JPS5976007A - 化粧料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、生体中から抽出される糖タンパクの一種であ
るフィブロネクチンを配合した化粧料に関するものであ
る。さらに詳しくは皮り寸に対して皮膚賦活、保湿効果
及び美白作用を有し、頭髪に対しては養毛効果及び栄養
作用を有するフィブロネクチンを配合してなる化粧料に
関する。

従来皮膚の代謝促進剤及び養毛剤としては、一般にホル
モン類が使用されてきた。すなわち卵胞ホルモンもしく
は副腎皮質ホルモン等が肌を若返らせ・しわを防ぐ目的
で、又頭髪の育毛を促がす目的で配合されてきた。

しかしながらホルモン類は多量に使用すると全身的な副
作用が発現したり表皮の肥厚化が、１１４つたりするな
どの問題点があった。

本発明者らは、こうした−１−記の事情にがんがの、安
全でしかも薬効性の高い物質の探索及び化柑品への配合
について鋭意研究を重ねた結果、１１一体抽出物である
フィブロネクチンが上記の火入１．１もｔｒ　＜、優れ
た効果を有することを見い出し、本発明を完成するに至
った。

すなわち本発明はフィブロネクチンを配合することを特
徴とする化粧料を提供するものである１、（以下全白） 以下、本発明の構成について詳述する。

本発明で用いられるフィブロネクチン（ｆｊ、ｂｒｏｎ
θｃｔｉｎ。

線祁伺細胞膜蛋白）は、生体中から抽出される糖タンパ
クの一種で、別名、寒冷不溶性グロブリン冊子あるいは
オブソニ、りα２　表面結合糖蛋白なれている。フィブ
ロネクチンは、血奨の他、線維才細胞などの間Ｙｉ細胞
や表皮などの基底膜に存在する・１１′１１奨中に存在
するものは分子量加万〜羽万のｒｌ′Ｌ−Ｎ体が二つつ
いた二量体の構造をなしており量体もしくはそれ以上の
多量体をなした構造をしフ゛′ ている。前者は通称、血奨フィＷロネクチン、後とは通
称細胞性フィブロネクチンと呼ばれている。

フィブロネクチンについて他に知られている物理化学的
性状としては、易動度がα２　グロブリンで］　％ あり、等重点は５０／Ｓ、、分子吸光係数Ａ　、　ＣＣ
ｍ２８０ｎがＬ２．９　＝　１３．０　、　Ｓ、２０．
　Ｗが１１−１４８　、粘合ｆｉｌが５％、などをあげ
ることができる。

なお・フィブロネクチンはいくつかのドメインから成り
立っており・それぞれがたとえば、トランスグルタミナ
ーゼ、ヘパリン、アクチン、フィブリン、細胞、コラー
ゲンなどと作用する特異’ｒ：Ｉ７造を有している。

上記の通りフィブロネクチンの人または動物の細胞また
は血奨中に介在する。抽出は常法にυｒ−１て行なえば
よい。たとえば０．２Ｍの尿素で培養細胞を処理すれば
５〜１０％のフィブロイ・クチン溶液が得られる。また
ゼラチン変性アフィニティクロマトで処理すれば血奨中
のフイブロイ・クチンが抽出される。

（以下余白） 本発明におけるフィブロネクチンの配合量は一般的に該
化粧料金計中の０．００００１〜０１重量％が適当であ
る。

本発明の化粧料は−１−記の必須成分に加えて必要に応
じて、本発明め効果を損わない範囲内で油分、界面活性
剤、顔料、香料、防腐剤、保湿剤、紫外線吸収剤、色素
、酸化防市剤、他の薬剤等を配合できる。

本発明で得られた化粧料は頭皮に塗布した場合、闇ねた
育毛・発毛作用を発揮し、また皮膚に塗布した場合は保
湿性を与え、美白及び皮膚賦活作用なお本発明はこれに
より限定されるものではない。

配合量は重量％である。

実施例１　化粧水　　　　　　　　　（重量％）フィブ
ロネクチン　　　　　　　　　　００１グリ七リン　　
　　　　　　　　　　３０１−３ブチレングリコール　
　　　　　４０エタノール　　　　　　　　　　　　　
　ａ０ポリオギシエチレンオレイル　　　　　ｏ５アル
コール メチルパラベン　　　　　　　　　　　ｏ１クエン酸　
　　　　　　　　　　　　　　０．Ｏ１ｌクエン酸ソー
ダ　　　　　　　　　　　　。〕香　　料　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　０．０５
積製氷　　　　　　　　　　　　　　　８４２３製造法
’　ｍ製水にクエン酸、クエン酸ソーグ、グリ士リン、
フィブロネクチン、］−３シーｆレングリコールヲ溶解
する。別にエタノールにポリオギシエチレンオレイルア
ルコール、＃ＦＩ、メチルパラベンを溶解し、これを前
述の精製水溶液に加えて可溶化しろ過して化粧水を得た
。

