JP3451078B2 - ガスメータの配管構造 - Google Patents

ガスメータの配管構造

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JP3451078B2 JP2001340837A JP2001340837A JP3451078B2 JP 3451078 B2 JP3451078 B2 JP 3451078B2 JP 2001340837 A JP2001340837 A JP 2001340837A JP 2001340837 A JP2001340837 A JP 2001340837A JP 3451078 B2 JP3451078 B2 JP 3451078B2
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慎一 西堀
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスメータの配管
構造、特に、屋外に設置されて家庭でのガスの使用量を
計測するガスメータとこれに接続される配管との構造に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、地中の本管から延長接続されて
いる引き込み管(2)と各家庭内へガスを送り込むための
送り管(3)との間に、前記家庭でのガスの使用量を計測
するためのガスメータ(M)が設けられており、これらは
屋外に設置されている。
【0003】この種ガスメータ(M)は、図5に示すよう
に、計測器等が内蔵されているメータ本体(10)と前記メ
ータ本体(10)の上端部に並列状態に設けられているガス
導入口部(12)とガス導出口部(13)とからなり、前記ガス
導入口部(12)には、略U字状のガス流入管(21)の一端が
接続され、ガス導出口部(13)には、前記ガス流入管(21)
と同形のガス流出管(31)が接続されている。そして、前
記ガス流入管(21)の他端(流入側端部)には、前記引き
込み管(2)が継手(22)を介して接続されると共に、ガス
流出管(31)の他端(流出側端部)には、前記送り管(3)
が継手(32)を介して接続される。これにより、引き込み
管(2)と送り管(3)とは、ガス流入管(21)、ガスメータ
(M)、さらには、ガス流出管(31)を介して接続されるこ
ととなる。
【0004】尚、ガス流入管(21)には、ガス流入管(21)
内の流路を開閉させるための栓主体(23)が設けられてお
り、ガス流出管(31)には、内部の流路に連通した検査孔
(図示せず)が形成されている。この検査孔は、ガス流
出管(31)のガス通路内を流れるガスの圧力を測定するた
めの圧力慶賀接続されるものであるが、測定時以外は閉
栓(5)によって閉塞されている。
【0005】ガスメータ(M)は、所定の周期で交換する
必要がある。交換作業時には、栓主体(23)を閉塞させる
ことにより、引き込み管(2)から供給されるガスを栓主
体(23)より上流側で遮断させる。これにより、ガスメー
タ(M)を取り外してしまってもガス流入管(21)の上流側
からガスが外部に漏れ出る心配がない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、栓主体(2
3)を閉塞させることにより、ガスメータ(M)を取り外し
ても、引き込み管(2)からガスが漏れ出ることはない
が、ガス流出管(31)の流入側端部が開放状態となること
から、ガス流出管(31)及び送り管(3)に外部の空気が流
入してしまう不都合がある。このため、ガスメータ(M)
の交換終了後には、メータ本体(10)、送り管(3)、さら
には送り管(3)に続く屋内側配管(4)に至る範囲において
エア抜き作業を行わなければならない。
【0007】エア抜きが完了したかどうかは、前記屋内
側配管(4)が接続されている各種ガス器具(40)を点火さ
せて確認しなければならないため、作業者が各家庭の屋
内におけるガス器具(40)の設置場所まで入り込まなけれ
ばならず面倒である。さらには、家人が不在の場合、ガ
ス器具(40)においてエア抜き完了を確認することができ
ないという問題もある。
【0008】本発明は、『ガス導入口部とガス導出口部
とを備えたメータ本体と、前記ガス導入口部に接続され
るガス流入管と、前記ガス導出口部に接続されるガス流
出管と、前記ガス流入管の流入側端部に接続され且つ前
記メータ本体内へガスを引き込む引き込み管と、前記ガ
ス流出管の流出側端部に接続され且つ前記メータ本体内
のガスを屋内へ送り込む送り管とからなり、前記ガス流
