JPH067224Y2 - ガスコック - Google Patents
ガスコックInfo
- Publication number
- JPH067224Y2 JPH067224Y2 JP1987106067U JP10606787U JPH067224Y2 JP H067224 Y2 JPH067224 Y2 JP H067224Y2 JP 1987106067 U JP1987106067 U JP 1987106067U JP 10606787 U JP10606787 U JP 10606787U JP H067224 Y2 JPH067224 Y2 JP H067224Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gas
- passage
- hole
- outflow
- cock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Taps Or Cocks (AREA)
- Multiple-Way Valves (AREA)
- Valve Housings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、空気抜きあるいは漏洩検査を容易に行うこ
とができるガスコックに関する。
とができるガスコックに関する。
[従来の技術] 最近、ガスの使用器具が1つだけ、例えば給湯器だけで
あるワンルームマンションが増えつつある。このような
ワンルームマンションにおいては、ガスメータと給湯器
との間のガス管路にその開閉をするガスコックを設置す
る以外、それらガスメータと給湯器とを直結している。
ところが、ガスメータと給湯器とを直結した場合には、
ゴムホースを接続するためのホースコックが設置されな
いため、従来ホースコックを介して行っていた空気抜
き、圧力検査あるいは漏洩検査ができなくなってしま
う。
あるワンルームマンションが増えつつある。このような
ワンルームマンションにおいては、ガスメータと給湯器
との間のガス管路にその開閉をするガスコックを設置す
る以外、それらガスメータと給湯器とを直結している。
ところが、ガスメータと給湯器とを直結した場合には、
ゴムホースを接続するためのホースコックが設置されな
いため、従来ホースコックを介して行っていた空気抜
き、圧力検査あるいは漏洩検査ができなくなってしま
う。
そこで、ガスメータとガス器具との間に、1つの分岐管
部に閉栓が着脱自在に取り付けられ、残りの2つの分岐
管部がガスメータ側とガス器具側とにそれぞれ接続され
た三方向分岐管を設置し、閉栓を取り外すことによって
空気抜きをし、またその分岐管部に検査機器を取り付け
て圧力検査あるいは漏洩検査を行っている。
部に閉栓が着脱自在に取り付けられ、残りの2つの分岐
管部がガスメータ側とガス器具側とにそれぞれ接続され
た三方向分岐管を設置し、閉栓を取り外すことによって
空気抜きをし、またその分岐管部に検査機器を取り付け
て圧力検査あるいは漏洩検査を行っている。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、三方向分岐管を設置すると、その分だけコス
トが高騰し、また取り付け作業に手間が掛かるという問
題があった。
トが高騰し、また取り付け作業に手間が掛かるという問
題があった。
[考案の目的] この考案は、上記問題を解決するためになされたもの
で、三方向分岐管を設置することなく空気抜き、圧力検
査および漏洩検査を行うことができ、したがって設備費
の低減および労力の軽減を図ることができるガスコック
を提供することを目的とする。
で、三方向分岐管を設置することなく空気抜き、圧力検
査および漏洩検査を行うことができ、したがって設備費
の低減および労力の軽減を図ることができるガスコック
を提供することを目的とする。
[考案の構成] この考案は、上記の目的を達成するために、流入通路と
流出通路とこれらの間に形成された栓挿入孔とを有する
コック本体と、このコック本体の栓挿入孔に回動自在に
挿入され、回動軸線と直交する方向に貫通するガス通路
が形成された栓とを備え、前記ガス通路の両端部が流入
通路と前記流出通路とにそれぞれ連通した開状態と、こ
の開状態から正逆方向へそれぞれ所定位置まで回動させ
