JPH0673365U - 多連吸気通路の結合装置 - Google Patents

多連吸気通路の結合装置

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JPH0673365U
JPH0673365U JP1944893U JP1944893U JPH0673365U JP H0673365 U JPH0673365 U JP H0673365U JP 1944893 U JP1944893 U JP 1944893U JP 1944893 U JP1944893 U JP 1944893U JP H0673365 U JPH0673365 U JP H0673365U
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intake passage
bolt
clamp
clamps
cylinder
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元吉 浅川
泰久 岡部
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Kawasaki Motors Ltd
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Kawasaki Jukogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】多気筒エンジン10の各吸気ポート16に気化
器12を結合する際の締め付け工数を大幅に低減すると
ともに、多気筒エンジン10内側の入り組んだところで
の締め付け作業を無くして作業性を向上させ、結合部の
クランプの締め付け忘れを無くす。 【構成】各気筒11の吸気ポート16に円筒状のインシ
ュレータ18を固定し、各シンシュレータ18に気化器
12の接続部20を嵌合するとともに、各嵌合部分の外
周面18Bにリング状のクランプ21を装着し、これら
複数のクランプ21に1本のボルト22を螺合すること
により各クランプ21を同時に締め付ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、多気筒エンジンに多連気化器などの多連吸気通路を結合するための 結合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
多気筒エンジンにおいて、多連気化器、多連エアボックスあるいは吸気マニホ ールドなどの多連吸気通路(複数の吸気通路部材)を結合する場合、一つの吸気 ポート当たり一つの吸気通路部材を結合(装着)することが行なわれている。そ の際、エンジン側にゴム製のインシュレータをねじ止めし、気化器等の吸気通路 部材を前記インシュレータに挿入するとともに、該インシュレータの外周より金 属製のリング状のクランプで締め付けることにより、前記吸気通路部材をエンジ ンに結合(装着)することが行なわれている(実公昭50−15052号公報の 第2図参照)。一方、高出力を望めば、同じ排気量では多気筒化した方が有利で あり、近年では多気筒化が進んでいる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、多気筒エンジンに対して吸気通路部材を結合する従来のクラン プ構造では、各気筒ごとのクランプをそれぞれ別々に締め付けているので、気筒 数が増えるほど、締め付け工数が増大することになり、また、3連または4連以 上になると内側の気筒のクランプでは締め付け作業が困難になるという課題があ る。
【0004】 本考案はこのような技術的課題に鑑みてなされたものであり、本考案の目的は 、複数気筒のそれぞれに吸気通路部材を結合する際の締め付け工数を大幅に低減 することができ、また、内側の気筒の入り組んだところでの締め付け作業を無く して作業の容易化が可能であり、さらに、締め付け忘れを無くすことが可能な多 気筒エンジンにおける多連吸気通路の結合装置を提供することである。
【0005】
【課題解決のための手段】
請求項1の考案は、複数気筒のそれぞれに吸気通路部材を結合するための多連 吸気通路の結合装置において、各気筒ごとに吸気通路部材を嵌合するとともに、 各嵌合部分の外周面にリング状のクランプを装着し、複数のクランプに1本のボ ルトを螺合することにより複数のクランプを同時に締め付ける構成とすることに より、上記目的を達成するものである。