入管内には、その流路を開閉するための栓主体が設けら
れていると共に、前記ガス流出管にはその流路に連通す
るガス圧検査用孔が開閉可能に設けられているガスメー
タの配管構造』において、ガスメータの交換を屋外の作
業だけで完了させることができるようにすることを課題
とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】*1項 上記課題を解決するための本発明の技術的手段は、『前
記ガス流出管内には、そのガス流路を開閉させるための
補助栓が回動自在に設けられ、前記補助栓内には、その
胴部周面の3箇所に各々開放する連通孔が形成され、前
記補助栓で前記ガス流出管内の流路を遮断させた状態に
て、前記連通孔の開放端のうち、1つはガス圧検査用孔
に開放し、1つは前記ガス流出管における前記補助栓よ
りも上流側に開放する姿勢となるように設定されてい
る』ことである。
【0010】上記技術的手段は次のように作用する。ガ
ス使用時においては、補助栓に設けた連通孔の3つの開
放端部のうちの2つが、ガス流出管の流路にそれぞれ開
放する姿勢に設定される。これにより、引き込み管から
送られてくるガスは、メータ本体を介して、ガス流出管
の補助栓内の前記連通孔を通って送り管へ送られてい
く。尚、このとき、前記ガス圧検査用孔は閉塞されてい
るものとする。そして、ガスメータを取り替える際に
は、メータ本体を取り外す前に、前記ガス流入管に設け
た栓主体とガス流出管に設けた前記補助栓とを閉塞させ
て、前記ガス流入管のうち、前記栓主体よりも上流側、
及び、ガス流出管のうち補助栓よりも下流側への流路を
遮断させる。これにより引き込み管から送られてくるガ
スが外部に漏れることも、送り管内に外部の空気が入り
込むこともない。
【0011】ガスメータ交換後に、前記ガス圧検査用孔
を開放させてエア抜き具を接続させる。そして、補助栓
よりも下流側の流路は遮断させた状態のまま、ガス圧検
査用孔と前記補助栓よりも上流側の流路とが連通孔によ
って連通されるように補助栓の姿勢を設定する。その
後、栓主体を開くと、メータ本体内に引き込み管からの
ガスが送り込まれ、メータ本体内の空気はガスに押され
て前記エア抜き具から外部へ抜けていく。エア抜き具か
ら外部へ漏れ出てくる気体の臭いや着火の有無等からメ
ータ本体内のエア抜きが完了したことを確認することが
できる。
【0012】*2項 1項において、『前記連通孔は、前記補助栓の回動軸に
対して直角方向に貫通する第1通路と、前記第1通路に
対して直角方向に連通する第2通路とから略T字状に形
成されている』ものでは、前記第1通路が前記ガス流出
管の流路に沿って位置させた開放状態から、補助栓を9
0度回動させることにより、前記第1通路の一方がガス
圧検査用孔に開放し、前記第2通路が前記ガス流出管に
おける前記補助栓よりも上流側に開放するエア抜き位置
に補助栓の姿勢を設定することができる。
【0013】*3項 1項又は2項において、『前記ガス流出管の周壁の一部
に、前記補助栓を前記ガス流出管の流路の軸線に対して
直角方向に差し込むための開放孔が貫通されていると共
に前記開放孔に対向する前記ガス流出管の内壁の所定位
置には、前記補助栓の差込み端を回動自在に受けるため
の凹部が形成されており、前記補助栓の回動操作部は、
前記開放孔内に埋設されるように設けられていると共
に、前記開放孔は閉塞キャップによって気密状態に閉塞
されている』ものでは、補助栓を操作するには、まず、
閉塞キャップを取り外し、その後、補助栓の回動操作部
を操作して補助栓を回動させれば良い。前記回動操作部
は、前記ガス流出管の周壁に形成した開放孔内に埋設さ
れるように設けられているから、手で回動させるには困
難であり、特別な工具が必要である。又、補助キャップ
の取外しも、専用の工具でのみ行えるようにしておく
と、補助栓の回動がより一層困難なものとなる。
【0014】*4項 上記各項において、『前記補助栓は円筒体状に形成され
ていると共に、その一方の頂面に工具対応用の溝部が設
けられており、前記溝部の形成方向は、前記連通孔のう
ち前記ガス流出管の流路を開通させる通路の形成方向と
同一に設定されている』ものでは、補助栓を円筒形状に
構成してあるから、ガス流出管内に補助栓を差し込むた
めの開放孔及び前記差し込まれた補助栓を受ける凹部を
同じ大きさに形成することができる。又、補助栓の頂面
の一方に形成された溝部に工具を嵌め込んで前記工具を
回動させれば、前記補助栓をガス流出管内で回動させる
ことができる。又、前記溝部の形成方向をガス流出管の
胴部に形成した連通孔のうち前記ガス流出管の流路を開
通させる通路の形成方向と一致させているため、前記溝
部の向きで前記流路の開状態及び閉状態を容易に確認す
ることができる。
【0015】
【発明の効果】本発明は、上記構成であるから次の特有
の効果を有する。ガスメータ交換後のエア抜き作業は、
メータ本体内のエア抜きを行うだけでよく、それは、ガ
ス流出管に設けたガス圧検査用孔から容易に行うことが
できる上に、ガス抜き完了を確認することができるか
ら、屋外の作業だけでガスメータの交換作業を終了させ
ることができる。よって、各家庭内の器具設置場所まで
上がり込んでエア抜きを確認する手間が省けると共に、
家人が不在の場合でもガスメータの交換作業を行うこと
ができることとなるから、ガスメータ交換が容易とな
り、交換作業の効率が向上する上に、作業に要する時間
が短縮される。
【0016】上記の効果に加えて、2項においては、補
助栓を90度ずつ回動させることにより、流路の開閉が
行えると共に、エア抜き時の姿勢へも容易に回動させる
ことができるので使い勝手がよいという効果がある。上
記の各効果に加えて、3項においては、補助栓はいたず
ら等によって不用意に回動させられる不都合がないとい
う効果がある。
【0017】さらに、4項においては、補助栓を円筒形
に構成すると共に、回動操作部として溝部を設ける構成
としたから、補助栓及びこれを収容するガス流出管の製
造が容易となる。又、溝部の向きによって、補助栓の姿
勢を確認することができるので、一層、使い勝手の良い
ものとなる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、上記した本発明の実施の形
態を図面に従って詳述する。図1は本発明実施の形態の
ガスメータの正面図を示しており、図2はガス流出管(3
1)のみの拡大側面図であり、図1の閉塞キャップ(15)を
取り外した状態を示している。そして、図3は、補助栓
(1)の様子を示す拡大断面図である。
【0019】本発明実施の形態のガスメータは、従来の
ものと同様に、メータ本体(10)と、その上面に並列状態
に設けられているガス導入口部(12)及びガス導出口部(1
3)とから構成されており、ガス導入口部(12)の上方には
直線状に形成されたガス流入管(21)が接続されていると
共に、前記ガス流入管(21)には、その流路を開閉させる
ための栓主体(23)が、その操作部(24)がメータ本体(10)
の前面側に突出するように設けられている。
【0020】他方、ガス導出口部(13)の上方には、直線
状に形成されたガス流出管(31)が接続されている。前記
ガス流出管(31)には、ガス流出管(31)の流路内を流れる
ガスの圧力を測定する圧力計(図示せず)を接続させる
ためのガス圧検査用プラグ(41)が、前記ガス流出管(31)
の流路(39)に連通するように、前記栓主体(23)の操作部
(24)と同方向に突出している。ガス圧検査用プラグ(41)
は、前記圧力計を接続させることにより、内蔵されてい
る弁体(図示せず)を開弁させない限り、閉弁状態が維
持されるものであり、この閉弁状態においては、図2に
示すように、保護キャップ(42)がガス圧検査用プラグ(4
1)の基端部にネジ止めされる態様で取付けられてある。
【0021】このガス圧検査用プラグ(41)の突設位置か
ら周方向に90度、メータ本体(10)の外側(図1では右
側方)に移動させたガス流出管(31)の周壁には、図3に
示すように、前記流路(39)に連通するように、貫通孔(3
0)が形成されている。
【0022】この貫通孔(30)は、ガス流出管(31)の流路
(39)を開閉させるための補助栓(1)を差し込むためのも
のであり、貫通孔(30)の開放端には、同図に示すよう
に、後述する閉塞キャップ(15)をネジ止めさせるための
雌ネジ部(33)が形成されていると共に、雌ネジ部(33)の
基端部よりもさらに奥側に無ネジ筒部(37)を延長させて
いる。前記無ネジ筒部(37)の基端部からは、所定幅の段
部(34)が内方に張り出しており、この段部(34)よりも奥
側の貫通孔(30)は、前記段部(34)の内径に一致するよう
に設定されている。そして、前記貫通孔(30)の形成位置
に対向する位置にあるガス流出管(31)の内壁の所定位置
には、前記段部(34)の前記内径に略一致する大きさの円
形凹部(20)が形成されており、この凹部(20)に、前記補
助栓(1)の差込み端が回動自在に収容される態様とな
る。
【0023】補助栓(1)は、前記貫通孔(30)の段部(34)
