JPH0670383U - 手掛け部材 - Google Patents

手掛け部材

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JPH0670383U
JPH0670383U JP1557893U JP1557893U JPH0670383U JP H0670383 U JPH0670383 U JP H0670383U JP 1557893 U JP1557893 U JP 1557893U JP 1557893 U JP1557893 U JP 1557893U JP H0670383 U JPH0670383 U JP H0670383U
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武 菅野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造コストを下げて安価に提供することがで
きる構造にした手掛け部材を提供する。 【構成】 後面2eと下面2fとの間、及び下面2fと
蓋4との間に弾性屈曲部としてのヒンジ部5,6を拡開
した状態にしてそれぞれ設け、各ヒンジ部5,6の拡開
で下面2fと蓋4をシート状にして本体部2と一体に樹
脂材で成形し、下面2f及び蓋4を各ヒンジ部5,6で
それぞれ折り曲げて所定の面に配設するとともに、蓋4
の回動支点を本体部2の左右両側面2b,2cに位置決
めして成る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えばテレビ等の重く大きな物を移動させるときに指を掛けて持ち 上げるのに使用する手掛け部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図9は、据置形テレビを背面側より見た外観斜視図である。このテレビ50で は、室内での場所を移動させるときに、指を掛けて持ち上げるのに使用する手掛 け部材51が左右両側に設けられている。
【0003】 また、手掛け部材の種類も従来より数多くのものが使用されている。そのうち の一つに、上下面と左右両側面と前後面を有して内部が空洞で前面が開口された 本体部を備えるとともに、この前面開口を閉じる蓋を上記本体部の内側から外側 に押されて閉じられる状態に付勢手段により付勢して設け、上記蓋を外側から内 側に押し開けて上記本体部内に指を差し込んで掛ける構造にした手掛け部材があ る。この手掛け部材では、本体部と蓋とが別体に構成されており、後から蓋を本 体部にビス止め等で固定して取り付ける構造になっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、本体部の前面開口を閉じる蓋を有した手掛け部材では、本体 部と蓋とが別体に構成されていて、後から蓋を本体部にビス止め等で固定して取 り付ける構造になっている。したがって、樹脂成形する場合に、本体部を成形す るための金型と蓋を成形するための金型の2つの金型を必要とする。また、後か ら蓋を本体部にビス止めする作業があるので組立作業工数がかかる。 さらに、必要によっては、本体部の前面開口を閉じる蓋を、前記本体部の内側 から外側に押して閉じられる状態に付勢しておく付勢手段を本体部及び蓋とは別 に設けなければならないようなことも少なくない。このため、製造コストが高く なる等の問題点があった。
【0005】 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は製造コストを 下げて安価に提供することができる構造にした手掛け部材を提供することにある 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、上下面と左右両側面と前後面を有して内部 が空洞で前面が開口された本体部を備えるとともに、この前面開口を閉じる蓋を 前記本体部の内側から外側に押されて閉じられる状態に付勢して設け、前記蓋を 外側から内側に押し開けて前記本体部内に指を差し込んで掛ける手掛け部材にお いて、前記後面と前記下面との間及び前記下面と前記蓋との間に弾性屈曲部を拡 開状態にして各々設け、前記各弾性屈曲部の拡開で前記下面と前記蓋をシート状 にして前記本体部と一体に樹脂材で成形し、前記下面及び前記蓋を前記各弾性屈 曲部でそれぞれ折り曲げて所定の面に配設するとともに、前記蓋の回動支点を前 記本体部の前記左右両側面に位置決めして設けたものである。
【0007】
【作用】
この構成によれば、蓋を本体部と一体に形成するので、成形型は1つで済み、 また従来構造で必要としていた蓋と本体部との結合作業が不要になる。 さらに、前記後面と前記下面との間及び前記下面と前記蓋との間に弾性屈曲部 をそれぞれ設けて、各弾性屈曲部で折り曲げて前記下面と前記蓋を各々所定の面 に配設するようにしているので、折り曲げによって生じる応力が各弾性屈曲部に 分散され、各弾性屈曲部を無理なく折り曲げて各部を所定の位置に配設すること ができる。また、弾性屈曲部の撓み力を、蓋を本体部の内側から外側に付勢して いる付勢力として使用することができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明する。 図1乃至図8は本考案に係る手掛け部材の一実施例を示すものである。また、 図1乃至図4は組立を終えた状態で示しているもので、図5乃至図8は組立前の 展開状態で示したものである。
【0009】 図1乃至図8において、この手掛け部材1は樹脂製で、大きくは、上面2aと 、左右両側面2b,2cと、前面2dと、後面2eと、下面2fとを有して内部 が空洞の箱状に形成されている本体部2と、この本体部2の前面2dに形成され ている開口3を開閉自在に閉じるための蓋4が一体に成形されている。
【0010】 また、上面2aと、左右両側面2b,2c、前面2d、後面2eは、この成形 段階で所定の面に配されて作られる。これに対して、下面2fと蓋4は、後面2 eと下面2fとの間、及び下面2fと蓋4との間に弾性屈曲部としてのヒンジ部 5,6を拡開状態にしてそれぞれ設けて、これらヒンジ部5,6,下面2f,蓋 4がシート状に展開された状態にして形成されている。 なお、ヒンジ部5は中央に1つだけ設けられるとともに、ヒンジ部6は左右に 離れて一対設けられている。また、各ヒンジ部5,6は他の部分よりも薄肉状に 形成されており、上下方向には比較的自由に撓んで弾性変形可能な状態になって いる。加えて、一対のヒンジ部6と下面2fと蓋4とで囲まれる内側には比較的 大きな窓状の穴9が形成された状態になっている。
【0011】 さらに詳述すると、上面2aには、前面2dと隣接する位置に、左右に離れて 係合穴7,8が形成されている。
【0012】 左右両側面2b,2cには、前面2d及び下面2fとが交差する部分に近いコ ーナー部分に対応して、長孔10が前後方向に長く延ばした状態にして形成され ている。
【0013】 蓋4には、ヒンジ部6が形成されている側において、その左右両側に枢軸11 が左右方向に突出した状態で一体に形成されている。なお、枢軸11は左右両側 面2b,2cの長孔10内に緩く係合可能にして、断面が略半円状に形成されて いる。 また、蓋4の枢軸11が形成されている側と反対側には、上面2aの係合穴7 ,8にそれぞれ対応して係止爪12が突出した状態にして形成されている。なお 、係合穴7,8は係止爪12に比べて大きく形成されており、この係止爪12が 係合穴7,8内で動き得る状態になっている。
【0014】 そして、図5及び図8に示すように、下面2f,蓋4がヒンジ部5,6と共に シート状に形成された状態にある手掛け部材1を組み立てる場合は、先ず蓋4を 図6中に矢印Bで示すように、本体部2の下側に回し、この蓋4を下面開放部分 より左右両側面2b,2c間に差し込んで行く。また、このとき、蓋4を前後方 向によじった状態にして枢軸11を長孔10内に係合させるとともに、係止爪1 2を係合穴7,8に差し込んで係合させる。すると、係合穴7,8の前側内面7 a,8aに係止爪12が当接して規制されるまで、蓋4がヒンジ部5,6の撓み 力で内側から外側に向かって押され、この蓋4で前面開口3を閉じた状態になる とともに、下面2fが所定の位置に配されて手掛け部材1が形成される。図1, 図3及び図4は、このようにして組み立てられた状態を示している。
【0015】 また、このようにして組み立てられた手掛け部材1は、図2に示すように、前 面2dを例えばテレビ等の外面53と一致させて取り付けられる。さらに、取り 付けられた状態では、前面開口3は蓋4で閉じられていて、前面2dは略面一状 になっている。そして、手掛け部材1を使用する場合は、前面2dの外側より蓋 4を指で押す。すると、図2に示すように、この蓋4が枢軸11を支点にして内 側へ回転して倒れ、本体部2内に指を差し込んで上面2aの内側に指を掛けるこ とができ、この状態で物品と共に持ち上げることができる。
【0016】 一方、移動作業が終ったら差し込んでいる指を本体部2より引き出す。すると 、係合穴7,8の前側内面7a,8aに係止爪12が当接して規制されるまで、 蓋4がヒンジ部5,6の撓み力で内側から外側に向かって押され、前面開口3を 閉じた状態に復帰する。
【0017】 したがって、この実施例の手掛け部材1によれば、蓋4を本体部2と一体に形 成するので成形型は1つで済み、また従来構造で必要としていた蓋4と本体部2 との結合作業が不要になり、製造コストを下げることができる。 さらに、後面2eと下面2fとの間及び下面2fと蓋4との間に薄肉にして形 成したヒンジ部5,6をそれぞれ設けて、各ヒンジ部5,6で折り曲げて下面2 fと蓋4を各々所定の面に配設するようにしているので、折り曲げによって生じ る応力が各ヒンジ部5,6に分散され、各ヒンジ部を無理なく折り曲げて蓋4及 び下面2fを所定の位置に配設することができ、耐久性が向上する。
【0018】 なお、上記実施例では、蓋4の回動支点となる枢軸11を蓋4側に設け、長孔 10を左右側面2b,2cに設けた構造を開示したが、逆に枢軸11を左右側面 2b,2c側に設け、長孔10を蓋4側に設けた構造にしても差し支えないもの である。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したとおり、本考案に係る手掛け部材によれば、蓋を本体部と一体に 形成するので成形型は1つで済み、また従来構造で必要としていた蓋と本体部と の結合作業が不要になり、製造コストを下げて安価に提供することができる。 さらに、前記後面と前記下面との間及び前記下面と前記蓋との間に弾性屈曲部 をそれぞれ設けて、各弾性屈曲部で折り曲げて前記下面と前記蓋をそれぞれ所定 の面に配設するようにしているので、折り曲げによって生じる応力が各弾性屈曲 部に分散され、各弾性屈曲部を無理なく折り曲げて各部を所定の位置に配設する ことができ、耐久性が向上する。 また、弾性屈曲部の撓み力を、蓋を本体部の内側から外側に付勢している付勢 力として使用することができるので、付勢手段を別途設ける必要もなくなる等の 効果が期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る手掛け部材を示す断面
図である。
【図2】本考案の一実施例に係る手掛け部材を使用状態
で示す断面図である。
【図3】本考案の一実施例に係る手掛け部材を示す側面
図である。
【図4】本考案の一実施例に係る手掛け部材を示す正面
図である。
【図5】本考案の一実施例に係る手掛け部材を展開状態
で示す正面図である。
【図6】本考案の一実施例に係る手掛け部材を展開状態
で示す側面図である。
【図7】本考案の一実施例に係る手掛け部材を展開状態
で示す底面図である。
【図8】図5のA−A線に沿う断面図である。
【図9】手掛け部材を設けた従来のテレビの一例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 手掛け部材 2 本体部 2a 上面 2b 側面 2c 側面 2d 前面 2e 後面 2f 下面 3 前面開口 4 蓋 5 ヒンジ部(弾性屈曲部) 6 ヒンジ部(弾性屈曲部) 10 長孔 11 枢軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下面と左右両側面と前後面を有して内
    部が空洞で前面が開口された本体部を備えるとともに、
    この前面開口を閉じる蓋を前記本体部の内側から外側に
    押されて閉じられる状態に付勢して設け、前記蓋を外側
    から内側に押し開けて前記本体部内に指を差し込んで掛
    ける手掛け部材において、 前記後面と前記下面との間及び前記下面と前記蓋との間
    に弾性屈曲部を拡開状態にして各々設け、前記各弾性屈
    曲部の拡開で前記下面と前記蓋をシート状にして前記本
    体部と一体に樹脂材で成形し、 前記下面及び前記蓋を前記各弾性屈曲部でそれぞれ折り
    曲げて所定の面に配設するとともに、前記蓋の回動支点
    を前記本体部の前記左右両側面に位置決めして設けたこ
    とを特徴とする手掛け部材。
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