ることにより、前記ガス通路の両端部が前記栓挿入孔の
内周面によって遮蔽されるとともに、前記流入通路と前
記流出通路とが前記栓によって遮断された閉状態とに切
り換えられるガスコックにおいて、前記コック本体の外
面に、外周部に柔軟性を有するガス用ゴム管が挿入され
る突出部を形成し、前記コック本体に、一端が前記突出
部の先端面に開口するとともに、他端が前記栓挿入孔の
内周面に開口し、栓挿入孔の内周面における開口部が閉
状態時には前記ガス通路と連通する流出孔を形成し、こ
の流出孔を遮蔽する閉栓を前記コック本体に着脱自在に
設け、前記栓に、一端が前記ガス通路の内面に開口し、
他端が栓の外周面に開口し、外周面における開口部が、
開状態時には前記流出孔と連通し、閉状態時には前記栓
の回動位置に応じて前記流入通路と前記流出通路とのい
ずれか一方と対向して連通し、他方に対して遮断される
連通孔を形成したことを特徴とするものである。
流出通路とこれらの間に形成された栓挿入孔とを有する
コック本体と、このコック本体の栓挿入孔に回動自在に
挿入され、回動軸線と直交する方向に貫通するガス通路
が形成された栓とを備え、前記ガス通路の両端部が流入
通路と前記流出通路とにそれぞれ連通した開状態と、こ
の開状態から正逆方向へそれぞれ所定位置まで回動させ
ることにより、前記ガス通路の両端部が前記栓挿入孔の
内周面によって遮蔽されるとともに、前記流入通路と前
記流出通路とが前記栓によって遮断された閉状態とに切
り換えられるガスコックにおいて、前記コック本体の外
面に、外周部に柔軟性を有するガス用ゴム管が挿入され
る突出部を形成し、前記コック本体に、一端が前記突出
部の先端面に開口するとともに、他端が前記栓挿入孔の
内周面に開口し、栓挿入孔の内周面における開口部が閉
状態時には前記ガス通路と連通する流出孔を形成し、こ
の流出孔を遮蔽する閉栓を前記コック本体に着脱自在に
設け、前記栓に、一端が前記ガス通路の内面に開口し、
他端が栓の外周面に開口し、外周面における開口部が、
開状態時には前記流出孔と連通し、閉状態時には前記栓
の回動位置に応じて前記流入通路と前記流出通路とのい
ずれか一方と対向して連通し、他方に対して遮断される
連通孔を形成したことを特徴とするものである。
[実施例] 以下、この考案の一実施例について第1図ないし第11
図を参照して説明する。なお、第1図はこの考案に係る
ガスコックの平断面図であり、第2図はその縦断面図で
ある。
図を参照して説明する。なお、第1図はこの考案に係る
ガスコックの平断面図であり、第2図はその縦断面図で
ある。
この実施例のガスコックは、コック本体1、栓2および
ハンドル3を主な構成要素としている。
ハンドル3を主な構成要素としている。
第3図ないし第5図に示すように、コック本体1の内部
には、それぞれコック本体1の外面に開口する流入通路
11および流出通路12が互いの軸線を一致させて形成
されている。これら流入通路11と流出通路12との間
には、それらの軸線と直交するテーパ孔部(栓挿入孔)
13が形成されている。このテーパ孔部13は、栓2の
テーパ部21が挿入されるものであり、その寸法は交叉
部における通路11,12の寸法より大きくなっている。ま
た、テーパ孔部13の上方のコック本体1には、環状壁
部14がその軸線をテーパ孔部13の軸線と一致させて
形成されている。この環状壁部の内周には、環状凸部1
5が形成されており、この環状凸部15には、ほぼ点対
称に位置する2つの切欠部16,16がそれぞれ形成されて
いる。また、環状壁部14の上面部は、周方向へほぼ9
0度の範囲に亙って切り落とされており、これによって
ハンドル3の回動範囲を規制する規制凹部17が形成さ
れている。
には、それぞれコック本体1の外面に開口する流入通路
11および流出通路12が互いの軸線を一致させて形成
されている。これら流入通路11と流出通路12との間
には、それらの軸線と直交するテーパ孔部(栓挿入孔)
13が形成されている。このテーパ孔部13は、栓2の
テーパ部21が挿入されるものであり、その寸法は交叉
部における通路11,12の寸法より大きくなっている。ま
た、テーパ孔部13の上方のコック本体1には、環状壁
部14がその軸線をテーパ孔部13の軸線と一致させて
形成されている。この環状壁部の内周には、環状凸部1