の内周縁部から差込み可能な直径の円筒体に形成されて
おり、補助栓(1)の前記差込み端を前記ガス流出管(31)
の凹部(20)に嵌め込む。これにより、補助栓(1)は、ガ
ス流出管(31)内に形成された補助栓収容部(38)内に、ガ
ス流出管(31)内の流路(39)に対して直角方向に差し込ま
れると共に、前記凹部(20)に嵌り込んだ状態で回動自在
に収容されることとなる。
【0024】前記補助栓(1)の胴部には、図4に示すよ
うに、補助栓(1)の中心を通って貫通する第1通路(17)
と、第1通路(17)の中央部に連通し且つ第1通路(17)の
軸線に対して直角に位置する第2通路(27)とから略T字
状の連通孔が形成されている。これにより、補助栓(1)
の胴部には、連通孔に連続する3つの開放端部が形成さ
れる構成となる。第1通路(17)の直径は前記流路(39)の
直径よりもやや小径で、前記第2通路(27)の直径は(41)
内の流路(43)の直径よりもやや小径に形成されているも
のとする。
【0025】又、補助栓(1)を前記貫通孔(30)からガス
流出管(31)内へ差し込んだ状態にて、前記貫通孔(30)の
開放端側に位置する、補助栓(1)の一方端側の頂面に
は、扁平な円筒体である回動操作部(14)が一体的に突出
形成されており、前記回動操作部(14)の頂面の中心を通
るように、工具対応部としての溝部(14a)が、前記第1
通路(17)の連通方向と同じ方向に形成されている。尚、
この回動操作部(14)も、貫通孔(30)内に位置するように
補助栓(1)の軸線長さ及び回動操作部(14)の突出高さは
所定の寸法に設定されているものとする。補助栓(1)を
貫通孔(30)内に収容した状態にて、貫通孔(30)の開放端
部は、閉塞キャップ(15)によって閉塞される。
【0026】前記閉塞キャップ(15)は、貫通孔(30)の直
径よりも大径に形成されている頭部(15a)と、前記雌ネ
ジ部(33)に螺合可能なネジ軸部(15b)とからなる金属製
のネジ栓であり、ネジ軸部(15b)のさらに先端側にはネ
ジ軸部(15b)よりも小径な筒部(15c)が、前記無ネジ筒部
(37)の長さ分だけ延長形成されていると共に、筒部(15
c)の外周部には、環状パッキン(16)を具備させた構成と
している。
【0027】貫通孔(30)内に補助栓(1)を収容させた後
に、閉塞キャップ(15)のネジ軸部(15b)を雌ネジ部(33)
に螺合させると、前記環状パッキン(16)が前記無ネジ筒
部(37)の内面に密に接触する態様となり、閉塞キャップ
(15)は、貫通孔(30)を、気密状態に閉塞する態様とな
る。尚、この閉塞キャップ(15)のネジ軸部(15b)は、工
具を用いないと容易に締付け度合いを緩めることができ
ないような構造に設定されているものとする。
【0028】前記ガス流入管(21)の上端である流入側端
部は、図1に示すように、一対のエルボ管(25)と、これ
らを繋ぐ接続用配管(26)とを介して、引き込み管(2)に
接続されており、ガス流出管(31)の上端である流出側端
部も同様に、一対のエルボ管貫通孔(30)と、これらを繋
ぐ接続用配管(36)とを介して、送り管(3)に接続されて
いるものとする。
【0029】この実施の形態のガスメータの配管構造に
おいて、通常のガス使用時においては、補助栓(1)を補
助栓収容部(38)内で回動させて、図4の(a)に示すよう
に、第1通路(17)の両端がガス流出管(31)の流路(39)に
開放し且つ第2通路(27)は補助栓収容部(38)の周壁によ
って閉塞される第1の姿勢となるように設定する。
【0030】この姿勢において、引き込み管(2)から送
られてくるガスはメータ本体(10)を介して、ガス流出管
(31)に送り込まれ、補助栓(1)の第1通路(17)を通っ
て、送り管(3)に送られることとなる。
【0031】図4の(b)は、(a)の状態から、補助栓(1)
を180度回動させた第2の姿勢を示しており、この姿
勢においては、第1通路(17)の両端がガス流出管(31)の
流路(39)に開放し且つ第2通路(27)はガス圧検査用プラ
グ(41)の流路(43)側に開放している。この姿勢におい
て、ガス圧検査用プラグ(41)に圧力計(図示せず)を接
続させることにより、配管内を流れるガスの動圧を測定
することができる。
【0032】図4の(c)は、(b)の状態から、補助栓(1)
を時計周りに90度回動させた第3の姿勢を示してお
り、この姿勢においては、第1通路(17)の一端はガス圧
検査用プラグ(41)の流路(43)側に開放し且つ他端は補助
栓収容部(38)の周壁によって閉塞されており、第2通路
(27)は補助栓(1)よりもガス流出管(31)の流路(39)のう
ち下流側に開放するように設定されている。この姿勢に
おいては、ガス流出管(31)の流路(39)は、補助栓(1)に
よって遮断される態様となっている。又、ガス圧検査用
プラグ(41)に配管圧力計を接続させることにより、補助
栓(1)よりも下流側における配管のガス漏れを検査する
ことができる。
【0033】図4の(d)は、(c)の状態から、補助栓(1)
を180度回動させた第4の姿勢を示しており、この姿
勢においては、第1通路(17)の一端はガス圧検査用プラ
グ(41)の流路(43)側に開放し且つ他端は補助栓収容部(3
8)の周壁によって閉塞されており、第2通路(27)は補助
栓(1)よりもガス流出管(31)の流路(39)のうち上流側に
開放する態様となる。この姿勢においては、補助栓(1)
に送られてくるガスはガス圧検査用プラグ(41)へ送り込
まれることとなる。
【0034】上記した第1から第4の姿勢のうち、第1
及び第2の姿勢において、ガス流出管(31)の流路(39)は
開通し、第3及び第4の姿勢において、ガス流出管(31)
の流路(39)は補助栓(1)によって遮断された状態とな
る。尚、ガス流出管(31)の流路(39)が開通している状態
において、回動操作部(14)の溝部(14a)は垂直に位置す
ることとなる。
【0035】次に、ガスメータを交換する手順について
説明する。ガスメータを取り外す前に、栓主体(23)の操
作部(24)を操作して、栓主体(23)を閉じる。これによ
り、引き込み管(2)から送られてくるガスはガス流入管
(21)のうち、栓主体(23)よりも上流側で遮断されること
となる。
【0036】これと同時に、閉塞キャップ(15)を、工具
を用いて取り外し、貫通孔(30)内に内蔵されている補助
栓(1)の回動操作部(14)の頂面に形成されている溝部(14
a)に例えば、コインのような扁平な工具(図示せず)を
係合させる。ガス流通状態においては、補助栓(1)は図
4の(a)の状態にあり、溝部(14a)は、上記したように、
垂直に位置するように設定されているから、これが水平
に位置するように、補助栓(1)を反時計回りに90度回
動させる。これにより、補助栓(1)が貫通孔(30)内で9
0度回動させられ、補助栓(1)は、図4の(c)の状態とな
り、ガス流出管(31)の流路(39)は、補助栓(1)によって
遮断される。
【0037】その後、メータ本体(10)のガス導入口部(1
2)及びガス導出口部(13)を、ガス流入管(21)及びガス流
出管(31)から取外し、ガスメータ(M)を交換する。ガス
メータ(M)の交換後には、新しいガスメータ(M)のメータ
本体(10)内と、ガス導入口部(12)及びガス導出口部(13)
から、ガス流入管(21)の栓主体(23)までの範囲、及びガ
ス流出管(31)の補助栓(1)までの範囲には空気が充満し
た状態となっている。そこで、この部分のエア抜き作業
を行う。
【0038】エア抜き作業を行うには、ガス圧検査用プ
ラグ(41)の保護キャップ(42)を取り外し、ガス圧検査用
プラグ(41)に、エア抜き用ソケット(図示せず)を接続
させる。そして、補助栓(1)を回動させて、図4の(d)に
示す第4の姿勢に設定し、栓主体(23)を開方向に回動さ
せて、メータ本体(10)内にガスを送り込む。
【0039】メータ本体(10)内の空気は送られてくるガ
スに押されて、補助栓(1)の第2通路(27)から第1通路
(17)を介して、ガス圧検査用プラグ(41)の流路(43)へ流
れていく。前記エア抜き用ソケットには、ガスゴム管
(図示せず)が接続されており、前記ゴム管から漏出す
る気体が空気からガスに変わった時点で、補助栓(1)を
反時計回りに90度回動させて、前記第1の姿勢に戻
す。
【0040】これにより、メータ本体(10)内のエア抜き
が完了する。メータ本体(10)内の空気が抜けたことは、
前期ガスゴム管の先端から漏れ出てくる気体の臭いや、
バーナへの着火、又は、経験的な時間の経過等によって
確認することができる。
【0041】このように、ガスメータ(M)の交換作業後
に必要なエア抜き作業は、ガスメータ(M)内及びガス流
入管(21)及びガス流出管(31)の一部分の範囲のみにおい
て行えばよいから、ガスメータ(M)の交換及びエア抜き
確認作業が屋外でのみ行うことができる。よって、家人
が不在の場合でも、ガスメータ(M)の交換作業を容易に
且つ迅速に行うことができる。
【0042】尚、補助栓(1)の材質としては、樹脂製、
