JPH067380A - 義歯アタッチメント - Google Patents
義歯アタッチメントInfo
- Publication number
- JPH067380A JPH067380A JP16506892A JP16506892A JPH067380A JP H067380 A JPH067380 A JP H067380A JP 16506892 A JP16506892 A JP 16506892A JP 16506892 A JP16506892 A JP 16506892A JP H067380 A JPH067380 A JP H067380A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- root
- spacer
- denture
- magnetic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Dental Prosthetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 歯根部に埋設される保持板と義歯床に埋設さ
れる磁性体とからなる義歯アタッチメントにおいて、磁
性体の義歯床からの抜け落ちを防止した。 【構成】 根面板に接着した保持板と根面板に対して垂
直な一対のヨークの間に希土類磁石の磁石体を配置し、
かつ該磁石体の下面に非磁性合金のスペーサを配置し、
ヨークとスペーサの根面板側を除いてキャップで被冠し
た磁性体とからなる義歯アタッチメントにおいて、磁性
体のキャップの側面に貴金属等を被覆し、磁性体のキャ
ップ、ヨークおよびスペーサの根面板側の境界面を溶接
によって接合した。貴金属等の被覆により磁性体と義歯
接着剤との密着性が向上し、磁性体の義歯からの抜け落
ちが完全に防止され、さらに磁性体の各部材の境界部が
完全に消失するように接合部が溶け込むので、完全な防
水性が得られ、磁石体が腐食から保護される。
れる磁性体とからなる義歯アタッチメントにおいて、磁
性体の義歯床からの抜け落ちを防止した。 【構成】 根面板に接着した保持板と根面板に対して垂
直な一対のヨークの間に希土類磁石の磁石体を配置し、
かつ該磁石体の下面に非磁性合金のスペーサを配置し、
ヨークとスペーサの根面板側を除いてキャップで被冠し
た磁性体とからなる義歯アタッチメントにおいて、磁性
体のキャップの側面に貴金属等を被覆し、磁性体のキャ
ップ、ヨークおよびスペーサの根面板側の境界面を溶接
によって接合した。貴金属等の被覆により磁性体と義歯
接着剤との密着性が向上し、磁性体の義歯からの抜け落
ちが完全に防止され、さらに磁性体の各部材の境界部が
完全に消失するように接合部が溶け込むので、完全な防
水性が得られ、磁石体が腐食から保護される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気吸引力を利用した義
歯アタッチメントに係り、詳しくは歯根部に埋設される
根面板上面に接着された軟磁性合金からなる保持板と義
歯床内に埋設される磁性体とからなり、吸着力と耐食性
に優れかつ磁性体が義歯から抜け落ちるのを防止した義
歯アタッチメントに関する。
歯アタッチメントに係り、詳しくは歯根部に埋設される
根面板上面に接着された軟磁性合金からなる保持板と義
歯床内に埋設される磁性体とからなり、吸着力と耐食性
に優れかつ磁性体が義歯から抜け落ちるのを防止した義
歯アタッチメントに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、磁気吸引力を利用した義歯として
は、例えば図7および図8に示されるものが提案されて
いる (特開昭62−231653号公報) 。この義歯
は、歯槽91内の根92に埋設した磁性材料からなる根
面板93に対向するように、義歯部95を設けたもので
ある。しかして、この義歯部95は、下方にプラスチッ
ク等からなる義歯床94を有し、該義歯床94内には前
記根面板93に対向する位置に磁性体8を有している。
は、例えば図7および図8に示されるものが提案されて
いる (特開昭62−231653号公報) 。この義歯
は、歯槽91内の根92に埋設した磁性材料からなる根
面板93に対向するように、義歯部95を設けたもので
ある。しかして、この義歯部95は、下方にプラスチッ
ク等からなる義歯床94を有し、該義歯床94内には前
記根面板93に対向する位置に磁性体8を有している。
【0003】該磁性体8は図8に示すごとく、上方部に
突起83を有するステンレス鋼製ケース81の中に磁石
82を配置したものである。しかして、上記磁石82と
しては、強力な磁力を有するSm(サマリウム) −Co(コ
バルト) 系の希土類磁石が用いられている。