5が形成されており、この環状凸部15には、ほぼ点対
称に位置する2つの切欠部16,16がそれぞれ形成されて
いる。また、環状壁部14の上面部は、周方向へほぼ9
0度の範囲に亙って切り落とされており、これによって
ハンドル3の回動範囲を規制する規制凹部17が形成さ
れている。
次に、栓2について説明すると、第6図ないし第8図に
示すように、栓2はテーパ孔部13に対応したテーパ部
21を主体とするものであり、テーパ部21がテーパ孔
部13に回動自在に挿入されている。このテーパ部21
の内部には、その一側面から他側面まで貫通するガス通
路22が形成されている。このガス通路22の寸法は、
テーパ孔部13と通路11,12との交叉部における各通路1
1,12の寸法とほぼ等しくなっており、栓2を回動させ
て、ガス通路22を各通路11,12と対向させると、
各通路11,12がガス通路22を介して連通し、これ
によって開状態となり、その状態から栓2を正逆方向へ
ほぼ90°回動させると、ガス通路22の両端開口部が
テーパ孔部13の内周面によって遮蔽させるとともに、
通路11,12が栓2によって遮断され、これによって
閉状態となるようになっている。ただし、この実施例で
は、後述するように、通常の使用時には開状態から閉状
態とする場合、一方向へのみ回動可能であり、他方向へ
の回動は係合ボルト5によって阻止されている。また、
栓2の上面には、2つの突起23,23がそれぞれ形成
されている。
示すように、栓2はテーパ孔部13に対応したテーパ部
21を主体とするものであり、テーパ部21がテーパ孔
部13に回動自在に挿入されている。このテーパ部21
の内部には、その一側面から他側面まで貫通するガス通
路22が形成されている。このガス通路22の寸法は、
テーパ孔部13と通路11,12との交叉部における各通路1
1,12の寸法とほぼ等しくなっており、栓2を回動させ
て、ガス通路22を各通路11,12と対向させると、
各通路11,12がガス通路22を介して連通し、これ
によって開状態となり、その状態から栓2を正逆方向へ
ほぼ90°回動させると、ガス通路22の両端開口部が
テーパ孔部13の内周面によって遮蔽させるとともに、
通路11,12が栓2によって遮断され、これによって
閉状態となるようになっている。ただし、この実施例で
は、後述するように、通常の使用時には開状態から閉状
態とする場合、一方向へのみ回動可能であり、他方向へ
の回動は係合ボルト5によって阻止されている。また、
栓2の上面には、2つの突起23,23がそれぞれ形成
されている。
また、ハンドル3は、第9図および第10図に示すよう
に、略円盤状をなすものであり、その下面の周縁部には
環状凸部31が形成され、下面の中央部には断面円形の
大凸部32が形成されている。そして、環状凸部31と
大凸部32との間に形成される環状の空間にコック本体
1の環状壁部14が回動自在に挿入されるようになって
いる。大凸部23の先端面中央部には、小凸部33が形
成されている。この小凸部33の先端部外周には、ほぼ
点対称に位置する2つの係合突起34,34がそれぞれ
形成されている。係合突起34は、その寸法がコック本
体1の切欠部16より若干小さく形成されている。した
がって、係合突起34は、切欠部16を通って環状凸部
15の下側に位置することができ、その状態でハンドル
3を回動すると、係合突起34と環状凸部15とが対向
し、これによってハンドル3がコック本体1から抜け出
るのを阻止するようになっている。また、小凸部33の
先端面には、係合凹部35が形成されている。この係合
凹部35には、栓2の突起23が嵌まり込み、これによ
ってハンドル3の回動に追随して栓2が回動するように
なっている。
に、略円盤状をなすものであり、その下面の周縁部には
環状凸部31が形成され、下面の中央部には断面円形の
大凸部32が形成されている。そして、環状凸部31と
大凸部32との間に形成される環状の空間にコック本体
1の環状壁部14が回動自在に挿入されるようになって
いる。大凸部23の先端面中央部には、小凸部33が形
成されている。この小凸部33の先端部外周には、ほぼ
点対称に位置する2つの係合突起34,34がそれぞれ
形成されている。係合突起34は、その寸法がコック本
体1の切欠部16より若干小さく形成されている。した
がって、係合突起34は、切欠部16を通って環状凸部
15の下側に位置することができ、その状態でハンドル
3を回動すると、係合突起34と環状凸部15とが対向
し、これによってハンドル3がコック本体1から抜け出
るのを阻止するようになっている。また、小凸部33の
先端面には、係合凹部35が形成されている。この係合
凹部35には、栓2の突起23が嵌まり込み、これによ
ってハンドル3の回動に追随して栓2が回動するように
なっている。
なお、ハンドル3と栓2との間には、圧縮コイルばね4
が装着されており、このばね4の押圧力によってハンド
ル3の係合突起34がコック本体1の環状凸部15に押
し付けられるとともに、栓2のテーパ部21がコック本
体1のテーパ孔部13の内周に押し付けられている。
が装着されており、このばね4の押圧力によってハンド
ル3の係合突起34がコック本体1の環状凸部15に押
し付けられるとともに、栓2のテーパ部21がコック本
体1のテーパ孔部13の内周に押し付けられている。
また、大凸部32には、その外周から内部へ向かって延
びるねじ孔36が形成されており、このねじ孔36に
は、係合ボルト5がねじこまれている。この係合ボルト
5の一端部は、大凸部32から突出し、コック本体1の
規制凹部17内に入り込むようになっている。そして、
係合ボルト5が規制凹部17の一方の側壁部17aに突き
当たると、流入通路11と流出通路12とがガス通路2
2を介して連通して開状態となり、係合ボルト5が規制
凹部17の他方の側壁部17bに突き当たると閉状態とな
る。なお、環状凸部31にもねじ孔36と軸線を一致さ
せたねじ孔37が形成されている。このねじ孔37は、
係合ボルト5をねじ孔36にねじ込むために形成された
のものであり、係合ボルト5がねじ孔36から抜け出る
のを防止するために、ボルト6ねじ込まれている。
びるねじ孔36が形成されており、このねじ孔36に
は、係合ボルト5がねじこまれている。この係合ボルト
5の一端部は、大凸部32から突出し、コック本体1の
規制凹部17内に入り込むようになっている。そして、
係合ボルト5が規制凹部17の一方の側壁部17aに突き
当たると、流入通路11と流出通路12とがガス通路2
2を介して連通して開状態となり、係合ボルト5が規制
凹部17の他方の側壁部17bに突き当たると閉状態とな
る。なお、環状凸部31にもねじ孔36と軸線を一致さ
せたねじ孔37が形成されている。このねじ孔37は、
係合ボルト5をねじ孔36にねじ込むために形成された
のものであり、係合ボルト5がねじ孔36から抜け出る
のを防止するために、ボルト6ねじ込まれている。
ここで、仮にガスコックが上記構成からなるものである
と、単なる開閉を行うだけであり、空気抜きあるいは漏
洩検査等を行うことができない。そこで、この考案にお
いては、上記構成にさらに次のような構成を付加してい
る。
と、単なる開閉を行うだけであり、空気抜きあるいは漏
洩検査等を行うことができない。そこで、この考案にお
いては、上記構成にさらに次のような構成を付加してい
る。
すなわち、第11図に示すように、コック本体1の外面
には、軸線を流入通路11の軸線およびテーパ孔部13
の軸線と直交させた突出部18が形成されている。この
突出部18は、ガス用ゴム管等の柔軟性を有するガス管
Gを嵌め込むためのものであり、十分な抜け防止力と気
密性を確保し得るようにその長さが設定されている。ま
た、突出部18の先端面中央部には、その先端面からテ
ーパ孔部13へ至る流出孔19が形成されている。この
流出孔19の突出部18側端部には、ねじ孔19aが形成
されている。このねじ孔19aには、閉栓7がねじ込まれ
ている。この閉栓7は、突出部18とほぼ同径の頭部7
1と、脚部72とを有しており、脚部72の先端部には
ねじ部72aが形成されている。そして、閉栓7は、その
ねじ部72aがねじ孔19aにねじ込まれることによってコッ
ク本体1に固定されており、脚部72と流出孔19との
間に装着されたOリング73、頭部71と突出部18の
先端面との間に装着されたパッキン74、および頭部7
1の周縁部と突出部18の先端面との接触によって流出
孔19の気密性を確保している。
には、軸線を流入通路11の軸線およびテーパ孔部13
の軸線と直交させた突出部18が形成されている。この
突出部18は、ガス用ゴム管等の柔軟性を有するガス管
Gを嵌め込むためのものであり、十分な抜け防止力と気
密性を確保し得るようにその長さが設定されている。ま
た、突出部18の先端面中央部には、その先端面からテ
ーパ孔部13へ至る流出孔19が形成されている。この
流出孔19の突出部18側端部には、ねじ孔19aが形成
されている。このねじ孔19aには、閉栓7がねじ込まれ
ている。この閉栓7は、突出部18とほぼ同径の頭部7
1と、脚部72とを有しており、脚部72の先端部には
ねじ部72aが形成されている。そして、閉栓7は、その
ねじ部72aがねじ孔19aにねじ込まれることによってコッ
ク本体1に固定されており、脚部72と流出孔19との
間に装着されたOリング73、頭部71と突出部18の
先端面との間に装着されたパッキン74、および頭部7
1の周縁部と突出部18の先端面との接触によって流出
孔19の気密性を確保している。
また、栓2の外周面中央部には、外周面からガス通路2
2へ至る連通孔24が形成されている。この連通孔24
は、栓2を開状態にしたときには流出孔19と対向し、
栓2を閉状態にしたときには、第1図において2点鎖線
で示すように、流出通路12と対向するように配置され
ている。したがって、栓2を開状態にすると、流入通路
11および流出通路12と流出孔19とが、ガス通路2
2および連通孔24を介して連通することになる。一
方、栓2を閉状態にすると、流出通路12と流出孔19
とはガス通路22および連通孔24を介して連通する
が、流入通路11と流出孔19とは栓2によって遮断さ
れることになる。
2へ至る連通孔24が形成されている。この連通孔24
は、栓2を開状態にしたときには流出孔19と対向し、
栓2を閉状態にしたときには、第1図において2点鎖線
で示すように、流出通路12と対向するように配置され
ている。したがって、栓2を開状態にすると、流入通路
11および流出通路12と流出孔19とが、ガス通路2
2および連通孔24を介して連通することになる。一
方、栓2を閉状態にすると、流出通路12と流出孔19
とはガス通路22および連通孔24を介して連通する
が、流入通路11と流出孔19とは栓2によって遮断さ
れることになる。
上記構成のガスコックにおいて、それが取り付けられた
ガス管路内の空気抜きを行う場合には、予め閉状態にし
ておき、閉栓7を流出孔19から取り外す。その後、栓
2を回動させて開状態にし、空気を流出孔19から流出
させる。適宜時間経過後、閉状態にし、閉栓7を流出孔
19に固定して空気抜きを完了する。また、ガス圧検査
を行う場合には、閉栓7を取り外した後、ガス圧検査器
のゴム管等からなるガス管Gを突出部18に嵌め込む。
その後、栓2を開状態になるまで回動させ、ガスコック
内部のガスの圧力を連通孔24および流出孔19を介し
てガス圧検査器に導入し、ガスの圧力を検査する。
ガス管路内の空気抜きを行う場合には、予め閉状態にし
ておき、閉栓7を流出孔19から取り外す。その後、栓
2を回動させて開状態にし、空気を流出孔19から流出
させる。適宜時間経過後、閉状態にし、閉栓7を流出孔
19に固定して空気抜きを完了する。また、ガス圧検査
を行う場合には、閉栓7を取り外した後、ガス圧検査器
のゴム管等からなるガス管Gを突出部18に嵌め込む。
その後、栓2を開状態になるまで回動させ、ガスコック
内部のガスの圧力を連通孔24および流出孔19を介し
てガス圧検査器に導入し、ガスの圧力を検査する。
さらに、ガスの漏洩検査を行う場合において、元栓から
ガス器具までの間にガスの漏洩があるか否かを検出する
場合には、上記と同様にしてガス圧検査器にガス圧を導
入した後、元栓を閉じる。勿論、ガス器具も閉じてお
く。その状態で所定時間経過させ、所定時間経過前後に
おけるガス圧の低下が所定値以下であるか否かを検出す
ることにより、ガスの漏洩があるか否かが判る。この場
合、ガスコックが開状態にあり、ガス圧検査器元栓から
ガス器具までの管路全体と連通しているから、元栓から
ガス器具までの間にガスの漏洩があるか否かが判る。
ガス器具までの間にガスの漏洩があるか否かを検出する
場合には、上記と同様にしてガス圧検査器にガス圧を導
入した後、元栓を閉じる。勿論、ガス器具も閉じてお
く。その状態で所定時間経過させ、所定時間経過前後に
おけるガス圧の低下が所定値以下であるか否かを検出す
ることにより、ガスの漏洩があるか否かが判る。この場
合、ガスコックが開状態にあり、ガス圧検査器元栓から
ガス器具までの管路全体と連通しているから、元栓から
ガス器具までの間にガスの漏洩があるか否かが判る。
ガスコックからガス器具までの間にガスの漏洩があるか
否かを検出する場合には、栓2を図1において2点鎖線
で示す閉状態にする。この閉状態においては、流出孔1
9が、ガス通路22および連通孔24を介してガスコッ
クからガス器具側の管路(以下、下流側という。)に連
通する一方、ガスコックから元栓までの間の管路(以
下、上流側という。)に対しては栓2によって遮断され
る。したがって、上記状態で所定時間経過させ、所定時
間経過前後におけるガス圧の低下が所定値以下であるか
否かを検出することにより、下流側にガスの漏洩がある
か否かを検出することができる。
否かを検出する場合には、栓2を図1において2点鎖線
で示す閉状態にする。この閉状態においては、流出孔1
9が、ガス通路22および連通孔24を介してガスコッ
クからガス器具側の管路(以下、下流側という。)に連
通する一方、ガスコックから元栓までの間の管路(以
下、上流側という。)に対しては栓2によって遮断され
る。したがって、上記状態で所定時間経過させ、所定時
間経過前後におけるガス圧の低下が所定値以下であるか
否かを検出することにより、下流側にガスの漏洩がある
か否かを検出することができる。
ガスコックから元栓までの上流側にガスの漏洩があるか
否かを検出する場合には、栓2を第1図において2点鎖
線で示す状態から180°回動させ、上記とは別の閉状
態にする。このようにした場合には、流出孔19が、ガ
ス通路22および連通孔24を介して上流側に連通する
一方、下流側に対しては栓2によって遮断される。した
がって、その状態で所定時間経過前後におけるガス圧の
低下が所定値以下であるか否かを検出することにより、
上流側にガスの漏洩があるか否かを検出することができ
る。
否かを検出する場合には、栓2を第1図において2点鎖
線で示す状態から180°回動させ、上記とは別の閉状
態にする。このようにした場合には、流出孔19が、ガ
ス通路22および連通孔24を介して上流側に連通する
一方、下流側に対しては栓2によって遮断される。した
がって、その状態で所定時間経過前後におけるガス圧の
低下が所定値以下であるか否かを検出することにより、
上流側にガスの漏洩があるか否かを検出することができ
る。
なお、栓2を第1図において2点鎖線で示す状態から1
80°回動させる場合には、ハンドル3の回動が規制さ
れないよう、係合ボルト5をハンドル3から取り外して
おく。
80°回動させる場合には、ハンドル3の回動が規制さ
れないよう、係合ボルト5をハンドル3から取り外して
おく。
このように、この考案のガスコックにおいては、元栓か
らガス器具までの間、元栓からガスコックまでの上流
側、およびガスコックからガス器具までの下流側にガス
の漏洩があるか否かをそれぞれ検出することができる。
らガス器具までの間、元栓からガスコックまでの上流
側、およびガスコックからガス器具までの下流側にガス
の漏洩があるか否かをそれぞれ検出することができる。
また、第12図はこの考案の他の実施例を示すものであ
り、この図に示すガスコックは、流出孔19の中途部に
テーパ孔状をなすシール孔部19bを形成する一方、シー
ル孔部19bに対応したシール部81を有するシールボル
ト8をねじ孔部19aにねじ込むことにより、流出孔19
の気密性をより一層向上させたものである。
り、この図に示すガスコックは、流出孔19の中途部に
テーパ孔状をなすシール孔部19bを形成する一方、シー
ル孔部19bに対応したシール部81を有するシールボル
ト8をねじ孔部19aにねじ込むことにより、流出孔19
の気密性をより一層向上させたものである。
なお、上記の実施例においては、通常の使用の際の開状
態時に連通孔24を流出孔19と対向させているが、通
常の使用の際の開状態時には連通孔24を流出孔19と
180°逆側を向かせておき、空気抜き、漏洩検査等を
行う場合にのみ回動範囲の規制を解除し、栓体2を18
0°回動させて開状態にすることにより、連通孔24を
流出孔19と対向させるようにすることもできる。
態時に連通孔24を流出孔19と対向させているが、通
常の使用の際の開状態時には連通孔24を流出孔19と
180°逆側を向かせておき、空気抜き、漏洩検査等を
行う場合にのみ回動範囲の規制を解除し、栓体2を18
0°回動させて開状態にすることにより、連通孔24を
流出孔19と対向させるようにすることもできる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案のガスコックによれば、
コック本体の外面にガス管が接続される突出部を形成す
るとともに、この突出部の先端面から栓挿入孔に至り、
閉状態時にはガス通路の一端開口部と連通する流出孔を
コック本体に形成し、栓に一端がガス通路に開口し、他
端が栓の外周面に開口し、開状態時には栓の外周面にお
ける開口部が流出孔と連通し、閉状態時には流入路と流
出路とのいずれか一方と連通する連通孔を形成したもの
であるから、ガスコック自体の操作によって空気抜き、
ガス圧検査および漏洩検査を行うことができる。したが
って、三方向分岐管を設置する必要がなく、その分コス
トを低減することができるとともに、作業労力を軽減す
ることができる。しかも、ガスの漏洩検査に際しては、
元栓からガス器具までの間、ガスコックから上流側およ
びガスコックから下流側にガスの漏洩があるか否かをそ
れぞれ検出することができる。さらに、ガス圧検査時、
あるいは漏洩検査時には、検査器に取り付けられたガス
管を突出部に嵌め込むだけで検査器をガスコックに接続
することができ、したがって検査器の接続を容易に取り
付けることができる等の効果が得られる。なお、ガスコ
ックの通常の使用時には、流出孔が閉栓によって遮蔽さ
れるので、流出孔からガスが漏れることはない。
コック本体の外面にガス管が接続される突出部を形成す
るとともに、この突出部の先端面から栓挿入孔に至り、
閉状態時にはガス通路の一端開口部と連通する流出孔を
コック本体に形成し、栓に一端がガス通路に開口し、他
端が栓の外周面に開口し、開状態時には栓の外周面にお
ける開口部が流出孔と連通し、閉状態時には流入路と流
出路とのいずれか一方と連通する連通孔を形成したもの
であるから、ガスコック自体の操作によって空気抜き、
ガス圧検査および漏洩検査を行うことができる。したが
って、三方向分岐管を設置する必要がなく、その分コス
トを低減することができるとともに、作業労力を軽減す
ることができる。しかも、ガスの漏洩検査に際しては、
元栓からガス器具までの間、ガスコックから上流側およ
びガスコックから下流側にガスの漏洩があるか否かをそ
れぞれ検出することができる。さらに、ガス圧検査時、
あるいは漏洩検査時には、検査器に取り付けられたガス
管を突出部に嵌め込むだけで検査器をガスコックに接続
することができ、したがって検査器の接続を容易に取り
付けることができる等の効果が得られる。なお、ガスコ
ックの通常の使用時には、流出孔が閉栓によって遮蔽さ
れるので、流出孔からガスが漏れることはない。
第1図ないし第11図はこの考案の一実施例を示し、第
1図はその平断面図、第2図はその縦断面図、第3図な
いし第5図はコック本体を示し、第3図はその縦断面
図、第4図はその平面図、第5図はその平断面図、第6
図ないし第8図は栓を示し、第6図はその縦断面図、第
7図はその側面図、第8図はその平面図、第9図および
第10図はハンドルを示し、第9図はその縦断面図、第
10図は第9図のX矢視図、第11図は第1図の要部の
拡大図、第12図はこの考案の他の実施例を示す拡大平
断面図である。 1……コック本体、2……栓、7……閉栓、11……流
入通路、12……流出通路、13……テーパ孔部(栓挿
入孔)、18……突出部、19……流出孔、22……ガ
ス通路、24……連通孔。
1図はその平断面図、第2図はその縦断面図、第3図な
いし第5図はコック本体を示し、第3図はその縦断面
図、第4図はその平面図、第5図はその平断面図、第6
図ないし第8図は栓を示し、第6図はその縦断面図、第
7図はその側面図、第8図はその平面図、第9図および
第10図はハンドルを示し、第9図はその縦断面図、第
10図は第9図のX矢視図、第11図は第1図の要部の
拡大図、第12図はこの考案の他の実施例を示す拡大平
断面図である。 1……コック本体、2……栓、7……閉栓、11……流
入通路、12……流出通路、13……テーパ孔部(栓挿
入孔)、18……突出部、19……流出孔、22……ガ
ス通路、24……連通孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭49−18136(JP,U) 実開 昭49−21431(JP,U) 実公 昭17−852(JP,Y1)
Claims (1)
- 【請求項1】流入通路と流出通路とこれらの間に形成さ
れた栓挿入孔とを有するコック本体と、このコック本体
の栓挿入孔に回動自在に挿入され、回動軸線と直交する
方向に貫通するガス通路が形成された栓とを備え、前記
ガス通路の両端部が流入通路と前記流出通路とにそれぞ
れ連通した開状態と、この開状態から正逆方向へそれぞ
れ所定位置まで回動させることにより、前記ガス通路の
両端部が前記栓挿入孔の内周面によって遮蔽されるとと
もに、前記流入通路と前記流出通路とが前記栓によって
遮断された閉状態とに切り換えられるガスコックにおい
て、前記コック本体の外面に、外周部に柔軟性を有する
ガス用ゴム管が挿入される突出部を形成し、前記コック
本体に、一端が前記突出部の先端面に開口するととも
に、他端が前記栓挿入孔の内周面に開口し、栓挿入孔の
内周面における開口部が閉状態時には前記ガス通路と連
通する流出孔を形成し、この流出孔を遮蔽する閉栓を前
記コック本体に着脱自在に設け、前記栓に、一端が前記
ガス通路の内面に開口し、他端が栓の外周面に開口し、
外周面における開口部が、開状態時には前記流出孔と連
通し、閉状態時には前記栓の回動位置に応じて前記流入
通路と前記流出通路とのいずれか一方と対向して連通
し、他方に対して遮断される連通孔を形成したことを特
徴とするガスコック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987106067U JPH067224Y2 (ja) | 1987-07-10 | 1987-07-10 | ガスコック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987106067U JPH067224Y2 (ja) | 1987-07-10 | 1987-07-10 | ガスコック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6411478U JPS6411478U (ja) | 1989-01-20 |
JPH067224Y2 true JPH067224Y2 (ja) | 1994-02-23 |
Family
ID=31339245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987106067U Expired - Lifetime JPH067224Y2 (ja) | 1987-07-10 | 1987-07-10 | ガスコック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH067224Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015098897A (ja) * | 2013-11-19 | 2015-05-28 | 光陽産業株式会社 | 検査孔付きガス栓 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010261466A (ja) * | 2009-04-09 | 2010-11-18 | Itotekkou Co Ltd | ガス栓 |
-
1987
- 1987-07-10 JP JP1987106067U patent/JPH067224Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015098897A (ja) * | 2013-11-19 | 2015-05-28 | 光陽産業株式会社 | 検査孔付きガス栓 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6411478U (ja) | 1989-01-20 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |