JPH0727404Y2 - V型エンジンの吸気装置 - Google Patents

V型エンジンの吸気装置

Info

Publication number
JPH0727404Y2
JPH0727404Y2 JP8560988U JP8560988U JPH0727404Y2 JP H0727404 Y2 JPH0727404 Y2 JP H0727404Y2 JP 8560988 U JP8560988 U JP 8560988U JP 8560988 U JP8560988 U JP 8560988U JP H0727404 Y2 JPH0727404 Y2 JP H0727404Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
branch
intake
cylinder
spark plug
collector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP8560988U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH027350U (ja
Inventor
一幸 小木曽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP8560988U priority Critical patent/JPH0727404Y2/ja
Publication of JPH027350U publication Critical patent/JPH027350U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0727404Y2 publication Critical patent/JPH0727404Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、V型エンジンの吸気装置、詳しくはコレク
タ部から各気筒へ至るブランチ部の改良に関する。
従来の技術 V型エンジンにあっては、一般に各バンクの内側に吸気
ポートが設けられており、バンク間にコレクタ部を配置
することが多いが、コレクタ部から各気筒へ至る吸気通
路長を長く確保しようとすると、コレクタ部を一方のバ
ンクの上方に配置せざるを得ない(例えば特開昭62−91
621号公報参照)。
一方、V型エンジンの点火プラグは、バンク内側にエン
ジン前後方向に傾斜した状態で装着されるのが一般的で
ある。例えば、SOHC型動弁機構を有するものでは、カム
シャフトと点火プラグとの干渉を避けつつ点火プラグ電
極部を極力燃焼室中央に近付けるために、殆どの場合
に、バンク内側にエンジン前後方向に傾斜した状態で装
着される。
第8図は、このような各部の位置関係を有するV型エン
ジンの一例を示したもので、31がシリンダブロック、3
2,33がシリンダヘッド、34が一方のシリンダヘッド32上
方に配置されたコレクタ部であって、このコレクタ部34
から延設された複数のブランチ部35がバンク間で交互に
二方向に振り分けられて、それぞれ各シリンダヘッド3
2,33に接続されている。尚、この例では、鋳造の都合
上、コレクタ部34を含む上流側の吸気コレクタ36と、下
流側の吸気マニホルド37との2部品に分割されており、
両者をフランジ38,39で接合した構成となっている。そ
して、各ブランチ部35の断面形状は、吸気コレクタ36,
吸気マニホルド37の双方で略円形をなしている(第9図
参照)。
また40が、上記コレクタ部34側のシリンダヘッド32に装
着された点火プラグであって、この点火プラグ40は、バ
ンク内側にエンジン前後方向に傾斜した状態で装着され
ている。
従って、このコレクタ部34側の点火プラグ40の脱着に際
しては、各ブランチ部35間の間隙を通してレンチを差し
込み、点火プラグ40の抜き差しを行うことになる。その
ため、点火プラグ40の軸線が、各ブランチ部35間の間隙
を通るように、両者の位置関係が定められている。尚、
41はハイテンションケーブルである。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記のような構成にあっては、第9図に
明らかなように、各ブランチ部35間に、点火プラグ40の
脱着のためのスペースを十分に確保しなければならない
ことから、ブランチ部35の口径がかなり制約されてしま
い、通路断面積を十分に大きく得ることが困難であっ
た。そのため吸気抵抗が比較的大きくなり、最大出力の
低下を来してしまう。また点火プラグ40の脱着の作業性
も悪い。
課題を解決するための手段 この発明に係るV型エンジンの吸気装置では、上記の課
題を解決するために、ブランチ部の点火プラグ軸線が通
過する部分の断面形状を、上記点火プラグの前後方向の
傾斜に沿った直線部を有する形状としたことを特徴とし
ている。
作用 上記構成によれば、各ブランチ部間の間隙が、点火プラ
グの抜き差し方向に沿って形成されることになり、作業
に必要なスペースを十分に確保できると同時に、ブラン
チ部の通路断面積が大きくなる。
実施例 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。尚、この実施例はV型6気筒エンジンに適用した
例を示している。
第2図において、1はV型エンジンのシリンダブロック
であり、このシリンダブロック1の上部に一対のシリン
