4、図5に示す絶縁シ−ト位置決め部 1aにもぐり込ませることで位置決め後、電池2を組み込むと図5に示すように 電池陽極缶2aと電池受けバネ3の間に絶縁シ−ト4が位置し、電気的なショ− トを防止し、また、電池を組み込んだ際に形状のばらつきが大きい電池受けバネ 曲げ部3aと文字板9との間を絶縁するため電池受けバネの下に絶縁シ−ト4が 配設され、電気的ショ−トを防止している。
【0005】
しかし、このような構造においては絶縁シ−ト4の折曲げ作業を要するため組 立作業が複雑化し、自動組立ができず組立コストが高くなることはもとより、電 池受バネと文字板の断面的な隙間の少ない薄型時計構造においては、電池受けバ ネの下に絶縁シ−トを配設する構造は不可能である。
【0006】 本考案の目的は前述のような従来の電池受けバネの絶縁構造の問題点を解決し 、組立上コストダウンが可能な極薄型時計における電池受けバネの絶縁構造を提 供することにある。
【0007】
上記目的を達成するため本考案は次のような構成とする。すなわち、電池陰極 缶に接する電池受けバネの電池中央部においては絶縁シ−トと電池が断面的に電 池受けバネを境に反対側に積層され、電池の外周部においては両者がともに同じ 側に積層され、さらに電池外周部の絶縁シ−トと反対側にスペ−サより形成され た薄肉部が積層されていることを特徴とするものである。
【0008】
以下に本考案の実施例を図面によって説明する。図1は本考案の実施例による 電池受けバネの絶縁構造を示す要部平面図、図2は図1におけるA−A断面であ る。尚、図1については簡略化のため上受6,電池受7,電池2は図示していな い。図4、図5と同様の部品については同一番号を付して説明を省略する。21 が絶縁シ−ト、22がスペ−サ、22aがスペ−サ薄肉部であり、23が五番車 、1dが五番車軸穴、1eがヨ−ク収納用サライ、24がロ−タ−であり、図3 は本考案の絶縁シ−トを示す平面図(a)、断面図(b)である。図1において ヨ−ク8が地板のヨ−ク収納用サライに配置され、その磁気的エネルギ−によっ てロ−タ−24が回転し、これに噛み合う五番車から順に減速歯車が配設されて いる。
【0009】 図1、図2において地板1からヨ−ク8、スペ−サ22、電池受けバネ3、電 池受7、上受6を順に組み込み後、図3に示す絶縁シ−ト21の差込み部を電池 受けバネ3に差込み、位置を安定させ電池2を組み込む。本構造においては絶縁 シ−ト21の差込み部を電池受けバネ3に差込むだけで、従来例で示したような 絶縁シ−トの組み込み時における折曲げ作業をせず図2に示すような配置となり 、電池陽極缶2aと電池受けバネ3は絶縁シ−ト21により電気的に絶縁される 。
【0010】 また、このとき極薄型時計構造のため電池受バネと文字板の断面距離が狭まり 従来例のように絶縁シ−トを配設することが不可能なために電池受けバネの曲げ 部3aの下にスペ−サ薄肉部22aが形成され、電池受けバネ3と文字板9の間 が電気的に絶縁される。
【0011】 また、本構造においては薄型時計構造のためヨ−ク8が地板に形成されたヨ− ク収納用サライ1eに組み込まれ、ロ−タ−24から歯車回転運動が減速伝達さ れる五番車23の軸が地板に形成された五番軸穴1dに組み込まれ、この五番軸 穴が薄型時計構造のためヨ−ク8の上に組み込まれる何らかの部品に形成し、ヨ −クと積層構造にすることを避け、ヨ−ク8の平面形状からはずれた位置で、し かも平面形状がばらつきやすいヨ−ク溶接部8a(配置上はここが有利であるが ・・・)を避けた平面位置に配設されている。
【0012】
以上の説明から明らかなように本考案によれば、絶縁シ−トの折曲げ構造を廃 止し電池外周部における電池受バネの下にスペ−サ薄肉部を設け絶縁機能をもた せたため極薄型時計における組立性の良好な電池受バネ周辺の絶縁構造を提供す ることが可能である。
【図1】本考案の電池受けバネの絶縁構造を示す要部平
面図である。
面図である。
【図2】本考案の電池受けバネの絶縁構造を示す要部断
面図である。
面図である。
【図3】本考案の絶縁シ−ト形状を示す平面図(a)、
及び断面図(b)である。
及び断面図(b)である。
【図4】従来の電池受けバネの絶縁構造を示す要部平面
図である。
図である。
【図5】従来の電池受けバネの絶縁構造を示す要部断面
図である。
図である。
【図6】従来の絶縁シ−トの形状を示す平面図(a)、
および断面図(b)である。
および断面図(b)である。
【図7】従来の絶縁シ−トを組み込むために折曲げ部で
折曲げた形状を示す平面図(a) および断面図(b)
である。
折曲げた形状を示す平面図(a) および断面図(b)
である。
1 地板 1a 絶縁シ−ト位置決め部 1c 薄肉部 1d 五番車軸穴 1e ヨ−ク収納用サライ 2 電池 2a 電池陽極缶 2b 電池陰極缶 3 電池受けバネ 3a 曲げ部 4,21 絶縁シ−ト 4a 折曲げ部 4b 円板部 4c リング部 5,22 スペ−サ 6 上受 7 電池受 8 ヨ−ク 8a ヨ−ク溶接部 9 文字板 22a スペ−サ薄肉部 23 五番車 24 ロ−タ−
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 北嶋 泰夫 東京都田無市本町6丁目1番12号 シチズ ン時計株式会社田無製造所内 (72)考案者 笠谷 昌弘 東京都田無市本町6丁目1番12号 シチズ ン時計株式会社田無製造所内
Claims (1)
- 【請求項1】 電池と、該電池を収納する電池収納部を
有する地板と、前記電池の一方の極を回路基板に導通さ
せる電池受けバネと、前記地板に積層されて時計部品を
保持する機能を有するスペ−サと、前記電池受けバネに
積層されて前記電池の他方の極を絶縁する絶縁部材とよ
り構成される電池受けバネの絶縁構造において、前記地
板に形成された電池収納部は貫通穴で形成され、前記ス
ペ−サはプラスチック部材で形成されており、前記電池
受けバネは、前記電池の略中央部においては前記絶縁部
材と前記電池の反対側に積層し、前記電池の外周部にお
いては前記絶縁部材と前記電池と同じ側に積層されてい
るとともに、前記電池の外周部の前記絶縁部材と反対側
には前記スペ−サより突出した薄肉部が積層されている
ことを特徴とする電池受けバネの絶縁構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2081893U JPH0673859U (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 薄型時計における電池受けバネの絶縁構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2081893U JPH0673859U (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 薄型時計における電池受けバネの絶縁構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0673859U true JPH0673859U (ja) | 1994-10-18 |
Family
ID=12037619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2081893U Pending JPH0673859U (ja) | 1993-03-31 | 1993-03-31 | 薄型時計における電池受けバネの絶縁構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0673859U (ja) |
-
1993
- 1993-03-31 JP JP2081893U patent/JPH0673859U/ja active Pending
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