【0006】 請求項2の考案は、上記構成に加えて、前記ボルトの頭部に湾曲自在のコイル スプリングを固着し、該コイルスプリングの他端部の回転操作力を前記ボルトに 伝達可能にする構成とすることにより、上記目的を達成する他に、締め付け作業 の一層の容易化を実現し得る多連吸気通路の結合装置を提供するものである。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例を説明する。図1は本考案を適用した多 連吸気通路の結合装置の一実施例を示す平面図であり、図2は図1中の線2−2 に沿った断面図であり、図3は図1中の線3−3に沿った断面図である。図1〜 図3において、複数の気筒(図示の例では4気筒)11を有する多気筒エンジン 10には、各気筒ごとに1個づつの気化器12が装着されている。各気化器12 は、内部に吸気通路を有する吸気通路部材を構成するものである。
【0008】 各気筒11のシリンダヘッド13には、ピストン14によって画成される燃焼 室15、該燃焼室15に通じる吸気ポート16および排気ポート(不図示)、該 吸気ポート16および該排気ポートを所定のタイミングで開閉する吸気バルブ1 7および排気バルブ(不図示)などが設けられている。シリンダヘッド11の表 面の前記吸気ポート16の開口部には、ゴム製のインシュレータ18がねじ19 で固定されている。このインシュレータ18は、図3に示すようなフランジ付き 円筒形状をしており、その材質としては、断熱性および防振性に優れた耐熱ゴム で形成されている。
【0009】 図1〜図3において、前記インシュレータ18のそれぞれの内径部18Aに気 化器12の円筒状接続部20の外径部が嵌合され、該嵌合部分の外周面(インシ ュレータ18の外径部)18Bにリング状のクランプ21が装着されている。そ して、各気筒11ごとに1個づつ設けられるクランプ21の全て(4個)は、1 本のボルト22により同時に締め付けるように構成されている。
【0010】 すなわち、本実施例における前記各クランプ21は、所定幅の金属板を略円形 に湾曲させるとともに、その両端部を立てるように折り曲げて所定の間隔で対面 する耳部23、24を形成し、両方の耳部23、24に前記ボルト22を挿通す る孔を形成するとともに、一方の耳部23の孔に前記ボルト22が螺合する雌ね じ部を形成する構成を有している。図示の例では、耳部23の雌ねじ部は、該耳 部23に溶接されたウエルディングナット25で形成されている。そして、前記 ボルト22には、各クランプ21の他方の耳部24の外側面に当接する引っ掛か り部26A、26Bが設けられている。
【0011】 図1および図2において、前記ボルト22に設けられる前記引っ掛かり部26 A、26Bは、図示右端の気筒11のクランプ21では該ボルト22自身の頭部 26Bで形成されるが、それ以外の気筒11のクランプ21では該ボルト22の 途中の所定位置に固定されるダブルナットまたはカシメブラケットなどの張出し 部26Aで形成されている。
【0012】 図4は各クランプ21の締め付け部のうち、前記引っ掛かり部26Aをダブル ナットで形成した締め付け部の断面図であり、前記引っ掛かり部26Aは、ボル ト22のねじ部に螺合する2個のナット27、27を所定位置で互いにロックさ せて固定することにより構成されている。
【0013】 図1〜図4に示した実施例によれば、複数気筒11のそれぞれに装着される気 化器(吸気通路部材)12を結合するための各クランプ21を、共通の1本のボ ルト22で同時に締め付けることができるので、複数気筒のそれぞれに吸気通路 部材12を結合する際の締め付け工数を大幅に低減することができ、また、内側 の気筒の入り組んだところでの締め付け作業を無くして作業の容易化を図ること ができ、さらに、いずれかの気筒11における吸気通路部材12の締め付けを忘 れることを無くすことが可能になった。
【0014】 なお、前述の実施例では、各気筒11に結合する吸気通路部材が気化器である 場合を例示したが、本考案は、燃料噴射式のエンジンにおけるエアボックスを結 合したり、あるいは吸気マニホールドを結合する場合にも同様に適用することが でき、同様の効果を達成することができるものである。また、前述の実施例では 、ボルト22の全長にねじを形成したが、図5に示すように、各クランプ21に 対応する必要範囲のみにねじを形成してもよい。さらに、前述の実施例では、全 て(4個)のクランプ21を1本のボルト22で締め付けたが、これは、例えば 4個のクランプ21を2個づつに分けるなど、複数のクランプを適宜グループ分 けし、各グループごとに1本のボルトで締め付けるように構成してもよい。
【0015】 また、前述の実施例ではインシュレータ18をエンジン10側に取り付ける場 合を示したが、本考案は、気化器や吸気マニホールド等の吸気通路部材側にイン シュレータを取り付けて同構造のクランプで締め付ける場合にも、同様に適用で き、同様の効果が得られるものである。