突起83を有するステンレス鋼製ケース81の中に磁石
82を配置したものである。しかして、上記磁石82と
しては、強力な磁力を有するSm(サマリウム) −Co(コ
バルト) 系の希土類磁石が用いられている。
【0004】しかしながら、従来の磁石は、いずれもそ
の磁石吸引力が200g 〜300g程度と低い。この吸
引力は、旧来より多用されている生歯間にバネで機械的
に保持する場合の500g 以上の力に対して低い。
の磁石吸引力が200g 〜300g程度と低い。この吸
引力は、旧来より多用されている生歯間にバネで機械的
に保持する場合の500g 以上の力に対して低い。
【0005】また、磁石は口腔内で腐食し易いため、希
土類磁石が口腔内に露出している場合には、磁石が錆び
て急速な吸引力の減衰と共に安全上も問題があった。ま
た、防錆のために前記公報のごとく、ステンレス鋼等の
非磁性合金のケースで磁石体全体を被覆した場合には、
磁石と根面板との間に非磁性合金が介在するため、吸引
力が低下してしまう。
土類磁石が口腔内に露出している場合には、磁石が錆び
て急速な吸引力の減衰と共に安全上も問題があった。ま
た、防錆のために前記公報のごとく、ステンレス鋼等の
非磁性合金のケースで磁石体全体を被覆した場合には、
磁石と根面板との間に非磁性合金が介在するため、吸引
力が低下してしまう。
【0006】かかる問題点に鑑み、発明者等は先に、根
面板に対して垂直な一対のヨークの間に希土類磁石の磁
石を配置し、かつ該磁石の下面に非磁性合金のスペーサ
を配置し、ヨークとスペーサの根面板側を除いてキャッ
プで被冠した磁性体とからなる義歯アタッチメントを提
案した。
面板に対して垂直な一対のヨークの間に希土類磁石の磁
石を配置し、かつ該磁石の下面に非磁性合金のスペーサ
を配置し、ヨークとスペーサの根面板側を除いてキャッ
プで被冠した磁性体とからなる義歯アタッチメントを提
案した。
【0007】発明者等の前記提案に係る義歯アタッチメ
ントは、一対のヨークには軟磁性合金を用いているの
で、2つのヨークと根面板の間に磁気回路が形成され、
大きな吸引力を発生することができる。また、スペーサ
およびキャップはヨークと根面板の間に介在せず、かつ
非磁性合金により構成しているので、強い吸引力を確保
できる。また、根面板の上面に13Cr −2Mo 、17
Cr −2Mo 等の軟磁性合金からなる保持板を接着すれ
ば、さらに吸引力を向上できる。
ントは、一対のヨークには軟磁性合金を用いているの
で、2つのヨークと根面板の間に磁気回路が形成され、
大きな吸引力を発生することができる。また、スペーサ
およびキャップはヨークと根面板の間に介在せず、かつ
非磁性合金により構成しているので、強い吸引力を確保
できる。また、根面板の上面に13Cr −2Mo 、17
Cr −2Mo 等の軟磁性合金からなる保持板を接着すれ
ば、さらに吸引力を向上できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、義歯ア
タッチメントの磁性体はほぼ円柱状の小さな部品であ
り、側面に出っ張りが無いので、義歯に埋め込んで長年
使用している間に、磁性体が義歯から抜け落ちることが
ある。また、従来においては、根面板側におけるキャッ
プとヨークおよびスペーサとの境界面およびヨークとス
ペーサの境界面はろう付けによるか接着剤また樹脂によ
り接着するものであった。
タッチメントの磁性体はほぼ円柱状の小さな部品であ
り、側面に出っ張りが無いので、義歯に埋め込んで長年
使用している間に、磁性体が義歯から抜け落ちることが
ある。また、従来においては、根面板側におけるキャッ
プとヨークおよびスペーサとの境界面およびヨークとス
ペーサの境界面はろう付けによるか接着剤また樹脂によ
り接着するものであった。
【0009】境界面をろう付けにより接着する場合は、
電食によってヨークが腐食するおそれがあり、各部材と
の密着性が不安定でろう材が剥離することがある。ま
た、ろう流れの不良により隙間が残りシールが不完全に
なることがあり、そのためその隙間から腐食が進行す
る。さらに、ろう材は強度が弱いため、強い外部応力が
作用すると接合部が剥離することがある。
電食によってヨークが腐食するおそれがあり、各部材と
の密着性が不安定でろう材が剥離することがある。ま
た、ろう流れの不良により隙間が残りシールが不完全に
なることがあり、そのためその隙間から腐食が進行す
る。さらに、ろう材は強度が弱いため、強い外部応力が
作用すると接合部が剥離することがある。
【0010】接着剤、例えばコンポジット系レジン (通
称: パナビア) 、スーパーボンドまた樹脂を用いて境界
面を接合する場合は、接合部そのものが耐久性に劣り、
長期に亙る唾液の侵入を完全に防ぐことができない。
称: パナビア) 、スーパーボンドまた樹脂を用いて境界
面を接合する場合は、接合部そのものが耐久性に劣り、
長期に亙る唾液の侵入を完全に防ぐことができない。
【0011】一方、キャップを無しにしてアタッチメン
ト全体を金、銀またはニッケルめっきをするという方策
があるが、この方策ではめっきが剥離しやすく、長期間
に亙って防食作用を維持することが困難である。
ト全体を金、銀またはニッケルめっきをするという方策
があるが、この方策ではめっきが剥離しやすく、長期間
に亙って防食作用を維持することが困難である。
【0012】本発明は、根面板に取り付けた保持板と根
面板に対して垂直な一対のヨークの間に希土類磁石の磁
石体を配置し、かつ該磁石体の下面に非磁性合金のスペ
ーサを配置し、ヨークとスペーサの根面板側を除いてキ
ャップで被冠した磁性体とからなる義歯アタッチメント
における義歯からの磁性体の抜け落ちおよびキャップと
ヨークおよびスペーサとの接合部、ヨークとスペーサの
接合部における前記のごとき問題点に鑑みてなされたも
のであって、小型で高吸引力を有し唾液による腐食から
完全にシールするとともに、強度および耐久力に優れ、
義歯からの抜け落ちを防止した義歯アタッチメントを提
供することを目的とする。
面板に対して垂直な一対のヨークの間に希土類磁石の磁
石体を配置し、かつ該磁石体の下面に非磁性合金のスペ
ーサを配置し、ヨークとスペーサの根面板側を除いてキ
ャップで被冠した磁性体とからなる義歯アタッチメント
における義歯からの磁性体の抜け落ちおよびキャップと
ヨークおよびスペーサとの接合部、ヨークとスペーサの
接合部における前記のごとき問題点に鑑みてなされたも
のであって、小型で高吸引力を有し唾液による腐食から
完全にシールするとともに、強度および耐久力に優れ、
義歯からの抜け落ちを防止した義歯アタッチメントを提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】発明者等は前記問題を解
決するため、義歯からの磁性体の抜け落ち防止について
鋭意検討を重ね、抜け落ちを防止する手段として、磁性
体の側面に貴金属等またはその合金で被覆すると、著し
く義歯床と磁性体の密着性が向上し抜け落ちが防止でき
ることを新たに知見し本発明を完成した。
決するため、義歯からの磁性体の抜け落ち防止について
鋭意検討を重ね、抜け落ちを防止する手段として、磁性
体の側面に貴金属等またはその合金で被覆すると、著し
く義歯床と磁性体の密着性が向上し抜け落ちが防止でき
ることを新たに知見し本発明を完成した。
【0014】また、キャップとヨークおよびスペーサと
の接合部、ヨークとスペーサの接合部における充分な防
錆力を確保するためには、ろう付けによらずに溶接によ
り接合するとともに、接合部の部材同志の充分な溶け込
みが必要であるとの着想を得た。本発明はかかる知見に
基づいて接合部に溶接を適用することによって本発明を
完成した。
の接合部、ヨークとスペーサの接合部における充分な防
錆力を確保するためには、ろう付けによらずに溶接によ
り接合するとともに、接合部の部材同志の充分な溶け込
みが必要であるとの着想を得た。本発明はかかる知見に
基づいて接合部に溶接を適用することによって本発明を
完成した。
【0015】本発明の義歯アタッチメントは、その第1
発明として、歯根部に埋設した根面板の磁性体側に接着
した軟磁性合金からなる保持板と、前記根面板に対向す
るよう義歯床内に埋設される磁性体とからなる義歯アタ
ッチメントであって、該磁性体は、根面板側に設けた耐
食非磁性合金からなるスペーサと、前記スペーサを挟持
して前記根面板側に向けて立設した耐食軟磁性合金から
なる一対のヨークと、前記スペーサの反根面側にS極と
N極を前記両ヨークに対向させて設けた磁石と、前記磁
石と前記一対のヨークおよび前記スペーサの根面板側を
除いて被冠したキャップとよりなる磁性体である義歯ア
タッチメントにおいて、前記磁性体の前記キャップの外
側面に貴金属または錫またはそれらの合金を被覆し前記
磁性体が義歯から抜け落ちるのを防止したことを要旨と
する。
発明として、歯根部に埋設した根面板の磁性体側に接着
した軟磁性合金からなる保持板と、前記根面板に対向す
るよう義歯床内に埋設される磁性体とからなる義歯アタ
ッチメントであって、該磁性体は、根面板側に設けた耐
食非磁性合金からなるスペーサと、前記スペーサを挟持
して前記根面板側に向けて立設した耐食軟磁性合金から
なる一対のヨークと、前記スペーサの反根面側にS極と
N極を前記両ヨークに対向させて設けた磁石と、前記磁
石と前記一対のヨークおよび前記スペーサの根面板側を
除いて被冠したキャップとよりなる磁性体である義歯ア
タッチメントにおいて、前記磁性体の前記キャップの外
側面に貴金属または錫またはそれらの合金を被覆し前記
磁性体が義歯から抜け落ちるのを防止したことを要旨と
する。
【0016】また、第2発明は第1発明の耐食性と耐久
性を改善するため、前記磁性体の前記キャップ、前記ヨ
ークおよび前記スペーサの根面板側の境界面を溶接によ
って接合したことを要旨とする。
性を改善するため、前記磁性体の前記キャップ、前記ヨ
ークおよび前記スペーサの根面板側の境界面を溶接によ
って接合したことを要旨とする。
【0017】磁性体に用いる磁石としては、最大エルネ
ギー積が20MGOe(メガ・ガウス・エルステッド) 以
上である希土類磁石を用いることが好ましい。これによ
り、約500g 以上の吸引力を有する義歯アタッチメン
トとすることができる。かかる希土類磁石としては、S
m Co5、Sm2Co17 などのSm −Co 系合金、Nb −F
e −B系合金などがある。
ギー積が20MGOe(メガ・ガウス・エルステッド) 以
上である希土類磁石を用いることが好ましい。これによ
り、約500g 以上の吸引力を有する義歯アタッチメン
トとすることができる。かかる希土類磁石としては、S
m Co5、Sm2Co17 などのSm −Co 系合金、Nb −F
e −B系合金などがある。
【0018】また、ヨークおよび保持板の軟磁性合金と
しては、飽和磁束密度13000G以上、透磁率300
0以上のものを用いることが好ましい。かかる特性を有
するヨークおよび保持板の軟磁性合金としては、純鉄、
13Cr −2Mo 鋼、17Cr −2Mo 鋼などがある。
また、ヨークおよび保持板の軟磁性合金の飽和磁束密度
が20000G以上の場合には、更に吸引力が増大す
る。かかる軟磁性合金としては純鉄がある。なお、図3
および図4に飽和磁束密度および最大エルネギー積と吸
引力の関係を示した。
しては、飽和磁束密度13000G以上、透磁率300
0以上のものを用いることが好ましい。かかる特性を有
するヨークおよび保持板の軟磁性合金としては、純鉄、
13Cr −2Mo 鋼、17Cr −2Mo 鋼などがある。
また、ヨークおよび保持板の軟磁性合金の飽和磁束密度
が20000G以上の場合には、更に吸引力が増大す
る。かかる軟磁性合金としては純鉄がある。なお、図3
および図4に飽和磁束密度および最大エルネギー積と吸
引力の関係を示した。
【0019】磁性体のキャップ14の側面に被覆する貴
金属元素としてはAu、Ag、Pt、Pt、Rh、I
r、Ru等から選ばれる1種または2種以上あるいはこ
れらの合金である。被覆方法はめっきのほか、真空蒸
着、スパッタリンク等の物理的蒸着法および金属化合物
の蒸着等の化学的蒸着法のいずれの方法でも構わない。
金属元素としてはAu、Ag、Pt、Pt、Rh、I
r、Ru等から選ばれる1種または2種以上あるいはこ
れらの合金である。被覆方法はめっきのほか、真空蒸
着、スパッタリンク等の物理的蒸着法および金属化合物
の蒸着等の化学的蒸着法のいずれの方法でも構わない。
【0020】また、本発明の義歯アタッチメントにおい
ては、接合部の溶接はレーザ溶接または電子ビーム溶接
を用いることができるが、溶接による溶け込み深さが
0. 02mm以上であって、スペーサの高さ以下とするこ
とが好ましい。接合部の溶接の溶け込み深さが0.02
mm以下であると、接合部の充分な強度が得られず、また
唾液に対するシール性が確保できないからである。逆
に、接合部の溶接の溶け込み深さがスペーサの高さ以上
になると、磁石体に溶接の熱影響が及び磁性体の磁気特
性を劣化するからである。
ては、接合部の溶接はレーザ溶接または電子ビーム溶接
を用いることができるが、溶接による溶け込み深さが
0. 02mm以上であって、スペーサの高さ以下とするこ
とが好ましい。接合部の溶接の溶け込み深さが0.02
mm以下であると、接合部の充分な強度が得られず、また
唾液に対するシール性が確保できないからである。逆
に、接合部の溶接の溶け込み深さがスペーサの高さ以上
になると、磁石体に溶接の熱影響が及び磁性体の磁気特
性を劣化するからである。
【0021】なお、本発明においては、スペーサ高さは
0. 05〜1. 0mmとすることが好ましい。スペーサ高
さが0. 05mm以下であると充分な耐摩耗性を確保する
ことが困難であり、従ってシール性および接合部の充分
な強度も得られない。しかし、スペーサ高さが1. 0mm
を超えると、磁気吸引力が充分でなくなる。
0. 05〜1. 0mmとすることが好ましい。スペーサ高
さが0. 05mm以下であると充分な耐摩耗性を確保する
ことが困難であり、従ってシール性および接合部の充分
な強度も得られない。しかし、スペーサ高さが1. 0mm
を超えると、磁気吸引力が充分でなくなる。
【0022】また、接合部の耐食性を向上させるため、
ヨークには重量比でC; 0.03%以下、Cr;11〜3
0%、Mo;4%以下の耐食軟磁性合金を用い、スペーサ
およびキャップにはTi またはTi 合金もしくはC;
0. 03%以下の非磁性ステンレス鋼を用いることが好
ましい。なお、耐食軟磁性合金には必要に応じてNb ま
たはTi を添加することも可能である。
ヨークには重量比でC; 0.03%以下、Cr;11〜3
0%、Mo;4%以下の耐食軟磁性合金を用い、スペーサ
およびキャップにはTi またはTi 合金もしくはC;
0. 03%以下の非磁性ステンレス鋼を用いることが好
ましい。なお、耐食軟磁性合金には必要に応じてNb ま
たはTi を添加することも可能である。
【0023】
【作用】本発明の義歯アタッチメントの磁性体のキャッ
プの側面に貴金属または錫またはそれらの合金を被覆し
たので、歯科用接着剤との密着性が向上し、義歯から磁
性体が抜け落ちることが防止される。
プの側面に貴金属または錫またはそれらの合金を被覆し
たので、歯科用接着剤との密着性が向上し、義歯から磁
性体が抜け落ちることが防止される。
【0024】本発明の義歯アタッチメントの磁性体は、
キャップとヨークおよびスペーサとの接合部、ヨークと
スペーサの接合部を溶接により相接する両部材を完全に
溶け込ませて接合したので、境界面が消失し、唾液の侵
入を完全に防ぐことができる。これにより磁性体は唾液
の侵入による腐食から完全に保護される。また、接合部
の耐食性は、母材と同等かそれ以上となり、接合部から
の腐食、電食のおそれはない。
キャップとヨークおよびスペーサとの接合部、ヨークと
スペーサの接合部を溶接により相接する両部材を完全に
溶け込ませて接合したので、境界面が消失し、唾液の侵
入を完全に防ぐことができる。これにより磁性体は唾液
の侵入による腐食から完全に保護される。また、接合部
の耐食性は、母材と同等かそれ以上となり、接合部から
の腐食、電食のおそれはない。
【0025】さらに、接合部の強度はろう付けに比較し
て高く、機械的応力による破損がなく、また接合部が摩
滅するおそれがない。また、接合部は耐久力が優れ、非
常に長期に亙って耐食性は安定し、剥離のおそれもな
い。
て高く、機械的応力による破損がなく、また接合部が摩
滅するおそれがない。また、接合部は耐久力が優れ、非
常に長期に亙って耐食性は安定し、剥離のおそれもな
い。
【0026】
【実施例】本発明の実施例について従来例と共に説明
し、本発明の効果を明らかにする。先ず、本発明が適用
される義歯アタッチメントの構造について説明する。図
1は本発明が適用される義歯アタッチメントの断面図、
図2は磁性体の分解斜視図である。スペーサ13は耐食
非磁性合金からなり、磁性体10の根面板側の中央を横
断するように配置され、その両側には耐食軟磁性合金か
らなる一対のヨーク11、11が根面板93に向けて立
設され、スペーサ13を挟持する形となっている。磁石
12は一対のヨーク11、11の間に嵌挿され、一方の
ヨーク11にN極が、他方のヨーク11にS極が相接す
るようにしてスペーサ13の上に配置されている。キャ
ップ14は耐食非磁性合金からなり、スペーサ13、ヨ
ーク11、11および磁石12が組み合わされて一体と
なったものを、根面板に対面する下面を除いて全周面を
覆っている。また、根面板93の上面には保持板96が
鋳接により接着されている。
し、本発明の効果を明らかにする。先ず、本発明が適用
される義歯アタッチメントの構造について説明する。図
1は本発明が適用される義歯アタッチメントの断面図、
図2は磁性体の分解斜視図である。スペーサ13は耐食
非磁性合金からなり、磁性体10の根面板側の中央を横
断するように配置され、その両側には耐食軟磁性合金か
らなる一対のヨーク11、11が根面板93に向けて立
設され、スペーサ13を挟持する形となっている。磁石
12は一対のヨーク11、11の間に嵌挿され、一方の
ヨーク11にN極が、他方のヨーク11にS極が相接す
るようにしてスペーサ13の上に配置されている。キャ
ップ14は耐食非磁性合金からなり、スペーサ13、ヨ
ーク11、11および磁石12が組み合わされて一体と
なったものを、根面板に対面する下面を除いて全周面を
覆っている。また、根面板93の上面には保持板96が
鋳接により接着されている。
【0027】以上の構成からなる義歯アタッチメントに
ついて、本発明例Aとしてキャップ側面に金めっきを施
し、発明例Bとしてキャップ側面に銀合金をターゲット
とするスパッタリンクを施し、発明例Cとしてキャップ
の側面に金蒸着をし、表1〜表3に示すような各部品の
寸法、磁気特性および材料を3通り選んで、レーザ溶接
により接合した。
ついて、本発明例Aとしてキャップ側面に金めっきを施
し、発明例Bとしてキャップ側面に銀合金をターゲット
とするスパッタリンクを施し、発明例Cとしてキャップ
の側面に金蒸着をし、表1〜表3に示すような各部品の
寸法、磁気特性および材料を3通り選んで、レーザ溶接
により接合した。
【0028】
【表1】
【0029】
【表2】
【0030】
【表3】
【0031】また、比較例Dとして構造は本発明品と同
じであるが、キャップ14の側面が無処理の義歯アタッ
チメントについて、比較例Eとして構造は本発明品と同
じであるが、キャップ14の側面に凹凸を施した義歯ア
タッチメントについて、表4および表5に示す各部の寸
法、磁気特性および材料により、レーザ溶接により接合
して調製した。
じであるが、キャップ14の側面が無処理の義歯アタッ
チメントについて、比較例Eとして構造は本発明品と同
じであるが、キャップ14の側面に凹凸を施した義歯ア
タッチメントについて、表4および表5に示す各部の寸
法、磁気特性および材料により、レーザ溶接により接合
して調製した。
【0032】
【表4】
【0033】
【表5】
【0034】さらに、従来例として、構造および材質の
異なる義歯アタッチメント (従来例FおよびG) につい
ても、表6および表7に示す各部材の寸法、磁気特性お
よび材料により、歯科用接着剤により接着した。なお、
従来例Fの義歯アタッチメントの磁性体は図5に示すご
とく、断面逆U字のヨーク71と、その中に上下方向に
S極とN極を配した磁石72とよりなる。磁石72は保
持板96を接着した根面板93と直接接触する状態にあ
る。また、従来例Gの義歯アタッチメントは図6に示す
ごとく、前記従来例Eと同じ構造の磁性体に保持板96
と対向する部分全面に、非磁性箔73を配設したもので
ある。
異なる義歯アタッチメント (従来例FおよびG) につい
ても、表6および表7に示す各部材の寸法、磁気特性お
よび材料により、歯科用接着剤により接着した。なお、
従来例Fの義歯アタッチメントの磁性体は図5に示すご
とく、断面逆U字のヨーク71と、その中に上下方向に
S極とN極を配した磁石72とよりなる。磁石72は保
持板96を接着した根面板93と直接接触する状態にあ
る。また、従来例Gの義歯アタッチメントは図6に示す
ごとく、前記従来例Eと同じ構造の磁性体に保持板96
と対向する部分全面に、非磁性箔73を配設したもので
ある。
【0035】
【表6】
【0036】
【表7】
【0037】以上のようにして調製した本発明例、比較
例および従来例の義歯アタッチメントについて、吸引
力、耐食性、耐摩耗性および義歯からの磁性体の抜け落
ちの程度について測定し、測定結果を表8に示した。
例および従来例の義歯アタッチメントについて、吸引
力、耐食性、耐摩耗性および義歯からの磁性体の抜け落
ちの程度について測定し、測定結果を表8に示した。
【0038】耐食性については、磁性体を37℃の人口
唾液中に、1000時間浸漬した後の変色度で評価し、
変色しなかったものについては○、変色が見られたもの
は×で示した。
唾液中に、1000時間浸漬した後の変色度で評価し、
変色しなかったものについては○、変色が見られたもの
は×で示した。
【0039】耐摩耗性については、根面板と磁性体とを
500g の荷重で1000回擦った後のアタッチメント
側表面の状態を以て評価し、耐摩耗性が優秀で変化のな
かったものについては○で、欠けた部分の見られたもの
については×で示した。
500g の荷重で1000回擦った後のアタッチメント
側表面の状態を以て評価し、耐摩耗性が優秀で変化のな
かったものについては○で、欠けた部分の見られたもの
については×で示した。
【0040】吸引力については、磁性体と根面板との間
の磁気吸引力(g) を測定した。義歯からの磁性体の抜け
落ちの程度は、キャップ (No A〜E) またはヨーク
(No FおよびG) のみの側面に凹凸を付けて専用治具
に接着し、50kgの重量で引張試験を行って評価した。
抜け落ちなかったものについては○、抜け落ちたものに
ついては×で示した。
の磁気吸引力(g) を測定した。義歯からの磁性体の抜け
落ちの程度は、キャップ (No A〜E) またはヨーク
(No FおよびG) のみの側面に凹凸を付けて専用治具
に接着し、50kgの重量で引張試験を行って評価した。
抜け落ちなかったものについては○、抜け落ちたものに
ついては×で示した。
【0041】
【表8】
【0042】表8の測定結果に示したように、表5の従
来例Fおよび表6の従来例Gは、吸引力が200〜30
0g と低く、接合部が共に接着剤付けであるため、耐食
性、耐摩耗性が共に劣る。
来例Fおよび表6の従来例Gは、吸引力が200〜30
0g と低く、接合部が共に接着剤付けであるため、耐食
性、耐摩耗性が共に劣る。
【0043】これに対して本発明例である表1〜表3の
発明例A〜Cおよび表4〜5の比較例DおよびEは、キ