ダヘッド2,3が載置固定されている。各シリンダヘッド
2,3の吸気ポート4(第7図参照)は、Vバンクの内側
に面して設けられている。
そして、一方のシリンダヘッド2の上方に、クランク軸
方向に沿った細長い箱状をなすコレクタ部5が配設され
ているとともに、該コレクタ部5側面から6本のブラン
チ部6が延設されている。これらのブランチ部6は、バ
ンク間で交互に左右に振り分けられていて、それぞれ各
シリンダヘッド2,3の吸気ポート4に接続されている。
詳しくは、この実施例では、鋳造の都合上、コレクタ部
5を含む上流側の吸気コレクタ7と、下流側の吸気マニ
ホルド8との2部品に分割して鋳造されており、両者を
フランジ9,10で接合した構成となっている。
ここで上記吸気コレクタ7は、第3,4図にも示すよう
に、バンク間の中央部までブランチ部6Aが延びたもの
で、先端の接続口11が6個直列に並んで配置されてい
る。そして、第3図では図の下側から#1気筒,#2気
筒,#3気筒…といった順に各気筒のブランチ部6Aが並
んでいるが、#2気筒のブランチ部6Aと#3気筒のブラ
ンチ部6Aとが接近し、かつ#4気筒のブランチ部6Aと#
5気筒のブランチ部6Aとが近接しており、また#3気筒
のブランチ部6Aと#4気筒のブランチ部6Aとの間、なら
びに#5気筒のブランチ部6Aと#6気筒のブランチ部6A
との間に、それぞれ比較的大きな間隙12,13が形成され
ている。
一方、上記シリンダヘッド2,3に装着された点火プラグ1
4は、第2図に示すように、バンク内側にエンジン前後
方向に、かつエンジン前後方向に対し垂直な方向に傾斜
した状態となっており、特に各ブランチ部6Aに覆われる
コレクタ部5側の3本の点火プラグ14は、その軸線が上
記間隙12,13ならびに#6気筒用ブランチ部6Aの外側を
それぞれ通るようになっている。15は上記点火プラグ14
に接続されたハイテンションケーブルである。尚、第3
図に各気筒の点火プラグ14の取付位置を符号でもって示
してある。
そして、上記吸気コレクタ7におけるブランチ部6Aの中
間部分つまり上記点火プラグ14の軸線が通過する部分に
おいては、第1図に示すように、各ブランチ部6Aの断面
形状が略矩形をなしており、かつ点火プラグ14の前後方
向の傾斜に沿って、その略矩形断面が傾斜した状態とな
っている。
従って、ブランチ部6A間の間隙12,13も点火プラグ14の
軸線に沿った形となり、点火プラグ14の抜き差しに必要
なスペースを十分に確保することができる。また、各ブ
ランチ部6Aの通路断面積を非常に大きく確保できる。換
言すれば、通路断面積がこの部分で挟められることがな
くなり、吸気抵抗が減少する。
尚、本実施例では、ブランチ部6Aの断面形状は、コレク
タ部5及びブランチ部6Bの近傍においては円形状を呈し
ており、コレクタ部5及びブランチ部6Aになめらかにつ
ながっている。
また第5,6図は、各ブランチ部6の下流側部分を構成す
る吸気マニホルド8を示している。この吸気マニホルド
8は、やはり上流側の接続口16が6個直列に並んで配置
されており、ここから交互に左右に振り分けられた形に
ブランチ部6Bが延設されている。そして、各ブランチ部
6Bの先端に、シリンダヘッド2,3に固定されるフランジ1
7が形成されているとともに、このブランチ部6B先端部
分に、それぞれ噴射弁取付部18が形成されている。
ここで上記各ブランチ部6Bは、第5図に明らかなよう
に、シリンダ軸線に沿って見た場合に円弧形に緩く湾曲
しており、かつこれに続く吸気ポート4も第7図に示す
ように同様に湾曲しつつシリンダ19の略接線方向に接続
されている。
すなわち、第7図に模式的に示すように、ブランチ部6B
の入口となる接続口16と、燃料噴射弁20と、吸気ポート
4先端の吸気弁21との3者が、円弧の上に並べて配置さ
れている。これにより、矢印に示すように円弧状に吸気
が流れ、燃焼室内に効果的にスワールを生成することが
できる。
尚、第2図中22で示すのは、ハイテンションケーブル15
に形成した突起部であり、この突起部22に形成された小
孔23を、ブランチ部6Aに設けられたピン24に嵌合させる
ようにしている。これにより、間隙12,13に配設される
ハイテンションケーブルのふらつきを防止することがで
きる。
考案の効果 以上の説明から明らかなように、この考案に係るV型エ
ンジンの吸気装置によれば、ブランチ部の間に点火プラ
グの抜き差しのためのスペースを十分に確保することが
でき、点火プラグの脱着作業が容易になる。また、点火
プラグの軸線が通過する部分におけるブランチ部の通路
断面積を大きく確保でき、吸気抵抗の低減ひいては最大
出力の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る吸気装置の要部を示す第3図の
I−I線に沿った断面図、第2図はこの考案に係る吸気
装置全体を示す斜視図、第3図はその吸気コレクタの平
面図、第4図は同吸気コレクタの正面図、第5図は吸気
マニホルドの平面図、第6図は同吸気マニホルドの断面
図、第7図はこの吸気マニホルドによる吸気の流れを示
す説明図、第8図は従来の吸気装置を示す斜視図、第9
図はその要部の断面図である。 5……コレクタ部、6,6A,6B……ブランチ部、7……吸
気コレクタ、8……吸気マニホルド、12,13……間隙、1
4……点火プラグ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02P 13/00 301 A