【0016】 図6は、本考案を適用した多連吸気通路の結合装置の他の実施例の要部構成を 示す断面図である。本実施例では、前記ボルト22の頭部26Bに湾曲自在のコ イルスプリング30が溶接等で固着され、該コイルスプリング30の他端部に摘 み部材31が溶接等で固着され、この摘み部材31を回転操作することにより、 ボルト22を回転させて各クランプ21を同時に締め付けたり開放したりできる ように構成されている。そして、ボルト22の頭部26Bの近傍には、図示のよ うに前記コイルスプリング30を折り曲げて収納保持するための突起状の係合部 32が設けられている。図示の例では、壁部材33の内側面に前記係合部32が 固定されている。図6の実施例は、以上の点で図1〜図5の実施例と相違するが 、その他の部分では実質上同じ構造をしており、それぞれ対応する部分を同一符 号で示し、それらの詳細説明は省略する。
【0017】 図6の実施例によれば、ボルト22の頭部26Bの近傍に壁部材33など、該 ボルト22の回動操作の邪魔になる構造部品が存在する場合でも、前記コイルス プリング30を折り曲げて摘み部材31を矢印A方向に回動させることにより、 該ボルト22を回動操作することが可能になる。そのため、特に自動2輪車のよ うに車体内部のスペースに余裕が無い場合でも、ボルト22を回動させて各クラ ンプ21の締め付けを確実に行なうことができ、作業性を確保し得る多連吸気通 路の結合装置が得られる。また、スプリング30の収納に関しても、これを図示 のように折り曲げて係合部32に引っ掛けるだけで保持できるので、狭いスペー スに容易に収納することができる。
【0018】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなごとく、請求項1の考案によれば、複数気筒のそれぞ れに吸気通路部材を結合するための多連吸気通路の結合装置において、各気筒ご とに吸気通路部材を嵌合するとともに、各嵌合部分の外周面にリング状のクラン プを装着し、複数のクランプに1本のボルトを螺合することにより複数のクラン プを同時に締め付ける構成としたので、複数気筒のそれぞれに吸気通路部材を結 合する際の締め付け工数を大幅に低減することができ、また、内側の気筒の入り 組んだところでの締め付け作業を無くして作業性を向上させることができ、さら に、いずれかのクランプの締め付け忘れを無くすことができる、多気筒エンジン における多連吸気通路の結合装置が提供される。
【0019】 請求項2の考案によれば、上記構成に加えて、前記ボルトの頭部に湾曲自在の コイルスプリングを固着し、該コイルスプリングの他端部の回転操作力を前記ボ ルトに伝達可能にする構成としたので、上記の効果の他に、各クランプの締め付 け作業の一層の容易化を実現し得る多連吸気通路の結合装置が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用した多連吸気通路の結合装置の一
実施例を示す平面図である。
【図2】図1中の線2−2に沿った断面図である。
【図3】図1中の線3−3に沿った断面図である。
【図4】本考案を適用した多連吸気通路の結合装置のク
ランプの締め付け構造を例示する部分断面図である。
【図5】図1の多連吸気通路の結合装置におけるボルト
の他の構造例を示す側面図である。
【図6】本考案を適用した多連吸気通路の結合装置の他
の実施例の要部構造を示す断面図である。
【符号の説明】
10 多気筒エンジン 11 気筒 12 気化器(吸気通路部材) 13 シリンダヘッド 16 吸気ポート 17 吸気バルブ 18 インシュレータ 20 円筒状接続部 21 クランプ 22 ボルト 25 ウエルディングナット 26 引っ掛かり部 30 コイルスプリング 31 摘み部材 32 係合部 33 壁部材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数気筒のそれぞれに吸気通路部材を
    結合するための多連吸気通路の結合装置において、各気
    筒ごとに吸気通路部材を嵌合するとともに、各嵌合部分
    の外周面にリング状のクランプを装着し、複数のクラン
    プに1本のボルトを螺合することにより複数のクランプ
    を同時に締め付けることを特徴とする多連吸気通路の結
    合装置。
  2. 【請求項2】 前記ボルトの頭部に湾曲自在のコイル
    スプリングを固着し、該コイルスプリングの他端部の回
    転操作力を前記ボルトに伝達可能にすることを特徴とす
    る請求項1の多連吸気通路の結合装置。
JP1993019448U 1993-03-24 1993-03-24 多連吸気通路の結合装置 Expired - Lifetime JP2528364Y2 (ja)

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