ゴム製、さらには、金属製のいずれもが採用可能であ
り、又、補助栓(1)の形状は円筒体状に限定されること
はなく、円錐台形状であっても良い。
【0043】又、ガス流出管(31)の流路(39)の開閉は、
補助栓(1)の回動操作部(14)に設けた溝部(14a)の向きに
よって確認することができるが、第1通路(17)に対する
第2通路(27)の位置も確認できるように、第2通路(27)
の形成方向に対応する回動操作部(14)の所定箇所に突起
等の印を設けておけばよいことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のガスメータの配管構造を
示す正面図。
【図2】本発明の実施の形態のガスメータに接続される
ガス流出管の側面図。
【図3】本発明の実施の形態のガスメータに接続される
ガス流出管内に補助栓を配設させた様子を示す要部拡大
断面図。
【図4】補助栓の回動による各姿勢の状態を示す断面
図。
【図5】従来のガスメータの配管構造を示す正面図。
【符号の説明】 (1) ・・・補助栓 (10)・・・メータ本体 (12)・・・ガス導入口部 (13)・・・ガス導出口部 (2) ・・・引き込み管 (21)・・・ガス流入管 (23)・・・栓主体 (3) ・・・送り管 (31)・・・ガス流出管
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01F 15/18 F16K 11/085 F16K 27/06 G01F 1/00 G01F 3/22

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス導入口部とガス導出口部とを備えた
    メータ本体と、前記ガス導入口部に接続されるガス流入
    管と、前記ガス導出口部に接続されるガス流出管と、前
    記ガス流入管の流入側端部に接続され且つ前記メータ本
    体内へガスを引き込む引き込み管と、前記ガス流出管の
    流出側端部に接続され且つ前記メータ本体内のガスを屋
    内へ送り込む送り管とからなり、前記ガス流入管内に
    は、その流路を開閉するための栓主体が設けられている
    と共に、前記ガス流出管にはその流路に連通するガス圧
    検査用孔が開閉可能に設けられているガスメータの配管
    構造において、 前記ガス流出管内には、そのガス流路を開閉させるため
    の補助栓が回動自在に設けられ、 前記補助栓内には、その胴部周面の3箇所に各々開放す
    る連通孔が形成され、 前記補助栓で前記ガス流出管内の流路を遮断させた状態
    にて、前記連通孔の開放端のうち、1つはガス圧検査用
    孔に開放し、1つは前記ガス流出管における前記補助栓
    よりも上流側に開放する姿勢となるように設定されてい
    ることを特徴とするガスメータの配管構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のガスメータの配管構造
    において、前記連通孔は、前記補助栓の回動軸に対して
    直角方向に貫通する第1通路と、前記第1通路に対して
    直角方向に連通する第2通路とから略T字状に形成され
    ているガスメータの配管構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載のガスメータの配
    管構造において、前記ガス流出管の周壁の一部に、前記
    補助栓を前記ガス流出管の流路の軸線に対して直角方向
    に差し込むための開放孔が貫通されていると共に、前記
    開放孔に対向する前記ガス流出管の内壁の所定位置に
    は、前記補助栓の差込み端を回動自在に受ける凹部が形
    成されており 前記補助栓の回動操作部は、前記開放孔内に埋設される
    ように設けられていると共に、前記開放孔は閉塞キャッ
    プによって気密状態に閉塞されているガスメータの配管
    構造。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載のガス
    メータの配管構造において、前記補助栓は円筒体状に形
    成されていると共に、その一方の頂面に工具対応用の溝
    部が設けられており、前記溝部の形成方向は、前記連通
    孔のうち前記ガス流出管の流路を開通させる通路の形成
    方向と同一に設定されていることを特徴とするガスメー
    タの配管構造。
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