JPH0671938U - 研磨面ダンパー - Google Patents

研磨面ダンパー

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Publication number
JPH0671938U
JPH0671938U JP1909793U JP1909793U JPH0671938U JP H0671938 U JPH0671938 U JP H0671938U JP 1909793 U JP1909793 U JP 1909793U JP 1909793 U JP1909793 U JP 1909793U JP H0671938 U JPH0671938 U JP H0671938U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
elastic rubber
mass
rubber material
inertial mass
vibration
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP1909793U
Other languages
English (en)
Inventor
信治 相良
幸善 藤井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukoku Co Ltd
Original Assignee
Fukoku Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0671938U publication Critical patent/JPH0671938U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗装面を研磨装置で研磨する場合に、研磨装
置の低い周波数振動と高い周波数振動をともに吸収し
て、塗装面の振動を防止するようにした研磨面ダンパー
を提供する。 【構成】 塗装面へ吸着させる吸着部材1の背面に第1
弾性ゴム材5を介して中心慣性マス6を接着し、中心慣
性マス6の外周に、第1弾性ゴム材5より低いばね定数
の第2弾性ゴム材7を接着して、その外周に外周慣性マ
ス8を接着した。また前記の慣性マスの外面にゴムなど
の被覆層9を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車などの塗装面を、例えば電気又はエアーによる研磨機で研磨 する際に、研磨装置の駆動による振動で塗装面が共振したり強制振動されるのを 防止するために研磨面に吸着できるようにした研磨用ダンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】
塗装面を研磨装置で研磨する場合、研磨装置の振動で塗装面が振動すると研磨 が不均一になるので、それを防止するために塗装面にダンパーを吸着させて振動 を減衰させることが行なわれている。このように使用される塗装面ダンパーは、 磁石や吸盤などで研磨面へ吸着できるように構成した吸着部材と、その吸着部材 の背面に取付けた慣性マスとで構成されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の塗装面ダンパーは、吸着部材と慣性マスのみで構成されているので、研 磨装置で研磨する際に生じる振動を十分に減衰することができなかった。 すなわち、塗装面ダンパーを塗装面に吸着しても固有振動数がずれるだけであ る。そのため研磨装置の駆動時にその駆動状態によって振動周波数が変動すると 、塗装面側の固有振動数と研磨装置の固有振動数とが一致し、チャタリングが生 じ、研磨面の仕上り状態が低下するという問題があった。 そこで、本考案は研磨装置側の周波数の低い場合でも、高い場合でも、塗装面 側に振動が生じにくくなるようにした塗装面ダンパーを提供することを目的とす る。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記目的を達成した塗装面ダンパーであり、塗装面等の研磨面への 吸着部材の背面に、第1弾性ゴム材を介して中心慣性マスを接着し、その中心慣 性マスの外周に前記第1弾性ゴム材よりばね定数の低い第2弾性ゴム材を接着す るとともに、その第2弾性ゴム材の外周に外周慣性マスを接着し、前記慣性マス の外面をゴムや樹脂の層で被覆した。 また外周慣性マスに付属慣性マスを取付けて、緩衝可能な固有振動数幅を大き くとれるように構成することもできる。
【0005】
【作用】
上記の塗装面ダンパーでは、中心慣性マスに第2弾性ゴム材を介して外周慣性 マスが接着され、中心慣性マスが第2弾性ゴム材よりばね定数の高い第1弾性ゴ ム材を介して吸着部材に接着されている。このため、研磨装置の振動周波数が低 い場合は、第2弾性ゴム材により振動が吸収され、また高い振動周波数の場合に は第1弾性ゴム材により振動が吸収される。従って、2つのばね定数を持ってい るため、高い振動から低い振動まで研磨装置と研磨面の共振を防止することがで きる。なお塗装面などの振動時の振幅は、周波数の変化によりなだらかに変化す るため、2つのばね定数の弾性ゴム材を持っていることにより、周波数の広い範 囲で振動を吸収することができる。
【0006】
【実施例】
以下、図に示す実施例により本考案をさらに詳細に説明する。なお、本考案は この実施例に限定されるものではない。 塗装面ダンパーは、自動車ボデーなどの塗装面に吸着させる吸着部材1に、防 振部材2を取付けた構成である。 吸着部材1は、円盤状の磁石3の外周がゴムや樹脂などの被覆層4で被覆され 、吸着部材1が塗装面に吸着された場合に塗装面に傷がつかないようにされてい る。吸着部材1の吸着側に対する背面側は、被覆層が除かれて防振用の第1弾性 ゴム材5が接着される。なお吸着部材1を吸盤に形成すれば、磁石を使用しなく ても研磨面への吸着が可能である。
【0007】 防振部材2は、前記第1弾性ゴム材5に接着した中心慣性マス6と、中心慣性 マス6の外周に接着したリング状の第2弾性ゴム材7と、さらにその外周に接着 したリング状の外周慣性マス8とで構成される。第2弾性ゴム材7は、前記第1 弾性ゴム材5のばね定数より低くなるように形成され、2つの弾性ゴム材により 高い周波数振動と低い周波数振動を吸収できるようになっている。また防振部材 2は、その外周全体が吸着部材1と同様に被覆層9で被覆され、防振部材2が塗 装面などに当たって傷つけるのを防止できるようになっている。なお防振部材2 の全外面を被覆することなく、中心慣性マス6と外周慣性マス8の外面のみを被 覆層9で被覆するようにしてもよい。
【0008】 また防振部材2は、図2に示すように構成することができる。すなわち外周慣 性マス8の上面に円形の凹部10を形成し、その凹部10の周面にネジ溝11を 形成し、リング状に形成した付属慣性マス12の下部の突出ネジ部13をネジ溝 11にねじ込んで取付けられるようになっている。なお付属慣性マス12は上面 に外周慣性マス8と同様に凹部14と、ネジ溝15とを有し、次々に付属慣性マ ス12を付け加えられるようになっている。なお外周慣性マス8は、それに取付 ける付属慣性マス12との接触面を除いた外面が被覆層9aで被覆され、付属慣 性マス12は、それを外周慣性マス8に付け加えた状態で外面となる部分が被覆 層9bで被覆されている。
【0009】
【考案の効果】
本考案の塗装面ダンパーによれば、吸着部材に第1弾性ゴム材を介して中心慣 性マスを接着するとともに、その外周に第1弾性ゴム材よりばね定数の低い第2 弾性ゴム材を介して外周慣性マスを接着しているので、研磨装置から生じる振動 周波数の高いものと低いものを吸収でき、全体として研磨面の振動を小さく抑え ることができる。さらに慣性マスに次々に付属の慣性マスを付け加えられるので 、塗装面の固有振動数に応じて付属慣性マスをつけ加えることにより、共振を防 止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の塗装面ダンパーの断面図である。
【図2】異なる実施例の塗装面ダンパーの断面図であ
る。
【符号の説明】
1 吸着部材 2 防振部材 5 第1弾性ゴム材 6 中心慣性マス 7 第2弾性ゴム材 8 外周慣性マス 12 付属慣性マス

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗装面等の研磨面へ吸着できるように構
    成した吸着部材の背面に、第1弾性ゴム材を介して中心
    慣性マスを接着し、その中心慣性マスの外周に第1弾性
    ゴム材よりばね定数の低い第2弾性ゴム材を接着すると
    ともに、その第2弾性ゴム材の外周に外周慣性マスを接
    着し、前記慣性マスの外面をゴムや樹脂の層で被覆した
    ことを特徴とする研磨面ダンパー。
  2. 【請求項2】 外周慣性マスの上部に係合溝を形成し
    て、係合凸部を有する付属慣性マスを外周慣性マスに取
    付けられるように構成した請求項1に記載の研磨面ダン
    パー。
JP1909793U 1993-03-24 1993-03-24 研磨面ダンパー Withdrawn JPH0671938U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000334621A (ja) * 1999-04-15 2000-12-05 Syst 3 R Internatl Ab 工作機械の加工域にワークを正確に位置決めするホルダ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000334621A (ja) * 1999-04-15 2000-12-05 Syst 3 R Internatl Ab 工作機械の加工域にワークを正確に位置決めするホルダ
JP4542224B2 (ja) * 1999-04-15 2010-09-08 システム・3アル・インテルナショナール・アクチボラグ 工作機械の加工域にワークを正確に位置決めするホルダ

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Legal Events

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19970703