〔美白効果〕

フィブロネクチンの美白効果をみるために実施例１で得
た化粧水のメラニン生成抑制効果を調べた。

まず実施例］で製造した化粧水を試料として用い、また
フィブロネクチンを配合しないもの（精製水で置換）を
ブランクとして調製し、それぞねに■・−チτＪジン水
溶液及びマツクルへイン氏の緩衝液を有効成分とするり
ニメント剤を添加し、１０分間恒濡槽Ｇこ入れる。次に
チロシナーゼ水溶液を加えてかくはんし、分光光度計を
セットしたのち４７５ｍμにおける吸光度を経時的に測
定した。４７５ｍｌｔの吸光度が上昇することはＬ−チ
※ジンが酸化され、メラニンの０［１駆体であるドーパ
−クロムが生成していることを示す。すなわち、ドーパ
−クロムの生成（■が少ないことは、メラニンの生成抑
制効果があるということである。測定結果を図１に示す
。この結果よりフィブロネクチンはメラニン抑制効果を
有する事がわかる。

〔創傷治癒効果〕

生後６週齢のウィスター系う、トを５匹１群とし剃毛し
た後試験に供した。う、トは麻酔後背部を約２　Ｃｍ皮
膚を切開し、すみやかに切開部にフィブロネクチンＯ］
％生食溶液を塗布した。３週間後ラットを撲殺し、縫合
側を外した後断面１　ｅｍとなるよう皮膚切片を作成し
た。この試料を用いテンシロンＵＴＭ−４（東洋測器株
式会社製）で切断張力を測定した。張力が大きい程、切
断面が治癒していることを示す。

なお、コントロールは生理食塩水を塗布した。

結果を表１に示す。

（以下余白） 表１　創傷治癒効果 この結果によりフィブロネクチンには創傷治癒効果が認
められ皮＋ｉ３？賦活効果のあることがわかった０ 〔使用性及び安全性テスト〕 実施例１で製造した化粧水を用い、フィブロネクチンを
入れないものをブランクとして、それぞれに対する使用
感の官能テストを行なった。

結果を表２に示す。

表２　使用性及び安全性テスト結果 、１０ 注）動物皮フ刺激テストは、ＦＤＡ　Ｉ）ｒ＋目Ｒ１’
ｌのＪ。

法に従った。

この結果よりフィブロネクチンを化川水に配合すること
により、従来品よりも肌に対する保４＋ｉｉ性が向」ニ
すること、又独特の使用性向１−が期待できるという知
見が得られた。

また１力月間の長期使用後のパネラ−の肌の状態を詳細
に観察した結果、肌には何ら異常な１１“１状は認めら
れず、安全性の面でも充分保証されうるものであること
が判った。

〔養毛試験〕

０５７ＢＬマウス５匹を１群とし、マウスの腹部両側か
ら背部にかけて剃毛し、片側にフィブロネクチン０．１
％生食溶液を塗布し、もう一方はフィブロネクチンを含
まない生食溶液を塗布した。２週間後に刺毛部に生えて
きた毛の長さを測定し、表３に示した。数値の大きい程
養毛効果に優れている。

ｉｌ この実験の結果よりあきらかにフィブロネクチンには養
毛作用があることがわかった。

実施例２　クリーム （重量％） フィブロネクチン　　　　　　　　　　　０１Ｏ１１−
３ブチレンゲリコール　　　　　　　５セチルアルコー
ル　　　　　　　　　　４還元ラノリン　　　　　　　
　　　　　　　５スクワラン　　　　　　　　　　　　
３５ステアリン酸グリセライド　　　　　　２ポリオキ
ンエチレンソルビ タンモノラウリル酸エステル メチルパラベン　　　　　　　　　　　　ｏ１エチルパ
ラベン　　　　　　　　　　　　０．１５ミツロウ　　
　　　　　　　　　　　　５香　　料　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　適　　量精製水　　
　　　　　　　　　　　　残　全実施例３　ヘアトニッ
ク （重［４％） フィブロネクチン　　　　　　　　　０．０００１セン
ブリエキス　　　　　　　　　　ｏ５サリチル酸　　　
　　　　　　　　　ｏ３エチニルエストラジオール　　
　　　０．０００５４゜ エタノール　　　　　　　　　　　　（モー香料・色素
　　　　　　　　　　　　適　（ｉ精製水　　　　　　
　　　　　　　残　余フィブロネクチン　　　　　　　
　　　０．００　］。

グリチルレチン酸　　　　　　　　　　０ルゾルシン　
　　　　　　　　　　　　ｏ８ニコチン酸ベンジル　　
　　　　　　　ｏ５精製水　　　　　　　　　　　　　
　残　余３ 実施例２．３．４とも優れた養毛効果あるいは保湿効果
を有し、皮膚安全性的にも問題ないものであった。

ブゝ 軒別と、比較例であるフィブロネクチンを配合し成 ていない化粧料によるメラニン生※抑制効果（Ｌ−チロ
シンからメラニンの前駆体であるドーパ−クロムが生存
する量の多少で測定）の比較結果を示すＯ 特許出願人　株式会社　資　生　堂 、　　　　　図１ 騨 お り ９存　　Ｉｖｌ　　Ｃイ〒フ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　　フィブロネクチンを配合することを特徴とす
   る化粧料