ャップ、ヨークおよびスペーサの根面板側の境界面を溶
接したことにより、耐食性および耐摩耗性がいずれも優
れており、吸引力も700g以上と優れている。
発明例A〜Cおよび表4〜5の比較例DおよびEは、キ
ャップ、ヨークおよびスペーサの根面板側の境界面を溶
接したことにより、耐食性および耐摩耗性がいずれも優
れており、吸引力も700g以上と優れている。
【0044】義歯からの磁性体の抜け落ちの程度に関し
ては、キャップの側面に凹凸お設けた比較例Eを除き、
比較例D、従来例FおよびGは側面に凹凸を設けたり貴
金属等を被覆しなかったので、いずれも義歯から抜け落
ちたのに対し、本発明に係る義歯アタッチメントである
本発明例A〜Cはキャップの側面に貴金属等を被覆した
ので、義歯用接着剤との密着性に優れ、いずれも抜け落
ちが無く、本発明の効果が確認された。
ては、キャップの側面に凹凸お設けた比較例Eを除き、
比較例D、従来例FおよびGは側面に凹凸を設けたり貴
金属等を被覆しなかったので、いずれも義歯から抜け落
ちたのに対し、本発明に係る義歯アタッチメントである
本発明例A〜Cはキャップの側面に貴金属等を被覆した
ので、義歯用接着剤との密着性に優れ、いずれも抜け落
ちが無く、本発明の効果が確認された。
【0045】なお、本実施例においてはステンレス鋼製
のキャップに金めっき等を施したものを示したが、キャ
ップ自体をAu、Ag、Pt、Pt、Rh、Ir、Ru
等から選ばれる1種または2種以上あるいはこれらの合
金からなる貴金属元素で製作しても同様の効果が得られ
る。
のキャップに金めっき等を施したものを示したが、キャ
ップ自体をAu、Ag、Pt、Pt、Rh、Ir、Ru
等から選ばれる1種または2種以上あるいはこれらの合
金からなる貴金属元素で製作しても同様の効果が得られ
る。
【0046】
【発明の効果】本発明は、根面板に接着した保持板と根
面板に対して垂直な一対のヨークの間に希土類磁石の磁
石体を配置し、かつ該磁石体の下面に非磁性合金のスペ
ーサを配置し、ヨークとスペーサの根面板側を除いてキ
ャップで被冠した磁性体とからなる義歯アタッチメント
において、磁性体のキャップの側面に貴金属等を被覆し
て、磁性体が義歯から抜け落ちるのを防止すると共に、
磁性体のキャップ、ヨークおよびスペーサの根面板側の
境界面を溶接によって接合したことを特徴とするもので
あって、貴金属等の被覆により義歯接着剤との密着性が
向上し、磁性体の義歯からの抜け落ちが完全に防止さ
れ、さらに磁性体の各部材の境界部が完全に消失するよ
うに接合部が溶け込むので、完全な防水性が得られ、磁
石体が腐食から保護される。また、接合部は耐食性に優
れ、充分な強度を有し、耐摩耗性に優れる。
面板に対して垂直な一対のヨークの間に希土類磁石の磁
石体を配置し、かつ該磁石体の下面に非磁性合金のスペ
ーサを配置し、ヨークとスペーサの根面板側を除いてキ
ャップで被冠した磁性体とからなる義歯アタッチメント
において、磁性体のキャップの側面に貴金属等を被覆し
て、磁性体が義歯から抜け落ちるのを防止すると共に、
磁性体のキャップ、ヨークおよびスペーサの根面板側の
境界面を溶接によって接合したことを特徴とするもので
あって、貴金属等の被覆により義歯接着剤との密着性が
向上し、磁性体の義歯からの抜け落ちが完全に防止さ
れ、さらに磁性体の各部材の境界部が完全に消失するよ
うに接合部が溶け込むので、完全な防水性が得られ、磁
石体が腐食から保護される。また、接合部は耐食性に優
れ、充分な強度を有し、耐摩耗性に優れる。
【図1】本発明が適用される義歯アタッチメントの断面
図である。
図である。
【図2】磁性体の分解斜視図である。
【図3】飽和磁束密度と吸引力の関係を示す線図であ
る。
る。
【図4】最大エルネギー積と吸引力との関係を示す線図
である。
である。
【図5】従来の義歯アタッチメントの基本構造を説明す
る断面図である。
る断面図である。
【図6】従来の義歯アタッチメントの基本構造を説明す
る断面図である。
る断面図である。
【図7】従来の義歯の断面図である。
【図8】従来の義歯アタッチメントの磁性体の断面図で
ある。
ある。
1 義歯アタッチメント 10 磁性体 11 ヨーク 12 磁石 13 スペーサ 14 キャップ 91 歯槽 93 根面板 94 義歯床 95 義歯部 96 保持板 97 凹凸 8 従来の義歯アタッチメントの磁性体
Claims (2)
- 【請求項1】 歯根部に埋設した根面板の磁性体側に接
着した軟磁性合金からなる保持板と、前記根面板に対向
するよう義歯床内に埋設される磁性体とからなる義歯ア
タッチメントであって、 前記磁性体は、根面板側に設けた耐食非磁性合金からな
るスペーサと、前記スペーサを挟持して前記根面板側に
向けて立設した耐食軟磁性合金からなる一対のヨーク
と、前記スペーサの反根面側にS極とN極を前記両ヨー
クに対向させて設けた磁石と、前記磁石と前記一対のヨ
ークおよび前記スペーサの根面板側を除いて被冠したキ
ャップとよりなる磁性体である義歯アタッチメントにお
いて、 前記磁性体の前記キャップの外側面に貴金属または錫ま
たはそれらの合金を被覆し前記磁性体が義歯から抜け落
ちるのを防止したことを特徴とする義歯アタッチメン
ト。 - 【請求項2】 前記磁性体の前記キャップ、前記ヨーク
および前記スペーサの根面板側の境界面を溶接によって
接合したことを特徴とする請求項1に記載の義歯アタッ
チメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16506892A JPH067380A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 義歯アタッチメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16506892A JPH067380A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 義歯アタッチメント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH067380A true JPH067380A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=15805263
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16506892A Pending JPH067380A (ja) | 1992-06-23 | 1992-06-23 | 義歯アタッチメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH067380A (ja) |
-
1992
- 1992-06-23 JP JP16506892A patent/JPH067380A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0719524B1 (en) | Artificial tooth stabilizing permanent magnet structure, artificial tooth stabilizing keeper, and artificial tooth stabilizing magnetic attachment | |
US6652278B2 (en) | Dental bar attachment for implants | |
EP0387350B1 (en) | Artificial tooth attachment | |
JP3368729B2 (ja) | 義歯アタッチメント | |
CA2183987C (en) | Dental attachment | |
JPH0732784B2 (ja) | 義歯アタッチメント | |
JP3196249B2 (ja) | 義歯安定用永久磁石組立体 | |
JPH067380A (ja) | 義歯アタッチメント | |
JPH066138B2 (ja) | 義歯アタッチメント | |
JPH0728876B2 (ja) | 義歯アタッチメントの製造方法および義歯アタッチメント用保持板 | |
JP2795755B2 (ja) | 義歯安定用永久磁石組立体 | |
JPH0454956A (ja) | 義歯アタッチメント | |
JPH0471552A (ja) | 義歯アタッチメント | |
JPH0454958A (ja) | 義歯アタッチメント | |
JPH0773589B2 (ja) | 義歯アタッチメントの吸引力の調整方法 | |
JP3882846B2 (ja) | 義歯アタッチメント | |
JP3483184B2 (ja) | 義歯アタッチメント磁石構造体の製造方法 | |
JP3287531B2 (ja) | 義歯固定用磁性アタッチメントおよびその製造方法 | |
JPH0454957A (ja) | 義歯アタッチメント | |
JPH04242641A (ja) | 義歯アタッチメント | |
JP3577920B2 (ja) | 義歯アタッチメントの製造方法 | |
EP1095629B1 (en) | Dental magnetic attachment | |
JP2019166178A (ja) | 歯科用磁性アタッチメント磁石構造体 | |
JP3416932B2 (ja) | 軟磁性体接合部の非磁性溶接方法ならびに義歯アタッチメント | |
JP2509797B2 (ja) | 義歯アタッチメント |