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】V型エンジンの一方のバンク上方にコレク
    タ部が配置され、かつ該コレクタ部から各気筒へブラン
    チ部が延設されるとともに、コレクタ部側のバンク内側
    にエンジン前後方向に傾斜した状態で装着された点火プ
    ラグの軸線が、各ブランチ部間の間隙を通るように配置
    されたV型エンジンの吸気装置において、上記ブランチ
    部の上記点火プラグ軸線が通過する部分の断面形状を、
    上記点火プラグの前後方向の傾斜に沿った直線部を有す
    る形状としたことを特徴とするV型エンジンの吸気装
    置。
JP8560988U 1988-06-28 1988-06-28 V型エンジンの吸気装置 Expired - Fee Related JPH0727404Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8560988U JPH0727404Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28 V型エンジンの吸気装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8560988U JPH0727404Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28 V型エンジンの吸気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH027350U JPH027350U (ja) 1990-01-18
JPH0727404Y2 true JPH0727404Y2 (ja) 1995-06-21

Family

ID=31310262

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8560988U Expired - Fee Related JPH0727404Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28 V型エンジンの吸気装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0727404Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002235552A (ja) * 2001-02-07 2002-08-23 Sanshin Ind Co Ltd 船外機
JP5797923B2 (ja) * 2011-03-31 2015-10-21 株式会社ケーヒン 内燃機関用吸気マニホールド

Also Published As

Publication number Publication date
JPH027350U (ja) 1990-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2892700B2 (ja) V形エンジンの吸気装置
US6526933B2 (en) Multi-cylinder internal combustion engine
JP3002286B2 (ja) 燃料噴射式4サイクルエンジンの吸気装置
JPS6285166A (ja) V形エンジンの吸気装置
JPH02215961A (ja) エンジンの吸気マニホールド装置
JP3466072B2 (ja) 電装品の取付構造
JPH0727404Y2 (ja) V型エンジンの吸気装置
JPH0623746Y2 (ja) 内燃機関の点火装置取付構造
EP0939211B1 (en) Inertia charge intake manifold for multi-cylinder internal combustion engine
JP2515709Y2 (ja) 内燃機関の吸気マニホルド
JPH0614051Y2 (ja) 内燃機関の吸気マニホルド
JPH066194Y2 (ja) エンジンの吸気装置
JP3341585B2 (ja) 内燃機関の排気マニホルド取付構造
JP3821351B2 (ja) 多気筒内燃機関の吸気装置
JP2858326B2 (ja) 並列四気筒四サイクルエンジンの排気装置
JP2615756B2 (ja) V型多気筒内燃機関の吸気装置
US20080078365A1 (en) Internal-Combustion Engine and Method of Disposing Ignition Plug Thereof
JP2516474Y2 (ja) 内燃機関の吸気コレクタ
JPH0729248Y2 (ja) V型エンジンの吸気装置
JP3421517B2 (ja) 内燃機関における点火コイルの取付け装置
JPH02241965A (ja) V形エンジンの吸気装置
JPS6246808Y2 (ja)
JPH045721Y2 (ja)
JPH1089065A (ja) 多気筒エンジン
JP2000161163A (ja) 多気筒内燃機関における慣性過給式吸気マニホールドの構造

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees