JPH0672086B2 - 化粧料及び毛はえ薬 - Google Patents
化粧料及び毛はえ薬Info
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- JPH0672086B2 JPH0672086B2 JP4163460A JP16346092A JPH0672086B2 JP H0672086 B2 JPH0672086 B2 JP H0672086B2 JP 4163460 A JP4163460 A JP 4163460A JP 16346092 A JP16346092 A JP 16346092A JP H0672086 B2 JPH0672086 B2 JP H0672086B2
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- ovomacroglobulin
- skin
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- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
- A61K38/16—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/81—Protease inhibitors
- C07K14/8107—Endopeptidase (E.C. 3.4.21-99) inhibitors
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/64—Proteins; Peptides; Derivatives or degradation products thereof
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- A61P1/00—Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
- A61P1/02—Stomatological preparations, e.g. drugs for caries, aphtae, periodontitis
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- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P17/00—Drugs for dermatological disorders
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- A61P43/00—Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化粧料及び毛はえ薬、
更に詳しくはオボマクログロブリンを有効成分として含
有することを特徴とする化粧料及び毛はえ薬に関する。
更に詳しくはオボマクログロブリンを有効成分として含
有することを特徴とする化粧料及び毛はえ薬に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、化粧料としては皮膚保護効果等を
目的として、種々のものが提案されており、乾燥卵白を
皮膚化粧料用基剤として配合してなる皮膚化粧料(特公
昭61−6801号公報)が例として挙げられる。しか
しながら上記卵白等は、防腐剤の存在下でも腐りやすい
ものであり、之等を含む製剤はその保存安定性に問題が
あり、また卵白はアルカリ性でなければ溶けず、化粧料
の構成原料との親和性が低く、容易に蛋白質を含有する
白色沈澱を生じる等の難点もある。
目的として、種々のものが提案されており、乾燥卵白を
皮膚化粧料用基剤として配合してなる皮膚化粧料(特公
昭61−6801号公報)が例として挙げられる。しか
しながら上記卵白等は、防腐剤の存在下でも腐りやすい
ものであり、之等を含む製剤はその保存安定性に問題が
あり、また卵白はアルカリ性でなければ溶けず、化粧料
の構成原料との親和性が低く、容易に蛋白質を含有する
白色沈澱を生じる等の難点もある。
【0003】また、一方毛根に作用し、発毛を促進する
養毛剤や、育毛剤等の所謂毛はえ薬も種々提案されてい
るが、いまだ充分な効果を奏するものは得られていな
い。
養毛剤や、育毛剤等の所謂毛はえ薬も種々提案されてい
るが、いまだ充分な効果を奏するものは得られていな
い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、例え
ば日焼けや肌あれ等に対して優れた皮膚保護効果を有す
ると共に、皮膚に対するエモリエンシー(潤滑保湿
性)、トリートメント作用、優れた親和性等を有する新
規な化粧料を提供することにある。
ば日焼けや肌あれ等に対して優れた皮膚保護効果を有す
ると共に、皮膚に対するエモリエンシー(潤滑保湿
性)、トリートメント作用、優れた親和性等を有する新
規な化粧料を提供することにある。
【0005】また本発明は所謂毛はえ薬を提供すること
をも目的としている。
をも目的としている。
【0006】本発明者らは、上記目的から鋭意研究を重
ねた結果、オボマクログロブリンが、上記目的に合致す
る優れた皮膚保護効果等を有することを見出し、ここに
本発明を完成するに至った。
ねた結果、オボマクログロブリンが、上記目的に合致す
る優れた皮膚保護効果等を有することを見出し、ここに
本発明を完成するに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明はオボマク
ログロブリンを有効成分として含有することを特徴とす
る化粧料及び毛はえ薬に係わる。
ログロブリンを有効成分として含有することを特徴とす
る化粧料及び毛はえ薬に係わる。
【0008】本発明の化粧料は、例えば髭剃り後、脱毛
クリーム使用後、洗剤使用後等の肌に適用することによ
り、また例えば日焼け、肌荒れ等の肌に適用することに
より、優れた皮膚保護効果、改善効果を発揮し、皮膚に
対する刺激性もなく、優れたしっとり感、すべすべ感等
を付与すると共に、皮膚に対するエモリエンシー、トリ
ートメント効果、親和性等を著しく改善できる。
クリーム使用後、洗剤使用後等の肌に適用することによ
り、また例えば日焼け、肌荒れ等の肌に適用することに
より、優れた皮膚保護効果、改善効果を発揮し、皮膚に
対する刺激性もなく、優れたしっとり感、すべすべ感等
を付与すると共に、皮膚に対するエモリエンシー、トリ
ートメント効果、親和性等を著しく改善できる。
【0009】また、本発明の毛はえ薬は、養毛剤、育毛
剤等として有効である。
剤等として有効である。
【0010】更に本発明の化粧料及び毛はえ薬は、その
保存安定性及び安全性に優れたものである。
保存安定性及び安全性に優れたものである。
【0011】本発明薬剤は、その有効成分としてオボマ
クログロブリンを含有することを必須とする。ここでオ
ボマクログロブリンとは、卵白中の高分子量糖蛋白質と
して知られているものであり、その調製法も既に公知で
ある〔フイニー(Feeney ,R.E.)ら、コンパラテ
イブ・バイオケミストリー・アンド・フイジオロジー
(Comp .Biochem.Physiol.),54A,281
(1976)、猪飼ら、ジャーナル・オブ・バイオケミ
ストリー(J.Biochem.),92,1679〜168
2(1982)、同93,121〜127(198
3)、及び長瀬ら、ジャーナル・オブ・バイオロジカル
・ケミストリー(J.B.C.),vol .258,No.
12,7481〜7489(1983)等参照〕。
クログロブリンを含有することを必須とする。ここでオ
ボマクログロブリンとは、卵白中の高分子量糖蛋白質と
して知られているものであり、その調製法も既に公知で
ある〔フイニー(Feeney ,R.E.)ら、コンパラテ
イブ・バイオケミストリー・アンド・フイジオロジー
(Comp .Biochem.Physiol.),54A,281
(1976)、猪飼ら、ジャーナル・オブ・バイオケミ
ストリー(J.Biochem.),92,1679〜168
2(1982)、同93,121〜127(198
3)、及び長瀬ら、ジャーナル・オブ・バイオロジカル
・ケミストリー(J.B.C.),vol .258,No.
12,7481〜7489(1983)等参照〕。
【0012】上記オボマクログロブリンの調製原料とし
ての卵白は、特に制限はなく、各種動物のものをいずれ
も使用することができる。一般には容易に入手可能なニ
ワトリ、アヒル、ウズラ、七面鳥等の卵白が好ましい。
上記卵白からのオボマクログロブリンの調製法も特に制
限はなく、蛋白質成分の分離に一般に利用されている各
種の方法に従い、オボマクログロブリンの物理化学的性
質等を利用する各種操作、例えば蛋白沈澱剤処理、分子
ふるいクロマトグラフイー(ゲル濾過)、イオン交換ク
ロマトグラフイー、遠心分離、電気泳動、透析等を単独
で又は組合せて行なうことができる。
ての卵白は、特に制限はなく、各種動物のものをいずれ
も使用することができる。一般には容易に入手可能なニ
ワトリ、アヒル、ウズラ、七面鳥等の卵白が好ましい。
上記卵白からのオボマクログロブリンの調製法も特に制
限はなく、蛋白質成分の分離に一般に利用されている各
種の方法に従い、オボマクログロブリンの物理化学的性
質等を利用する各種操作、例えば蛋白沈澱剤処理、分子
ふるいクロマトグラフイー(ゲル濾過)、イオン交換ク
ロマトグラフイー、遠心分離、電気泳動、透析等を単独
で又は組合せて行なうことができる。
【0013】例えば、卵白をトリス−塩酸緩衝液等の水
溶性溶媒と混合するか又はこれにポリエチレングリコー
ル等を加えてオボムシン等の不溶性蛋白質を除去した
後、ゲル濾過に付す方法を例示でき、これにより、分子
量約60〜80万の糖蛋白質として、オボマクログロブ
リンを得ることができる。
溶性溶媒と混合するか又はこれにポリエチレングリコー
ル等を加えてオボムシン等の不溶性蛋白質を除去した
後、ゲル濾過に付す方法を例示でき、これにより、分子
量約60〜80万の糖蛋白質として、オボマクログロブ
リンを得ることができる。
【0014】本発明は、オボマクログロブリンを有効成
分とする化粧料を提供するものである。該化粧料は、上
記のごとくして得られるオボマクログロブリンを有効成
分として含有させる以外は、通常の化粧料と同様にし
て、各種の形態に調製される。例えば皮膚に適用される
化粧品としての化粧水、クリーム、乳液、ファンデーシ
ョン等の各種形態及び例えばシャンプー、リンス、ヘア
リキッド、セットローション、ヘアトニック等の頭皮乃
至毛髪に適用される各種形態の毛髪用化粧料が挙げられ
る。之等各種形態への調製は、常法に従って行なうこと
ができ、その際、公知の各種化粧料基剤及び必要に応じ
て各種の香料、酸化防止剤、界面活性剤、防腐剤等の添
加剤を使用されることも同様である。
分とする化粧料を提供するものである。該化粧料は、上
記のごとくして得られるオボマクログロブリンを有効成
分として含有させる以外は、通常の化粧料と同様にし
て、各種の形態に調製される。例えば皮膚に適用される
化粧品としての化粧水、クリーム、乳液、ファンデーシ
ョン等の各種形態及び例えばシャンプー、リンス、ヘア
リキッド、セットローション、ヘアトニック等の頭皮乃
至毛髪に適用される各種形態の毛髪用化粧料が挙げられ
る。之等各種形態への調製は、常法に従って行なうこと
ができ、その際、公知の各種化粧料基剤及び必要に応じ
て各種の香料、酸化防止剤、界面活性剤、防腐剤等の添
加剤を使用されることも同様である。
【0015】本発明化粧料中へのオボマクログロブリン
の配合量は、得られる化粧料の形態や所望の効果等に応
じて、適当に選択できるが、通常全組成物中に0.00
01〜30重量%程度、好ましくは約0.0001〜
0.1重量%程度の範囲となる量とされるのが適当であ
る。
の配合量は、得られる化粧料の形態や所望の効果等に応
じて、適当に選択できるが、通常全組成物中に0.00
01〜30重量%程度、好ましくは約0.0001〜
0.1重量%程度の範囲となる量とされるのが適当であ
る。
【0016】本発明は、またオボマクログロブリンを有
効成分とする毛はえ薬を提供するものである。本発明の
毛はえ薬は、また上記のごとくして得られるオボマクロ
グロブリンを有効成分として含有する一般的な医薬製剤
の形態で実用できる。かかる医薬品は、通常のこの種の
医薬品と同様にして、その有効量を含有する各種の投与
製剤形態に調製され、これに応じた投与方法、投与経路
にて毛髪乃至頭皮に適用することができる。例えば、製
剤形態としては、得られる製剤の使用目的に応じた各種
の形態が適宜選択できる。その例としては、例えば液状
塗布剤、ローション剤、エアゾール剤、リニメント剤、
軟膏剤、パップ剤等の外用剤の他、注射剤等を例示でき
る。之等各種形態の調製には、通常使用されている各種
の希釈剤、賦形剤等が適宜使用できる。例えば外用剤と
しての軟膏剤の調製に当っては、通常の疎水性もしくは
親水性基剤、例えば脂肪、脂肪油、ラノリン、ワセリ
ン、パラフィン、ロウ、グリコール類、高級アルコール
類、グリセリン、水等を使用できる。また上記外用剤に
は、必要に応じて通常添加されることの知られている各
種の添加剤、例えば安定化剤、香料、着色剤等を添加す
ることもできる。
効成分とする毛はえ薬を提供するものである。本発明の
毛はえ薬は、また上記のごとくして得られるオボマクロ
グロブリンを有効成分として含有する一般的な医薬製剤
の形態で実用できる。かかる医薬品は、通常のこの種の
医薬品と同様にして、その有効量を含有する各種の投与
製剤形態に調製され、これに応じた投与方法、投与経路
にて毛髪乃至頭皮に適用することができる。例えば、製
剤形態としては、得られる製剤の使用目的に応じた各種
の形態が適宜選択できる。その例としては、例えば液状
塗布剤、ローション剤、エアゾール剤、リニメント剤、
軟膏剤、パップ剤等の外用剤の他、注射剤等を例示でき
る。之等各種形態の調製には、通常使用されている各種
の希釈剤、賦形剤等が適宜使用できる。例えば外用剤と
しての軟膏剤の調製に当っては、通常の疎水性もしくは
親水性基剤、例えば脂肪、脂肪油、ラノリン、ワセリ
ン、パラフィン、ロウ、グリコール類、高級アルコール
類、グリセリン、水等を使用できる。また上記外用剤に
は、必要に応じて通常添加されることの知られている各
種の添加剤、例えば安定化剤、香料、着色剤等を添加す
ることもできる。
【0017】本発明薬剤中に含有されるべき有効成分、
即ちオボマクログロブリンの量は、特に制限されず広範
囲から適宜選択されるが、通常製剤中に約0.0001
〜30重量%の範囲で配合される。
即ちオボマクログロブリンの量は、特に制限されず広範
囲から適宜選択されるが、通常製剤中に約0.0001
〜30重量%の範囲で配合される。
【0018】また本発明毛はえ薬の適用量及び方法は、
該製剤の形態、製剤中の有効成分量、これを適用される
患者の年齢、性別その他の条件等に応じて決定すること
ができ、例えば外用剤形態の本発明毛はえ薬は、これを
患部全体に充分に行き亘る量で、1日に1〜複数回、該
患部に散布、塗布等により適用することができる。他の
製剤形態の場合も上記と同様である。
該製剤の形態、製剤中の有効成分量、これを適用される
患者の年齢、性別その他の条件等に応じて決定すること
ができ、例えば外用剤形態の本発明毛はえ薬は、これを
患部全体に充分に行き亘る量で、1日に1〜複数回、該
患部に散布、塗布等により適用することができる。他の
製剤形態の場合も上記と同様である。
【0019】かくして、得られる本発明化粧料は、前記
した通り、優れた皮膚乃至毛髪の保護効果や改善効果を
奏し得、従来のこの種の化粧料に代替え使用して、より
有利なものである。
した通り、優れた皮膚乃至毛髪の保護効果や改善効果を
奏し得、従来のこの種の化粧料に代替え使用して、より
有利なものである。
【0020】更に本発明者らの研究によれば、本発明に
おいて有効成分として利用されるオボマクログロブリン
は、後記試験例に示される通り、優れた発毛促進作用を
有しており、養毛剤、育毛剤等の所謂毛はえ薬としての
医薬品として有効である。この毛はえ薬の適用によれ
ば、発毛促進効果と共に、毛髪の保護、改善効果等を奏
し得、例えば毛髪の荒れを解消して、つや等を改善する
ことができる。
おいて有効成分として利用されるオボマクログロブリン
は、後記試験例に示される通り、優れた発毛促進作用を
有しており、養毛剤、育毛剤等の所謂毛はえ薬としての
医薬品として有効である。この毛はえ薬の適用によれ
ば、発毛促進効果と共に、毛髪の保護、改善効果等を奏
し得、例えば毛髪の荒れを解消して、つや等を改善する
ことができる。
【0021】
【実施例】以下、本発明を更に詳しく説明するため有効
成分とするオボマクログロブリンの調製例、その効果の
試験例及びこれを配合した本発明製剤の各種処方例を挙
げる。
成分とするオボマクログロブリンの調製例、その効果の
試験例及びこれを配合した本発明製剤の各種処方例を挙
げる。
【0022】実施例1 オボマクログロブリンの調製 卵白20kgを、これと等量の1%NaClを含む10 m
Mトリス−塩酸緩衝液(p H7.7)に懸濁させ、これ
にポリエチレングリコール(分子量=8500、東京化
成社製)を2.5%濃度となるように加え、連続遠心分
離(10000rpm )して、上清を採取した。得られた
上清に更に上記と同一のポリエチレングリコールを10
%濃度になるまでに加え、再び連続遠心分離(1000
0rpm )して沈澱部分を採取した。これを上記緩衝液に
溶解し、更に遠心分離(10000rpm 、10分間)し
て、上清を採取し、これをセフアロースCL−6B(フ
ァルマシア社製)のカラム(252×900mm)に付
し、同緩衝液で、流速3.6L/時間の速度で溶出させ
た。
Mトリス−塩酸緩衝液(p H7.7)に懸濁させ、これ
にポリエチレングリコール(分子量=8500、東京化
成社製)を2.5%濃度となるように加え、連続遠心分
離(10000rpm )して、上清を採取した。得られた
上清に更に上記と同一のポリエチレングリコールを10
%濃度になるまでに加え、再び連続遠心分離(1000
0rpm )して沈澱部分を採取した。これを上記緩衝液に
溶解し、更に遠心分離(10000rpm 、10分間)し
て、上清を採取し、これをセフアロースCL−6B(フ
ァルマシア社製)のカラム(252×900mm)に付
し、同緩衝液で、流速3.6L/時間の速度で溶出させ
た。
【0023】溶出区分につき、カゼインを基質とするト
リプシン阻害活性を、キタモトらの方法〔T.Kitamot
o ,M.Nakashima,and A.Ikai ,J.Biochem.,
92,1679−1682(1982)〕に従い測定し
て、トリプシン阻害活性画分を集めた。
リプシン阻害活性を、キタモトらの方法〔T.Kitamot
o ,M.Nakashima,and A.Ikai ,J.Biochem.,
92,1679−1682(1982)〕に従い測定し
て、トリプシン阻害活性画分を集めた。
【0024】次いで得られた活性画分を、分子ふるい膜
100000の膜を装着したペリコンカセット(ミリポ
ア社製)を用いて濃縮しつつ、5 mMトリス−塩酸緩衝
液(p H7.7)により緩衝液の交換を行なった。得ら
れた試料を、10 mM NaClを加えた10 mMトリ
ス−塩酸緩衝液(p H7.7)で平衡化したDEAEト
リスアクリルM(TrisacrylM、LKB社製)カラム
(サイズ50×800mm)に付した。同緩衝液でカラム
を充分に洗浄後、50 mM NaClを含む10mMト
リス−塩酸緩衝液(p H7.7)675ml及び150 m
M NaClを含む10 mMトリス−塩酸緩衝液(p H
7.7)675mlで各2.5時間、合計5時間をかけて
溶出させた。この条件でトリプシン阻害活性区分は、食
塩濃度70mM〜120 mMの間に溶出された。
100000の膜を装着したペリコンカセット(ミリポ
ア社製)を用いて濃縮しつつ、5 mMトリス−塩酸緩衝
液(p H7.7)により緩衝液の交換を行なった。得ら
れた試料を、10 mM NaClを加えた10 mMトリ
ス−塩酸緩衝液(p H7.7)で平衡化したDEAEト
リスアクリルM(TrisacrylM、LKB社製)カラム
(サイズ50×800mm)に付した。同緩衝液でカラム
を充分に洗浄後、50 mM NaClを含む10mMト
リス−塩酸緩衝液(p H7.7)675ml及び150 m
M NaClを含む10 mMトリス−塩酸緩衝液(p H
7.7)675mlで各2.5時間、合計5時間をかけて
溶出させた。この条件でトリプシン阻害活性区分は、食
塩濃度70mM〜120 mMの間に溶出された。
【0025】上記トリプシン阻害活性画分を集め、1 m
Mリン酸緩衝液(p H7.4)に対して透析した。充分
に透析した後、透析内液を凍結乾燥機(ラボコーン社
製)にて凍結乾燥した。上記により、単一なオボマクロ
グロブリン精製試料5.9〜7.1g を得た。
Mリン酸緩衝液(p H7.4)に対して透析した。充分
に透析した後、透析内液を凍結乾燥機(ラボコーン社
製)にて凍結乾燥した。上記により、単一なオボマクロ
グロブリン精製試料5.9〜7.1g を得た。
【0026】精製試料について、4Nメタンスルホン酸
で、110℃、24時間加水分解(減圧封管中)後、ア
ミノ酸アナライザー(835−50形、日立高速アミノ
酸分析計、日立製作所製)により分析した。その結果は
下記第1表の通りである。
で、110℃、24時間加水分解(減圧封管中)後、ア
ミノ酸アナライザー(835−50形、日立高速アミノ
酸分析計、日立製作所製)により分析した。その結果は
下記第1表の通りである。
【0027】 第 1 表 アミノ酸 含有量(モル%) Asp 10.3 Thr 6.4 Ser 8.0 Glu 11.6 Pro 4.3 Gly 5.1 Ala 5.8 Cys/2 1.8 Val 8.2 Met 2.0 Ile 6.5 Tyr 3.9 Phe 4.8 Lys 4.6 His 1.8 Arg 3.6 試験例1 脱毛クリームによる皮膚炎症後の毛根再生試験 この試験には、体重25〜30g のBALB/c 系雄性
マウス合計20匹を使用した。
マウス合計20匹を使用した。
【0028】供試マウスの背面の毛をバリカンできれい
に刈り取り、脱毛クリーム(マヴィヘアーリムーバー、
カネボウ社製)0.5g を、2.0×2.5cm大きさに
均等に塗布した。30分放置後、塗布したクリームを温
水で拭き取り、皮膚炎症モデルを作成した。
に刈り取り、脱毛クリーム(マヴィヘアーリムーバー、
カネボウ社製)0.5g を、2.0×2.5cm大きさに
均等に塗布した。30分放置後、塗布したクリームを温
水で拭き取り、皮膚炎症モデルを作成した。
【0029】上記モデルマウスを1群4匹の5群に分
け、その内の4群のマウスに、皮膚炎症作成当日、翌
日、3日目及び6日目の各日に合計4回、以下の軟膏剤
試料各0.3g を塗布して、実験群1〜4とした。
け、その内の4群のマウスに、皮膚炎症作成当日、翌
日、3日目及び6日目の各日に合計4回、以下の軟膏剤
試料各0.3g を塗布して、実験群1〜4とした。
【0030】実験群1:日本薬局方親水性軟膏(吉田製
薬社製)塗布 実験群2:上記軟膏にオボマクログロブリン0.01%
を添加した軟膏塗布 実験群3:上記軟膏にオボマクログロブリン0.005
%を添加した軟膏塗布 実験群4:上記軟膏にオボマクログロブリン0.001
%を添加した軟膏塗布 また、残りの1群は何らの処理も行なわない対照群とし
た。
薬社製)塗布 実験群2:上記軟膏にオボマクログロブリン0.01%
を添加した軟膏塗布 実験群3:上記軟膏にオボマクログロブリン0.005
%を添加した軟膏塗布 実験群4:上記軟膏にオボマクログロブリン0.001
%を添加した軟膏塗布 また、残りの1群は何らの処理も行なわない対照群とし
た。
【0031】上記各実験群の作成(軟膏塗布)後(対照
群も含む)、各群マウスの皮膚の状態を、毎日組織学的
に観察した。この組織学的観察は、ヘマトキシリン−エ
オジン染色(HE染色)後に、顕微鏡下で行なった。
群も含む)、各群マウスの皮膚の状態を、毎日組織学的
に観察した。この組織学的観察は、ヘマトキシリン−エ
オジン染色(HE染色)後に、顕微鏡下で行なった。
【0032】その結果、実験群3(オボマクログロブリ
ン0.005%添加軟膏塗布群)における脱毛クリーム
処置8日目の組織学的観察結果より、この8日目には、
上記4日目に比べて、組織像も明確になり、皮下組織部
に新しい毛包が成長しているのが確かめられた(参考写
真1参照)。この傾向は、実験群1(オボマクログロブ
リン無添加の親水性軟膏塗布群)においてもほぼ同様で
あった(参考写真2参照)。
ン0.005%添加軟膏塗布群)における脱毛クリーム
処置8日目の組織学的観察結果より、この8日目には、
上記4日目に比べて、組織像も明確になり、皮下組織部
に新しい毛包が成長しているのが確かめられた(参考写
真1参照)。この傾向は、実験群1(オボマクログロブ
リン無添加の親水性軟膏塗布群)においてもほぼ同様で
あった(参考写真2参照)。
【0033】また、正常マウスの表皮部分は凸凹と波打
った形状をとるのが本来の姿であるが、本発明の実験群
2〜4では、炎症面の修復が進み、この正常表皮特有の
凸凹の波打った形状をとりはじめていると共に、毛の発
育に関係する細胞群の増殖、発育が著明であり、それに
伴って、毛根の再生が早く認められた(例えば、参考写
真1参照)。
った形状をとるのが本来の姿であるが、本発明の実験群
2〜4では、炎症面の修復が進み、この正常表皮特有の
凸凹の波打った形状をとりはじめていると共に、毛の発
育に関係する細胞群の増殖、発育が著明であり、それに
伴って、毛根の再生が早く認められた(例えば、参考写
真1参照)。
【0034】試験例2 熱傷後の体毛修復試験 この試験には、体重25〜30g のBALB/c 系雄性
マウス1群4匹からなる5群を使用した。供試マウスの
背面の毛をバリカンできれいに刈り取り、脱毛クリーム
を塗布して5分間放置(炎症を起こさない程度)した
後、塗布したクリームを温水で拭き取った。
マウス1群4匹からなる5群を使用した。供試マウスの
背面の毛をバリカンできれいに刈り取り、脱毛クリーム
を塗布して5分間放置(炎症を起こさない程度)した
後、塗布したクリームを温水で拭き取った。
【0035】次いで1.5×2.5cm2 の範囲に亘っ
て、350〜400℃に設定した電気ゴテ(T−27、
パラフィン切断溶融コテ、高島商店製)を約5秒間あて
て熱傷を負わせた。
て、350〜400℃に設定した電気ゴテ(T−27、
パラフィン切断溶融コテ、高島商店製)を約5秒間あて
て熱傷を負わせた。
【0036】熱傷負荷翌日より3日間毎に、下記各供試
軟膏を、熱傷部に各々0.2g づつ塗布し、供試動物の
組織学的観察を行なった。
軟膏を、熱傷部に各々0.2g づつ塗布し、供試動物の
組織学的観察を行なった。
【0037】実験群1:日本薬局方親水性軟膏(吉田製
薬社製)塗布 実験群2:上記軟膏にオボマクログロブリン0.01%
を添加した軟膏塗布 実験群3:上記軟膏にオボマクログロブリン0.005
%を添加した軟膏塗布 実験群4:上記軟膏にオボマクログロブリン0.001
%を添加した軟膏塗布 また、残りの1群は何らの処理も行なわない対照群とし
た。
薬社製)塗布 実験群2:上記軟膏にオボマクログロブリン0.01%
を添加した軟膏塗布 実験群3:上記軟膏にオボマクログロブリン0.005
%を添加した軟膏塗布 実験群4:上記軟膏にオボマクログロブリン0.001
%を添加した軟膏塗布 また、残りの1群は何らの処理も行なわない対照群とし
た。
【0038】上記試験におけるHE染色による組織学的
観察を試験例1と同様にして行なった。その結果、熱傷
受傷4日後、対照群及び実験群1では、表皮、真皮部分
が、全て熱傷に特徴的なエオジン染色性物質に置き代っ
ており、毛包部分は形態として残存していた(熱傷受傷
4日後の対照群における顕微鏡写真である参考写真4参
照)。これに対し、本発明の毛はえ薬適用群(例えば実
験群3)では、真皮膚部分の皮下組織と接している部分
から組織修復が進み、真皮様組織を形成し始めており、
毛根形成が順調に進んでいることが確かめられた(熱傷
受傷4日後の実験群3、即ちオボマクログロブリン0.
005%を添加した軟膏塗布群における顕微鏡写真であ
る参考写真3参照)。
観察を試験例1と同様にして行なった。その結果、熱傷
受傷4日後、対照群及び実験群1では、表皮、真皮部分
が、全て熱傷に特徴的なエオジン染色性物質に置き代っ
ており、毛包部分は形態として残存していた(熱傷受傷
4日後の対照群における顕微鏡写真である参考写真4参
照)。これに対し、本発明の毛はえ薬適用群(例えば実
験群3)では、真皮膚部分の皮下組織と接している部分
から組織修復が進み、真皮様組織を形成し始めており、
毛根形成が順調に進んでいることが確かめられた(熱傷
受傷4日後の実験群3、即ちオボマクログロブリン0.
005%を添加した軟膏塗布群における顕微鏡写真であ
る参考写真3参照)。
【0039】上記結果より、本発明の毛はえ薬の適用に
よれば、組織学的に熱傷後の体毛の修復効果(組織形成
促進効果)が明らかに認められた。
よれば、組織学的に熱傷後の体毛の修復効果(組織形成
促進効果)が明らかに認められた。
【0040】試験例3 本発明化粧料の官能試験 肌荒れを感じる女性10名(25〜35才)を選び、後
記処方例1に示す本発明化粧料(スキンミルク)を、毎
日起床後と就寝前の2回、肌に塗布してもらい、2週間
後に、供試化粧料を塗布した肌につき下記3項目を評価
させた。
記処方例1に示す本発明化粧料(スキンミルク)を、毎
日起床後と就寝前の2回、肌に塗布してもらい、2週間
後に、供試化粧料を塗布した肌につき下記3項目を評価
させた。
【0041】また、対照試験として、上記本発明化粧料
試料に代えて、オボマクログロブリンを配合しない以外
は同様にして調製した対照化粧料試料を用いて、別の肌
荒れ感を感じる女性5名(同年齢)をパネラーとして、
同一官能試験を実施した。
試料に代えて、オボマクログロブリンを配合しない以外
は同様にして調製した対照化粧料試料を用いて、別の肌
荒れ感を感じる女性5名(同年齢)をパネラーとして、
同一官能試験を実施した。
【0042】上記官能試験結果を下記第2表に示す。表
中、数値(分子/分母)は、(各評価項目につき良い乃
至は有りと応えたパネラー数/全試験者数)を示す。
中、数値(分子/分母)は、(各評価項目につき良い乃
至は有りと応えたパネラー数/全試験者数)を示す。
【0043】 上記第2表より、本発明化粧料試料は、オボマクログロ
ブリンの配合により、官能試験において優秀であること
が実証された。
ブリンの配合により、官能試験において優秀であること
が実証された。
【0044】以下、本発明製剤の調製処方例を示す。各
例において部とあるは重量部を示す。
例において部とあるは重量部を示す。
【0045】処方例1:本発明化粧料処方 スキンミルクの調製 流動パラフィン(100〜110cp) 7部 セチルアルコール 0.5部 85%グリセリン 7部 オボマクログロブリン 0.01部 ジメチルアミノプロピルラノリン 酸アマイドジサルフエート 0.03部 防腐剤(メチルパラベン) 0.2部 香 料 適量 水を加えて全量を100部とする。
【0046】上記組成に基づき、先ずオボマクログロブ
リン、ジメチルアミノプロピルラノリン酸アマイドジサ
ルフエート及びグリセリンを混ぜ合せた後、撹拌下に7
5℃で水を加えて均一混合液を調製した。一方、流動パ
ラフィン、セチルアルコール及びメチルパラベンを撹拌
下、75℃加温下に混合して均一混合液を調製し、同温
度に保持しつつこれに上記で調製した均一混合液を徐々
に加えて撹拌混合し、室温まで放冷した。かくして調製
された液に最終的に香料を撹拌混合して本発明のスキン
ミルクを得た。
リン、ジメチルアミノプロピルラノリン酸アマイドジサ
ルフエート及びグリセリンを混ぜ合せた後、撹拌下に7
5℃で水を加えて均一混合液を調製した。一方、流動パ
ラフィン、セチルアルコール及びメチルパラベンを撹拌
下、75℃加温下に混合して均一混合液を調製し、同温
度に保持しつつこれに上記で調製した均一混合液を徐々
に加えて撹拌混合し、室温まで放冷した。かくして調製
された液に最終的に香料を撹拌混合して本発明のスキン
ミルクを得た。
【0047】処方例2:本発明化粧料処方 スキンクリームの調製 流動パラフィン(100〜110cp) 5部 イソプロピルミリステート 10部 ステアリン酸 3部 セタノール 2部 85%グリセリン 10部 ポリオキシエチレン(EO=4)ステアレート 1部 オボマクログロブリン 0.001部 ジメチルアミノプロピルラノリン 酸アマイドジサルフエート 0.04部 防腐剤(メチルパラベン) 0.2部 香 料 適量 水を加えて全量を100部とする。
【0048】上記組成に基づいて処方例1と同様にして
本発明スキンクリームを調製した。
本発明スキンクリームを調製した。
【0049】処方例3:本発明化粧料処方 スキンローションの調製 95%エチルアルコール 20部 85%グリセリン 5部 ポリオキシエチレン(EO=20) ソルビタンラウリン酸モノエステル 0.5部 オボマクログロブリン 0.005部 ジメチルアミノプロピルラノリン 酸アマイドジサルフエート 0.04部 防腐剤(メチルパラベン) 0.2部 香料及び色素 適量 水を加えて全量を100部とする。
【0050】上記組成に基づいて、まずオボマクログロ
ブリン、ジメチルアミノプロピルラノリン酸アマイドジ
サルフエート及びグリセリンをよく混ぜ合せた後、水を
加えて均一混合液を調製した。一方、エチルアルコール
に香料、色素及び防腐剤を溶かした後、ポリオキシエチ
レンソルビタンラウリン酸モエステルを添加して均一混
合液を調製し、これに上記で調製した均一混合液を強撹
拌下に添加し、濾過した。かくして本発明のスキンロー
ションを得た。
ブリン、ジメチルアミノプロピルラノリン酸アマイドジ
サルフエート及びグリセリンをよく混ぜ合せた後、水を
加えて均一混合液を調製した。一方、エチルアルコール
に香料、色素及び防腐剤を溶かした後、ポリオキシエチ
レンソルビタンラウリン酸モエステルを添加して均一混
合液を調製し、これに上記で調製した均一混合液を強撹
拌下に添加し、濾過した。かくして本発明のスキンロー
ションを得た。
【0051】処方例4:本発明化粧料処方 スキンローションの調製 処方例3において、オボマクログロブリンの添加量を
0.0001部に代えた以外は同様にして、本発明スキ
ンローションを得た。
0.0001部に代えた以外は同様にして、本発明スキ
ンローションを得た。
Claims (1)
- 【請求項1】 オボマクログロブリンを有効成分として
含有することを特徴とする化粧料又は毛はえ薬。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13867086 | 1986-06-13 | ||
JP61-138670 | 1986-06-13 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62136516A Division JPS63107912A (ja) | 1986-06-13 | 1987-05-29 | 創傷治療剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05306234A JPH05306234A (ja) | 1993-11-19 |
JPH0672086B2 true JPH0672086B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=15227374
Family Applications (3)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62136516A Granted JPS63107912A (ja) | 1986-06-13 | 1987-05-29 | 創傷治療剤 |
JP4163460A Expired - Lifetime JPH0672086B2 (ja) | 1986-06-13 | 1992-05-29 | 化粧料及び毛はえ薬 |
JP4311289A Expired - Lifetime JPH0669958B2 (ja) | 1986-06-13 | 1992-10-26 | 歯槽膿漏の予防及び治療剤 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62136516A Granted JPS63107912A (ja) | 1986-06-13 | 1987-05-29 | 創傷治療剤 |
Family Applications After (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4311289A Expired - Lifetime JPH0669958B2 (ja) | 1986-06-13 | 1992-10-26 | 歯槽膿漏の予防及び治療剤 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (3) | JPS63107912A (ja) |
KR (1) | KR940003055B1 (ja) |
WO (1) | WO1987007505A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2271507A (en) * | 1992-09-04 | 1994-04-20 | Summit Technology Ireland Bv | Compositions containing plasmin activity inhibitors |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58121220A (ja) * | 1982-01-13 | 1983-07-19 | Green Cross Corp:The | 寒冷不溶性グロブリンの製造法 |
JPS5976007A (ja) * | 1982-10-22 | 1984-04-28 | Shiseido Co Ltd | 化粧料 |
-
1987
- 1987-05-29 JP JP62136516A patent/JPS63107912A/ja active Granted
- 1987-06-09 WO PCT/JP1987/000364 patent/WO1987007505A1/ja active IP Right Grant
- 1987-07-01 KR KR1019870006977A patent/KR940003055B1/ko not_active IP Right Cessation
-
1992
- 1992-05-29 JP JP4163460A patent/JPH0672086B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1992-10-26 JP JP4311289A patent/JPH0669958B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO1987007505A1 (en) | 1987-12-17 |
JPH0529333B2 (ja) | 1993-04-30 |
KR880013570A (ko) | 1988-12-21 |
JPS63107912A (ja) | 1988-05-12 |
KR940003055B1 (ko) | 1994-04-13 |
JPH05306234A (ja) | 1993-11-19 |
JPH05246884A (ja) | 1993-09-24 |
JPH0669958B2 (ja) | 1994-09-07 |
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